JP2003081029A - 集塵車 - Google Patents

集塵車

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JP2003081029A
JP2003081029A JP2001273397A JP2001273397A JP2003081029A JP 2003081029 A JP2003081029 A JP 2003081029A JP 2001273397 A JP2001273397 A JP 2001273397A JP 2001273397 A JP2001273397 A JP 2001273397A JP 2003081029 A JP2003081029 A JP 2003081029A
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Nobutoshi Yorimitsu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搭載している溜水型集塵器の溜水を有効に利
用して集塵効率を高め、吸引ブロアの塵埃によるロック
を低減し、吸引ブロアのケーシング及びローターの摩耗
を低減して吸引ブロアの効率が低下するのを防止する。 【解決手段】 吸引ブロア1、レシーバータンク2及び
溜水を利用して集塵をおこなう溜水型集塵器3を集塵風
路6にて接続して車に搭載する。吸引ブロア1よりの吸
引エアーにて集塵をおこなう集塵車である。溜水型集塵
器3の溜水をレシーバータンク2より延出されている吸
引ホース5の先端部から吸引ブロア1までの集塵風路6
の適宜の箇所に供給して集塵風路6中の塵埃を液滴で捕
捉する浮遊塵埃捕捉手段7を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集塵車に関し、詳
しくは、搭載している溜水型集塵器の溜水を有効に利用
して集塵効率を高め、吸引ブロアの塵埃によるロックを
低減し、吸引ブロアのケーシング及びローターの摩耗を
低減して吸引ブロアの効率が低下するのを長期にわたっ
て防止し、高い効率を維持し、結果として、集塵車の商
品価値を高めようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、集塵車においては、図13に示す
ように、レシーバータンク2、例えばサイクロン方式に
て集塵をおこなう2次キャッチャー15、溜水に微粒子
を付着させて集塵をおこなう3次キャッチャー16、吸
引ブロア1、及び、吸引ブロア1からのエアーを水に触
れさせることでエアーを清浄化しかつ消音を図って大気
に排気する4次キャッチャー17等を搭載している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
集塵車においては、吸引した塵埃の一部がレシーバータ
ンク2を通過し、2次キャッチャー15、3次キャッチ
ャー16をへて吸引ブロア1に導入されるのであり、吸
引ブロア1のローターとケーシングとの間に侵入した塵
埃によって両者がロックされて運転不能になることがあ
るのであり、このような場合には、修理、オーバーフロ
ーをおこなわなければならなくなる。又、塵埃が侵入す
ることからローター及びケーシング面が摩耗して吸引ブ
ロアの性能が使用に伴って低下するという問題がある。
【0004】因みに、集塵対象物を湿潤粉粒体とする場
合の集塵率データの一例は、 2次キャッチャーにおいて 80〜95(%) 3次キャッチャーにおいて 2.5〜10(%) 4次キャッチャーにおいて 2.5〜10(%) 計 100(%) であり、3次キャッチャー15と4次キャッチャー17
との間に配設している吸引ブロア1に約2.5〜10
(%)の塵埃が通過していることが判る。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、搭載している溜水型集塵器の溜水を有効に
利用して塵埃の捕捉効率を高め、吸引ブロアのロックを
低減し、吸引ブロアのケーシング及びローターの摩耗を
低減して吸引ブロアの効率が低下するのを防止して長期
にわたって高効率を維持することができる集塵車を提供
することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明にお
いては、吸引ブロア1、レシーバータンク2及び溜水を
利用して集塵をおこなう溜水型集塵器3を集塵風路6に
て接続して車に搭載し、吸引ブロア1よりの吸引エアー
にて集塵をおこなう集塵車であって、溜水型集塵器3の
溜水をレシーバータンク2より延出されている吸引ホー
ス5の先端部から吸引ブロア1までの集塵風路6の適宜
の箇所に供給して集塵風路6中の塵埃を液滴で捕捉する
浮遊塵埃捕捉手段7を備えていることを特徴とするもの
である。
【0007】このような構成によれば、溜水型集塵器3
における溜水を吸引ブロア1までの集塵風路6に供給し
て液滴によって浮遊塵埃を捕捉することができ、搭載し
ている溜水型集塵器3の溜水を有効に利用して塵埃の捕
捉効率を高めることができ、吸引ブロア1に導入される
エアーには塵埃が殆ど存在することがなく、塵埃の噛み
込みによる吸引ブロア1のロックを防止することがで
き、かつ、吸引ブロア1のケーシング及びローターの摩
耗を低減することができ、吸引ブロア1の高い効率を長
期にわたって維持することができ、吸引ブロア1の保守
の頻度を抑えて吸引ブロア1の寿命を延ばし、集塵車A
の商品価値を高めることができる。
【0008】しかも、搭載されている溜水型集塵器3の
溜水を適宜の集塵風路6に供給するものであることか
ら、集塵風路6に液滴を供給する浮遊塵埃捕捉手段7の
構成を簡素化でき、集塵車Aにおいて有利となる。とこ
ろで、浮遊塵埃捕捉手段7を集塵風路6の複数箇所にわ
たって設定する場合には、集塵効率を、一層、高めるこ
とができるものであり、吸引ブロア1に導入されるエア
ー中の微細塵埃も含めて塵埃の殆どを捕捉できるのであ
る。
【0009】請求項2に係る発明においては、溜水型集
塵器3の溜水の水頭圧を利用して溜水を集塵風路6に供
給する配管手段8を備えていることを特徴とするもので
ある。このような構成によれば、溜水型集塵器3の溜水
の供給を溜水の水頭圧による配管手段8によっておこな
うことができ、浮遊塵埃捕捉手段7の全体構成を簡素化
でき、集塵車において、一層、有利となる。
【0010】請求項3に係る発明においては、配管手段
8の先端に設けたノズル12を集塵風路6の中央部に進
入させ、ノズル12の先端に吸引ブロア1側に向かう吐
水口14を形成していることを特徴とするものである。
このような構成によれば、集塵風路6の中心部で吸引ブ
ロア1側に向けてノズル12の吐水口14が開口してい
て、集塵風路6を高速度で通過するエアーによって吐水
口14から液滴をエゼクター作用によって良好に吸い出
して霧化することができ、溜水を水頭圧で供給しながら
集塵風路6の中心部を含めた溜水の供給を充分にでき
る。
【0011】請求項4に係る発明においては、複数個の
ノズル12…を集塵風路6の周方向に間隔を隔てて取り
付けてあることを特徴とするものである。このような構
成によれば、集塵風路6を高速度で通過するエアーによ
って集塵風路6の周方向に間隔を隔てたノズル12…よ
り液滴をエゼクター作用によって良好に吸い出して霧化
することができ、溜水を水頭圧で供給しながら集塵風路
6の周部を含めた溜水の供給を充分にできる。
【0012】請求項5に係る発明においては、溜水型集
塵器3の溜水の供給に際して、車に装備されている動力
取出し軸4又は搭載されている直流電源を使用する強制
供給手段9を備えていることを特徴とするものである。
このような構成によれば、装備している動力取出し軸4
又は搭載されている直流電源を使用する強制供給手段9
によって溜水型集塵器3の溜水を適宜の集塵風路6へと
供給することができ、溜水の供給を確実にかつ充分な量
をもっておこなうことができ、液滴で捕捉する効率を、
一層、高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は全体説明図である。図2は集塵車の概略斜
視図である。
【0014】集塵車Aは、トラックの車体にレシーバー
タンク2、例えばサイクロン方式にて集塵をおこなう2
次キャッチャー15、溜水に微粒子を付着させて集塵を
おこなう3次キャッチャー16、吸引ブロア1、及び、
吸引ブロア1からのエアーを水に潜らせることでエアー
を清浄化しかつ消音を図って大気に排気する4次キャッ
チャー17を搭載していて、堆積された例えば、乾燥あ
るいは水等で湿潤した粉体、粒体、粉粒体、もしくは汚
泥等を回収物として吸引して回収することができるよう
にしている。以下、上記各々の構成を詳述する。
【0015】図1及び図4に示すように、レシーバータ
ンク2には吸引ホース5が接続され、タンク天井には当
たり板18が設けられ、吸引ホース5内を高速度で導入
された回収物を当たり板18に当てて落下させ、下部に
堆積するようにしている。レシーバータンク2には2次
キャッチャー15が吸引ホース5にて接続され、2次キ
ャッチャー15にはサイクロン部が構成されてレシーバ
ータンク2では分離できなかった粉塵を遠心分離作用に
より底部に落下させて回収するようにしている。
【0016】図1及び図5に示すように、2次キャッチ
ャー15には溜水型集塵器3としての3次キャッチャー
16が吸引ホース5にて接続され、3次キャッチャー1
6には溜水部19を形成し、溜水部19の内部にパンチ
ングメタル筒20が支持パイプ21に支持されて浸漬さ
れていて、2次キャッチャー15よりの塵埃を含んだエ
アーが導入口22より導入され、微粒子を溜水に付着さ
せて下部に沈澱させ、かつ、パンチングメタル筒20に
てろ過をするようにしている。出口23よりエアーのみ
が導出される。
【0017】図1及び図6に示すように、3次キャッチ
ャー16には吸引ブロア1が吸引ホース5にて接続さ
れ、搭載しているエンジンの出力が必要に応じて取り出
される動力取出し軸4からの出力にて吸引ブロア1が駆
動される。吸引ブロア1は、例えば一対のインペラ(ロ
ーター)24、24をケーシング25の内部でかみ合う
ように駆動するルーツ式のものであるが、スクリュー式
のものでもよいものである。3次キャッチャー16の出
口23が吸引ブロア1の吸入口26に接続され、エアー
は吸引ブロア1の吐出口27より吐出される。
【0018】図1、5(b)及び図6に示すように、吸
引ブロア1には4次キャッチャー17が吸引ホース5に
て接続され、4次キャッチャー17には水槽部28が形
成されている。水槽部28の内部にパンチングメタル筒
29が支持パイプ30等に支持されて浸漬されていて、
吸引ブロア1よりのエアーが入り口31より導入され、
パンチングメタル筒29にてろ過をするとともに水槽部
28の溜水を潜らせることで、清浄化し消音して出口3
2より大気中に排気するようにしている。図1中符号3
3は水タンクであり、3次及び4次キャッチャー16、
17の所定の水位を維持するように水を給水弁37、3
7を操作して補給するものである。36は開閉コックで
あり、開閉することでエアーの導入・停止を図って集塵
作業・停止をおこなうものである。
【0019】しかして、集塵車Aの運転室内における操
作によって、エンジンからの出力を動力取出し軸4に伝
達して吸引ブロア1を駆動し、車外の操作部における操
作者の操作及びホース先端部の作業者の作業によって吸
引ホース5より回収対象物を吸引するのであり、吸引し
た回収物をレシーバータンク2内に導入し、タンク内に
設けた当たり板18に衝突させて重力分離させて底部に
堆積させる。分離されない微細物はサイクロン方式によ
る遠心分離によって2次キャッチャー15の底部に堆積
させる。2次キャッチャー15を通過したエアーは3次
キャッチャー16へと導入され、微粒子を溜水部19の
溜水に付着させて下部に沈澱させる。3次キャッチャー
16を通過したエアーは吸引ブロア1の吸入口26から
吸入されて吐出口27から吐出され、4次キャッチャー
17へと導出され、4次キャッチャー17の水槽部28
の溜水を潜ることで微粒子を除去するとともに消音を図
って排気される。
【0020】以上のような集塵構成においては、発明が
解決しようとする課題の欄で述べたように、全体集塵量
を100%として約2.5〜10%の微細塵埃が吸引ブ
ロア1を通過するのであるが、本発明においては、吸引
ブロア1に吸入されるエアーには微細塵埃が残存しない
ようにするものである。
【0021】即ち、本発明においては、溜水型集塵器3
の溜水を有効に利用して集塵風路6における塵埃の捕捉
効率を高め、吸引ブロア1のロックを低減し、吸引ブロ
ア1のケーシング及びローター(インペラ、スクリュ
ー)の摩耗を低減して吸引ブロア1の効率が低下するの
を防止して高効率を長期にわたって維持し、集塵車Aの
商品価値を高めるものである。以下、詳述する。
【0022】レシーバータンク2より導出されている吸
引ホース5の先端部より吸引ブロア1までの適宜の吸引
ホース5(機器間を接続しているホースを含む)内の集
塵風路6間に配管34を施し、このような配管34を溜
水型集塵器3としての3次キャッチャー16の溜水槽1
9に接続し、溜水槽19の近傍にニードルバルブやボー
ルバルブのような適宜の流量調整バルブ35を設け、こ
のような配管手段8によって3次キャッチャー16の溜
水を所望の集塵風路6に供給して風路中の塵埃を液滴で
捕捉する浮遊塵埃捕捉手段7を構成する。浮遊塵埃捕捉
手段7は例えば図1に示すように、レシーバータンク2
より導出されている吸引ホース5の先端部aと基端部
b、レシーバータンク2と2次キャッチャー15との間
の2カ所c、d、及び、2次キャッチャー15と3次キ
ャッチャー16との間の箇所eにしているが、浮遊塵埃
捕捉手段7を設定する箇所は種々変更することができる
ものである。このような3次キャッチャー16よりの溜
水の供給は溜水槽19の水頭圧にておこなわれる。
【0023】このようにすれば、3次キャッチャー16
の溜水を吸引ブロア1までの適宜の集塵風路6に供給し
て液滴によって浮遊塵埃を捕捉することができるのであ
り、搭載している溜水型集塵器3の溜水を有効に利用し
て塵埃の捕捉効率を高めることができるのであり、吸引
ブロア1に導入されるエアーには塵埃が殆ど存在しない
ようにできるのである。
【0024】この場合の集塵率データは、 2次キャッチャーにおいて 80〜95(%) 3次キャッチャーにおいて 4.5〜20(%) 4次キャッチャーにおいて 0〜0.5(%) 計 100(%) となり、3次キャッチャー15と4次キャッチャー17
との間に配設している吸引ブロア1にMax0.5
(%)の塵埃が通過し、殆どの塵埃が捕捉されているこ
とが判る。
【0025】しかして、塵埃の噛み込みによる吸引ブロ
ア1のロックを防止することができるのであり、吸引ブ
ロア1のケーシング及びローターの摩耗を低減すること
ができるのであり、吸引ブロア1において高い効率を長
期にわたって維持することができるのであり、吸引ブロ
ア1の保守の頻度を抑え、集塵車の商品価値を高めるこ
とができるのである。しかも、浮遊塵埃捕捉手段7を集
塵風路6の複数箇所に設けることから、集塵効率を、一
層、高めることができるのであり、吸引ブロア1に導入
されるエアー中の微細塵埃も含めて塵埃の殆どを捕捉で
きるのである。
【0026】この場合、溜水型集塵器3の溜水の水頭圧
を利用して溜水を供給することから、溜水型集塵器3の
溜水の供給を溜水の水頭圧による配管手段8によってお
こなうことができ、浮遊塵埃捕捉手段7の全体構成を簡
素化でき、集塵車において、一層、有利となる。
【0027】図7に示すように、配管34の先端にチー
ズ41を取り付けて形成したノズル12を吸引ホース5
の中央部に進入させ、ノズル12の先端に吸引ブロア1
側に向かう吐水口14を形成している。このように、吸
引ホース5の中心部で吸引ブロア1側に向けてノズル1
2の吐水口14が開口していることから、吸引ホース5
を高速度(約20〜40m/sec)で通過するエアー
によって吐水口14から液滴をエゼクター作用によって
良好に吸い出して霧化することができるのであり、溜水
を水頭圧で供給しながら吸引ホース5の中心部を含めた
溜水の供給を充分なものにでき、効果的な給水をおこな
うことができる。
【0028】ところで、3次キャッチャー16の溜水量
が減少された場合には、水タンク33から給水弁37の
操作によって補給される。又、4次キャッチャー17の
溜水量が減少された場合にも同様に給水弁37の操作に
よって補給される。このような補給は3及び4次キャッ
チャー16、17の水位の一定以上の低下を検出する検
出結果に基づいて自動的におこなうようにしてもよいも
のである。又、4次キャッチャー17の水槽部28の溜
水を給水弁39を備えた管路38によって吸引ブロア1
への吸入側の吸引ホース5に給水して浮遊塵埃捕捉手段
7を構成するようにしてもよい。又、4次キャッチャー
17の水槽部28の溜水を開閉弁42より3次キャッチ
ャー16に給水するようにしてもよいものである。
【0029】図8は他の実施の形態を示し、但し、本実
施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共
通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。本
実施の形態においては、配管34より分岐させた複数個
のノズル12…を吸引ホース5の周方向に間隔を隔てて
取り付けている。このような構成によれば、吸引ホース
5を高速度で通過するエアーによって吸引ホース5の周
方向に間隔を隔てたノズル12…より液滴をエゼクター
作用によって良好に吸い出して霧化することができ、溜
水を水頭圧で供給しながら吸引ホース5の周部への溜水
の供給を充分なものにできる。この場合、ノズル12の
個数は任意に設定することができる。
【0030】図9及び図10は他の実施の形態を示し、
但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通
であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省
略する。本実施の形態においては、3次キャッチャー1
6と4次キャッチャー17を横置き形態としたものであ
る。
【0031】図11及び図12は更に他の実施の形態を
示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態
と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説
明は省略する。これらの実施の形態においては、集塵車
Aに備えている動力取出し軸4からの動力をクラッチの
ような動力選択伝達部(図示せず)を必要に応じて操作
することで、ポンプ40のような強制供給手段9を作動
させて溜水型集塵器3の溜水を供給する浮遊塵埃捕捉手
段7を構成するものである。
【0032】このような構成によれば、装備している動
力取出し軸4の動力を使用する強制供給手段9によって
溜水型集塵器3の溜水を適宜の集塵風路6へと供給する
ことができ、溜水の供給を確実にかつ充分な量をもって
おこなうことができるのであり、液滴で捕捉する効率
を、一層、高めることができるものである。
【0033】この場合、溜水型集塵器3の溜水の供給に
際して、搭載されている直流電源(バッテリー)を使用
する手段であってもよいものであり、搭載している直流
電源によって溜水の供給を確実にかつ充分量をもってお
こなうことができるのであり、液滴で捕捉する効率を、
一層、高めることができるものである。
【0034】尚、本実施の形態においては、3次キャッ
チャー16を溜水型集塵器3としたが、4次キャッチャ
ー17を溜水型集塵器3としてその溜水を適宜の箇所の
吸引ホース5部分に供給するようにしてもよいものであ
る。
【0035】又、本発明においては、交流電源のような
車外の外部出力を利用して溜水型集塵器3の溜水を配管
手段8を介して上記集塵風路6の適宜の箇所に供給する
ようにしてもよいものである。
【0036】
【発明の効果】請求項1に係る発明においては、吸引ブ
ロア、レシーバータンク及び溜水を利用して集塵をおこ
なう溜水型集塵器を集塵風路にて接続して車に搭載し、
吸引ブロアよりの吸引エアーにて集塵をおこなう集塵車
であって、溜水型集塵器の溜水をレシーバータンクより
延出されている吸引ホースの先端部から吸引ブロアまで
の集塵風路の適宜の箇所に供給して集塵風路中の塵埃を
液滴で捕捉する浮遊塵埃捕捉手段を備えているから、溜
水型集塵器における溜水を吸引ブロアまでの集塵風路に
供給して液滴によって浮遊塵埃を捕捉することができ、
搭載している溜水型集塵器の溜水を有効に利用して塵埃
の捕捉効率を高めることができ、吸引ブロアに導入され
るエアアーには塵埃が殆ど存在することがなく、しかし
て、塵埃の噛み込みによる吸引ブロアのロックを防止す
ることができ、吸引ブロアのケーシング及びローターの
摩耗を低減することができ、吸引ブロアの高い効率を長
期にわたって維持することができ、吸引ブロアの保守の
頻度を抑えて吸引ブロアの寿命を延ばし、集塵車の商品
価値を高めることができるという利点がある。しかも、
搭載されている溜水型集塵器の溜水を適宜の集塵風路に
供給するものであることから、集塵風路に液滴を供給す
る浮遊塵埃捕捉手段の構成を簡素化でき、集塵車におい
て有利となる。
【0037】請求項2に係る発明においては、請求項1
の効果に加えて、溜水型集塵器の溜水の水頭圧を利用し
て溜水を集塵風路に供給する配管手段を備えているか
ら、溜水型集塵器の溜水の供給を溜水の水頭圧による配
管手段によっておこなうことができ、浮遊塵埃捕捉手段
の全体構成を簡素化でき、集塵車において、一層、有利
となるという利点がある。
【0038】請求項3に係る発明においては、請求項2
の効果に加えて、配管手段の先端に設けたノズルを集塵
風路の中央部に進入させ、ノズルの先端に吸引ブロア側
に向かう吐水口を形成しているから、集塵風路の中心部
で吸引ブロア側に向けてノズルの吐水口が開口してい
て、集塵風路を高速度で通過するエアーによって吐水口
から液滴をエゼクター作用によって良好に吸い出して霧
化することができ、溜水を水頭圧で供給しながら集塵風
路の中心部を含めた溜水の供給を充分なものにできると
いう利点がある。
【0039】請求項4に係る発明においては、請求項2
の効果に加えて、複数個のノズルを集塵風路の周方向に
間隔を隔てて取り付けてあるから、集塵風路を高速度で
通過するエアーによって集塵風路の周方向に間隔を隔て
たノズルより液滴をエゼクター作用によって良好に吸い
出して霧化することができ、溜水を水頭圧で供給しなが
ら集塵風路の周部を含めた溜水の供給を充分なものにで
きるという利点がある。
【0040】請求項5に係る発明においては、請求項1
の効果に加えて、溜水型集塵器の溜水の供給に際して、
車に装備されている動力取出し軸又は搭載されている直
流電源を使用する強制供給手段を備えているから、装備
している動力取出し軸又は搭載されている直流電源を使
用する強制供給手段によって溜水型集塵器の溜水を適宜
の集塵風路へと供給することができ、溜水の供給を確実
にかつ充分な量をもっておこなうことができるのであ
り、液滴で捕捉する効率を、一層、高めることができる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の全体説明図である。
【図2】同上の集塵車の概略斜視図である。
【図3】同上の概略説明図である。
【図4】(a)はレシーバータンクの側面図、(b)は
2次キャッチャーの側断面図である。
【図5】(a)は3次キャッチャーの側断面図、(b)
は4次キャッチャーの側断面図である。
【図6】同上の吸引ブロアの断面図である。
【図7】同上の浮遊塵埃捕捉手段を示し、(a)は側断
面図、(b)は縦断面図である。
【図8】同上の浮遊塵埃捕捉手段の他の実施の形態を示
し、(a)は側断面図、(b)は縦断面図である。
【図9】同上の他の実施の形態の説明図である。
【図10】同上の要部の概略側面図である。
【図11】同上の更に他の実施の形態の説明図である。
【図12】同上の更に他の実施の形態の説明図である。
【図13】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 吸引ブロア 2 レシーバータンク 3 溜水型集塵器 4 動力取出し軸 5 吸引ホース 6 集塵風路 7 浮遊塵埃捕捉手段 8 配管手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸引ブロア、レシーバータンク及び溜水
    を利用して集塵をおこなう溜水型集塵器を集塵風路にて
    接続して車に搭載し、吸引ブロアよりの吸引エアーにて
    集塵をおこなう集塵車であって、溜水型集塵器の溜水を
    レシーバータンクより延出されている吸引ホースの先端
    部から吸引ブロアまでの集塵風路の適宜の箇所に供給し
    て集塵風路中の塵埃を液滴で捕捉する浮遊塵埃捕捉手段
    を備えて成ることを特徴とする集塵車。
  2. 【請求項2】 溜水型集塵器の溜水の水頭圧を利用して
    溜水を集塵風路に供給する配管手段を備えていることを
    特徴とする請求項1記載の集塵車。
  3. 【請求項3】 配管手段の先端に設けたノズルを集塵風
    路の中央部に進入させ、ノズルの先端に吸引ブロア側に
    向かう吐水口を形成して成ることを特徴とする請求項2
    記載の集塵車。
  4. 【請求項4】 複数個のノズルを集塵風路の周方向に間
    隔を隔てて取り付けて成ることを特徴とする請求項2記
    載の集塵車。
  5. 【請求項5】 溜水型集塵器の溜水の供給に際して、車
    に装備されている動力取出し軸又は搭載されている直流
    電源を使用する強制供給手段を備えて成ることを特徴と
    する請求項1記載の集塵車。
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