JP2001054592A - ソリッドゴルフボール - Google Patents

ソリッドゴルフボール

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JP2001054592A JP11232621A JP23262199A JP2001054592A JP 2001054592 A JP2001054592 A JP 2001054592A JP 11232621 A JP11232621 A JP 11232621A JP 23262199 A JP23262199 A JP 23262199A JP 2001054592 A JP2001054592 A JP 2001054592A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 表面に多数のディンプルが形成されたゴ
ルフボールにおいて、全体の少なくとも70%のディン
プルが深さ75〜90%のところに変曲点を持ち、ディ
ンプル総体積比が0.7〜0.9%であることを特徴と
するソリッドゴルフボール。 【効果】 本発明のソリッドゴルフボールは、低ヘッド
スピードから高ヘッドスピードに至るあらゆる領域で糸
巻きゴルフボールを凌ぐ飛び性能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソリッドゴルフボ
ールに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ソリッ
ドゴルフボールは、糸巻きゴルフボールに比べて一般に
飛距離性能の点で優れているとされ、最近では、ソリッ
ドゴルフボールが広く使用されている。しかしながら、
低ヘッドスピード領域では糸巻きゴルフボール以上の飛
び性能を持つソリッドゴルフボールでも、高ヘッドスピ
ード、特にヘッドスピード48m/sを超える領域で
は、糸巻きゴルフボールに比べてむしろ初速が劣り、飛
距離が劣る傾向があった。
【0003】本発明は、上記事情を改善したもので、低
ヘッドスピード領域では勿論、ヘッドスピード48m/
s以上の高ヘッドスピード領域においても糸巻きゴルフ
ボール以上の飛び性能を実現したソリッドゴルフボール
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明は、上記目的を達成するため、下記ソリッドゴルフ
ボールを提供する。 請求項1:表面に多数のディンプルが形成されたゴルフ
ボールにおいて、全体の少なくとも70%のディンプル
が深さ75〜90%のところに変曲点を持ち、ディンプ
ル総体積比が0.7〜0.9%であることを特徴とする
ソリッドゴルフボール。 請求項2:互いに直径の異なる3種以上のディンプルを
有すると共に、互いに同一の直径を持ちかつ深さの異な
る2種以上のディンプルを有し、ディンプル総数が36
0〜540個である請求項1記載のソリッドゴルフボー
ル。 請求項3:ゴム組成物により形成され、直径が34mm
以上40mm以下であるソリッドコアにカバーを被覆し
てなる請求項1又は2記載のソリッドゴルフボール。 請求項4:カバーが、厚さ1.0〜2.0mmの内側カ
バーと、熱可塑性ポリウレタンエラストマーにより形成
され、厚さが1.0〜2.0mmである外側カバーとを
有する請求項3記載のソリッドゴルフボール。
【0005】本発明によれば、全ディンプルのうち70
%以上のディンプルにおいて、そのディンプルの中央部
における縦断面形状として、深さ75〜90%のところ
に変曲点を有する二重ディンプル形状とし、このように
変曲点を深いところにつけると共に、ディンプル総体積
比を0.7〜0.9%とすることにより、48m/s以
上の高ヘッドスピード領域においても、従来の糸巻きゴ
ルフボールよりも良好な飛び性能を与えることができ
る。また、互いに直径の異なる3種以上のディンプルを
有すると共に、互いに同一の直径を有しながら深さの異
なる2種以上のディンプルを有するディンプル種の組み
合わせとし、かつディンプル総数を360〜540個と
すること、更には、ソリッドゴルフボール構造として、
ゴム組成物により形成され、直径が34mm以上40m
m以下であるソリッドコアにカバーを被覆したソリッド
ゴルフボール、特にカバーが厚さ1.0〜2.0mmの
内側カバーと、熱可塑性ポリウレタンエラストマーによ
り形成され、厚さが1.0〜2.0mmである外側カバ
ーとを有する構造とすることにより、高ヘッドスピード
領域での飛び性能をより良好に確保することができ、特
にディンプルの一部を深くすることで、ポール打ちとシ
ーム打ちとの飛距離差を少なくし、シンメトリー性を向
上させることができるものである。
【0006】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のソリッドゴルフボールは、ソリッドコアと、カ
バーとを具備したもので、カバー表面に多数のディンプ
ルが形成されたものである。
【0007】この場合、ディンプルは、全ディンプルの
うち70%以上、好ましくは80%以上、更に好ましく
は90%以上のディンプルが深さ75%以上、好ましく
は78%以上、更に好ましくは80%以上で、90%以
下、好ましくは88%以下、更に好ましくは87%以下
のところに変曲点を有するものである。
【0008】図1は、これをわかりやすく説明したもの
で、ディンプル10の中央部における縦断面形状におい
て、ディンプル10が略半円形状乃至半楕円形状の第1
ディンプル部12と、これより小径の略半円形状乃至半
楕円形状の第2ディンプル部14とが一体に連接された
形状を有し、上記第2ディンプル部14がディンプル1
0の深さDeの75〜90%のところで第1ディンプル
部12に連接されることにより、上記のように深さ75
〜90%のところで変曲点16が形成されているもので
ある。
【0009】変曲点をもつディンプルとは、下に凸状の
第1ディンプル部12と下に凸状の第2ディンプル部1
4が連接され、その連接部分を滑らかに結んだものであ
り、変曲点16とはディンプルの断面形状を関数によっ
て表現し、その関数の変曲点を指す。但し、ゴルフボー
ルは、塗装の影響でエッジのまわりにも変曲点をもつこ
とがあるが、本発明でいう変曲点はそれを指さない。
【0010】上記のように、図1は、本発明のディンプ
ル形状をわかりやすく示したもので、本発明の実際のデ
ィンプル形状の一例としては図2に示すものが挙げられ
る。
【0011】なお、このような二重ディンプル形状は、
特開昭60−163674号公報に示されているように
公知であるが、従来のこの種の二重ディンプルは、変曲
点を比較的浅いところに形成しているものである。
【0012】上記変曲点位置が上記範囲より浅い位置に
ある場合、打ち出し直後よりやや吹け上がり気味に飛ん
で行き、その影響で高い位置からの落下となり、ランが
出ない。逆に上記範囲より深い位置にある場合、打ち出
し直後は低い弾道で飛んで行くが、落下前にはボール速
度が低下し、キャリーが伸びない。
【0013】また、上記変曲点範囲にあるディンプルが
全ディンプルに対して少ない場合、飛翔中の空気抵抗が
大きくなり、キャリー,ラン共に出にくくなる。
【0014】また、本発明においては、ディンプル総体
積比VRを0.70%以上、好ましくは0.75%以
上、更に好ましくは0.77%以上で、0.90%以
下、好ましくは0.82%以下、更に好ましくは0.8
0%以下とすることが必要である。ディンプル総体積比
Rが小さすぎると吹け上がる弾道となり、ランが出な
くなり、逆にVRが大きすぎると低すぎる弾道となり、
キャリーが出ない。
【0015】ここで、ディンプル総体積比VRは、下記
式から求めることができる。
【0016】
【数1】 (但し、VSは各ディンプルの縁部によって囲まれる平
面下のディンプル空間体積の総和、Rはボールの半径を
示す。)
【0017】なお、本発明において、図3に示したよう
に、ディンプル10中央部における縦断面を見たとき、
図3における左右の最高点が水平になるようにした場合
での最高点をディンプルエッジE,Eとし、このエッジ
E,E間をディンプルの直径Diとする。また、上記エ
ッジE,Eを結んだ線分からディンプル最深部までの距
離をディンプル深さDeとする。従って、ディンプル体
積Vは、上記エッジに囲まれる部分のディンプル体積と
なる。
【0018】本発明において、ディンプル形状は、通常
平面円形であり、その直径は2.4mm以上、より好ま
しくは3.0mm以上、更に好ましくは3.3mm以上
であり、また4.6mm以下、より好ましくは4.4m
m以下、更に好ましくは4.2mm以下であることが好
ましい。深さは0.08mm以上、より好ましくは0.
10mm以上、更に好ましくは0.12mm以上であ
り、また0.22mm以下、より好ましくは0.20m
m以下、更に好ましくは0.19mm以下であることが
好ましい。
【0019】ディンプルの総数nは、360個以上54
0個以下であることが好ましい。より好ましくは380
個以上、更に好ましくは390個以上であり、またより
好ましくは450個以下、更に好ましくは400個以下
である。
【0020】この場合、ディンプルは、好ましくはその
直径が互いに異なる3種以上、更に好ましくは4種以上
であり、また好ましくは直径が互いに異なる6種以下、
特に5種以下の組み合わせである多種ディンプルである
ことが好ましい。更に、互いに同一直径のディンプル
は、好ましくは2種以上、特に2種以上4種以下、とり
わけ2種以上3種以下が互いに異なる深さを有すること
が好ましい。従って、ディンプル種類としては、互いに
直径及び深さが異なる4種以上、より好ましくは5種以
上で、好ましくは12種以下、より好ましくは8種以
下、更に好ましくは6種以下の組み合わせとすることが
好ましい。
【0021】このような組み合わせにより、ヘッドスピ
ード48m/sを超える領域で優れた飛び性能をもつデ
ィンプルとすることができる。また特に、互いに同一直
径を有しながら異なる深さのディンプルを設けることに
より、ポール打ちとシーム打ちとの飛距離差を少なくす
ることができ、シンメトリー性が向上する。
【0022】上記ディンプルの配列方法は、公知の方法
を採用し得、上記ディンプルが均等に配置していれば特
に制限されないが、8面体配列、20面体配列、半球を
2〜6に等分割するなどの球面分割法を採用し得、その
分割領域内にディンプルを配置する方法とすることがで
きる。なお、これらの方法に微修正を施す方法もとるこ
とができる。この場合、ディンプル表面占有率は69〜
82%、特に72〜77%であることが好ましい。
【0023】本発明のソリッドゴルフボールは、上述し
たように、コアとカバーとを有するものであればよい
が、この場合、本発明の目的をより有利に達成する点か
ら、ゴム組成物により形成され、直径が34mm以上4
0mm以下であるソリッドコアに、カバーを被覆した構
成、この場合、特にカバーが厚さ1.0〜2.0mmの
内側カバーと、熱可塑性ポリウレタンエラストマーによ
り形成され、厚さが1.0〜2.0mmである外側カバ
ーとを有する構成とすることが好ましい。
【0024】ここで、ゴム組成物としては、基材として
ポリブタジエンを使用したものが好ましい。このポリブ
タジエンとしては、シス構造を少なくとも40%以上有
する1,4−シスポリブタジエンが好適に挙げられる。
また、この基材ゴム中には、所望により該ポリブタジエ
ンに天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンブタジエ
ンゴムなどを適宜配合することができる。ゴム成分を多
くすることにより、ゴルフボールの反発性を向上させる
ことができる。
【0025】また、上記ゴム組成物には、架橋剤として
メタクリル酸亜鉛、アクリル酸亜鉛等の不飽和脂肪酸の
亜鉛塩、マグネシウム塩やトリメチルプロパンメタクリ
レート等のエステル化合物を配合し得るが、特にアクリ
ル酸亜鉛を好適に使用し得る。これら架橋剤の配合量
は、上記基材ゴム100重量部に対し、10重量部以上
30重量部以下とすることが好ましい。
【0026】上記ゴム組成物中には、通常、加硫剤が配
合されているが、この加硫剤中には、1分間で半減期を
迎える温度を155℃以下とするパーオキサイドが含ま
れていることが推奨され、その配合量は加硫剤全体の3
0重量%以上、特に40重量%以上であり、その上限は
特に制限されないが、70重量%以下であることが好ま
しい。このようなパーオキサイドとしては、市販品を挙
げることができ、例えばパーヘキサ3M(日本油脂社
製)等が挙げられる。その配合量は、基材ゴム100重
量部に対し、0.6重量部以上2重量部以下とすること
ができる。
【0027】更に、必要に応じて、老化防止剤や比重調
整の充填剤として酸化亜鉛や硫酸バリウム等を配合する
ことができる。
【0028】上記ゴム組成物は、公知の方法で加硫・硬
化させてソリッドコアを製造することができるが、その
直径は34mm以上、特に35mm以上であり、また4
0mm以下、より好ましくは38mm以下、更に好まし
くは37mm以下とすることが好ましい。
【0029】また、上記内側カバーは、熱可塑性樹脂に
て形成することが好ましい。内側カバーに使用できる熱
可塑性樹脂としては、例えば、公知の熱可塑性樹脂、熱
可塑性エラストマー等を挙げることができ、具体的に
は、ナイロン、ポリアリレート、アイオノマー樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリウレタン系熱可塑性エラストマ
ー、ポリエステル系熱可塑性エラストマーなどを挙げる
ことができ、市販品としてサーリンAD8512(デュ
ポン社製アイオノマー樹脂)、ハイミラン1706,同
1707(三井・デュポンポリケミカル社製アイオノマ
ー樹脂)、リルサンBMNO(エルフアトケム社製ポリ
アミド系樹脂)、UポリマーU−8000(ユニチカ社
製ポリアリレート樹脂)などが例示されるが、特にアイ
オノマー樹脂が好ましい。
【0030】上記内側カバーのショアD硬度は、反発性
能、フィーリングの点から、50以上、特に54以上で
あり、63以下、特に60以下とすることが好ましい。
また、その厚さは1.0mm以上、特に1.4mm以上
であり、2.0mm以下、特に1.7mm以下とするこ
とが好ましい。厚さが薄すぎるとボールの耐久性が劣る
場合があり、逆に厚すぎると反発性が低下するおそれが
ある。
【0031】外側カバーは、上述したように、糸巻きゴ
ルフボール並みのコントロール性、止まりを与える点か
ら、熱可塑性ポリウレタンエラストマーにて形成するこ
とが好ましい。この場合、そのショアD硬度は上記内側
カバーより小さく、40以上、より好ましくは43以
上、更に好ましくは44以上で、52以下、より好まし
くは50以下、更に好ましくは47以下とすることが好
ましく、その厚さは1.0mm以上、特に1.4mm以
上で、2.0mm以下、特に1.7mm以下とすること
が好ましい。ショアD硬度が小さすぎると反発性が低下
したり、ボール成形時に脱型性が低下するおそれがあ
り、逆に大きすぎると硬いフィーリングとなったり、ア
プローチショット時のスピンが少なくなる傾向となる。
また、厚さが薄すぎるとボールの耐久性が劣る場合があ
り、逆に厚すぎると反発性が低下するおそれがある。
【0032】本発明のゴルフボールは、通常、上記カバ
ー上に更に塗装を施すことによって製品とされるが、本
発明のゴルフボールは、ボールに初期荷重10kgをか
けた状態から終荷重130kgをかけたときまでの圧縮
変形量(以下、μ硬度という)が2.6〜3.4mmで
あるように形成することがフィーリング、反発性能の点
より好ましい。μ硬度が小さすぎると、フィーリング、
特にドライバーなどの大変形を起こすショット時のフィ
ーリングが硬くなる場合があり、逆に大きすぎると、十
分な反発が確保できないおそれがある。
【0033】本発明のゴルフボールの直径、重さは、ゴ
ルフ規則に従うものであるが、飛び性能を良くする等の
点から、直径42.67〜42.97mmの範囲に形成
する。また、重さは44.9〜45.9gの範囲が好ま
しい。
【0034】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【0035】〔実施例,比較例〕常法に従い、表1に示
す組成でソリッドコアを作製した。次いで、上記コアに
表1に示す内側カバー及び外側カバーを被覆した。
【0036】
【表1】 注:ダイナロン 日本合成ゴム社製,ブロックコポリ
マー,ブタジエン−スチレン共重合体水素添加物 サーリン デュポン社製,アイオノマー樹脂 PANDEX 大日本インキ化学工業社製,熱可塑性ポ
リウレタンエラストマー
【0037】この場合、実施例1,3及び比較例1のゴ
ルフボール表面には、図4,5に示す態様で表1に示す
ディンプルを形成した。但し、実施例2においては、図
6,7に示す態様とした。ここで、図において、100
番台のディンプルは表1におけるディンプル、200
番台のディンプルはディンプル、300番台のディン
プルはディンプルを示す(以下同様)。
【0038】次に、得られたゴルフボールについて、下
記方法で飛び試験を行った。結果を表2に併記する。
【0039】飛び試験 ミヤマエ社製スイングロボットを用い、ドライバーによ
りヘッドスピード50m/sにおいて、また5番アイア
ンによりヘッドスピード38m/sにおいて、各ボール
を20発ずつ打撃し、初速度、スピン量、仰角(水平に
対する高さ方向の角度)、キャリー、トータル飛距離、
シンメトリー性を測定した。また、サンドウェッジを用
い、ヘッドスピード19m/sで初速度、スピン量を調
べた。
【0040】使用クラブ <ドライバー条件> ヘッド: ブリヂストンスポーツ社製,J’s−MET
AL,ロフト角7.5°,ライ角57°,SUS630
ステンレス,ロストワックス製法 シャフト:ハーモテックプロ,HM−70,LK(先調
子),硬さX <5番アイアン条件> ヘッド: ブリヂストンスポーツ社製,ビーム5番アイ
アン ロフト角28°,ライ角60° シャフト:プレシジョンライフルシャフト フレックス
6.5(中調子) <サンドウェッジ条件> ヘッド: ブリヂストンスポーツ社製,ビームサンドウ
ェッジ ロフト角56°,ライ角62.5° シャフト:プレシジョンライフルシャフト フレックス
6.5(中調子)
【0041】なお、シンメトリー性は、下記方法で測定
した。図8(A)に示す打撃方向(ポール打撃)と図8
(B)に示す打撃方向(シーム打撃)を繰り返し行い、
その差を求めた。即ち、ゴルフボールを打撃すると、ク
ラブの番手により回転数は異なるものの、いずれもいわ
ゆるバックスピンが生じ、この場合、図8(A),
(B)に示したように、ボールの打撃箇所によって、ゴ
ルフボールaのシームラインb上に互いに対向する2点
c,c及び中心点dの3点を結ぶ直線eを回転軸とする
バックスピンを生じるようにボールaを打撃fするいわ
ゆるポール打撃(A図)と、ボールaのシームラインb
を円周線とする円形平面gと直交し、かつボールaの中
心点dを通る直線hを回転軸とするバックスピンを生じ
るようにボールaを打撃iするいわゆるシーム打撃(B
図)とに大別されるが、この差の少ないものほどショッ
ト箇所による飛び性能にバラツキのないシンメトリー性
に優れたゴルフボールということができる。
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】本発明のソリッドゴルフボールは、低ヘ
ッドスピードから高ヘッドスピードに至るあらゆる領域
で糸巻きゴルフボールを凌ぐ飛び性能を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディンプル形状をわかりやすく示した
説明図である。
【図2】本発明のディンプル形状の一例を示す断面図で
ある。
【図3】本発明におけるディンプル形状の説明図であ
る。
【図4】実施例1,3並びに比較例1のゴルフボールの
ディンプル配列態様の説明図である。
【図5】同ゴルフボールの平面図である。
【図6】実施例2のゴルフボールのディンプル配列態様
の説明図である。
【図7】同ゴルフボールの平面図である。
【図8】ゴルフボールをショットする場合の打撃方向を
説明する説明図であり、(A)はポール打撃、(B)は
シーム打撃を示す。
【符号の説明】
10 ディンプル Di 直径 De 深さ E エッジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に多数のディンプルが形成されたゴ
    ルフボールにおいて、全体の少なくとも70%のディン
    プルが深さ75〜90%のところに変曲点を持ち、ディ
    ンプル総体積比が0.7〜0.9%であることを特徴と
    するソリッドゴルフボール。
  2. 【請求項2】 互いに直径の異なる3種以上のディンプ
    ルを有すると共に、互いに同一の直径を持ちかつ深さの
    異なる2種以上のディンプルを有し、ディンプル総数が
    360〜540個である請求項1記載のソリッドゴルフ
    ボール。
  3. 【請求項3】 ゴム組成物により形成され、直径が34
    mm以上40mm以下であるソリッドコアにカバーを被
    覆してなる請求項1又は2記載のソリッドゴルフボー
    ル。
  4. 【請求項4】 カバーが、厚さ1.0〜2.0mmの内
    側カバーと、熱可塑性ポリウレタンエラストマーにより
    形成され、厚さが1.0〜2.0mmである外側カバー
    とを有する請求項3記載のソリッドゴルフボール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002302570A (ja) * 2001-04-06 2002-10-18 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフボール用ゴム組成物及び該ゴム組成物を用いたゴルフボール
JP2003079763A (ja) * 2001-09-17 2003-03-18 Kasco Corp ゴルフボール
KR20160007472A (ko) * 2015-12-31 2016-01-20 이지훈 골프공

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