JP2003081374A

JP2003081374A - 記録媒体の収納兼レンタル展示用カバーケース

Info

Publication number: JP2003081374A
Application number: JP2001313260A
Authority: JP
Inventors: Masashi Takinami; 正志滝波
Original assignee: Just Corp Co Ltd
Current assignee: Just Corp Co Ltd
Priority date: 2001-09-05
Filing date: 2001-09-05
Publication date: 2003-03-19

Abstract

(57)【要約】【課題】ショップが記録媒体を内部に入れた状態にて購
入する販売ケースが、販売ケースの一部の部材を組替え
ることにより、レンタル時のカバーケースとなり、記録
媒体を従来からの収納ケースに入れ、収納ケースをカバ
ーケースに挿入したとき、カバーケースから収納ケース
の突出量が従来と同一であり、カバーケースと収納ケー
スのガタツキを押えたレンタルまたは販売用記録媒体の
カバーケースを提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係るレンタルまたは販売用記録媒
体のカバーケースは、カバーケースの内部に収納する記
録媒体の厚み方向のガタ付きを無くす為の高さ出し、ま
たは記録媒体を内部に収納する際スムーズに記録媒体を
入れるためのガイドとなるリブ２２またはリブ２３を少
なくとも１箇所以上接続させた蓋板２０と、内部に収納
する記録媒体の高方向のがたを防止するためのリブ２５
を接続させた内部側壁２１からなる部材を配した構造と
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、レンタルまたは販
売用記録媒体の収納ケースに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】音楽や映像を記録した記録媒体は、不透
明な販売ケースに収納された状態で販売されている。ま
たレンタルショップでは販売ケースから記録媒体を取り
出し、収納ケースに収納しこれを別のカバーケースに収
め、陳列棚に並べている。この状態における特許及び実
用新案として、特公平７−４１９４１、登録第３０５２
８３３号がある。

【０００３】しかし、上記のようにレンタルショップに
おいて、販売ケースから記録媒体を取り出し、別の収納
ケース及びカバーケースを使用する場合、該販売ケース
が不用となりごみとして残り、廃棄処分等に問題があ
る。

【０００４】この為、販売ケースをレンタル時のカバー
ケースとして方法が知られている実開平７−２８０７
９、特開平７−３３１８８、特開平７−３３１８８、特
開平１０−１７５６９３、特開平１０−１７５６９３、
特開平１１−４３１８８、特開２０００−８５８７５、
特開２００１−１３０６７３、特開２００１−１３０６
７４、特開２００１−１３０６８２。

【０００５】ショップに納品される販売ケースには、ビ
デオテープが裸で入っている。また、レンタルショップ
においては、多種多様の収納ケースが使用されている実
態がある。現在使用されている収納ケースは、厚み、長
さ等が異なり、カバーケースからの突出高さもショップ
により異なる。

【０００６】この為、販売ケースをレンタル時のカバー
ケースに使用することを提案する場合、裸のビデオテー
プ、現状使用されている各種の収納ケースに対応する事
が望まれる。対応とは、収納ケースがカバーケースの中
に入るだけではなく、カバーケースからの突出高さが従
来と同一の高さであり、さらに収納ケースとカバーケー
スのガタツキが無い状態を指す。

【０００７】さらに、お客様がレンタルショップ店内に
おいて、収納ケースがカバーケースに収められた状態か
ら、該カバーケースをさかさまにしたとき、収納ケース
がそのまま簡単に抜け落ちると、収納ケース及び記録媒
体が傷つく恐れがある。この為、収納ケースを抜くと
き、簡単には収納ケースが抜け落ちない若干の抵抗がほ
しい。

【０００８】しかし前記公知方法の場合、現状ある各種
の収納ケースに対応し、現状と同一の突出高さを確保
し、収納ケースとカバーケースのガタツキを無くする事
はできない。

【０００９】仮に現状使用されているの収納ケースを廃
棄し、新しい収納ケースに変える場合は、現状と同一の
突出高さを確保し、収納ケースとカバーケースのガタツ
キを無くする事はできる。しかし、この場合、レンタル
ショップに新しい収納ケースの購入を迫ることになり金
銭的に困難がある。

【００１０】またカバーケースは、陳列棚に並び、不特
定多数の一般ユーザーが触る状態にある。この時、カバ
ーケースにねじり方向の外力が加えられたとき、容易に
カバーケースが開かない事が望ましい。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】このように従来のレン
タルまたは販売用記録媒体の収納ケースまたはカバーケ
ースには上記のごとき問題がある。本発明が解決しよう
とする課題はこれら問題点であり、ショップが記録媒体
を内部に入れた状態にて購入する販売ケースが、販売ケ
ースの一部の部材を組替えることにより、レンタル時の
カバーケースとなり、記録媒体を従来からの収納ケース
に入れ、収納ケースをカバーケースに挿入したとき、カ
バーケースから収納ケースの突出高さが従来と同一であ
り、カバーケースと収納ケースのガタツキを押えたレン
タルまたは販売用記録媒体のカバーケースを提供するこ
とを目的とする。

【００１２】また、カバーケースにねじり方向の外力が
加えられたとき、容易にカバーケースが開かないカバー
ケースの提供。

【００１３】

【課題を解決する為の手段】本発明に係るレンタルまた
は販売用記録媒体のカバーケースは、カバーケースの内
部に収納する記録媒体の厚み方向のガタ付きを無くす為
の高さ出し、または記録媒体を内部に収納する際スムー
ズに記録媒体を入れるためのガイドとなるリブ２２また
はリブ２３を少なくとも１箇所以上接続させた蓋板２０
と、内部に収納する記録媒体の高方向のがたを防止する
ためのリブ２５を接続させた内部側壁２１からなる部材
を配した構造とする。以下、本発明に係る実施例を図面
に基づいて詳細に説明する。

【００１４】また、最広面３にはずれ防止はめ込みリブ
７を配し、最広面３を閉じたとき、リブ７と勘合する反
対面に、リブ７が横ずれしないように、横ずれ防止リブ
８を配する。

【００１５】

【実施例】図１は本発明による箱型形状のレンタルまた
は販売用記録媒体のカバーケースの構造を示した斜視図
である。同図の３は最広面であり、最広面３にはずれ防
止はめ込みリブ７が配されている。最広面３を閉じたと
き、リブ７は横ずれ防止リブ８の隙間に勘合され、カバ
ーケースがねじり方向の外力を受けたときも、リブ７
は、リブ８から外れない為、最広面３はねじり方向の外
力を受けたときも容易に開いてしまう事は無くなる。

【００１６】さらに、蓋板２０にはリブ２２及び２３が
ヒンジ式にて接続されており、図１においてリブ２２及
び２３は、カバーケースの内側方向に曲げられて組み立
てられている。この状態においてビデオテープを入れた
ときリブ２２及び２３はビデオテープの厚み方向の高さ
に対し、高さ出しリブとなる。ビデオテープを収納ケー
スに入れずに使用する場合、ビデオケースは、販売ケー
スとなる。仮に販売ケースの内寸が２９ｍｍであると
き、ビデオテープの厚みは２５ｍｍであり、リブ２２及
び２３の高さを４ｍｍとしたとき、ビデオテープと販売
ケースの隙間は０ｍｍとする事ができる。

【００１７】図２は、販売ケースにビデオテープ３１を
収納した状態を示す斜視図である。

【００１８】図３は、蓋板２０と、内部側壁２１にて構
成される部材をカバーケースの内部に移動組み付けた状
態を示す斜視図である。この場合、リブ２２、２３及び
リブ２５はカバーケースの内側方向に曲げられて組み立
てられている。

【００１９】そして、最広面３を閉じ、蓋板２０を外し
た空間からビデオテープを収めた収納ケース３２をカバ
ーケースの中に挿入する。この時、収納ケース小３２は
リブ２２及び２３にて幅方向の規制を受ける。図４は、
図３の箱型形状のレンタルまたは販売用記録媒体のカバ
ーケースの中に収納ケース小３２を収納した状態を示し
た斜視図である。また図５は、図３の箱型形状のレンタ
ルまたは販売用記録媒体のカバーケースの中に収納ケー
ス小３２を収納した状態におけるリブ１０とリブ２５と
収納ケース３２の状態を示した断面図である。

【００２０】図６は収納ケース小３２とリブ２３の位置
関係を示す断面図である。リブ２３には、突起２４が付
いており、収納ケース小３２を、押し込んだ時、最後の
ところで幅方向に対しさらに規制を加える事ができる。

【００２１】さらに、リブ２５は厚み方向の規制を加え
る事ができる。仮にカバーケースの内寸が２９ｍｍであ
るとき、収納ケース小３２の厚みが２７ｍｍであり、リ
ブ２５の厚みを２ｍｍとしたとき、カバーケースと収納
ケース小３２の隙間は０ｍｍとする事ができる。

【００２２】図７は、蓋板２０と、内部側壁２１にて構
成される部材をカバーケース内部の図３とは異なる位置
に移動組み付けた状態を示す斜視図である。この場合、
リブ２２、２３及びリブ２５はカバーケースの外側方向
に曲げられて組み立てられている。

【００２３】そして、最広面３を閉じ、蓋板２０を外し
た最狭面の空間からビデオテープを収めた収納ケース大
３３をカバーケースの中に挿入する。図８は、図７の箱
型形状のレンタルまたは販売用記録媒体のカバーケース
の中に収納ケース大３３を収納した状態を示した斜視図
である。この時、収納ケース３３はリブ９にて幅方向の
規制を受ける。図９は収納ケース大３３とリブ２３及び
リブ９の位置関係を示す断面図であり、図１０は収納ケ
ース大３３とリブ２５の位置関係を示す断面図である。

【００２４】さらに、リブ１０は厚み方向の規制を加え
る事ができる。仮にカバーケースの内寸が２９ｍｍであ
るとき、収納ケース大３３の厚みが２８．５ｍｍであ
り、リブ１０の厚みを０．５ｍｍとしたとき、カバーケ
ースと収納ケース大３３の隙間は０ｍｍとする事ができ
る。

【００２５】最広面１、最広面３は成形状態により内そ
り、外そりの場合があり、この時、厚み方向の隙間がバ
ラツク事もある。この為、高さ出しのリブ２２，２３，
２５，１０の高さを０．２または０．３程度高くし、食
い込み寸法とする場合もある。

【００２６】厚みまたは幅方向においてガタ防止及び、
収納ケースを抜き去るとき若干の抵抗間を与える為、隙
間を０ｍｍとする。または若干の食い込み寸法にする場
合もある。

【００２７】

【発明の効果】本発明のレンタルまたは販売用記録媒体
のカバーケースは、販売ケースとしてビデオテープが裸
で収納された状態、またはビデオテープが収納された収
納ケースの厚み長さの異なるものを収納した時、従来と
同様の突出高さを確保し、内部のガタ付きを防止でき
る。また収納ケースを抜き去るとき若干の抵抗を与える
事により、お客様の不注意による落下を防止する記録媒
体の収納兼レンタル展示カバーケースを提供することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による箱型形状のレンタルまたは販売用
記録媒体のカバーケースの構造を示した斜視図である。

【図２】図１の箱型形状のレンタルまたは販売用記録媒
体のカバーケースの中にビデオテープを収納した状態を
示した斜視図である。

【図３】図１の箱型形状のレンタルまたは販売用記録媒
体のカバーケースにおいて、蓋板２０と内部側壁２１に
て構成される部材を内部に移動させた時、リブ２２、２
３、２５を内側方向に出した状態を示した斜視図であ
る。

【図４】図３の箱型形状のレンタルまたは販売用記録媒
体のカバーケースの中に収納ケース小３２を収納した状
態を示した斜視図である。

【図５】図３の箱型形状のレンタルまたは販売用記録媒
体のカバーケースの中に収納ケース小３２を収納した状
態におけるリブ１０とリブ２５と収納ケース３２の状態
を示した断面図である。

【図６】図４の箱型形状のレンタルまたは販売用記録媒
体のカバーケースの中に収納ケース小３２を収納した状
態におけるリブ２３と収納ケース小３２の状態を示した
断面図である。

【図７】図１の箱型形状のレンタルまたは販売用記録媒
体のカバーケースにおいて、蓋板２０と内部側壁２１に
て構成される部材を内部に移動させた時、リブ２２、２
３、２５を外側方向に曲げた状態を示した斜視図であ
る。

【図８】図７の箱型形状のレンタルまたは販売用記録媒
体のカバーケースの中に収納ケース大３３を収納した状
態を示した斜視図である。

【図９】図８の箱型形状のレンタルまたは販売用記録媒
体のカバーケースの中に収納ケース大３３を収納した状
態におけるリブ２３と収納ケース３３の状態を示した断
面図である。

【図１０】図８の箱型形状のレンタルまたは販売用記録
媒体のカバーケースの中に収納ケース大３３を収納した
状態におけるリブ２５と収納ケース３３の状態を示した
断面図である。

【符号の説明】

１最広面２接続面３最広面４立ち上がり面５最狭面６リブ７リブ８リブ９ガイドリブ１０高さ出しリブ２０蓋板２１内部側壁２２リブ２３リブ２４突起２５リブ２６リブ３１ビデオテープ３２収納ケース小３３収納ケース大

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】箱型形状ケースの最広面３を開け、記録
媒体を収納するケースにおいて、最広面３にずれ防止は
め込みリブ７と、最広面３と合わせる壁４の一部にリブ
７のずれを防止する横ずれ防止リブ８を持つことを特徴
とする記録媒体の収納兼レンタル展示用カバーケース。
【請求項２】箱型形状ケースの最狭面の少なくとも１
箇所を別部材にて蓋とするケースにおいて、蓋板２０
と、内部側壁２１と、にて構成される部材を使用するこ
とを特徴とする記録媒体の収納兼レンタル展示用カバー
ケース。
【請求項３】箱型形状ケースの最狭面の少なくとも１
箇所を別部材にて蓋とするケースにおいて、蓋板２０の
内側に、カバーケースの内部に収納する記録媒体の高さ
出しまたは記録媒体を内部に収納する際スムーズに記録
媒体を入れるためのガイドとなるリブ２２またはリブ２
３を少なくとも１箇所以上持つことを特徴とする記録媒
体の収納兼レンタル展示用カバーケース。
【請求項４】蓋板２０に一体成形のヒンジ部に接続す
るように成形されたリブ２２またはリブ２３が、ヒンジ
部により蓋板２０の裏面または表面のどちらにも配置可
能とした事を特徴とする請求項２の記録媒体の収納兼レ
ンタル展示用カバーケース。
【請求項５】内部側壁２１に、内部に収納する記録媒
体の厚み方向のがたを防止するためのリブ２５を持つこ
とを特徴とする請求項２の記録媒体の収納兼レンタル展
示用カバーケース。
【請求項６】内部側壁２１に一体成形のヒンジ部に接
続するように成形されたリブ２５が、ヒンジ部により内
部側壁２１の裏面または表面のどちらにも配置可能とし
た事を特徴とする請求項２の記録媒体の収納兼レンタル
展示用カバーケース。
【請求項７】箱型形状ケースの最狭面を取り去った後
の空間から該箱型形状ケースの内部に記録媒体を収納し
たレンタルケースを収納する際、蓋板２０に接続配置さ
れたリブ２２に沿うようにして、挿入することを特徴と
する請求項２の記録媒体の収納兼レンタル展示用カバー
ケース。
【請求項８】箱型形状ケースの最狭面を取り去った後
の空間から箱型形状ケースの内部に記録媒体を収納した
レンタルケースを収納する際、蓋板２０に接続配置され
た突起２４にて、内部に挿入したレンタルケースまたは
販売用記録媒体を蓋板２０からはなれる方向に押し、箱
型形状ケースとレンタルケースまたは販売用記録媒体の
がたつきを防止することを特徴とする請求項２の記録媒
体の収納兼レンタル展示用カバーケース。
【請求項９】箱型形状ケースの最狭面を取り去った後
の空間から箱型形状ケースの内部にレンタルケースを収
納する際、内部側壁２１に接続配置されたリブ２５に
て、内部に挿入したレンタルケースまたは販売用記録媒
体を最広面１からはなれる方向に誘導し、箱型形状ケー
スとレンタルケースまたは販売用記録媒体のがたつきを
防止することを特徴とする請求項２の記録媒体の収納兼
レンタル展示用カバーケース。
【請求項１０】カバーケースからのレンタルケースの
突出高さを調整する為に、内部内壁２１を配置勘合する
場所を二箇所以上持つことを特徴とする記録媒体の収納
兼レンタル展示用カバーケース。