JP2003077301A - 化学発光具 - Google Patents

化学発光具

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JP2003077301A
JP2003077301A JP2001269814A JP2001269814A JP2003077301A JP 2003077301 A JP2003077301 A JP 2003077301A JP 2001269814 A JP2001269814 A JP 2001269814A JP 2001269814 A JP2001269814 A JP 2001269814A JP 2003077301 A JP2003077301 A JP 2003077301A
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ampoule
container
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chemiluminescent device
chemiluminescent
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Inventor
Masahiko Fujita
藤田正彦
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Nihon Kagaku Hakko KK
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Nihon Kagaku Hakko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】第1の目的は、発光時における発光液の液漏れ
を無くす事。第2の目的は耐衝撃性に優れている事。第
3の目的は耐水圧に優れている事、及び安価な商品を提
供できる事である。 【解決手段】合成樹脂製アンプルの表面に円周に沿って
溝を付けたものを容器に収容した化学発光具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、釣具、照明具、
非常灯、集魚灯、玩具用として等巾広く光りを使った商
品に利用できる。そして本発明のものは耐衝撃性、耐水
圧性に優れ、且つ使用時に液もれの発生をなくすことが
できる安価な化学発光具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の化学発光具は、2種類の液体の一
方をガラスアンプルに封入し、他方の液体はガラスアン
プルの外側で容器内に充填した構造となっている。使用
時に容器を曲げて中のガラスアンプルを破割し、アンプ
ル内の液と他方の液を混合させて化学発光を生じさせる
ものであった。上記のごとくアンプルがガラスを素材と
している為以下のような問題が発生していた。 1、ガラスアンプルを破割する際、破割されたガラスの
破片が容器の壁を傷つけてしまい、破片により穴があい
たり、破片が外に突き出てる等の故事が発生していた。
このような故事を未然に防止する方法として薄肉ガラス
の使用も行われているが、商品の流通過程で、例えば落
下等の衝撃でガラスアンプルが割れてしまうことも多
い。いずれにしてもガラスを素材としている以上、この
ような問題は解決できない。 2、従来の化学発光具を専魚における集魚灯として使用
した場合、水圧で容器が変形し、偏平状となる為ガラス
による壁の破損の確率はさらに高くなる。 3、破割されたガラスの小さな破片は、化学発光の反応
において、触媒作用を有し、発光輝度を増加させる傾向
がある。長時間発光を目的とした発光具には、ガラスア
ンプルは不向きである。 4、使用済み化学発光具の中には、燃えないガラスが入
っている為、廃棄処理上問題である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記に述べたような従
来の化学発光具の問題点を解決するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の略円筒状の合成
樹脂製アンプルの両端の形状を限定するものではない
が、すくなくとも一端の開口部を細い口径とするとその
口の熔封が容易である。アンプルの表面に設ける溝は図
3、図4に示すように円周に沿って一周した溝の場合
や、図5、図6に示すように破線状に、表面に溝を付け
ない部分を残す場合、または図7、図8のように螺線状
に設けても良い。これらの溝は複数本又はアンプル全体
に設けてもよいのは言うまでもない。
【0005】化学発光具を使用する時は、発光具のほぼ
中央付近を曲げて中のアンプルを割るのが通常である。
従ってアンプルに設ける溝もアンプルの中央付近の位置
が最適である。しかしアンプルは容器の中を多少移動す
る遊びがあるので、溝は1ヶ所でもよいのが複数設けた
方が確実である。アンプルに設ける溝は図9、図10等
種々の形状があるが、これらの形状に限定されるもので
はない。溝の深さは、使用した樹脂の硬度、弾力性、引
っ張り応力等の物理的性質を考慮して定めるものであ
る。一般的に同一樹脂でも硬質グレードのものが最適で
ある。発光には1ヶ所の溝の部分が分割されれば2種類の
液の混合は充分であるが発光具が長い場合は、他の溝の
部分も割って混合を円滑にする必要がある。
【0006】アンプル表面に設けた溝を前述のように破
線状又は螺線状とした場合、アンプルを曲げて割って
も、アンプルは完全に分離分割されず一部分が連結した
状態となる。容器は、その可塑性により元の状態に復元
すると、アンプルもほぼ元の状態に戻り、アンプルの切
断された開口部は狭くなる。従って2種類の液は徐々に
しか混ざり合わない構造となり長時間にわたり発光する
性能を有する。外側容器は、ガラスアンプルを使用しな
い為、薄肉のものを使用できる。従来使用されている化
学発光具の容器の肉厚は1.0mm〜1.5mmである
が、本発明では0.3〜0.7mmの肉厚のものでも可
能である。薄肉とする事により光の透過性も向上する。
又薄肉にすると発光具に水圧がかかったときの変形自由
度が大きく、容器の樹脂成形時に生じたウェルド部分か
らの亀裂や割れを防止できる。
【0007】特に本発明では、深海例えば800mm〜
1000mmでの集魚灯としての使用を可能とした。従
来の発光具は、前述のようにガラスアンプルに一方の液
体が封入されているが、封はガス炎等によるガラス口の
溶解であるため、液体と熔封部の間に一定の空間を設け
ておかないと液体が燃える。この空間部はそのまま発光
時における容器内の空間として残る。深海で使用した
時、容器全体に水圧がかかり、空間部分が小さくなり、
容器が変形する。例えば水深1000mmでは約100
気圧の水圧がかかる。このような水圧による容器の変形
を防止するには、空間部分をできるだけ無くすのが最適
である。
【0008】本発明の合成樹脂製アンプルは、樹脂の溶
解温度がガラスに比べて著しく低い為、液体に影響をあ
たえる事なく、空間部分をわずかに残すのみで熔封でき
る。例えばポリプロピレン、ポリエチレンでは100〜
200℃で溶解し、ガス炎のように800〜1000℃
のような高温での製造を必要としない。このように、本
発明の発光具はアンプル内及び容器内の空間を、かぎり
なく小さくできる為、容器の変形度合が小さくなり、従
って容器の破れ等の事故をなくすことができる。
【0009】本発明の、容器及びアンプルの素材として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレ
フタレート、ナイロン等の樹脂が使用できるが、化学的
に安定なものであれば素材は限定しない。又、一層構造
に限定するものではない。異種の素材による多層構造と
する事も含む。例えば層の中間に塩化ビニリデン等の水
分の透過しにくい素材を使用したり、アルミの薄い層を
内側又は外側又は介在させる等の構造にすると、液の相
互の影響や容器の外側からの影響を小さくでき、長期間
安定な商品を提供できる。
【0010】本発明の化学発発光具に使用する発光液は
以下のようなものであるが、これは一例であり組成を限
定するものではない。2種類の化学発光液の一方を酸化
液、他方を蛍光液とし、酸化液の組成はフタル酸ジメチ
ル、t-ブチルアルコール、過酸化水素及び触媒である
サリチル酸ナトリウムから成り、蛍光液はフタル酸ジブ
チル、ビス(2,4,5-トリクロロ-6-カルボペント
キシフェニル)オキサレート、及び蛍光物質として、1
-クロロ9,10-ビス(フェニルエチニル)アントラセ
ンからなる。その他の蛍光物質としては、1,8-ジク
ロロ 9,10-ビス(フェニルエチニル)アントラセ
ン、2-クロロ 9,10-ビス(4-エトキシフェニル)
アントラセン、1,6,7,12-テトラフェノキシ-
N,N’-ビス(2,6-ジイソプロピルフェニル)-
3,4,9,10-ペリレンジカルボキシイミド等多種
のものが知られているが、これらの2種以上の組み合わ
せ等で任意の色を選ぶこともできる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の略円筒状アンプルは、そ
の断面形状が円形に限定するものではなく、楕円も含む
概念である。又、容器の形状はアンプルが入る空間を有
するものであれば、その形状を限定するものではない。
【0012】
【実施例1】内径φ9.5mm、外形10.5mmのポ
リエチレン製パイプの一端を熱で封じる。この容器の中
に蛍光液を3.2cc入れる。次に、内径5.8mm、
外形7.5mmのポリプロピレン製アンプルの中央部分
に1ヶ所深さ0.5mmの溝を刃物で円周にそって一周
設ける。このアンプルに1.6ccの酸化液を入れ、開
口部を熱で熔封する。このアンプルを容器に入れ、開口
部を熱で封じる。使用する時は、容器の左右を手で持っ
て曲げると、中のアンプルも曲がり、溝の部分が引っ張
り応力により切れ、アンプル内の液が容器内の液と混合
し、発光がスタートする。アンプルは上記のように2つ
に分割されるが、一部が連結したままになる事がある。
この場合は、反対方向に曲げると完全に分離する。
【0013】
【実施例2】容器を長さ方向に、2つ連結した構造と
し、それぞれにアンプルを入れたものである。使用時
は、同時にそれぞれを発光せしめてもよいし、一方のみ
先に発光させてもよい。又それぞれの容器中の発光色を
異なる色としてもよい。
【0014】
【実施例3】容器を横に3本連設した構造とし、それぞ
れにアンプルを入れたものである。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、合成樹脂を素材とした
アンプルを使用する事により、使用時における容器から
の発光液の漏れを無くし、商品流通過程によける衝撃等
による不良品の発生を無くし、耐水圧に優れた安価な化
学発光具を提供できる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の断面説明図である。
【図2】実施例1の使用状態を示す説明図である。
【図3】実施例1の溝の部分の拡大断面図である。
【図4】図3のA-A線における断面図である。
【図5】アンプルに設けた破線状の溝の部分の拡大図で
ある。
【図6】図5のB-B線における断面図である。
【図7】アンプルに設けた螺線状溝の図である。
【図8】アンプルに設けた交叉した螺線状溝の図であ
る。
【図9】V字状溝の拡大断面図である。
【図10】U字状溝の拡大断面図である。
【図11】実施例2の断面説明図である。
【図12】実施例3の断面説明図である。
【図13】容器に穴つきフックを付けた図である。
【図14】容器の一端にフック部品を固着した図であ
る。
【符号の説明】
1 容器 2 アンプル 3 溝 4 酸化液 5 蛍光液

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有する容器の中に、略円筒状の合
    成樹脂製アンプルを入れ、同アンプルの表面に円周にそ
    って1ヶ所又は2ヶ所以上に溝を設け、且つアンプル内
    には混合することによって化学発光を呈する2種類の液
    体の一方を充填し、アンプルの外側で容器内に他方の液
    体を封入してなる化学発光具。
  2. 【請求項2】アンプルの表面に、円周にそって破線状の
    溝を設けてなる請求項1記載の化学発光具。
  3. 【請求項3】アンプルの表面に、螺線状の溝を設けてな
    る請求項1、2記載の化学発光具。
  4. 【請求項4】アンプルに設けた溝の断面形状を略V字状
    とした請求項1〜3記載の化学発光具。
  5. 【請求項5】アンプルの壁を素材の異なる多層構造とし
    てなる請求項1〜4記載の化学発光具。
  6. 【請求項6】容器の一端又は両端に、穴又はフックを設
    けてなる請求項1〜5記載の化学発光具。
  7. 【請求項7】フック又は穴の付いたフックなる部品を容
    器に固着した請求項1〜5記載の化学発光具。
  8. 【請求項8】請求項1〜5記載の化学発光具を複数連設
    してなる化学発光具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006123431A1 (ja) * 2005-05-18 2006-11-23 Lumica Corporation 発光ゴルフボール
JP2015050123A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 株式会社ルミカ 化学発光体用容器

Cited By (3)

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