JP2003075550A - 光センサおよびこの光センサを用いた便座装置 - Google Patents

光センサおよびこの光センサを用いた便座装置

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JP2003075550A
JP2003075550A JP2001271668A JP2001271668A JP2003075550A JP 2003075550 A JP2003075550 A JP 2003075550A JP 2001271668 A JP2001271668 A JP 2001271668A JP 2001271668 A JP2001271668 A JP 2001271668A JP 2003075550 A JP2003075550 A JP 2003075550A
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toilet seat
toilet
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Yasutoshi Chiba
康利 千葉
Yoichi Nakano
洋一 中野
Yuji Takahashi
裕士 高橋
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Seiko Precision Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルの接続部に応力を生じない構造にし
て導通不良を生ずることをなくし、かつ封止材の使用量
を削減してコストの低減を図る。 【解決手段】 物体検知を行う投受光素子14,15
と、投受光素子を制御する制御回路を搭載しかつ対象制
御装置との間で信号の授受を行う回路基板23とを単一
のホルダ11に取り付ける。ホルダ11に後カバー13
を取り付け、回路基板23と対象制御装置との間で信号
の授受を行うケーブル29を、後カバー13に設けた第
1の開口13cから外部に引き出す。後カバーの背面
に、第1の開口13cの周囲を包囲する枠部13dを設
け、枠部内に蓋体30を収納する。蓋体30に、第1の
開口13cとの間でケーブル29の中間部を屈曲状態と
して背面側から外部に引き出す第2の開口30aを形成
する。蓋体30の背面側に封止材32を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体検知を行う光
センサおよびこの光センサを用いた便座装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、防水構造のセンサでは、物体検知
を行う投受光素子と、ケーブルの接続された回路基板と
を一緒に封止して防水していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来技術では、
封止材が大量に必要になり、また外力によりケーブルに
引張力が作用した際などに、ケーブルが回路基板との接
続部で破断して導通不良を生ずるなどの問題点があっ
た。
【0004】そこで、本発明は、外力によりケーブルに
引張力が作用した場合であってもケーブルの回路基板と
の接続部に応力を生じない構造にして導通不良を生ずる
ことをなくし、また封止材の使用量を削減してコストの
低減を図る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光センサで
は、物体検知を行う投受光素子と、前記投受光素子を制
御する制御回路を搭載しかつ対象制御装置との間で信号
の授受を行う回路基板と、前記投受光素子および前記回
路基板が取り付けられる単一のホルダとを有している。
前記ホルダには、前記回路基板と前記対象制御装置との
間で信号の授受を行うケーブルを背面側から外部に引き
出す第1の開口を備えた後カバーが取り付けられてお
り、前記後カバーの背面には、前記第1の開口の周囲を
包囲して前記後カバーの背面との間に前記ケーブルの中
間部を収納する蓋体が取り付けられており、前記蓋体に
は、前記第1の開口との間で前記ケーブルの中間部を屈
曲状態として背面側から外部に引き出す第2の開口が形
成されていることを特徴としている。この構成により、
ケーブルの中間部が屈曲状態として背面側から外部に引
き出され、外力によりケーブルに引張力が作用した場合
であってもケーブルの回路基板との接続部に応力を生じ
ることがなく、導通不良を生じない。
【0006】前記後カバーおよび前記蓋体は、同一の取
付ねじにより前記ホルダにねじ止めされていることが好
ましい。この構成により、蓋体を後カバーと共に容易に
組み付けることができ、組付作業性が向上する。
【0007】また、前記後カバーには、前記蓋体を収納
しかつ前記蓋体の背面側に封止材が充填される枠部が形
成されていることが好ましい。この構成により、封止材
の使用量を削減でき、低コスト化が可能である。
【0008】また、本発明の光センサを用いた便座装置
は、便器上方に独立して開閉駆動可能に配設された便蓋
および便座と、請求項1乃至3のいずれかの光センサと
を有し、前記光センサの物体検知情報に基づいて前記便
蓋および前記便座が開閉駆動制御されることを特徴とし
ている。導通不良を生じることがなく、かつ低コスト化
が可能な光センサが用いられるので、導通不良を生じる
ことがなく、かつ低コスト化が可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について説
明する。
【0010】図5および図6に光センサを用いた便座装
置を示している。便座装置は光センサの情報に基づいて
制御される対象制御装置の一例であって、図示しない便
器の後方上面に装置本体2が固定されている。装置本体
2の内部には、光センサとの間で信号の授受を行う制御
回路10が備わっている。便器の上方には、独立して開
閉駆動可能に便蓋3および便座4が配設されている。装
置本体2には、便蓋3および便座4の後端の近傍に利用
者がトイレに入室したことを検知し、かつ利用者が便座
4に着座したことを検知するための光センサ5が配設さ
れている。また、装置本体2の内部には、便蓋3および
便座4を開閉駆動する自動開閉装置6として、便蓋駆動
モータ6aと便座駆動モータ6bとが配設してある。ま
た、装置本体2の内部には、図示しない水道水圧源から
供給パイプ7を通して通水された洗浄水により、利用者
が便座4に着座したときにのみ作動するようにした局部
洗浄装置8が配設してある。洗浄の開始を指示する操作
スイッチ9は、便座4に着座した利用者が手動操作し易
い位置に配設してある。自動開閉装置6および局部洗浄
装置8は制御回路10により制御される。
【0011】図1〜図4に光センサ5を示している。こ
の光センサ5は、2組の投受光素子と、これらの投受光
素子を制御する制御回路と、各投受光素子の各光学系部
材とを1つのホルダに納めたものである。即ち、図4に
示すように、光センサ5には、ホルダ11が設けられ、
このホルダ11に前記各投受光素子と各光学系部材と制
御回路とが収納保持されている。投受光素子は、投光素
子と受光素子とで構成され、投光素子から発した光が被
検知物体で反射して受光素子にて受光されたときに、受
光素子上の受光位置により被検知物体までの距離を検知
できるものである。便座装置1に用いられる場合には、
検知距離が所定の距離aよりも小さいときに利用者がト
イレに入室したと判断し、検知距離が所定の距離aより
も小さい所定の距離bよりも更に小さいときに利用者が
便座4に着座したと判断するようになっている。2組の
投受光素子を設けたのは、便蓋3が閉じているときと便
蓋3が開いているときのいずれの場合であっても、便蓋
3が妨げとなることなく、利用者のトイレへの入室およ
び利用者の便座4への着座を確実に検知できるようにす
るためである。すなわち、利用者のトイレへの入室時に
便蓋3が閉じているときには、一方の投受光素子によっ
てトイレへの利用者の入室を検知し、その後、利用者が
便蓋3を開放して便座4に着座したときには他方の投受
光素子によって便座4への利用者の着座を検知する。ま
た、利用者のトイレへの入室時に便蓋3が開いていると
きには、他方の投受光素子によってトイレへの利用者の
入室を検知し、その後、利用者が便座4に着座したとき
にも他方の投受光素子によって便座4への利用者の着座
を検知する。
【0012】図2および図3に示すように、ホルダ11
には、第1の投光素子14を収納保持する収納室11a
と、第2の投光素子15を収納保持する収納室11b
と、第1の投光素子14と対をなす第1の受光素子(不
図示)を収納保持する図示しない収納室と、第2の投光
素子15と対をなす第2の受光素子16を収納保持する
収納室11cと、収納室11aと連通し第1の投光素子
14の前方に配設される光学系部材としての光学レンズ
17を収納保持する収納室11dと、収納室11bと連
通し第2の投光素子15の前方に配設される光学系部材
としての光学レンズ18を収納保持する収納室11e
と、第1の受光素子(不図示)を収納保持する図示しな
い収納室と連通し第1の受光素子(不図示)の前方に配
設される光学系部材としての光学レンズ19を収納保持
する収納室11fと、収納室11cと連通し第2の受光
素子15の前方に配設される光学系部材としての光学レ
ンズ20を収納保持する収納室11gとが設けられてい
る。すなわち、ホルダ11には、第1の投光素子14お
よび第1の投光素子14と対をなす第1の受光素子(不
図示)とで構成される投受光素子と、第2の投光素子1
5および第2の投光素子15と対をなす第2の受光素子
16とで構成される投受光素子との2組の投受光素子お
よび各投受光素子の光学レンズ17,18,19,20
が単一のホルダ11に組み込まれている。各光学レンズ
17、18,19、20はその外周縁全周に亘って収納
室11d、11e、11f、11gの内壁に密着固定さ
れて収納室11a、収納室11b、11cおよび第1の
受光素子(不図示)を収納保持する図示しない収納室の
前部を密閉して防水構造としている。なお、各光学レン
ズ17、18,19、20には、その全周に亘って図示
しない接着剤が塗布され、この接着剤により収納室11
d、11e、11f、11gの各内壁に密着固定されて
収納室11d、11e、11f、11gの内壁との間が
シールされている。
【0013】また、ホルダ11には、主電源がオンであ
ることや利用者がトイレに入室したこと等の物体検知状
態を発光表示するための、例えば、赤と緑の2色に発光
させる表示素子21を収納保持するとともに表示素子2
1の前方に位置して表示素子21を覆う透明な表示素子
カバー22が取り付けられる素子取付部11hが設けて
ある。素子取付部11hには、表示素子21を収納保持
する収納室が設けられ、当該収納室の前部が表示素子カ
バー22によって密閉されて防水構造となっている。な
お、表示素子カバー22には、その全周に亘って図示し
ない接着剤が塗布され、この接着剤により表示素子21
の収納室の壁面に密着固定されて表示素子21の収納室
の壁面との間がシールされている。
【0014】ホルダ11の背面には、第1の投光素子1
4が取り付けられる基板24と、第2の投光素子15が
取り付けられる基板25と、第1の受光素子(不図示)
が取り付けられる図示しない基板と、第2の受光素子1
6および表示素子21が取り付けられる基板26とが取
り付けられており、これらの基板を介して第1の投光素
子14、第2の投光素子15、第1の投光素子14と対
をなす第1の受光素子(不図示)、第2の受光素子16
および表示素子21の各素子がそれぞれの各収納室に収
納保持されている。そして、第1の投光素子14から発
せられる投光ビームの光軸L1と第2の投光素子15か
ら発せられる投光ビームの光軸L2とが非平行に設定さ
れている。すなわち、第1の投光素子14から発せられ
る投光ビームの光軸L1の向きと第2の投光素子15か
ら発せられる投光ビームの光軸L2の向きとが異なる向
きとなっている。基板24,25,26および第1の受
光素子(不図示)が取り付けられる図示しない基板は、
それぞれ位置調整可能となっている。一例として、基板
25の位置調整構造について説明する。図2に示すよう
に、基板25には、図2左右方向に延出するガイド溝
(不図示)が設けられ、ホルダ11に突設したピン25
a,25bがこのガイド溝内に位置されてガイド溝の長
さだけ図2左右方向に位置調整可能となっている。そし
て、基板25の位置を調整することにより、第2の投光
素子15の位置を図2左右方向に調整することができ、
これによりレンズ18の中心を通る第2の投光素子15
から発せられる投光ビームの光軸L2の向きを調整でき
るようになっている。図示しないが、基板24も同様な
構成となっており、第1の投光素子14から発せられる
投光ビームの光軸L1の向きも調整できるようになって
いる。また、ガイド溝の長手方向を図2左右方向でなく
図3上下方向にして第1の投光素子14から発せられる
投光ビームの光軸L1の向きと第2の投光素子15から
発せられる投光ビームの光軸L2の向きを調整すること
も可能である。第1の投光素子14から発せられる投光
ビームの光軸L1の向きと第2の投光素子15から発せ
られる投光ビームの光軸L2の向きを調整可能としたの
は、光センサ5を所望の位置に設置する際にその位置や
状況に応じて、第1の投光素子14、第2の投光素子1
5から発せられる投光ビームの投光方向を変える必要を
生じることがあり、これに対応するために必要に応じて
第1の投光素子14、第2の投光素子15から発せられ
る投光ビームの光軸L1、L2を調整できるようにした
ものである。
【0015】ホルダ11の底面には、第1の投光素子1
4および第2の投光素子15と電気的に接続されて第1
の投光素子14および第2の投光素子15を制御する制
御回路を搭載するとともに、表示素子21と電気的に接
続され、かつ便座装置1との間で信号の授受を行う回路
基板23が取り付けられた基板取付部11iが設けてあ
る。すなわち、ホルダ11には各投受光素子の制御回路
を搭載した回路基板23が組み込まれている。回路基板
23は基板24,25,26および第1の受光素子(不
図示)が取り付けられる基板(不図示)の各基板に接続
されている。回路基板23と基板24,25および第1
の受光素子(不図示)が取り付けられる基板(不図示)
の各基板との接続にはリード線が用いられ、基板26と
回路基板23との接続にはフレキシブルケーブル27が
用いられている。すなわち、表示素子21が回路基板2
3に電気的に接続されて制御回路10との間の信号の授
受が、各投受光素子および表示素子21の全ての接続
線、即ち後述のケーブル29のように一体化して、まと
めて便座装置1の制御回路10に接続されている。
【0016】ホルダ11の両側面には、それぞれ係止部
11jが形成され、これらの係止部11jに前カバー1
2が着脱可能に係止されている。前カバー12には、ホ
ルダ11の前面に対向する前面部12aと、ホルダ11
の上面に対向する上面部12bと、ホルダ11の両側面
に対向する側面部12cとからなり、ホルダ11の背面
を露出する背面開口12dと、ホルダ11の底面を露出
する底面開口12eが設けてある。側面部12cには、
ホルダ11の係止部11jに係止する係止窓12fが設
けてある。前面部12aには、表示素子カバー22に対
向する位置に窓穴12gが設けてあり、この窓穴12g
に光を透過する部材を嵌合しかつ接合して表示窓部28
を形成している。前面部12aは可視光をカットしてホ
ルダ11の前面を視認不可能とし、化粧カバーとして機
能して外観見栄えを向上している。背面開口12dはホ
ルダ11に前カバー12を係止した後でも、基板24、
25、26および第1の受光素子(不図示)が取り付け
られる基板(不図示)の各基板を位置調節可能とし、各
投光素子または各受光素子の位置調整を自由に行うこと
ができる。表示窓部28には、表示素子カバー22が近
接配置されている。すなわち、表示素子カバー22は、
前面に突出部22aを有し、この突出部22aにより表
示窓部28との間の間隔を狭くして表示窓部28に光を
導く導光機能を果たすようになっている。
【0017】ホルダ11には、後カバー13が図示しな
いビスで取り付けられている。後カバー13は、ホルダ
11の底面に対向する底面部13aと、ホルダ11の背
面に対向する背面部13bとからなる。そして、後カバ
ー13の取付状態では、背面部13bがホルダ11の背
面および底面に密着接合されて前カバー12の背面開口
12dが背面部13bで塞がれるとともに、前カバー1
2の底面開口12eが底面部13aで塞がれるようにな
っている。背面部13bには、回路基板23に接続され
ている束状の接続線であるケーブル29の引出部となる
第1の開口13cが設けてある。ケーブル29には表示
素子21の接続線も含まれている。後カバー13の背面
には、第1の開口13cの周囲を包囲し、ケーブル29
を安定して固定するための封止用の枠部13dが形成し
てある。封止用の枠部13dには蓋体30が嵌合され、
この蓋体30には第1の開口13cに対して位置ずれし
た第2の開口30aが設けてある。ケーブル29は両開
口13c、30aに挿通されて中間部が屈曲した状態に
て図3に示すように後カバー13の背面側に引き出され
ている。蓋体30には、図3に示すように、取付ねじ3
1が挿通され、この取付ねじ31を介して後カバー13
と共にホルダ11に固定されている。取付ねじ31は後
カバー13を貫通してホルダ11に螺合されている。す
なわち、後カバー13と蓋体30とは、1本の取付ねじ
31によりホルダ11にねじ止めされている。
【0018】蓋体30の背後には、枠部13dに囲まれ
た空間にシリコン等の封止材32が充填されており、封
止材32によってケーブル29の引出部が封止されて防
水構造となっている。封止材32を蓋体30の背後に充
填する際には、封止材32がホルダ11の背面側に流入
しないようになっている。すなわち、ケーブル29の中
間部が屈曲して第2の開口30aを通過し、ケーブル2
9により第2の開口30aが塞がれた状態となっている
ので、封止材32の充填の際に、封止材32が第2の開
口30aから蓋体30の内側へ、更に第1の開口13c
から後カバー13の内側に浸入することを防止する。封
止材32から後カバー13の背後に引き出されたケーブ
ル29の先端には、図4に示すコネクタ33が接続さ
れ、コネクタ33を介して図6に示す便座装置1の制御
回路10に接続されている。
【0019】次に便座装置1の作用について説明する。
【0020】トイレへの利用者の入室時に便座4および
便蓋3が共に閉じているときには、第1の投光素子14
から発した光を第1の受光素子(不図示)で受光して利
用者までの距離を検知する。利用者までの検知距離が所
定の距離aよりも小さいときには利用者がトイレに入室
したと判断し、この検知情報に基づいて制御回路10に
より表示素子21が点灯されるとともに便蓋駆動モータ
6aが駆動されて便蓋3が開放される。この際、便座駆
動モータ6bは駆動されず、便座4が不必要に開放され
ることはなく、便蓋3に利用者が着座可能となる。便蓋
3の開放後は、第2の投光素子15から発した光を第2
の受光素子16で受光して利用者までの距離を検知す
る。利用者までの検知距離が所定の距離aよりも小さい
所定の距離bよりも更に小さいときには利用者が便座4
に着座したと判断し、この検知情報に基づいて制御回路
10により局部洗浄装置8が作動可能となる。そして、
利用者が操作スイッチ9を手動操作すれば、局部洗浄装
置8が作動し、種々の態様の洗浄が可能となる。
【0021】トイレへの利用者の入室時に便座4および
便蓋3が共に開いているときには、第2の投光素子15
から発した光を第2の受光素子16で受光して利用者ま
での距離を検知する。利用者までの検知距離が所定の距
離aよりも小さいときには利用者がトイレに入室したと
判断し、この検知情報に基づいて制御回路10により表
示素子21が点灯されるとともに便座駆動モータ6bが
駆動されて便座4が閉じられる。この際、便蓋駆動モー
タ6aは駆動されず、便蓋3が不必要に閉じられること
はなく、便座4に利用者が着座可能となる。便座4が閉
じられた後は、第2の投光素子15から発した光を第2
の受光素子16で受光して利用者までの距離を検知す
る。利用者までの検知距離が所定の距離aよりも小さい
所定の距離bよりも更に小さいときには利用者が便座4
に着座したと判断し、この検知情報に基づいて制御回路
10により局部洗浄装置8が作動可能となる。そして、
利用者が操作スイッチ9を手動操作すれば、局部洗浄装
置8が作動し、種々の態様の洗浄が可能となる。
【0022】トイレへの利用者の入室時に便座4が閉じ
られて便蓋3が開いているときには、第2の投光素子1
5から発した光を第2の受光素子16で受光して利用者
までの距離を検知する。利用者までの検知距離が所定の
距離aよりも小さいときには利用者がトイレに入室した
と判断し、この検知情報に基づいて制御回路10により
表示素子21が点灯される。この際、便蓋駆動モータ6
aおよび便座駆動モータ6bは駆動されず、便蓋3が不
必要に閉じられたり、便座4が不必要に開放されたりす
ることはなく、便座4に利用者が着座可能となる。その
後も、第2の投光素子15から発した光を第2の受光素
子16で受光して利用者までの距離を検知する。利用者
までの検知距離が所定の距離aよりも小さい所定の距離
bよりも更に小さいときには利用者が便座4に着座した
と判断し、この検知情報に基づいて制御回路10により
局部洗浄装置8が作動可能となる。そして、利用者が操
作スイッチ9を手動操作すれば、局部洗浄装置8が作動
し、種々の態様の洗浄が可能となる。
【0023】このようにして便蓋3および便座4の開閉
駆動制御用として用いられる光センサ5では、第1の投
光素子14と当該第1の投光素子14と対をなす第1の
受光素子(不図示)とで構成される第1の投受光素子
と、第2の投光素子15と当該第2の投光素子15と対
をなす第2の受光素子16とで構成される第2の投受光
素子との2組の投受光素子、各投受光素子の光学レンズ
17、18、19、20および各投受光素子の制御回路
を搭載した回路基板23が単一のホルダ11に組み込ま
れているので、2組の投受光素子等が全体として一体的
に構成されて小型化、低コスト化が可能となり、また便
座装置の装置本体2への組み込みも容易となる。また、
光センサ5を用いた便座装置では、光センサ5の小型
化、低コスト化に伴い、小型化、低コスト化が可能とな
る。なお、2組の投受光素子を単一のホルダ11に組み
込む場合に限らず、3組以上の投受光素子を単一のホル
ダ11に組み込んだ場合にも同様の効果が得られるま
た、光センサ5では、単一のホルダ11に表示素子21
が取り付けられる素子取付部11hが設けられ、2組の
投受光素子に加えて表示素子21が単一のホルダ11に
保持されているので、表示素子21を専用のホルダに設
ける必要がなく、構成が簡単となり、これによっても小
型化、低コスト化が可能となる。また、光センサ5の小
型化、低コスト化に伴い、便座装置の小型化、低コスト
化が可能となる。なお、この場合にも、2組の投受光素
子を単一のホルダ11に組み込む場合に限らず、3組以
上の投受光素子を単一のホルダ11に組み込んだ場合に
も同様の効果が得られる。
【0024】また、光センサ5では、表示素子21が回
路基板23に接続され、回路基板23を介して表示素子
21が2組の投受光素子と共にケーブル29により共通
の引出部を通して制御回路10に接続されているので、
コネクタ33を制御回路10に接続するだけで2組の投
受光素子および表示素子21を簡単に制御回路10に接
続でき、これによっても低コスト化が可能となる。ま
た、光センサ5を用いた便座装置では、回路基板23へ
の投受光素子および表示素子21の接続を簡単にした光
センサ5が用いられているので、2組の投受光素子およ
び表示素子21の接続線を一体として光センサ5を容易
に組み込むことができ、これによっても低コスト化が可
能となる。この場合にも、2組の投受光素子を設ける場
合に限らず、1組あるいは3組以上の投受光素子を単一
のホルダ11に組み込むようにしても同様の効果が得ら
れる。
【0025】また、光センサ5では、ホルダ11の前方
に前カバー12が設けられ、この前カバー12の表示窓
部28を通して表示素子21によりトイレに利用者が入
室したときにその旨を発光表示するが、表示素子カバー
22に表示窓部28へ接近して表示窓部28への導光機
能を有する突出部22aを設けたので、表示素子21か
ら発せられる光が効率よく表示窓部28に導かれ、利用
者が入室したときにその旨を表示窓部28に鮮明に発光
表示でき、視認性が向上する。このため、表示素子カバ
ー22と表示窓部28との間に専用の導光部材を設ける
必要がなく、これによっても低コスト化が可能となる。
【0026】また、光センサ5では、前カバー12にホ
ルダ11の背面を露出する背面開口12dが設けられ、
この背面開口12dを通して第1の投光素子14が取り
付けられる基板24と、第2の投光素子15が取り付け
られる基板25と、第1の受光素子(不図示)が取り付
けられる図示しない基板と、第2の受光素子16および
表示素子21が取り付けられる基板26とが位置調整可
能となっているので、前カバー12をホルダ11に係止
して前カバー12でホルダ11を覆った後でも背面開口
12dを通して各投光素子や各受光素子の位置を調整し
て第1の投光素子14や第2の投光素子15から発せら
れる投光ビームの光軸の向きを必要に応じて容易に調整
することができ、便座装置への組み込みも容易となる。
また、背面開口12dが後カバー13で塞がれるので、
防水、防塵上の不都合を生じることもない。また、ホル
ダ11の底面に回路基板23が取り付けられるととも
に、前カバー12にホルダ11の底面を露出する底面開
口12eが形成されているので、前カバー12でホルダ
11を覆った後でも底面開口12eを通して便座装置の
制御回路10と回路基板23との接続状態の調整等を行
うことができる。また、底面開口12eが後カバー13
で塞がれているので、防水、防塵上の不都合を生じるこ
ともない。また、後カバー13がホルダ11の背面およ
び底面に密着接合されているので、防水、防塵上の不都
合を簡単かつ確実に解消することができる。
【0027】また、光センサ5では、後カバー13に第
1の開口13cが設けられるとともに蓋体30にケーブ
ル29の中間部を屈曲状態として外部に引き出す第2の
開口30aが形成され、後カバー13および蓋体30に
よりケーブル29の中間部を屈曲状態として背面側から
外部に引き出す構成としたので、外力によりケーブル2
9に引張力が作用した場合であってもケーブル29の回
路基板23との接続部に応力を生じることがなく、導通
不良を生じない。また、後カバー13と蓋体30とが同
一の取付ねじ31によりホルダ11にねじ止めされてい
るので、蓋体30を後カバー13と共に容易に組み付け
ることができる。また、蓋体30の背後の枠部13dに
より囲まれた空間に封止材32が充填されて防水構造と
されているので、封止材32の使用料を削減でき、低コ
ストである。
【0028】また、光センサ5では、第1の投光素子1
4から発せられる投光ビームの光軸L1と第2の投光素
子15から発せられる投光ビームの光軸L2とが非平行
に設けられているので、異なる向きでの物体検知が可能
となり、便座装置への組込位置の自由度が向上し、便座
装置のデザインや設計の自由度が向上する。また、第1
の投光素子14から発せられる投光ビームの光軸L1と
第2の投光素子15から発せられる投光ビームの光軸L
2とがその向きを調節可能となっているので、第1の投
光素子14から発せられる投光ビームの光軸L1と第2
の投光素子15から発せられる投光ビームの光軸L2の
それぞれの向きを任意に調整することができ、トイレへ
の利用者の入室位置等に応じて任意の方向の検知を容易
に行うことができる。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る光センサによれば、後カバ
ーおよび蓋体によりケーブルの中間部を屈曲状態として
背面側から外部に引き出す構成としたので、外力により
ケーブルに引張力が作用した場合であってもケーブルの
回路基板との接続部に応力を生じることがなく、導通不
良を生じない。また、後カバーおよび蓋体を同一の取付
ねじによりホルダにねじ止めする構成とすれば、蓋体を
後カバーと共に容易に組み付けることができ、組付作業
性が向上する。また、後カバーに蓋体を収納しかつ蓋体
の背面側に封止材が充填される枠部を形成する構成とす
れば、封止材の使用量を削減でき、低コスト化が可能で
ある。
【0030】また、本発明の光センサを用いた便座装置
によれば、導通不良を生じることがなく、かつ低コスト
化が可能な光センサが用いられるので、導通不良を生じ
ることがなく、かつ低コスト化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す要部正面図であ
る。
【図2】図1A−A線断面図である。
【図3】図1B−B線断面図である。
【図4】図1の分解斜視図である。
【図5】本発明の光センサを用いた便座装置を示す縮小
平面図である。
【図6】便座装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 便蓋 4 便座 11 ホルダ 13 後カバー 13c 第1の開口 13d 枠部 14,15,16 投受光素子 23 回路基板 29 ケーブル 30 蓋体 30a 第2の開口 31 取付ねじ 32 封止材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 裕士 千葉県習志野市茜浜一丁目1番1号 セイ コープレシジョン株式会社内 Fターム(参考) 2D037 AB07 AD14 AD16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体検知を行う投受光素子と、前記投受
    光素子を制御する制御回路を搭載しかつ対象制御装置と
    の間で信号の授受を行う回路基板と、前記投受光素子お
    よび前記回路基板が取り付けられる単一のホルダとを有
    し、 前記ホルダには、前記回路基板と前記対象制御装置との
    間で信号の授受を行うケーブルを背面側から外部に引き
    出す第1の開口を備えた後カバーが取り付けられてお
    り、 前記後カバーの背面には、前記第1の開口の周囲を包囲
    して前記後カバーの背面との間に前記ケーブルの中間部
    を収納する蓋体が取り付けられており、 前記蓋体には、前記第1の開口との間で前記ケーブルの
    中間部を屈曲状態として背面側から外部に引き出す第2
    の開口が形成されていることを特徴とする光センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記後カバーおよび
    前記蓋体は、同一の取付ねじにより前記ホルダにねじ止
    めされていることを特徴とする光センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記後カバ
    ーには、前記蓋体を収納しかつ前記蓋体の背面側に封止
    材が充填される枠部が形成されていることを特徴とする
    光センサ。
  4. 【請求項4】 便器上方に独立して開閉駆動可能に配設
    された便蓋および便座と、請求項1乃至3のいずれかの
    光センサとを有し、前記光センサの物体検知情報に基づ
    いて前記便蓋および前記便座が開閉駆動制御されること
    を特徴とする便座装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101799328B1 (ko) * 2016-05-17 2017-11-20 (주) 티에스자바 수도꼭지 개폐 급수 밸브 제어를 위한 psd 센서 시스템 및 이를 이용한 수도 꼭지 급수 밸브 제어 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101799328B1 (ko) * 2016-05-17 2017-11-20 (주) 티에스자바 수도꼭지 개폐 급수 밸브 제어를 위한 psd 센서 시스템 및 이를 이용한 수도 꼭지 급수 밸브 제어 방법

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