JP2003079076A - クレードルと携帯端末からなる無線充電システム - Google Patents

クレードルと携帯端末からなる無線充電システム

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JP2003079076A
JP2003079076A JP2001268151A JP2001268151A JP2003079076A JP 2003079076 A JP2003079076 A JP 2003079076A JP 2001268151 A JP2001268151 A JP 2001268151A JP 2001268151 A JP2001268151 A JP 2001268151A JP 2003079076 A JP2003079076 A JP 2003079076A
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power transmission
cradle
charging
coil
power
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JP2001268151A
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Norio Miyauchi
則雄 宮内
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のようにステーションに無線通信機能を
搭載した場合、無線通信機能に相当する価格アップを招
くという課題があった。 【解決手段】 クレードルと携帯端末からなる無線充電
システムにおけるクレードルの送電開始あるいは送電終
了と携帯端末の充電開始あるいは充電終了の動作をすべ
て機械的あるいは電気的に行う方法を提供する。特に、
携帯端末の充電終了の確認はクレードルの送電器の送電
コイルに流れる送電電流の送電電流値が充電開始前の初
期送電電流値に復帰したことを検知することにより行う
ことにより解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレードルと携帯
端末からなる無線充電システムにおいて、クレードルの
有する、無線で電力を送電するための送電コイルに接続
する送電部の送電開始あるいは送電終了と、携帯端末の
該電力を受電する受電コイルに接続する充電部の充電開
始あるいは充電終了を機械的あるいは電気的に行う方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無線による携帯端末の無線充電シ
ステムは再公表特許WO99/49552号公報に示さ
れている。以下、まずその機械的構成を図6、図7を用
いて説明する。
【0003】図6は従来のステーションおよび電子時計
の構成を示す平面図である。この図に示すように、電子
時計200は、充電やデータ転送など行う場合、ステー
ション100の凹部101に収容される。この凹部10
1は、電子時計200の本体201およびバンド202
よりも若干大きめな形状に形成されているため、時計本
体201は、ステーション100に対して位置決めされ
た状態で収容される。
【0004】また、ステーション100には、充電の開
始を指示するための充電開始ボタン1031や、データ
転送の開始を指示するための転送開始ボタン1032な
どの各種入力部とともに、各種の表示を行うための表示
部104が設けられている。
【0005】図7は、図6におけるC−C線の断面図で
ある。この図に示すように、電子時計200の本体20
1の下面裏蓋212には、データ転送や充電のための時
計側コイル210がカバーガラス211を介して設けら
れている。また、時計本体201には、二次電池220
や、時計側コイル210などと接続される回路基板22
1が設けられる。
【0006】一方、ステーション100の凹部101に
あって、時計側コイル210と対向する位置には、ステ
ーション側コイル110がカバーガラス111を介して
設けられている。また、ステーション100には、コイ
ル110、充電開始ボタン1031、転送開始ボタン1
032、表示部104、一次電源(図示省略)などと接
続された回路基板221が設けられている。
【0007】このように、電子時計200がステーショ
ン100に収容された状態において、ステーション側コ
イル110と時計側コイル210とは、カバーガラス1
11、211により物理的には非接触であるが、コイル
巻回面が略平面なので電磁的には結合した状態となる。
【0008】図8を使って、従来の充電動作を説明す
る。まず、ユーザーは、電子時計200をステーション
100の凹部101に収容させる。これにより、ステー
ション側コイル110と時計側コイル210とは、図7
に示されるように互いに対向するため、電磁的に結合し
た状態となる。
【0009】次に、ユーザーによって充電開始ボタン1
031がプッシュされる(ステップS301)と、ステ
ーション側から充電用磁界が発生する。(ステップS3
02)
【0010】すると、電子時計側は充電中(ステップS
303)になる。その後、電子時計側は二次電池のフル
充電を検出する(ステップS304)と、充電終了信号
をステーション側に発信する(ステップS305)。
【0011】ステーション側が充電終了信号を受電し
(ステップS306)、充電用磁界を停止し(ステップ
S307)、充電動作が終了する(ステップS30
8)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステー
ション100に充電機能のみを必要とする場合において
は、ステーション100と電子時計200間の無線通信
に頼らなくても、機械的手段あるいは電気的手段によっ
て、ステーション100側の充電用磁界発生の開始と充
電用磁界の停止と電子時計200側の充電の開始と充電
の終了を行うことができるので、従来のようにステーシ
ョン100に無線通信機能を搭載する必要はなく、ま
た、無線通信機能を搭載した場合、無線通信機能に相当
する価格アップを招くという課題があった。
【0013】本発明は、上記課題に対してなされたもの
で、携帯端末の無線充電システムにおいて、送電を開始
あるいは送電を終了する機械的手段あるいは電気的手段
を有する、携帯端末の充電用クレードルを提供すること
を目的し、該充電用クレードルは無線通信手段を持つ必
要がないが、一方、前記携帯端末には、近距離無線通信
技術であるBluetooth等を搭載してもよく、該
携帯端末は前記ステーション100に代わる携帯電話あ
るいはパーソナルコンピュータ等と無線通信できること
はもちろんである。
【0014】
【課題を解決するための手段】無線で電力を送電するた
めの送電コイルと該送電コイルに接続する送電部を有す
るクレードルと、該電力を受電するコイルと該コイルに
発生する電流を整流する整流器と該整流器に接続する二
次電池からなる充電部を有する携帯端末において、前記
送電部の送電開始あるいは送電終了と前記充電部の充電
開始あるいは充電終了は機械的手段あるいは電気的手段
により行われることを特徴とする。
【0015】前記機械的手段は前記クレードルに前記携
帯端末をマウントあるいは前記クレードルから前記携帯
端末を取り外すことに対応し、前記送電部の有する送電
スイッチと前記充電部の有する充電スイッチをオンある
いはオフにする手段であることを特徴とする。
【0016】前記電気的手段の少なくとも一つは、前記
送電コイルに流れる送電電流の送電電流値をモニター
し、該送電電流のモニター値に基づいて前記送電スイッ
チをオンあるいはオフにする信号を該送電スイッチに出
力する送電電流値モニター部であることを特徴とする。
【0017】前記送電電流値モニター部は、モニターす
る該送電電流値が携帯端末のコイルに電流が流れない時
の初期送電電流値に復帰したことを検出することによっ
て、携帯端末の充電が終了したと認識し、送電スイッチ
に送電スイッチをオフさせる信号を出力し、送電スイッ
チをオフさせ、送電部の送電を終了させることを特徴と
する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳述する。クレードルから電力を携帯端末(本
実施の形態においては、電子時計)へ無線で供給する技
術において、クレードルの電力の送電開始あるいは送電
終了と電子時計の充電開始あるいは充電終了を機械的あ
るいは電気的に行う方法を説明する。
【0019】まず初めに、図3により電子時計22のユ
ーザーがクレードル20使って該電子時計22の二次電
池(図示省略)を無線で充電する動作を説明する。図3
(a)に示すように、該クレードル20には、携帯電話
21と電子時計22がともにマウントされている。該ク
レードル20は携帯電話21の二次電池(図示省略)を
充電するための充電端子23を有する携帯電話21のク
レードル20であり、さらに、時刻等をデジタル表示す
る表示部27aと主に時刻をアナログ表示する時刻針2
7bを有する電子時計22の二次電池(図示す省略)を
無線で充電するための電波を送電する、図1に示す送電
コイル17からなる送電器16を有するクレードル20
でもある。該送電器16の送電コイル17のほぼ真上に
電子時計22の図1に示す電磁式振動モータ11の受電
コイル12がくるように、電子時計22のユーザーは電
子時計22をクレードル20の電子時計ガイド溝24に
マウントするようになっている。電子時計22のユーザ
ーが電子時計22をクレードル20の電子時計ガイド溝
24にマウントすることによって、該クレードル20に
設けられた、送電器16の送電開始あるいは送電終了を
切り替える、2個の送電スイッチ用突起25が電子時計
22の金属裏蓋(図示省略)によって導通となり、送電
器16の送電が開始する。図1に示す操作部2に相当す
る操作、即ちクレードル20に設置された充電スイッチ
用突起26が電子時計22の時計ケース22aに設けら
れた隠しボタン(図示省略)をプッシュすることによっ
て、図1に示す充電スイッチ13が導通になり整流器1
4により整流され二次電池15が充電される。なお、前
記金属裏蓋は2個の送電スイッチ用突起25を導通でき
ればよく、裏蓋全体が金属である必要はない。また、図
3においては、電子時計22のみがクレードル20にマ
ウントされても、電子時計22の二次電池15は充電さ
れることは勿論である。
【0020】図1は、本発明に関わる電子時計回路1と
クレードル送電器回路16から構成されるブロック図を
示し、電子時計回路1は、電磁式振動モータ11の受電
コイル12(電磁式振動モータのコイルであるが、信号
の受信あるいは電力を受けるコイルとしても使うことが
でき、本発明では特に電力を受けるコイルとして使った
技術を開示するので、以下の説明において受電コイルと
言う)を通して、無線でIDとその他データを入手する
手段と二次電池15を充電するための電力を入手する手
段からなり、各手段は操作部2の操作によって切り換え
られる。一方、送電器回路16は前記受電コイル12に
電力を送電するための送電コイル17からなる送電手段
を有している。なお、無線でIDとその他データを入手
する前記手段は、受信用IDメモリ4、送信用IDメモ
リ5に記憶されているIDとその他データメモリ6に記
憶されているその他データを、データスイッチ7とA/
Dコンバータ8を介し、電磁式振動モータ11の受電コ
イル12を通して無線で入力する手段であるが、本発明
の電子時計回路1の充電動作においては使用しないので
説明を省略する。
【0021】次に、電子時計22への電力の供給を電磁
式振動モータ11の受電コイル12を通して無線で行う
構成を説明する。この構成は、制御部3からの信号によ
りオンあるいはオフされる、電磁式振動モータ11の受
電コイル12に接続する充電スイッチ13と、該充電ス
イッチ13に接続し受電コイル12に流れる交流電圧を
整流する整流器14と、該整流器14に接続する二次電
池15からなる。なお、整流器14は二次電池15の充
電量をモニターし、逐次前記制御部3に該充電量の情報
を送る機能も有し、制御部3は二次電池15の充電量が
所定の充電量(たとえば、フル充電量)になったところ
で充電スイッチ13をオフする信号を該充電スイッチ1
3に出力する機能を有する。
【0022】図3で示したクレードル20の送電器16
の構成を説明する。該送電器16は、電力を送電する送
電コイル17と、該送電コイル17に接続し、該送電コ
イル17に電力を供給する、送電スイッチ19aと送電
ドライバ19bからなる送電部19と、前記送電コイル
17に接続し、該送電コイル17に流れる送電電流値を
モニターし、送電電流値メモリ18aへの送電電流値の
記憶あるいは読み出しを行い、送電電流値が電子時計回
路1の受電コイル12に充電電流が流れていない時の初
期送電電流値に戻ると電子時計回路1の充電が終了した
という信号を送電スイッチ19aに出力する機能を有す
る送電電流値モニター部18から構成される。
【0023】次に、クレードル20による電子時計22
の無線による充電方法を図2に示す、本発明に関わるク
レードル送電器による電子時計の充電フローチャート
と、図3に示す、各信号ラインの時間変化を使って詳し
く説明する。
【0024】まず、クレードル20は送電待機中(ステ
ップS101)にあり、一方、電子時計22は充電待機
中(ステップS201)にある。次に、ユーザーが、図
3に示すようにクレードル20に電子時計22をマウン
トすると、クレードル20の送電スイッチ用突起25が
導通し(ステップS102)、また電子時計22の隠し
ボタン(図示省略)が充電スイッチ用突起26によって
プッシュされる(ステップS202)。操作部2と送電
スイッチ19a間の信号ラインIが時刻t1にLレベル
からHレベルに立ち上がり、その立ち上がりによって、
クレードル20の送電部19の送電スイッチ19aはオ
ンし、送電ドライバ19bは送電を開始する(ステップ
S103)。電子時計22の制御部3は、隠しボタン
(図示省略)が充電スイッチ用突起26によってプッシ
ュされた(ステップS202)ことを、操作部2からの
信号によって知り、整流器14から二次電池15がフル
充電していないことを確認し(ステップS203)、制
御部3は、所定の時間経過後(時刻t2)に充電スイッ
チ13をオンするために、充電スイッチ13への出力信
号KをLレベルからHレベルにすることによって、充電
スイッチ13をオンし、充電が開始する(ステップS2
04)。ところで、クレードル20の送電電流値モニタ
ー部18は、前記時刻t1後に、充電開始前の初期送電
電流値181を検出し、送電電流値メモリ18aに該初
期送電電流値181を記憶させる(ステップS10
4)。電子時計22が充電中では、整流器14は二次電
池15の充電状態を逐次モニターする(ステップS20
5)と同時に、送電電流値モニター部18は送電電流値
182を逐次モニターしている(ステップS105)。
整流器14がフル充電を確認し(ステップS20
6)、フル充電信号を制御部3に出力すると、制御部3
は、時刻t3に信号KをHレベルからLレベルにするこ
とによって、充電スイッチ13はオフし、充電は終了す
る(ステップS207)。一方、送電電流値モニター部
18はモニターしている送電電流値182と送電電流値
メモリ18aに記憶されている初期送電電流値181と
を逐次比較し、該送電電流値182が送電電流値183
になって、前記初期送電電流値181に復帰したことを
確認すると(ステップS106)、電子時計22の充電
が終了をしたことを知り、送電スイッチ19aをオフす
るために、信号Jを時刻t4でLレベルからHレベルに
し、その直後の時刻t5でHレベルからLレベルにし、
そのレベルの立ち上がりで送電スイッチ19aをオフさ
せる(ステップS107)。
【0025】ユーザーが時刻t6にクレードル20から
電子時計22を抜き取ると、クレードル20の送電スイ
ッチ用突起25は不導通(ステップS108)になり、
信号IはHレベルからLレベルに戻り、電子時計22の
隠しボタン(図示省略)は復帰し(ステップS20
8)、クレードル20と電子時計22ともにそれぞれ送
電待機中(ステップS109)、充電待機中(ステップ
S209)になって充電動作が終了する。
【0026】ここで、電子時計22の充電前後において
充電スイッチ13がオフの時と、充電中において充電ス
イッチ13がオンしている時の、クレードル20の送電
コイル17に流れる送電電流が変化することを数式を使
って説明する。まず、クレードル20の送電コイル17
に流れる送電電流と電子時計22の受電コイル12に流
れる充電電流は、数1、数2に示す連立微分方程式を解
くことによって求まる。
【数1】
【0027】
【数2】
【0028】数1において、VSは送電ドライバ19b
により送電コイル17に印加される正弦波状の交流電
圧、iSはクレードル20の送電コイル17に流れる送
電電流、LSは該送電コイル17の自己インダクタンス
であり、−LSdiS/dtは、該自己インダクタンスL
Sによって送電コイル17に生じる逆起電圧、iRは、電
子時計22の電磁式振動モータ11の受電コイル12に
流れる充電電流で、Mはクレードル20のコイル17と
該受電コイル12との相互インダクタンスMであり、−
MdiR/dtは、該相互インダクタンスMによって送
電コイル17に生じる逆起電圧、RSは送電ドライバ1
9bのオン抵抗を含む送電コイル17の直流抵抗であ
る。
【0029】数2において、VRは二次電池15の電
圧、VRECは整流器14の順方向電圧ドロップであり、
Rは該受電コイル12の自己インダクタンスであり、
−LRdi R/dtは、該自己インダクタンスLRによっ
て受電コイル12に生じる逆起電圧、また、−MdiS
/dtは、該相互インダクタンスMによって受電コイル
12に生じる逆起電圧、RRは、電子時計22の電磁式
振動モータ11の受電コイル12の直流抵抗と二次電池
15の内部静電容量を含む内部抵抗とあるいは整流器1
4が電圧によって逆バイアスされた時にはその絶縁抵抗
を加えた抵抗である。
【0030】また、充電スイッチ13がオフの時の、ク
レードル20の送電コイル17に流れる送電電流iS
数3に示す微分方程式で表される。なお、充電スイッチ
13がオフのために、電子時計22の受電コイル12に
は充電電流iRは流れず零になる。
【数3】
【0031】数3は、数1において、電子時計22の電
磁式振動モータ11の受電コイル12に流れる充電電流
Rを零にした微分方程式である。
【0032】数1と数2の連立微分方程式から、電子時
計22の電磁式振動モータ11の受電コイル12に充電
電流iRが流れる時の、クレードル20の送電コイル1
7に流れる送電電流iSが求まり、一方、数3の微分方
程式から、充電スイッチ13がオフのために、電子時計
22の受電コイル12には充電電流iRが流れない時
の、送電コイル17に流れる送電電流iSが求まるが、
この送電電流iSの両者の電流値は互いに解く微分方程
式が異なるので異なった電流値となると期待されるが、
その違いは−MdiR/dtであることから、送電コイ
ル17と受電コイル12間の相互インダクタンスMと充
電電流iRと該充電電流iRの時間変化つまり送電コイル
17の送電周波数を、充電電流iRがある時とない時と
で送電電流iSに変化が出るように最適設計すればよ
い。そこで、受電コイル12に充電電流i Rが流れない
時の、送電コイル17に流れる送電電流iSの初期送電
電流値を記憶し、その後、受電コイル12に充電電流i
Rが流れ、前記送電電流iSの送電電流値を逐次モニター
し、該送電電流iSの送電電流値が前記初期充電電流値
になったことを検知することによって、受電コイル12
の充電電流iRが零に復帰したことがわかり、電子時計
22の充電動作の終了を認識でき、クレードル20の送
電部の送電を終了できることがわかる。
【0033】前記電磁式振動モータ11の受電コイル1
2を前記ID等のデータの入力と充電のための受電アン
テナに使うのは、該コイルのサイズは通常電子時計の運
針用のステップモータのコイルサイズより数倍大きいの
で、送電器16からの電波(交流磁場)を拾い易く、携
帯電話21への前記ID等のデータの入力と充電が容易
になるからである。また、前記電磁式振動モータ11の
受電コイル12よりも大きい大型の無線通信専用のコイ
ルを用いると更にデータの入力と充電が容易となり効果
的である。
【0034】また、前記送電器16の送電開始あるいは
送電終了の機械的手段である送電スイッチ用突起25を
2個の構成にしたのは、もし1個のボタンで該送電器1
6の送電開始あるいは送電終了を制御するようにする
と、不用意に物が前記送電スイッチ用突起25の上に置
かれたときに該送電器16は送電を開始してしまうとい
う不測の事態を回避するためである。なお、上記の目的
を達成できる構成であれば、これに限定するものではな
いことは言うまでもない。
【0035】前記電子時計22は携帯電話21と近距離
無線通信が可能である。たとえば、該電子時計22は、
携帯電話21が獲得した現在時刻データを携帯電話21
から受電することによって、該電子時計22が有する時
刻と該時刻データとを比較し、該時刻を修正し、その時
刻を、時刻をデジタル表示する表示部27aと時刻をア
ナログ表示する時刻針27bで表示可能である。また、
その逆で長波等の標準電波を受電しそれに基づき時刻修
正を行う電波修正技術を用いた電子時計22が獲得した
現在時刻データ(カレンダデータ)を携帯電話21が受
電して、該携帯電話21の時刻とカレンダを修正するこ
とも可能である。
【0036】更に、同様に前記電子時計22は携帯電話
21からの現在時刻データを受電することによって、該
電子時計22が有する時刻と該時刻データとを比較し、
該電子時計22の時差修正も可能である。同様に、月末
修正も可能である。
【0037】前記携帯電話21と電子時計22間の近距
離無線通信技術としては今後普及していくと思われるB
luetoothが好ましい。
【0038】また、アラーム時刻が到来した時等の振動
モードと携帯電話21の着信報知の振動モードが異なる
ように、図1に示す制御部3からのドライバ10への入
力パターンを変えるようにすれば、アラームか着信かの
識別ができて便利である。
【0039】図4により、第1のステップモータ型の電
磁式振動モータ(以下、振動ステップモータ30)の構
成を説明する。該振動ステップモータ30は本出願人に
よる出願の特開平6−235777号公報に開示されて
いる振動モータであって、(a)は平面図、(b)は
(a)の直線A−A断面図である。図4に示す振動ステ
ップモータ30は、ロータ軸32bを有する2極の永久
磁石32aから成るロータ32と、該ロータ32が入
り、該ロータを保持する保持トルクを発生するための2
個の段差33bを有するロータ穴33aを有し該ロータ
32に磁気結合する板状の2極で2個のスリット33c
を有する二体のステータ33と、該ステータ33に2個
のネジ37aによって固定され、巻心34にワイヤーを
巻回したコイル315から成り、前記ロータ軸32bに
は偏心重り35が固着されている。
【0040】ロータ軸32bは、次のように受けられて
いる。つまり、図4(b)に示すように、ロータ軸32
bの端部32cは、ステータ座36bを介して前記ステ
ータ33のベースとなる、下受36cに立てられた支柱
39にネジ37bでネジ止めされた上受36aに形成さ
れたロータ軸32bの受穴36dによって受けられてい
る。一方、ロータ軸32bの端部32cは、下受36c
に形成されたロータ軸32bの受穴36eによって受け
られている。
【0041】振動ステップモータ30をドライブするド
ライバ(図示省略)とコイル315との接続は以下のよ
うである。コイル315のワイヤー端部315aはコイ
ル端子用基板315bの端子パターン315cに圧接接
続され、さらに時計用回路基板38に形成された、コイ
ル端子用基板315bの端子パターン315cに対応
し、振動ステップモータ30のドライバに接続するパタ
ーン38aがネジ37aにより、コイル端子用基板31
5bの端子パターン315cに圧接接続されることによ
って、コイル315のワイヤー端部315aと時計用回
路基板38の有する振動ステップモータ30のドライバ
が接続されている。
【0042】図5により、第2のステップモータ型の電
磁式振動モータの構成(以下、振動ステップモータ4
0)を説明する。図4に示す、振動ステップモータ30
の構成と異なる点はステータの構造のみであるので、ス
テータの構造についてのみ説明する。ステータ43は、
ロータ32が入り、該ロータ32を保持する保持トルク
を発生するための2個のノッチ43bを有するロータ穴
43aを有し該ロータ32に磁気結合する板状の2極で
2個のブリッジ部43cを有する一体のステータ43で
ある。なお、該一体のステータ43においては、前記2
個の段差33bを2個のノッチ43bに置き換えた構成
になっている。また、振動モータとして電磁式以外の超
音波式を用いることも可能である。
【0043】なお、該振動ステップモータ40と前記振
動ステップモータ30は、ブラシレスステップモータで
あり、通常アラームに使用されているブラシ付振動モー
タのブラシによる接触摩擦損失がないので、3Vの印加
電圧での平均駆動電流は約3mAと低く、他の機能、例
えば無線通信技術であるBluetoothによる送受
電における消費電力にくらべ消費電力が約1桁のオーダ
ーは小さく、二次電池の充電後の電池寿命への影響を少
なくできる効果がある。
【0044】
【発明の効果】以上の説明の如く、クレードルによる携
帯端末の無線による充電システムにおいて、クレードル
の送電器の送電開始あるいは送電終了と携帯端末の充電
開始あるいは充電終了を、相互の無線通信による方法に
代わってすべて機械的あるいは電気的に行うことができ
る。それゆえに、クレードルはデータの無線通信システ
ムを持つ必要がなくなり、無線通信システムに相当する
製造コストが削減できるので、安価なクレードルをユー
ザーに提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる電子時計回路とクレードル送電
器回路から構成されるブロック図である。
【図2】本発明に関わるクレードル送電器による電子時
計の充電フローチャートである。
【図3】(a)電子時計を充電するためにクレードルに
マウントした斜視図、(b)クレードルの斜視図であ
る。
【図4】第1のステップモータ型の電磁式振動モータを
示す図である。
【図5】第2のステップモータ型の電磁式振動モータを
示す図である。
【図6】従来の電子時計とステーションの構成の平面図
である。
【図7】従来の電子時計とステーションの構成の断面図
である。
【図8】従来のステーションによる電子時計の充電フロ
ーチャートである。
【図9】本発明に関わり、図1のブロック図における各
信号ラインの図2に示す充電フローチャートでの時間変
化である。
【符号の説明】
1 電子時計回路 2 操作部 3 制御部 11 電磁式振動モータ 12 受電コイル 13 充電スイッチ 14 整流器 15 二次電池 16 送電器回路 17 送電コイル 18 送電電流値モニター部 18a 送電電流値メモリ 19 送電部 19a 送電スイッチ 19b 送電ドライバ 20 クレードル 22 電子時計 25 送電スイッチ用突起 26 充電スイッチ用突起
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G04C 10/00 G04C 10/00 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線で電力を送電するための送電コイル
    と該送電コイルに接続する送電部を有するクレードル
    と、該電力を受電する受電コイルと該受電コイルに発生
    する電流を整流する整流器と該整流器に接続する二次電
    池からなる充電部を有する携帯端末において、前記送電
    部の送電開始あるいは送電終了と前記充電部の充電開始
    あるいは充電終了は機械的手段あるいは電気的手段によ
    り行われることを特徴とするクレードルと携帯端末から
    なる無線充電システム。
  2. 【請求項2】 前記機械的手段は前記クレードルに前記
    携帯端末をマウントあるいは前記クレードルから前記携
    帯端末を取り外すことに対応し、前記送電部の有する送
    電スイッチと前記充電部の有する充電スイッチをオンあ
    るいはオフにする手段であることを特徴とする請求項1
    に記載のクレードルと携帯端末からなる無線充電システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記電気的手段の少なくとも一つは、前
    記送電コイルに流れる送電電流の送電電流値をモニター
    し、該送電電流のモニター値に基づいて前記送電スイッ
    チをオンあるいはオフにする信号を該送電スイッチに出
    力する送電電流値モニター部であることを特徴とする請
    求項1に記載のクレードルと携帯端末からなる無線充電
    システム。
  4. 【請求項4】 前記送電電流値モニター部は、モニター
    する該送電電流値が携帯端末のコイルに電流が流れない
    時の初期送電電流値に復帰したことを検出することによ
    って、携帯端末の充電が終了したと認識し、送電スイッ
    チに送電スイッチをオフさせる信号を出力し、送電スイ
    ッチをオフさせ、送電部の送電を終了させることを特徴
    とする請求項3に記載のクレードルと携帯端末からなる
    無線充電システム。
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