JP2003079612A - リファレンス補正用データ生成方法及びx線ct装置 - Google Patents

リファレンス補正用データ生成方法及びx線ct装置

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JP2003079612A
JP2003079612A JP2001271377A JP2001271377A JP2003079612A JP 2003079612 A JP2003079612 A JP 2003079612A JP 2001271377 A JP2001271377 A JP 2001271377A JP 2001271377 A JP2001271377 A JP 2001271377A JP 2003079612 A JP2003079612 A JP 2003079612A
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JP2001271377A
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Akihiko Nishide
明彦 西出
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リファレンス用検出器を設けなくても、適正
なリファレンス補正が行えることを課題とする。 【解決手段】 ファンビームを発生するX線源40と円
弧状又は円周状に稠密に配列されたX線検出器70とが
被検体100を挟んで対向するX線CT装置のリファレ
ンス補正用データ生成方法であって、X線検出器70よ
り収集され、前処理されたパラレルビームの複数チャネ
ル分の各投影データDi (i=1〜n)の和又は平均値
は、その投影角θによらず一定となることから、X線源
40の放射ビーム強度の変動を良く反映する。そこで、
この値に基づき、各チャネルの投影データDi (i=1
〜n)をその時のX線放射強度に従い補正するためのリ
ファレンス補正用データDref を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリファレンス補正用
データ生成方法及びX線CT装置に関し、更に詳しくは
ファンビームを発生するX線源と円弧状又は円周状に稠
密に配列されたX線検出器とが被検体を挟んで対向する
X線CT装置に適用して好適なるリファレンス補正用デ
ータ生成方法及びX線CT装置に関する。
【0002】この種のX線CT装置は、被検体断面を撮
影した全方向からのX線投影データに再構成用フィルタ
を重畳し、そのフィルタ補正された投影データを各点に
つき加算することで断層像を再構成する基本原理に基づ
いている。ここで、投影データは物体を透過した後のX
線強度に係る検出データである。従って、少なくとも走
査ガントリの1回転につき、各ビューにおいてX線強度
が一定であること、もしくは強度補正が要求され、もし
強度が変動すると、その再構成画像ではアーチファクト
(偽像)となって現れ、画質を低下させたり、所望する
情報が失われることがある。そこで、従来より各チャネ
ルの投影データをその時のX線放射強度に従い補正する
ことが行われている。
【0003】
【従来の技術】図8は従来のX線CT装置の一部構成を
示す図で、主にデータ収集・演算系の構成を示してい
る。図において、40はX線管、50はX線の曝射範囲
(スライス厚方向)を制限するコリメータ、100は被
検体、20は被検体を載置し、体軸方向に移動させる撮
影テーブル、70は多数(1000個程度)のX線検出
器が例えば一列の円弧状に配列されているX線検出器で
あって、各素子はシンチレータとフォトダイオードとか
らなる。更に、810 〜81n は各チャネルのX線線量
を検出する積分器、SH1〜SHnは各積分出力VB0
〜VBnのサンプルホールド回路、82は各サンプルホ
ールド信号の信号マルチプレクサ(MPX)、83は高
速のA/D変換器(A/D)、15はA/D変換出力の
投影データを蓄積するデータ収集バッファ、11はX線
CT装置の主制御・処理(スキャン制御,CT画像再構
築処理等)を行う中央処理装置、11aはそのCPU、
11bはCPUが実行する制御プログラム等を記憶して
いる主メモリ(MEM)、14はCPU11aの制御イ
ンタフェース、84はX線データ検出・収集制御に係る
各種タイミング信号を発生するタイミング発生部(T
G)である。
【0004】係る構成により、X線管40からのファン
ビームは被検体100を介してX線検出器70に一斉に
入射する。X線検出器70はX線の透過強度に応じた電
流信号IBを出力し、積分器81はこの電流信号を一定
の時定数CRで積分して電圧信号VBに変換すると共
に、これらをサンプルホールド回路SHで所定のタイミ
ングにサンプルホールドする。更に、信号マルチプレク
サ82はサンプルホールド回路810 〜81n の各サン
プル出力を高速でスキャンし、A/D変換器83は信号
マルチプレクサ82の各出力を高速でA/D変換する。
こうして得られた一連の主信号データはデータ収集バッ
ファ15に蓄積され、CPU11aにより処理される。
【0005】ところで、この種のX線CT装置では、上
記の如く少なくとも走査ガントリの1回転につき、X線
源40の放射線強度が一定であることが要求される。し
かるに、実際にX線管40から射出されるX線ビーム強
度Iは、その動作パラメータ(温度、管電圧kV,管電
流mA等)の変動に伴い公称値I0 の近傍で微妙に変動
するため、投影角毎に各チャネルの投影データをその時
のX線放射強度に従い補正する必要がある。
【0006】従来は、X線検出器70の被検体100を
通らないパス位置(例えば円弧状の複数のチャネルの一
端側に設けられるチャネルCH0)にリファレンス用検
出器R1を配置し、投影角毎に基準となるX線線量を測
定し、得られたリファレンス信号REFにより各チャネ
ルの投影データを補正していた。
【0007】なお、X線CT装置によってはX線検出器
70の円弧状の複数のチャネルの両側に2つのリファレ
ンス検出器R1,R2を配置し、又はこれに代えて、X
線管40の近傍にリファレンス検出器R3を配置する場
合もある。
【0008】図9は従来のデータ収集・演算処理のフロ
ーチャートで、X線撮影の処理は大きく分けて投影デー
タの収集・補正に係る前処理S10、収集データ(再構
成関数)のフィルタリング処理S20及びCT映像の逆
投影処理S30の順で行われる。ここでは前処理S10
のみを説明するが、その各ステップについてはCPU1
1aで行う場合もあるし、又は関連するハードウェア構
成で行う場合もある。以下、一例の処理を詳細に説明す
る。
【0009】前処理S10において、ステップS11で
は各チャネル投影データのオフセット補正を行う。オフ
セット補正についてはCPU11aにより行われる。ス
テップS12では各チャネル投影データの対数変換を行
う。ステップS13ではリファレンスチャネルR1の投
影データを使用して主信号チャネルCH1〜CHnの各
投影データのリファレンス補正を行う。リファレンスチ
ャネルR1の投影データは被検体100を透過していな
いため、その時のX線管40のX線強度をS/N比良く
かつ安定に表しており、よって適正なリファレンス補正
を行える。
【0010】ステップS14ではファンビームをパラレ
ルビームに変換する所謂ファンパラ変換を行う。図1
0,図11は一例のファンパラ変換を説明する図
(1),(2)である。なお、ファンパラ変換について
は既に幾つかの方法が知られているが、ここでは直観的
に分かり易い一例を説明する。
【0011】図10は、説明の簡単のため、1ビューに
つき夫々中心から角度θだけ開いた合計3本のX線ファ
ンビームXB1〜XB3と夫々に対応する3つのX線検
出器XD1〜XD3とを備える場合を示している。図に
おいて、まずVIEW1を撮影し、次にVIEW2を、
VIEW1のX線ビームXB1´とVIEW2のX線ビ
ームXB2とが平行となる様に走査ガントリ30を角度
α(但し、この例ではα=θ)だけ回転させて撮影す
る。従って、VIEW1のX線ビームXB1´とVIE
W2のX線ビームXB2とは平行である。次にVIEW
1のX線ビームXB2´とVIEW2のX線ビームXB
3とに着目すると、X線ビームXB2´はX線ビームX
B1´から角度θだけ開いており、かつX線ビームXB
3はX線ビームXB2から角度θだけ開いている。また
上記によりX線ビームXB1´とXB2とは平行である
から、X線ビームXB2´とXB3も平行になる。
【0012】図11は、X線ビームの本数を少し増し、
1ビューにつき夫々中心から最大角度θだけ開いた合計
5本のX線ファンビームXB1〜XB5と夫々に対応す
る5つのX線検出器XD1〜XD5とを備える場合を示
している。図において、まずVIEW1を撮影し、次に
VIEW2を、VIEW1のX線ビームXB1´とVI
EW2のX線ビームXB2とが平行となる様に走査ガン
トリ30を角度α(≪θ)だけ回転させて撮影する。こ
の時、上記同様の理由により、X線ビームXB1´とX
B2、X線ビームXB2´とXB3、X線ビームXB3
´とXB4、及びX線ビームXB4´とXB5が夫々平
行になる。
【0013】実際には1000チャネル程のX線ビーム
についても同様の事が成り立ち、この場合の回転角αは
非常に小さいものとなる。従って、上記の様な投影角制
御と、各チャネル投影データの組合せとにより、全投影
角についてのパラレルビームによる全チャネル投影デー
タが得られる。なお、このファンパラ変換については他
にも様々の方法を採用し得る。
【0014】図9に戻り、ステップS15ではチャネル
毎の感度のバラツキを補正するためのチャネル間感度補
正を行う。チャネル間感度補正用データは予め収集した
複数ビュー分の空気データの平均データにより得られ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の如
くリファレンス用検出器Rを別途に備える構成である
と、検出器チャネル数が少し増加し、被検体が撮影エリ
アをはみ出し、スキャン中に被検体がリファレンス用検
出器をよぎる可能性もあった。
【0016】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的とする所は、リファレンス用検出
器Rを設けなくても、適正なリファレンス補正が行える
リファレンス補正用データ生成方法及びX線CT装置を
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
(A)の構成により解決される。即ち、本発明(1)の
リファレンス補正用データ生成方法は、ファンビームを
発生するX線源40と円弧状(Rotate/Rotate方式等)
又は円周状(Stationary/Rotat 方式等)に稠密に配列
されたX線検出器70とが被検体100を挟んで対向す
るX線CT装置のリファレンス補正用データ生成方法で
あって、X線検出器70より収集した複数チャネル分の
前処理された各投影データDi (i=1〜n)の和又は
平均値に基づき、各チャネルの投影データDi (i=1
〜n)をその時のX線放射強度に従い補正するためのリ
ファレンス補正用データDref を生成するものである。
なお、ここでの前処理とは、少なくともファンパラ変
換,オフセット補正及び又は対数変換を含む。
【0018】本発明(1)においては、今、被検体10
0の各位置sにおける前処理された投影データをf
(s)で表すとすると、被検体100についての全投影
P=∫f(s)dsは位置s(投影角)によらず常に一
定となるはずである。従って、X線検出器70より収集
した複数チャネル分の各投影データDi (i=1〜n)
の和又は平均値は、各時点(各投影角)におけるX線源
40のX線放射強度(即ち、X線ビームの強度の変動)
を良く表(反映)している。そこで、これらの和又は平
均値に基づき、各チャネルの投影データDi (i=1〜
n)をその時のX線放射強度に従い補正するためのリフ
ァレンス補正用データDref を生成する。
【0019】また本発明(2)のX線CT装置は、ファ
ンビームを発生するX線源40と円弧状又は円周状に稠
密に配列されたX線検出器70とが被検体100を挟ん
で対向する方式のX線CT装置において、X線検出器7
0より収集され、前処理された複数チャネル分の各投影
データDi (i=1〜n)の和又は平均値に基づき、各
チャネルの投影データをその時のX線放射強度に従い補
正するためのリファレンス補正用データDref を生成す
る補正用データ生成手段91と、前記生成したリファレ
ンス補正用データで各チャネルの投影データを補正する
リファレンス補正手段92とを備えるものである。な
お、ここでの前処理とは、少なくともファンパラ変換,
オフセット補正及び又は対数変換を含む。
【0020】本発明(2)によれば、従来のリファレン
ス用検出器Rに係る構成を削除でき、よって検出器のチ
ャネル数が削減され、またX線検出器70より収集さ
れ、前処理された複数チャネル分の各投影データDi
(i=1〜n)の和又は平均値に基づき、生成したリフ
ァレンス補正用データDref により、各チャネル投影デ
ータDi (i=1〜n)の適正なリファレンス補正が行
える。
【0021】好ましくは、本発明(3)においては、上
記本発明(2)において、補正用データ生成手段91は
投影角毎にリファレンス補正用データを生成する。従っ
て、X線源40の変動による影響を投影角毎に適正に補
正できる。
【0022】また好ましくは、本発明(4)において
は、上記本発明(3)において、補正用データ生成手段
91は投影角毎に生成したリファレンス補正用データDr
ef(VIEW i) (i=1〜m)の和又は平均値に基づき、
更に基準のリファレンス補正用データDref を生成す
る。従って、従来のリファレンス補正用データ に代え
て、この基準のリファレンス補正用データDref をリフ
ァレンス補正時の公称値(基準)とできる。
【0023】また好ましくは、本発明(5)において
は、上記本発明(2)〜(4)において、X線検出器7
0は複数列の検出器70a〜70dを備え、列毎に求め
たリファレンス補正用データで対応する列毎の各投影デ
ータを補正する。
【0024】図1(B)にX線検出器70の紙面に垂直
な方向の断面図を示す。図示の如く、一例のX線検出器
70は円弧状又は円周状に稠密に配列された複数列の検
出器70a〜70dを備える。本発明(5)によれば、
X線検出器70の列毎に求めたリファレンス補正用デー
タDref a〜Dref dで対応する列毎の各投影データDa
i 〜Ddi (i=1〜n)を夫々補正する構成により、
列毎に適正なリファレンス補正が行える。
【0025】また好ましくは、本発明(6)において
は、上記本発明(2)〜(4)において、X線検出器7
0は複数列の検出器70a〜70dを備え、1列又は2
列以上につき求めた単一のリファレンス補正用データで
列毎又は2列以上の各対応チャネルデータの和からなる
各投影データを補正する。
【0026】例えば、検出器70aの列で求めたリファ
レンス補正用データDref aで検出器70a〜70dの
各列の投影データDai 〜Ddi (i=1〜n)を夫々
補正する。又は例えば検出器70a及び70bの2列に
つき求めた単一のリファレンス補正用データDref で各
列又は2列以上の各対応チャネルデータの和(例えば検
出器70aと70bの出力の和)からなる各投影データ
を補正する。従って、様々なスライス厚の投影データを
適正に補正できる。
【0027】また好ましくは、本発明(7)において
は、上記本発明(2)〜(6)において、前処理は少な
くとも対数変換を含むものである。
【0028】また好ましくは、本発明(8)において
は、上記本発明(2)〜(6)において、前処理は少な
くとも対数変換とオフセット補正を含み、かつ不等間隔
なチャネルには重みをかけるものである。本発明(8)
によれば、ファンパラ変換された各チャネルの投影デー
タにつき、チャネル等間隔化処理を行わなくても、例え
ばチャネル密度の高い所は低い重み係数つけることで、
チャネル等間隔化処理を行うのと同等の効果が得られ
る。また好ましくは、本発明(9)においては、上記本
発明(2)〜(6)において、前処理は少なくともファ
ンパラ変換と対数変換とオフセット補正を含むものであ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる実施の形態を説明する。なお、全図を通して同
一符号は同一又は相当部分を示すものとする。図2は実
施の形態によるX線CT装置のブロック図で、図におい
て、10はユーザが操作する操作コンソール、20は被
検体を載せて体軸(Z軸)方向に移動させる撮影テーブ
ル、30はX線のファンビーム等により被検体のアキシ
ャル/ヘリカルスキャンデータの読取を行う走査ガント
リである。
【0030】走査ガントリ30において、40はX線
管、41はX線の照射タイミング(スキャン時間Secに
対応)や強度(管電圧kV,管電流mA)を制御するX
線制御部、50はX線のスライス厚Thを制限するコリ
メータ、51はコリメータ制御部、60はX線管40や
X線検出器70等を被検体の体軸の回りに回転させる回
転制御部、70は多数チャネル(チャネル数n=100
0等)のX線検出器が例えば一列の円弧状に配列されて
いるX線検出器、80はX線検出器の検出データを収集
するデータ収集部(DAS)である。
【0031】操作コンソール10において、11はX線
CT装置の主制御・処理(スキャン制御,CT画像再構
成処理等)を行う中央処理装置、12は操作者の指示や
情報等を受け付ける入力装置、13はスキャンプロトコ
ル(撮影パラメータkV,mA,Sec,Th 等)やCT
再構成画像を表示するための表示装置(CRT)、14
は走査ガントリ30や撮影テーブル20に各種制御信号
等を出力する制御インタフェース、15はデータ収集部
80からの主信号データを蓄積するデータ収集バッフ
ァ、16はX線CT装置の運用に必要な各種データやア
プリケーションプログラム等を記憶している二次記憶装
置(Disk等)である。
【0032】図3は実施の形態によるデータ収集・演算
系の構成を示す図で、図において、本実施の形態では従
来のリファレンス用検出器に係る構成が設けられておら
ず、代わりに、X線検出器70におけるチャネルCH1
〜CHnの各投影データを利用して従来のリファレンス
信号に相当するリファレンス補正用データDref を生成
する。以下、具体的に説明する。
【0033】図4は実施の形態によるデータ収集・演算
処理のフローチャートで、この処理は上記図9と同様に
投影データの収集・補正に係る前処理S10と、フィル
タリング処理S20と、CT映像の逆投影処理S30と
からなっている。以下、前処理S10を説明する。
【0034】ステップS11ではX線ビームのファンパ
ラ変換を行い、得られたパラレルデータの各チャネル及
び各投影角についての以下の処理を行う。なお、挿入図
(a)にメモリ上のパラレルデータの二次元配列イメー
ジを示す。ステップS12ではオフセット補正を行い、
ステップS13では対数変換を行う。ステップS15で
は予め求めておいたチャネル間感度補正データに基づき
チャネル間感度補正を行う。そして、ステップS16で
は各投影角のパラレルデータをチャネル方向に等間隔化
したパラレルな投影データの和よりリファレンス補正用
データDref を生成する。以下、具体的に説明する。
【0035】図5〜図7は実施の形態によるリファレン
ス補正用データ生成処理を説明する図(1)〜(3)
で、図5はX線検出器70についての、対数変換され、
チャネル方向に等間隔になった理想的な投影データDi
(I=1〜n)のチャネル方向の和が投影角θによらず
一定となることを説明する図である。図は断面が矩形
(幅w,高さt) で、かつX線の線吸収係数fが均質
(一定)の物体100にX線のファンパラ変換されたパ
ラレルビームがチャネル方向に等間隔に照射されている
状態を示している。
【0036】ところで、均質な物体100に強度I0
X線ペンシルビームを入射させ、透過したX線強度をI
とすると、これらの間には(1)式の関係がある。
【0037】
【数1】
【0038】ここで、X線吸収係数fと厚みtとの積
(ft)はX線ビームに沿ったfの投影pとも呼ばれ、
上記(1)式の対数をとると、投影pは(2)式で表さ
れる。
【0039】
【数2】
【0040】なお、物体100が均質でない一般の場合
の投影pは、位置sにおける線吸収係数を関数f(s)
で表すと、(3)式で表される。
【0041】
【数3】
【0042】また上記(1),(3)式より、物体10
0を透過したX線ビームを任意主信号チャネルiのX線
検出器XDi で測定した時の投影データDi は(4)式
で表される。
【0043】
【数4】
【0044】なお、ここでは説明の簡単のため、物体1
00が均質(X線吸収係数fが一定)であるとして説明
を続ける。図5(a)は投影角0°の場合を示してお
り、この場合の物体100の全投影P0 は、 P0 =(f×t)×w であることが容易に分かる。即ち、物体100の全投影
0 は物体100の断面積(t×w)に比例している。
【0045】図5(b)はより一般的な投影角θ(例え
ばθ= 45°)の場合を示しており、この場合は、物体
100の断面を幅w,高さ△tからなる直線部Lの集合
と考えると分かり易い。図5(d)にこの直線部Lの部
分拡大図を示す。図において、今、入射角θで直線部L
に入射したX線ペンシルビームは距離(△t/cos
θ)を透過して後に該直線部Lを抜け出る。一方、X線
検出器70における直線部Lの射影分はw・cosθで
あり、よって直線部Lによるトータルの部分投影△p
は、 △p=f×(△t/cosθ)×(w・cosθ)=
(f×△t)×w となる。更に、物体100の全体ではこの直線部Lによ
る部分投影△pを高さtだけ重ね合わせれば良いから、
よってこの場合の物体100の全投影Pθは、 Pθ=(f×t)×w となる。即ち、物体100の全投影Pθは、その投影角
θによらず、物体100の断面積(t×w)に比例して
いる。
【0046】図5(c)は投影角90°の場合を示して
おり、この場合の物体100の全投影P90は、 P90=(f×w)×t であることが容易に分かる。即ち、この場合の全投影P
90も物体100の断面積(t×w)に比例している。
【0047】かくして、物体100をどの投影角θで撮
影しても、物体全体の、対数変換された、チャネル方向
に等間隔の投影データPθは、その投影角θによらず、
常に一定である。このことは物体100が均質でない場
合も成り立つ。
【0048】一方、これをX線検出器70が受けるトー
タルのエネルギーで考えると、今、物体100が無い時
のX線検出器70が受けるべき全X線エネルギーS=W
×T=一定とする時に、物体100が有る時のX線検出
器70の全検出エネルギーSθは、投影角θによらず、
Sθ=W×T−Pθ=一定となる。そこで、この性質に
着目し、投影角毎の基準とできる様なリファレンス補正
用データDref (VIEW)なるものを導入する。一例のリフ
ァレンス補正用データDref (VIEW)は(5)式により与
えられる。
【0049】
【数5】
【0050】これは投影角毎の各チャネル投影データD
i (i=1〜n)の平均値であり、このDref (VIEW)
は、X線源40のビーム強度が一定である限りは、上記
により、投影角θによらず、常に一定である。
【0051】しかるに、図6(a)に示す如く、実際の
X線管40からのX線ビーム強度は時間tの経過と共に
公称値I0 の近傍で±△I0 分変動しており、これに応
じて各チャネルの投影データDi も(6)式の態様で変
動する。
【0052】
【数6】
【0053】また、これに応じてリファレンス補正用デ
ータDref (VIEW)も変動する。図6(b)にDref (VIEW)
の変動の様子を示す。ところで、上記より明らかな様
に、物体100の全投影Pは投影角によらず一定である
から、投影角毎のX線源40の強度の変動分±△I0
各チャネル投影データDi (i=1〜n)に夫々忠実に
表れ、よって投影角毎のリファレンス補正用データDref
(VIEW)にも忠実に表れる。
【0054】そこで、この投影角毎のリファレンス補正
用データDref (VIEW)を、先ずは従来のリファレンスチ
ャネル信号REFと同様にして、各チャネル投影データ
Di(i=1〜n)をその時のX線放射強度に従い補正
するためのリファレンス補正用データとして使用するこ
とが可能である。
【0055】但し、従来のリファレンスチャネル信号R
EFが物体100を透過しない時の検出信号(即ち、≒
公称値I0 )であったのに対し、このリファレンス補正
用データDref (VIEW)には物体100の全投影Pが反映
されているため、この値は公称値I0 に比べて小さくな
っている。従って、このDref (VIEW)により上記従来と
同様に各チャネル投影データDi の補正を行うと、補正
後の各チャネル投影データDi ´(i=1〜n)は本来
の検出値よりも大き目に表れてしまう。そこで、本実施
の形態では、好ましくは、例えば(7)式により走査1
回転分のDref (VIEW 1)〜Dref (VIEW m)につき、これら
の平均値を求め、得られた値を基準のリファレンス補正
用データDref (従来の公称値I0 に相当)とする。
【0056】
【数7】
【0057】図7は上記基準のリファレンス補正用デー
タDref を求めることの有用性を具体的数値例により説
明する図である。但し、この各数値例は単に説明の目安
のものであり、実際の数値を示すものではない。また、
説明の簡単のためX線検出器が10チャネルの場合を説
明する。
【0058】図7(A)はX線源40のビーム強度I0
=1200(例えば公称値1000の2割増し)の場合
を示しており、ここでは物体100の全投影P=−30
(一定)であり、投影角iでは図示の如く分布してい
る。そして、ある時点における投影角毎のリファレンス
補正用データDref(VIEW i) =4.1である。また図7
(B)はX線源40のビーム強度I0 =1000(例え
ば公称値)の場合を示しており、ここでも物体100の
全投影P=−30(一定)であり、投影角jでは図示の
如く分布している。そして、この時点のリファレンス補
正用データDref(VIEW j) =3.9である。更にまた図
7(C)はX線源40のビーム強度I0 =800(例え
ば公称値の2割減)の場合を示しており、ここでも物体
100の全投影P=−30(一定)であり、投影角kで
は図示の如く分布している。そして、この時点のリファ
レンス補正用データDref(VIEW k) =3.7である。
【0059】図6(b)に戻り、こうして走査1回転分
のリファレンス補正用データDref(VIEW 1) 〜Dref(VIEW
m) が求まる。ところで、本実施の形態では全チャネル
投影データDi (i=1〜n)につき、物体100が介
在する可能性があるため、従来の様なリファレンスチャ
ネルなるものを有しておらず、よって従来の様にX線ビ
ーム強度の公称値I0 を変動検出の基準とすることが出
来ない。
【0060】一方、図6(b)を見ると明らかな様に、
投影角毎のリファレンス補正用データDref(VIEW 1) 〜D
ref(VIEW m) はこれらの平均値Dref の近傍で変動して
いる。そこで、本実施の形態ではこの平均値Dref を以
て基準のリファレンス補正用データとする。なお、これ
はX線源40のビーム強度が公称値I0 の上下に均等に
変動することを前提としたものであり、もし、X線源4
0の強度が公称値I0よりも下側に偏って変動するシス
テムでは、予め測定した統計データに基づき、上記求め
た平均値Dref に補正(偏り)を加えても良い。
【0061】図4に戻り、ステップS17では上記求め
たリファレンス補正用データDref,Dref(VIEW) を使用
して投影角毎の各チャネル投影データDi (i=1〜
n)のリファレンス補正を行う。これを図7を参照して
具体的に言うと、今、基準のリファレンス補正用データ
Dref =3.9であるとする。図7(B)において、C
H1の実投影データDi =6.9は、比Dref /Dref(VI
EW j) =3.9/3.9=1によりリファレンス補正さ
れて、補正後の投影データDi'=6.9×1=6.9に
なる。ところで、このCH1の実投影データDi =6.
9は物体100を透過していない時のものであり、よっ
て補正後の投影データDi'はDi と等しいことが望まし
いが、この例では補正後の投影データDi'=Di =6.
9となっている。これは、X線源40の公称のビーム強
度I0 =1000における検出出力を正しく表してい
る。以下、同様である。
【0062】図7(A)において、CH1の実投影デー
タDi =7.1は、比Dref /Dref(VIEW i) =3.9/
4.1=0.95によりリファレンス補正されて、補正
後の投影データDi'=7.1×0.95=6.92にな
る。ところで、このCH1の実投影データDi =7.1
は物体100を透過していない時のものであり、よって
補正後の投影データDi'は上記図7(B)のCH1の投
影データDi =6.9と等しいことが望ましいが、この
例では補正後の投影データDi'=6.92≒Di となっ
ている。従って、この補正後の投影データDi'=6.9
2は、実際のX線源40のビーム強度が公称値I0 の2
割増し(=1200)であったにも係わらず、あたかも
X線源40のビーム強度が公称値I0 (=1000)で
あったかの様に、正しく補正されている。以下、同様で
ある。
【0063】図7(C)において、CH1の実投影デー
タDi =6.7は、比Dref /Dref(VIEW K) =3.9/
3.7=1.05によりリファレンス補正されて、補正
後の投影データDi'=6.7×1.05=7.06にな
る。ところで、このCH1の実投影データDi =6.7
は物体100を透過していない時のものであり、よって
補正後の投影データDi'は上記図7(B)のCH1の投
影データDi =6.9と等しいことが望ましいが、この
例では補正後の投影データDi'=7.06≒Di となっ
ている。従って、この補正後の投影データDi'=7.0
6は、実際のX線源40のビーム強度が公称値I0 の2
割減(=800)であったにも係わらず、あたかもX線
源40のビーム強度が公称値I0 (=1000)であっ
たかの様に、正しく補正されている。以下、同様であ
る。かくして、X線源40のビーム強度変動による影響
を有効に補正できる。
【0064】なお、上記実施の形態ではX線検出器70
より収集した複数チャネル分の各投影データDi (i=
1〜n)の平均値に基づき、投影角毎のリファレンス補
正用データDref(VIEW) を生成したが、複数チャネル分
の各投影データDi (i=1〜n)の和に基づき、投影
角毎のリファレンス補正用データDref(VIEW) を生成し
ても良い。これによりリファレンス補正用データDref(V
IEW) の感度がn倍となると共に、必要なら、和の値に
適当な係数βを掛けることで、リファレンス補正用デー
タDref(VIEW) の大きさを適当なレベルに調整できる。
【0065】また、上記実施の形態ではX線検出器20
が1列の検出器からなる場合を述べたが、2列以上の検
出器からなっていても良い。この場合は、列毎又は任意
の1又は2以上の列の組合せにつき求めた代表(単一)
のリファレンス補正用データDref(VIEW) ,Dref で、列
毎の投影データ又は任意の1又は2以上の列の組合せか
らなるチャネル合成出力の投影データを補正出来る。
【0066】また、上記実施の形態ではX線ビームのフ
ァンパラ変換を行う場合を述べたが、このファンパラ変
換は必ずしも必要では無い。例えば、ファンビームと、
これと等価(変換後)のパラレルビームとの差が小さい
ような場合には、ファンビームのままでリファレンス補
正用データDref(VIEW) ,Dref を求め、かつリファレン
ス補正を行っても良好なリファレンス補正特性が得られ
る。
【0067】また、上記実施の形態ではファンパラ変換
後に、オフセット補正、対数変換を行ったが、これに限
らない。ファンパラ変換は、オフセット補正後、又は対
数変換後に行っても良い。
【0068】また、上記実施の形態では前処理で投影デ
ータのチャネル間の等間隔化処理を入れているが、この
等間隔化処理が無くても、例えばチャネル密度の高い所
は低い重み係数つけることで同等の効果が得られる。
【0069】また、上記実施の形態では投影角毎にリフ
ァレンス補正用データDref(VIEW)を求めたが、これに限
らない。X線源40の出力ビーム強度が被検体100の
スキャンタイムに比べて緩やかに変動する様な場合に
は、1又は2以上の投影角置きにリファレンス補正用デ
ータDref(VIEW) を求めても良い。これによりCPU1
1aの演算負荷が軽減される。
【0070】また、上記実施の形態ではファンビーム方
式(R−R方式等)によるX線CT装置への適用例を述
べたが、本発明はリファレンス補正を行う他のあらゆる
方式(S−R方式等)のX線CT装置にも適用できるこ
とは明らかである。
【0071】また、上記本発明に好適なる実施の形態を
述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部の構
成、制御、処理及びこれらの組合せの様々な変更が行え
ることは言うまでも無い。
【0072】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、X線検
出器より収集した複数チャネル分の各投影データの和又
は平均値に基づき、各チャネルの投影データをその時の
X線放射強度に従い補正するためのリファレンス補正用
データを生成することにより、従来の様なレファレンス
チャネルに係る構成及びその補正を省略できると共に、
X線線量の変動に起因するアーチファクト等の発生を有
効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】実施の形態によるX線CT装置のブロック図で
ある。
【図3】実施の形態によるデータ収集・演算系の構成を
示す図である。
【図4】実施の形態によるデータ収集・演算処理のフロ
ーチャートである。
【図5】実施の形態によるリファレンス補正用データ生
成処理を説明する図(1)である。
【図6】実施の形態によるリファレンス補正用データ生
成処理を説明する図(2)である。
【図7】実施の形態によるリファレンス補正用データ生
成処理を説明する図(3)である。
【図8】従来のX線CT装置の一部構成を示す図であ
る。
【図9】従来のデータ収集・演算処理のフローチャート
である。
【図10】一例のファンパラ変換を説明する図(1)で
ある。
【図11】一例のファンパラ変換を説明する図(2)で
ある。
【符号の説明】
10 操作コンソール 11 中央処理装置 12 入力装置 13 表示装置(CRT) 14 制御インタフェース 15 データ収集バッファ 16 二次記憶装置(Disk等) 20 撮影テーブル 30 走査ガントリ 40 X線管 41 X線制御部 50 コリメータ 51 コリメータ制御部 60 回転制御部 70 X線検出器 80 データ収集部(DAS) R1〜R3 リファレンス用検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西出 明彦 東京都日野市旭が丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C093 AA22 CA32 EA02 EB18 FC19 FC23 FD02 5B057 AA08 BA03 BA19 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB08 CB12 CB16 CE06 CE11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンビームを発生するX線源と円弧状
    又は円周状に稠密に配列されたX線検出器とが被検体を
    挟んで対向するX線CT装置のリファレンス補正用デー
    タ生成方法であって、 X線検出器より収集した複数チャネル分の前処理された
    各投影データの和又は平均値に基づき、各チャネルの投
    影データをその時のX線放射強度に従い補正するための
    リファレンス補正用データを生成することを特徴とする
    リファレンス補正用データ生成方法。
  2. 【請求項2】 ファンビームを発生するX線源と円弧状
    又は円周状に稠密に配列されたX線検出器とが被検体を
    挟んで対向する方式のX線CT装置において、 X線検出器より収集した複数チャネル分の前処理された
    各投影データの和又は平均値に基づき、各チャネルの投
    影データをその時のX線放射強度に従い補正するための
    リファレンス補正用データを生成する補正用データ生成
    手段と、 前記生成したリファレンス補正用データで各チャネルの
    投影データを補正するリファレンス補正手段とを備える
    ことを特徴とするX線CT装置。
  3. 【請求項3】 補正用データ生成手段は投影角毎にリフ
    ァレンス補正用データを生成することを特徴とする請求
    項2に記載のX線CT装置。
  4. 【請求項4】 補正用データ生成手段は投影角毎に生成
    したリファレンス補正用データの和又は平均値に基づ
    き、更に基準のリファレンス補正用データを生成するこ
    とを特徴とする請求項3に記載のX線CT装置。
  5. 【請求項5】 X線検出器は複数列の検出器を備え、列
    毎に求めたリファレンス補正用データで対応する列毎の
    各投影データを補正することを特徴とする請求項2乃至
    4の何れか一つに記載のX線CT装置。
  6. 【請求項6】 X線検出器は複数列の検出器を備え、1
    列又は2列以上につき求めた単一のリファレンス補正用
    データで列毎又は2列以上の各対応チャネルデータの和
    からなる各投影データを補正することを特徴とする請求
    項2乃至4の何れか一つに記載のX線CT装置。
  7. 【請求項7】 前処理は少なくとも対数変換を含むこと
    を特徴とする請求項2乃至6の何れか一つに記載のX線
    CT装置。
  8. 【請求項8】 前処理は少なくとも対数変換とオフセッ
    ト補正を含み、かつ不等間隔なチャネルには重みをかけ
    ることを特徴とする請求項2乃至6の何れか一つに記載
    のX線CT装置。
  9. 【請求項9】 前処理は少なくともファンパラ変換と対
    数変換とオフセット補正を含むことを特徴とする請求項
    2乃至6の何れか一つに記載のX線CT装置。
JP2001271377A 2001-09-07 2001-09-07 リファレンス補正用データ生成方法及びx線ct装置 Withdrawn JP2003079612A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112033983A (zh) * 2020-08-13 2020-12-04 上海瑞示电子科技有限公司 一种x射线发射系统及检测系统

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