JP2003079640A

JP2003079640A - デンタル照明装置

Info

Publication number: JP2003079640A
Application number: JP2001276212A
Authority: JP
Inventors: Naohiro Yamamura; 直弘山村; Yasuo Kawamura; 泰生川村; Atsushi Yamada; 篤山田; Kazuhisa Chikushima; 一久築島; Teruki Matsuoka; 輝樹松岡; Masazo Suzuki; 雅三鈴木; Ikuo Kobayakawa; 育雄小早川; Takehito Kuno; 岳人久野; Hiroshi Matsuda; 宏松田
Original assignee: Inax Corp
Current assignee: Inax Corp
Priority date: 2001-09-12
Filing date: 2001-09-12
Publication date: 2003-03-18

Abstract

(57)【要約】【課題】家庭で虫歯や口内炎などの口腔内の状態チェッ
クを容易に行える口腔用の照明装置を提供する。【解決手段】ミラーキャビネットＬの鏡Ｍ側方の基盤部
１１裏面にＬＥＤを光源とする光源装置２を設置し、基
盤部１１を貫通させてファイバー状導光体３を光源装置
２に接続する。収納棚１０又は基盤部１１の適所にデン
タル照明装置１のＯＮ・ＯＦＦ用スイッチ４を設ける。
ファイバー状導光体３は適度の長さと可撓性とを有し直
径が２〜３ｍｍ程度に設定される。ファイバー状導光体
３を口腔内へ挿入し、ＬＥＤからの光をファイバー状導
光体３の先端から投射して所望箇所を照射することによ
り、口腔内の状態（例えば虫歯の有無・口内炎の状態・
のど粘膜や扁桃腺の状態）チェックを容易且つ確実に行
える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、家庭で虫歯や口内
炎などのチェックを容易にできるようにするための口腔
内へ光照射する照明装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】歯科医によるのではなく、家庭等におい
て、虫歯の有無や口内炎の状態など口腔内の衛生状態を
調べたい場合、鏡を用いてチェックするのがごく一般的
な方法である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】口腔内のチェックを確
実にするためには、口腔内をできるだけ明るく照明する
必要がある。しかし、例えば洗面化粧台の鏡で口腔内チ
ェックを行おうとする場合、化粧台の上端部に付属させ
た蛍光灯で口腔内を光照射せねばならないが、必ずしも
上手く光を所望箇所に当てられるとは限らず、無理な姿
勢を強いられるなど煩わしさがある。そこで、懐中電灯
やペンライト等を口腔内照明として利用することも考え
られるが、この場合、懐中電灯やペンライト等を別途用
意しなくてはならないばかりでなく、これら懐中電灯や
ペンライト等の収納場所が必要となるという問題が生ず
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、家庭内におい
て個人が自己の口腔内チェックを容易に行えるデンタル
照明装置を提供するものであって、その特徴とするとこ
ろは、ＬＥＤを用いた光源と、該光源に接続したファイ
バー状導光体とより成り、鏡の近傍に配置したことにあ
る。ＬＥＤから投射される光は指向性が強いため、ファ
イバー状の導光体に投射することにより、ファイバー状
導光体の先端から光を発射させることが可能である。そ
れ故、本発明に係るデンタル照明装置は、ＬＥＤ光源か
らファイバー状導光体を通じ投射される光で口腔内の所
望箇所を照射できるから、人が鏡の前の任意の位置にお
いて、容易且つ確実に口腔内チェックを行える。また、
光源としてＬＥＤを用いたので、低電圧で動作させるこ
とができる。

【０００５】なお、本発明に係るデンタル照明装置は、
洗面所等に設置されるミラーキャビネットの鏡の近傍に
配置するほか、手鏡あるいは卓上鏡に組み込んで一体に
構成することも可能である。

【０００６】

【発明の実施の形態】［第１の実施形態］図１は、本発
明をミラーキャビネットＬに適用した一実施形態を示す
ものである。このミラーキャビネットＬは、洗面器Ｓを
載設したキャビネットＮの上方に鏡Ｍが立設され、鏡Ｍ
の側方に収納棚１０が設けられている。そして本例は、
収納棚１０の基盤部１１に、デンタル照明装置１を組み
込んだところに特色を有している。すなわち図２に示す
如く、基盤部１１の裏面側に、ＬＥＤ（発光ダイオー
ド）を光源とする光源装置２を設置し、該光源装置２に
接続したファイバー状導光体３を基盤部１１の表面側へ
引き出すように構成した。また上記基盤部１１に、図２
（Ｃ）のような一対の爪６，６から成る係止具５を設け
て、ファイバー状導光体３の先端部を保持できるように
してもよい。さらに、収納棚１０又は基盤部１１の適所
に、当該デンタル照明装置１のＯＮ・ＯＦＦを制御する
スイッチ４が設けられる。

【０００７】電源装置２には、光源となるＬＥＤのほ
か、電池等の電源または外部電源を取り込んで適正な電
圧に制御するための電源回路等が内蔵される。ＬＥＤは
光の指向性が強いことが特徴で、ファイバー状の導光体
に投射することにより、導光体の先端から光照射するこ
とができる。ファイバー状導光体３は、適度の長さと可
撓性とを有し、先端部を利用者の口腔内へ安全に且つ容
易に挿入できるものであればよく、直径が２〜３ｍｍ程
度に設定される。

【０００８】以上のように構成された本発明のデンタル
照明装置１を用いて、利用者が自分の口腔内の状態（例
えば虫歯の有無・口内炎の状態・のど粘膜や扁桃腺の状
態）を調べるには、電源を投入し、ＬＥＤからの光を、
ファイバー状導光体３の先端から投射可能にする。そし
て、鏡Ｍの前でファイバー状導光体３を口腔内へ挿入
し、先端から投射される光で所望箇所を照射することに
より、口腔内のチェックを確実に行うことができる。

【０００９】［第２の実施形態］デンタル照明装置１の
ファイバー状導光体３の先端は、利用者の口腔内へ挿入
されるものであるため、清潔性を保つことが要求され
る。そこで、図３に示すようなホルダー７を基盤部１１
に設け、ファイバー状導光体３の先端部を収納して保護
するようにしてもよい。

【００１０】［第３の実施形態］図４に示すように、基
盤部１１における鏡Ｍ側の適当部位に、開閉可能な扉８
を取り付けた収納ポケット９を形成し、この収納ポケッ
ト９内にデンタル照明装置１を配置することも考えられ
る。

【００１１】［第４の実施形態］図５の実施形態は、フ
ァイバー状導光体３を巻き付けたボビン２０を、ミラー
キャビネットＬの収納棚１０等に設けた収納凹部１２へ
軸廻りに回転可能に配置し、このボビン２０からファイ
バー状導光体３を引き出し可能に構成したものである。
ＬＥＤを光源とする光源装置２はボビン２０の中心部に
内装され、ファイバー状導光体３は、ボビン２０の軸部
を貫通して、ボビン２０内の光源装置２に接続されてい
る。本実施形態では、利用者がデンタル照明装置１を使
用する際、ファイバー状導光体３を所望長さだけ引き出
して口腔内へ挿入し、使用後は、ボビン２０に連結した
ハンドル２１等でファイバー状導光体３をボビン２０に
巻き戻すことができる。

【００１２】［その他の実施形態］本発明の実施対象
は、前述のミラーキャビネットＬの外、姿見やドレッサ
ー、さらには手鏡や卓上鏡等にも適用が可能である。図
６は、手鏡３０に、本発明に係るデンタル照明装置１を
組み込んだ例を示すものであり、鏡本体３１の側部に設
けた収納ボックス３２内に、光源装置２と電源Ｅとを収
納し、ファイバー状導光体３を、収納ボックス３２を貫
通させて光源装置２に接続した。このように本発明は実
施にあたり、様々に応用し、あるいは適宜変更を加える
ことが可能なものである。

【００１３】

【発明の効果】本発明に係るデンタル照明装置は、ファ
イバー状導光体を用いて、利用者の口腔内の所望箇所を
的確に光照射することができるから、口腔内の状態チェ
ックを容易且つ確実に行うことができる。また光源とし
てＬＥＤを用いたので、低電圧で動作させることが可能
であり、それ故、消費電力が少なくて済むと共に、安全
性にも優れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施形態に係るものであっ
て、デンタル照明装置を組み込んだミラーキャビネット
を示す斜視図である。

【図２】本発明の第１の実施形態に係るものであっ
て、図（Ａ）はミラーキャビネットに組み込んだデンタ
ル照明装置を示す側面断面図、図（Ｂ）は同デンタル照
明装置の正面図、図（Ｃ）は図（Ｂ）のＣ−Ｃ線におい
て断面視して示す係止具の平面図である。

【図３】本発明の第２の実施形態に係るものであっ
て、ミラーキャビネットに組み込んだデンタル照明装置
の要部を示す斜視図である。

【図４】本発明の第３の実施形態に係るものであっ
て、ミラーキャビネットに組み込んだデンタル照明装置
の要部を示す斜視図である。

【図５】本発明の第４の実施形態に係るものであっ
て、図（Ａ）はミラーキャビネットに組み込んだデンタ
ル照明装置を示す正面図、図（Ｂ）は同デンタル照明装
置の側面断面図である。

【図６】本発明のその他の実施形態に係るものであっ
て、デンタル照明装置を組み込んだ手鏡を示す斜視図で
ある。

【符号の説明】

１…デンタル照明装置２…光源装置３…ファイバー
状導光体４…スイッチ１１…基盤部Ｌ…ミラーキャビネットＭ…鏡Ｎ…
キャビネットＳ…洗面器

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者山田篤愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地株式会社イナックス内 (72)発明者築島一久愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地株式会社イナックス内 (72)発明者松岡輝樹愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地株式会社イナックス内 (72)発明者鈴木雅三愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地株式会社イナックス内 (72)発明者小早川育雄愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地株式会社イナックス内 (72)発明者久野岳人愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地株式会社イナックス内 (72)発明者松田宏愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地株式会社イナックス内Ｆターム(参考） 4C052 AA20 FF07 LL09

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ＬＥＤを用いた光源と、該光源に接続し
たファイバー状導光体とより成り、鏡の近傍に配置した
ことを特徴とするデンタル照明装置。
【請求項２】ミラーキャビネットにおける鏡の近傍に
配置した請求項１に記載のデンタル照明装置。
【請求項３】手鏡あるいは卓上鏡と一体に構成した請
求項１に記載のデンタル照明装置。