JP2003079428A - 理美容用ケープ及び襟用品 - Google Patents

理美容用ケープ及び襟用品

Info

Publication number
JP2003079428A
JP2003079428A JP2001274750A JP2001274750A JP2003079428A JP 2003079428 A JP2003079428 A JP 2003079428A JP 2001274750 A JP2001274750 A JP 2001274750A JP 2001274750 A JP2001274750 A JP 2001274750A JP 2003079428 A JP2003079428 A JP 2003079428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cape
neck
piece
collar
hairdressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001274750A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3614805B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Yamashita
敏幸 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001274750A priority Critical patent/JP3614805B2/ja
Publication of JP2003079428A publication Critical patent/JP2003079428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3614805B2 publication Critical patent/JP3614805B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Outer Garments And Coats (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な方法によって首回り部を清潔に保つと
共に顧客に不快な思いをさせることのない理美容用ケー
プを安価に提供する。 【解決手段】 一枚の紙状片を山折りにして、ケープ本
体10の首回り部11を覆い隠す襟当て部23と当該襟
当て部23の下端部に位置する一組の固定片24とを設
けた首回り片22を作製する。当該首回り片22には2
本のミシン線25aによる切取部25を設け、襟当て部
23を固定片24から除去できるようにする。この首回
り片22を複数枚重ねて襟用品20とし、前記組をなす
固定片24でケープ本体10を挟み込み、一組のスナッ
プ式ボタン30を用いてケープ本体10に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は理美容用ケープ及び
襟用品に関する。具体的には、理髪店等においてカット
時や洗髪時に用いられる理美容用ケープ及び理美容用ケ
ープに装着される襟用品に関する。
【0002】
【従来の技術】理髪店や美容院などでは、顧客の胸元が
汚れるのを防いだり、首回りから髪の毛が入らないよう
にするため、いわゆるカットクロスやシャンプークロス
などと称される理美容用ケープ(理美容用クロス)が用
いられる。図11は、こういった理美容用ケープ100
を示す概略図である。この理美容用ケープ100は、そ
の用途に応じて、略正方形状若しくは略長方形状に形成
されており、中心より軸方向にやや偏った位置に首回り
部110を有している。理美容用ケープ100は、その
使用目的に応じて、胸元若しくは背中で開放可能になっ
た合わせ部120を有しており、首回り部110の合わ
せ部には図示しない面ファスナーを備えている。この理
美容用ケープ100は、例えばシャンプークロスでは、
合わせ部120を胸元に位置すると共に首回り部110
を人の首回りに密着して着用される。
【0003】しかしながら、首回り部110が直接人の
肌に触れる結果、この部分に汗が付着して汚れやすく、
非常に不衛生なものであった。特に夏場などにおいて
は、この部分から不快な臭気が発生して、顧客に不快な
思いをさせることがあった。また、理美容用ケープ10
0を使い捨てにして顧客ごとに交換するのでは無駄が多
い。
【0004】一方、シャンプークロスやカラークロスな
どでは、合わせ部120のない箇所、特に首回り部11
0の周辺部分に洗髪時のシャンプーや汚水、染毛剤など
が付着し、この部分だけが著しく汚れる。このため、当
該周辺部分よりも外周縁に近い場所にてケープを二分
し、面ファスナーなどを使用して首回り部を含むケープ
片を交換可能にしたものも考案されている。
【0005】しかしながら、このような理美容用クロス
においても、顧客ごとにケープ片を交換したのでは依然
として無駄が多く費用負担が大きい。また、首回り部を
含むケープ片の交換に手間が掛ってしまい顧客への対応
も悪くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の問題点に鑑みてなされたものであって、簡単な方法に
よって首回り部を清潔に保つと共に顧客に不快な思いを
させることのない理美容用ケープを安価に提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の理美容用ケープ
は、人の首回りに装着される首回り部を有し、かつ、開
放可能な合わせ部を備えたケープ本体と、前記首回り部
を覆い隠す襟当て部を有する複数枚の首回り片とを備
え、順次最も外側に位置される襟当て部が少なくとも除
去可能に前記首回り片が重ねられた状態で前記ケープ本
体に備えられたことを特徴としている。
【0008】この理美容用ケープにおいては、前記首回
り片として、一枚の紙状片を山折りして前記襟当て部と
当該襟当て部の下端部に位置する一組の固定片とを設
け、重ねられた前記組をなす固定片をそれぞれ前記ケー
プ本体に取り付けることができる。
【0009】あるいは、前記首回り片として、一枚の紙
状片が山折りして前記襟当て部と当該襟当て部の下端部
に位置する一組の固定片とを設け、重ねられた前記組を
なす固定片をそれぞれ一体に綴じた固定部を前記ケープ
本体に着脱自在に取り付けることにしてもよい。
【0010】これらの重ねられた一組の固定片は、前記
ケープ本体を挟み込んだ状態で一組のスナップ式ボタン
によって取り付けるのが好ましい。
【0011】また、本発明においては、前記ケープ本体
を、首回り部を備えた第1のケープ片と当該第1のケー
プ片の周縁に備えられる第2のケープ片とに分割し、前
記第1のケープ片を交換可能にするのが好ましい。
【0012】本発明の襟用品は、人の首回りに装着され
る首回り部を有し、かつ開放可能な合わせ部を備えた理
美容用ケープに取り付けられる襟用品であって、前記首
回り部を覆い隠す襟当て部を有する複数枚の首回り片か
らなり、順次最も外側に位置される襟当て部が少なくと
も除去可能に前記首回り片が重ねられたことを特徴とし
ている。
【0013】この襟用品においては、一枚の紙状片を山
折りして前記襟当て部と当該襟当て部の下端部に位置す
る一組の固定片とを設け、重ねられた前記組をなす固定
片を一体に綴じておくのが好ましい。
【0014】また、前記一体に綴じた固定片に、ケープ
本体に着脱自在に取り付けるための取付手段を備えてお
くのがよく、例えば、前記取付手段として一組のスナッ
プ式ボタンを用い、組をなす前記一体に綴じた固定片を
閉じ合わすように前記スナップ式ボタンを備えるのが望
ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態である
理美容用ケープ1の一部を破断した概略図、図2は当該
理美容用ケープ1に用いられる襟用品20の斜視図、図
3は当該理美容用ケープ1を着用した状態を示す説明図
である。以下、各図を参照しながら本発明について詳細
に説明する。
【0016】本発明に係る理美容用ケープ1は、ケープ
本体10とケープ本体10の首回り部11に取り付けら
れる襟用品20とから構成される。ケープ本体10は、
従来例である図11に示す理美容用ケープ100とほぼ
同様な構造であって、略正方形状若しくは長方形状をし
たケープ部12と首回り部11とを備えている。ケープ
本体10は、例えば綿やポリエステル繊維などの合成繊
維などからなる布から作製され、その中央から軸方向に
やや偏った位置に首回り部11を備えている。首回り部
11は、顧客の首回りに密着できるよう襟状に作製され
ている。
【0017】ケープ本体10は開放可能になっており、
ケープ部12のいずれか一方の合わせ部12aには装着
片13が延設されている。当該装着片13の裏面には面
ファスナー14aが備えられ、残る一方の合わせ部12
b表面に備えられた面ファスナー14bと対をなしてい
る。2つの合わせ部12a,12bはこの対となった面
ファスナー14a,14bによって重ね合わされ、顧客
に着用される。装着片13は襟用品20の固定部21と
重ならないように設けられる。このような装着片13を
設けることにより、襟用品20に面ファスナーを備える
ことなく顧客に着用可能にすると共に首回りとの隙間を
極力少なくできる。しかも、首回りにおける違和感を低
減できる。また、ケープ部12の首回り部11周辺に
は、襟用品20を取り付けるための小孔15が複数設け
られている。なお、この小孔15は襟用品20の取付手
段に合わせて設ければよいものであり、必須のものでは
ない。
【0018】襟用品20はケープ本体10に着脱可能に
取り付けられる。この襟用品20は、複数枚、例えば1
0枚の首回り片22が重ねられて作製されており、首回
り片22が重ねられた状態でケープ本体10に取り付け
られる。1枚1枚の首回り片22は、首回り部11が直
接顧客の肌(首回り)に触れないようにするためのもの
であって、順次最も外側に位置する首回り片22のみが
人の首回りに触れることになる。
【0019】各首回り片22は、図4に示すように、1
枚の長方形状をした薄い紙状物から作製される。この首
回り片22は、顧客一人一人に対して使い捨てにされる
ものであって、肌当たりがよく、耐水性を有する極く薄
い紙やプラスチック製フィルムなどから作製される。首
回り片22は、例えば10枚の紙状物が重ね合わされた
後に、図4に示す一点破線イの位置において紙状物の長
手方向と平行に2つ折りにされ、ケープ本体10を挟み
込める形状に成形される。また、首回り部11を覆い隠
しながらケープ本体10に取り付け易くするため、首回
り片22を重ね合わせた状態で側面視で略くの字形状と
なるよう、一点破線ロ及びハの位置において折り目が付
けられる。この折り目より中央側の部分が襟当て部23
として首回り部11を覆い隠すように被せられ、折り目
より下端部側(図4では襟当て部23の上下両側)に位
置する部分が一組の固定片24として、首回り部11周
辺のケープ部12に取り付けられる。また、首回り片2
2の長手方向長さは、ケープ本体10の首回り部11の
長さとほぼ同じ長さにされる。
【0020】さらに、当該実施形態においては、首回り
部11の内側及び外側となる位置において、前記襟当て
部23に前記折り目とほぼ同位置に2本のミシン線25
aからなる切取部25が備えられる。この切取部25を
破り取ることによって襟当て部23が首回り片22から
取り除かれる。また、固定片24にはケープ本体10へ
の取り付け用の小孔26が複数設けられている。この小
孔26及びケープ本体10の小孔15を使い、図5に示
す如く、ケープ本体10を挟み込むようにして、一組の
いわゆるスナップ式ボタン30によって重ねられた首回
り片22(固定片24)がケープ部12に取り付けられ
る。スナップ式ボタン30は、突起32を有する雄ボタ
ン31と前記突起32が嵌合する凹部34を有する雌ボ
タン33とから構成されており、両者の離合が自由に行
える。
【0021】こうして襟用品20が取り付けられた理美
容用ケープ1は、合わせ部12a,12bを重ね合わせ
て顧客に着用される。また、襟用品20は顧客の首回り
にほぼ密着される。このとき、顧客の肌に触れるのは最
も外側にある首回り片22の襟当て部23のみであっ
て、直接ケープ本体10の首回り部11が顧客の肌に触
れることはない。そして、一人の顧客に使用した後に
は、切取部25を破り取ることによって、新たな襟当て
部23を表に出すことができる。このように本発明の理
美容用ケープ1によれば、ケープ1自体を取り替えるこ
となく顧客一人一人に対して常に新しい首回り片22
(襟当て部23)をあてがうことができる。また、全て
の首回り片22(襟当て部23)を使用し切った場合に
は、スナップ式ボタン30を開放し、ケープ本体10に
残された全ての固定片24を取り除いて、再び新たな襟
用品20を取り付けることができる。こうしてケープ本
体10が汚れるまで、連続して使用できる。
【0022】また、当該襟用品20には、図6に示すよ
うに、顧客の首筋、すなわち首の背後が当たる場所に、
例えばプレス加工などにより湾曲した傾斜部27を設け
ておくのが好ましい。このプレス加工は、首回り片22
を重ね合わせた後に行なうのがよい。傾斜部27を設け
ることで、洗髪のために理髪用椅子の背もたれが倒され
顧客が仰向けになった際、顧客の首筋が当該傾斜部27
に沿って位置することになり、襟用品20による異物
感、圧迫感が和らげられる。
【0023】本発明は、複数枚の首回り片22を予め重
ねた状態で首回り部11に装着しておき、使用済の首回
り片22をその都度取り除いて一人一人の顧客に対して
常に新しい首回り片22を使用できるようにするもので
あり、首回り片22のうち、顧客の首回りに接触する部
分、すなわち少なくとも襟当て部23を部分的に取り除
くことができればその目的を十分に達成できる。従っ
て、2本のミシン線25aによる切取部25は必ずしも
必要なものではなく、一点破線ロ及びハの近傍にて折り
目に沿って1本のミシン線を設け、当該ミシン線で襟当
て部23を切り離すようにしても差し支えない。また、
例えば図7に示す襟用品20の如く、襟当て部23頂部
の両端を結ぶ円弧状にミシン線25aを備えてもよい。
この場合には、襟当て部23のいずれか一方の頂部から
襟当て部23を破り取ればよく、一回の動作で新たな襟
当て部23を表に出すことができる。
【0024】また、1枚1枚の首回り片22をスナップ
式ボタン30などによってケープ本体10に着脱自在に
装着することも考えられるが、これでは首回り片22の
交換作業が面倒なものになり、次の顧客に対してすぐに
使用できない。このため、本発明においては、上記実施
形態の如く、複数枚好ましくは10〜20枚程度の首回
り片22を重ね合わせた状態でケープ本体10に装着す
るのが好ましい。重ね合わせる枚数は、首回り片22に
用いる紙状片の材質や厚さ等に応じて適宜決められるも
のであって、10枚より少なくとも多くともよく、襟用
品20を交換する手間なども考慮して決めることにすれ
ばよい。
【0025】このとき、首回り片22を単に重ねるのみ
でケープ本体10に取り付けてもよいが、これだけでは
取り付け用の小孔26位置がずれてしまい、ケープ本体
10への装着が困難になる恐れが強い。そこで、重ね合
わされた固定片24を一体に綴じた状態にしておくのが
好ましい。
【0026】この方法には種々の方法が考えられる。例
えば、重ね合わせた固定片24を接着剤を用いて貼り合
わせる、ステープラーで固定する、小孔26若しくはそ
れ以外の位置を鳩目で固定する、ヒートシールなどによ
って貼り合わせるなど方法があるが、切取部25を切り
離して襟当て部23を除去できる方法であればいずれの
方法でもよい。特に、図8に示す如く鳩目機能を備えた
スナップ式ボタンを用いれば、予め固定片24を重ね合
わせた状態にして提供することができると共にケープ本
体10への装着も容易に行える。このスナップ式ボタン
30は、一組の雄ボタン31と雌ボタン33とから構成
されており、雄ボタン31は、突起32を有する雄ボタ
ン本体31aと当該雄ボタン本体31aの外周部に填め
合わせられるリング部31bとから構成され、雄ボタン
本体31aを重ね合わせた一方の固定片24の内側に置
き、当該固定片24の外側からリング部31bを填め合
わせて固定片24を綴じることができる。また、雌ボタ
ン33は、凹部34を有する雌ボタン本体33aと当該
雌ボタン本体33aの外周部に填め合わせられるリング
部33bとから構成され、雌ボタン本体33aを重ね合
わせた固定片24の内側に置き、当該固定片24の外側
からリング部33bを填め合わせて残る片側の固定片2
4を綴じることができる。なお、この場合には固定片2
4の小孔26は不要である。このようにこのスナップ式
ボタン30においては雄ボタン31及び雌ボタン33が
鳩目の役目を果たすとともに、ケープ本体10への取付
手段を兼ね備えることになり、作業性が向上される。ま
た、ケープ本体10への取り付け前にあっては、重ねた
一組の固定片24を閉じ合わせた状態で提供できる。
【0027】このように本発明においては、ケープ本体
10の首回り部11が直接顧客の肌に触れないよう、少
なくとも首回り部11に覆い被される襟当て部23(首
回り片22)が複数枚使い捨て可能に装着されているの
で、顧客に対しては常に新しい襟当て部23を使え、非
常に衛生的な理美容用ケープ1とすることができる。ま
た、予め複数枚の首回り片22が重ねられてケープ本体
10に取り付けられているので、使用された首回り片2
2を取り除くという至極簡単な方法によって、顧客ごと
に首回り片22を交換して付け直すことなく新たな首回
り片22(襟当て部23)を使用できる。
【0028】さらに、本発明においては、図9に示す如
くケープ本体10を2分して、首回り部11を含む上ケ
ープ片12aと、それ以外の下ケープ片12bとからケ
ープ本体10を構成することにしてもよい。すなわち、
下ケープ片12bの上縁部に上ケープ片12aの下縁部
が重なるようにケープ本体10を作製し、上ケープ片1
2aの裏面と下ケープ片12bの表面とに備えた面ファ
スナー16で両者を着脱自在するのが好ましい。こうす
れば、上ケープ片12aの汚れがひどくなった場合に上
ケープ片12aのみを交換すればよく、さらに経済的な
ものにできる。また、予め襟用品20を装着した上ケー
プ片12aをいくつか用意しておけば、比較的短時間の
間に汚れのない理美容用ケープ1に交換でき、顧客を待
たすことなく清潔な理美容用ケープ1を着用できる。
【0029】本発明においては、上記目的を達成できる
ものであれば、上記実施形態以外にも種々の応用例が考
えられる。まず、上記実施形態では、襟当て部23を固
定片24から切り離すように構成したが、ミシン線を設
けずに最も外側に位置する1枚の首回り片22全体を強
制的に取り去るようにしてもよい。この場合には、1枚
1枚の固定片24を取り除けるような手段、例えば小孔
26のみを鳩目によってケープ本体10に固定する、剥
離可能な粘着剤を用いて固定片24を貼り合わせて綴じ
る方法が用いられる。前者の方法では、鳩目の部分にお
いて固定片24を引裂くようにして首回り片22を取り
除き、後者の方法では最も外側の位置にある首回り片2
2を残りの首回り片から剥がすようにすればよい。
【0030】さらに、上記実施形態においては、首回り
片22が重ねられた襟用品20はスナップ式ボタン30
によってケープ本体10に着脱自在に取り付けられてい
るが、当該取付手段として、この他にも例えば、図示は
しないが最も内側に置かれた固定片24の裏面とケープ
本体10の表裏面とに面ファスナーを備えて、着脱自在
に襟用品20を取り付けることもできる。
【0031】また、本発明では必ずしも着脱自在な手段
により襟用品20を取り付ける必要もなく、例えば、1
0枚の首回り片22を重ねた状態でケープ本体10に完
全に固定してしまい、首回り片22をすべて使用した場
合には、ケープ本体10(このときには、固定片24が
重ねられた状態でケープ本体10に残っている。)を廃
棄するようにしてもよい。
【0032】さらに最も極端に言えば、本発明において
はケープ本体10の首回り部11を覆い隠す襟当て部2
3を複数枚重ねた状態でケープ本体10の首回り部11
に取り付けることができればよく、図4に示す一枚の紙
状片のうち、一点破線ロから一点破線ハの間の部分を用
いて山折りにし、図10に示す如く固定片24を除く襟
当て部23のみを重ね合わせた襟用品20とすることも
できる。この場合には、最も下側に置かれた固定片24
の裏面と首回り部11に面ファスナー(図示せず)を備
えてケープ本体10に着脱自在にし、重ね合わされた各
首回り片22は剥離可能な程度の弱い粘着剤によって貼
り合わせておけばよい。
【0033】このように本発明の理美容用ケープ1にお
いては、顧客の首回りに接する襟当て部23を有する首
回り片22が重ねられた状態でケープ本体10に備えら
れ、最も外側に位置する首回り片22、少なくとも襟当
て部23が除去可能に構成されているので、ケープ本体
10を交換することなく常に新しい襟当て部23を使う
ことができる。
【0034】また、襟用品20は予めケープ本体10に
備えられた状態で提供されるものでもなく、従来例で説
明したような理美容用ケープ100に後から取り付ける
こともできるものである。この場合、図5や図8に示す
ようなスナップ式ボタン30を使うことにより、無理や
りにケープ100自体に孔を開け、あるいは孔を開ける
ことなく、襟用品20を取り付けられる。
【0035】なお、本発明の理美容用ケープは、従来例
と同様に洗髪用のシャンプークロス、散髪用のカットク
ロス、染髪用のカラークロス、パーマ用のパーマクロス
など種々の用途に用いられるものである。
【0036】
【発明の効果】本発明の理美容用ケープによれば、人の
首回りに装着される首回り部を有し、かつ、開放可能な
合わせ部を備えたケープ本体と、前記首回り部を覆い隠
す襟当て部を有する複数枚の首回り片とを備え、順次最
も外側に位置される襟当て部が少なくとも除去可能に前
記首回り片が重ねられた状態で前記ケープ本体に備えら
れているので、首回り片を付け直すことなく、複数回の
使用に際してその都度新たな襟当て部を至極簡単に用意
することができる。
【0037】さらに、ケープ本体を首回り部を備えた第
1のケープ片と当該第1のケープ片の周縁に備えられる
第2のケープ片に分割し、前記第1のケープ片を交換可
能にすることにより、比較的汚れやすい首回り部を交換
することができ、より経済的なケープとすることができ
る。
【0038】また、本発明の襟用品によれば、人の首回
りに装着される首回り部を有し、かつ開放可能な合わせ
部を備えた理美容用ケープに取り付けられる襟用品であ
って、前記首回り部を覆い隠す襟当て部を有する複数枚
の首回り片からなり、順次最も外側に位置される襟当て
部が少なくとも除去可能に前記首回り片が重ねられてい
るので、当該襟用品を理美容用ケープの首回り部に取り
付けることにより、ケープの首回り部は直接人の肌に触
れず、また、首回り片を付け直すことなく、複数回の使
用に際してその都度新たな襟当て部を用意することがで
きる。
【0039】このように、本発明によれば、至極簡単に
新しい襟当て部を次から次へ用意でき、常に衛生的な状
態で理美容用ケープを顧客に着用できる。また、首回り
片を使い切った場合や従来の理美容用ケープに対しては
交換用の襟用品を用意するだけでよく、非常に安価に提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である理美容用ケープを一
部破断した概略図である。
【図2】図1の理美容用ケープに用いられる襟用品の斜
視図である。
【図3】図1の理美容用ケープを着用した状態を示す説
明図である。
【図4】襟用品を構成する首回り片を示す平面図であ
る。
【図5】襟用品の取り付け方法を示す説明図である。
【図6】本発明の別な実施形態である襟用品の斜視図で
ある。
【図7】本発明のさらに別な実施形態である襟用品の斜
視図である。
【図8】首回り片を綴じる方法の一例を示す説明図であ
る。
【図9】本発明の別な実施形態である理美容用ケープの
概略図である。
【図10】本発明のさらに別な実施形態である襟用品の
斜視図である。
【図11】従来例である理美容用ケープの概略図であ
る。
【符号の説明】
1 理美容用ケープ 10 ケープ本体 12 ケープ部 12a,12b 合わせ部 13 装着片 20 襟用品 22 首回り片 23 襟当て部 24 固定片 26 取り付け用の小孔 30 スナップ式ボタン 31 雄ボタン 32 雌ボタン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人の首回りに装着される首回り部を有
    し、かつ、開放可能な合わせ部を備えたケープ本体と、 前記首回り部を覆い隠す襟当て部を有する複数枚の首回
    り片とを備え、 順次最も外側に位置される襟当て部が少なくとも除去可
    能に前記首回り片が重ねられた状態で前記ケープ本体に
    備えられたことを特徴とする理美容用ケープ。
  2. 【請求項2】 前記首回り片は、一枚の紙状片が山折り
    されてなる前記襟当て部と当該襟当て部の下端部に位置
    する一組の固定片とを備え、重ねられた前記組をなす固
    定片がそれぞれ前記ケープ本体に取り付けられたことを
    特徴とする請求項1に記載の理美容用ケープ。
  3. 【請求項3】 前記首回り片は、一枚の紙状片が山折り
    されてなる前記襟当て部と当該襟当て部の下端部に位置
    する一組の固定片とを備え、重ねられた前記組をなす固
    定片がそれぞれ一体に綴じられた固定部が前記ケープ本
    体に着脱自在に取り付けられたことを特徴とする請求項
    1記載の理美容用ケープ。
  4. 【請求項4】 前記重ねられた一組の固定片が、前記ケ
    ープ本体を挟み込んだ状態で一組のスナップ式ボタンに
    よって取り付けられたことを特徴とする請求項2又は3
    のいずれかに記載の理美容用ケープ。
  5. 【請求項5】 前記ケープ本体は、首回り部を備えた第
    1のケープ片と当該第1のケープ片の周縁に備えられる
    第2のケープ片に分割され、前記第1のケープ片が交換
    可能になっていることを特徴とする請求項1、2、3又
    は4のいずれかに記載の理美容用ケープ。
  6. 【請求項6】 人の首回りに装着される首回り部を有
    し、かつ開放可能な合わせ部を備えた理美容用ケープに
    取り付けられる襟用品であって、 前記首回り部を覆い隠す襟当て部を有する複数枚の首回
    り片からなり、順次最も外側に位置される襟当て部が少
    なくとも除去可能に前記首回り片が重ねられたことを特
    徴とする襟用品。
  7. 【請求項7】 前記首回り片は、一枚の紙状片が山折り
    されてなる前記襟当て部と当該襟当て部の下端部に位置
    する一組の固定片とを備え、重ねられた前記組をなす固
    定片が一体に綴じられたことを特徴とする請求項6記載
    の襟用品。
  8. 【請求項8】 前記一体に綴じられた固定片に、ケープ
    本体に着脱自在に取り付けるための取付手段が備えられ
    たことを特徴とする請求項7記載の襟用品。
  9. 【請求項9】 前記取付手段は一組のスナップ式ボタン
    であって、組をなす前記一体に綴じられた固定片が閉じ
    合わせ可能に前記スナップ式ボタンが備えられたことを
    特徴とする請求項8記載の襟用品。
JP2001274750A 2001-09-11 2001-09-11 理美容用ケープ及び襟用品 Expired - Fee Related JP3614805B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001274750A JP3614805B2 (ja) 2001-09-11 2001-09-11 理美容用ケープ及び襟用品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001274750A JP3614805B2 (ja) 2001-09-11 2001-09-11 理美容用ケープ及び襟用品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003079428A true JP2003079428A (ja) 2003-03-18
JP3614805B2 JP3614805B2 (ja) 2005-01-26

Family

ID=19099733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001274750A Expired - Fee Related JP3614805B2 (ja) 2001-09-11 2001-09-11 理美容用ケープ及び襟用品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3614805B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2954061A1 (fr) * 2009-12-22 2011-06-24 Oget Dispositif pour empecher les cheveux coupes de passer le long du cou.
US7996918B2 (en) 2009-02-13 2011-08-16 Charity Bish Haircutting cape with front closure
JP2014094100A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Wako Co Ltd 理容美容用ケープ
KR101564088B1 (ko) 2015-09-02 2015-10-29 정향옥 반복사용 및 보관이 용이한 목커버부재

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108741873B (zh) * 2018-07-23 2021-09-24 蒋少男 一种婴儿理发用头部支撑装置
USD958498S1 (en) * 2019-05-14 2022-07-26 Jose Aguero Shoulder towel assembly

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7996918B2 (en) 2009-02-13 2011-08-16 Charity Bish Haircutting cape with front closure
FR2954061A1 (fr) * 2009-12-22 2011-06-24 Oget Dispositif pour empecher les cheveux coupes de passer le long du cou.
WO2011077027A1 (fr) * 2009-12-22 2011-06-30 Oget Dispositif pour empecher les cheveux coupes de passer le long du cou
JP2014094100A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Wako Co Ltd 理容美容用ケープ
KR101564088B1 (ko) 2015-09-02 2015-10-29 정향옥 반복사용 및 보관이 용이한 목커버부재

Also Published As

Publication number Publication date
JP3614805B2 (ja) 2005-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2544487A (en) Sanitary neck protector
WO2015129806A1 (ja) 理美容用クロス及び留め具
KR102005642B1 (ko) 미용 마스크 팩
JP3614805B2 (ja) 理美容用ケープ及び襟用品
KR200485337Y1 (ko) 미용 마스크 팩
US4914754A (en) Disposable cap and cape for chemical processing of hair
CN215501672U (zh) 覆盖件和片状的覆盖件
WO2023030546A1 (zh) 一种盲人易于识别的口罩
JP3229740U (ja) 理美容用ケープ
JPH08242942A (ja) カットクロス
KR100785897B1 (ko) 훼이스커버 및 그 제조방법
CN209135540U (zh) 一种手体同护手套
JP5924497B2 (ja) 理容美容用ケープ
JP3160268U (ja) 載せ掛け式アイマスク
JP3231476U (ja) マスク
JP5891568B2 (ja) 襟ガード付き理美容用クロス
JP2013192894A (ja) ケープ
JP3229875U (ja) マスク収納用具
JPS6117684Y2 (ja)
JP3000192U (ja) 洗髪用顔面保護カバー
JP3005176U (ja) 介護用シャツ
JP3708943B2 (ja) ヘアーキャップ兼用ケープ
JP3103445U (ja) 洗髪用ケープ
JP2002194604A (ja) 毛染め・理容用ケープ
JP3003751U (ja) 簡易接着式シャンプ用顔カバー

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041026

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041027

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091112

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091112

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101112

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111112

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111112

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121112

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees