JP2003076313A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2003076313A
JP2003076313A JP2001268465A JP2001268465A JP2003076313A JP 2003076313 A JP2003076313 A JP 2003076313A JP 2001268465 A JP2001268465 A JP 2001268465A JP 2001268465 A JP2001268465 A JP 2001268465A JP 2003076313 A JP2003076313 A JP 2003076313A
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JP
Japan
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display device
image
moving object
moving
image memory
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Pending
Application number
JP2001268465A
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English (en)
Inventor
Hiromasa Fukushima
宏昌 福島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人の動態視力限界状態時に画像を認識させ
る。 【解決手段】 発光素子を移動方向と垂直に1列に並べ
る。原理は、目の残像効果を利用する。移動中の目は動
態視力の限界である為、発光素子列(表示装置)を追従
する事ができない。相対的に人は、表示装置が移動した
ように見える。表示装置は、1次元表示であるが相対的
に装置が移動した時に発光素子の輝度を変化させる事に
より2次元の像として表現できる。画像データが入って
いるメモリのアドレスをUp/Downカウンターに接
続し、表示域の幅、有効画素数と、移動物体の速度から
アドレスカウンターのクロックを求め、移動物体の向き
からアドレスカウンターのUp、Downをきめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目の視覚特性を利
用した表示装置に関するものである。例えば、高速列車
から見ることが可能な駅名表示板である。
【0002】
【従来の技術】近年、多種多様な表示装置が考案されて
いる。人が画像と認識する為に表示装置のほとんどが物
理的に発光素子を2次元に配置している。
【0003】しかしある状況においては、画像を認識出
来ない事がある。例えば、停車中の列車から複線である
反対方向の線路を見ると枕木は確実に認識可能である
が、乗車中の列車が動き出し線路を眺めていると列車の
速度が上がるにつれて線路の枕木が見えなくなる現象で
ある。または、列車が駅を高速に通過している時、列車
に乗っている乗客が駅名表示板を読認識出来ない現象等
は身近な経験から分かる。これは、動態視力が限界に達
するからである。
【0004】次に、動体視力の限界がどのように発生し
ているか説明する。図8は、観察者が2次元画像をみな
がら移動した時に2次元画像が観察者にどのように見る
かを説明した図である。図8(a)は、観察者が低速で
移動した時の視線の動きを示している。図8(b)は、
観察者が見える画像である。観察者は移動しながら対象
画像を追随しているので画像を認識する事ができる。
【0005】一方高速に移動している時の事を考えると
図8(c)(d)になる。図8(c)は、観察者が高速
で移動した時の視線の動きを示している。図8(d)
は、観察者がみえる画像である。観察者は移動しながら
対象画像を追随出来ない為、視線は追随をあきらめ動か
ず前方を向いたままである。移動と反対の方向に画像が
移動するように見えるが像が重なりあって正確な画像を
認識する事ができない。観察者が対象画像を追随出来な
い状態が動体視力の限界である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】動態視力の限界以上の
状況で2次元の原画像を認識するのは、不可能である。
本発明は上記問題点に鑑み、人の視覚特性を利用した動
態視力が限界に達している時に画像が認識できる表示装
置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の表示装置は、画像データ入力信号端子を有
する入力装置と、移動物体の移動方向と移動速度を検出
する装置と、画像データを蓄積しておく装置と、画像メ
モリの制御を容易にする為に画像メモリに書き込む画像
データをあらかじめデータ変換しておく装置を有し、移
動物体の移動方向と移動速度から画像メモリを制御し画
像データを表示する表示部の構成を備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の原理と一実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0009】動体視力の限界の状態時の視線の動きは、
動かず前方を向いたままである事は上記説明した。以下
で、動体視力の限界時に目が認識する見え方の一例を示
す。
【0010】図9は、ある1点の発光素子の前を観測者
が矢印40のように高速移動している時(図9(a))
に発光素子の輝度を図9(b)のように変化させたら観
測者はどのような画像を認識(観測)するかを説明する
図である。図9(b)は、発光素子の点灯、消灯を示し
ている発光シーケンスである。図9(d)が認識される
画象である。発光素子の表記は、黒円が点灯で白円が消
灯である。図9(c)は、移動中の位置と視野に映し出
される位置を説明する図である。
【0011】例えば位置50にいる時、視野には、位置
60に発光素子が認識され、また位置52にいる時、視
野には、位置62に発光素子が認識される。動体視力の
限界に達しているので発光素子自体が見えるわけではな
い。
【0012】発光素子は、図9(b)のようなシーケン
スで点滅している。観測者が位置50にいる時の時刻を
t0,観測者が位置51にいる時の時刻をt1,観測者
が位置52にいる時の時刻をt2とする。図9(b)で
は、時刻t0からt1の時間点灯させて、時刻t1から
t2の時間消灯を意味する。すなわち観測者が位置50
から位置51にいる時発光素子は点灯していて、観測者
が位置51から位置52にいる時発光素子は消灯してい
る事を示している。
【0013】以上のように視野に映る位置と発光素子の
状態をまとめると、時刻t0からt1の時間に視野に映
る位置では、位置60から位置61まで点灯し、時刻t
1からt2の時間に視野に映る位置では、位置61から
位置62まで消灯している。従って認識される画像は、
図9(d)のようになる。表示装置自体は認識出来ない
が、視野の左半分で発光の帯58が認識できる。
【0014】次に、図10は、上記の発光素子を複数個
使用して2次元の画像を認識する原理を説明する図であ
る。例で表示する画像は、アルファベットKである。説
明を簡単にする為発光素子を発光素子a、発光素子b、
発光素子c、発光素子d、発光素子eの5個使用する。
【0015】2次元の画像を認識するには、図10
(a)のように発光素子を1列に並べる。観測者が位置
70にいる時の時刻をt0,観測者が位置74にいる時
の時刻をt4とする。各発光素子の点灯時刻、消灯時刻
の関係を図10(b)とする。
【0016】ここで発光素子cに注目する。図10
(b)の発行シーケンスより発光素子cは、t0からt
2まで点灯し、その後消灯である。この事は上記図9で
説明した発光素子1個の時と同様に考える事ができるの
で、図10(c)発光の帯78は図9(d)発光の帯5
8と同様な画像として認識できる事が説明できる。
【0017】上記と同様に発光素子a,発光素子b,発光素
子d,発光素子eの点灯、消灯を図10(b)のような発
行シーケンスにすれば、全体として図10(c)のよう
に2次元画像として認識できる。
【0018】以上が2次元画像として認識できる原理で
あった。
【0019】以上の説明は、観測者が表示装置に対して
の右から左に高速移動した時に観測される場合であっ
た。図11は、観測者が表示装置に対しての左から右に
高速移動した時について説明する図である。図11
(a)は、観測者が表示装置に対しての左から右に高速
移動した時の図である。図11(b)は、観測者が表示
装置に対しての左から右に高速移動した時に観測される
画像である。
【0020】図11(a)は、観測者が時刻t0におい
て位置80から時刻t4において位置84に移動をする
様を図示している。図11(b)は、観測者が認識する
画像である。目的の表示画像の左右反対である事がわか
る。観測者は、左から右に移動するので 画像が右から
左へ形成される。図10(b)と同じ発光シーケンスを
しているので左右反対の画像が形成される事がわかる。
【0021】これを解決するには、発光シーケンスを観
測者が右から左に移動するシーケンスの逆にすればよ
い。図11(c)は、発光シーケンスを観測者が右から
左に移動するシーケンスの逆の発光シーケンスである。
図11(c)の発光シーケンスは、図10(b)の発光
シーケンスを左右反対にしたものである。
【0022】以上の説明は、単色での説明であったが、
色の三原色である赤、緑、青の発光素子列を3列(図3
b)に配列し、移動物体検出部6を共通にし、入力部
1、座標変換部2、画像メモリ3、セレクタ4、制御部
5をそれぞれ色の数だけ準備すればカラー表示が可能に
なる事はいうまでもない。
【0023】また、発光素子の配列方向は、移動物体の
移動方向と垂直に配列する事もいうまでもない。
【0024】実際に表示される画像の幅、画像の位置
は、観測者の移動速度、発光シーケンスの発光開始時刻
t0、発光シーケンスのサイクル時間によって異なる。
例えば、発光シーケンスのサイクル時間が一定だとする
と、移動速度が速いと画像が縮み移動速度が遅いと画像
が拡がる。発光を開始する時刻t0が視野の端に無いと
画像が途切れたりはみ出たりしてすべての画像データが
表示できない。移動方向により画像が左右反対になる。
【0025】従って正確な画像を表示するには、観測者
の移動速度と向きと発光シーケンスの発光開始時刻t0
の基準点を検出する必要がある。
【0026】次に、発光シーケンスの基本クロック周波
数の計算方法を説明する。
【0027】その前に映したい画像の仕様を決める。ま
ずX軸の有効画像数をX[dot]、Y軸に有効画像数をY
[dot]、スクリーンのX軸サイズW[m]とする。また観測
者の移動速度をV[m/秒]とする。Y軸に有効画像数をY
[dot]は、発光装置の1列に並ぶ発光素子数である。
【0028】まず、最初に観測者がスクリーンの幅を通
過する時間を求める。
【0029】スクリーンの幅を通過す時間=W÷Vであ
る。
【0030】次にX軸1dotあたりの通過する時間を求
める。
【0031】X軸1dotあたりの通過する時間=(W÷
V)÷Xである。
【0032】従って発光素子の輝度変化周期の最少時間
は(W/V)÷X秒である。
【0033】これを周波数になおすと、(X*V)÷W
[Hz]である。
【0034】以上原理を説明した。
【0035】以下、上記原理を元とした本発明の実施形
態の説明をする。
【0036】図1は、本発明の実施の形態における表示
装置の構成図である。図1において、1は、入力部、2
は、座標変換部、3は、画像メモリ、4は、セレクタ、
5は、制御部、6は、移動物体速度検出部、7は、表示
部である。以上の様に構成された表示装置について、以
下図1および図2を用いてその動作を説明する。
【0037】まず入力部1は、外部から画像データが入
力され画像の左上から右下に対応する画像データ(ラス
ターデータ)を出力する。表示部7に転送するデータ
は、制御装置5を経由するが、画像メモリ7のアドレッ
シングを簡単にする為あらかじめ画像を読み出しやすい
アドレスに画像データ書き込んでおく。制御部によって
画像を読み出しやすいようにアドレスを生成するのが座
標変換部2である。画像メモリ3は、表示画像データを
蓄積する。セレクタ4の出力は、画像メモリ3のアドレ
スに接続されている。入力部1からデータを書くときに
座標変換部の出力を選択し、通常は、制御部の出力を選
択している。制御部5は、移動物体の情報から画像デー
タを表示部に転送する制御を行う。移動物体検出部6
は、上記した原理説明の観測者の移動速度と向きとt0
の時刻を検出する。表示部7は、発光素子を1列になら
べたものである。例えば図3(a)(b)のようなもの
である。
【0038】図3は、表示部7の例である。図3(a)
は、発光素子を1列に配列したものである。図3(b)
は、カラー表示を目的とした表示装置である。色の三原
色である赤、緑、青の発光素子列を3列に配列したもの
である。
【0039】もう少し詳細に動作説明する。図2は、図
1の制御部5を展開して全体をまとめた図である。制御
部5の構成部において、8は、アドレスカウンター部、
9は、基準発振器、10は、可変分周器、11は、出力
制御部、12は、出力部、13は、分周比演算部、14
は、レジスターである。
【0040】まず、座標変換部2について説明する。座
標変換部2は、入力部1から出力された画像データを画
像メモリ3に何の処理もせず書き込む。次に書き込まれ
たデータを数回読み出しレジスター14に取り込む。次
にビット列単位ごとにレジスター14からデータを取り
出し画像メモリ3に書き込む。
【0041】図4は、制御部5によって画像を読み出し
やすいようなアドレスの変換方法を説明する図であり、
画像メモリ3のアドレスと画像データの位置の関係を示
している図である。説明を簡単にする為2次元画像デー
タは、横16画素、縦16画素で、データ単位は、8bi
tである。従って画像メモリ3の容量は32バイトであ
るが、実施例ではその2倍必要で最低64バイト必要で
ある。レジスター14は、画像メモリ3のデータを読み
込んで一時保持させておくレジスターで8バイトの容量
を持つ。
【0042】図4は、表示画像のデータが画像メモリ3
のどのアドレスに存在するかを示すアドレスマップ図で
ある。図4(a)は、アドレスマップの後半で、図4
(b)は、前半である。
【0043】入力部からはラスターデータが出力され
る。それらを順順に画像メモリ3のアドレス32番から
63番(アドレスマップ後半)まで書き込む。
【0044】次にデータの並び変えを行う。画像メモリ
アドレス32番から63番のデータを変換して画像メモ
リアドレス0番から31番に書き込む。
【0045】最初に、画像メモリアドレス32番,34
番,36番,38番,40番,42番,44番,46番
を読み出しレジスター14に保持する。それぞれのMS
B(Bit7)を取り出しまとめる。まとめた8ビットを新
しいデータとして画像メモリアドレス0番に書き込む。
この新しい画像メモリアドレス0番のデータのMSB(B
it7)は、画像メモリアドレス32番のMSB(Bit7)であ
る。またこの新しい画像メモリアドレス0番のデータの
LSB(Bit0)は、画像メモリアドレス46番のMSB
(Bit7)である。
【0046】次にレジスター14に保持しているそれぞ
れのBit6を取り出しまとめる。まとめた8ビットを新し
いデータとして画像メモリアドレス2番に書き込む。こ
の新しい画像メモリアドレス2番のデータのMSB(Bit
7)は、画像メモリアドレス32番のBit6である。またこ
の新しい画像メモリアドレス2番のデータのLSB(Bit
0)は、画像メモリアドレス46番のBit6である。
【0047】以下同様にレジスター14に保持している
それぞれのBit0まで読み出し、画像メモリアドレス1
4番まで書き込む。
【0048】次にレジスター14に保持していたデータ
を使い切ったので新しいデータを読み込む。画像メモリ
アドレス33番,35番,37番,39番,41番,4
3番,45番,47番を読み出しレジスター14に保持
する。それぞれのMSB(Bit7)を取り出しまとめる。
まとめた8ビットを新しいデータとして画像メモリアド
レス16番に書き込む。この新しい画像メモリアドレス
16番のデータのMSB(Bit7)は、画像メモリアドレス
33番のMSB(Bit7)である。またこの新しい画像メモ
リアドレス16番のデータのLSB(Bit0)は、画像メ
モリアドレス47番のMSB(Bit7)である。
【0049】次にレジスター14に保持しているそれぞ
れのBit6を取り出しまとめる。まとめた8ビットを新し
いデータとして画像メモリアドレス18番に書き込む。
この新しい画像メモリアドレス18番のデータのMSB
(Bit7)は、画像メモリアドレス33番のBit6である。ま
たこの新しい画像メモリアドレス18番のデータのLS
B(Bit0)は、画像メモリアドレス47番のBit6であ
る。
【0050】以下同様にレジスター14に保持している
それぞれのBit0まで読み出し、画像メモリアドレス3
0番まで書き込む。
【0051】残りの画像メモリアドレス48番から63
番を、画像メモリアドレス1番から31番までの奇数番
地に画像データを上記同様に変換する。
【0052】次に図5を用いて出力部12を説明する。
表示部7に転送するデータは、1列分の発光素子数の画
素データを1度に出力する必要がある。説明を簡単にす
る為1列分の発光素子数は、16画素分(画像メモリ2
アドレス分)である。画像メモリには、座標変換部で変
換された図4(b)のようなアドレスマップになってい
る。保持されているデータを表示部に転送するには、ア
ドレス0番と1番、次に2番3番のように画像メモリア
ドレスを順順に上げていけばよい。アドレスカウンター
部の出力をセレクタ4を経由して画像メモリ3に接続す
れば簡単に実現できる。ここに座標変換部2で変換した
意味がある。1アドレスで読み込みが8画素分なので1
6画素を転送するには、2アドレス分必要な事がわか
る。例えば1列目のデータを表示部に転送するには、ア
ドレス0番のデータを一旦レジスターで保持しておき、
アドレス1番のデータを読み込んで保持していたデータ
−を同時に出力すれば16画素1度に出力できる。図5
が上記出力部12の構成図である。100〜107は、
フリップフロップ(FF)である。画像メモリからの出
力8bitが入力されている。LOAD0が選択されてい
る時画像データ−は、フリップフロップ100,フリッ
プフロップ101にロードされ,LOAD1が選択され
ている時画像データ−は、フリップフロップ102,フ
リップフロップ103にロードされる。フリップフロッ
プ104、フリップフロップ105、フリップフロップ
106、フリップフロップ107は現在表示中のデータ
を保持する。ALL−LOAD端子が選択されると保持
していたデータを1度に表示部側に接続されているフリ
ップフロップに転送する。
【0053】次に分周比演算部13の説明をする。分周
比演算部13は、アドレスカウンター部8に基準発振器
からクロックを供給する為の分周比を演算する。移動物
体検出部6より検出された観測者の移動速度をもとに演
算する。発光シーケンスの基本クロック周波数は、(X
*V)÷W[Hz]であることは上記した。すなわち、アド
レス0番と1番のデータの表示が、次に2番3番のデー
タの表示に変わる周期と同じである。従ってアドレスカ
ウンター8に入力されるクロックの周波数は、発光シー
ケンスの基本クロック周波数の2倍である。実際は、Y
軸の有効画像数をY[dot]を8で割った値を発光シーケ
ンスの基本クロック周波数で掛けた値ある。割り切れな
ければ、Y軸の有効画像数Y[dot]を8で割って1加算
した整数値を発光シーケンスの基本クロック周波数で掛
けた値である。
【0054】アドレスカウンター8に入力されるクロッ
クの周波数をまとめると アドレスカウンター8に入力されるクロックの周波数 =(発光シーケンスの基本クロック周波数)*(Y軸有効画素数÷8) = (X*Y*V)÷(8*W) である。Y軸の有効画像数が8の倍数でなければ = (X*Y*V)÷(8*W)+1の整数値である。
【0055】また分周比演算部13の出力である分周比
は、 分周比=(基本発振器周波数)÷(アドレスカウンター8に入力されるクロック の周波数) =(8*P*W)÷(X*Y*V) である。Y軸の有効画像数が8の倍数でなければ =(8*P*W)÷(X*Y*V+8*W) である。Pは、基本発振器周波数である。
【0056】次にアドレスカウンター8の説明をする。
アドレスカウンター8には、Up/Down端子があ
り、移動物体検出部が検出する移動方向の情報が入力さ
れる。アドレスカウンター8には、リセット端子があ
り、移動物体検出部が検出する発光シーケンス開始時刻
を検出した情報が入力される。Up/Down端子がU
pになっていればリセット端子が入力される事によりカ
ウンターは、0になる。またUp/Down端子がDo
wnになっていればリセット端子が入力される事により
カウンターは、有効表示データ最終アドレスになる。今
回の例でいえば有効表示データ最終アドレスは、31番
になるのでカウンター値は、31である。
【0057】次に可変分周器10の説明をする。図6
は、可変分周器10の構成図である。図6において、1
20は、カウンター、121は、比較器、122は、減
算器、123は、フリップフロップである。
【0058】動作を説明する。基準発振クロックがカウ
ンター120とフリップフロップ123に入力される。
カウンター120のリセット端子に1が入ればカウンタ
ーがリセットされ出力が0になる。カウンター120の
リセット端子が0の状態で基準発振クロックが入力され
るとカウントUPする。減算器122の出力は、分周比
から1を引いた値を出力する。比較器121の出力は、
カウンター出力と減算器122の出力を比較し等しけれ
ば1を出力し、等しくなければ0を出力する。比較器1
21の出力は、カウンター120のリセット端子とフリ
ップフロップ123のロードホールド端子に接続する。
フリップフロップ123の動作は、ロードホールド端子
が0の時は、ホールドで、ロードホールド端子が1の時
は、ロードである。全体の動きは、カウンター120が
分周比のカウンターになり、フリップフロップは、リセ
ットされると出力が反転する。
【0059】次に出力制御部11の説明をする。図7
は、出力制御部11の構成図である。図7において、1
30は、カウンター、131は、x to y デコーダ、
132は、セレクタである。
【0060】動作を説明する。アドレスカウンター13
0には、Up/Down端子があり、移動物体検出部が
検出する移動方向の情報が入力される。カウンター数
は、 Y軸の有効画像数が8の倍数の時 Y軸の有効画像数÷8 Y軸の有効画像数が8の倍数でない時 Y軸の有効画像数÷8+1の整数値 である。
【0061】アドレスカウンター130には、リセット
端子があり、移動物体検出部が検出する発光シーケンス
開始時刻を検出した情報が入力される。Up/Down
端子がUpになっていればリセット端子が入力される事
によりカウンターは、0になる。またUp/Down端
子がDownになっていればリセット端子が入力される
事によりカウンターは、 Y軸の有効画像数が8の倍数の時 Y軸の有効画像数÷8−1 Y軸の有効画像数が8の倍数でない時 Y軸の有効画像数÷8の整数値 である。
【0062】今回の例でいえばY軸の有効画像数が16
であるのでカウンター値は、1である。
【0063】以上のように本実施例によれば、画像デー
タ入力信号端子を有する入力装置と、移動物体の移動方
向と移動速度を検出する装置と、画像データを蓄積して
おく装置と、画像メモリの制御を容易にする為に画像メ
モリに書き込む画像データをあらかじめデータ変換して
おく装置と、画像データを表示する表示部を有し移動物
体の移動方向と移動速度から画像メモリを制御する制御
部備えることにより、人の視覚特性を利用した動態視力
が限界に達している時に画像が認識できる表示装置を提
供することができる。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明は画像データ入力信
号端子を有する入力装置と、移動物体の移動方向と移動
速度を検出する装置と、画像データを蓄積しておく装置
と、画像メモリの制御を容易にする為に画像メモリに書
き込む画像データをあらかじめデータ変換しておく装置
と、画像データを表示する表示部を有し移動物体の移動
方向と移動速度から画像メモリを制御する制御部備える
ことにより、人の視覚特性を利用した動態視力が限界に
達している時に画像が認識できる表示装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における表示装置の構成図
【図2】図1の制御部5を展開して全体をまとめた図
【図3】表示部7の一例図
【図4】制御部5によって画像を読出し容易なアドレス
の変換方法を説明する図
【図5】出力部12の構成図
【図6】可変分周器10の構成図
【図7】出力制御部11の構成図
【図8】観察者の2次元画像の認識図
【図9】ある1点の発光素子の観測者の認識図
【図10】発光素子を複数個使用して2次元の画像を認
識する原理を説明する図
【図11】観測者が表示装置に対しての左から右に高速
移動した時について説明する図
【符号の説明】 1 入力部 2 座標変換部 3 画像メモリ 4 セレクタ 5 制御部 6 移動物体検出部 7 表示部 8 アドレスカウンター部 9 基準発信器 10 可変分周器 11 出力制御部 12 出力部 13 分周比演算部 58 発光の帯 78 発光の帯 131 X to Y デコーダ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データ入力信号端子を有する入力装
    置と、移動物体の移動方向と移動速度を検出する装置
    と、 画像データを蓄積しておく装置と、 画像メモリの制御を容易にする為に画像メモリに書き込
    む画像データをあらかじめデータ変換しておく座標変換
    装置と、 画像データを表示する発光素子列表示装置を有し移動物
    体の移動方向と移動速度から画像メモリを制御する制御
    装置を備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 画像データ入力信号端子を有する入力装
    置と、移動物体の移動方向と垂直に表示素子が1列に配
    列されている発光表示装置において、 移動物体の移動方向と移動速度から画像メモリを制御し
    画像データを表示することを特徴とする表示方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の表示装置において、 発光素子列表示装置は、移動物体の移動方向と垂直に表
    示素子が1列に配列していることを特徴とする表示装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の表示装置において、 発光素子列表示装置は、カラー表示するため移動物体の
    移動方向と垂直に表示素子が1列に色の3原色ごとに配
    列していることを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の表示装置において、 速度検出装置は、移動物体の速度、移動方向、基準点を
    検出しそれに関する情報を出力することを特徴とする表
    示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の表示装置において、 座標変換装置は、入力された画像データを画像メモリに
    何の処理もせず書き込み、次に書き込まれたデータを数
    回読み出しレジスターに取り込み、次にビット列単位ご
    とにレジスターからデータを取り出し画像メモリに書き
    込むことを特徴とする表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の表示装置において、 制御装置は、画像メモリのアドレス端子を制御するアド
    レスカウンター装置と、 アドレスカウンター装置にクロックを供給する可変分周
    装置と、 その可変分周装置に分周比を演算し演算結果を出力する
    分周比演算装置と、 移動物体の移動方向と移動基準情報をもとに出力を制御
    する制御装置を有することを特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の表示装置において、 移動物体の移動方向により画像が左右反対にならないよ
    うに、移動物体の移動方向情報によりアドレスカウンタ
    ー装置の出力値を増加させるか減少させるかの切り替え
    をすることを特徴とする表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の表示装置において、 移動物体の移動速度により画像の幅が伸び縮まないよう
    画像の幅を一定に保たせる為に、移動物体の移動速度情
    報によりアドレスカウンター装置にクロックを供給する
    周波数を変化させることを特徴とする表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の表示装置において、 クロックを供給する周波数を、移動物体の移動速度情報
    と基準発振により分周比を演算することを特徴とする表
    示装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の表示装置において、 基準発振クロックで動作するカウンター出力と分周比か
    ら1減算した値を比較した結果をもとに出力を反転させ
    てクロックを供給することを特徴とする表示装置。
  12. 【請求項12】 請求項7記載の表示装置において、 発光を開始する時刻が視野の端に無いと画像が途切れた
    りはみ出たりしてすべての画像データが表示できない
    為、移動物体の基準点通過時に、画像メモリのアドレス
    端子に接続されているカウンターを固定値にセットする
    ことを特徴とする表示装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の表示装置において、 移動物体の移動方向により、0または最終アドレス値に
    セットすることを特徴とする表示装置。
  14. 【請求項14】 請求項7記載の表示装置において、 出力制御装置は、可変分周発振クロックで動作するカウ
    ンターの出力値に対応したデコーダの出力によって画像
    データを取り込み、有効画素分取り込めたら1度に1列
    分のデータを発光素子列表示装置に出力することを特徴
    とする表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018005006A (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 株式会社エクスプロア 発光表示スティック装置及び発光表示システム

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