JP2003080271A - ミネラル水生成装置 - Google Patents

ミネラル水生成装置

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JP2003080271A
JP2003080271A JP2001280289A JP2001280289A JP2003080271A JP 2003080271 A JP2003080271 A JP 2003080271A JP 2001280289 A JP2001280289 A JP 2001280289A JP 2001280289 A JP2001280289 A JP 2001280289A JP 2003080271 A JP2003080271 A JP 2003080271A
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water
mineral
tank
cooling
generator
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JP2001280289A
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Toshiya Chiku
俊哉 知久
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Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外気温度の高い季節においてもミネラル成分の
豊富なミネラル水を供給できるミネラル水生成装置を提
供する。 【解決手段】ミネラル溶出物が収容されたミネラル溶出
槽4内に水道水等の原水を流通させてミネラル水を生成
するミネラル水生成装置1において、ミネラル溶出槽4
に流通する原水を予め冷却する冷却装置20を有する構
造となっている。これにより、ミネラルイオンの溶出効
率が高く、ミネラル成分の豊富なミネラル水が生成され
る。また、ミネラル溶出物に雑菌等が付着している場合
でも、この雑菌の繁殖が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原水にミネラル成
分を溶出してミネラル水を生成するミネラル水生成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のミネラル生成装置とし
て、特開平8−1175号公報に記載されたものが一般
に知られている。
【0003】このミネラル生成装置は、タンク内に収容
されている原水をポンプで汲み上げ、この汲み上げられ
た原水を活性炭が充填された浄水器に通し、更にミネラ
ル溶出成分であるコーラルサンドに流して、ミネラル水
を生成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コーラルサ
ンドに原水を通すとき、カルシウムイオンCa2+が原水
に溶出するが、この溶出効率は原水の温度に左右され
る。即ち、水温が高いときは溶出効率が低く、一方、水
温が低いときは溶出効率が高くなる。
【0005】しかしながら、従来のミネラル水生成装置
では原水の温度を考慮することなく、ミネラル水を生成
しているため、夏期の如く外気温度が高いときはミネラ
ル溶出量が少なく、所望のミネラル水を得ることができ
なかった。
【0006】本発明の目的は前記従来の課題に鑑み、外
気温度の高い季節においてもミネラル成分の豊富なミネ
ラル水を供給できるミネラル水生成装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、請求項1の発明は、ミネラル溶出物が収容さ
れたミネラル溶出槽内に水道水等の原水を流通させてミ
ネラル水を生成するミネラル水生成装置において、ミネ
ラル溶出槽に流通する原水を予め冷却する冷却装置を有
する構造となっている。
【0008】請求項1の発明によれば、ミネラル溶出槽
に流通する原水が冷却されているため、ミネラルイオン
の溶出効率が高く、ミネラル成分の豊富なミネラル水が
生成される。
【0009】請求項2の発明は、請求項1のミネラル水
生成装置において、ミネラル溶出槽の上流側に配置さ
れ、冷却装置で冷却された原水が流通する電解式の塩素
発生器を有する構造となっている。ここで、電解式の塩
素発生器において陰陽一対の電極に直流電圧を印加する
ことにより有効塩素が発生するが、原水の温度を予め低
くしておくことにより、電解効率が向上する。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
のミネラル水生成装置において、ミネラル溶出槽の下流
側に原虫等を捕捉する浄化フィルタユニットを有する構
造となっている。ここで、浄化フィルタユニットには冷
却されたミネラル水が通るため、浄化フィルタユニット
における原虫や雑菌等の繁殖が抑制される。
【0011】なお、原水を冷却する冷却装置として、請
求項4の発明の如く、ミネラル溶出槽又は塩素発生器に
原水を導く水配管のうち少なくとも一部が浸漬された冷
却水槽と、冷却水槽内の水を冷却する冷却ユニットとか
ら構成するようにしても良い。
【0012】請求項5の発明は、請求項4のミネラル水
生成装置において、冷却水槽内に、ミネラル溶出槽、塩
素発生器又は浄化フィルタユニットの少なくとも一つを
浸漬した構造となっている。
【0013】請求項5の発明によれば、冷却水槽の冷却
水によっても、ミネラル溶出槽、塩素発生器又は浄化フ
ィルタユニットが冷却されるため、ミネラルイオン溶出
効率や塩素発生効率が更に向上するし、また、浄化フィ
ルタユニットにおける雑菌繁殖を更に抑制することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るミネラル水生
成装置の一実施形態を示すものである。このミネラル水
生成装置1は、浄水器2と、塩素発生器3と、ミネラル
溶出槽4と、浄化フィルタユニット5と、ミネラル水を
吐出するノズル6とを有しており、これらの各機器2〜
6が順に配管接続され、水道水等の原水が浄水器2から
順に通ってノズル6から噴出されるようになっている。
【0015】ここで、浄水器2は活性炭が充填されてい
るもので、原水のカルキ臭、カビ臭、トリハロメタン、
有機物等を吸着除去するようになっている。
【0016】塩素発生器3及びミネラル溶出槽4は一体
に形成されており、この塩素発生器3では陰陽一対の電
極3a,3bが配置されており、塩素イオン含有の原水
を電気分解して有効塩素を発生させ原水中の次亜塩素酸
濃度を高くしている。一方、ミネラル溶出槽4にはコー
ラルサンド等のミネラル溶出物が充填されており、塩素
発生器3で塩素濃度が高くなった原水がこれに通ること
により、ミネラル成分の豊富なミネラル水が生成され
る。
【0017】浄化フィルタユニット5は中空糸膜モジュ
ールが内蔵されており、このモジュールによりミネラル
水に含まれる原虫や雑菌を捕捉するようになっている。
【0018】このような各機器2〜6を接続する水配管
には流水制御機器が設置されている。即ち、この水配管
には上流側から下流側に、第1給水弁7、逆止弁8、第
2給水弁9、ポンプ10、第3給水弁11がそれぞれ順
に配置されている。この第1給水弁7は浄水器2の上流
側に配置されたもので、ミネラル水生成装置1への水道
水の流入を制御している。逆止弁8は浄水器2の下流側
に配置されたもので、塩素発生器3側からの逆流を規制
している。第2給水弁9は塩素発生器3の上流側に配置
されたもので、塩素発生器3内への給水を制御してい
る。ポンプ10はミネラル溶出槽4の下流側に配置され
たもので、ミネラル溶出槽4からミネラル水を汲み上げ
るようになっている。第3給水弁11は浄化フィルタユ
ニット5の下流側に配置されたもので、ノズル6へのミ
ネラル水の供給を制御している。
【0019】以上のように構成されたミネラル水生成装
置1において、本発明は配管内の水道水を冷却するとと
もに、塩素発生器3、ミネラル溶出槽4及び浄化フィル
タユニット5を冷却する冷却装置20を設置した点に特
徴を有する。この特徴的構成を以下に説明する。
【0020】冷却装置20は、まず、浄水器2と塩素発
生器3との間の配管、詳しくは逆止弁8と第2給水弁9
との間の配管に冷却コイル21を有している。この冷却
コイル21は熱伝導性の良好な部材で形成され、その配
管長さを確保するため蛇行或いはスパイラル状となって
いる。
【0021】また、冷却装置20は水を収容した冷却水
槽22を有している。この冷却水槽22は、塩素発生器
3、ミネラル溶出槽4、浄化フィルタユニット5及び冷
却コイル21を内側に配置して各機器水3,4,5,2
1を水に浸漬しており、これらの各機器3,4,5,2
1を水を介して冷却するようになっている。
【0022】更に、冷却装置20は冷却ユニット23を
有している。この冷却ユニット23は圧縮機23a、凝
縮器23b、膨脹弁23c及びパイプ式の蒸発器23d
を有している。この蒸発器23dは冷却水槽22の内周
面に沿って蛇行して配置しており、圧縮機23aを駆動
して冷媒を循環することにより、蒸発器23dで冷却水
槽22内の水を冷却するようになっている。なお、冷却
水槽22内の水を冷却する際、蒸発器23dの周りの水
が氷結し、いわゆるアイスバンク23eが形成される。
また、冷却水槽22には攪拌機23fが設置されてお
り、攪拌機23fを駆動することにより冷却水槽22内
の水を対流させ、各機器3,4,5,21との熱交換を
良好にしている。
【0023】次にミネラル水の生成工程を説明する。第
1給水弁7及び第2給水弁9を開くとき、水道水が浄水
器2に流れて浄化され、更に冷却コイル21に流れて塩
素発生器3内に貯留される。一方、ミネラル水を噴出す
べき信号が入力されたときは、第3給水弁11が開くと
ともに、ポンプ10を駆動する。これにより、塩素発生
器3内の水がミネラル溶出槽4内に流れる。このミネラ
ル溶出槽4内を通過するときミネラル成分がこの水に溶
出され、ミネラル水が生成される。このミネラル水は浄
化フィルタユニット5を通って雑菌等が捕捉され清浄な
ミネラル水としてノズル6から噴出される。
【0024】本実施形態によれば、冷却水槽22内の水
が冷却ユニット23で冷却されているため、冷却コイル
21を通る水道水が熱交換されて冷水となっているた
め、また、塩素発生器3全体が同じく冷却水槽22内で
冷却されているため、塩素発生器3内に貯留した水が常
に低い温度に維持されている。従って、塩素発生器3の
電解効率が高くなるため、有効塩素濃度を高く維持する
ことができる。
【0025】また、ミネラル溶出槽4に流れる水は既に
冷水となっており、かつ、ミネラル溶出槽4全体が冷却
されているため、ミネラルイオンの溶出効率が高く、更
にはミネラル溶出槽4内のミネラル溶出物に雑菌等が付
着している場合でも、この雑菌の繁殖が抑制される。
【0026】更に、ミネラル水が通る浄化フィルタユニ
ット5においても、ミネラル水が既に冷水となってお
り、また、浄化フィルタユニット5全体が冷却されてい
るため、浄化フィルタユニット5における雑菌繁殖を抑
制することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ミネラル溶出槽に流通する原水が冷却されているため、
ミネラルイオンの溶出効率が高く、ミネラル成分の豊富
なミネラル水が生成される。また、ミネラル溶出物に雑
菌等が付着している場合でも、この雑菌の繁殖が抑制さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るミネラル水生成装置の構成を示す
水回路図
【符号の説明】
1…ミネラル水生成装置、2…浄水器、3…塩素発生
器、4…ミネラル溶出槽、5…浄水フィルタユニット、
6…ノズル、20…冷却装置、21…冷却コイル、22
…冷却水槽、23…冷却ユニット。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミネラル溶出物が収容されたミネラル溶
    出槽内に水道水等の原水を流通させてミネラル水を生成
    するミネラル水生成装置において、 前記ミネラル溶出槽に流通する原水を予め冷却する冷却
    装置を有することを特徴とするミネラル水生成装置。
  2. 【請求項2】 前記ミネラル溶出槽の上流側に配置さ
    れ、前記冷却装置で冷却された原水が流通する電解式の
    塩素発生器を有することを特徴とする請求項1記載のミ
    ネラル水生成装置。
  3. 【請求項3】 前記ミネラル溶出槽の下流側に原虫等を
    捕捉する浄化フィルタユニットを有することを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載のミネラル水生成装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却装置は、前記ミネラル溶出槽又
    は前記塩素発生器に原水を導く水配管のうち少なくとも
    一部が浸漬された冷却水槽と、該冷却水槽内の水を冷却
    する冷却ユニットとからなることを特徴とする請求項1
    〜請求項3の何れか1項記載のミネラル水生成装置。
  5. 【請求項5】 前記冷却水槽内に、前記ミネラル溶出
    槽、前記塩素発生器又は前記浄化フィルタユニットの少
    なくとも一つを浸漬したことを特徴とする請求項4記載
    のミネラル水生成装置。
JP2001280289A 2001-09-14 2001-09-14 ミネラル水生成装置 Pending JP2003080271A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004096716A1 (ja) * 2003-04-30 2004-11-11 Sanden Corporation ミネラル水生成装置
WO2005037720A1 (ja) * 2003-10-20 2005-04-28 Sanden Corporation ミネラル水供給装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004096716A1 (ja) * 2003-04-30 2004-11-11 Sanden Corporation ミネラル水生成装置
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