JP2003076446A - 無停電電源装置連動システム - Google Patents

無停電電源装置連動システム

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JP2003076446A
JP2003076446A JP2001264811A JP2001264811A JP2003076446A JP 2003076446 A JP2003076446 A JP 2003076446A JP 2001264811 A JP2001264811 A JP 2001264811A JP 2001264811 A JP2001264811 A JP 2001264811A JP 2003076446 A JP2003076446 A JP 2003076446A
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ups
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uninterruptible power
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JP2001264811A
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Atsushi Kubo
淳 久保
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバへの電源供給が絶たれても、電源の管
理ができる無停電電源装置連動システムを提供する。 【解決手段】 UPS2側におけるAC出力部10,1
2、及び、UPSから電源供給を受けるサーバ1側の電
源入力部3,5に対応させて、制御インタフェースとし
てのマイクロプロセッサ6,14を設ける。そして、U
PS2からの停電や電源異常等に関する情報通知が、電
源のマイクロプロセッサ6を経由して、UPS2とサー
バ1内のBMC4との間で行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、無停電
電源装置と、その無停電電源装置から電源供給を受ける
電源部を有する機器とからなる無停電電源装置連動シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のインターネットの普及により、同
じデータを複数のユーザに配信する必要性が増し、その
ための技術であるIP(Internet Protocol)マルチキ
ャストが、多くのサーバで利用されている。そして、そ
の流れから、IPMI(IP Multicast Initiative)サー
バ・マネジメントの標準化がなされてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サーバ
の制御部(コントローラ)は、通常、サーバに供給され
た商用電源(AC)からスタンバイ電源の供給が行われ
る必要があるため、無停電電源装置(UPS:Uninterru
ptible Power Supply)によるAC供給のON/OFF
によってサーバの自動運転を行うと、電源のAC供給が
絶たれる。そのため、サーバへスタンバイ電源の供給が
できない等、システムの整合性がとれないという問題が
ある。
【0004】そこで、UPSからは、常時、出力が行わ
れるようにしておき、サーバ自身をON/OFFするこ
とによって、サーバにおける上記の問題を回避すること
も考えられる。しかし、かかる構成では、周辺機器が常
に通電状態となるため、機器の省エネルギー化に逆行す
ることになるばかりでなく、システム構成が冗長になる
という問題がある。
【0005】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、サーバへの電源供給が絶たれても、電源の管理
ができる無停電電源装置連動システムを提供することを
目的としている。
【0006】また、この発明は、無停電電源装置と、こ
の無停電電源装置より電源供給を受ける機器(例えば、
サーバ)とが連動できる無停電電源装置連動システムを
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、無停電電源装置とそれより
電源供給を受ける電源部を有する機器とからなる無停電
電源装置連動システムであって、上記無停電電源装置の
電源出力部に配された第1の制御インタフェースと、上
記電源出力部に対応させて上記電源部の電源入力部に配
された第2の制御インタフェースとを備え、上記第1の
制御インタフェースは、電源出力制御を含む所定の制御
を行う第1のプロセッサを有し、かつ、上記第2の制御
インタフェースは、電源入力制御を含む所定の制御を行
う第2のプロセッサを有し、これら第1のプロセッサと
第2のプロセッサとの間で所定情報の通知のための通信
を行うことを特徴としている。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の無停電電源装置連動システムに係り、上記電源出力
制御及び電源入力制御のための情報経路と、上記通信の
ための情報経路とが個別に設けられていることを特徴と
している。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の無
停電電源装置連動システムに係り、上記所定情報には、
少なくとも停電情報、電源異常に関する情報、及び上記
無停電電源装置の異常に関する情報が含まれることを特
徴としている。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載の無
停電電源装置連動システムに係り、上記無停電電源装置
より電源供給を受ける上記電源部が2あるいはそれ以上
あり、これらの電源部各々に対応して上記第1の制御イ
ンタフェース、及び上記第2の制御インタフェースが設
けられていることを特徴としている。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項4記載の無
停電電源装置連動システムに係り、上記電源部が同一の
上記機器内に配されていることを特徴としている。
【0012】また、請求項6記載の発明は、請求項4記
載の無停電電源装置連動システムに係り、上記電源部各
々が個別の上記機器内に配されていることを特徴として
いる。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項3記載の無
停電電源装置連動システムに係り、上記無停電電源装置
が2あるいはそれ以上あり、これらの無停電電源装置各
々に対応して上記第1の制御インタフェース、及び上記
第2の制御インタフェースが設けられていることを特徴
としている。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項7記載の無
停電電源装置連動システムに係り、さらに、上記無停電
電源装置が相互に通信を行う手段を有することを特徴と
している。
【0015】さらにまた、請求項9記載の発明は、請求
項4又は7記載の無停電電源装置連動システムに係り、
上記機器には、サーバとそのサーバの周辺機器が含まれ
ることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について詳細に説明する。 [第1の実施の形態]図1は、この発明の第1の実施の
形態に係るUPS連動システムの全体構成を示すブロッ
ク図である。同図に示すように、この実施の形態のUP
S連動システム(以下、単にシステムともいう)は、サ
ーバ1と無停電電源装置(UPS)2とから構成され、
これらのサーバと装置が、電源ケーブル(ACケーブ
ル)8、及びコントロール・ケーブル9によって相互に
接続されている。
【0017】サーバ1内の電源3は、ACコネクタ5を
介して、UPS2より電源の供給を受け、所定の電源制
御を行う電源部16と、電源部16及びBMC4を制御
するとともに、コントロール・コネクタ7を通して、U
PS2と通信を行うマイクロプロセッサ6とを有する構
成になっている。なお、サーバ1内の他の構成部分(不
図示)へは、電源ライン15によって、電源供給が行わ
れる。
【0018】一方、UPS2は、電源ライン14を通じ
て供給された電力をサーバ1へ供給するためのAC電源
12、及びACコンセント10を備え、同時に、サーバ
1と通信を行うための通信ポートとして機能するコント
ロール・コネクタ11を有する。そして、これらのAC
電源12、及びコントロール・コネクタ11は、マイク
ロプロセッサ14によって制御される。
【0019】なお、UPS2は、上記の構成要素以外に
も、コントロール・コネクタ13a,13bを有する
が、これらは、図1に示すシステム構成、及びその動作
には、直接関係しないため、ここでは、その説明を省略
する。
【0020】次に、図1を参照して、この実施の形態に
係るUPS連動システムの動作について説明する。上述
のように、サーバ1とUPS2は、コントロール・ケー
ブル9を介して接続されているため、UPS2のマイク
ロプロセッサ14とサーバ1内のマイクロプロセッサ6
は、相互に通信が可能となる。また、UPS2のマイク
ロプロセッサ14は、常時、UPS2の作動状態や電源
の供給状況を監視しており、例えば、停電やUPS異常
等が発生した場合、それらの情報は、直ちにコントロー
ル・コネクタ11、及びコントロール・ケーブル9を介
して、サーバ1へ送られる。
【0021】そこで、サーバ1のマイクロプロセッサ6
は、コントロール・コネクタ7を介して、UPS2から
送られてきた情報を受信し、それをIPMI(IP Multic
astInitiative)に従って、BMC4に通知する。その結
果、例えば、サーバ1への電源がOFFになっている場
合でも、UPS2は、常に電源出力状態にしたまま、サ
ーバ1のみをOFFにする。
【0022】このように、第1の実施の形態によれば、
UPS側におけるAC出力部、及び、UPSから電源供
給を受けるサーバ側の電源入力部に対応させて、制御イ
ンタフェースとしてのプロセッサを設けることで、UP
Sの制御のみならず、UPSからの停電や電源異常等に
関する情報通知が、電源のマイクロプロセッサを経由し
て、UPSとサーバ内のBMCとの間で行われるため、
サーバの電源がOFF状態でも、電源の管理をすること
ができる。
【0023】[第2の実施の形態]次に、この発明の第
2の実施の形態について説明する。図2は、この第2の
実施の形態に係るUPS連動システムの全体構成を示す
ブロック図である。同図に示すように、この実施の形態
のシステムは、1台の無停電電源装置(UPS)22
が、2台のサーバ21a,21bそれぞれへ電源供給等
を行う構成になされている。そのため、サーバ21aと
UPS22とが、ACケーブル28a、及びコントロー
ル・ケーブル29aで接続され、また、サーバ21bと
UPS22とが、ACケーブル28b、及びコントロー
ル・ケーブル29bで接続されている。
【0024】なお、各サーバ21a,21bの内部構成
は、図1に示す、上記第1の実施の形態に係るシステム
のサーバ1と同じであり、各電源23a,23bについ
ても、第1の実施の形態に係るサーバの電源3と同一構
成をとるため、ここでは、それらの図示及び説明を省略
する。
【0025】この実施の形態のUPS22は、図2に示
すように、電源ライン30を通じて供給された電力を、
各サーバ21a,21bへ供給するため、これらのサー
バ対応にAC電源、及びACコンセントを有し、また、
通信用のコントロール・コネクタを備える。すなわち、
サーバ21aには、AC電源25aとACコンセント2
6aを介して電源供給を行い、サーバ21bには、AC
電源25bとACコンセント26bを介して、電源を供
給する。
【0026】一方、各サーバ21a,21bとUPS2
2との通信は、それぞれに対する通信ポートとしてのコ
ントロール・コネクタ27a,27bを通じて行う。こ
こでも、上記第1の実施の形態の場合と同様、マイクロ
プロセッサ24が、これらのAC電源、及びコントロー
ル・コネクタを制御している。
【0027】UPS22のマイクロプロセッサ24とサ
ーバ21aのマイクロプロセッサ(不図示)は、それら
を接続するコントロール・ケーブル29aを介して、相
互に通信を行う。同様に、UPS22のマイクロプロセ
ッサ24とサーバ21bのマイクロプロセッサ(不図
示)も、それらを接続するコントロール・ケーブル29
bを介して、相互に通信を行う。
【0028】UPS22のマイクロプロセッサ24は、
UPSの作動状態や電源の供給状況を監視し、停電やU
PS異常等の発生を検知すると、それらの情報を、サー
バ21aへは、コントロール・コネクタ27a、及びコ
ントロール・ケーブル29aを介して送り、サーバ21
bへは、コントロール・コネクタ27b、及びコントロ
ール・ケーブル29bを介して送る。
【0029】各サーバ21a,21bのマイクロプロセ
ッサ(不図示)は、同じく不図示のコントロール・コネ
クタを介して、UPS22からの情報を受信する。そし
て、その情報をIPMIに従って、BMC(不図示)に
通知する。例えば、いずれか一方、あるいは両方のサー
バへの電源がOFFになっている場合であっても、UP
S22は、常に電源が出力される状態にしたまま、サー
バのみをOFFにする。
【0030】このように、第2の実施の形態によれば、
1台のUPSに2台のサーバが接続される形態をとるシ
ステムの場合でも、UPSのAC出力部、及び、UPS
から電源供給を受けるサーバ側の電源入力部に対応させ
た制御インタフェースをサーバごとに設け、これらを通
じて、各サーバとUPS間で通信を行うことで、UPS
からの停電や電源異常等に関する情報通知が、サーバ内
の電源のマイクロプロセッサを経由して、UPSとサー
バ内のBMCとの間で行われる。そのため、2台のサー
バの一方、あるいは両方の電源がOFF状態であって
も、電源の管理をすることができる。
【0031】[第3の実施の形態]次に、この発明の第
3の実施の形態について説明する。図3は、この第3の
実施の形態に係るUPS連動システムの全体構成を示す
ブロック図である。この実施の形態のシステムは、図3
に示すように、1台の無停電電源装置(UPS)32
が、1台のサーバ31内にある2つの電源33a,33
bそれぞれへ電源供給する構成になっている。
【0032】なお、図3に示すUPS32において、図
2に示す、上記第2の実施の形態に係るUPSと同一構
成要素には同一符号を付して、ここでは、それらの説明
を省略する。
【0033】サーバ31とUPS32は、電源33aへ
の電源供給を行うためのACケーブル38aと、通信を
行うためのコントロール・ケーブル39aで接続され、
また、電源33bへの電源供給を行うためのACケーブ
ル38bと、通信のためのコントロール・ケーブル39
bで接続されている。
【0034】次に、図3を参照して、この実施の形態の
システムのUPSとサーバ間の通信について具体的に説
明する。UPS32のマイクロプロセッサ24とサーバ
31内の電源33aのマイクロプロセッサ(不図示)と
が、コントロール・ケーブル39aを介して、相互に通
信を行う。また、UPS32のマイクロプロセッサ24
とサーバ31の電源33bのマイクロプロセッサ(不図
示)は、コントロール・ケーブル39bを介して、相互
に通信を行う。
【0035】UPS32のマイクロプロセッサ24は、
UPSの作動状態や電源の供給状況を監視し、例えば、
停電やUPS異常等の発生を検知すると、それらの情報
を、サーバ31内の電源33aへは、コントロール・コ
ネクタ27a、及びコントロール・ケーブル39aを介
して送り、電源33bに対しては、コントロール・コネ
クタ27b、及びコントロール・ケーブル39bを介し
て送る。
【0036】各電源33a,33bのマイクロプロセッ
サ(不図示)は、同じく不図示のコントロール・コネク
タを介して、UPS32からの情報を受信する。そし
て、その情報をIPMIに従って、BMC(不図示)に
通知する。ここでも、サーバ31への電源がOFFにな
っている場合、UPS32は、常に電源が出力される状
態にしたまま、サーバのみをOFFにする。
【0037】このように、第3の実施の形態によれば、
1台のUPSが、サーバ内に配された2台の電源に電源
供給する接続形態をとる場合であっても、そのUPSの
AC出力部、及び、UPSから電源供給を受けるサーバ
側の電源入力部に対応させた制御インタフェースを電源
ごとに設け、これらを通じて、サーバとUPS間で通信
を行うことで、サーバ内の各電源のマイクロプロセッサ
を経由して、UPSとサーバ内のBMCとの間で、UP
Sからの停電や電源異常等に関する情報通知が行われ
る。そのため、サーバの電源がOFF状態であっても、
サーバ内の両方の電源を個別に管理できる。
【0038】[第4の実施の形態]次に、この発明の第
4の実施の形態について説明する。図4は、この第4の
実施の形態に係るUPS連動システムの全体構成を示す
ブロック図である。同図に示すように、この実施の形態
のシステムは、2つの電源43a,43bを持つ1台の
サーバ41に対して、2台の無停電電源装置(UPS)
42a,42bが接続される形態をとる。
【0039】この実施の形態のシステムでは、図4に示
すように、UPS42a,42bそれぞれが、サーバ4
1内の各電源43a,43bへ電源供給し、また、相互
に通信を行うため、サーバ41の電源43aとUPS4
2aが、ACケーブル48a、及びコントロール・ケー
ブル49aで接続され、サーバ41の電源43bとUP
S42bが、ACケーブル48b、及びコントロール・
ケーブル49bで接続されている。さらに、UPS42
a,42b間は、コントロール・コネクタ403,40
4双方につながるをコントロール・ケーブル401を介
して、相互に接続されている。
【0040】この実施の形態のシステムでは、サーバ4
1内の各電源と各UPS間が、上述したように、コント
ロール・ケーブル49a,49bを介して接続されてい
るため、UPS42aのマイクロプロセッサ44aとサ
ーバ内の電源43aのマイクロプロセッサ(不図示)、
及び、UPS42bのマイクロプロセッサ44bとサー
バ内の電源43bのマイクロプロセッサ(不図示)が、
相互に通信できる。
【0041】各UPSのマイクロプロセッサ44a,4
4bは、その搭載先のUPSの作動状態や電源の供給状
況を監視しており、停電やUPS異常等が発生した場
合、それらの情報をサーバへ送る。つまり、UPS42
aの動作状況の異常等は、そのコントロール・コネクタ
47a、及びコントロール・ケーブル49aを介して、
サーバ41の電源43aへ送られ、また、UPS42b
の動作状況の異常等は、コントロール・コネクタ47
b、及びコントロール・ケーブル49bを介して、サー
バ41の電源43bへ送られる。
【0042】そこで、サーバ41の電源43aのマイク
ロプロセッサ(不図示)は、そのコントロール・コネク
タ(不図示)を介して、UPS42aからの情報を受信
し、それをIPMIに従って、BMC(不図示)に通知
する。サーバ41の電源43bのマイクロプロセッサ
(不図示)も、これと同様の動作を行う。その結果、サ
ーバへの電源がOFFになっている場合、双方のUPS
は、常に電源が出力される状態にしたまま、サーバのみ
をOFFにする。
【0043】このように、第4の実施の形態によれば、
1台のサーバ内にある2つの電源各々に対して計2台の
UPSが接続される形態をとるシステムにおいて、各U
PSにおけるAC出力部、及び、UPSから電源供給を
受けるサーバの各電源入力部に対応させて制御インタフ
ェースを設け、これらを通じて、サーバ内の各電源と各
UPS間で通信を行うことで、サーバ内の各電源のマイ
クロプロセッサを経由して、UPSとサーバ内のBMC
との間で、UPSからの停電や電源異常等に関する情報
通知が行われる。
【0044】それゆえ、従来は、サーバとUPSとの連
動には、共通ポート(COMポート)を使用していたた
め、電源ごとにUPSを接続することは困難であった
が、この実施の形態に係るシステムでは、各電源とUP
Sとが、直接、通信を行う構成をとるため、それらの連
動が可能となるばかりでなく、サーバの電源がOFF状
態であっても、同一サーバ内にある2つの電源を個別に
管理できる。
【0045】[第5の実施の形態]次に、この発明の第
5の実施の形態について説明する。図5は、この発明の
第5の実施の形態に係るUPS連動システムの全体構成
を示すブロック図である。同図に示すシステムでは、1
台の無停電電源装置(UPS)52が、サーバ51と周
辺機器61に接続されている。
【0046】なお、サーバ51の内部構成は、例えば、
図1に示す、上記第1の実施の形態に係るシステムのサ
ーバ1と同じであり、その電源53についても、第1の
実施の形態に係るサーバの電源3と同一構成をとるた
め、ここでは、それらの図示及び説明を省略する。ま
た、周辺機器61の電源63の構成も、上記の第1の実
施の形態に係るサーバの電源3と同じである。
【0047】この実施の形態のUPS52は、電源ライ
ン80を通じて供給された電力を、サーバ51と周辺機
器61の双方へ供給するため、これらの機器対応にAC
電源、及びACコンセントを有し、また、通信用のコン
トロール・コネクタを備える。すなわち、UPS52
は、サーバ51に対して、AC電源55とACコンセン
ト56を介して電源供給を行い、周辺機器61へは、A
C電源65とACコンセント66を介して、電源を供給
する。
【0048】また、UPS52とサーバ51との通信
は、通信ポートとしてのコントロール・コネクタ57を
通じて行う。そして、これらのAC電源55,65、及
びコントロール・コネクタ57は、マイクロプロセッサ
54によって制御されている。なお、同じくマイクロプ
ロセッサ54の制御を受けるコントロール・コネクタ6
7は、予備としてのものであり、ここでは、使用しな
い。
【0049】UPS52のマイクロプロセッサ54とサ
ーバ51のマイクロプロセッサ(不図示)は、それらを
相互に接続しているコントロール・ケーブル59を介し
て、互いに通信を行う。そして、UPS52のマイクロ
プロセッサ54は、そのUPSの作動状態や電源の供給
状況を監視し、例えば、停電やUPS異常等の発生を検
知すると、それらの情報を、コントロール・コネクタ5
7、及びコントロール・ケーブル59を介して、サーバ
51へ送る。
【0050】一方、サーバ51のマイクロプロセッサ
(不図示)は、同じく不図示のコントロール・コネクタ
を介して、UPS52からの情報を受信する。そして、
その情報をIPMIに従って、BMC(不図示)に通知
する。例えば、サーバ51への電源がOFFになってい
る場合でも、UPS52は、常に電源が出力される状態
にしたまま、サーバ51のみをOFFにする。
【0051】このように、第5の実施の形態によれば、
UPS側にあるAC出力部、及び、UPSから電源供給
を受けるサーバ側の電源入力部に対応させて、制御イン
タフェースとしてのプロセッサを設けることで、UPS
の制御のみならず、UPSからの停電や電源異常等に関
する情報通知が、電源のマイクロプロセッサを経由し
て、UPSとサーバ内のBMCとの間で行われるため、
サーバの電源がOFF状態でも、電源の管理をすること
ができる。
【0052】また、BMCが周辺機器の電源をONにし
た後、サーバの電源をONにすることができ、周辺機器
が常時、通電状態になるのを回避できる。このことによ
り、システムや機器が省エネルギー化に貢献することに
なる。
【0053】[第6の実施の形態]次に、この発明の第
6の実施の形態について説明する。図6は、この発明の
第6の実施の形態に係るUPS連動システムの全体構成
を示すブロック図である。同図に示すシステムでは、サ
ーバ71、及び周辺機器81それぞれに対して、無停電
電源装置(UPS)72a,72bが接続されている。
【0054】この実施の形態に係るシステムでは、UP
S72a,72bそれぞれが、サーバ71内の電源7
3、周辺機器81の電源83へ電源供給するとともに、
UPSとサーバ間で相互通信を行える構成になってい
る。そのため、サーバ71の電源73とUPS72a
が、ACケーブル78、及びコントロール・ケーブル7
9で接続され、また、周辺機器81の電源83とUPS
72bが、ACケーブル88で接続されている。
【0055】さらに、UPS72a,72b間は、コン
トロール・コネクタ703,704の双方につながるを
コントロール・ケーブル701を介して、相互に接続さ
れている。
【0056】この実施の形態のシステムでは、サーバ7
1内の電源73とUPS72a間が、上述のようにコン
トロール・ケーブル79を介して接続されているため、
UPS72aのマイクロプロセッサ74aとサーバ内の
電源73のマイクロプロセッサ(不図示)が、相互に通
信できる。
【0057】UPS72aにおいて、AC電源75a、
コントロール・コネクタ77a等は、マイクロプロセッ
サ74aによって制御されており、また、UPS72b
では、マイクロプロセッサ74bによって、AC電源7
5b等の制御が行われている。なお、マイクロプロセッ
サ74bの制御を受けるコントロール・コネクタ77b
は、ここでは、使用しない。
【0058】UPS72aのマイクロプロセッサ74a
は、それが搭載されたUPSの作動状態や電源の供給状
況を監視しており、停電やUPS異常等が発生した場
合、それらの情報をサーバ71へ送る。この動作状況に
関する異常等は、コントロール・コネクタ77a、及び
コントロール・ケーブル79を介して、サーバ71の電
源73へ送られる。
【0059】サーバ71の電源73のマイクロプロセッ
サ(不図示)は、そのコントロール・コネクタ(不図
示)を介して、UPS72aからの情報を受信し、それ
をIPMIに従って、BMC(不図示)に通知する。そ
の結果、サーバへの電源がOFFになっている場合であ
っても、UPSは、常に電源出力状態にしたまま、サー
バのみをOFFにする。
【0060】このように、第6の実施の形態によれば、
UPS側にあるAC出力部、及び、UPSから電源供給
を受けるサーバ側の電源入力部に対応させて、制御イン
タフェースとしてのプロセッサを設けることで、UPS
からの停電や電源異常等に関する情報通知が、電源のマ
イクロプロセッサを経由して、UPSとサーバ内のBM
Cとの間で行われるため、サーバの電源がOFF状態で
も、電源の管理をすることができる。
【0061】また、BMCが周辺機器の電源をONにし
た後、サーバの電源をONにすることができ、周辺機器
が常時、通電状態になるのを回避できるため、システム
や機器の省エネルギー化が可能となる。
【0062】なお、この発明の具体的な構成は、上記の
実施の形態に限られるものではなく、この発明の趣旨を
逸脱しない範囲における種々の設計変更等も、この発明
に含まれる。例えば、上述した第2の実施の形態では、
1台の無停電電源装置が2台のサーバへ電源供給をする
構成になされているが、個々のサーバに対応した制御イ
ンタフェースが備えられている限り、サーバの数は、こ
れに限られるものではない。
【0063】同様に、上述の第3〜第6の実施の形態に
係るシステムにおいても、無停電電源装置に接続される
サーバ(あるいは、サーバ内の電源)の数、および、無
停電電源装置に接続される周辺機器の数は、それぞれに
対応する制御インタフェースが設けられている限り、個
々の実施の形態において例示した数に限定されるもので
はない。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、無停電電源装置の電源出力部に配され、電源出
力制御を含む所定の制御を行う第1のプロセッサを有す
る第1の制御インタフェースと、その電源出力部に対応
させて上記電源部の電源入力部に配され、電源入力制御
を含む所定の制御を行う第2のプロセッサを有する第2
の制御インタフェースとを備え、これら第1のプロセッ
サと第2のプロセッサ間で所定情報の通知のための通信
を行うので、無停電電源装置から機器(サーバ)への電
源供給が絶たれても、電源の管理ができる。
【0065】また、無停電電源装置より電源供給を受け
る電源部が2あるいはそれ以上あり、これらの電源部各
々に対応して第1の制御インタフェース、及び第2の制
御インタフェースを設けることで、無停電電源装置と複
数の電源部との連動を容易に実行できる。
【0066】さらには、無停電電源装置が2あるいはそ
れ以上あり、これらの無停電電源装置各々に対応して第
1の制御インタフェース、及び第2の制御インタフェー
スを設ける構成とすることで、複数の無停電電源装置と
複数の電源部との連動も行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るUPS連動
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態に係るUPS連動
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の第3の実施の形態に係るUPS連動
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の第4の実施の形態に係るUPS連動
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の第5の実施の形態に係るUPS連動
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図6】この発明の第6の実施の形態に係るUPS連動
システムの全体構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,21a,21b,31,41,51,71 サー
バ(機器) 2,22,32,42a,42b,52,72a,72
b 無停電電源装置(UPS) 3,23a,23b,25a,33a,33b,43
a,43b,63,73,83 電源 4 BMC 5 ACコネクタ 6 マイクロプロセッサ(第2のプロセッサ) 14,24,44a,44b,54,74a,74b
マイクロプロセッサ(第1のプロセッサ) 7,11,13a,13b,27a,27b,57,6
7,403,404,703,704 コントロール
・コネクタ 8,28a,38a,38b,48a,48b,88
電源ケーブル(ACケーブル) 9,29a,29b,39b,49a,49b,59,
79,401,701 コントロール・ケーブル 10,26b,56 ACコンセント 12,25a,25b,55,65,75a AC電
源 15,30,80 電源ライン 16 電源部 61,81 周辺機器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無停電電源装置と、該無停電電源装置か
    ら電源供給を受ける電源部を有する機器とからなる無停
    電電源装置連動システムであって、 前記無停電電源装置の電源出力部に配された第1の制御
    インタフェースと、 前記電源出力部に対応させて前記電源部の電源入力部に
    配された第2の制御インタフェースとを備え、 前記第1の制御インタフェースは、電源出力制御を含む
    所定の制御を行う第1のプロセッサを有し、かつ、前記
    第2の制御インタフェースは、電源入力制御を含む所定
    の制御を行う第2のプロセッサを有し、これら第1のプ
    ロセッサと第2のプロセッサとの間で所定情報の通知の
    ための通信を行うことを特徴とする無停電電源装置連動
    システム。
  2. 【請求項2】 前記電源出力制御及び電源入力制御のた
    めの情報経路と、前記通信のための情報経路とが個別に
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の無停電
    電源装置連動システム。
  3. 【請求項3】 前記所定情報には、少なくとも停電情
    報、電源異常に関する情報、及び前記無停電電源装置の
    異常に関する情報が含まれることを特徴とする請求項2
    記載の無停電電源装置連動システム。
  4. 【請求項4】 前記無停電電源装置より電源供給を受け
    る前記電源部が2あるいはそれ以上あり、これらの電源
    部各々に対応して前記第1の制御インタフェース、及び
    前記第2の制御インタフェースが設けられていることを
    特徴とする請求項3記載の無停電電源装置連動システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記電源部が同一の前記機器内に配され
    ていることを特徴とする請求項4記載の無停電電源装置
    連動システム。
  6. 【請求項6】 前記電源部各々が個別の前記機器内に配
    されていることを特徴とする請求項4記載の無停電電源
    装置連動システム。
  7. 【請求項7】 前記無停電電源装置が2あるいはそれ以
    上あり、これらの無停電電源装置各々に対応して前記第
    1の制御インタフェース、及び前記第2の制御インタフ
    ェースが設けられていることを特徴とする請求項3記載
    の無停電電源装置連動システム。
  8. 【請求項8】 さらに、前記無停電電源装置が相互に通
    信を行う手段を有することを特徴とする請求項7記載の
    無停電電源装置連動システム。
  9. 【請求項9】 前記機器には、サーバとそのサーバの周
    辺機器が含まれることを特徴とする請求項4又は7記載
    の無停電電源装置連動システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103792923A (zh) * 2014-02-14 2014-05-14 浪潮电子信息产业股份有限公司 一种采用数字芯片侦测和控制主板各组电源的方法

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