JPH05289555A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
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- JPH05289555A JPH05289555A JP8912692A JP8912692A JPH05289555A JP H05289555 A JPH05289555 A JP H05289555A JP 8912692 A JP8912692 A JP 8912692A JP 8912692 A JP8912692 A JP 8912692A JP H05289555 A JPH05289555 A JP H05289555A
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- fixing
- heating body
- film
- heating element
- fixing film
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 加熱体の背面側に、熱伝導率の高い高熱伝導
部材を設けることにより、加熱体の長手方向の温度分布
を平衡化すること。 【構成】 加熱体と加圧部材との間のニップ部に、未定
着顕画像を担持した記録材及び定着フィルムを通過さ
せ、前記顕画像を加熱定着する定着装置において、加熱
体の背面に高熱伝導部材が設けられている。
部材を設けることにより、加熱体の長手方向の温度分布
を平衡化すること。 【構成】 加熱体と加圧部材との間のニップ部に、未定
着顕画像を担持した記録材及び定着フィルムを通過さ
せ、前記顕画像を加熱定着する定着装置において、加熱
体の背面に高熱伝導部材が設けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱定着すべき顕画像
(以下、トナー画像と記す)を担持した記録材を加熱体
に対してフィルムを介して密着させて加熱体からフィル
ムを介して記録材に熱エネルギーを与えてトナー画像を
加熱定着するフィルム加熱方式の定着装置に関する。
(以下、トナー画像と記す)を担持した記録材を加熱体
に対してフィルムを介して密着させて加熱体からフィル
ムを介して記録材に熱エネルギーを与えてトナー画像を
加熱定着するフィルム加熱方式の定着装置に関する。
【0002】この装置は、複写機・レーザービームプリ
ンタ・ファクシミリ・マイクロフィルムリーダプリンタ
・画像表示(ディスプレイ)装置・記録機等の画像形成
装置において、電子写真・静電記録・磁気記録等の適宜
の画像形成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂等より
成るトナーを用いて画像担持体としての記録材(エレク
トロファックスシート・静電記録シート・転写材シート
・印刷紙など)の面に直接方式もしくは間接(転写)方
式で形成した目的の画像情報に対応した未定着のトナー
画像を該画像を担持している記録材面に永久固着画像と
して加熱定着処理する画像定着装置として活用できる。
ンタ・ファクシミリ・マイクロフィルムリーダプリンタ
・画像表示(ディスプレイ)装置・記録機等の画像形成
装置において、電子写真・静電記録・磁気記録等の適宜
の画像形成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂等より
成るトナーを用いて画像担持体としての記録材(エレク
トロファックスシート・静電記録シート・転写材シート
・印刷紙など)の面に直接方式もしくは間接(転写)方
式で形成した目的の画像情報に対応した未定着のトナー
画像を該画像を担持している記録材面に永久固着画像と
して加熱定着処理する画像定着装置として活用できる。
【0003】
【従来の技術】従来、加熱方式の定着装置としては、所
定の温度に維持された加熱ローラーと、弾性層を有して
該加熱ローラーに圧接する加圧ローラーとによって未定
着のトナー画像が形成された記録材を挟持搬送しつつ加
熱する熱ローラー定着方式の定着装置が多用されてい
る。
定の温度に維持された加熱ローラーと、弾性層を有して
該加熱ローラーに圧接する加圧ローラーとによって未定
着のトナー画像が形成された記録材を挟持搬送しつつ加
熱する熱ローラー定着方式の定着装置が多用されてい
る。
【0004】しかし、この熱ローラー定着方式の定着装
置は、第1に、所定温度に立ち上げるまでの時間(画像
形成作動禁止の時間)、いわゆる、ウエイトタイムが必
要であり、第2に、熱容量が必要なため、比較的大きな
電力が必要であり、第3に、回転ローラーで、ローラー
温度が高温のため、耐熱特殊軸受が必要であり、第4
に、ローラーに直接手が触れる構成となり、危険があっ
たり、保護部材が必要であり、第5に、ローラー定着温
度および曲率により記録材が巻き付いてジャム発生の原
因となる、などの欠点があった。
置は、第1に、所定温度に立ち上げるまでの時間(画像
形成作動禁止の時間)、いわゆる、ウエイトタイムが必
要であり、第2に、熱容量が必要なため、比較的大きな
電力が必要であり、第3に、回転ローラーで、ローラー
温度が高温のため、耐熱特殊軸受が必要であり、第4
に、ローラーに直接手が触れる構成となり、危険があっ
たり、保護部材が必要であり、第5に、ローラー定着温
度および曲率により記録材が巻き付いてジャム発生の原
因となる、などの欠点があった。
【0005】そこで、上記のような欠点のない加熱方式
の定着装置として、近時は、前記のようなフィルム加熱
方式の定着装置が注目され、その実用のための研究・開
発が進められている。
の定着装置として、近時は、前記のようなフィルム加熱
方式の定着装置が注目され、その実用のための研究・開
発が進められている。
【0006】本出願人の先の提案に係る例えば特開昭6
3−313182号公報に開示の方式・装置等がこれに
属し、薄肉の耐熱フィルム(シート)と、該フィルムの
移動駆動手段と、該フィルムを中にしてその一方面側に
固定支持して配置された加熱体と、他方面側に該加熱体
に対向して配置され該加熱体に対して該フィルムを介し
て画像定着すべき記録材の顕画像担持面を密着させる加
圧部材を有し、該フィルムは少なくとも画像定着実行時
は該フィルムと加圧部材との間に搬送導入される画像定
着すべき記録材と順方向に同一速度で走行移動させて該
走行移動フィルムを挟んで加熱体と加圧部材との圧接で
形成される定着ニップ部を通過させることにより該記録
材の顕画像担持面を該フィルムを介して該加熱体で加熱
して顕画像(未定着トナー像)に熱エネルギーを付与し
て軟化・溶融せしめ、次いでフィルムと記録材を離間さ
せる、或いはトナーが冷却・固化した後にフィルムと記
録材を離間させることを基本とする加熱手段・装置であ
る。
3−313182号公報に開示の方式・装置等がこれに
属し、薄肉の耐熱フィルム(シート)と、該フィルムの
移動駆動手段と、該フィルムを中にしてその一方面側に
固定支持して配置された加熱体と、他方面側に該加熱体
に対向して配置され該加熱体に対して該フィルムを介し
て画像定着すべき記録材の顕画像担持面を密着させる加
圧部材を有し、該フィルムは少なくとも画像定着実行時
は該フィルムと加圧部材との間に搬送導入される画像定
着すべき記録材と順方向に同一速度で走行移動させて該
走行移動フィルムを挟んで加熱体と加圧部材との圧接で
形成される定着ニップ部を通過させることにより該記録
材の顕画像担持面を該フィルムを介して該加熱体で加熱
して顕画像(未定着トナー像)に熱エネルギーを付与し
て軟化・溶融せしめ、次いでフィルムと記録材を離間さ
せる、或いはトナーが冷却・固化した後にフィルムと記
録材を離間させることを基本とする加熱手段・装置であ
る。
【0007】加熱体としては、フィルムの幅方向を長手
とする横長の耐熱性・絶縁性・低熱容量のヒーター基板
のフィルム当接面側に該面の長手に沿って線状に又は細
帯状に低熱容量の通電発熱抵抗体(発熱体)を具備させ
た形態のものが用いられ、発熱体の両端間に電力が供給
されることで発熱体が発熱し、またヒーター基板も加熱
されて加熱体の全体が急速に昇温し、該加熱体の熱がフ
ィルムを介して記録材に与えられる。
とする横長の耐熱性・絶縁性・低熱容量のヒーター基板
のフィルム当接面側に該面の長手に沿って線状に又は細
帯状に低熱容量の通電発熱抵抗体(発熱体)を具備させ
た形態のものが用いられ、発熱体の両端間に電力が供給
されることで発熱体が発熱し、またヒーター基板も加熱
されて加熱体の全体が急速に昇温し、該加熱体の熱がフ
ィルムを介して記録材に与えられる。
【0008】加熱体の温度制御は、加熱体に設けられた
温度センサと、画像形成装置本体のマイクロコンピュー
タ及び加熱体駆動(通電発熱)回路により行なわれて所
定の定着可能温度に温調管理される。また加熱体は高温
となっているが、少なくとも発熱体の発熱時はフィルム
が所定速度で加熱体上を移動駆動されているため、フィ
ルムの局部的な熱変形は起きずに、安定した画像定着が
実行される。
温度センサと、画像形成装置本体のマイクロコンピュー
タ及び加熱体駆動(通電発熱)回路により行なわれて所
定の定着可能温度に温調管理される。また加熱体は高温
となっているが、少なくとも発熱体の発熱時はフィルム
が所定速度で加熱体上を移動駆動されているため、フィ
ルムの局部的な熱変形は起きずに、安定した画像定着が
実行される。
【0009】このようなフィルム加熱方式の定着装置は
ウエイト・タイムが短い等の特長を有し、時代の要望に
合った定着装置である。
ウエイト・タイムが短い等の特長を有し、時代の要望に
合った定着装置である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、問題点の1つ
として、この定着装置では、低熱容量の発熱体により加
熱するため、定着装置の定着可能領域よりも幅の小さい
記録材を通した場合、紙が通らない部分、すなわち非通
紙部の昇温が、従来の熱ローラー定着装置にくらべて、
著しく高いという現象が生じる。非通紙部の昇温が大き
いと、トナーが高温オフセットしたり、加圧ローラー、
定着フィルムの耐熱温度を越してしまうこともあった。
として、この定着装置では、低熱容量の発熱体により加
熱するため、定着装置の定着可能領域よりも幅の小さい
記録材を通した場合、紙が通らない部分、すなわち非通
紙部の昇温が、従来の熱ローラー定着装置にくらべて、
著しく高いという現象が生じる。非通紙部の昇温が大き
いと、トナーが高温オフセットしたり、加圧ローラー、
定着フィルムの耐熱温度を越してしまうこともあった。
【0011】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたもので、低熱容量の発熱体を用いた定着装置にお
いて、非通紙部の昇温を抑制した定着装置を提供するこ
とを目的とするものである。
されたもので、低熱容量の発熱体を用いた定着装置にお
いて、非通紙部の昇温を抑制した定着装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による定着装置は、走行駆動される定着フィ
ルムと、それを挟んで圧接する加熱体と加圧部材を有
し、定着フィルムを挟んで加熱体と加圧部材との加圧で
形成される定着ニップ部の定着フィルムと加圧部材との
間に未定着顕画像を担持した記録材を導入して走行する
定着フィルムと共に定着ニップ部を移動通過させること
で、加熱体から定着フィルムを介して記録材に熱エネル
ギーを与えて顕画像を加熱定着する定着装置であり、前
記加熱体の前記定着フィルムとの当接面とは反対側に、
100〔kcal/mhr℃〕以上の熱伝導率を有する
高熱伝導部材が設けられていることを特徴とする。
に、本発明による定着装置は、走行駆動される定着フィ
ルムと、それを挟んで圧接する加熱体と加圧部材を有
し、定着フィルムを挟んで加熱体と加圧部材との加圧で
形成される定着ニップ部の定着フィルムと加圧部材との
間に未定着顕画像を担持した記録材を導入して走行する
定着フィルムと共に定着ニップ部を移動通過させること
で、加熱体から定着フィルムを介して記録材に熱エネル
ギーを与えて顕画像を加熱定着する定着装置であり、前
記加熱体の前記定着フィルムとの当接面とは反対側に、
100〔kcal/mhr℃〕以上の熱伝導率を有する
高熱伝導部材が設けられていることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明によれば、加熱体の背面に高熱伝導部材
を設けることにより、加熱体の長手方向即ち記録材走行
方向と直角方向における温度分布を平衡化する。
を設けることにより、加熱体の長手方向即ち記録材走行
方向と直角方向における温度分布を平衡化する。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例による定着装置の断
面図、図2は図1の定着装置の斜視図である。これらの
図において、1は加熱体で、記録材Pの走行方向に延び
る線状又は帯状の細長い発熱体4を有し、該発熱体4は
ヒーター基板3に支持されるとともに、耐熱ガラス6に
よりコートされている。
面図、図2は図1の定着装置の斜視図である。これらの
図において、1は加熱体で、記録材Pの走行方向に延び
る線状又は帯状の細長い発熱体4を有し、該発熱体4は
ヒーター基板3に支持されるとともに、耐熱ガラス6に
よりコートされている。
【0015】7はエンドレスベルト状の定着フィルムで
あり、左側の駆動ローラー8と、右側の従動ローラー9
と、該両ローラー8・9間の下方に配置した加熱体とし
ての加熱体1の、該3部材8・9・1間に懸回張設して
ある。
あり、左側の駆動ローラー8と、右側の従動ローラー9
と、該両ローラー8・9間の下方に配置した加熱体とし
ての加熱体1の、該3部材8・9・1間に懸回張設して
ある。
【0016】従動ローラー9はエンドレスベルト状の定
着フィルム7のテンションローラーを兼ねさせており、
該定着フィルム7は駆動ローラー8の時計方向回転駆動
に伴ない時計方向に所定の周速度、即ち画像形成部側か
ら搬送されてくる未定着トナー画像Taを上面に担持し
た記録材Pの搬送速度と同じ周速度をもってしわや蛇
行、速度遅れなく回転駆動される。
着フィルム7のテンションローラーを兼ねさせており、
該定着フィルム7は駆動ローラー8の時計方向回転駆動
に伴ない時計方向に所定の周速度、即ち画像形成部側か
ら搬送されてくる未定着トナー画像Taを上面に担持し
た記録材Pの搬送速度と同じ周速度をもってしわや蛇
行、速度遅れなく回転駆動される。
【0017】10は加圧部材としての、シリコンゴム等
の離形性の良いゴム弾性層12を有する加圧ローラーで
あり、前記のエンドレスベルト状定着フィルム7の下行
側フィルム部分を挟ませて前記加熱体1の下面に対して
不図示の付勢手段により例えば総圧4〜7kgの当接圧
をもって対向圧接させてあり、記録材Pの搬送方向に順
方向の反時計方向に軸11を中心に回転する。
の離形性の良いゴム弾性層12を有する加圧ローラーで
あり、前記のエンドレスベルト状定着フィルム7の下行
側フィルム部分を挟ませて前記加熱体1の下面に対して
不図示の付勢手段により例えば総圧4〜7kgの当接圧
をもって対向圧接させてあり、記録材Pの搬送方向に順
方向の反時計方向に軸11を中心に回転する。
【0018】加熱体1はフィルム7の面移動方向と交差
する方向(フィルムの幅方向)を長手とする低熱容量線
状加熱体であり、ヒーター基板3、通電発熱抵抗体(発
熱体)4、検温素子5等よりなり、ヒーター支持体2に
取付け保持させて固定支持させてある。
する方向(フィルムの幅方向)を長手とする低熱容量線
状加熱体であり、ヒーター基板3、通電発熱抵抗体(発
熱体)4、検温素子5等よりなり、ヒーター支持体2に
取付け保持させて固定支持させてある。
【0019】ヒーター支持体2は加熱体1を定着装置に
対し断熱支持する断熱性・高耐熱性・剛性を有するもの
で、例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)・P
AI(ポリアミドイミド)・PI(ポリイミド)・PE
EK(ポリエーテルエーテルケトン)・液晶ポリマー等
の高耐熱性樹脂や、これらの樹脂とセラミックス・金属
・ガラス等との複合材料などで構成できる。
対し断熱支持する断熱性・高耐熱性・剛性を有するもの
で、例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)・P
AI(ポリアミドイミド)・PI(ポリイミド)・PE
EK(ポリエーテルエーテルケトン)・液晶ポリマー等
の高耐熱性樹脂や、これらの樹脂とセラミックス・金属
・ガラス等との複合材料などで構成できる。
【0020】ヒーター基板3は耐熱性・絶縁性・低熱容
量の部材であり、一例として厚み1.0mm・巾16m
m・長さ340mmのアルミナ基板である。
量の部材であり、一例として厚み1.0mm・巾16m
m・長さ340mmのアルミナ基板である。
【0021】発熱体4は基板3の下面(フィルム7との
対面側)の略中央部に長手に沿って、例えば、Ag/P
d(銀パラジウム)、Ta2 N等の電気抵抗材料を厚み
約10μm・巾1〜3mmにスクリーン印刷等により塗
工し、その上に表面保護層として耐熱ガラス6を約10
μmコートしたものである。
対面側)の略中央部に長手に沿って、例えば、Ag/P
d(銀パラジウム)、Ta2 N等の電気抵抗材料を厚み
約10μm・巾1〜3mmにスクリーン印刷等により塗
工し、その上に表面保護層として耐熱ガラス6を約10
μmコートしたものである。
【0022】検温素子5は一例として基板3の上面(発
熱体4を設けた面とは反対側の面)の略中央部にスクリ
ーン印刷等により塗工して具備させたPt膜等の低熱容
量の測温抵抗体である。検温素子としては、他に低熱容
量のサーミスタなどを基板3に当接配置する構成にして
もよい。
熱体4を設けた面とは反対側の面)の略中央部にスクリ
ーン印刷等により塗工して具備させたPt膜等の低熱容
量の測温抵抗体である。検温素子としては、他に低熱容
量のサーミスタなどを基板3に当接配置する構成にして
もよい。
【0023】本例の加熱体1の場合は、線状又は帯状を
なす発熱体4に対し、その長手方向両端部より通電し、
発熱体4を略全長にわたって発熱させる。通電はAC1
00Vであり、検温素子5の検知温度に応じてトライア
ックを含む不図示の通電制御回路により通電する位相角
を制御することにより、通電電力を制御している。
なす発熱体4に対し、その長手方向両端部より通電し、
発熱体4を略全長にわたって発熱させる。通電はAC1
00Vであり、検温素子5の検知温度に応じてトライア
ックを含む不図示の通電制御回路により通電する位相角
を制御することにより、通電電力を制御している。
【0024】定着フィルム7は耐熱性・離形性・耐久性
等のある、一般に総厚100μm以下、好ましくは40
μm以下の単層或いは複合層フィルムを使用できる。
等のある、一般に総厚100μm以下、好ましくは40
μm以下の単層或いは複合層フィルムを使用できる。
【0025】14はヒーター基板3の裏面に設けられた
高熱伝導部材で、熱伝導率は100〔kcal/mhr
℃〕以上が好ましく、製作材料は例えばアルミニウムプ
レートが用いられる。アルミプレート14は、発熱体4
の領域に対応した位置に溝14aが設けられている。溝
の巾aは発熱体4の巾より0.5mm大きくしてある。
アルミプレート14の厚さcは、1mm〜3mm程度が
望ましく本実施例では2mmであり、溝の深さbは0.
3mm以上が望ましく本実施例では1mmである。
高熱伝導部材で、熱伝導率は100〔kcal/mhr
℃〕以上が好ましく、製作材料は例えばアルミニウムプ
レートが用いられる。アルミプレート14は、発熱体4
の領域に対応した位置に溝14aが設けられている。溝
の巾aは発熱体4の巾より0.5mm大きくしてある。
アルミプレート14の厚さcは、1mm〜3mm程度が
望ましく本実施例では2mmであり、溝の深さbは0.
3mm以上が望ましく本実施例では1mmである。
【0026】温度平衡部材14は、加熱体1とともに、
ヒーター支持体2に保持され、ヒーター支持体2はヒー
ターステイ13に保持される。ヒーターステイ13は、
不図示定着側板に固定され、加圧手段10から受ける力
に耐え得る強度を有する構造部材である。
ヒーター支持体2に保持され、ヒーター支持体2はヒー
ターステイ13に保持される。ヒーターステイ13は、
不図示定着側板に固定され、加圧手段10から受ける力
に耐え得る強度を有する構造部材である。
【0027】b)定着実行動作 画像形成スタート信号により前述例の画像形成装置が画
像形成動作して定着装置へ搬送された未定着のトナー画
像Taを上面に担持した記録材シートPはガイド18に
案内されて加熱体1と加圧ローラー10との圧接部(定
着ニップ部)の、定着フィルム7と加圧ローラー10と
の間に進入して、未定着トナー画像面がシートPの搬送
速度と同一速度で同方向に回動状態の定着フィルム7の
下面に密着して面ズレ・しわ・寄りを生じることなく定
着フィルム7と一緒の重なり状態で加熱体1と加圧ロー
ラー10との相互圧接部間を挟圧力を受けつつ通過して
いく。
像形成動作して定着装置へ搬送された未定着のトナー画
像Taを上面に担持した記録材シートPはガイド18に
案内されて加熱体1と加圧ローラー10との圧接部(定
着ニップ部)の、定着フィルム7と加圧ローラー10と
の間に進入して、未定着トナー画像面がシートPの搬送
速度と同一速度で同方向に回動状態の定着フィルム7の
下面に密着して面ズレ・しわ・寄りを生じることなく定
着フィルム7と一緒の重なり状態で加熱体1と加圧ロー
ラー10との相互圧接部間を挟圧力を受けつつ通過して
いく。
【0028】加熱体1は画像形成スタート信号により所
定のタイミングで通電加熱されるので、トナー画像Ta
は圧接部において加熱を受けて軟化・溶融像となる。
定のタイミングで通電加熱されるので、トナー画像Ta
は圧接部において加熱を受けて軟化・溶融像となる。
【0029】定着フィルム7は、ヒーター支持体2の曲
率の大きいエッジ部S(曲率半径が約2mm)におい
て、急角度(屈曲角度θが略45°)で走行方向が転向
する。従って、定着フィルム7と重なった状態で圧接部
を通過して搬送されたシートPは、エッジ部Sにおいて
定着フィルム7から曲率分離し、排紙トレイへ排紙され
てゆく。排紙される時までにはトナーは十分冷却固化し
シートPに完全に定着した状態(トナー画像Tc)とな
っている。
率の大きいエッジ部S(曲率半径が約2mm)におい
て、急角度(屈曲角度θが略45°)で走行方向が転向
する。従って、定着フィルム7と重なった状態で圧接部
を通過して搬送されたシートPは、エッジ部Sにおいて
定着フィルム7から曲率分離し、排紙トレイへ排紙され
てゆく。排紙される時までにはトナーは十分冷却固化し
シートPに完全に定着した状態(トナー画像Tc)とな
っている。
【0030】又、本例において、アルミプレート14の
役割は、長手方向(シート走行方向と直角方向かつシー
ト巾方向)への熱移動を行うものであり、ヒーター基板
背面から熱を吸収するものではない。
役割は、長手方向(シート走行方向と直角方向かつシー
ト巾方向)への熱移動を行うものであり、ヒーター基板
背面から熱を吸収するものではない。
【0031】図7に熱移動のモデルを示す。(a)は加
熱体に電力を供給しはじめた時の状態であり、発熱量の
多くは加圧部材10、ヒーター基板3を昇温させるため
に用いられ、アルミプレート14への移動は極少であ
る。それは、発熱体から見て、アルミプレート14は熱
抵抗の大きい位置にあることでも解る、(b)は定常状
態かつ非通紙部昇温が発生した状態である。この状態で
は、加圧部材等のまわりの部材がすでに高温となってい
るため、下向の矢印の熱移動はシートへ供給される熱量
となる。しかしながら図3に示すように非通紙部領域
は、シートが熱を奪わないので、その熱は発熱体自体を
昇温させる。
熱体に電力を供給しはじめた時の状態であり、発熱量の
多くは加圧部材10、ヒーター基板3を昇温させるため
に用いられ、アルミプレート14への移動は極少であ
る。それは、発熱体から見て、アルミプレート14は熱
抵抗の大きい位置にあることでも解る、(b)は定常状
態かつ非通紙部昇温が発生した状態である。この状態で
は、加圧部材等のまわりの部材がすでに高温となってい
るため、下向の矢印の熱移動はシートへ供給される熱量
となる。しかしながら図3に示すように非通紙部領域
は、シートが熱を奪わないので、その熱は発熱体自体を
昇温させる。
【0032】次に、ヒーター基板3が昇温し、ヒーター
基板3に当接している温度平衡部材14へ熱が伝達す
る。アルミプレート14中では、それ自体の高熱伝導率
により、高温部から低温部へ、すなわち、非通紙部昇温
領域から通紙領域へと熱移動が生じる。そのため図3に
示すように、アルミプレート14により、長手方向の温
度分布は、平衡化されるのである。
基板3に当接している温度平衡部材14へ熱が伝達す
る。アルミプレート14中では、それ自体の高熱伝導率
により、高温部から低温部へ、すなわち、非通紙部昇温
領域から通紙領域へと熱移動が生じる。そのため図3に
示すように、アルミプレート14により、長手方向の温
度分布は、平衡化されるのである。
【0033】又、前記加熱体と前記高熱伝導部材である
アルミプレートとの接触面において、前記加熱体に含ま
れる発熱体に対応する領域に、非接触領域を設けること
により、非通紙部昇温を低くおさえるとともに、発熱体
に電力を供給しはじめた時から定着可能になるまでの時
間すなわちウエイトタイムの短縮を可能にしたものであ
る。
アルミプレートとの接触面において、前記加熱体に含ま
れる発熱体に対応する領域に、非接触領域を設けること
により、非通紙部昇温を低くおさえるとともに、発熱体
に電力を供給しはじめた時から定着可能になるまでの時
間すなわちウエイトタイムの短縮を可能にしたものであ
る。
【0034】本発明の第2の実施例を図4に示す。同図
において、ヒーター支持体15にアルミ等の高熱伝導率
の材質を使用し、長手方向の熱移動を促進し、非通紙部
昇温をおさえようとしたものであり、第1の実施例に対
し、部品点数を減らし、コストダウンを図ったものであ
る。本実施例では、アルミヒーター支持体15の厚さは
1.6mmであり、溝15aは3mm×1mmの断面で
長手方向全域に設けた(図8)。
において、ヒーター支持体15にアルミ等の高熱伝導率
の材質を使用し、長手方向の熱移動を促進し、非通紙部
昇温をおさえようとしたものであり、第1の実施例に対
し、部品点数を減らし、コストダウンを図ったものであ
る。本実施例では、アルミヒーター支持体15の厚さは
1.6mmであり、溝15aは3mm×1mmの断面で
長手方向全域に設けた(図8)。
【0035】本実施例の場合、図8に示すように、セン
ターにあるサーミスターにより、温度検知を行い、20
0℃で温調を行った。
ターにあるサーミスターにより、温度検知を行い、20
0℃で温調を行った。
【0036】そこで、小サイズ紙(巾182×長さ25
7,80g/m2 )を連続通紙した場合、非通紙部の温
度は、235℃となった。よって非通紙部昇温は△T=
35℃である。又、ヒーター支持体15と全く同じ形状
(溝14aナシ)で材質にPEEK(ポリエーテルエー
テルケトン)を使用した従来例では、非通紙部の温度は
283℃となった。よって非通紙部昇温は△T=83℃
である。
7,80g/m2 )を連続通紙した場合、非通紙部の温
度は、235℃となった。よって非通紙部昇温は△T=
35℃である。又、ヒーター支持体15と全く同じ形状
(溝14aナシ)で材質にPEEK(ポリエーテルエー
テルケトン)を使用した従来例では、非通紙部の温度は
283℃となった。よって非通紙部昇温は△T=83℃
である。
【0037】又、実施例2とPEEK製ヒーター支持体
の従来形とは、定着器が冷えた状態から、電源を入れ、
加熱体が200℃に達するまでの時間、すなわちウエイ
トタイムは、約4秒で同等である。つまり、ウエイトタ
イムを長くすることなく、非通紙部昇温を低くおさえる
ことができたのである。
の従来形とは、定着器が冷えた状態から、電源を入れ、
加熱体が200℃に達するまでの時間、すなわちウエイ
トタイムは、約4秒で同等である。つまり、ウエイトタ
イムを長くすることなく、非通紙部昇温を低くおさえる
ことができたのである。
【0038】本発明の第3の実施例を図5に示す。同図
において、ヒーターステイ16にアルミ等の高熱伝導率
を有する部材を使用し、長手方向の熱移動を促進し、非
通紙部昇温をおさえようとしたものであり、第2の実施
例に対し、部品点数を減らし、コストダウンを図ったも
のである。なお16aは溝である。
において、ヒーターステイ16にアルミ等の高熱伝導率
を有する部材を使用し、長手方向の熱移動を促進し、非
通紙部昇温をおさえようとしたものであり、第2の実施
例に対し、部品点数を減らし、コストダウンを図ったも
のである。なお16aは溝である。
【0039】本発明の第4の実施例を図6に示す。同図
において、加熱体1とアルミプレート14の接触面にお
いて、発熱体4の領域に対応するところに、耐熱性かつ
断熱性のシート材17を介設している。該シート材17
は好ましくは、本実施例ではPEEK(ポリエーテルエ
ーテルケトン)を使用している。シート材17の厚さ
は、0.1mm〜1mmが望ましく、本実施例では0.
6mmである。
において、加熱体1とアルミプレート14の接触面にお
いて、発熱体4の領域に対応するところに、耐熱性かつ
断熱性のシート材17を介設している。該シート材17
は好ましくは、本実施例ではPEEK(ポリエーテルエ
ーテルケトン)を使用している。シート材17の厚さ
は、0.1mm〜1mmが望ましく、本実施例では0.
6mmである。
【0040】第1の実施例では、加圧部材10の力を加
熱体背面の両サイドで受け、溝部では力を受けていない
ため、不慮の異常加圧等により、加熱体の破壊が生じる
恐れがある。そこで図6のように、断熱性シート材17
をはさむことにより、空間による断熱と同じ性能を発揮
しつつ、不慮の異常加圧等の事故に対し、高い信頼性を
もたらせることができた。
熱体背面の両サイドで受け、溝部では力を受けていない
ため、不慮の異常加圧等により、加熱体の破壊が生じる
恐れがある。そこで図6のように、断熱性シート材17
をはさむことにより、空間による断熱と同じ性能を発揮
しつつ、不慮の異常加圧等の事故に対し、高い信頼性を
もたらせることができた。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加熱体の背面に高熱伝導部材を設けることにより、加熱
体の長手方向の温度分布を平衡化し、非通紙部温度を低
下させることができる。
加熱体の背面に高熱伝導部材を設けることにより、加熱
体の長手方向の温度分布を平衡化し、非通紙部温度を低
下させることができる。
【0042】又、上記高熱伝導部材とヒーター背面との
間で、空間又は断熱性シートを介設することにより、冷
えた状態から定着可能な状態への立ち上り時間すなわち
ウエイトタイムを長くしてしまうことはない。
間で、空間又は断熱性シートを介設することにより、冷
えた状態から定着可能な状態への立ち上り時間すなわち
ウエイトタイムを長くしてしまうことはない。
【0043】その結果、各部品の耐熱温度を越えるよう
な非通紙部昇温が発生せず、定着装置の高信頼性、高耐
久性を実現できる。
な非通紙部昇温が発生せず、定着装置の高信頼性、高耐
久性を実現できる。
【図1】本発明の第1実施例による定着装置の断面図。
【図2】図1の定着装置の斜視図。
【図3】図1中の温度平衡部材の斜視図。
【図4】本発明の第2実施例による定着装置の断面図。
【図5】本発明の第3実施例による定着装置の断面図。
【図6】本発明の第4実施例による定着装置の断面図。
【図7】本発明による定着装置における加熱体まわりの
熱移動モデル。
熱移動モデル。
【図8】図4の定着装置の作用を説明するための図。
1…加熱体 2…ヒーター支
持体 3…ヒーター基板 4…発熱体 13…ヒーターステイ 14…温度平衡
部材 14a…溝 15…ヒーター
支持体 16…ヒーターステイ 17…断熱シー
ト
持体 3…ヒーター基板 4…発熱体 13…ヒーターステイ 14…温度平衡
部材 14a…溝 15…ヒーター
支持体 16…ヒーターステイ 17…断熱シー
ト
Claims (3)
- 【請求項1】 走行駆動される定着フィルムと、それを
挟んで圧接する加熱体と加圧部材を有し、定着フィルム
を挟んで加熱体と加圧部材との加圧で形成される定着ニ
ップ部の定着フィルムと加圧部材との間に未定着顕画像
を担持した記録材を導入して走行する定着フィルムと共
に定着ニップ部を移動通過させることで、加熱体から定
着フィルムを介して記録材に熱エネルギーを与えて顕画
像を加熱定着する定着装置であり、前記加熱体の前記定
着フィルムとの当接面とは反対側に、100〔kcal
/mhr℃〕以上の熱伝導率を有する高熱伝導部材が設
けられていることを特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 前記高熱伝導部材の、加熱体背面との接
触面において、加熱体中に含まれる発熱体の領域に対応
する部分に溝が設けられ、前記接触面中に非接触領域が
形成されることを特徴とする請求項1記載の定着装置。 - 【請求項3】 前記高熱伝導部材の加熱体の背面との接
触面において、加熱体に含まれる発熱体の領域に対応す
る所に略同一幅の熱伝導率0.3〔kcal/mhr
℃〕以下の断熱シートが介設されていることを特徴とす
る請求項1記載の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04089126A JP3124364B2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 定着装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04089126A JP3124364B2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 定着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05289555A true JPH05289555A (ja) | 1993-11-05 |
JP3124364B2 JP3124364B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=13962197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP04089126A Expired - Fee Related JP3124364B2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1992
- 1992-04-09 JP JP04089126A patent/JP3124364B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US11307522B2 (en) | 2019-09-02 | 2022-04-19 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Heating device with a heat conductor including portions having different thicknesses |
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US11106164B2 (en) | 2019-09-02 | 2021-08-31 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Heating device including a heat conductor having a surface with a groove |
US11016427B1 (en) | 2020-03-27 | 2021-05-25 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Heating device, fixing device, and image forming apparatus |
US11106165B1 (en) | 2020-03-27 | 2021-08-31 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Heating device and apparatus using member to be heated |
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