JP2003079177A - モータ制御装置、インクジェットプリンタ、モータ制御方法、コンピュータプログラム、及び、コンピュータシステム - Google Patents

モータ制御装置、インクジェットプリンタ、モータ制御方法、コンピュータプログラム、及び、コンピュータシステム

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JP2003079177A
JP2003079177A JP2001264659A JP2001264659A JP2003079177A JP 2003079177 A JP2003079177 A JP 2003079177A JP 2001264659 A JP2001264659 A JP 2001264659A JP 2001264659 A JP2001264659 A JP 2001264659A JP 2003079177 A JP2003079177 A JP 2003079177A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータに加わる負荷が変動した場合であって
も、高精度にモータを制御することの可能なモータ制御
装置等を実現する。 【解決手段】 モータの回転速度と目標回転速度との偏
差に応じた値を出力する比例手段と、前記モータの回転
速度と目標回転速度との偏差を積分して積分値に応じた
値を出力する積分手段を有する制御系により前記モータ
を制御するモータ制御装置において、前記比例手段の出
力値に対して、前記積分手段の出力値に応じた比例出力
上限値を設け、前記比例手段の出力値がこの比例出力上
限値を超える場合には、前記比例手段の出力値が前記比
例出力上限値とされることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ制御装置、
インクジェットプリンタ、モータ制御方法、コンピュー
タプログラム、及び、コンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】紙、布、フィルム等の被印刷体に印刷を
行う各種のプリンタのなかで、被印刷体にインクを吐出
して印刷を行う方式のプリンタは、インクジェットプリ
ンタと呼ばれている。
【0003】このようなインクジェットプリンタにおい
ては、インクを吐出する印刷ヘッドと、該印刷ヘッドに
供給するインクを収容したインク容器とを搭載したキャ
リッジを駆動するモータを制御系によって制御し、キャ
リッジを移動させながら印刷ヘッドから被印刷体に向け
てインクを吐出して印刷を行うのが一般的である。
【0004】したがって、被印刷体に対して高品質な印
刷を行うためには、キャリッジを駆動するモータを高精
度に制御する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キャリ
ッジに搭載されたインク容器に収容されたインクは印刷
を行う毎に消費されるため、インク容器の重量は印刷を
行う毎に減少する。このため、キャリッジを駆動するた
めのモータに加わる負荷は、印刷を行う毎に小さくな
る。より詳しくは、新品のインク容器をインクジェット
プリンタに取り付けた際にモータに加わる負荷が最も大
きく、繰り返し印刷を行ってインク容器が空になった際
にモータに加わる負荷が最も小さい。
【0006】したがって、新品のインク容器を搭載した
キャリッジを高精度に移動させるように制御系をチュー
ニングした場合、インクが消費されてインク容器に収容
されたインクの量が少なくなると、キャリッジの移動が
振動的になってしまうおそれがある。このことは、イン
ク容器に収容されたインクの量が少なくなるにつれてキ
ャリッジの制御精度が低下し、印刷の品質が低下するお
それのあることを意味する。
【0007】以上、モータの駆動負荷が変動することに
より生ずる課題について、キャリッジを駆動するモータ
を例にとって説明したが、インクジェットプリンタに用
いられる紙送りモータ、各種機器に用いられるモータに
ついても、モータの駆動負荷が変動する場合には種々の
課題が生じうる。
【0008】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、モー
タに加わる負荷が変動した場合であっても、高精度にモ
ータを制御することの可能な、モータ制御装置、インク
ジェットプリンタ、モータ制御方法、コンピュータプロ
グラム、及び、コンピュータシステムを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、主として、モータの回転速度と目標回転
速度との偏差に応じた値を出力する比例手段と、前記モ
ータの回転速度と目標回転速度との偏差を積分して積分
値に応じた値を出力する積分手段を有する制御系により
前記モータを制御するモータ制御装置において、前記比
例手段の出力値に対して、前記積分手段の出力値に応じ
た比例出力上限値を設け、前記比例手段の出力値がこの
比例出力上限値を超える場合には、前記比例手段の出力
値が前記比例出力上限値とされることを特徴とする。
【0010】本発明の他の特徴については、本明細書及
び添付図面の記載により明らかにする。
【0011】
【発明の実施の形態】===開示の概要=== 本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のこ
とが明らかにされる。
【0012】モータの回転速度と目標回転速度との偏差
に応じた値を出力する比例手段と、前記モータの回転速
度と目標回転速度との偏差を積分して積分値に応じた値
を出力する積分手段を有する制御系により前記モータを
制御するモータ制御装置において、前記比例手段の出力
値に対して、前記積分手段の出力値に応じた比例出力上
限値を設け、前記比例手段の出力値がこの比例出力上限
値を超える場合には、前記比例手段の出力値が前記比例
出力上限値とされることを特徴とするモータ制御装置。
【0013】このようなモータ制御装置によれば、比例
手段の出力値に対して、積分手段の出力値に応じた比例
出力上限値を設け、前記比例手段の出力値がこの比例出
力上限値を超える場合には、前記比例手段の出力値が前
記比例出力上限値とされるから、モータに加わる負荷が
変動した場合であっても、高精度にモータを制御するこ
とが可能となる。
【0014】また、かかるモータ制御装置において、前
記制御系は、前記モータの回転速度と目標回転速度との
偏差を微分して微分値に応じた値を出力する微分手段を
有し、前記微分手段の出力値に対して、前記積分手段の
出力値に応じた微分出力上限値を設け、前記微分手段の
出力値がこの微分出力上限値を超える場合には、前記微
分手段の出力値が前記微分出力上限値とされることを特
徴とするモータ制御装置。
【0015】このようなモータ制御装置によれば、微分
手段の出力値に対して、積分手段の出力値に応じた微分
出力上限値を設け、前記微分手段の出力値がこの微分出
力上限値を超える場合には、前記微分手段の出力値が前
記微分出力上限値とされるから、モータに加わる負荷が
変動した場合であっても、より高精度にモータを制御す
ることが可能となる。
【0016】また、かかるモータ制御装置において、前
記比例出力上限値は、その絶対値が前記積分手段の出力
値の5%〜20%になるように設定されることを特徴と
するモータ制御装置。
【0017】このようなモータ制御装置によれば、比例
出力上限値は、その絶対値が前記積分手段の出力値の5
%〜20%になるように設定されるから、モータに加わ
る負荷が変動した場合に、安定的かつ高精度にモータを
制御することが可能となる。
【0018】また、かかるモータ制御装置において、前
記微分出力上限値は、その絶対値が前記積分手段の出力
値の5%〜10%になるように設定されることを特徴と
するモータ制御装置。
【0019】このようなモータ制御装置によれば、前記
微分出力上限値は、その絶対値が前記積分手段の出力値
の5%〜10%になるように設定されるから、モータに
加わる負荷が変動した場合に、より安定的かつ高精度に
モータを制御することが可能となる。
【0020】また、かかるモータ制御装置において、前
記制御系は、PWM制御方式にて前記モータを制御する
ことを特徴とするモータ制御装置。
【0021】このようなモータ制御装置によれば、PW
M制御方式にて制御されるモータに加わる負荷が変動し
た場合であっても、高精度に前記モータを制御すること
が可能となる。
【0022】また、かかるモータ制御装置において、前
記モータは、被印刷体にインクを吐出する印刷ヘッド
と、該印刷ヘッドに供給されるインクを収容したインク
容器を備えたキャリッジを駆動するためのモータである
ことを特徴とするモータ制御装置。
【0023】このようなモータ制御装置によれば、イン
ク容器内のインクの量が変化することによってキャリッ
ジを駆動するためのモータの駆動負荷が変動しても、該
モータを目標回転速度に対して高精度に追従させること
が可能となる。
【0024】また、かかるモータ制御装置を備えたイン
クジェットプリンタ。
【0025】このようなインクジェットプリンタによれ
ば、インク容器内のインクの量が変化しても、高品質な
印刷を維持することが可能となる。
【0026】また、モータの回転速度と目標回転速度と
の偏差に応じた値を出力する比例手段と、前記モータの
回転速度と目標回転速度との偏差を積分して積分値に応
じた値を出力する積分手段を有する制御系により前記モ
ータを制御するモータ制御方法において、前記比例手段
の出力値に対して、前記積分手段の出力値に応じた比例
出力上限値を設け、前記比例手段の出力値がこの比例出
力上限値を超える場合には、前記比例手段の出力値が前
記比例出力上限値とすることを特徴とするモータ制御方
法。
【0027】このようなモータ制御方法によれば、比例
手段の出力値に対して、積分手段の出力値に応じた比例
出力上限値を設け、前記比例手段の出力値がこの比例出
力上限値を超える場合には、前記比例手段の出力値が前
記比例出力上限値とされるから、モータに加わる負荷が
変動した場合であっても、高精度にモータを制御するこ
とが可能となる。
【0028】また、モータの回転速度と目標回転速度と
の偏差に応じた値を出力する比例手段と、前記モータの
回転速度と目標回転速度との偏差を積分して積分値に応
じた値を出力する積分手段を有する制御系により前記モ
ータを制御するモータ制御装置に、前記比例手段の出力
値に対して、前記積分手段の出力値に応じた比例出力上
限値を設け、前記比例手段の出力値がこの比例出力上限
値を超える場合には、前記比例手段の出力値が前記比例
出力上限値とさせるためのコンピュータプログラムも実
現可能である。
【0029】また、コンピュータ本体、表示装置、入力
装置、フレキシブルドライブ装置、CD−ROMドライ
ブ装置、及び、モータの回転速度と目標回転速度との偏
差に応じた値を出力する比例手段と、前記モータの回転
速度と目標回転速度との偏差を積分して積分値に応じた
値を出力する積分手段を有する制御系により前記モータ
を制御するプリンタであって、前記比例手段の出力値に
対して、前記積分手段の出力値に応じた比例出力上限値
を設け、前記比例手段の出力値がこの比例出力上限値を
超える場合には、前記比例手段の出力値が前記比例出力
上限値とされるプリンタ、を有することを特徴とするコ
ンピュータシステムも実現可能である。
【0030】===装置の全体構成=== まず、図1を参照しつつ、装置の全体構成について説明
する。図1は、本発明の一実施例としてのインクジェッ
トプリンタ20の主要な構成を示す概略斜視図である。
【0031】このプリンタ20は、印刷用紙Pを副走査
方向SSに送る紙送りモータ30と、プラテン40と、
印刷ヘッド52を搭載したキャリッジ50と、キャリッ
ジ50を主走査方向MSに移動させるキャリッジモータ
60と、を備えている。
【0032】キャリッジ50は、キャリッジモータ60
に駆動される牽引ベルト62によって牽引され、ガイド
レール64に沿って移動する。キャリッジ50には、印
刷ヘッド52の他に、印刷ヘッド52に供給される黒色
インクを収容したブラックインク容器としてのブラック
カートリッジ54と、印刷ヘッド52に供給されるカラ
ーインクを収容したカラーインク容器としてのカラーイ
ンクカートリッジ56とが搭載されている。
【0033】キャリッジ50のホームポジション(図1
の右側の位置)には、停止時に印刷ヘッド52のノズル
面を密閉するためのキャッピング装置80が設けられて
いる。印刷ジョブが終了してキャリッジ50がこのキャ
ッピング装置80の上まで到達すると、図示しない機構
によってキャッピング装置80が自動的に上昇して、印
刷ヘッド52のノズル面を密閉する。このキャッピング
により、ノズル内のインクの乾燥が防止される。キャリ
ッジ50の位置決め制御は、例えば、このキャッピング
装置80の位置にキャリッジ50を正確に位置決めする
ために行われる。
【0034】===電気的な構成=== 次に、図2を参照しつつ、プリンタ20の電気的な構成
について説明する。図2は、プリンタ20の電気的な構
成を示すブロック図である。
【0035】プリンタ20は、主制御回路102と、C
PU104と、主制御回路102およびCPU104に
バスを介して接続された各種のメモリ(ROM110、
RAM112、EEPROM114)とを備えている。
主制御回路102には、パーソナルコンピュータなどの
外部装置との間で信号の送受信を行うインターフェース
回路120と、紙送りモータ駆動回路130と、ヘッド
駆動回路140と、CRモータ駆動回路150とが接続
されている。
【0036】紙送りモータ30は、紙送りモータ駆動回
路130によって駆動されて紙送りローラ34を回転さ
せ、これによって印刷用紙Pを副走査方向に移動させ
る。紙送りモータ30にはロータリエンコーダ32が設
けられており、ロータリエンコーダ32の出力信号は主
制御回路102に入力されている。
【0037】キャリッジ50の底面には、複数のノズル
(図示せず)を有する印刷ヘッド52が設けられてい
る。各ノズルは、ヘッド駆動回路140によって駆動さ
れて、紙、布、フィルム等の被印刷体に向けて、インク
滴を吐出する。
【0038】キャリッジモータ60は、CRモータ駆動
回路150によって駆動される。このプリンタ20は、
キャリッジ50の主走査方向に沿った位置と速度を検出
するためのリニアエンコーダ70を備えている。このリ
ニアエンコーダ70は、主走査方向に平行に設けられた
直線状の符号板72と、キャリッジ50に設けられたフ
ォトセンサ74とによって構成されている。リニアエン
コーダ70の出力信号は、主制御回路102に入力され
ている。
【0039】なお、主制御回路102は、3つの駆動回
路130、140、150に制御信号をそれぞれ供給す
る機能を有しており、また、インターフェース回路12
0で受信した各種の印刷コマンドの解読や、印刷データ
の調整に関する制御、各種のセンサの監視などを実行す
る機能も有している。一方、CPU104は、主制御回
路102を補助するための各種の機能を有しており、例
えば各種のメモリの制御などを実行する。
【0040】===キャリッジモータ60の駆動制御装
置の構成=== 次に、図3、及び、図4を参照しつつ、キャリッジモー
タ60の駆動制御装置の構成について説明する。図3
は、キャリッジモータ60の駆動制御装置の構成を示す
ブロック図である。図4は、モータ駆動信号Sdrと、
キャリッジモータ60の特性との関係を示す説明図であ
る。
【0041】キャリッジモータ60の駆動制御装置は、
CRモータ制御回路200と、CRモータ駆動回路15
0とを含んでいる。なお、CRモータ制御回路200
は、図2に示した主制御回路102の一部である。
【0042】リニアエンコーダ70の出力信号Sen
は、CRモータ制御回路200内の位置演算回路230
と速度演算回路232とに入力される。これらの回路2
30、232は、エンコーダ70の出力信号Senの図
示しないA相信号とB相信号とに基づいて、キャリッジ
モータ60の現行回転位置Pcと現行回転速度Vcとを
それぞれ求める。第1の減算器202は、与えられた目
標回転位置Ptと現行回転位置Pcとの偏差△Pを求め
て目標回転速度発生回路204に入力する。目標回転速
度発生回路204は、この回転位置偏差△Pに応じた目
標回転速度Vtを発生する。
【0043】第2の演算器206は、この目標回転速度
Vtと現行回転速度Vcとの偏差△Vを求め、この回転
速度偏差△Vを比例要素210と積分要素212と微分
要素214とに入力する。これらの3つの演算要素21
0、212、214の演算結果QP、QI、QDは、加
算器216で加算されて、加算結果ΣQが算出される。
【0044】各演算要素210、212、214の出力
QP、QI、QDと、それらの加算結果ΣQは、例えば
以下の式(1)〜(4)で与えられる。
【0045】 QP(j)=△V(j)×Kp ・・・(1) QI(j)=QI(j−1)+△V(j)×Ki ・・・(2) QD(j)={△V(j)−△V(j−1)}×Kd ・・・(3) ΣQ(j)=QP(j)+QI(j)+QD(j) ・・・(4) ここで、jは時刻であり、Kpは比例ゲイン、Kiは積
分ゲイン、Kdは微分ゲインである。
【0046】デューティ調整回路220は、この加算結
果ΣQ(「PID出力」とも呼ぶ)に応じて、積分要素
212または目標回転速度発生回路204を調整するこ
とによって、駆動回路150に供給するディーティ信号
Dtのレベルを調整する。このデューティ信号Dtは、
加算結果ΣQに比例した信号であり、キャリッジモータ
60のデューティを示す信号である。
【0047】CRモータ駆動回路150は、トランジス
タブリッジで構成されたDC−DCコンバータ154
と、ベースドライブ回路152とを備えている。ベース
ドライブ回路152は、CRモータ制御回路200から
供給されたデューティ信号Dtに応じて、DC−DCコ
ンバータ154のトランジスタのベースに印加するベー
ス信号を発生する。DC−DCコンバータ154は、こ
のベース信号に応じてモータ駆動信号Sdrを生成して
キャリッジモータ60に供給する。
【0048】図4(A)は、モータ駆動信号Sdrの信
号変化を示している。モータ駆動信号Sdrのデューテ
ィは、オンレベルにある期間Tonを、駆動信号の1周
期Tpで割った値である。なお、本実施の形態では、モ
ータ駆動信号Sdrのデューティを「キャリッジモータ
のデューティ」とも呼ぶ。
【0049】キャリッジモータ60としてブラシ付き直
流モータを使用した場合には、そのトルク/回転数特性
は、図4(B)に示すように、デューティに比例する。
CRモータ駆動回路150は、駆動信号Sdrのデュー
ティがデューティ信号Dtに比例するように駆動信号S
drを生成する。この結果、キャリッジモータ60は、
CRモータ制御回路200から与えられるデューティ信
号Dtに応じた駆動力を発生してキャリッジを駆動す
る。
【0050】===印刷動作の概要=== 次に、図5を参照しつつ印刷ヘッド52による印刷動作
の概要について説明する。図5は、印刷動作の概要を説
明するための図である。
【0051】前述したように目標回転速度発生装置20
4は、回転位置偏差ΔPに応じてキャリッジモータ60
の目標回転速度Vtを発生させる。発生する目標回転速
度Vtの変化パターンは、例えば、図5に示したような
ものである。
【0052】図5において、0〜t1の期間はキャリッ
ジモータ60の加速制御期間であり、該期間ではキャリ
ッジモータ60が加速するよう制御される。t1〜t2
の期間はキャリッジモータ60の等速制御期間であり、
該期間ではキャリッジモータ60がVcontなる回転
速度にて等速回転するように制御される。t2〜t3の
期間は、キャリッジモータ60の減速制御期間であり、
該期間ではキャリッジモータ60が減速するよう制御さ
れる。
【0053】したがって、印刷ヘッド52が搭載されて
いるキャリッジ50は、0〜t1の期間では加速するよ
う制御され、t1〜t2の期間では等速移動するように
制御され、t2〜t3の期間では減速するよう制御され
る。
【0054】ここで、印刷ヘッド52を搭載したキャリ
ッジ50が等速移動を開始する少し前の時期から、等速
移動を終了した少し後の時期までの間において、印刷ヘ
ッド52から被印刷体に対してインクを吐出することに
より印刷が行われる。例えば、印刷ヘッド52を搭載し
たキャリッジ50を駆動するキャリッジモータ60の回
転速度が、目標等速回転速度Vcontの80%〜90
%に達するとインクの吐出が開始され、キャリッジモー
タ60の回転速度が、目標等速回転速度Vcontの8
0%〜90%以下になるとインクの吐出が終了する。な
お、印刷ヘッド52を搭載したキャリッジ50が等速移
動行っている期間のみ、印刷ヘッド52から被印刷体に
対してインクを吐出するようにしてもよい。
【0055】したがって、被印刷体に対して高品質な印
刷を行うためには、特に、加速制御期間の終期、等速制
御期間、及び、減速制御期間の初期において、キャリッ
ジモータ60の回転速度が、図5に示したような目標回
転速度パターンに精度良く追従することが求められる。
【0056】ここで、前述したようにキャリッジ50に
は、印刷ヘッド52の他に、印刷ヘッド52に供給する
インクを収容したインク容器(ブラックインクカートリ
ッジ54、カラーインクカートリッジ56)が搭載され
ている。このインク容器に収容されたインクは印刷が行
われる毎に消費されるから、インク容器の重量は、印刷
が行われる毎に減少する。
【0057】このため、新品のインク容器がキャリッジ
50に搭載されている場合のキャリッジモータ60の駆
動負荷に比べて、インクの残量が少なくなったインク容
器がキャリッジ50に搭載されている場合のキャリッジ
モータ60の駆動負荷は小さくなる。
【0058】したがって、新品のインク容器がキャリッ
ジ50に搭載されてから、該インク容器内のインクが無
くなるまで、高品質な印刷を維持するためには、特に、
加速制御期間の終期、等速制御期間、及び、減速制御期
間の初期において、たとえ、キャリッジモータ60の駆
動負荷が変動しても、キャリッジモータ60の回転速度
が図5に示したような目標回転速度パターンに精度良く
追従することが求められることになる。
【0059】===CRモータ制御回路200の動作=
== 次に、図6及び図7を参照しつつ、CRモータ制御回路
200の動作について説明する。図6は、CRモータ制
御回路200の動作の参考例を示した図である。図7
は、本実施の形態に係るCRモータ制御回路200の動
作例を示した図である。
【0060】CRモータ制御回路200を動作させるに
際して、まず、新品のインク容器がキャリッジ50に搭
載されている場合のキャリッジモータ60の回転速度
が、目標回転速度に精度良く追従するように、比例要素
210、積分要素212、及び、微分要素214におけ
る、比例ゲインKp、積分ゲインKi、及び、微分ゲイ
ンKdをチューニングする。
【0061】一般に、モータの駆動負荷が大きい状態で
各ゲインがチューニングされた制御装置を用いた場合、
駆動負荷が小さくなるにつれて、モータの動作は振動的
になる。したがって、本実施の形態に示したキャリッジ
モータ60においても、印刷することによりインク容器
内のインクが減少してキャリッジモータ60の駆動負荷
が小さくなるにつれて、キャリッジ50の動作が振動的
になる。
【0062】インク容器内のインクが減少した場合にキ
ャリッジモータ60が振動的になることを抑制するため
には、比例要素210、及び、微分要素214の出力値
にそれぞれ上限値を設け、比例要素210、及び、微分
要素214の出力値がそれぞれの上限値を超えた場合に
は、実際の出力値に替えて、その上限値を出力値とする
ことが考えられる。
【0063】本実施の形態においては、この上限値の決
め方に特徴がある。以下、本実施の形態に係る上限値の
決め方について、参考例を参照しつつ説明する。
【0064】<参考例の動作>まず、CRモータ制御回
路200の動作の参考例について図6を参照しつつ説明
する。図6は、参考例に係るCRモータ制御回路200
の動作例を示した図である。図6(A)は、キャリッジ
50の目標回転速度パターンと、実際の回転速度との関
係を示した図である。図6(B)は、比例要素210の
出力値を説明するための図である。
【0065】本参考例は、キャリッジモータ60の駆動
負荷とは無関係に、比例要素210、微分要素214そ
れぞれについて上限値を設けたものである。図6(B)
に示すように、比例要素210の出力値に対して、0〜
t1の加速制御期間、t1〜t2の等速制御期間、t2
〜t3の減速制御期間、それぞれについて、第1上限
値、第2上限値、第3上限値が設けられている。
【0066】これらの上限値は、インク容器内のインク
が減少した場合にキャリッジモータ60が振動的になる
ことを抑制するために必要であるが、あまりに小さい値
とするとキャリッジモータ60の回転速度の目標回転速
度への追従性が悪化するため、ある程度大きな値とする
必要がある。
【0067】また、図6(B)から明らかなように、第
1上限値、第2上限値、第3上限値は、キャリッジモー
タ60の実際の駆動負荷とは無関係に定められている。
なお、微分要素214の出力値についても同様の方法に
より上限値を設ければよいため、以下、比例要素210
の出力値について説明する。
【0068】本参考例においては、比例要素210の出
力値が上限値(第1上限値、第2上限値、第3上限値)
を超えた場合、比例要素210の出力値が実際の出力値
に替えて上限値(第1上限値、第2上限値、第3上限
値)とされる。
【0069】インク容器内のインクが少なくなった状態
では、インク容器の重量が小さくなるため、図6(B)
に示すように、0〜t1の加速制御期間の大部分におい
て、比例要素210の出力値が実際の出力値に替えて上
限値(第1上限値、第2上限値、第3上限値)とされて
しまう。しかも、比例要素210の出力値とされる、上
限値(第1上限値、第2上限値、第3上限値)は、前述
したように、キャリッジモータ60の実際の駆動負荷と
は無関係に定められている。
【0070】その結果、インク容器内のインクが少なく
なった状態では、図6(A)に示すように、前述した上
限値を設けているにもかかわらずキャリッジモータ60
の回転が振動的になってしまう。加速制御期間の終期、
等速制御期間等において、キャリッジモータ60の回転
が振動的になってしまうと、前述した理由により、印刷
品質が低下してしまうことになる。
【0071】また、キャリッジモータ60の回転が振動
的になるのを防止するために、比例要素210、積分要
素212、及び、微分要素214における、比例ゲイン
Kp、積分ゲインKi、及び、微分ゲインKdを下げて
しまうと、キャリッジモータ60の回転速度の目標回転
速度に対する追従性が悪化してしまう。
【0072】<本実施の形態の動作>次に、図7を参照
しつつ、本実施の形態に係るCRモータ制御回路200
の動作について説明する。図7は、本実施の形態に係る
CRモータ制御回路200の動作例を示した図である。
図7(A)は、キャリッジ50の目標回転速度パターン
と、実際の回転速度との関係を示した図である。図7
(B)は、比例要素210の出力値を説明するための図
である。
【0073】本例は、参考例とは異なり、キャリッジモ
ータ60の実際の駆動負荷に応じて、比例要素210、
微分要素214それぞれについて上限値を設けたことが
特徴である。
【0074】キャリッジモータ60の実際の駆動負荷
は、積分要素212の出力値に比例する。そこで、本例
においては、比例要素210の出力値の上限値たる比例
出力上限値、及び、微分要素214の出力値の上限値た
る微分出力上限値を、積分要素212の出力値に応じた
値とした。
【0075】比例出力上限値は、その絶対値が積分要素
212の出力値の5%〜20%とすることが好ましく、
微分出力上限値は、その絶対値が積分要素212の出力
値の5%〜10%とすることが好ましい。なお、比例要
素210及び微分要素214の出力値は正の値と負の値
をとりうるから、比例出力上限値及び微分出力上限値
は、正の上限値と負の上限値とを有する。図7(B)に
は、比例出力上限値を、積分要素212の出力値の±1
5%としたものを、それぞれ、比例出力上限値(正)、
比例出力上限値(負)として示している。なお、微分要
素214の出力値についても同様の方法により上限値を
設ければよいため、以下、比例要素210の出力値につ
いて説明する。
【0076】本例において、インク容器内のインクが少
なくなった状態で、比例要素210の出力値が正及び負
の比例出力上限値を超える場合には、比例要素210の
出力値が比例出力上限値とされるが、その比例出力上限
値は、キャリッジモータ60の実際の駆動負荷に応じた
値である。
【0077】図7(B)に示した例では、0〜t1の加
速期間中の、0〜P6の期間、及び、P7〜P8の期間
において、比例要素210の出力値が比例出力上限値を
超えているため、0〜P6の期間における比例要素21
0の出力値が比例出力上限値(正)とされ、P7〜P8
の期間における比例要素210の出力値が比例出力上限
値(負)とされる。
【0078】本例においては、比例出力上限値が、キャ
リッジモータ60の駆動負荷に応じて定められているた
め、駆動負荷すなわち積分要素212の出力値が小さい
場合には、比例要素210から比較的小さな比例出力上
限値が出力され、駆動負荷すなわち積分要素212の出
力値が大きい場合には、比例要素210から比較的大き
な比例出力上限値が出力される。
【0079】したがって、インク容器内のインクが少な
くなった状態においても、図7(B)に示すように、加
速制御期間の終期、等速制御期間等において、キャリッ
ジモータ60の回転が振動的にならずに目標回転速度に
追従する。
【0080】その結果、キャリッジ50搭載されたイン
ク容器内のインクの量にかかわらず、印刷ヘッド52か
らインクを吐出する期間におけるキャリッジ50の動作
が高精度に制御され、高品質な印刷が維持されることと
なる。
【0081】また、参考例のように、キャリッジモータ
60の回転が振動的になるのを防止するために、比例要
素210、積分要素212、及び、微分要素214にお
ける、比例ゲインKp、積分ゲインKi、及び、微分ゲ
インKdを下げる必要性も無くなる。
【0082】===その他の実施の形態=== 以上、いくつかの実施の形態に基づき本発明に係るモー
タ制御装置等を説明してきたが、上記した発明の実施の
形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、
本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を
逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明
にはその等価物が含まれることはもちろんである。
【0083】前述の実施の形態では、比例要素、積分要
素、及び、微分要素を備えた制御系を例にとって説明し
たが、微分要素を有しない制御系についても、本発明は
適用可能である。
【0084】また、積分要素の出力値を所定の周期にて
検知し、検知された出力値に所定の定数を乗じて上限値
をその都度定めることとする他、積分要素の出力値と上
限値との関係を定めたテーブルを用意しておき、このテ
ーブルに基づいて上限値を定めることとしてもよい。
【0085】また、被印刷体として印刷用紙を例にとっ
て説明したが、被印刷体として、フィルム、布、金属薄
板等を用いてもよい。
【0086】前述の実施形態に係るプリンタ、コンピュ
ータ本体、CRT等の表示装置、マウスやキーボード等
の入力装置、フレキシブルドライブ装置、及び、CD−
ROMドライブ装置を備えたコンピュータシステムも実
現可能であり、このようにして実現されたコンピュータ
システムは、システム全体として従来システムよりも優
れたシステムとなる。
【0087】前述の実施形態に係るプリンタに、コンピ
ュータ本体、表示装置、入力装置、フレキシブルディス
クドライブ装置、及び、CD−ROMドライブ装置がそ
れぞれ有する機能又は機構の一部を持たせてもよい。例
えば、プリンタが、画像処理を行う画像処理部、各種の
表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影
された画像データを記録した記録メディアを着脱するた
めの記録メディア着脱部を有する構成としてもよい。
【0088】上記各実施の形態では、印刷装置としてカ
ラーインクジェットプリンタを用いたが、被印刷体に対
して印刷処理できる印刷装置であれば、これに限られる
ことなく、例えば、モノクロインクジェットプリンタ、
レーザプリンタ、ファクシミリ等に適用しても良い。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、モータに加わる負荷が
変動した場合であっても、高精度にモータを制御するこ
との可能な、モータ制御装置、インクジェットプリン
タ、モータ制御方法、コンピュータプログラム、及び、
コンピュータシステムを実現することが可能となる。
【0090】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのインクジェットプリ
ンタ20の主要な構成を示す概略斜視図である。
【図2】プリンタ20の電気的な構成を示すブロック図
である。
【図3】キャリッジモータ60の駆動制御装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】モータ駆動信号Sdrと、キャリッジモータ6
0の特性との関係を示す説明図である。
【図5】印刷動作の概要を説明するための図である。
【図6】CRモータ制御回路200の動作の参考例を示
した図である。
【図7】本実施の形態に係るCRモータ制御回路200
の動作例を示した図である。
【符号の説明】
20・・・インクジェットプリンタ 30・・・紙送りモータ 32・・・ロータリエンコーダ 34・・・紙送りローラ 40・・・プラテン 50・・・キャリッジ 52・・・印刷ヘッド 54・・・ブラックカートリッジ 56・・・カラーインクカートリッジ 60・・・キャリッジモータ 62・・・牽引ベルト 64・・・ガイドレール 70・・・リニアエンコーダ 72・・・符号板 74・・・フォトセンサ 80・・・キャッピング装置 102・・・主制御回路 104・・・CPU 110・・・ROM 112・・・RAM 114・・・EEPROM 120・・・インターフェース回路 130・・・紙送りモータ駆動回路 140・・・ヘッド駆動回路 150・・・CRモータ駆動回路 152・・・ベースドライブ回路 154・・・DC−DCコンバータ 200・・・CRモータ制御回路 202・・・第1の減算器 204・・・目標速度発生回路 206・・・第2の減算器 210・・・比例要素 212・・・積分要素 214・・・微分要素 216・・・加算器 220・・・デューティ調整回路 230・・・位置演算回路 232・・・速度演算回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転速度と目標回転速度との偏
    差に応じた値を出力する比例手段と、前記モータの回転
    速度と目標回転速度との偏差を積分して積分値に応じた
    値を出力する積分手段を有する制御系により前記モータ
    を制御するモータ制御装置において、 前記比例手段の出力値に対して、前記積分手段の出力値
    に応じた比例出力上限値を設け、前記比例手段の出力値
    がこの比例出力上限値を超える場合には、前記比例手段
    の出力値が前記比例出力上限値とされることを特徴とす
    るモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモータ制御装置におい
    て、 前記制御系は、前記モータの回転速度と目標回転速度と
    の偏差を微分して微分値に応じた値を出力する微分手段
    を有し、 前記微分手段の出力値に対して、前記積分手段の出力値
    に応じた微分出力上限値を設け、前記微分手段の出力値
    がこの微分出力上限値を超える場合には、前記微分手段
    の出力値が前記微分出力上限値とされることを特徴とす
    るモータ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のモータ制
    御装置において、 前記比例出力上限値は、その絶対値が前記積分手段の出
    力値の5%〜20%になるように設定されることを特徴
    とするモータ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載のモータ制
    御装置において、 前記微分出力上限値は、その絶対値が前記積分手段の出
    力値の5%〜10%になるように設定されることを特徴
    とするモータ制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    のモータ制御装置において、 前記制御系は、PWM制御方式にて前記モータを制御す
    ることを特徴とするモータ制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のモータ制御装置において、 前記モータは、被印刷体にインクを吐出する印刷ヘッド
    と、該印刷ヘッドに供給されるインクを収容したインク
    容器を備えたキャリッジを駆動するためのモータである
    ことを特徴とするモータ制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    のモータ制御装置を備えたインクジェットプリンタ。
  8. 【請求項8】 モータの回転速度と目標回転速度との偏
    差に応じた値を出力する比例手段と、前記モータの回転
    速度と目標回転速度との偏差を積分して積分値に応じた
    値を出力する積分手段を有する制御系により前記モータ
    を制御するモータ制御方法において、 前記比例手段の出力値に対して、前記積分手段の出力値
    に応じた比例出力上限値を設け、前記比例手段の出力値
    がこの比例出力上限値を超える場合には、前記比例手段
    の出力値が前記比例出力上限値とすることを特徴とする
    モータ制御方法。
  9. 【請求項9】 モータの回転速度と目標回転速度との偏
    差に応じた値を出力する比例手段と、前記モータの回転
    速度と目標回転速度との偏差を積分して積分値に応じた
    値を出力する積分手段を有する制御系により前記モータ
    を制御するモータ制御装置に、 前記比例手段の出力値に対して、前記積分手段の出力値
    に応じた比例出力上限値を設け、前記比例手段の出力値
    がこの比例出力上限値を超える場合には、前記比例手段
    の出力値が前記比例出力上限値とさせるためのコンピュ
    ータプログラム。
  10. 【請求項10】 コンピュータ本体、表示装置、入力装
    置、フレキシブルドライブ装置、CD−ROMドライブ
    装置、及び、モータの回転速度と目標回転速度との偏差
    に応じた値を出力する比例手段と、前記モータの回転速
    度と目標回転速度との偏差を積分して積分値に応じた値
    を出力する積分手段を有する制御系により前記モータを
    制御するプリンタであって、前記比例手段の出力値に対
    して、前記積分手段の出力値に応じた比例出力上限値を
    設け、前記比例手段の出力値がこの比例出力上限値を超
    える場合には、前記比例手段の出力値が前記比例出力上
    限値とされるプリンタ、を有することを特徴とするコン
    ピュータシステム。
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