JP2003072789A - 差込みプラグ - Google Patents

差込みプラグ

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JP2003072789A
JP2003072789A JP2001262143A JP2001262143A JP2003072789A JP 2003072789 A JP2003072789 A JP 2003072789A JP 2001262143 A JP2001262143 A JP 2001262143A JP 2001262143 A JP2001262143 A JP 2001262143A JP 2003072789 A JP2003072789 A JP 2003072789A
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JP2001262143A
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Keiji Kukizaki
敬二 久木崎
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器開口部への着脱を容易に行なえ、小さな
取っ手しか形成できなくても良好な作業性が得られる差
込みプラグを提供する。 【解決手段】 容器の接続口5に嵌合する筒状のプラグ
本体1とプラグ本体への連設部3がプラグ本体上端部直
径上両端部に配置された取っ手2とをシートを型抜きし
て形成され、プラグ本体上面部と取っ手との間に、取っ
手をその両端部を残しプラグ本体の半円周に亘って切り
離す切り込み10が設けられている構成とし、プラグ本
体1は接続口挿入側先端に向かって縮径したテーパ形
状、かつカップ状に形成されてもよい。また、プラグ本
体上面部にフランジ部が設けられてもよく、取っ手がプ
ラグ本体の上部を弧状に跨ぐ形状でもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、容器の開口部を
密栓するのに適した差込みプラグに関し、特に着脱を容
易に行なえる取っ手を有して良好な作業性が得られる差
込みプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、油圧部品の配管接続口などを密
栓するのに、着脱が容易なようにプラグ本体に簡単な取
っ手を設けたものがある。例えば、実開平2−7924
4号公報に開示されるゴム栓では、該ゴム栓本体の上面
一端側からその上面と同一面方向に、つまりゴム栓本体
の挿入方向に対し直交する方向に取手が延設された構造
となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記
のような構造では、取っ手をつまんでゴム栓を取り外す
際に、取っ手はゴム栓本体の中心位置から一方に外れた
所からこのゴム栓本体を引っ張り上げるから、ゴム栓本
体が容器の開口部に対して斜めに傾いてしまうことにな
る。このため、傾いたゴム栓本体の外周部が開口部内で
引っ掛かった状態となり、ほとんどがこのような状態で
開けにくい作業を行なっているという問題があった。特
に、取っ手は小さなものであり、この取っ手に油が付着
していたり作業手袋を着用していると手間取る場合が多
く作業に適した構造とはなっていなかった。
【0004】本発明は、この従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、その目的とするところは、
容器開口部への着脱を容易に行なえ、小さな取っ手しか
形成できなくても良好な作業性が得られる差込みプラグ
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上述の目的を達成する
ために、本発明請求項1記載の差込みプラグでは、容器
の開口部に嵌合する筒状のプラグ本体と、前記プラグ本
体への連設部を該プラグ本体上端部において周方向に等
間隔で複数設けて形成された取っ手とからなる手段とし
た。
【0006】請求項2記載の差込みプラグでは、請求項
1に記載の差込みプラグにおいて、前記プラグ本体は開
口部挿入側先端に向かって縮径したテーパ形状に形成さ
れている手段とした。
【0007】請求項3に記載の差込みプラグでは、請求
項1または2に記載の差込みプラグにおいて、前記プラ
グ本体はカップ状に形成されている手段とした。
【0008】請求項4に記載の差込みプラグでは、請求
項1〜3のいずれかに記載の差込みプラグにおいて、前
記プラグ本体上面部にフランジ部が設けられている手段
とした。
【0009】請求項5に記載の差込みプラグでは、請求
項1〜4のいずれかに記載の差込みプラグにおいて、前
記差込みプラグは素材を型抜きすることによって形成さ
れ、その抜き型は前記プラグ本体上面部と取っ手部とが
同一平面上に一体に形成されている手段とした。
【0010】請求項6に記載の差込みプラグでは、請求
項5に記載の差込みプラグにおいて、前記差込みプラグ
は前記プラグ本体上面部と取っ手部との間に、該取っ手
部をその両端部を残しプラグ本体の半円周に亘って切り
離す切り込みが設けられている手段とした。
【0011】請求項7に記載の差込みプラグでは、請求
項6に記載の差込みプラグにおいて、前記切り込みの終
端部は円弧状に切欠されている手段とした。
【0012】請求項8に記載の差込みプラグでは、請求
項1〜4のいずれかに記載の差込みプラグにおいて、前
記取っ手がプラグ本体の上部を弧状に跨ぐ形状に配置さ
れ、該取っ手は取っ手中間部または一方の連設部におい
て連結手段を介して接続し合う組み立て式に形成されて
いる手段とした。
【0013】
【作用】 この発明請求項1記載の差込みプラグでは上
述のように、取っ手が、プラグ本体への連設部を該プラ
グ本体上端部において周方向に等間隔で複数設けて形成
されていることにより、連設部同士を結ぶ直線または該
直線同士が形成する多角形の中心がプラグ本体の軸心を
通る構造となる。このため差込みプラグの取り外し時に
取っ手を持って引っ張り上げると、取っ手は複数の連設
部を介しプラグ本体の軸心位置でその通り方向に引っ張
り力を作用させるようになるから、プラグ本体は傾斜す
ることなく嵌め合い面同士が平行となるように引っ張ら
れ、開口部に角部分を引っ掛けることなく取り外すこと
ができる。
【0014】請求項2記載の差込みプラグでは、上述の
ように、プラグ本体は開口部挿入側先端に向かって縮径
したテーパ形状に形成されているため、型成形時におけ
る抜き勾配になると共に、使用時には、きつく嵌め込ん
でシールする際の大径部を小径部で開口部内中心位置に
導入させて密栓することができる。また差込みプラグを
取り外す際は、きつく嵌め込まれた大径部を、その軸心
方向に引っ張る取っ手によってこねることなく抵抗を最
少にして開口部から取り外すことができる。
【0015】請求項3記載の差込みプラグでは、上述の
ように、プラグ本体はカップ状に形成するとしたことに
より、プラグ本体が中空状となっているため、軽量で柔
軟性に富んだ差込みプラグを設けることができる。密栓
時はプラグ本体表面が開口部表面によく馴染み、密着し
易くなる。
【0016】請求項4記載の差込みプラグでは、上述の
ように、プラグ本体上面部にフランジ部を設けることに
より、プラグ本体を開口部に差込んでフランジ部を容器
の外表面に密着させるとシール性が向上すると共に、フ
ランジ部がストッパとなって差込みプラグの差込み過ぎ
を防止する。また、フランジ部は嵌合部の補強を為しカ
ップ状のプラグ本体でも更に良好なシール性が得られ
る。
【0017】請求項5記載の差込みプラグでは、上述の
ように、差込みプラグは型抜きによって形成され、その
抜き型は、取っ手をプラグ本体の上面部と同一平面上に
形成するため、型抜きが容易となる。
【0018】請求項6記載の差込みプラグでは、プラグ
本体上面部と取っ手部との間に、該取っ手部の両端部を
残しプラグ本体の半円周に亘って切り離す切り込み部が
設けられているため、取っ手をつまんで上方に引き上げ
ると取っ手が起立しその両端部がプラグ本体の直径上で
連設された状態となり、これによりプラグ本体をこねる
ことなく取り外すことができる。
【0019】請求項7記載の差込みプラグでは、上述の
ように、切り込みの終端部は円弧状に切欠されているた
め、取っ手を起立させることにより連設部が切り込みの
終端部から折り曲がっても、引き抜き力が一点集中する
ことなく円弧状部で分散させることになる。
【0020】請求項8記載の差込みプラグでは、上述の
ように、取っ手の中間部または一方の連設部において連
結手段を介して接続し合う組み立て式に形成することに
より、型抜き時には取っ手を平面形状に形成しておき、
不連続部分の取っ手を連結手段で接続することにより、
簡単な抜き型で形成してもプラグ本体の上部を弧状に跨
いだ立体的な取っ手を形成することができる。この取っ
手がプラグ本体の上部を弧状に跨いだ形状とすることに
より、取っ手に指掛けして取り外すことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】 以下に本発明の実施の形態を説
明する。 (発明の実施の形態1)まず、本発明実施の形態1の差
込みプラグを説明する。図1(イ)は本実施の形態1の
差込みプラグを示す平面図、図1(ロ),(ハ)は使用
手順を図1(イ)のA−A線の断面位置で示す説明図、
図2は図1(イ)のB−B線による拡大断面図であり、
図中、1はプラグ本体、2は取っ手、3は連設部であ
る。
【0022】前記プラグ本体1は後述する取っ手2と共
に所定厚みの耐油性の樹脂シートから一体に型抜きして
形成されたものであり、プラグ本体1はカップ状に型抜
きされると共に先端部4に向かって縮径したテーパ形状
に形成され、かつ、その先端部4を除いて油圧機器の接
続口(容器の開口部)5に対しきつく押し込む程度の嵌
め合いが行なわれるように形成されている。また、その
上縁6にはフランジ部7が周設されている。
【0023】前記取っ手2は、上述のように、プラグ本
体1と一体に型抜きして形成されたものであり、その抜
き型において、前記フランジ部7と同一平面上に形成さ
れている。8は表面に突状を設けた滑り止めである。ま
た、前記フランジ部7と取っ手2との間に、該取っ手2
の両端部9,9を残しプラグ本体1の半円周に亘って切
り離す切り込み10が設けられている。この切り込み1
0は前記フランジ部7の厚さと同程度の切欠幅を有して
おり、その端部11は前記切欠幅と同じ大きさの円弧状
に切欠されている。尚、前記切欠幅を小さくした場合、
両端部には切欠幅より適宜大きい逃げ穴を設ける。12
は前記切り込み10を中央部で取っ手2側に幅広くして
設けた指掛け部である。
【0024】前記連設部3は取っ手2からプラグ本体1
へ引き抜き力を作用させる取付け部となるものであり、
前記フランジ部7において、切り込み10の両端部1
1,11位置で直径方向に、図2に示すように、裏面側
に溝13を設けて前記フランジ部7の厚さを薄くするこ
とにより、取っ手2を起立させるとき必ずこの溝13か
ら折れ曲がるように、ヒンジ機能を有するように設けら
れている。
【0025】次に、この発明の実施の形態1の作用・効
果を説明する。この発明の実施の形態1の差込みプラグ
では、上述のように構成されるため、プラグ本体1を油
圧機器の接続口5に押し込んで密栓したとき、図1
(ロ)に示すように、プラグ本体1は、フランジ部7が
接続口回りの表面に当接することにより接続口5内に止
まってシールし、取っ手2はこのフランジ部7と平行状
態となっている。この接続口5を配管に使用する場合、
まず、取っ手2をつまんで起こす。このとき取っ手2は
切り込み10によってフランジ部7から分離し、溝13
から折れ曲がって起立する。溝13,13はプラグ本体
1の直径上両側に配置され切り込み10もその位置で終
了しているから、連設部3,3が丁度その溝位置に形成
され、取っ手2はプラグ本体1の直径上に橋渡しされて
図1(ハ)に示すように起立した状態となる。従って、
取っ手2を上方に引き上げるとプラグ本体1はどの方向
にも傾くことなく、軸心方向に引き上げられる。
【0026】以上説明してきたように、本発明の実施の
形態1の差込みプラグでは、プラグ本体1と取っ手2を
一体に型抜きし、プラグ本体1は上縁6にフランジ部7
を有するカップ形状に形成したので、良好なシール性が
得られるし、軽量で経済的に製造することができる。プ
ラグ本体1をテーパ状に形成し取っ手2のプラグ本体1
への連設部3をそのプラグ本体1の直径上両側2カ所に
配置したので、プラグ本体1の接続口5への装着を簡単
に行なうことができる。更に、取り外しの際に連設部の
一方がちぎれた場合でも、残った他方で取り外すことが
できる。また、取っ手2をプラグ本体1の直径上に配置
させ引き抜き力を簡単に軸心方向に作用させることがで
きるから、プラグ本体1を接続口5から容易に取り外す
ことができるなどの効果が得られる。
【0027】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。尚、この他の発明の実施の形態の説明にあたっ
ては、前記発明の実施の形態1と同様の構成部分には同
一の符号を付してその説明を省略し、相違点についての
み説明する。
【0028】(発明の実施の形態2)図3(イ)は発明
の実施の形態2の差込みプラグを示す平面図、同図
(ロ)は同縦断面図である。本発明実施の形態2の差込
みプラグは、プラグ本体1の直径上両側に配置した連設
部3,3を共用して取っ手2をその両側に配置した構成
が前記発明の実施の形態1の差込みプラグと相違してい
る。即ち、発明の実施の形態1で説明したフランジ部7
に設けた溝13,13を通る線を中心に、同一形状の取
っ手2を左右対称配置し、切り込み10の端部同士の間
には不連続部14が設けられている。
【0029】この発明の実施の形態2では、上述のよう
に構成されるため、差込みプラグの取り外し時に、一対
の取っ手2,2を起立させると不連続部14が前記溝1
3を中心として谷折りされ、この谷折り部分が連設部3
となり、また、取っ手2,2は重なり合った状態となっ
てその合わせ目がプラグ本体1の直径上に配置されるこ
とになる。
【0030】以上、説明してきたように、本発明実施の
形態2の差込みプラグでは、上述のように構成されるた
め、前記発明の実施の形態1と同様の効果が得られる
他、連設部3が二枚合わせとなって引き抜き力が全く左
右均等に作用すると共に強度も増すから、プラグ本体1
の大型化や嵌め合いをきつくして取り外しにくくなった
ものなどに適しているし、多数回の繰り返し使用にも対
応することができるなどの効果が得られる。
【0031】(発明の実施の形態3)図4(イ)は発明
の実施の形態3の差込みプラグを示す平面図、(ロ),
(ハ)はその取っ手の組み立て順を示す断面図である。
本発明実施の形態3の差込みプラグは、フランジ部に設
けた一対の板状延設部同士を連結して取っ手を組み立て
るようにした構成が前記発明の実施の形態1,2の差込
みプラグと相違している。即ち、差込みプラグはフラン
ジ部7の直径上両端から板状延設部15,16を設けて
一体に型抜きされたものである。この一方の板状延設部
15の先端部上面側には鉤部17が突設され、他方の板
状延設部16には前記鉤部17よりわずかに小さな孔1
8が穿孔されている。
【0032】この発明の実施の形態3では、上述のよう
に構成されるため、差込みプラグを使用前に前記板状延
設部15,16をプラグ本体1の上方へ湾曲させ、先端
部の鉤部17を孔18に係止させることにより、プラグ
本体1の上方でその直径上を通る取っ手2が形成され
る。このアーチ状の取っ手2は、アーチ内が指を掛け得
る程度の大きさに設定されている。
【0033】以上、説明してきたように、本発明実施の
形態3の差込みプラグでは上述のように構成されるた
め、前記発明の実施の形態1と同様の効果が得られる
他、アーチ内に指掛けできるため、作業手袋などを着用
していても極めて容易に取り外すことができる。また、
手狭な場所にあっても簡単に取り外し作業を行なうこと
ができるなどの効果が得られる。尚、油圧機器の保管時
や輸送時に、この立体的な取っ手2が邪魔となる場合に
は、取り外し直前まで未連結の状態、つまりフランジ部
7と同一平面の扁平な状態にしておくこともできる。
【0034】(発明の実施の形態4)図5(イ)は発明
の実施の形態4の差込みプラグを示す平面図、(ロ),
(ハ)はその取っ手の組み立て順を示す断面図である。
本発明実施の形態4の差込みプラグは、フランジ部の一
端に設けた板状延設部を連結して取っ手を組み立てるよ
うにした構成が前記発明の実施の形態3の差込みプラグ
と相違している。即ち、差込みプラグはフランジ部7の
一端から直径上外方に向け板状延設部19を設けて一体
に型抜きされたものである。この板状延設部19の先端
部下面側には鉤部20が突設され、フランジ部7にはこ
の板状延設部19が通る直径上対向位置に前記鉤部20
よりわずかに小さな孔21が穿孔されている。
【0035】この発明の実施の形態4では、上述のよう
に構成されるため、差込みプラグを使用前に前記板状延
設部19をプラグ本体1の上方へ湾曲させ、先端部の鉤
部20を穴21に係止させることにより、プラグ本体1
の上方でその直径上を通る取っ手2が形成される。この
場合もアーチ状の取っ手2は、アーチ内が指を掛け得る
程度の大きさに設定されている。
【0036】以上、説明してきたように、本発明実施の
形態4の差込みプラグでは上述のように構成されるた
め、前記発明の実施の形態1,3と同様の効果が得られ
る。
【0037】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成はこれらの発明の実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0038】例えば、発明の実施の形態では、樹脂シー
トから一体に型抜きして設けるとしたが、成形方法や材
質は任意であり、ゴム材で形成することもできる。
【0039】
【発明の効果】 以上説明してきたように本発明請求項
1記載の差込みプラグでは、取っ手が、プラグ本体への
連設部をこのプラグ本体上端部において周方向に等間隔
で複数設けて形成されていることにより、連設部同士を
結ぶ直線または該直線同士が形成する多角形の中心がプ
ラグ本体の軸心を通る構造となる。このため差込みプラ
グの取り外し時に取っ手を持って引っ張り上げると、取
っ手は複数の連設部を介しプラグ本体の軸心位置でその
通り方向に引っ張り力を作用させるようになるから、プ
ラグ本体は傾斜することなく嵌め合い面同士が平行とな
る方向に引っ張られ、開口部に角部分が引っ掛かること
なくスムーズに取り外すことができるようになる。
【0040】請求項2記載の差込みプラグでは、プラグ
本体が開口部挿入側先端に向かって縮径したテーパ形状
に形成されているため、型成形時における抜き勾配にな
ると共に、使用時には、きつく嵌め込んでシールする際
の大径部を小径部で開口部内中心位置に導入させ、極め
て簡単に密栓することができる。また差込みプラグを取
り外す際は、きつく嵌め込まれた大径部を、その軸心方
向に引っ張る取っ手によってこねることなく抵抗を最少
にして開口部から外し、小さな取っ手でも極めて簡単に
取り外すことができるようになる。
【0041】請求項3記載の差込みプラグでは、プラグ
本体はカップ状に形成するとしたことにより、プラグ本
体が中空状となっているため、軽量で柔軟性に富んだ差
込みプラグを設けることができる。シール性も良好とな
る。
【0042】請求項4記載の差込みプラグでは、プラグ
本体上面部にフランジ部を設けることにより、プラグ本
体を開口部に差込みフランジ部を容器の外表面に密着さ
せるとシール性が向上すると共に、フランジ部がストッ
パとなって差込みプラグの差込み過ぎを防止することが
できる。また、カップ状のプラグ本体でも嵌合部の補強
を成し更に良好なシール性が得られるようになる。
【0043】請求項5記載の差込みプラグでは、差込み
プラグは型抜きによって形成され、その抜き型は、取っ
手をプラグ本体の上面部と同一平面上に形成するため、
型抜きが容易となる。
【0044】請求項6記載の差込みプラグでは、プラグ
本体上面部と取っ手部との間に、該取っ手部の両端部を
残しプラグ本体の半円周に亘って切り離す切り込み部が
設けられているため、取っ手をつまんで上方に引き上げ
ると取っ手が起立しその両端部がプラグ本体の直径上で
連設された状態となり、これによりプラグ本体をこねる
ことなく簡単に取り外すことができるようになる。
【0045】請求項7記載の差込みプラグでは、切り込
みの終端部は円弧状に切欠されているため、取っ手を起
立させることにより連設部が切り込みの終端部から折り
曲がっても、応力が一点集中することなく円弧状部で分
散するから、十分な耐久性を得ながら連設部を小型化で
きるようになる。
【0046】請求項8記載の差込みプラグでは、取っ手
の中間部または一方の連設部において連結手段を介して
接続し合う組み立て式に形成することにより、型抜き時
には取っ手を平面形状に形成しておき、不連続部分の取
っ手を連結手段で接続することにより、簡単な抜き型で
形成してもプラグ本体の上部を弧状に跨いだ立体的な取
っ手を形成することができる。この取っ手がプラグ本体
の上部を弧状に跨いだ形状とすることにより、取っ手に
指掛けして滑ることなく簡単に取り外すことができる使
い勝手の良い取っ手をを備えた差込みプラグを得ること
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は発明の実施の形態1の差込みプラグを
示す平面図、(ロ),(ハ)は使用手順を(イ)図のA
−A線の断面位置で示す説明図である。
【図2】は図1(イ)のB−B線による拡大断面図であ
る。
【図3】(イ)は発明の実施の形態2の差込みプラグを
示す平面図、(ロ)は同縦断面図である。
【図4】(イ)は発明の実施の形態3の差込みプラグを
示す平面図、(ロ),(ハ)はその組み立て順を示す断
面図である。
【図5】(イ)は発明の実施の形態4の差込みプラグを
示す平面図、(ロ),(ハ)はその組み立て順を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 プラグ本体 2 取っ手 3 連設部 4 プラグ本体の先端部 5 接続口(容器の開口部) 6 プラグ本体の上縁 7 フランジ部 9 取っ手の端部 10 切り込み 11 切り込みの端部 13 溝 14 切り込みの不連続部 15 板状延設部(取っ手) 16 板状延設部(取っ手) 17 鉤部(取っ手) 18 孔(取っ手) 19 板状延設部(取っ手) 20 鉤部(取っ手) 21 孔(取っ手)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の開口部に嵌合する筒状のプラグ本
    体と、 前記プラグ本体への連設部を該プラグ本体上端部におい
    て周方向に等間隔で複数設けて形成された取っ手とから
    なることを特徴とする差込みプラグ。
  2. 【請求項2】 前記プラグ本体は開口部挿入側先端に向
    かって縮径したテーパ形状に形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の差込みプラグ。
  3. 【請求項3】 前記プラグ本体はカップ状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の差込み
    プラグ。
  4. 【請求項4】 前記プラグ本体上面部にフランジ部が設
    けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の差込みプラグ。
  5. 【請求項5】 前記差込みプラグは素材を型抜きするこ
    とによって形成され、その抜き型は前記プラグ本体上面
    部と取っ手部とが同一平面上に一体に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の差込み
    プラグ。
  6. 【請求項6】 前記差込みプラグは前記プラグ本体上面
    部と取っ手部との間に、該取っ手部をその両端部を残し
    プラグ本体の半円周に亘って切り離す切り込みが設けら
    れていることを特徴とする請求項5に記載の差込みプラ
    グ。
  7. 【請求項7】 前記切り込みの終端部は円弧状に切欠さ
    れていることを特徴とする請求項6に記載の差込みプラ
    グ。
  8. 【請求項8】 前記取っ手がプラグ本体の上部を弧状に
    跨ぐ形状に配置され、該取っ手は取っ手中間部または一
    方の連設部において連結手段を介して接続し合う組み立
    て式に形成されていることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の差込みプラグ。
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JP (1) JP2003072789A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014168560A (ja) * 2013-03-04 2014-09-18 Toyo Seikan Group Holdings Ltd 蓋体及びその蓋体を用いた調理容器

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JP2014168560A (ja) * 2013-03-04 2014-09-18 Toyo Seikan Group Holdings Ltd 蓋体及びその蓋体を用いた調理容器

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