JP2003079763A - ゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール

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JP2003079763A
JP2003079763A JP2001281164A JP2001281164A JP2003079763A JP 2003079763 A JP2003079763 A JP 2003079763A JP 2001281164 A JP2001281164 A JP 2001281164A JP 2001281164 A JP2001281164 A JP 2001281164A JP 2003079763 A JP2003079763 A JP 2003079763A
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straight line
golf ball
line portion
dimple
ball
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JP2001281164A
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Hiroshi Kawabata
浩 川畑
Masafumi Endo
雅文 遠藤
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KASCO CORP
Original Assignee
KASCO CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】飛行中の軌道がさらに安定化することで所望の
打球方向を得ることができるとともに、十分な飛距離を
得ることのできるゴルフボールを提供する。 【解決手段】断面形状が、周縁部側に形成される傾斜し
た第1直線部分と、第1直線部分に接続し、第1直線部
分よりも傾斜の小さい第2直線部分と、中央部側に形成
され、第2直線部分に接続する曲線部分とからなる複数
のディンプル22がゴルフボール20の表面に形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボール表面に特有
の断面形状からなる複数のディンプルを有するゴルフボ
ールに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ゴルフボールの表面には、複数の
ディンプルが形成されている。このディンプルは、ゴル
フボールの飛行中の軌道を安定させ、且つ、十分な飛距
離を得ることを目的として形成されている。
【0003】すなわち、ディンプルが形成されていない
表面が滑らかなゴルフボールでは、乱流による空気層の
ボール表面からの剥離が偶発的な要因で発生し、その反
作用で軌道が不安定となる。この結果、エネルギ損失が
生じ、その分、飛距離も短くなってしまう。これに対し
て、ディンプルが形成されたゴルフボールでは、ボール
表面からの空気層の剥離の偶発性が低下するため、軌道
が安定化し、飛距離の増大することが確認されている。
【0004】そこで、軌道のさらなる安定化および飛距
離の増大を目的として、ディンプルの形状や配列、個数
等についての種々の技術が提案されている。例えば、特
開平9−70449号公報に開示された従来技術では、
図5に示すように、ゴルフボール2の表面に形成された
ディンプル4の断面形状を、点A2、A3間のディンプ
ル4の中央部の曲率半径がr1、点A1、A2間および
点A3、A4間の周縁部側の曲率半径がr1よりも小さ
いr2となるように形成したものが提案されている。こ
の従来技術においては、ゴルフボール2の表面での空気
の乱流を増大させることで、飛距離の増大および軌道の
安定化を図ることができるとしている。
【0005】また、特開平3−198875号公報に開
示された他の従来技術では、図6に示すように、ゴルフ
ボール6の表面に形成されたディンプル8の断面形状
を、点B2、B3間のディンプル8の中央部で直線とす
るとともに、点B1、B2間および点B3、B4間のデ
ィンプル8の周縁部でも直線としたものが提案されてい
る。
【0006】さらに、特開平6−190082号公報に
開示された他の従来技術では、図7に示すように、ゴル
フボール10の表面に形成されたディンプル12の断面
形状を、点C1、C2間およびC2、C3間で直線とし
た逆三角錐状のものが提案されている。
【0007】さらにまた、特開平5−96026号公報
に開示された従来技術では、ディンプルの開口部形状を
五角形、六角形等の多角形形状とし、且つ、その断面形
状を、開口部周縁部からディンプル中心に向かって傾斜
する第1直線部分と、第1直線部分からディンプル中心
に向かって傾斜する第1直線部分よりも傾斜の小さい第
2直線部分とで構成したものが提案されている。
【0008】しかしながら、ディンプル形状をこのよう
に構成した場合、開口部形状が多角形であるため、ゴル
フボールの回転方向とディンプルの開口部の方向との関
係が一定とならず、従って、安定した飛行特性が得られ
なくなるといった不具合が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、飛行中の軌
道がさらに安定化することで所望の打球方向を得ること
ができるとともに、十分な飛距離を得ることのできるゴ
ルフボールを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、ボール表面に複数のディンプルを有す
るゴルフボールにおいて、前記ディンプルの断面形状
が、前記ディンプルの周縁部側に形成される傾斜した直
線部分と、前記直線部分に接続し、前記ディンプルの中
央部側に形成される曲線部分とからなることを特徴とす
る。
【0011】この場合、前記直線部分を第1直線部分と
第2直線部分とから構成し、前記第1直線部分から傾斜
の小さい前記第2直線部分を介して前記曲線部分に接続
するように構成することもできる。また、前記曲線部分
を形成せず、開口部が略円形に形成されるディンプルに
おいて、前記第1直線部分および前記第2直線部分でデ
ィンプルを構成するようにしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態のゴルフボー
ル20の表面に形成されるディンプル22の拡大断面形
状を示す。このディンプル22は、開口部が円形に形成
され、ゴルフボール20の中心を通る軸線に対して対称
であり、ディンプル22の周縁部側から中央部側にかけ
て、ゴルフボール20の表面に対して傾斜する第1直線
部分(点D1、D2間および点D5、D6間)と、ゴル
フボール20の表面に対する傾斜が第1直線部分よりも
小さい第2直線部分(点D2、D3間および点D4、D
5間)と、曲線部分(点D3、D4間)とが順に形成さ
れている。
【0013】ゴルフボール20の表面は、図2に示すよ
うに、6本の仮想分割ライン24a〜24fによって分
割され、20個の球面正三角形と12個の球面正五角形
とからなる20−12面体として構成される。なお、仮
想分割ライン24a〜24fは、ゴルフボール20の表
面に実際に形成されるものではない。
【0014】ディンプル22は、図1に示す形状パラメ
ータd、h、r、s1、s2によって規定されるA〜D
の4種類の形状からなり、これらが図2に示すように配
置される。なお、図2では、ディンプル22の配置を1
つの球面正三角形および1つの球面正五角形についての
み開示しているが、残りの球面正三角形および球面正五
角形においても同様にして配置される。
【0015】ここで、形状パラメータdはディンプル2
2の直径、形状パラメータhはゴルフボール20の表面
からのディンプル22の最大深さ、形状パラメータrは
点D3、D4間の曲線部分の曲率半径、形状パラメータ
s1は点D3、D4間の距離、形状パラメータs2は点
D2、D5間の距離を表し、表1に示すように設定され
る。
【0016】一方、表2は、図5に示す従来技術のディ
ンプル4の形状パラメータd、h、r1、r2を比較例
として示したものである。この場合、形状パラメータd
はディンプル4の直径、形状パラメータhはゴルフボー
ル2の表面からのディンプル4の最大深さ、形状パラメ
ータr1は点A2、A3間の曲線部分の曲率半径、形状
パラメータr2は点A1、A2間および点A3、A4間
の曲線部分の曲率半径を表す。
【0017】これらのゴルフボール2およびゴルフボー
ル20を試打したところ、表3に示す結果が得られた。
すなわち、本実施形態のゴルフボール20の場合、比較
例のゴルフボール2に比較して、打球の最大高さ(ピー
ク)が高く、その分、飛距離(キャリー)も長くなると
いう結果が得られた。これは、本実施形態のディンプル
22の形状によって、ゴルフボール20の飛行軌道が安
定化していることによるものと推定される。なお、飛行
軌道が安定化することにより、打球方向も安定化し、こ
れによってゴルフボール20を所望の方向へ飛ばすこと
ができる。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】なお、上述した実施形態では、ディンプル
22に2個所の直線部分と1個所の曲線部分を設けてい
るが、例えば、図3に示すように、周縁部側に形成され
る点E1、E2間および点E3、E4間の直線部分と、
中央部側に形成される点E2、E3間の曲線部分とから
なる開口部が円形のディンプル26を有するゴルフボー
ル28としてもよい。
【0022】また、図4に示すように、周縁部側に形成
される点F1、F2間および点F4、F5間の第1直線
部分と、中央部側に形成される点F2、F3間およびF
3、F4間の第2直線部分とからなる開口部が円形のデ
ィンプル30を有するゴルフボール32とすることもで
きる。
【0023】さらに、図1、図3および図4に示す各デ
ィンプル22、26、30の周縁部形状は、必ずしも円
形である必要はなく、例えば、楕円形とすることも可能
である。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、周縁部
側に形成される直線部分と中央部側に形成される曲線部
分とでディンプルの断面形状を構成することにより、安
定した飛行軌道を得ることができ、これによって所望の
飛行方向が得られるとともに、十分な飛距離を得ること
ができる。
【0025】また、ディンプルの開口部を略円形に形成
し、断面形状を周縁部側から中心に向かって傾斜の異な
る2つの直線部分で構成することにより、安定した飛行
軌道および十分な飛距離を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のゴルフボールの表面に形成される
ディンプルの拡大断面図である。
【図2】本実施形態のゴルフボールのディンプル配置の
説明図である。
【図3】他の実施形態のゴルフボールの表面に形成され
るディンプルの拡大断面図である。
【図4】さらに他の実施形態のゴルフボールの表面に形
成されるディンプルの拡大断面図である。
【図5】従来技術に係るゴルフボールの表面に形成され
るディンプルの拡大断面図である。
【図6】従来技術に係るゴルフボールの表面に形成され
るディンプルの拡大断面図である。
【図7】従来技術に係るゴルフボールの表面に形成され
るディンプルの拡大断面図である。
【符号の説明】
20、28、32…ゴルフボール 22、26、30…
ディンプル 24a〜24f…仮想分割ライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボール表面に複数のディンプルを有するゴ
    ルフボールにおいて、 前記ディンプルの断面形状が、前記ディンプルの周縁部
    側に形成される傾斜した直線部分と、前記直線部分に接
    続し、前記ディンプルの中央部側に形成される曲線部分
    とからなることを特徴とするゴルフボール。
  2. 【請求項2】請求項1記載のゴルフボールにおいて、 前記直線部分は、前記周縁部側の第1直線部分と、前記
    第1直線部分と前記曲線部分との間に形成され、前記ボ
    ール表面に対する傾斜が前記第1直線部分よりも小さく
    設定される第2直線部分とからなることを特徴とするゴ
    ルフボール。
  3. 【請求項3】ボール表面に複数のディンプルを有するゴ
    ルフボールにおいて、 開口部が略円形に形成される前記ディンプルの断面形状
    が、前記ディンプルの周縁部側に形成される傾斜した第
    1直線部分と、前記第1直線部分に接続し、前記ディン
    プルの中央部側に形成され、前記ボール表面に対する傾
    斜が前記第1直線部分よりも小さく設定される第2直線
    部分とからなることを特徴とするゴルフボール。
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