JP2003078844A - 画像データ記憶デバイス、印刷デバイス、画像データ転送システム、画像データ転送方法、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びコンピュータプログラム - Google Patents

画像データ記憶デバイス、印刷デバイス、画像データ転送システム、画像データ転送方法、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びコンピュータプログラム

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JP2003078844A
JP2003078844A JP2001267699A JP2001267699A JP2003078844A JP 2003078844 A JP2003078844 A JP 2003078844A JP 2001267699 A JP2001267699 A JP 2001267699A JP 2001267699 A JP2001267699 A JP 2001267699A JP 2003078844 A JP2003078844 A JP 2003078844A
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Jiro Tateyama
二郎 立山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の画像データが保持されたストレージデ
バイスのデータ領域の中から任意の画像データファイル
を容易に抽出できるようにする。 【解決手段】 通信回線で接続された画像データ記憶デ
バイスと印刷デバイスとの間で利用される画像データ転
送システムであって、上記印刷デバイス側で印刷を行い
たい画像データに係わる画像情報を使用して、上記複数
の画像データが保持された画像データ記憶デバイスを検
索し、上記画像データに係わる画像情報と合致した画像
データを上記画像データ記憶デバイスから読み出し、そ
の中から任意の画像データファイルを抽出することによ
り、必要な画像ファイルだけを短い時間で選んでインデ
ックス印刷をできるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像データ記憶デバ
イス、印刷デバイス、画像データ転送システム、画像デ
ータ転送方法、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及
びコンピュータプログラムに関し、特にIEEE1394で規定
されるようなシリアルインターフェイスを備えたデバイ
ス間での、データ転送を行う際のデータ選択手段、及び
その方法に関するものに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルカメラ(デジカメ)で撮
影した画像をプリンタで印刷する場合は、(1)パーソ
ナルコンピュータ(PC)とデジカメをシリアルインタ
ーフェイス(RS−232C)でつないで画像データを
パーソナルコンピュータPCに転送しハードディスクに
保存する。(2)保存された画像データファイルを、画
像処理ソフトを使って加工する。(3)パーソナルコン
ピュータPCに接続されたプリンタに画像の印刷データ
を送り印刷を行う等という順序で処理されていた。
【0003】また、近年普及してきたIEEE1394に準拠し
たインターフェイスが装備された周辺デバイスを使え
ば、主制御を行うパーソナルコンピュータPCが介在し
なくても周辺デバイス同士で直接データ転送を行うこと
が可能となっている。
【0004】例えば、1394インターフェイスを持っ
たプリンタとデジタルカメラとを接続し、上記デジタル
カメラの内部メモリに蓄えられた任意の画像データをプ
リンタに転送し、印刷を行うことが可能であった。
【0005】更に、デジタルカメラで撮った画像データ
を大容量のストレージデバイスに保存する場合について
は、1394インターフェイスを持ったストレージデバ
イス(HDD、MO、PD、CD−RW、DVD−RA
Mなど)とデジタルカメラとを接続して、上記デジタル
カメラの内部メモリに蓄えられた任意の画像データを、
上記ストレージデバイスに転送して保存することが可能
であった。
【0006】あるいは、1394インターフェイスを持
ったストレージデバイスとプリンタとを接続し、上記ス
トレージデバイスに保存された画像データを上記プリン
タ側から任意に選択して、上記選択した画像データをプ
リンタに転送して印刷することも可能であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、周辺デバイス同士でのデータ転送を行う場合
には、どの画像データを選ぶかという確認のための表示
器が備わっていなかったり、一度に多数の画像の中から
必要な画像を選ぶには貧弱な表示器しか備わっていなか
ったり、という欠点があった。
【0008】すなわち、ストレージデバイスとプリンタ
とを組み合わせた場合は、全ての画像データのサムネイ
ルを一度インデックス印刷し、その中から必要な画像デ
ータをユーザが選択してデータ転送を行う必要があっ
た。
【0009】また、近年のストレージデバイスは大容量
化されており、例えばDVD−RAMに至っては、4.
7GBもの容量があるので、全ての画像データをインデ
ックス印刷するには時間も多くかかり、印刷する用紙も
かなりの枚数になってしまうという問題点があった。
【0010】また、デジタルカメラとプリンタとを組み
合わせた場合においても、デジタルカメラの内部メモリ
にコンパクトフラッシュ(R)タイプのHDDとして、
1GBという大容量の記憶媒体も出てきているので、デ
ジタルカメラの小さな表示器を使って、全ての画像デー
タの中から任意の画像を選ぶようにすると多大な時間が
かかってしまう問題があった。
【0011】本発明は上述の問題点にかんがみてなされ
たもので、複数の画像データが保持された画像データ記
憶領域の中から、所望する任意の画像データファイルを
容易に抽出できるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の画像データ転送
システムは、通信回線で接続された画像データ記憶デバ
イスと印刷デバイスとの間で利用される画像データ転送
システムであって、上記印刷デバイス側で印刷を行いた
い画像データに係わる画像情報を使用して、上記複数の
画像データが保持された画像データ記憶デバイスを検索
し、上記画像データに係わる画像情報と合致した画像デ
ータを上記画像データ記憶デバイスから読み出し、その
中から任意の画像データファイルを抽出することを特徴
としている。また、本発明の他の特徴とするところは、
上記印刷デバイスは、上記印刷を行いたい画像データの
サムネイルデータ部を上記画像データ記憶デバイスから
読み出して上記画像データファイルを抽出することを特
徴としている。
【0013】本発明の画像データ記憶デバイスは、通信
回線を介して接続された印刷デバイスとの間でデータ転
送を行う画像データ記憶デバイスであって、上記印刷デ
バイスから送られてきた画像データに係わる画像情報に
基づいて、保持している複数の画像情報の中から上記印
刷デバイスが必要とする画像データファイルを選択して
読み出す画像データファイル選択手段と、上記画像デー
タファイル選択手段によって読み出された画像データフ
ァイルを上記印刷デバイスに転送する画像データ転送手
段とを有することを特徴としている。また、本発明の他
の特徴とするところは、上記印刷デバイスから送られて
きた画像データに係わる画像情報は、画像情報を任意に
組み合わせて作成した条件パラメータを使用して成るこ
とを特徴としている。また、本発明のその他の特徴とす
るところは、上記画像データファイルの画像情報とし
て、デジタルカメラで撮影した時の設定内容を利用して
いることを特徴としている。
【0014】本発明の印刷デバイスは、通信回線を介し
て接続された画像データ記憶デバイスとの間でデータ転
送を行う印刷デバイスであって、上記画像データ記憶デ
バイスに設けられている画像データファイル選択手段に
より選択された画像データファイルのサムネイルデータ
部を読み出す所定データ読み出し手段と、上記所定デー
タ読み出し手段によって読み出されたサムネイルデータ
部を使ってインデックスプリントを行う印刷手段とを有
することを特徴としている。
【0015】本発明の画像データ転送方法は、通信回線
で接続された画像データ記憶デバイスと印刷デバイスと
の間で利用される画像データ転送方法であって、上記印
刷デバイス側で印刷を行いたい画像データに係わる画像
情報を使用して、上記複数の画像データが保持された画
像データ記憶デバイスを検索し、上記画像データに係わ
る画像情報と合致した画像データを上記画像データ記憶
デバイスから読み出し、その中から任意の画像データフ
ァイルを抽出して上記印刷デバイスに転送することを特
徴としている。
【0016】本発明の記憶媒体は、上記に記載の各手段
の機能をコンピュータに構成させるためのプログラムコ
ードを記録したことを特徴としている。
【0017】また、本発明のコンピュータプログラム
は、上記に記載の方法をコンピュータに実行させること
を特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照しながら本
発明の画像データ記憶デバイス、印刷デバイス、画像デ
ータ転送システム、画像データ転送方法、コンピュータ
読み取り可能な記憶媒体及びコンピュータプログラムの
実施の形態について説明する。
【0019】図1は、本発明を適用するシステムの一般
的な構成例を示す図で、画像入力デバイスであるデジタ
ルカメラ101と、画像出力デバイスであるプリンタ1
02を、1394シリアルバスを用いて接続するもので
ある。このような形態は、パーソナルコンピュータPC
を介さずに画像を印刷することから、一般的にダイレク
トプリントと呼ばれている。
【0020】ダイレクトプリントが可能なインターフェ
イスとしてはいろいろ考えられるが、本実施の形態で
は、1394シリアルバスを使う場合について説明する
ので、まず初めに1394インターフェイスの概要につ
いて説明をする。
【0021】《IEEE1394の技術の概要》家庭用
デジタルVTRやDVDの登場も伴って、ビデオデータ
やオーディオデータなどのリアルタイムでかつ高情報量
のデータ転送のサポートが必要になっている。こういっ
たビデオデータやオーディオデータをリアルタイムで転
送し、パーソナルコンピュータPCに取り込んだり、ま
たはその他のデジタル機器に転送したりする場合には、
必要な転送機能を備えた高速データ転送可能なインター
フェイスが必要になってくるものであり、そういった観
点から開発されたインターフェイスがIEEE1394
−1995(High Performance Serial Bus、以下13
94シリアルバス)である。
【0022】図2に、1394シリアルバスを用いて構
成されるネットワーク・システムの例を示す。このシス
テムは機器A、B、C、D、E、F、G、Hを備えてお
り、A−B間、A−C間、B−D間、D−E間、C−F
間、C−G間、及びC−H問をそれぞれ1394シリア
ルバスのツイスト・ペア・ケーブルで接続されている。
【0023】これらの機器A〜Hは、例としてパーソナ
ルコンピュータPC、デジタルVTR、DVD、デジタ
ルカメラ、ハードディスク、モニタ等である。各機器問
の接続方式は、デイジーチェーン方式とノード分岐方式
とを混在可能としたものであり、自由度の高い接続が可
能である。
【0024】また、各機器は各自固有のIDを有し、そ
れぞれが認識し合うことによって1394シリアルバス
で接続された範囲において、1つのネットワークを構成
している。各デジタル機器間をそれぞれ1本の1394
シリアルバスケーブルで順次接続するだけで、それぞれ
の機器が中継の役割を行い、全体として1つのネットワ
ークを構成するものである。
【0025】また、1394シリアルバスの特徴でもあ
る、Plug&Play機能でケーブルを機器に接続した時点
で、機器の認識や接続状況などを自動で認識する機能を
有している。
【0026】また、図2に示したようなシステムにおい
て、ネットワークからある機器が削除されたり、または
新たに追加されたりしたときなど、自動的にバスリセッ
トを行い、それまでのネットワーク構成をリセットして
から、新たなネットワークの再構築を行う。この機能に
よって、その時々のネットワークの構成を常時設定、認
識することができる。
【0027】また、データ転送速度は、100/200
/400Mbpsと備えており、上位の転送速度を持つ
機器が下位の転送速度をサポートし、互換をとるように
なっている。データ転送モードとしては、コントロール
信号などの非同期データ(Asynchronousデータ:以下A
syncデータ)を転送するAsynchronous転送モード、リア
ルタイムなビデオデータやオーディオデータ等の同期デ
ータ(Isochronousデータ:以下Isoデータ)を転送する
Isochronous転送モードがある。
【0028】このAsyncデータの特徴とするところは、I
soデータは各サイクル(通常1サイクル125μS)の
中において、サイクル開始を示すサイクル・スタート・
パケット(CSP)の転送に続き、Isoデータの転送を
優先しつつサイクル内で混在して転送される。
【0029】次に、図3に1394シリアルバスの構成
要素を示す。1394シリアルバスは、全体としてレイ
ヤ(階層)構造で構成されている。図3に示したよう
に、最もハード的なのが1394シリアルバスのケーブ
ル813であり、そのケーブル813のコネクタが接続
されるコネクタポート810があり、その上にハードウ
ェアとしてフィジカル・レイヤ811とリンク・レイヤ
812がある。
【0030】ハードウェア部800は、実施的なインタ
ーフェイステップの部分であり、そのうち812は符号
化やコネクタ関連の制御等を行い、リンク・レイヤ81
2はパケット転送やサイクルタイムの制御等を行う。フ
ァームウェア部801のトランザクション・レイヤ81
4は、転送(トランザクション)すべきデータの管理を
行い、ReadやWriteといった命令を出す。
【0031】マネージメント・レイヤ815は、接続さ
れている各機器の接続状況やIDの管理を行い、ネット
ワークの構成を管理する部分である。このハードウェア
とファームウェアまでが実質上の1394シリアルバス
の構成である。
【0032】また、ソフトウェア部802のアプリケー
ション・レイヤ816は使うソフトによって異なり、イ
ンターフェイス上にどのようにデータをのせるか規定す
る部分であり、AV/Cプロトコルなどのデータ転送プ
ロトコルによって規定されている。以上が1394シリ
アルバスの構成である。
【0033】次に、図4に1394シリアルバスにおけ
るアドレス空間の図を示す。1394シリアルバスに接
続された各機器(ノード)には必ず各ノード固有の、6
4ビットアドレスを持たせておく。そしてこのアドレス
をROMに格納しておくことで、自分や相手のノードア
ドレスを常時認識では、相手を指定した通信も行える。
【0034】1394シリアルバスのアドレッシング
は、IEEE1212規格に準じた方式であり、アドレス設定
は、最初の10bitがバスの番号の指定用に、次の6
bitがノードID番号の指定用に使われる。
【0035】それぞれの機器内で使用できる48ビット
のアドレスについても20ビットと28ビットに分けら
れ、256Mバイト単位の構造を持って利用される。最
初の20ビットの「0〜0xFFFFD」の部分はメモ
リ空間と呼ばれる。「0xFFFFE」の部分はプライ
ベート空間と呼ばれ、機器内で自由に利用できるアドレ
スである。
【0036】「0xFFFFF」の部分は、レジスタ空
間と呼ばれ、バスに接続された機器間で共通な情報が置
かれ、各機器間のコミュニケーションに使われる。レジ
スタ空間の最初の512バイトには、CSRアーキテク
チャのコアになるレジスタ(CSRコア)がある。
【0037】次の512バイトには、シリアルバスのレ
ジスタがある。その次の1024バイトにはConfigurat
ion ROMが置かれる。残りはユニット空間で機器固有の
レジスタがある。一般的には、異種バスシステム設計の
簡略化のため、ノードは初期ユニット空間の最初の20
48バイトだけを使うべきであり、この結果としてCS
Rアーキテクチャの核(CSRコア)、シリアルバスの
レジスタ、Configuration ROMと、ユニット空間におけ
る最初の2048バイトの、合わせて4096バイトで
構成することが望ましい。以上が1394シリアルバス
の技術の概要である。
【0038】次に、1394シリアルバスの特徴といえ
る技術の部分を、より詳細に説明する。《1394シリ
アルバスの電気的仕様》図5に、1394シリアルバス
ケーブルの断面図を示す。1394シリアルバスで接続
ケーブル内に、2組のツイストペア信号線の他に、電源
ラインを設けている。
【0039】これによって、電源を持たない機器や、故
障により電圧低下した機器等にも電力の供給が可能にな
っている。電源線内を流れる電源の電圧は8〜40V、
電流は最大電流DC1.5Aは規定されている。
【0040】《DS−Link符号化》図6は、139
4シリアルバスで採用されているデータ転送フォーマッ
トのDS−Link符号化方式を説明するための図である。1
394シリアルバスでは、DS−Link(Data/Strobe Lin
k、)符号化方式が採用されている。このDS−Link符号
化方式は、高速なシリアルデータ通信に適しており、こ
の構成は、2本の信号線を必要とする。
【0041】より対線のうち、1本に主となるデータを
送り、他方のより対線にはストローブ信号を送る構成に
なっている。受信側では、この通信されるデータと、ス
トローブとの排他的論理和をとることによってクロック
を再現できる。
【0042】このDS−Link符号化方式を用いるメ
リットとして、他のシリアルデータ転送方式に比べて転
送効率が高いこと、PLL回路が不要となるのでコント
ローラLSIの回路規模を小さくできること、更には、
転送すべきデータが無いときにアイドル状態であること
を示す情報を送る必要が無いので、各機器のトランシー
バ回路をスリープ状態にすることができることによっ
て、消費電力の低減が図れる、などが挙げられる。以上
が、1394シリアルバスについての概要である。
【0043】《ノードID決定のシーケンス》バスリセ
ットの後、各ノードは新しいネットワーク構成を構築す
るために、各ノードにIDを与える動作に入るこのとき
の、バスリセットからノードID決定までの一般的なシ
ーケンスを、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0044】図7のフローチャートは、バスリセットの
発生からノードIDが決定し、データ転送が行えるよう
になるまでの、一連のバスの作業を示してある。まず、
ステップS101として、ネットワーク内にバスリセッ
トが発生することを常時監視していて、ここでノードの
電源ON/OFFなどでバスリセットが発生するとステ
ップS102に移る。
【0045】ステップS102では、ネットワークがリ
セットされた状態から、新たなネットワークの接続状況
を知るために、直接接続されている各ノード間において
親子関係の宣言がなされる。
【0046】ステップS103として、全てのノード間
で親子関係が決定すると、ステップS104として一つ
のルートが決定する。全てのノード間で親子関係が決定
するまで、ステップS102の親子関係の宣言を行い、
また、ルートも決定されない。ステップS104でルー
トが決定されると、次はステップS105として、各ノ
ードにIDを与えるノードIDの設定作業が行われる。
【0047】所定のノード順序で、ノードIDの設定が
行われ、全てのノードにIDが与えられるまで繰り返し
設定作業が行われ、最終的にステップS106として全
てのノードにIDを設定し終えたら、新しいネットワー
ク構成が全てのノードにおいて認識されたので、ステッ
プS107としてノード間のデータ転送が行える状態と
なり、データ転送が開始される。
【0048】このステップS107の状態になると、再
びバスリセットが発生するのを監視するモードに入り、
バスリセットが発生したらステップS101からステッ
プS106までの設定作業が繰り返し行われる。
【0049】《ダイレクトプリントプロトコル(DP
P)》次に、本実施の形態のデータ転送装置についての
説明を行う。本実施の形態で用いている印字装置と画像
供給デバイスとの間でのデータ転送手順を、ダイレクト
プリントプロトコル(DPP)と呼んでいる。
【0050】ダイレクトプリントプロトコル(DPP)
の基本構成は、IEEE1394の初期ユニット空間
(図4のユニット空間で示される)内にコマンド書き込
みのためのコマンドレジスタ(command)、コマンドに
対する返答を書き込むためのレスポンスレジスタ(resp
onse)、転送データを書き込むためのデータレジスタ
(data)、転送データ個別のデータフォーマットに対応
したフォーマット情報を扱うためのフォーマットレジス
タ(format)から構成される。
【0051】図8は、これらのレジスタのマッピング状
態を示した図である。画像供給デバイス(image source
device)が、controllerでプリンタ(printer)がtarg
etとなる。以降の説明では画像供給デバイス(image so
urce device)からプリンタ(printer)への印字を例と
している。
【0052】図8のコマンドレジスタ42−1は、「FFFF
FOOO OB00h」の固定アドレスに配置され、512バイト
の空間を有する。画像供給デバイス(image source dev
ice)がプリンタ(printer)に対して各種コマンドを書
き込むためのレジスタでプリンタ側に有する。
【0053】コマンドレジスタを画像供給デバイス側に
も持つ場合プリンタからのコマンドの書き込みも可能と
なる。この書き込まれるコマンドをコマンドフレームと
言う。レスポンスレジスタ42−2は、「FFFFF 0000 D
00h」の固定アドレスに配置され、512バイトの空間
を有する。画像供給デバイス(image source device)
からプリンタ(printer)に対して書き込まれた各種コ
マンドに対する返答を書き込むためのレジスタで画像供
給デバイスに有する。
【0054】レスポンスレジスタをプリンタ側にも持つ
場合、画像供給デバイスのレスポンスの書き込みが可能
となる。この書き込まれるレスポンスをレスポンスフレ
ームと言う。
【0055】図8では、アドレスの上位「FFFF」を省略
して記述してある。データレジスタ42−3は「FFFFF 000
3 000h」をディフォルトアドレスとし、Block Addres
s、Buffer Configコマンド(データレジスタのアドレス
を定義するコマンド)により有効な任意のアドレスに設
定できる。データレジスタの空間は、Block Size、Buff
er Configコマンド(データレジスタの空間を定義する
コマンド)で前もって決められた範囲で設定することが
できる。
【0056】データレジスタは、画像供給デバイス、プ
リンタ(image source device、printer)の間でデータ
の転送を行うためのレジスタで、印字を行う場合には画
像供給デバイスからプリンタに印字データ(print dat
a)が書き込まれる。
【0057】印字データは、あらかじめ設定されたイメ
ージフォーマットに従ったデータ形式で構成される。こ
の書き込まれるデータをデータフレームと言う。フォー
マットレジスタ43−7は、後に定義する各データフォー
マットに対応したレジスタ群をまとめた物で、各レジス
タは各データフォーマットに必要なフォーマット情報を
設定するためのレジスタとなる。画像供給デバイス(im
age Source device)からプリンタ(printer)に対して
フォーマット情報を書き込むためのレジスタである。こ
の書き込まれるフォーマット情報をフォーマットフレー
ムと言う。
【0058】図9は、コマンドフレーム、レスポンスフ
レーム、データフレーム、フォーマットフレームの流れ
を表した図で、画像供給デバイスからプリンタヘの印字
を表している。
【0059】画像供給デバイスのコマンドレジスタ43-1
からプリンタヘのコマンドは、コマンドフレームとして
プリンタのコマンドレジスタ43−4へ書き込まれる。コ
マンドは、印字を行うためのコマンドで図16に一覧を
示す。
【0060】コマンドに対する応答がプリンタのレスポ
ンスレジスタ43-5から画像供給デバイスのレスポンスレ
ジスタ43−2に書き込まれる。レスポンスは、コマンド
に対する応答でコマンドが正しく実行されたかどうかや
コマンドが必要とする戻り値などを返す。
【0061】データフレームは、画像供給デバイスのデ
ータレジスタ43-3からプリンタヘブリントデータを書き
込むことで、プリンタのデータレジスタ43−6に書き込
まれる。フォーマットフレームは、画像供給デバイスか
らプリンタヘフォーマット情報を書き込むことで、プリ
ンタのフォーマットレジスタ43−7に書き込まれる。
【0062】図10に、フォーマットレジスタの構成を
示す。フォーマットレジスタ43−7は問い合わせのため
の読み込み専用レジスタINQUlRY44−1と設定、情報取得
のための読み込み/書き込みレジスタCONTROL/STATUS4
4−2とに区分される。さらに、INQUIRY、CONTRO/STATU
Sは同じ構成のレジスタグループから構成される。44−3
から44−7と、44−8から44−13とになる。
【0063】フォーマットレジスタグループは共通レジ
スタグループ(print common register group)44−3、
44−4とプリンタフォーマットレジスタグループ(print
format register group)44−5〜44−7から構成され
る。共通レジスタグループは、全データフォーマットに
共通なレジスタを集めた物であり、全プリンタに共通な
GLOBAL44−3、44−9と個別のプリンタに固有のLOCAL44
−4、44−10から構成される。
【0064】プリンタフォーマットレジスタグループは
各データフォーマットに独自の情報を集めたレジスタの
グループであり、format[1]44−5、44−11からform
at[n]44−10、44−13までのn個のフォーマットレジ
スタグループからなる。
【0065】format[1]からformat[n]は、あとで
定義されるデータフォーマットに対応しており、実装す
るデータフォーマットごとに1つのプリンタフォーマッ
トレジスタグループが割り当てられる。各フォーマット
レジスタのアドレスはデータフォーマットを設定するコ
マンドのレスポンスとして画像供給デバイスに与えられ
る。
【0066】図11に、共通レジスタグループ(print
common register group)内のstatus register44−8の
詳細を示す。各32ビットの共通ステータス(common s
tatusregister)45−1とベンダー固有ステータス(vend
or specific status register)45−2から構成される。
【0067】共通ステータス45−1は、各ベンダーのプ
リンタに共通なステータスを保持し、ベンダー固有ステ
ータス45−2は各ベンダーに固有に定義されるステータ
スを保持する。共通ステータスの「Vフラグ」によりベ
ンダー固有ステイタスヘの拡張が定義される。
【0068】v:vendor status available flagベンダ
ーステータスヘの拡張を示す。 0=not available 1:available error.Warning:error.Warning.StatuSエラー、ワーニ
ングなどのステータスpaperstate:paper condition紙
に関する状態、print state:printer conditionプリン
タに関する状態、
【0069】図12に、共通レジスタグループ(print
common register group)のGLOBAL44−3の詳細を示す。
GLOBALはダイレクトプリントプロトコルを搭載するプリ
ンタ全てに共通な情報を保持し、プリンタの種別による
違いがない情報を集めている。
【0070】図12は、その例を示しており、印字媒体
の種類を示すmedia−type46−1、紙の大きさを示すpape
r−size46−2、ページのマージン値を示すpage―margin
46−3、ページの長さを示すpage−length46−4、ページ
のオフセットを示すpage−offset46−5、プリンタのユ
ニット情報を示すprint―unit46−6、プリンタのカラー
種類を示す。Color−type46−7、データのビット順序を
示すbit−order46−8を含んでいる。
【0071】図13に、共通レジスタグループ(print
common register group)のLOCAL44−4の詳細を示す。L
OCALは、ダイレクトプリントプロトコルを搭載するプリ
ンタの個別の機種に独自の情報を保持し、プリンタの種
別により違いがある情報を集めている。図13はその例
を示しており、印字媒体のこのプリンタ独自の種類を示
すpaper47−1、カラーマッチングの方法を示すCMS47−
2、インクジェットプリンタのインク種別を示すink47−
3を含んでいる。
【0072】図14に、各フォーマットの例を示す。イ
メージデータフォーマット形式の一つであるEXIF(exch
angeable image file format)44−5に対するフォーマ
ットレジスタの例である。この場合には、入力のX方向
の割合inX−rate48−1、入力のY方向の割合inY−rate4
8−2、出力のX方向の割合、outX−rate48−3、出力の
Y方向の割合moutY−rate48−4を含んでいる。印字
は、与えられたEXIFフォーマットのイメージデータを各
レジスタの内容に合わせてこの場合であれば、X、Y方
向とでの変倍を行って印字することが可能となる。
【0073】図15に、Raw RGB formatに対するフォー
マットレジスタ44−6の例である。Raw RGB formatは、
各ピクセルをR(Red)、G(Green)、B(Blue)のデー
タで構成されるイメージフォーマットである。
【0074】この場合には、入力のX方向の割合inX-ra
te49−1、入力のY方向の割合inY-rate49-2、出力の
X方向の割合outX-rate-49-3、出力のY方向の割合out
Y−rate49-4、XYの固定ピクセルサイズ示すXY-siz
e49−5、ピクセルあたりのビット数を示すbit-pixel49-
6、X方向のピクセル数を示すX-size49-7、Y方向のピ
クセル数を示すY−size49-8ビットあたりの色面を示すp
lane49−9、X方向の分解を示すX−resolution49−1
0、Y方向の分解を示すY−resolution49−11、ピクセ
ルの種類を示すpixel-format49−12を含んでいる。
【0075】印字は、与えられたRaw RGBフォーマット
のイメージデータを各レジスタの内容に合わせて、この
場合であれば、X、Y方向での変倍や解像度変換やピク
セルサイズの譲歩などを基にして印字することが可能と
なる。
【0076】図16に、コマンドとコマンドに対するレ
スポンスの一覧表を示す。コマンドは大きくコマンド分
類に分けられ各分類にいくつかのコマンドが属してい
る。分類はステータス関係のステータス、プリンタ制御
のためのコントロール、データ転送の設定のためのブロ
ックバッファ、チャネル設定を行うチャネル、転送方法
に関する転送、フォーマット設定に関するフォーマット
・ログインに関するログイン、データ転送に関するデー
タがある。
【0077】プリンタのステータスを得るためのコマン
ドGet Status、その応答Get Statusresponse 50-1。プ
リンタのリセットを行うコマンドPrint Reset、その応
答Print Reset response 50-2。
【0078】印字の開始を指示するPrint Set、その
応答Print Start response50-3。印字の中止を指示する
Print Stop、その応答Print Stop response50-4。給紙
を指示するInsert Paper、その応答Insert Paper respo
nse50-5、排紙を指示するEject Paper、その応答Eject
Paper response50-6。
【0079】イメージデータのコピーを開始するCopy s
tart、その応答Copy start response50-7。イメージデ
ータのコピーを終了するCopy End、その応答Copy End r
esponse50−8。ブロックのサイズを指定するBlock Siz
e、その応答Block Size response50−9。ブロックのア
ドレスを指定するBlock Address、その応答Block Addre
ss response50−10。空きブロックの数を取得するFree
Block、その応答Free Block response、write Block re
sponse50−11、50−12。
【0080】バッファからのデータ取得開始を指定する
Set Buffer Configresponse50-3、その応答Set Buffer
response50-14。チャネルをオープンするOpen Channel、
その応答Open Channel response50−15。チャネルをク
ローズするClose Channel、その応答Close Channel res
ponse50−16。データ転送方法を指定するTransfer Meth
od、その応答Transfer Method response50−17。フォー
マットを設定するSetFormat、その応答Set Format resp
onse50−18。ログインを行うLogin、その応答Login res
ponse50−19。ログアウトを行うLogout、その応答Logou
t response50−20。リコネクションを行うReconnect、
その応答Reconnect response50−21。
【0081】以上は、コマンドフレームに書き込むため
のWrite Block、Write Buffer50−22、50−23。データ
を読み込むためのPull Buffer50−24。これらは、デー
タフレームに対して書き込み、読み込みが行われる。レ
スポンスはない。図9のコマンドフレームのopcodeに、
図16で挙げた各コマンドに対応した値をセットし、プ
リンタのコマンドレジスタに書き込むことで各コマンド
が実行される。
【0082】コマンドに対する応答は、コマンドと等し
い値を持ち、図9のレスポンスフレームのopcodeにセッ
トされ、画像供給デバイスのレスポンスレジスタにプリ
ンタから書き込まれる。このレスポンスにより各コマン
ドの実行結果を画像供給デバイスが受け取ることができ
る。
【0083】図17は、ダイレクトプリントプリンタが
サポートするイメージデータフォーマットを示す。プリ
ンタはこれらのフォーマットのうち、少なくとも一つの
RAWイメージデータをサポートしなければならない。
また、オプションとして、他のフォーマットをサポート
することができる。
【0084】図18は、フォーマット設定処理の流れを
示す。まず画像供給デバイスは、ステップS500でSe
t Format(INQUIRY)コマンドをプリンタに書き、プリ
ンタはステップS501でSet Formatレスポンスを返
す。返されたレスポンスから画像供給デバイスはプリン
タのINQUIRYレジスタのアドレスを知る。
【0085】次いで、画像供給デバイスは、ステップS
502でSet Format(CONTROL/STATUS)コマンドをプ
リンタに書き、プリンタはステップS503でSet Form
atレスポンスを返す。返されたレスポンスから画像供給
デバイスはプリンタのCONTROL/STATUSレジスタのアド
レスを知る。画像供給デバイスは、ステップS504−
1〜mで、プリンタのINQUIRYレジスタを読んで、プリ
ンタのサポートするフォーマットの設定項目を知る。
【0086】画像供給デバイスは、ステップS505−
1〜nで、プリンタのSTATUS/CONTROLレジスタを読ん
で、フォーマットの設定値を知る。画像供給デバイス
は、ステップS506−1〜nでプリンタのSTATUS/CO
NTROLレジスタに書き込んで、フォーマットの設定を行
う。
【0087】《PULL型データ転送》次に、実際にプ
リンタ側から画像供給デバイスの内部メモリの対して、
データの読み出しを行う際に用いるPULL型データ転
送方法について説明する。
【0088】図19は、画像供給デバイスであるデジタ
ルカメラとプリンタとの間の画像データの転送シーケン
スを説明するために、コマンドレジスタ・レスポンスレ
ジスタ・データレジスタの構成を示した図である。
【0089】FCPに準拠した画像供給デバイスとプリ
ンタ間のコマンド・レスポンスの動作は、コマンドフレ
ーム69−7として、画像供給デバイスのコマンドレジ
スタ69−1からプリンタのコマンドレジスタ69−4
にコマンドの要求データを書き込む動作と、レスポンス
フレーム69−8としてプリンタのレスポンスレジスタ
69−5から画像供給デバイスのレスポンスレジスタ6
9−2に応答データを書きこむ動作によって実行され
る。
【0090】また、データフレーム69−9について
は、FCPとは異なった動作が行われ、画像供給デバイ
スのデータレジスタ69−3をプリンタのデータレジス
タ69−6ヘリード・トランザクションを使ってイメー
ジデータを読み取る一方向の動作だけで実行される。
【0091】図20は、画像供給デバイスとプリンタ
が、DPPを使ってデータ転送を行う際のPULL型デ
ータ転送方式の動作フローを示した図である。ここで、
コマンドフレーム・レスポンスフレームにおける、Logi
n、Logout、Open Channel、Close Channel、フォーマッ
ト設定のコマンド・レスポンスの動作については前述し
た方式と同様であり、Buffer Config、Set Bufferのコ
マンド・レスポンスの動作についても前述した方式と同
様である。
【0092】すなわち、本動作フローを説明すると、S
711はBuffer ConfigコマンドのINQUIRYを示したもの
で、プリンタのバッファ領域の問い合わせを行うことで
S712のBuffer Configレスポンスによりプリンタ側
のバッファサイズや転送先のバッファアドレスを画像供
給デバイス側に知らせることができる。
【0093】ステップS713は、Buffer Configコマ
ンドのCONTROLを示したもので、画像供給デバイスがプ
リンタ側に読み込むべきバッファサイズとバッファアド
レスを設定するもので、ステップS714のBuffer Con
figレスポンスによって設定の完了が知らされる。
【0094】続いて、ステップS715のSet Bufferコ
マンドのNOTIFYによりデータ転送を開始可能であること
をプリンタに通知し、ステップS716のSet Bufferレ
スポンスのINTERIMにより、とりあえずプリンタ側がデ
ータ取り込みの準備ができたことを知らせてデータ転送
を開始させ、ステップS719のSet Bufferレスポンス
のCONTINUEにより、初めに設定されたバッファ領域に対
してデータ転送が全て完了したことを画像供給デバイス
側に知らせることができる。
【0095】ステップS717のPull Bufferリクエス
トはリード・トランザクションによる要求パケットであ
り、ステップS718のPull Bufferの応答パケットに
よりデータ転送を行い、プリンタ側に知らせたバッファ
アドレスに対してデータを順次読み込む動作を行うもの
である。
【0096】ステップS720は複数のデータフレーム
の集まりを示したもので、Buffer Configコマンドで設
定したバッファサイズに対して連続したリード・トラン
ザクションを使ってデータを転送する。この連続したリ
ード・トランザクションを用いた方式をPULL型デー
タ転送方式と呼ぶ。
【0097】図21は、画像供給デバイス側のデータレ
ジスタ71−1とバッファ71−2の関係を示した構成
図である。データレジスタ71−1で設定されたDestin
ation Offsetの値に従ってバッファ71−2の読み出し
開始アドレスBuffer Addressを決定し、そこのデータの
読み出しをリード・トランザクションで行う。
【0098】Offsetの値は、毎回Data Length分インク
リメントされるので、連続したバッファアドレスに対し
て繰り返しデータを読み出すことで、Buffer Size内の
領域に対してデータを連続して読み出すことができる。
このように、PULL型データ転送方式を用いること
で、プリンタ側から画像供給デバイスに対して内部メモ
リに書き込まれたデータを直接アドレスを指定して読み
出すことが可能となる。
【0099】《画像データのファイル構成》次に、画像
供給デバイス側に保存されている画像データのファイル
構成について説明する。ここで扱う画像データのファイ
ル形式は、一例としてEXIFファイルを用いるが、本実施
の形態で扱えるファイル形式は、サムネイル画像を含ん
だ形式であればEXIFファイルに限定される物ではない。
また、本実施の形態ではEXIFファイルのフォーマットに
ついては簡略した形態で説明しているので、実際のファ
イル構成とは一部異なる部分も存在する。
【0100】図22は、EXIFファイルのデータ構成を示
した図である。EXIFファイルの構成を大きく分けると、
「EXIFヘッダ」、「TIFFデータ部」「JPEGデータ部」と
いう3つのブロックで構成されている。
【0101】まず、TIFFデータ部は、JPEG画像
の情報、機器独自の情報、サムネイル画像の3つのブロ
ックで構成されている。また、JPEGデータ部には実
際に撮影された本画像がJPEG形式で保存されてい
る。更にEXIFファイルの全体の構造はTIFFファ
イルと同じファイル形式になっているので、画像ファイ
ルの形式がJPEGではなくTIFFであれば、TIF
FファイルにEXIFと機器独自のタグが追加されたよ
うに見える。続いて、EXIFファイルの中から撮影時
のデータやサムネイルの画像を取り出す際のシーケンス
について順を追って説明する。
【0102】図23は、EXIFファイルの個々の構成につ
いて説明する図である。先頭アドレスのx000hから
始まるEXIFヘッダには、データファイルの始まり位
置とファイル全体のデータサイズが記されている。
【0103】この例では、EXIFファイルの始まりア
ドレスが0100hでサイズが1792バイトになって
いることから、アドレスx100hからデータが始ま
り、終わりのアドレスはx7FFhということになる。
【0104】次に、x100hから始まるTIFFデー
タ部の初めのブロックにはJPEG画像情報が書き込ま
れているが、その中には独自情報の領域やサムネイル画
像の領域を示すオフセット値が入っている。
【0105】始めに、独自情報オフセットのタグを検索
するとオフセット値がx100hであることが解る。こ
れは、EXIFファイル開始アドレスのx100hから
のオフセットを示しているので、実際はx200hから
機器独自の情報が開始されることが解る。
【0106】次に、独自情報の中で撮影日時の情報を取
りこむ場合には撮影時間のタグを検索し、そこからオフ
セット値のx1C4hが得られるので、x100hにオ
フセットを加算した実際のアドレスx2C4hのデータ
を20バイト分読み出すと、撮影したときの日時として
「1997年7月6日 12時36分10秒」を知るこ
とができる。
【0107】図24は、サムネイル画像のデータマップ
を示している。サムネイル画像の領域を知るためには、
JPEG画像情報のサムネイルオフセットの値を読み出
し、オフセットがx200hであることから実際の開始
アドレスは100hプラスしてx300hであることが
解る。
【0108】次に、サムネイル画像のデータ部分を取り
出すにはサムネイルオフセットのタグを検索して、オフ
セット値x220hが得られるので、100hプラスし
たx320hからサムネイル画像のデータが4800バ
イト分保存されていることが解る。
【0109】ここのサムネイル画像のデータは、本画像
を80×60ドットに縮小した非圧縮データのTIFF
形式で構成されている。このように、EXIFファイル
内のヘッダや画像情報を読み出すことで、ファイルの中
からサムネイル画像データや撮影日時の情報を抽出する
ことが可能となる。
【0110】図25は、画像供給デバイスの内部メモリ
にいくつかのEXIFファイルが保存された状態を示したメ
モリマップである。内部メモリには複数の画像データが
Exifファイルのフォーマットで保存されていて、初めの
29−1に示したアドレス0000h〜07FFhの領
域にはディレクトリ情報が書き込まれている。
【0111】ここには、各Exifファイルの開始アド
レスやサイズを示した情報が書き込まれているので、任
意の番号のExifファイルを抽出する際には、この情
報を元に開始アドレスを算出することができる。
【0112】図25の例では、Exifファイル1の開
始アドレスが0800h、Exifファイル2が100
0h、Exifファイル3(29−2)が1800h、
というようなマップ情報がインプットされているので、
n番目のファイルの開始アドレスは0800hのn倍で
算出することが可能である。
【0113】図26は、画像供給デバイスの内部メモリ
からサムネイルの画像データと撮影日時の情報を読み出
すための動作シーケンスを示したフローチャートであ
る。一例として29−2で示したExifファイル3のサム
ネイル画像を読み出す場合を想定する。
【0114】まず初めに、ステップS301で内部メモ
リ内のディレクトリ情報29−1を読み出し、ステップ
S302でExifファイル3(29−2)の開始アドレス
値である1800hを算出する。次に、ステップS30
3でExifファイル3のヘッダを読み出すことで、J
PEG画像情報のアドレスを知ることができる。
【0115】図24で示したように、JPEG画像情報
の中からサムネイルオフセットx3−20hを読み出
し、ステップS304でサムネイル画像の開始アドレス
を算出すると、1800hに320hを加算して1B2
0hになることによってステップS305で1B20h
から始まるサムネイル画像のデータ29−3を読み取る
ことが可能となる。
【0116】図27は、サムネイル画像のデータのみを
プリンタから読み出す際のデータ転送の仕組みを示した
図である。31−1は、EXIFファイル1のサムネイル画
像で、31−2はEXIFファイル2のサムネイル画
像、31−3はEXIFファイル3のサムネイル画像、
31−nはEXIFファイルnのサムネイル画像をあら
わしている。
【0117】前述したようにディレクトリ情報から各E
XIFファイルの先頭アドレスの算出方法や、更にEX
IFファイル内の画像情報によりサムネイル画像のオフ
セット値の算出方法を述べたが、これらの算出方法を用
いることで、サムネイル画像31−1の開始アドレスは
0B20h、サムネイル画像31−2の開始アドレスは
1320h、サムネイル画像31−2の開始アドレスは
1B20h、サムネイル画像31−nの開始アドレスは
n×0800h+0320hという計算式を求めること
が可能となる。
【0118】すなわち、プリンタ側で開始アドレス毎に
サムネイル画像のデータ部のみを読み出すことができる
ので、プリンタが舶に画像供給デバイスの内部メモリか
ら必要なサムネイル画像だけを取り出すことができる。
【0119】図28は、インデックスプリントを行う際
のサムネイル画像の並びを示した図である。読み出され
たサムネイル画像は、インデックスプリントを行うため
に紙面に並べるような形にデータを整えてから印刷を行
う。
【0120】サムネイル画像は、左上からX方向に1〜
6枚目という順に並べ、右端に達したらY方向に1つ、
ずらして再度7〜12枚目までをX方向に並べるという
操作を繰り返す。
【0121】このサムネイル画像の並べ替え処理につい
ては、データを読み出したプリンタ側で処理を行う必要
がある。すなわち、読み出してきたサムネイルデータを
一枚のインデックスデータになるように並び替えを行う
ことで、プリンタ側でインデックス画像を印刷すること
が可能となる。
【0122】図29は、プリンタの内部構成を示したブ
ロック図である。プリンタには主制御を行うCPU33
−1と、画像データの加工やデータ転送に使うRAM3
3−2、CPUの処理プログラムの書き込まれたROM
33−3、1394インターフェイスを実現するための
物理層コントローラの1394PHY33−5とリンク
層コントローラの1394LINK33−4、プリンタ
ユニットの制御を行うプリンタコントローラ33−8、
プリンタユニットに組み込まれたヘッドユニットのHe
ad33−6とモータユニットのMotor33−7で
構成されている。
【0123】画像データの輪郭抽出の演算を行うのが輪
郭抽出コントローラ33−9である。CPU33−1
は、RAM33−2からインデックス画像のデータを画
素毎に読み出して輪郭抽出コントローラ33−9に送
り、輪郭抽出コントローラ33−9は輪郭を示す画素だ
った場合は“1”に、そうでない画素なら“0”にデー
タ変換をして、輪郭用RAM33−10に変換した輪郭
データを書き込んでゆく。
【0124】図30は、プリンタ側でインデックスプリ
ントを行うための動作フローを示した図である。ステッ
プS341の「L」とは、EXIFファイルの番号を示した
定数で、1枚目のサムネイルデータから読み始めるため
に初期状態として「1」を代入する。
【0125】ステップS342は、サムネイル再保のデ
ータを読み出すステップで、前述した図26のシーケン
スを用いてEXIFファイル1のデータ読み出しが実行
される。
【0126】次に、ステップS343は、読み出したサ
ムネイル画像のデータをインデックスプリント用に並べ
替えを行うステップで、前述した図28の処理が行われ
る。ステップS344は、読み出すファイル番号をイン
クリメントするステップである。
【0127】ステップS345は、ファイル番号が保存
されているファイル数に達したかを判定するステップで
ある。「1」から「n」番目までのファイルを読み出し
終わるとステップS346のステップに移り、RAMに
蓄えられたインデックスデータを印刷する処理が行われ
る。
【0128】図31は、EXIFファイルに付随しているT
IFFデータ部の画像情報の一覧を示した一例である。
各項目について説明すると、デジタルカメラ自体の情報
としてカメラメーカー名ときて「キヤノン」、カメラモ
デル名としては「PS−A50」となっている。
【0129】次に、撮影時の情報が記載されていて、撮
影日が1997年7月6日12時36分10秒、画質は
JPEGファイルの圧縮率を決めるパラメータで、FI
NEかNORMALのどちらかが選択できる。NORM
ALは、FINEよりも画質を落としているので圧縮率
は高くなる。
【0130】F値は絞りを表し、露出時間はシャッター
スピードを秒で表している。露出プログラムは、カメラ
側で自動で行っているので、ノーマルになっている。こ
れ以外には、露出優先やシャッタースピード優先、ある
いはマニュアルが存在する。
【0131】ISO感度はCCDの感度を調整するもの
で、暗いところでの撮影などでは感度を上げるように設
定する。これら以外にも露出補正・ホワイトバランス・
フラッシュの有無・焦点距離などの情報がEXIFファ
イルには記載されている。
【0132】図32は、TIFFデータ部に載っている
焦点距離情報使って画像ファイルの条件検索する際の動
作を示したフローチャートである。まず初めに、ユーザ
はプリンタ側において画像情報の検索条件を入力する必
要があるので、設定する項目としては焦点距離に対応し
た項目にしていて、風景、ポートレート、マクロの3種
類のモードから選ぶことが可能となる。
【0133】次に、ステップS361において、焦点距
離をXに代入し、ステップS362でLが無限値になっ
ていれば、風景モードステップS364であると判断さ
れる。一方、ステップS362の判断の結果、Lが無限
値でなければ、次のステップS363にて最小値になっ
ているか否かを判別し、minであればマクロモードス
テップS366であり、それ以外はポートレートモード
ステップS365であると判別することができる。
【0134】図33は、夜景モードの画像を選択する時
の動作を示したフローチャートである。夜景であるとい
うことは明るさが弱い画像であること解るので、IS○
感度が上がっているということで、ステップS371で
「+10」以上のもの、露出時間が長いものということ
で、ステップS372で「1/30」秒以上のもの、F
値が小さいものということで、ステップS373におい
て「F2.0」以下のもの、という条件パラメータを使
って画像を選別する。
【0135】更に、風景であることを加味できれば焦点
距離の無限値のものということでステップS374を追
加することができる。ステップS375では、これらの
条件が全て当てはまった画像となるので、その画像はイ
ンデックス印刷用にサムネイル画像を読み出しておく。
【0136】全ての画像ファイルにおいて、上記の処理
を行うことで、ステップS375に溜まった全てのサム
ネイル画像をインデックスプリントして、ユーザは必要
な画像ファイルを短時間に決定することができる。ま
た、上記の条件に1つでも合わない画像は、ステップS
376においてインデックスプリントを行わないグルー
プにいれられ、その後の処理からは完全に排除される。
【0137】図34は、「夜景」という条件で画像ファ
イルを検索するときの判別方法を示した図である。ま
ず、第1のステップでは、いつ頃撮影したのかを覚えて
いれば撮影日と思われる日をパラメータにして、ステッ
プS381で撮影日時の判別を行う。
【0138】次に、第2のステップでは複数のデジタル
カメラを所有しているユーザであれば使用した撮影に使
ったカメラのモデル名をパラメータにしてステップS3
82で機種の判別を行う。
【0139】第3のステップでは「夜景」が要求されて
いることから夜間のモードであることが解るのでステッ
プS383で画像の明るさを判別する。第4のステップ
では「夜景」であれば、風景のモードと考えられるの
で、ステップS384で焦点距離を判別する。
【0140】よって、「夜景」という条件で選択された
画像ファイルは、ステップS385に最終的に残ること
となり、このステップS385の条件に対応した画像フ
ァイルのサムネイルだけを取りだしインデックスプリン
トすることで、ユーザ自身が必要な画像ファイルを探す
ための手間を省くことができる。
【0141】以上のように、通常のインデックスプリン
トでは画像供給側にある画像データを全て読み出して全
てのサムネイルを印刷するのが定説になっているが、本
実施の形態ではこの画像パラメータを使うことで読み出
す画像ファイルを絞り込んで選択できるのが特徴であ
る。
【0142】すなわち、プリンタ側では必要な画像デー
タのみを、1394インターフェイスを経由して取りこ
み、その画像データをCPUがRAMに一時保管し、上
記RAMから読み出した画像データを、プリンタコント
ローラを経由してプリンタユニットのモータやヘッドを
動かして印刷処理を実行することが可能となる。
【0143】(本発明の他の実施の形態)本発明は複数
の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機
器からなる装置に適用しても、同様な効果を得ることが
できる。
【0144】また、上述した実施形態の機能を実現する
ように、上記各種デバイスと通信回線を介して接続され
た装置に対し、記憶媒体やインターネット上のサーバか
ら上記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアの
プログラムコードを供給し、その装置に格納されたプロ
グラムコードに従って上記各種デバイスを動作させるこ
とによって実施することも、本発明の範疇に含まれる。
【0145】また、この場合、上記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになるので、プログラムコードを格納した装置によ
って構成されるものである。かかるプログラムコードを
記憶する記憶媒体としては、例えばFD、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いるこ
とができる。
【0146】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施形態で説明
した機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコー
ドがコンピュータで実行されているOS(オペレーティ
ングシステム)あるいは他のアプリケーションソフトに
取り込まれ上述の実施形態で示した機能が実現される場
合にも、かかるプログラムコードは本発明に含まれる。
【0147】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれる。
【0148】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、通信回線を介して接続された画像データ記憶デバイ
スと印刷デバイスとの間でデータ転送を行う際に、上記
印刷デバイス側で印刷を行いたい画像データに係わる画
像情報を使用して、上記複数の画像データが保持された
画像データ記憶デバイスを検索し、上記画像データに係
わる画像情報と合致した画像データを上記画像データ記
憶デバイスから抽出するようにしたので、必要な画像フ
ァイルだけを短い時間で選んでインデックス印刷をする
ことが可能となる。また、本発明の他の特徴によれば、
印刷デバイス側で印刷を行いたい画像データに係わる画
像情報を使用して、画像データ記憶デバイス側のデータ
領域を検索し、上記画像情報と合致した画像データのサ
ムネイル部を読み出すようにしたので、上記画像データ
記憶デバイスの中から任意の画像データファイルを抽出
するようにしたので、必要な画像ファイルだけを選んだ
インデックス印刷を短い時間で実行することができる。
また、本発明の他の特徴によれば、画像ファイルを保持
した画像データ記憶デバイスと、その画像ファイルを印
刷する印刷デバイスとの間における画像データのやり取
りにおいて、上記印刷デバイスが上記画像データ記憶デ
バイスの内部メモリに保存されている画像ファイルの画
像情報を直接読み取り、必要とする画像データを選択条
件に応じて読絞り込むことができるので、転送する画像
データの総量を少なくしてインデックスプリントを行う
ようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、本発明を適用する
システムの一般的な構成例を示す図である。
【図2】シリアルバスを用いて構成されるネットワーク
・システムの例を示す図である。
【図3】1394シリアルバスの構成要素を示す図であ
る。
【図4】1394シリアルバスにおけるアドレス空間を
示す図である。
【図5】1394シリアルバスケーブルの一例を示す断
面図である。
【図6】1394シリアルバスで採用されているデータ
転送フォーマットのDS−Link符号化方式を説明するため
の図である。
【図7】バスリセットからノードID決定までの一般的
なシーケンスを示す図である。
【図8】レジスタのマッピング状態を示した図である。
【図9】コマンドフレーム、レスポンスフレーム、デー
タフレーム、フォーマットフレームの流れを表した図で
ある。
【図10】フォーマットレジスタの構成を示す図であ
る。
【図11】共通レジスタグループ内のステータスレジス
タの詳細を示す図である。
【図12】共通レジスタグループのグローバルの詳細を
示す図である。
【図13】共通レジスタグループのローカルの詳細を示
す図である。
【図14】各フォーマットの例を示す図である。
【図15】Raw RGB formatに対するフォーマットレジス
タの例を示す図である。
【図16】コマンドとコマンドに対するレスポンスの一
覧表を示す図である。
【図17】ダイレクトプリントプリンタがサポートする
イメージデータフォーマットを示す図である。
【図18】フォーマット設定処理の流れを示す図であ
る。
【図19】画像供給デバイスであるデジタルカメラとプ
リンタとの間の画像データの転送シーケンスを説明する
図である。
【図20】画像供給デバイスとプリンタが、DPPを使
ってデータ転送を行う際のPULL型データ転送方式の
動作フローを示した図である。
【図21】画像供給デバイス側のデータレジスタとバッ
ファとの関係を示した構成図である。
【図22】EXIFファイルのデータ構成を示した図であ
る。
【図23】EXIFファイルの個々の構成について説明する
図である。
【図24】サムネイル画像のデータマップを示す図であ
る。
【図25】画像供給デバイスの内部メモリにいくつかの
EXIFファイルが保存された状態を示したメモリマップの
一例を示す図である。
【図26】画像供給デバイスの内部メモリからサムネイ
ルの画像データと撮影日時の情報を読み出すための動作
シーケンスを示したフローチャートである。
【図27】サムネイル画像のデータのみをプリンタから
読み出す際のデータ転送の仕組みを示した図である。
【図28】インデックスプリントを行う際のサムネイル
画像の並びを示した図である。
【図29】プリンタの内部構成を示したブロック図であ
る。
【図30】プリンタ側でインデックスプリントを行うた
めの動作フローを示すフローチャートである。
【図31】EXIFファイルに付随しているTIFFデータ
部の画像情報の一覧を示した一例を示す図である。
【図32】TIFFデータ部に載っている焦点距離情報
使って画像ファイルの条件検索する際の動作を示したフ
ローチャートである。
【図33】夜景モードの画像を選択する時の動作を示し
たフローチャートである。
【図34】「夜景」という条件で画像ファイルを検索す
るときの判別方法の一例を示した図である。
【符号の説明】
101 デジタルカメラ 102 プリンタ 800 ハードウェア部 801 ファームウェア部 802 ソフトウェア部 810 コネクタポート 811 フィジカル・レイヤ 812 リンク・レイヤ 813 1394シリアルバスのケーブル 814 トランザクション・レイヤ 815 マネージメント・レイヤ 816 アプリケーション・レイヤ 0

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して接続された画像データ
    記憶デバイスと印刷デバイスとの間で利用される画像デ
    ータ転送システムであって、 上記印刷デバイス側で印刷を行いたい画像データに係わ
    る画像情報を使用して、上記画像データ記憶デバイスに
    保持された画像データを検索し、上記画像データに係わ
    る画像情報と合致した画像データファイルを上記画像デ
    ータ記憶デバイスから読み出すことを特徴とする画像デ
    ータ転送システム。
  2. 【請求項2】 上記印刷デバイスは、印刷を行いたい画
    像データのサムネイルデータ部を上記画像データ記憶デ
    バイスから読み出してサムネイルデータの一覧を印刷す
    るインデックス印刷手段により、上記画像データファイ
    ルの中から任意の画像を抽出することを特徴とする請求
    項1に記載の画像データ転送システム。
  3. 【請求項3】 通信回線を介して接続された印刷デバイ
    スとの間でデータ転送を行う画像データ記憶デバイスで
    あって、 上記印刷デバイスから送られてきた画像データに係わる
    画像情報に基づいて、保持している複数の画像情報の中
    から上記印刷デバイスが必要とする画像データファイル
    を選択して読み出す画像データファイル選択手段と、 上記画像データファイル選択手段によって読み出された
    画像データファイルを上記印刷デバイスに転送する画像
    データ転送手段とを有することを特徴とする画像データ
    記憶デバイス。
  4. 【請求項4】 上記印刷デバイスから送られてきた画像
    データに係わる画像情報を、任意に組み合わせて作成し
    た条件パラメータを使用して成ることを特徴とする請求
    項3に記載の画像データ記憶デバイス。
  5. 【請求項5】 上記画像データファイルの画像情報とし
    て、デジタルカメラで撮影した時の設定内容を利用する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の画像データ
    記憶デバイス。
  6. 【請求項6】 通信回線を介して接続された画像データ
    記憶デバイスとの間でデータ転送を行う印刷デバイスで
    あって、 上記画像データ記憶デバイスに設けられている画像デー
    タファイル選択手段により選択された画像データファイ
    ルのサムネイルデータ部を読み出す所定データ読み出し
    手段と、 上記所定データ読み出し手段によって読み出されたサム
    ネイルデータ部を使ってインデックスプリントを行うイ
    ンデックス印刷手段とを有することを特徴とする印刷デ
    バイス。
  7. 【請求項7】 通信回線を介して接続された画像データ
    記憶デバイスと印刷デバイスとの間で利用される画像デ
    ータ転送方法であって、 上記印刷デバイス側で印刷を行いたい画像データに係わ
    る画像情報を使用して、複数の画像データが保持された
    上記画像データ記憶デバイスを検索し、上記画像データ
    に係わる画像情報と合致した画像データを上記画像デー
    タ記憶デバイスから読み出し、その中から任意の画像デ
    ータファイルを抽出して上記印刷デバイスに転送するこ
    とを特徴とする画像データ転送方法。
  8. 【請求項8】 上記請求項3に記載の画像データファイ
    ル選択手段の機能を、コンピュータに実行させるための
    プログラムコードとして記録したことを特徴とするコン
    ピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  9. 【請求項9】 上記請求項6に記載のインデックス印刷
    手段の機能を、コンピュータに実行させるためのプログ
    ラムコードとして記録したことを特徴とするコンピュー
    タ読み取り可能な記憶媒体。
  10. 【請求項10】 上記請求項7に記載の画像データ転送
    方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムコ
    ードとして記録したことを特徴とするコンピュータ読み
    取り可能な記憶媒体。
  11. 【請求項11】 上記請求項7に記載の画像データ転送
    方法を、コンピュータに実行させることを特徴とするコ
    ンピュータプログラム。
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