JP2003076175A - 加熱定着装置 - Google Patents

加熱定着装置

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JP2003076175A
JP2003076175A JP2001267205A JP2001267205A JP2003076175A JP 2003076175 A JP2003076175 A JP 2003076175A JP 2001267205 A JP2001267205 A JP 2001267205A JP 2001267205 A JP2001267205 A JP 2001267205A JP 2003076175 A JP2003076175 A JP 2003076175A
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film
heating
heat
fixing device
heating body
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Akira Hayakawa
亮 早川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルム加熱定着のクイックスタート性を損
なうことなく高速化に対応することができる加熱定着装
置を提供すること 【構成】 固定支持された加熱体にフィルムを接触摺動
させ、該フィルムの加熱体とは反対側の面に被加熱材を
密着させてフィルムと共に加熱体位置を移動通過させて
加熱体からフィルムを介して熱エネルギーを付与する加
熱定着装置において、前記被加熱材に対して熱を付与す
る部分において単位面積当たり圧力が他の部分より強い
加圧部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性フィルムを
介して記録材に熱エネルギーを付与する方式の加熱定着
装置に関する。この加熱定着装置は、電子写真複写機・
プリンタ・ファックス等の画像形成装置における画像加
熱装置、即ち電子写真・静電記録・磁気記録等の画像形
成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂等より成るトナ
ーを用いて記録材(エレクトロファックスシート・静電
記録シート・記録材シート・印刷紙等)の面に直接に直
接方式若しくは間接(転写)方式で形成した、目的の画
像情報に対応した未定着のトナー画像を該画像を担持し
ている記録材面に永久固着画像として加熱定着処理する
画像形成装置に適用される。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置・静電記録装置等の
画像形成装置において、転写方式或は直接方式の適宜の
作像プロセスにより転写材・感光紙・静電記録紙等の記
録材に形成担持させた目的の画像情報の未定着トナー画
像を加熱定着するための加熱装置としては、所定の温度
に維持された加熱ローラと、弾性層を有して加熱ローラ
に圧接される加圧ローラとによって記録材を挟持搬送し
つつ加熱する熱ローラ方式の装置が多用されている。そ
の他、フラッシュ加熱方式、オープン加熱方式、熱板加
熱方式、ベルト加熱方式、高周波加熱方式等の種々の方
式・構成のものが知られている。
【0003】又、本出願人は、特開昭63−31318
2号公報、特開平2−157878号公報、特開平4−
44075〜44083号公報、特開平4−20498
0〜204984号公報等においてフィルム加熱方式の
加熱装置を提案し、実用にも供している。
【0004】図5はフィルム加熱方式の加熱定着装置要
部の横断面図である。
【0005】図5において、1は低熱容量の加熱体であ
り、高剛性・高耐熱性・高断熱性を有する加熱体支持部
材2に固定支持されている。3はポリイミド等の薄肉の
定着フィルム、4は加圧部材としての弾性加圧ローラで
ある。
【0006】加熱体1と加圧ローラ4は定着フィルム3
を挟んで所定の圧接力で圧接され、所定幅の定着ニップ
部Nを形成している。定着フィルム3は加圧ローラ4の
回転駆動力或は他の駆動部材により矢印方向に加熱体1
の面に密着・摺勤しながら定着ニップ部Nを移動通過す
る。
【0007】定着フィルム3が移動駆動され、加熱体1
が所定の温度に立ち上がって温調された状態において、
定着ニップ部Nの定着フィルム3と加圧ローラ4との間
に未定着トナー画像Taを担持した記録材Pをトナー画
像担持面側を定着フィルム3側にして導入することによ
って、記録材Pは定着ニップ部Nにおいて定着フィルム
3を介して加熱体1に密着して定着ニップ部Nを定着フ
ィルム3と共に移動通過していく。その定着ニップ部移
動通過過程において、加熱体1の熱が定着フィルム3を
介して記録材Pに付与されてトナー画像が記録材P面に
加熱定着される。そして、定着ニップ部Nを通過した記
録材Pは、定着フィルム3の面から分離されて搬送され
る。尚、Tbは熱定着したトナー画像である。
【0008】加熱体1は定着ニップ部Nにおいて定着フ
ィルム3の移動方向に直交する方向(図5の紙面垂直方
向)を長手とする全体に低熱容量の線状加熱体であり、
これには一般にセラミックヒータが用いられる。該加熱
体1は、高耐熱性・高絶縁性・低熱容量・高熱伝導性の
アルミナ等のセラミック基板(ヒータ基板)11と、該
基板11の表面に基板長手に沿って線状或は細帯状に形
成具備させた通電発熱する発熱体12を基本構成とする
ものである。
【0009】13は基板11の発熱体形成面を被覆させ
た耐熱ガラス等のヒータ表面保護層、14は基板11の
裏面側に接触させて具備させた温度検知素子(例えばサ
ーミスタ)である。基板11の発熱体・表面保護層形成
面側が定着フィルム接触摺動面側である。
【0010】発熱体12の長手両端部の不図示の給電電
極間に不図示の給電回路から電力が供給されて発熱体1
2が発熱し、その発熱により全体的に低熱容量の加熱体
1が迅速に昇温する。この加熱体1の昇温が基板11の
裏面側に接触させて具備させた温度検知素子14で検知
され、その温度検知情報が不図示の制御系に入力する。
制御系はその入力する温度検知情報に基づいて発熱体1
2に対する供給電力を加熱体温度若しくは定着ニップ部
温度が所定の一定温度に維持管理されるように制御す
る。
【0011】このようなフィルム加熱方式の装置は、熱
ローラ方式等の他の加熱装置に比べて、加熱体1として
低熱容量のものを定着フィルム3として薄膜の低熱容量
のものを用いることができることで、省電力化・ウェイ
トタイム(装置電源投入時からプリント出力可能状態に
なるまでの時間)の短縮化が可能となり、クイックスタ
ート性があり、機内昇温を抑えることができる等の利点
がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記フィルム
加熱方式の加熱装置を画像形成装置の定着装置として用
いた場合、比較的処理スピードの遅い画像形成装置には
向いていたが、高速の装置に用いようとすると熱を加え
る時間が短くなるため、加熱体の温度を上げたり、加圧
力を大きくしたりする必要がある。
【0013】ところが、使用している部品の耐熱温度や
強度から温度や圧力を上げることにも限界があり、高速
機への採用が遅れている。
【0014】一方、加熱時間を長く取るためにそのニッ
プを大きく取る方法も考えられているが、ニップ幅を大
きくするとフィルムの摺動抵抗が大きくなり、フィルム
を回転駆動することが非常に困難になる。又、圧力が全
体に分散するため、比較的表面の粗い記録材に定着しよ
うとしてもトナーが記録材に十分に密着しないために必
要以上にトナーを溶かす必要があり、加熱体の温度を上
げなければならなかった。更に、加熱体の温度を全ての
トナーが溶ける温度まで上げると、逆に溶け過ぎる部分
があり、その部分では所謂ホットオフセットが発生する
という問題も発生した。
【0015】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、フィルム加熱定着のクイック
スタート性を損なうことなく高速化に対応することがで
きる加熱定着装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、固定支持された加熱体にフィルムを接触
摺動させ、該フィルムの加熱体とは反対側の面に被加熱
材を密着させてフィルムと共に加熱体位置を移動通過さ
せて加熱体からフィルムを介して熱エネルギーを付与す
る加熱定着装置において、前記被加熱材に対して熱を付
与する部分において単位面積当たり圧力が他の部分より
強い加圧部を有するものとしたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0018】<実施の形態1>図1は本発明に係る加熱
定着装置の拡大断面図、図2(a)は加熱体の破断面
図、(b)は同加熱体の裏面図である。
【0019】図において、1は加熱体であり、これは記
録材Pの搬送方向に直交する方向を長手とする低熱容量
の横長の線状加熱体(本実施の形態では、セラミックヒ
ータ)である。この加熱体1において、11は記録材P
の搬送方向に直交する方向を長手とする高耐熱性・高絶
縁性・低熱容量・高熱伝導性のヒータ基板(本実施の形
態では、厚さ1mm、幅50mm、240mmのアルミ
ナ基板)である。
【0020】12はヒータ基板11の表面側に基板長手
に沿ってスクリーン印刷等で細帯状にパターン形成した
抵抗発熱体(本実施の形態では、厚み約10μm・幅1
〜3mmの銀−パラジウム発熱体)である。この抵抗発
熱体12は9本形成してあり、該抵抗発熱体12をその
端部においてAg等の電極16cにより直列に接続して
ある。
【0021】図2(a)において、16a,16bはヒ
ータ基板11の表面側の長手両端部面にパターン形成し
て具備させたAg等の給電電極部であり、それぞれ通電
発熱体12の端部と電気的に導通している。
【0022】13は前記給電電極部16a,16bを除
いて、発熱体12を具備させた基板表面を被覆させた厚
さ10μm程度のガラスコート層であり、加熱体表面の
絶縁と保護の役目を果たす。
【0023】14はヒータ基板11の裏面側に接触させ
て設けた加熱体温度検温素子としてのサーミスタであ
り、記録材P搬送方向上流側から2本目の抵抗発熱体1
2の裏側に具備させている。14a,14bはサーミス
タ14に対する通電用のAg等の電極パターンであり、
ヒータ基板11の裏面側にパターン形成してある。
【0024】加熱体1の温度制御方法は、給電電極16
a,16bから発熱体12に対して不図示の給電回路の
電力が供給されて発熱体12が発熱し、その発熱により
全体的に低熱容量の加熱体2が迅速に昇温する。この加
熱体2の昇温が温度検知素子14で検知され、その温度
検知情報が不図示の制御系に入力される。制御系はその
入力する温度検知情報に基づいて発熱体12に対する供
給電力を制御して加熱体温度を所定に制御する。
【0025】2は加熱体支持の高耐熱性・高断熱性のス
テーである。これは、例えばPPS(ポリフェニレンサ
ルファイド)、PAI(ポリアミドイミド)、PI(ポ
リイミド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケト
ン)、液晶ポリマー等の高耐熱性樹脂や、これらの樹脂
とセラミックス、金属、ガラス等の複合材等で構成され
る。
【0026】加熱体1はステー2の下面の略中央部にス
テー長手に沿って形成具備させた溝部に嵌入して固定支
持させてある。円筒状の定着フィルム3は上記ステー2
と加熱体1から成るアセンブリに外嵌させてある。定着
フィルム3は熱容量を小さくしてクイックスタート性を
向上させるために、フィルム膜厚は100μm以下、好
ましくは50μm以下20μm以上の耐熱性の高いPT
FE、PFA、FEP等の単層フィルム、或はPI、P
AI、PEEK、PES、PPS等のフィルムの外周表
面にPTFE、PFA、FEP等をコーティングした複
合層フィルムが使用される。
【0027】弾性加圧ローラ4は、芯金4aと該芯金4
aに同心一体に形成したシリコンゴム等の離型性の高い
ゴム弾性層4bを有するもので、芯金4aの両端軸部を
回転自在に軸受保持させてあり、不図示の加圧手段によ
り加熱体1の方向に98N程度の圧力で加圧してあり、
定着フィルム3を介して加熱体1との間でニップ部Na
を形成してある。このニップ部Naのフィルム内面の加
熱体1上にも、抵抗発熱体12があるが、これは上流側
で暖められて溶融しているトナー画像Taが加圧される
前に冷却されるのを防ぐためにある。この部分の抵抗発
熱体12の抵抗値は他の部分の抵抗発熱体に対して、そ
の加圧ローラの熱容量等により、他の部分と変えても良
い。
【0028】5は記録材Pを定着フィルム3を介して加
熱体1へ密着させる加圧パッドであり、ステンレス等の
板金等から成るパッドステー5aとその上に設けられた
高耐熱性のシリコンスポンジ等から成る弾性体5bとで
構成されており、加熱体1の方向に29.4N程度の圧
力で加圧されており、定着フィルム3を介して加熱体1
との間でニップ部Nbを形成している。
【0029】6は定着フィルム3の駆動ローラであり、
芯金6aと該芯金6aに同心一体に形成したシリコンゴ
ム等の耐熱性の高いゴム弾性層6bを有するものであ
り、芯金6aの片側端部より不図示の駆動手段により駆
動回転させている。この駆動ローラ6は加熱体1と反対
側に向かって19.8N程度の力で加圧されており、ス
テー2との間で定着フィルム3にテンションを掛けてお
り、前記駆動ローラ6の表面と定着フィルム3の内面と
の間の摩擦抵抗により定着フィルム3を駆動している。
【0030】一方、加圧ローラ4は駆動手段により不図
示の動力伝達系を介して回転駆動力が伝達されて矢印方
向(反時計方向)に回転駆動される。この加圧ローラ4
の回転駆動により定着ニップ部Nにおける該ローラ4と
定着フィルム3外面との摩擦力で定着フィルム3に回転
力が作用して上着フィルム3が加熱体1に密着摺動しな
がら矢印方向(時計方向)にステー2の外回りを回転駆
動される。つまり、定着フィルム3は内周面からの駆動
ローラ6と外周面からの加圧ローラ4との両方から駆動
されていることになる。本実施の形態では、定着フィル
ム3への駆動力は通常外周面からの加圧ローラ4からの
方が加圧力の大きさや挟持する対向部材があるため大き
く、駆動スピードも駆動ローラ6よりもやや速く設定し
てある。
【0031】プリントスタート信号に基づいて、或はコ
ピーボタンが押されることで、或は加熱定着装置37よ
りも記録材搬送方向上流側に記録材搬送路中に配設した
記録材検知手段による記録材検知信号に基づいて、加圧
ローラ4及び駆動ローラ6の回転駆動が開始され、加熱
体1のヒートアップが開始される。
【0032】加圧ローラ4の回転による定着フィルム3
の回転周速度が定常化し、加熱体1の温度が所定に立ち
上がったことを検知した状態において、定着フィルム3
と加圧パッド5との間にトナー画像Taを担持させた記
録材Pがトナー画像担持面側を定着フィルム3側にして
導入されることによって、記録材Pは定着ニップ部Nb
において定着フィルム3を介して加熱体1に密着して定
着ニップ部Nbを定着フィルム3と共に移動通過してい
く。その移動通過過程において加熱体1の熱が定着フィ
ルム3を介して記録材Pに付与されてトナー画像Taが
記録材P面に溶融される。
【0033】次に、定着ニップ部Nbを通過した記録材
Pは定着フィルム3と加圧ローラ4の間に形成された定
着ニップ部Naにおいて、溶融したトナー画像Taに強
い圧力を掛けられることにより記録材Pの凹凸によらず
トナー画像Taを記録材Pに定着ができる。
【0034】従来例のフィルム加熱方式の加熱装置を用
いた場合、加熱体1の幅を12mm、抵抗発熱体幅9m
m、ニップ幅9.5mm、加圧力98Nという設定で、
プロセススピード150m・secの速さで、98g/
2 の表面性が悪い紙にトナー画像Taを定着しようと
すると、温調温度を260℃以上にしなければならなか
った。温調温度が260℃以上になると、加圧ローラ4
表面に用いる離型層のフッ素樹脂が極めて限定される
上、ステー2に用いる樹脂も高価なものになり、安全素
子も使えるものが既存のものではない。しかも、260
℃で温調すると高温オフセットという画像問題も発生し
た。
【0035】しかし、本実施の形態で用いた加熱装置を
用いると、その温調温度は180℃程度で良く、比較的
安価な材料を用いることができる上、ニップNaの温度
を抵抗発熱体の抵抗分布により最適化することにより、
フィルム加熱方式の大きな利点の1つである冷却分離が
できるため、高温オフセットが発生することもなくなっ
た。
【0036】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2について説明する。
【0037】本実施の形態では、前記実施の形態1と同
様のフィルム加熱定着装置において図3に示すように加
圧側にもフィルムを用いている。又、加熱体1も加熱部
用加熱体1bと加圧部用加熱体1aで別体としている。
【0038】図3において、8はテンションローラであ
り、これは加圧ローラ4の逆側に加圧されており、加圧
フィルム7に加圧ローラ4との間でテンションを掛けて
いる。
【0039】又、図4に示す1aは加圧部用の加熱体で
あり、従来例の加熱体と同様のものであり、加熱部での
加熱体1bは前記実施の形態1と略同様のものである。
【0040】本実施の形態の特徴としては、加圧部に熱
容量の小さなフィルム7を用いているため、立ち上がり
が早く、又、加圧フィルム7は記録材Pと共に移動する
ために記録材Pの搬送が非常に安定するという利点を持
つ。
【0041】又、加熱体を加熱部と加圧部に分け、その
温度を個々に制御できるようにしている。このため、例
えば高温オフセットが発生し易い薄い紙等を加熱処理す
る場合、加圧部用加熱体1aの温調温度を下げることに
より、トナー画像Taの温度が下がってからフィルム3
と分離する所謂低温分離ができ、オフセットの発生を防
ぐことができる。
【0042】更に、定着しにくい厚い紙や表面の粗い紙
を定着する場合は、加圧部用加熱体1aの温度を上げる
ことにより、上流側の加熱部用加熱体lbで十分付与で
きなかった熱を補って、定着しにくい記録材Pの定着性
を向上させることもできる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、固定支持された加熱体にフィルムを接触摺動さ
せ、該フィルムの加熱体とは反対側の面に被加熱材を密
着させてフィルムと共に加熱体位置を移動通過させて加
熱体からフィルムを介して熱エネルギーを付与する加熱
定着装置において、前記被加熱材に対して熱を付与する
部分において単位面積当たり圧力が他の部分より強い加
圧部を有するものとしたため、フィルム加熱定着のクイ
ックスタート性を損なうことなく高速化に対応すること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る加熱定着装置要部
の断面図である。
【図2】(a)は本発明の実施の形態1に係る加熱定着
装置の加熱体の破断面図、(b)は同加熱体の裏面図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態2に係る加熱定着装置要部
の断面図である。
【図4】(a)は本発明の実施の形態2に係る加熱定着
装置の加熱体の破断面図、(b)は同加熱体の裏面図で
ある。
【図5】従来の加熱定着装置の断面図である。
【符号の説明】
1 加熱体 2 ステー 3 定着フィルム 4 加圧ローラ 5 加圧パッド 6 駆動ローラ 7 加圧フィルム 8 テンションローラ 11 ヒータ基板 12 発熱体 13 表面保護層 14 温度検知素子 N 定着ニップ部 Na 定着ニップ加圧部 Nb 定着ニツプ加熱部 Ta トナー画像 P 記録材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定支持された加熱体にフィルムを接触
    摺動させ、該フィルムの加熱体とは反対側の面に被加熱
    材を密着させてフィルムと共に加熱体位置を移動通過さ
    せて加熱体からフィルムを介して熱エネルギーを付与す
    る加熱定着装置において、 前記被加熱材に対して熱を付与する部分において単位面
    積当たり圧力が他の部分より強い加圧部を有することを
    特徴とする加熱定着装置。
  2. 【請求項2】 前記加圧部が他の加熱部よりも被加熱材
    移動方向下流側に位置することを特徴とする請求項1記
    載の加熱定着装置。
  3. 【請求項3】 前記加圧部において前記フィルムに搬送
    力を伝達することを特徴とする請求項1記載の加熱定着
    装置。
  4. 【請求項4】 前記加圧部における前記加熱体の制御温
    度を他の加熱部の加熱体と個別に行う手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載の加熱定着装置。
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