JP2003072933A - テーパ状物品の重なり解除装置及びテーパ状物品の整列供給システム - Google Patents

テーパ状物品の重なり解除装置及びテーパ状物品の整列供給システム

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JP2003072933A
JP2003072933A JP2001265007A JP2001265007A JP2003072933A JP 2003072933 A JP2003072933 A JP 2003072933A JP 2001265007 A JP2001265007 A JP 2001265007A JP 2001265007 A JP2001265007 A JP 2001265007A JP 2003072933 A JP2003072933 A JP 2003072933A
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Toshio Nishikawa
敏雄 西川
Keiji Kajimoto
敬次 鍛治本
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Asahi Kasei Engineering Corp
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Asahi Engineering Co Ltd Osaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 砲弾等の、太さが徐々に変化する物品が無秩
序に供給される場合に、物品の重なりを解除し、かつ前
記物品に破損に至る衝撃を与えることなく同じ径の方向
を統一して順次移送する。 【解決手段】 重なり解除装置Aは、箱型の載置部4
と、揺動駆動部5と支点部6より構成する。揺動駆動部
5が重なり解除装置Aの設置面に対して垂直な往復運動
をすることにより、載置部4を揺動させる。この載置部
4の揺動により、載置面4a上で重なりあっていた複数
の砲弾1を平面上で互いに分離させる。この分離された
砲弾1について、載置状態識別装置7によりその載置状
態を識別し、その載置状態に応じて移載装置が他装置へ
移載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテーパ状物品の重な
り解除装置及びテーパ状物品の整列供給システムに関
し、太さが徐々に変化するテーパ状物品の方向を統一し
他の装置に順次供給するテーパ状物品の重なり解除装置
及びテーパ状物品の整列供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動的にテーパ状物品の同じ径の方向を
統一し順次移送する、従来の整列供給システムについ
て、図10を参照して説明する。同図に示されているよ
うに、従来の整列供給システムは、搬送装置10と整列
装置Bと供給装置13とから構成され、テーパ状物品を
リンキング装置9に順次移送するものである。ここで
は、テーパ状物品が砲弾である場合について説明する。
【0003】搬送装置10は、砲弾木箱2Aから整列装
置Bへ砲弾1を搬送するものであり、特に限定されな
い。図10においては、木箱反転装置2、バケットコン
ベヤ10A及び搬送コンベヤ10Bより構成される。木
箱反転装置2は、砲弾木箱2Aを反転させることによ
り、中に収納されている砲弾1を放出するものである。
バケットコンベヤ10Aは、チェーンに羽根状の仕切板
が一定の間隔で設けられたものであり、隣接する仕切板
同士の間に運搬物を積載する。このバケットコンベヤ1
0Aのベルトコンベヤによって砲弾1が上方に送られ
る。そしてバケットコンベヤ10Aの上方まで送られた
砲弾1は矢印Y6の方向に自然落下し、搬送コンベヤ1
0Bの方向に載置される。搬送コンベヤ10Bは、バケ
ットコンベヤ10Aにより移送されてきた砲弾1を整列
装置Bまで搬送する。
【0004】整列装置Bは、パーツフィーダ11、整列
コンベヤ12及び順次移送コンベヤ18から構成され
る。パーツフィーダ11では、回転する傾斜円板11A
上に砲弾1が供給される。供給された砲弾1は、傾斜円
板11Aの回転に伴って発生する遠心力によって上部に
設けた搬送路11Bに乗り移る。搬送路11B上に乗り
移った砲弾1は、1列に直列に並んだ状態で排出口11
Cから整列コンベヤ12に供給される。整列コンベヤ1
2は、パーツフィーダ11から排出された砲弾1を同一
方向に整列させる。ここでは、砲弾1の先端部分を下方
向にして整列させている。順次移送コンベヤ18は、整
列コンベヤ12により同一方向に整列された砲弾1を順
次移送する。
【0005】供給装置13は、貯蔵部材13Aと排出装
置13Bとを含んで構成されるのが一般的である。貯蔵
部材13Aは、整列装置より順次移送されてきた砲弾1
を、方向及び整列状態を保ったまま貯蔵する。排出装置
13Bは、貯蔵部材13Aより砲弾1を受けリンキング
装置9に順次排出する。この時の排出速度は調節可能で
ある。
【0006】なお、リンキング装置9は装着装置9Aと
チェンコンベヤ9Bとを含んで構成される。チェンコン
ベヤ9Bは、ベルト上に砲弾1が1個ずつ載置されるた
めの仕切りが設けられたベルトコンベヤであり、砲弾1
を整列した状態で装着装置9Aに順次供給する。装着装
置9Aは、砲弾1を保持するためのリンク20Aが連結
されてなるリンクベルト20に、砲弾1を圧入する装置
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の砲弾の整列供給システムでは、砲弾を同一方向に保っ
て順次移送するための整列装置としてパーツフィーダ1
1及び整列コンベヤ12が用いられている。しかし、パ
ーツフィーダ11の傾斜円板11Aの回転による遠心力
を利用して整列させる過程において、砲弾1同士が衝突
したり、パーツフィーダ11の装置壁面へ激しく衝突す
る。このため、砲弾1の先端部が例えば樹脂である場合
には、該先端部が破損することがあるという問題があっ
た。
【0008】本発明の目的は、無秩序に供給されるテー
パ状物品の重なりを解除し、かつテーパ状物品に破損に
至る衝撃を与えることなく同じ径の方向が統一された順
次移送を行うためのテーパ状物品の重なり解除装置及び
テーパ状物品の整列供給システムを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
テーパ状物品の重なり解除装置は、太さが徐々に変化す
る複数のテーパ状物品が積み重なった状態を呈する場合
に、前記複数のテーパ状物品を平面上に互いに分離させ
るテーパ状物品の重なり解除装置であって、前記テーパ
状物品を載置するための載置面を有する載置部と、前記
載置部を揺動させる揺動駆動部とを含むことを特徴とす
る。
【0010】本発明の請求項2によるテーパ状物品の重
なり解除装置は、請求項1において、前記載置部は、前
記載置面の外周に設けられた囲いを更に含み、前記揺動
駆動部は、前記載置部の少なくとも一点を支点として前
記載置部の他の一点を前記載置面に対し略垂直に往復運
動させることにより前記載置部全体を揺動させることを
特徴とする。
【0011】本発明の請求項3によるテーパ状物品の重
なり解除装置は、請求項1又は2において、前記載置面
上には、格子状の溝が設けられていることを特徴とす
る。本発明の請求項4によるテーパ状物品の重なり解除
装置は、請求項1又は2において、前記載置部は、前記
載置面上に敷設され前記載置面と前記テーパ状物品との
摩擦を調整するための摩擦調整シートを更に含むことを
特徴とする。
【0012】本発明の請求項5によるテーパ状物品の重
なり解除装置は、請求項4において、前記摩擦調整シー
トは、前記テーパ状物品との接触表面の材質がゴム等の
樹脂であることを特徴とする。本発明の請求項6による
テーパ状物品の重なり解除装置は、請求項4において、
前記摩擦調整シートは、前記テーパ状物品との接触表面
に樹脂芝が設けられていることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項7によるテーパ状物品の重
なり解除装置は、請求項1〜6いずれか1項において、
前記テーパ状物品は、砲弾であることを特徴とする。本
発明の請求項1によるテーパ状物品の重なり解除装置
は、請求項1〜6いずれか1項において、前記テーパ状
物品は、曳光弾であることを特徴とする。本発明の請求
項9によるテーパ状物品の整列供給システムは、請求項
1〜8のいずれか1項に記載の重なり解除装置と、前記
重なり解除装置により平面上に分離されたテーパ状物品
の載置状態を識別する載置状態識別装置と、前記載置状
態識別装置により識別された載置状態に応じて前記テー
パ状物品を取り扱うための他の装置に前記テーパ状物品
を移載する移載装置とを含むことを特徴とする。
【0014】本発明の請求項10によるテーパ状物品の
整列供給システムは、請求項1〜8のいずれか1項に記
載の重なり解除装置を複数含むテーパ状物品の整列供給
システムであって、複数の前記重なり解除装置にそれぞ
れ対応して設けられ対応する重なり解除装置によって平
面上に分離されたテーパ状物品の載置状態をそれぞれ識
別する複数の載置状態識別装置と、複数の前記載置状態
識別装置によって識別された載置状態に応じてテーパ状
物品を共通の装置に移載する複数の移載装置とを更に含
み、前記複数の移載装置のうち第1の移載装置による第
1のテーパ状物品の移載個数と第2の移載装置による第
2のテーパ状物品の移載個数との設定可能な比率が一定
となるように前記第1の移載装置による第1のテーパ状
物品の移載と前記第2の移載装置による第2のテーパ状
物品の移載とが交互に行われることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。なお、以下の説明において
参照する各図においては、他の図と同等の部分が同一符
号によって示されている。以下、太さが徐々に変化する
テーパ状物品の重なり解除装置について説明した後、そ
れを利用したテーパ状物品の整列供給システムについて
説明する。
【0016】(重なり解除装置)図1は本発明によるテ
ーパ状物品の重なり解除装置の実施の一形態を示す図で
ある。図1の(a)は重なり解除装置の側面図、(b)
はその平面図である。図1(a)に示されているよう
に、本実施形態によるテーパ状物品の重なり解除装置
は、載置部4と支点部6と揺動駆動装置5とを含んで構
成されている。
【0017】載置部4は、辺H1〜H4を有する四角形
の平面板4A及びその外周を囲う部材4Bにより箱型と
なる。外周囲部材4Bは、4つの側面板S1からS4か
らなる。側面板S1は平面板4Aの辺H1と接し、かつ
平面板4Aの上面に対して略垂直に設置される。同様
に、各側面板S2〜S4は平面板4Aの各辺H2〜H4
と接し、かつ平面板4Aの上面に対して略垂直に設置さ
れる。側面板S1〜S4が平面板4Aの周囲を囲うこと
により、載置部4の揺動のため平面板4A上で運動する
砲弾1が平面板4Aからの脱落を防止することができ
る。平面板4A上には重なりを解除すべき砲弾1が載置
され、載置面となる。
【0018】この載置面について、図2を参照して説明
する。図2(a)は、平面板4A及び外周囲部材4Bの平
面図である。平面板4Aの表面に処理が施されることに
よって、図2(b)又は図2(c)に示されるような載置面
4aが形成される。図2(b)では、平面板4Aに格子状
の溝16を設けることにより載置面4aが形成されてい
る。溝16の幅は、砲弾1の重なりが解除されるような
幅とする。例えば、砲弾1の直径よりも狭い幅とする。
【0019】図2(c)は、平面板4A上にゴムパット1
7を敷設した載置面4aを示している。ゴムパット17
の代わりに、樹脂芝などの摩擦を調整する材質を用いた
シートを敷設してもよい。これにより、揺動後の載置面
4aを水平にしたときに砲弾1の転がりを防止、安定さ
せる。又、揺動中の砲弾1の急激な転倒や滑動を防ぐ。
【0020】図1に戻り、支点部6は、軸6Aと、上部
軸受6Bと、下部軸受6Cとから構成されている。この
支点部6は、載置部4が安定した揺動をするように平面
板4Aの対向する辺H1、H3の各中点P1、P3付近
にそれぞれ設置される。上部軸受6Bは載置部4をその
底部から支え、下部軸受6Cは重なり解除装置Aの設置
面に固定されている。上部軸受6Bと下部軸受6Cは、
揺動時に支点となって回転する軸6Aを介して組み合わ
されている。これにより、設置面に固定されたまま載置
部4の運動を支持することができる。なお、支点部6の
設置数、設置位置は図示されているものに限定されるも
のではない。
【0021】揺動駆動装置5は、往復駆動部5Aと、軸
5Bと、駆動部軸受5Cと、載置部軸受5Dとを含んで
構成される。揺動駆動装置5は、載置部4が支点部6を
支点として運動できるように側面板S2に設置する。往
復駆動部5Aは重なり解除装置Aの設置面に固定され、
矢印Y5に示されるように設置面に対して略垂直に往復
運動する。往復駆動部5Aの運動は、往復駆動部5Aに
固定された駆動部軸受5Cと載置部4に固定された載置
部軸受5Dとを介して載置部4に伝えられ、載置部4を
揺動させる。駆動部軸受5Cは、載置部軸受5Dと軸5
Bによって組み合わされているため、載置部軸受5Dの
位置に対して適切な角度をとることができる。これによ
り、往復駆動部5Aの直線運動を円弧状の運動に変換す
ることができる。この円弧運動は、支点部6を中心とし
て載置部4と揺動駆動装置5との接点が描くものであ
る。
【0022】この載置部4の揺動状態が、図3に示され
ている。往復駆動部5Aの先端が往復運動の最下端にあ
る時点での載置部4の状態Xが実線で示され、その先端
が往復運動の最上端にある時点での状態X'が二点鎖線
で示されている。往復駆動部5Aの往復運動により、載
置部4は状態Xから状態X'および状態X'から状態Xへ
の位置の移行が繰り返される。
【0023】この載置面4aの揺動により、載置された
砲弾1は下記のように運動する。状態Xのとき、すなわ
ち載置面4aが辺H2を下向きにして傾斜するとき、載
置面4a上の砲弾1は矢印Y2方向に転がる。また、状
態X'のとき、すなわち載置面4aが辺H2を上向きに
して傾斜するとき、砲弾1は矢印Y2と反対の矢印Y3
方向に転がる。揺動駆動装置5の垂直往復運動により、
この砲弾1の矢印Y2方向への転がり及び矢印Y3方向
への転がり方向の反転が繰り返されることにより、砲弾
1の重なり状態が解除され、その方向も次第に整えられ
る。
【0024】ここで、図4には、重なり解除装置に砲弾
1が導入された時点で、砲弾が積み重なっている状態が
示されている。この状態において、上述したように載置
部4を揺動させる。図5には、揺動後の砲弾1の載置状
態が示されている。図5においては、揺動の作用によ
り、重なりが解除される。以上説明した重なり解除装置
Aによれば、テーパ状物品を破損せずに、その重なりを
解除することができる。
【0025】(重なり解除装置を利用した整列供給シス
テム)図6は、上記砲弾の重なり解除装置を利用した砲
弾の整列供給システムの構成を説明する図である。同図
に示されているように、砲弾の整列供給システムは、木
箱反転装置2と、スロープ3と、重なり解除装置Aと、
載置状態識別装置7と、移載装置8により構成される。
【0026】ここで、木箱反転装置2、スロープ3につ
いて、図7を参照して説明する。ここでは木箱反転装置
2及び砲弾木箱2Aの反転位置から載置部4までを渡す
スロープ3より構成される。木箱反転装置2は、反転駆
動装置2Bと重量検知又は角度センサ2C等により構成
される。反転駆動装置2Bは、砲弾木箱2Aを約90
度、矢印Y7で示されているように回転させることによ
り、内部に収納されている砲弾1を放出する。重量検知
又は角度センサ2C等により、砲弾木箱2Aの傾き角度
を数段階で制御して砲弾1を定量ずつ払い出す。但し、
同図の構成は例示であり、砲弾1を砲弾木箱2Aより重
なり解除装置Aの載置部4に搬送する手段は特に限定さ
れない。
【0027】図6に戻り、重なり解除装置Aは、図1に
示されるような上記構成よりなる。この重なり解除装置
Aの揺動による分離後、載置面4aは水平に保たれ、砲
弾1は互いに分離した状態で安定に保たれる。これによ
り載置状態識別装置7による個々砲弾1の載置状態の識
別及び、移載装置8による移載が容易になる。載置状態
識別装置7は、CCDカメラ7A及び図示せぬ画像処理
装置により構成される。CCDカメラ7Aは重なり解除
装置Aの上部に設置され、画像処理装置により載置面4
aにおける砲弾1の載置状態を識別する。識別したデー
タは、移載装置8に送られる。
【0028】移載装置8は、砲弾把持部8Aを含んで構
成される。移載装置8は載置状態識別装置により得た砲
弾1の載置状態識別データに基づき、砲弾把持部8Aを
載置面4a上の砲弾1の載置位置まで移動させる。砲弾
把持部8Aは、砲弾1を吸着する真空パッドと、メカ式
ハンドとで二重把持する。移載装置8は、砲弾把持部8
Aにより砲弾1を把持したまま矢印Y4に示すように回
転し、リンキング装置9の載置部分まで砲弾把持部8A
を移動させる。図には回転後の砲弾把持部8Aの状態X
2'が二点鎖線で示されている。この時、砲弾把持部8
Aは砲弾1の把持を解除する。この移載の際に砲弾1
は、上記識別された載置方向のデータに基づき、リンキ
ング装置9に対し砲弾1の同じ径の方向が一定になるよ
うに載置される。
【0029】図8には、図6の構成を2つ組み合わせ共
通のリンキング装置に砲弾を供給するシステムが示され
ている。これは、砲弾1を取り扱う木箱反転装置2、重
なり解除装置A、載置状態識別装置7及び移載装置8
と、曳光弾19を取り扱う木箱反転装置2'、重なり解
除装置A'、載置状態識別装置7'及び移載装置8'と、
移載装置8と8'に共通の1つのリンキング装置9とか
ら構成される。図中の太矢印WY1は、移載装置8'が
リンキング装置9までその砲弾把持部8A'を移動させ
て、曳光弾19の移載を行うことを示す。移載装置8及
び8'がそれぞれリンキング装置9に移載するタイミン
グ、すなわち供給パターンを制御することにより、砲弾
1及び曳光弾19を一定の比率(供給割合)をもってリ
ンキング装置9に供給することができる。
【0030】なお、上述した平面板4Aにはスリットを
設けることも可能である。このスリットを用いた実施例
が図9に示されている。スリットは砲弾1が1つずつ通
り抜けできる程度の幅及び長さとする。砲弾1を整列さ
せるために、重なり解除装置Aのほか、その下部に砲弾
押出部材14又はこれに代えてベルトコンベヤを設けた
構成とする。重なり解除装置Aは、揺動により砲弾1を
スリットから落とす。砲弾押出部材14はスリットから
落下した砲弾1を押出すことにより、砲弾押出部材設置
平面15上に整列させ、移載装置8に砲弾1を供給す
る。以後の移送動作は上述したとおりである。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るテーパ状物品の重なり解除装置は、載置部を揺動駆動
装置により揺動させることにより、重なり合った複数の
テーパ状物品を同一平面状に互いに分離し、簡便な方法
で整った配置にすることができるという効果がある。
【0032】また、本発明に係るテーパ状物品の整列供
給システムでは、上述した重なり解除装置を用いて重な
りを解除した後に移送することにより、テーパ状物品が
破損するような激しい衝撃を与えることなくテーパ状物
品の方向を統一した、順次供給が可能になるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、重なり解除装置の構成を説明する側
面図、(b)は、重なり解除装置の構成を説明する、図
1(a)を矢印Yの方向から見た平面図である。
【図2】(a)は、載置部及び平面板を上方から見た平面
図、(b)は、載置部及び格子溝の設けられた載置面を上
方から見た平面図、(c)は、載置部及びゴムパットが敷
設された載置面を上方から見た平面図である。
【図3】重なり解除装置の揺動を説明する側面図であ
る。
【図4】(a)は、重なり解除装置の構成及び揺動前の砲
弾の載置状態を説明する側面図、(b)は、重なり解除装
置揺動前の砲弾の載置状態を説明する載置面を矢印Yの
方向から見た平面図である。
【図5】(a)は、重なり解除装置の水平安定状態及び揺
動後の砲弾の載置状態を説明する側面図、(b)は、重な
り解除装置揺動後の砲弾の載置状態を説明する載置面を
矢印Yの方向から見た平面図である。
【図6】砲弾の整列供給システムの構成を説明する図で
ある。
【図7】木箱反転装置及び重なり解除装置の斜視図であ
る。
【図8】砲弾及び曳光弾を供給する整列供給システムの
構成を説明する図
【図9】重なり解除装置の異なった砲弾の整列供給シス
テムの構成を説明する図である。
【図10】従来技術にかかる整列供給システムの側面図
である。
【符号の説明】
1 砲弾 2 木箱反転装置 2A 砲弾木箱 2B 反転駆動装置 2C 角度センサ 3 スロープ A、A' 重なり解除装置 4 載置部 4A 平面板 4B 外周囲部材 4a 載置面 5 揺動駆動装置 5A 往復駆動部 5B 軸 5C 駆動部軸受 5D 載置部軸受 6 支点部 6A 軸 6B 上部軸受 6C 下部軸受 7、7' 載置状態識別装置 7A CCDカメラ 8、8' 移載装置 8A、8A' 砲弾把持部 9 リンキング装置 9A 装着装置 9B チェーンコンベヤ 10 搬送装置 10A バケットコンベヤ 10B 搬送コンベヤ B 整列装置 11 パーツフィーダ 11A 傾斜板 11B 搬送路 11C 排出口 12 整列コンベヤ 13 供給装置 13A 貯蔵部材 13B 排出装置 14 砲弾押出部材 15 砲弾押出部材設置平面 16 格子溝 17 ゴムパット 18 順次移送コンベヤ 19 曳光弾 20 リンクベルト 20A リンク Y 矢印 Y2〜8 矢印 H1〜4 辺 P1,3 中点 S1〜4 側面板 X、X2、 X'、X2' 状態 WY1 太矢印
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F072 AA27 GA10 GD03 GE03 GG04 GG06 GG19 KA16 KD01 KD23 KD26 KE06 KE13 3F080 AA29 BA01 BA02 BC01 BC07 BC08 BD15 CA03 CE07 CF01 CG02 CG04 DB02 EA09 EA15 EA18 FB01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太さが徐々に変化する複数のテーパ状物
    品が積み重なった状態を呈する場合に、前記複数のテー
    パ状物品を平面上に互いに分離させるテーパ状物品の重
    なり解除装置であって、前記テーパ状物品を載置するた
    めの載置面を有する載置部と、前記載置部を揺動させる
    揺動駆動部とを含むことを特徴とするテーパ状物品の重
    なり解除装置。
  2. 【請求項2】 前記載置部は、前記載置面の外周に設け
    られた囲いを更に含み、前記揺動駆動部は、前記載置部
    の少なくとも一点を支点として前記載置部の他の一点を
    前記載置面に対し略垂直に往復運動させることにより前
    記載置部全体を揺動させることを特徴とする請求項1記
    載のテーパ状物品の重なり解除装置。
  3. 【請求項3】 前記載置面上には、格子状の溝が設けら
    れていることを特徴とする請求項1又は2記載のテーパ
    状物品の重なり解除装置。
  4. 【請求項4】 前記載置部は、前記載置面上に敷設され
    前記載置面と前記テーパ状物品との摩擦を調整するため
    の摩擦調整シートを更に含むことを特徴とする請求項1
    又は2記載のテーパ状物品の重なり解除装置。
  5. 【請求項5】 前記摩擦調整シートは、前記テーパ状物
    品との接触表面の材質がゴム等の樹脂であることを特徴
    とする請求項4記載のテーパ状物品の重なり解除装置。
  6. 【請求項6】 前記摩擦調整シートは、前記テーパ状物
    品との接触表面に樹脂芝が設けられていることを特徴と
    する請求項4記載のテーパ状物品の重なり解除装置。
  7. 【請求項7】 前記テーパ状物品は、砲弾であることを
    特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載のテーパ状
    物品の重なり解除装置。
  8. 【請求項8】 前記テーパ状物品は、曳光弾であること
    を特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載のテーパ
    状物品の重なり解除装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の重
    なり解除装置と、前記重なり解除装置により平面上に分
    離されたテーパ状物品の載置状態を識別する載置状態識
    別装置と、前記載置状態識別装置により識別された載置
    状態に応じて前記テーパ状物品を取り扱うための他の装
    置に前記テーパ状物品を移載する移載装置とを含むこと
    を特徴とするテーパ状物品の整列供給システム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の
    重なり解除装置を複数含むテーパ状物品の整列供給シス
    テムであって、複数の前記重なり解除装置にそれぞれ対
    応して設けられ対応する重なり解除装置によって平面上
    に分離されたテーパ状物品の載置状態をそれぞれ識別す
    る複数の載置状態識別装置と、複数の前記載置状態識別
    装置によって識別された載置状態に応じてテーパ状物品
    を共通の装置に移載する複数の移載装置とを更に含み、
    前記複数の移載装置のうち第1の移載装置による第1の
    テーパ状物品の移載個数と第2の移載装置による第2の
    テーパ状物品の移載個数との設定可能な比率が一定とな
    るように前記第1の移載装置による第1のテーパ状物品
    の移載と前記第2の移載装置による第2のテーパ状物品
    の移載とが交互に行われることを特徴とするテーパ状物
    品の整列供給システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011236010A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Honda Motor Co Ltd 部品供給装置および部品供給方法
KR101564302B1 (ko) 2015-01-05 2015-10-29 김학서 총알 레이저 마킹 및 카톤 포장용 자동정렬 공급장치
CN106494880A (zh) * 2016-11-29 2017-03-15 广东天机工业智能系统有限公司 条状磁性件自动排序加工机构
JP2018153734A (ja) * 2017-03-16 2018-10-04 トヨタ自動車株式会社 部品供給装置

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