JP2003081311A - ディスペンサー容器 - Google Patents

ディスペンサー容器

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JP2003081311A
JP2003081311A JP2001269771A JP2001269771A JP2003081311A JP 2003081311 A JP2003081311 A JP 2003081311A JP 2001269771 A JP2001269771 A JP 2001269771A JP 2001269771 A JP2001269771 A JP 2001269771A JP 2003081311 A JP2003081311 A JP 2003081311A
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spout
cap
pump
cover
dispenser container
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Eiji Otake
永時 大竹
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト低減を図ることができ、また生産性を
高めることができ、さらに作動不良を防止することがで
きるディスペンサー容器を提供する。 【解決手段】 ディスペンサー容器10は、容器本体1
1の頂部開口12にキャップ15を備え、このキャップ
15に取付けたポンプ20の下端吸込口20aを容器本
体11内の底部付近まで延設し、このポンプ20の上端
吐出口20bと連通するノズル31をスパウト30に取
付け、このスパウト30に摺動自在となるキャップ15
を取付け、このキャップ15とスパウト30に摺動自在
となるスパウトカバー40を取付けている。スパウトカ
バー40は、高密度ポリエチレン樹脂で成型された部材
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスペンサー容器
に係り、特に粉末や皮膜剤を含んだ中味を容器本体内に
充填するディスペンサー容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスペンサー容器は、図4に示
すように容器本体61の頂部開口62にキャップ63を
備え、このキャップ63に取付けたポンプ65の下端吸
込口65aを容器本体61内の底部付近まで延設し、こ
のポンプ65の上端吐出口65bと連通するノズル68
をスパウト69に取付け、このスパウト69を前記キャ
ップ63に摺動自在に取付け、このキャップ63とスパ
ウト69にスパウトカバー70を摺動自在に取付けてい
る。
【0003】ディスペンサー容器60によれば、スパウ
トカバー70を所定量押下げるとスパウト69のノズル
68が開口し、このスパウトカバー70でスパウト69
をさらに押下げることにより、ポンプ65内の中味が吐
出口65bを経由してスパウト69のノズル68から吐
出されるようになっている。
【0004】従来、このディスペンサー容器60のキャ
ップ63、スパウト69及びスパウトカバー70を傷が
つきにくいものとするために、それぞれの部材63、6
9、70は比較的硬い材質であるポリプロピレン(P
P)樹脂で形成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、PP樹脂は硬
い材質であると同時に、成型時の変形が大きいため、従
来のスパウトカバー70やスパウト69を円滑に作動さ
せるためには、スパウトカバー70の摺動部位70a、
70bに潤滑剤(シリコン)80を適量塗布する必要が
あった。スパウトカバー70の摺動部位70a、70b
に潤滑剤80を塗布するためには、図5に示すように綿
棒85の先端脱脂綿85aに潤滑剤80を染み込ませ、
この脱脂綿85aで摺動部位70a、70bに潤滑剤8
0を塗布する必要があったため、それがディスペンサー
容器の製造コスト上げる要因となっていた。
【0006】さらに、スパウトカバー70の摺動部70
a、70bに潤滑剤80をばらつきのないように均一に
塗布する必要があるので、潤滑剤80の塗布にも手間が
かかり、そのことが生産性アップを妨げる要因になって
いた。
【0007】また、ディスペンサー容器60に充填する
中味67に粉末や皮膜剤が含有されている場合には、デ
ィスペンサー容器60の使用時に、その中味67がディ
スペンサー容器60のスパウト69やスパウトカバー7
0等に付着し易くなり、付着した場合には、付着した中
味67内の粉末や皮膜剤が乾燥固化したスパウト69、
スパウトカバー70の作動不良(作動が途中で止まるこ
と)を引き起こす虞れがあった。
【0008】この発明は、コスト低減を図ることがで
き、また生産性を高めることができ、さらに作動不良を
防止できるディスペンサー容器を提供して、上述の全て
の問題点を解消しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、容器本体の頂部開口にキャップを備え、
このキャップに取付けたポンプの下端吸込口を容器本体
内の底部付近まで延設し、このポンプの上端吐出口と連
通するノズルをスパウトに取付け、このスパウトに摺動
自在となるキャップを取付け、このキャップとスパウト
に摺動自在となるスパウトカバーを取付け、このスパウ
トカバーを所定量押下げてスパウトのノズルを開口し、
さらにスパウトカバーでスパウトを押下げることにより
ポンプの下端吸込口から中味を吸込み、この吸込んだ中
味をポンプの上端吐出口を経由してスパウトのノズルか
ら取り出すようにしたディスペンサー容器であって、前
記スパウトカバーを高密度ポリエチレン樹脂で成型した
ことを特徴とする。
【0010】上記した本発明に係るディスペンサー容器
は、スパウトカバーを高密度ポリエチレン樹脂で成型し
たので、スパウトカバーにおけるキャップと摺動する部
位、スパウトと摺動する部位の表面を比較的柔らかいも
のにでき、また高密度ポリエチレン樹脂は成型時の変形
を少なく抑えることができるので寸法精度を高めること
ができる。従来のディスペンサー容器と比較して、それ
ぞれの摺動部位にシリコンなどの潤滑剤を塗布しなくて
も円滑な作動が期待できる特徴がある。
【0011】さらに、ディスペンサー容器に充填する中
味に粉末や皮膜剤が含有されている場合には、ディスペ
ンサー容器の使用中に、その中味がディスペンサー容器
のスパウト、スパウトカバー等に付着して、中味内の粉
末や皮膜剤が乾燥固化することがあるが、この場合でも
スパウトカバーに作動不良(作動が途中で止まること)
を引き起こすことを防止できる。
【0012】請求項2は、前記キャップ及びスパウトを
ポリプロピレン樹脂で成型したことを特徴とする。
【0013】ポリプロピレン樹脂は高密度ポリエチレン
樹脂と比較して硬いので、キャップ及びスパウト部材の
表面を傷つけることを防止できる。
【0014】請求項3は、前記ポンプのシリンダを高密
度ポリエチレン樹脂で成型し、ポンプのピストンをポリ
プロピレン樹脂で成型したことを特徴とする。
【0015】高密度ポリエチレン樹脂は比較的柔らかい
素材であるため、ピストンと摺動するシリンダ部位の表
面を柔らかくすることができ、これによりピストンの摺
動性を高めることができ、ポンプが作動不良になること
を確実に防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下添付図に基づいて本発明に係
るディスペンサー容器の一実施の形態を詳説する。図1
は本発明に係るディスペンサー容器を示す断面図、図2
〜図3は本発明に係るディスペンサー容器の作用を説明
する断面図である。
【0017】図1に示すディスペンサー容器10は、容
器本体11の頂部開口12にキャップ15を備え、この
キャップ15に取付けたポンプ20の下端吸込口20a
を容器本体11内の底部付近まで延設し、このポンプ2
0の上端吐出口20bと連通するノズル31をスパウト
30に取付け、このスパウト30に摺動自在となるキャ
ップ15を取付け、このキャップ15とスパウト30に
摺動自在となるスパウトカバー40を取付けている。
【0018】キャップ15は、ポリプロピレン(PP)
製の部材であって、その頂部にスパウトカバー40を支
える外側ガイド壁16が備えられ、この外側ガイド壁1
6の内側にスパウト30を支える内側ガイド壁17が備
えられ、この内側ガイド部17の内側にはポンプ20の
ピストン22が摺動自在に支えられ、そのピストン22
の下方にポンプ20のシリンダ21が取付けられてい
る。
【0019】スパウト30は、ポリプロピレン(PP)
製の部材であって、キャップ15の内側ガイド壁17に
摺動自在に取り付けられるとともにピストン22の上端
18が取付けられ、ポンプ20の上端吐出口20bに連
通する鉛直流路32a及び水平流路32bが形成され、
さらに水平流路32bと連通するノズル31が備えら
れ、このノズル31を開閉する逆止弁33も備えられ
る。
【0020】この逆止弁33は、ノズル31を閉じる位
置にスプール34を保持するためのスプリング35が備
えられ、ノズル31を開く位置にスプール34を移動す
るための従動カム面36が備えられている。
【0021】キャップ15及びスパウト30をポリプロ
ピレン樹脂(PP)で成型したが、PPは高密度ポリエ
チレン樹脂(HDPE)と比較して硬い素材であるから
部材の表面に傷がつくことを防止できる。このため、デ
ィスペンサ−容器10の外観が損なわれることを防止し
ている。さらに、PPは入手が容易なので、この樹脂を
使用することで生産性を向上させることが可能となる。
【0022】前記スパウトカバー40は、天井壁41を
備えた高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)製の円筒体
であって、キャップ15を構成する外側ガイド壁16の
内周16aに沿って、スパウトカバー40の外周42が
摺動自在に形成され、スパウト30の外周30aに沿っ
て、スパウトカバー40の内周43が摺動自在に形成さ
れている。また、スパウトカバー40には、天井壁41
にカム部44が備えられ、このカム部44の駆動カム面
45がスプール34の従動カム面36に当接している。
【0023】本発明では、スパウトカバー40をHDP
Eで成型したが、HDPEは比較的柔らかい素材である
ので潤滑性が良好となり、スパウト30の外周30aに
沿って摺動するスパウトカバー40の内周43や、スプ
ール34の従動カム面36に当接するカム部44の駆動
カム面45等に、潤滑剤を塗布する必要がなくなる。
【0024】ポンプ20は、キャップ15に取付けた高
密度ポリエチレン樹脂(HDPE)製のシリンダ21
と、このシリンダ21に摺動自在に配置されたポリプロ
ピレン樹脂(PP)製のピストン22とからなり、シリ
ンダ21にはシリンダ21の下側流路21aを開閉する
下側ボール23が設けられ、ピストン22には上側流路
22aを開閉する上側ボール24が設けられ、ピストン
22を上方に向けて付勢するスプリング25が備えられ
ている。
【0025】本発明では、ポンプ20のシリンダ21を
HDPEで成型したので、ピストン22が摺動する部位
の表面を比較的柔らかくすることができ、そのためピス
トン22の摺動性を高められ、ポンプ20の作動不良の
発生を確実に防止して、使い勝手をさらに高めることが
できる。
【0026】なお従来より、粉末成分として二酸化珪素
を0.11%以上、二酸化チタンを7.001%以上、
含水珪酸マグネシウムを0.01%以上、あるいはフッ
素金雲母を0.01%以上含んでいる中味28や、又は
樹脂被膜成分としてトリメチルシロキシ珪酸を1.0%
以上含んでいる中味28等が、ディスペンサーの口元で
乾燥固化したり変色、外部付着して作動不良を起こすこ
とが知られている。
【0027】つぎに、ディスペンサー容器10の作用を
図1〜図3に基づいて説明する。先ず、ディスペンサー
容器10を使用しない状態を図1に示すが、この図1に
示すように、ポンプ20のピストン22はスプリング2
5のばね力で上方に付勢され、ピストン22の外周段部
22bがキャップ15の内周段部15aに当接してい
る。この状態において、シリンダ21の横孔21bはシ
ール部材26で塞がれている。
【0028】また、ピストン22の上側流路22aは上
側ボール24で閉じられるとともに、シリンダ21の下
側流路21aは下側ボール23で閉じられ、ポンプ20
内の貯溜空間27には中味28が充填されている。さら
に、逆止弁33のスプール34はスプリング35で付勢
され、スプール34の先端34aはノズル31に当接し
てノズル31を閉じている。続いて、スパウトカバー4
0の駆動カム面45がスプール34の従動カム面36で
押圧されて、スパウトカバー40が持ち上げられた状態
に保たれている。
【0029】つぎに、ディスペンサー容器10を使用す
る状態を図2に示すが、この図2に示すように、スパウ
トカバー40を押し下げることによりスパウトカバー4
0の駆動カム面45で逆止弁33のスプール34の従動
カム面36を押圧し、スプール34がスプリング35の
ばね力に抗してノズル31から離れる方向に移動してノ
ズル31が開けられる。
【0030】スパウトカバー40を継続して押し下げる
と、スパウト30が下降を開始するが、スパウト30が
下降することで、ポンプ20のピストン22が押し下げ
られて貯溜空間27の内圧が高まり、上側ボール24が
上昇してピストン22の上側流路22aを開口すること
になる。
【0031】よって、貯溜空間27内の中味28は上側
流路22aから上端吐出口20bを経由して、鉛直流路
32a及び水平流路32bに流出し、流出した中味28
は、ノズル31から吐出されることになる。このとき、
シリンダ21の下側流路21aは、下側ボール23で閉
じられているので、容器本体11内の中味28が貯溜空
間27に流入することはなく、また貯留空間27内の中
味28が容器本体11に逆流することもない。
【0032】ついで図3に示すように、スパウトカバー
40の押下力を解除すると、スプリング25のばね力で
ピストン22が上方に移動し、このピストン22の上昇
に伴い貯溜空間27の内圧が負圧になり、ノズル31と
上側ボール24との間の流路32a、32bに残留した
中味28を、その自重で効率よく貯溜空間27に戻すこ
とができる。また、貯溜空間27の内圧が負圧になるこ
とで、上側ボール24が自重で自然下降してピストン2
2の上側流路22aを閉じる。
【0033】ピストン22がある程度上昇して上側ボー
ル24で上側流路22aを閉じた後は、ピストン22が
継続して上昇することで、貯溜空間27の内圧がさらに
低下する。これにより、下側ボール23が上昇してシリ
ンダ21の下側流路21aが開き、容器本体11内の中
味28が貯溜空間27に流入することとなる。
【0034】なお、容器本体11内の中味28が下側流
路21aから貯溜空間27に流入することで、容器本体
11内の内圧が低下するが、その場合にはシリンダ21
の横孔21bが開いているため、この横孔21bから外
気が矢印Aで示されるように導入されて、容器本体11
内は元の圧力状態に戻される。
【0035】続いて、ピストン22が最上位まで上昇す
ることで、図1に示すようにノズル31がスプール34
の先端34aで閉じられ、ノズル31の近傍に中味28
が僅かに残留していたとしても、その中味28は外部に
垂れることはない。このため、残留した中味28の固化
や変質が防止でき、さらに誤ってディスペンサ容器10
を倒しても中味28がノズル31から外部に漏出するこ
とも防止される。
【0036】実施例 PP製のスパウトカバーを2個、HDPE製のスパウト
カバーを1個準備し、1個のPP製スパウトカバーには
潤滑剤(シリコン剤)を塗布せず、他方の1個のPP製
スパウトカバーにはシリコン剤を塗布し、HDPE製ス
パウトカバー40にはシリコン剤を塗布しないままとし
た。これらのスパウトカバーに中味を0.6g付着さ
せ、ディスペンサーの作動を故意に途中で止める操作を
毎日300回実施し、RT放置した。その結果を表1に
示す。なお、中味としては、乾燥により作動不良を起こ
す要因となる「粉末又は皮膜剤」を含んだものを使用し
た。
【0037】
【表1】
【0038】表1に示すように、のシリコン剤を塗布し
ないPP製スパウトカバー(試料No.1)は、1日目
で作動不良になった。これに対し、シリコン剤を塗布し
たPP製スパウトカバー(試料No.2)は、6日目で
作動にやや引っかかりが発生した。さらに、HDPE製
スパウトカバー40(試料No.3)は、作動不良や引
っかかりが発生しなかった。この結果、HDPE製スパ
ウトカバー40を使用すれば、潤滑剤を塗布しなくても
潤滑剤を塗布したPP製スパウトカバーと比較して、作
動不良性や引っかかり性に対して十分に効果があること
が判明した。
【0039】なお、前記実施の形態では、粉末成分とし
て二酸化珪素を0.11%以上、二酸化チタンを7.0
01%以上、含水珪酸マグネシウムを0.01%以上、
あるいはフッ素金雲母を0.01%以上含んでいる中味
28、又は樹脂被膜成分としてトリメチルシロキシ珪酸
を1.0%以上含んでいる中味28を対象としたが、こ
れに限らないでその他の中味に適用することも可能であ
る。また、ディスペンサー容器は実施の形態に説明した
ものに限られることなく、その他のタイプのディスペン
サー容器に適用することも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1によるディ
スペンサー容器によれば、スパウトカバーを高密度ポリ
エチレン樹脂で成型したので、スパウトカバーにおける
キャップと摺動する部位、スパウトと摺動する部位の各
表面を比較的柔らかくでき、また高密度ポリエチレン樹
脂は成型時の変形を少なく抑えることができるので寸法
精度を高めることができる。このため、従来のディスペ
ンサー容器と比較して、それぞれの摺動部位にシリコン
などの潤滑剤を塗布しなくても円滑な作動が期待できる
という効果がある。また、それぞれの摺動部に潤滑剤を
塗布する手間を省くことができるので生産性を高めるこ
とができる。
【0041】さらに、ディスペンサー容器に充填する中
味に粉末や皮膜剤が含有されている場合には、ディスペ
ンサー容器の使用時に、その中味がディスペンサー容器
のスパウトやスパウトカバー等に付着して乾燥固化する
ことがあるが、この場合でもスパウトカバーに作動不良
(作動が途中で止まること)を防止でき、使い勝手を向
上させる効果がある。
【0042】請求項2の発明は、キャップ及びスパウト
をポリプロピレン樹脂で成型したため、キャップ及びス
パウト部材の表面に傷がつかなくなり、ディスペンサ−
容器の外観が損なわれることを防止できる効果がある。
さらに、ポリプロピレン樹脂は入手が容易なので、この
樹脂を使用することで生産性を向上させることができ
る。
【0043】請求項3の発明は、ポンプのシリンダを高
密度ポリエチレン樹脂で成型したので、ピストンが摺動
する部位の表面を比較的柔らかくすることができる。こ
のため、ピストンの摺動性を高めることができ、ポンプ
が作動不良になることを確実に防止することができ、使
い勝手をさらに高める効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスペンサー容器を示す断面図
である。
【図2】本発明に係るディスペンサー容器の作用を説明
する断面図である。
【図3】本発明に係るディスペンサー容器の作用を説明
する断面図である。
【図4】従来のディスペンサー容器を示す断面図であ
る。
【図5】従来のディスペンサー容器のスパウトカバーに
潤滑剤を塗布する例を説明した図である。
【符号の説明】
10…ディスペンサー容器 11…容器本体 12…頂部開口 15…キャップ 15a…キャップの内周段部 16…キャップの外側ガイド壁 16a…外側ガイド壁の内周 17…キャップの内側ガイド壁 18…ピストンの上端 20…ポンプ 20a…ポンプの下端吸込口 20b…ポンプの上端吐出口 21…ポンプのシリンダ 21a…シリンダの下側流路 21b…シリンダの横孔 22…ポンプのピストン 22a…ピストンの上側流路 22b…ピストンの外周段部 23…下側ボール 24…上側ボール 25…スプリング 26…シール部材 27…貯留空間 28…中味 30…スパウト 30a…スパウトの外周 31…ノズル 32a…鉛直流路 32b…水平流路 33…逆止弁 34…スプール 34a…スプールの先端 35…スプリング 36…従動カム面 40…スパウトカバー 41…スパウトカバーの天井壁 42…スパウトカバーの外周 43…スパウトカバーの内周 44…スパウトカバーのカム部 45…駆動カム面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の頂部開口にキャップを備え、
    このキャップに取付けたポンプの下端吸込口を容器本体
    内の底部付近まで延設し、このポンプの上端吐出口と連
    通するノズルをスパウトに取付け、このスパウトに摺動
    自在となるキャップを取付け、このキャップとスパウト
    に摺動自在となるスパウトカバーを取付け、このスパウ
    トカバーを所定量押下げてスパウトのノズルを開口し、
    さらにスパウトカバーでスパウトを押下げることにより
    ポンプの下端吸込口から中味を吸込み、この吸込んだ中
    味をポンプの上端吐出口を経由してスパウトのノズルか
    ら取り出すようにしたディスペンサー容器であって、前
    記スパウトカバーを高密度ポリエチレン樹脂で成型した
    ことを特徴とするディスペンサー容器。
  2. 【請求項2】 前記キャップ及びスパウトをポリプロピ
    レン樹脂で成型したことを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスペンサー容器。
  3. 【請求項3】 前記ポンプのシリンダを高密度ポリエチ
    レン樹脂で成型し、ポンプのピストンをポリプロピレン
    樹脂で成型したことを特徴とする請求項1記載のディス
    ペンサー容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200462480Y1 (ko) 2010-04-30 2012-09-21 펌텍코리아 (주) 화장품 용기의 디스펜서 헤드
WO2022153637A1 (ja) * 2021-01-12 2022-07-21 竹本容器株式会社 液体収納容器用縦型ポンプユニット

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