JP2003072661A - 二輪自動車の車体姿勢調整装置 - Google Patents
二輪自動車の車体姿勢調整装置Info
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Abstract
にて、乗車人数や貨物の積載に適合した車体姿勢を確保
可能にする。 【解決手段】 サスペンションAに設置されて、懸架ス
プリング8を介して、車体を支持する油圧ジャッキJ
と、油圧ねじポンプ9のシリンダ内のフリーピストン1
2を第1の油室13方向に付勢するスプリング15と、
第2の油室14と油圧ジャッキJの油室7とを連結する
油路と、フリーピストン12との間に第1の油室11を
区画する油圧ねじポンプ9のピストン11と、ピストン
11に一体のロッド17を駆動する駆動手段Dとを設
け、コントローラ23に、第1の圧力センサ21および
第2の圧力センサ22の各出力にもとづいて車高を演算
させて、車高を予め設定された適正車高とするように駆
動手段Dの駆動量を制御させる。
Description
載、坂路走行などにより変化する車体の姿勢を適正姿勢
に自動調整する二輪自動車の車体姿勢調整装置に関する
ものである。
イールベースが短く車幅が小さいために、狭い道路や駐
車場での走行や駐車には非常に有用で、安易に利用でき
る乗物である。
に対する乗車人や貨物の重量割合が四輪自動車に比較し
て格段に高く、従って、二名乗車や貨物の積載時には車
体の傾きが大きくなり易い。
うな二名乗車や貨物積載、あるいは坂路走行中のばね上
重心の前輪側あるいは後輪側への移動によって、上記の
ように車体の傾きが大きくなると、車体姿勢がアンバラ
ンスとなり、走行安定性や乗心地を悪化したり、長時間
の運転では著しい疲労を招くという問題があった。
セル操作に伴う加速時に発生する車体のピッチング動作
によって、走行中の車体姿勢がさらにな悪化する場合が
あり、走行上の安全性が危惧されるという問題があっ
た。
およびコスト上昇を嫌う小〜中型の二輪自動車にあって
は、マニュアル作業によってのみ車体姿勢の調整を可能
にしたものがあるものの、この車体姿勢の調整を自動的
に行えるようにしたものはない。
ンシング機器、アクチュータおよび制御器を設けて車体
姿勢の調整を行えるようにしたものがあるが、これらの
搭載のために十分なスペースを車体に用意する必要があ
り、またコストおよび重量が嵩み、現実的には小〜中型
車への展開ができないという問題があった。
のであり、小〜中型車への展開を簡単かつローコストな
構成にて実現でき、乗車人数や貨物の積載量の変化にも
拘らず車体の適正姿勢を確保でき、常に良好な走行安定
性および乗心地を得ることができる二輪自動車の車体姿
勢調整装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明にかかる二輪自動車の車体姿勢調整装置
は、車体と車軸との間に設けられたダンパと懸架スプリ
ングとからなるサスペンションと、上記ダンパ側に設置
されて、上記懸架スプリングの一端を担持する油圧ジャ
ッキと、シリンダ内を第1の油室および第2の油室に区
画するフリーピストンを持った油圧ねじポンプと、上記
第2の油室に設けられて、上記フリーピストンを第1の
油室方向に付勢するスプリングと、上記第2の油室と油
圧ジャッキの油室とを連結する油路と、上記シリンダ内
において軸方向摺動自在に設けられて、上記フリーピス
トンとの間に上記第1の油室を区画する上記油圧ねじポ
ンプのピストンと、該ピストンに一体のロッドに螺合さ
れた出力軸を持つ駆動手段とを設けて、コントローラ
に、上記第1の油室および第2の油室の圧力を検知する
第1の圧力センサおよび第2の圧力センサの各出力にも
とづいて車高を演算させ、該車高を予め設定された適正
車高とするように上記駆動手段の駆動量を制御させるよ
うにしたものである。
油室内圧力の変化に伴う油圧ねじポンプの第1の油室お
よび第2の油室の圧力変化として、各一の圧力センサに
より検出し、これらの圧力センサの出力の演算値、例え
ば各圧力センサの検出圧力差異が、設定値となるよう
に、駆動手段によりねじポンプを駆動させ、これにより
第2の油室と油圧ジャッキの油室との間で油圧の給排制
御を実施させて、車高を設定レベル調整することができ
る。
の車体姿勢調整装置は、車体と車軸の間に設けられたダ
ンパと懸架スプリングとからなるサスペンションと、上
記ダンパ側に設置されて、上記懸架スプリングの一端を
担持する油圧ジャッキと、フリーピストンによって第1
の油室および第2の油室に区画されたメータリングシリ
ンダと、上記第2の油室に設けられて、上記フリーピス
トンを第1の油室方向に付勢するスプリングと、上記第
2の油室と上記油圧ジャッキの油室とを連結する油路
と、シリンダ内に上記第1の油室に連通される第3の油
室を区画する軸方向摺動自在なピストンを持った油圧ね
じポンプと、上記ピストンに一体のロッドに螺合された
出力軸を持つ駆動手段とを設けて、コントローラに、上
記第1の油室および第2の油室の圧力を検知する第1の
圧力センサおよび第2の圧力センサの各出力にもとづい
て車高を演算させ、該車高を予め設定された適正車高と
するように上記駆動手段の駆動量を制御させるようにし
たものである。
室内圧力の変化に伴う油圧ねじポンプの第1の油室およ
び第2の油室の圧力変化として、各一の圧力センサによ
り検出し、これらの圧力センサの出力の演算値、例えば
各圧力センサの検出圧力差異が、設定値となるように、
駆動手段によりねじポンプを駆動させ、これによりメー
タリングシリンダ内の第1の油室に対し油圧ねじポンプ
の上記第3の油室内の油圧を給排し、上記同様に適正な
車高レベルに調整することができる。
の車体姿勢調整装置は、車体と車軸の間に設けられたダ
ンパと懸架スプリングとからなるサスペンションと、上
記ダンパ側に設置されて、上記懸架スプリングの一端を
担持する油圧ジャッキと、上記フリーピストンによって
第1の油室および第2の油室に区画されたメータリング
シリンダと、上記第2の油室に設けられて、フリーピス
トンを第1の油室方向に付勢するスプリングと、上記第
2の油室と上記油圧ジャッキの油室とを連結する油路
と、上記第1の油室に油圧供給弁を介して接続された油
圧源と、上記第1の油室に油圧排出弁を介して接続され
たオイルタンクとを設けて、コントローラに、上記第1
の油室および第2の油室の圧力を検知する第1の圧力セ
ンサおよび第2の圧力センサの各出力にもとづいて車高
を演算させ、該車高を予め設定した適正車高とするよう
に上記油圧供給弁および油圧排出弁を開閉制御させるよ
うにしたものである。
ンダの第1の油室に対して直接油圧の給排制御を行っ
て、油圧ジャッキの動作を高速に制御することができ
る。
の車体姿勢調整装置は、上記サスペンションを車体の前
後にそれぞれ設けた前輪側サスペンションおよび後輪側
サスペンションとし、これらの各サスペンションごとの
油圧ジャッキが、一つのコントローラの制御のもとで各
駆動手段により駆動される油圧ねじポンプまたはメータ
リングシリンダによって作動制御されるようにしたもの
である。
でき、従って、車体における占有空間をできるだけ少な
く抑えることができる。
の車体姿勢調整装置は、サスペンションを構成し車体側
または車軸側の一方に取り付けられたインナーチューブ
と、該インナーチューブ内に摺動自在に設けられるとと
もに、上記車体側または車軸側の他方に取り付けられた
アウターチューブ側に懸架ばねを介して支持された押圧
部材と、該押圧部材によってインナーチューブ内に区画
された油室と、シリンダ内を第1の油室および第2の油
室に区画するフリーピストンを持った油圧ねじポンプ
と、上記第2の油室に設けられて、上記フリーピストン
を第1の油室方向に付勢するスプリングと、上記第2の
油室と上記インナーチューブ内の油室とを連結する油路
と、上記シリンダ内において軸方向摺動自在に設けられ
て、上記フリーピストンとの間に上記第1の油室を区画
する上記油圧ねじポンプのピストンと、該ピストンに一
体のロッドに螺合された出力軸を持つ駆動手段と、上記
第1の油室および第2の油室の各圧力を検知する第1の
圧力センサおよび第2の圧力センサとを設けて、コント
ローラに、第1の圧力センサおよび第2の圧力センサの
各出力にもとづいて車高を演算させ、該車高を予め設定
された適正車高とするように上記駆動手段の駆動量を制
御させるようにしたものである。
ューブ内に組み込まれた車高調整手段を利用して車高調
整を行うことができる。
について説明するが、図1は、二輪自動車の車体姿勢調
整装置を概念的に示す構成図であり、同図において、A
は、リアークッションユニットとしての後輪側サスペン
ションであり、これがシリンダ1aに対してピストンロ
ッド1bを出入自在に設けたダンパ1を持つ。
ピストンを介して移動自在に挿入したピストンロッド1
bに加えて、図示しないピストンによってシリンダ1a
内に区画された二つの油室と、上記ピストンロッド1b
に設けられて、二つの油室を開閉する減衰力発生機構と
からなる。
2を一体に有し、これが車軸側に装着され、ピストンロ
ッド1bは、上端に円板状のロッド側ばね受け3を介し
てブラケット4を一体に有し、これが車体側に装着され
る。
リンダ側ばね受け5が軸方向摺動自在に取り付けられ、
さらに、シリンダ1aの下端外周には、上方に開口する
有底円筒部材6が固定されている。
ね受け5の円筒部5aが出入自在、かつ密に嵌合されて
おり、これらのシリンダ側ばね受け5と有底円筒部材6
との間に油室7が形成されている。
リンダ側ばね受け5は、油圧ジャッキJを構成してい
る。
ばね受け5との間には、コイル状の懸架スプリング8が
介装され、これがシリンダ側ばね受け5を常時下方へ付
勢している。つまり、懸架スプリング8の一端がシリン
ダ側ばね受け5により担持されている。
がシリンダ10内にピストン11およびフリーピストン
12によって第1の油室13および第2の油室14を区
画したものからなる。
は、シリンダ10内に軸方向摺動自在に設けられ、第2
の油室14内にはフリーピストン12を常時ピストン1
1側に付勢するスプリング15が介装されている。
を介して油圧ジャッキJの油室7に連通している。
に出入するロッド17の一端が取り付けられており、こ
のロッド17の外周には、正逆転駆動可能な電動モータ
18に連動する減速機19の出力軸20が螺合されてお
り、この電動モータ18および減速機19は、駆動手段
Dを構成している。
には圧力(油圧)を検出する第1の圧力センサ21およ
び第2の圧力センサ22が設けられている。
1および第2の圧力センサ22から出力される圧力信号
Pa、Pbを受けて、車高状態としての、例えば適正車
高位置からの現在の車高の高低差信号を計算し、その適
正車高となる回転数分または時間分、上記電動モータ1
8を駆動させるように機能する。
ているロッド17は、軸方向に移動し、ピストン11が
油室13内の作動油を介してフリーピストン12を移動
させて、第2の油室14内の作動油を油圧ジャッキJの
油室7に供給し、または油室7内の油圧を第1の油室1
4内に逃がし、これにより、車高が上記適正車高に自動
的に保たれる。
調整装置にあっては、コントローラ23は後輪側サスペ
ンションAの高さを、油圧ジャッキJの油室7内におけ
る油圧、すなわちこの油圧に応じて変化する油圧ねじポ
ンプ9の第1の油室13および第2の油室14の各圧力
(油圧)として、第1の圧力センサ21および第2の圧
力センサ22により監視している。
力データPa、Pbにもとづいて、上記コントローラ2
3は現在の車高を計算し、この計算した車高を予め設定
した適正車高とするためのデータを、メモリ等に予め用
意された制御マップを利用して求めて、このデータに応
じた正転、逆転、停止などの制御電流を回転数対応また
は駆動時間対応で電動モータ18に供給する。
の出力軸に螺合するロッド17に伝えられ、ロッド17
は軸方向移動してピストン11をシリンダ10内に移動
させる。
室13内の圧力が変化し、これに伴ってフリーピストン
12が移動し、上記のように第2の油室14内の作動油
が油圧ジャッキJの油室7へ供給され、またはジャッキ
Jの油室7内の作動油が上記第2の油室14に排出さ
れ、上記シリンダ側ばね受け5の高さが調整される。
のプリロード制御が行われ、車高が上記最適車高に自動
的に調整されることとなる。
タPbはジャッキJから受ける荷重の等価圧力を示す。
ング15のばね反力の等価圧力であり、フリーピストン
12の位置をも示している。
油量が明らかであるので、車高状態はコントローラ23
における計算によって求められ、従って、予め設定した
適正車高との差違も把握できる。
上記第2の油室14からジャッキJの油室7に送るべき
油量を計算でき、圧力データの差Pa−Pbの調整値が
設定可能となる。従って、車高を適正状態に調整でき
る。
置を確認微調整して適正位置に止めることになる。
が、これが図1と異るところは本発明を後輪側サスペン
ションAではなく、フロントフォークとしての前輪側サ
スペンションBに応用した点である。
チューブ24にインナーチューブ25を挿し込んで、ア
ウターチューブ24内に下部油室26を区画した支柱構
造をなす。
は、インナーチューブ25の内部に亘りフォークボルト
27で下端を固定したセンターチューブ28が起立して
延びており、このセンターチューブ28の上端に形成し
たピストン29でインナーチューブ25の内部を貯油室
30と上部油室31とに区画している。
った圧側減衰力発生用の油孔32を通して、同じく上部
油室31は、伸側減衰力発生用の油孔33を通してイン
ナーチューブ2内の貯油室30にそれぞれ連通し、結果
として上下部油室31、26は、圧側および伸側減衰力
発生用の油孔32、33を通して相互にも連通してい
る。
25とピストン29との間に位置して懸架スプリング3
4が介装してあり、この懸架スプリング34のスプリン
グ荷重でインナーチューブ25とアウターチューブ24
を伸長方向に付勢している。
を図示しないブラケットで結び、このブラケットに設け
たステアリングシャフトを通して車体に対し操舵自在に
枢着し、また、アウターチューブ24の下端で前輪を支
持し、前輪に対して車体前部を弾性的に支持する。
動式の押圧部材35で支持し、外部からこの押圧部材3
5に圧油を供給し、この押圧部材35で懸架スプリング
34を圧縮しつつプリロードを高めることで、インナー
チューブ25とアウターチューブ24の圧縮動作を抑制
可能にしている。
ンを用い、このフリーピストンをインナーチューブ25
内の貯油室30の上端に油室36を形成して配置し、か
つ、反対側の面で懸架スプリング34の端部を担持して
いる。
ンプ9の第2の油室14に油路37を介して連通してい
る。
供給されて油圧が押圧部材35に作用すると、懸架スプ
リング34を介してインナーチューブ25がアウターチ
ューブ24に対して伸方向に付勢される。
35および油室36は懸架スプリング34を介して車体
を支持する油圧ジャッキJを構成している。
行におけるブレーキ操作によって車体前部が沈み込むよ
うな荷重を受けると、インナーチューブ25がアウター
チューブ24の中に沈み込み、懸架スプリング34を介
して押圧部材35がインナーチューブ25に対し相対的
に上方へ移動する。
路37を介して油圧ねじポンプ9の第2の油室14内の
油圧も上昇し、第1の油室13との油圧差分とスプリン
グ15のばね反力の等価圧力とでフリーピストン12を
所定量移動させる。
4の圧力は圧力センサ21、22により検知され、コン
トローラ23はこれらの検知信号や上記油室13、1
4、36の断面積、油量データを参照して車高状態を計
算し、さらに予め設定した適正車高との差違を求め、こ
の差違に応じた作動油の必要量を計算し、Pa−Pbの
調整値を設定する。
bの調整値に応じた制御量分の回転数(または駆動時
間)だけ、例えば正転駆動され、減速機19を介してピ
ストン11をシリンダ10内に右行させる。
室13内の圧力が高まり第2の油室14との差圧に応じ
てフリーピストン12を右行させる。
油路37を通じてジャッキを構成する上記インナーチュ
ーブ25内の油室36に供給され、油室36内の油圧が
高められる。
アウターチューブ24に対しインナーチューブ25を上
昇するように機能する。
ョンの沈み込みを自動的に抑制し、車体姿勢を適正姿勢
に維持することができる。
で車体姿勢を確認微調整して適正姿勢位置に止めること
になる。
が、この実施の形態が図1に示すものと異るところは、
図1に示す油圧ねじポンプ9を、駆動手段Dによって駆
動される第1のシリンダ38内に、第3の油室39を区
画するピストン11を摺動自在に設けた油圧ねじポンプ
40と、第2のシリンダ41内に第1の油室13および
第2の油室14を区画して摺動可能なフリーピストン1
2を有するメータリングシリンダ42とに分離した点で
ある。
第2のシリンダ41内の第1の油室13とは油路(管
路)43により連通している。
は、図1に示したものと車体姿勢調整動作が基本的に同
一であり、ここではその重複する説明を省略する。
プ40とメータリングシリンダ42とを油路49で接続
する構成を採用したことで、これらの車両への装着位置
を自由に選定できるようになり、小型の二輪自動車への
当該車高姿勢装置の装備が可能になる。
なるという利点が得られる。
示すが、これは図3に示す駆動手段Dおよび油圧ねじポ
ンプ40に代えて、外部の油圧源44と、メータリング
シリンダ42の第1の油室13に対する作動油の給排を
コントロールする油圧供給弁45および油圧排出弁46
とを用いたものである。
リーフ・アンロード機能を有する油圧源やアキュームレ
ータ等を含む油圧源が用いられる。
ータリングシリンダ42の第1の油室13とを結ぶ油路
(管路)47の途中に接続され、油圧排出弁46はその
第1の油室13とオイルタンク48とを結ぶ油路49の
途中に接続されている。
び油圧排出弁46はコントローラ23の制御下で、動作
の切り換えが行われる。
同様に各圧側センサ21、22からの圧力データにもと
づいて現在の車高を計算し、さらにこの計算した車高を
予め設定した適正車高とするためのデータを、制御マッ
プの利用により求め、このデータに応じて油圧源44の
動作と油圧供給弁45および油圧排出弁46のオン、オ
フ動作のための制御電流を、例えばオン、オフ時間対応
で供給する。
二人乗りや荷物の積載などによって車体の下降とともに
収縮する方向の力を受けた場合には、油圧ジャッキJの
油室7内の圧力増加に伴って、メータリングシリンダ4
2の第1の油室13および第2の油室14に作用する油
圧も変化し、この変化が第1の圧力センサ21および第
2の圧力センサ22により検出される。
て、現在の車高を予め設定した適正車高とするためのデ
ータを演算し、油圧源44を動作させた状態にて、油圧
供給弁を計算した時間分開き、この間、油圧排出弁46
を閉じる。
に作動油が供給され、フリーピストン12は第2の油室
14を圧縮する方向に移動する。
油圧ジャッキJの油室7に圧入され、シリンダ側ばね受
け5を上方へ持ち上げる。このため、懸架スプリング8
を介してロッド側ばね受け3およびブラケット4を介し
て車体を上方へ持ち上げる力が働く。
載によって前輪側が沈み込むのを防止でき、車体姿勢を
適正状態に維持することができる。
で車体姿勢を確認、微調整して、適正位置に止めること
になる。
ションAおよび図2に示すような前輪側サスペンション
Bを単一のコントローラ23によりそれぞれ独自に伸縮
作動させるものを示す。
による前輪側の沈み込みや、二人乗車による後輪側の沈
み込みをそれぞれ独立して、または同時並行的に抑制す
ることができる。
ンA、Bごとに設ける必要がなくなり、車体姿勢調整装
置としての設置空間の占有率を抑え、コストの低減を図
ることができる。
人乗り、貨物の積載、坂路走行などにより車体姿勢が大
きく変化する場合においても、この車体姿勢を適正姿勢
に自動調整することが可能になるため、例えば前照灯が
異常な角度で上下方向に向き、対向車の運転手に直射す
ることにより、対向車の事故を誘発するのを防止でき
る。
前輪側サスペンションの減衰力や懸架スプリングのばね
定数、および後輪側サスペンションの定常減衰力や懸架
スプリングのばね定数を低減できることとなり、凹凸の
少ない路面やうねり路などでの前後輪の各サスペンショ
ンの作動量を大きく設定でき、乗心地の改善が可能にな
る。
ポンプ9、メータリングシリンダ42との間や、メータ
リングシリンダ42と油圧ねじポンプ40や油圧源44
との間を管路としての油路16、43、47で接続する
構成を採用したことで、これらの車体における装備スペ
ースの設定が容易になる。
量で油圧ねじポンプ9やメータリング42に簡単に装着
でき、外観を悪化させない設置が可能となる。
車軸との間に設けられたダンパと懸架スプリングとから
なるサスペンションと、上記ダンパ側に設置されて、上
記懸架スプリングの一端を担持する油圧ジャッキと、シ
リンダ内を第1の油室および第2の油室に区画するフリ
ーピストンを持った油圧ねじポンプと、上記第2の油室
に設けられて、上記フリーピストンを第1の油室方向に
付勢するスプリングと、上記第2の油室と油圧ジャッキ
の油室とを連結する油路と、上記シリンダ内において軸
方向摺動自在に設けられて、上記フリーピストンとの間
に上記第1の油室を区画する上記油圧ねじポンプのピス
トンと、該ピストンに一体のロッドに螺合された出力軸
を持つ駆動手段とを設けて、コントローラに、上記第1
の油室および第2の油室の圧力を検知する第1の圧力セ
ンサおよび第2の圧力センサの各出力にもとづいて車高
を演算させて、該車高を予め設定された適正車高とする
ように上記駆動手段の駆動量を制御させるようにしたの
で、圧力センサの出力の演算値、例えば各圧力センサの
検出圧力差異が、設定値となるように、駆動手段により
ねじポンプを駆動させ、これにより第2の油室と油圧ジ
ャッキの油室との間で作動油の給排制御を実施すること
により、車高を設定レベル調整することができる。
および第2の油室に区画されたメータリングシリンダ
と、上記第2の油室に設けられて、上記フリーピストン
を第1の油室方向に付勢するスプリングと、上記第2の
油室と上記油圧ジャッキの油室とを連結する油路と、シ
リンダ内に上記第1の油室に連通される第3の油室を区
画する軸方向摺動自在なピストンを持った油圧ねじポン
プと、上記ピストンに一体のロッドに螺合された出力軸
を持つ駆動手段とを設けて、コントローラに、上記第1
の油室および第2の油室の圧力を検知する第1の圧力セ
ンサおよび第2の圧力センサの各出力にもとづいて車高
を演算させて、該車高を予め設定された適正車高とする
ように上記駆動手段の駆動量を制御させるようにしたの
で、車高状態を、油圧ジャッキの油室内圧力の変化に伴
う油圧ねじポンプの第1の油室および第2の油室の圧力
変化として、各一の圧力センサにより検出でき、これら
の圧力センサの出力の演算値、例えば圧力センサの検出
圧力差異が設定値となるように、駆動手段によりねじポ
ンプを駆動させ、これによりメータリングシリンダ内の
第1の油室に対し油圧ねじポンプの上記第3の油室内の
油圧を給排して、上記同様に適正な車高レベルに調整す
ることができる。
室に油圧供給弁を介して接続された油圧源と、上記第1
の油室に油圧排出弁を介して接続されたオイルタンクと
を設けて、コントローラに、上記第1の油室および第2
の油室の圧力を検知する第1の圧力センサおよび第2の
圧力センサの各出力にもとづいて車高を演算させ、該車
高を予め設定した適正車高とするように上記油圧供給弁
および油圧排出弁を開閉制御させるようにしたので、油
圧源からメータリングシリンダの第1の油室に対して直
接油圧の給排制御を行って、油圧ジャッキの動作を高速
に制御できる。
ぞれ設け、これらの各サスペンションごとの油圧ジャッ
キが、一つのコントローラの制御のもとで各駆動手段に
より駆動される油圧ねじポンプまたはメータリングシリ
ンダによって制御されるようにしたので、コントローラ
の設置数を低減でき、従って、車体における占有空間を
できるだけ少なく抑えることができる。
または車軸側の一方に取り付けられたインナーチューブ
と、このインナーチューブ内に摺動自在に設けるととも
に、上記車体側または車軸側の他方に取り付けられたア
ウターチューブ側に懸架ばねを介して支持された押圧部
材と、該押圧部材によってインナーチューブ内に区画さ
れた油室とを設けて、該油室を油圧ねじポンプの第2の
油室に連通させるようにしたので、サスペンションのイ
ンナーチューブ内に組み込まれた車高調整機構を利用し
て車高調整を行うことができる。
勢調整装置を概念的に示す構成図である。
姿勢調整装置を概念的に示す構成図である。
姿勢調整装置を概念的に示す構成図である。
姿勢調整装置を概念的に示す構成図である。
姿勢調整装置を概念的に示す構成図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 車体と車軸との間に設けられたダンパと
懸架スプリングとからなるサスペンションと、上記ダン
パ側に設置されて、上記懸架スプリングの一端を担持す
る油圧ジャッキと、シリンダ内を第1の油室および第2
の油室に区画するフリーピストンを持った油圧ねじポン
プと、上記第2の油室に設けられて、上記フリーピスト
ンを第1の油室方向に付勢するスプリングと、上記第2
の油室と油圧ジャッキの油室とを連結する油路と、上記
シリンダ内において軸方向摺動自在に設けられて、上記
フリーピストンとの間に上記第1の油室を区画する上記
油圧ねじポンプのピストンと、該ピストンに一体のロッ
ドに螺合された出力軸を持つ駆動手段と、上記第1の油
室および第2の油室の各圧力を検知する第1の圧力セン
サおよび第2の圧力センサと、該第1の圧力センサおよ
び第2の圧力センサの各出力にもとづいて車高を演算
し、該車高を予め設定された適正車高とするように上記
駆動手段の駆動量を制御するコントローラとを備えたこ
とを特徴とする二輪自動車の車体姿勢調整装置。 - 【請求項2】 車体と車軸との間に設けられたダンパと
懸架スプリングとからなるサスペンションと、上記ダン
パ側に設置され、上記懸架スプリングを介して車体を支
持する油圧ジャッキと、フリーピストンによって第1の
油室および第2の油室に区画されたメータリングシリン
ダと、上記第2の油室に設けられて、上記フリーピスト
ンを第1の油室方向に付勢するスプリングと、上記第2
の油室と上記油圧ジャッキの油室とを連結する油路と、
シリンダ内に上記第1の油室に連通される第3の油室を
区画する軸方向摺動自在なピストンを持った油圧ねじポ
ンプと、上記ピストンに一体のロッドに螺合された出力
軸を持つ駆動手段と、上記第1の油室および第2の油室
の圧力を検知する第1の圧力センサおよび第2の圧力セ
ンサと、該第1の圧力センサおよび第2の圧力センサの
各出力にもとづいて車高を演算し、該車高を予め設定さ
れた適正車高とするように上記駆動手段の駆動量を制御
するコントローラとを備えたことを特徴とする二輪自動
車の車体姿勢調整装置。 - 【請求項3】 車体と車軸との間に設けられたダンパと
懸架スプリングとからなるサスペンションと、上記ダン
パ側に設置されて、上記懸架スプリングの一端を担持す
る油圧ジャッキと、フリーピストンによって第1の油室
および第2の油室に区画されたメータリングシリンダ
と、上記第2の油室に設けられて、上記フリーピストン
を第1の油室方向に付勢するスプリングと、上記第2の
油室と上記油圧ジャッキの油室とを連結する油路と、上
記第1の油室に油圧供給弁を介して接続された油圧源
と、上記第1の油室に油圧排出弁を介して接続されたオ
イルタンクと、上記第1の油室および第2の油室の圧力
を検知する第1の圧力センサおよび第2の圧力センサ
と、該第1の圧力センサおよび第2の圧力センサの各出
力にもとづいて車高を演算し、該車高を予め設定した適
正車高とするように上記油圧供給弁および油圧排出弁を
開閉制御するコントローラとを備えたことを特徴とする
二輪自動車の車体姿勢調整装置。 - 【請求項4】 上記サスペンションが車体の前後にそれ
ぞれ設けられた前輪側サスペンションおよび後輪側サス
ペンションであり、これらの前輪側サスペンションおよ
び後輪側サスペンションごとの各油圧ジャッキが、一つ
のコントローラの制御のもとで各駆動手段により駆動さ
れる油圧ねじポンプまたはメータリングシリンダによっ
て作動制御されることを特徴とする請求項1乃至請求項
3のいずれかに記載の二輪自動車の車体姿勢調整装置。 - 【請求項5】 サスペンションを構成して車体側または
車軸側の一方に取り付けられたインナーチューブと、該
インナーチューブ内に摺動自在に設けられるとともに、
上記車体側または車軸側の他方に取り付けられたアウタ
ーチューブ側に懸架ばねを介して支持された押圧部材
と、該押圧部材によってインナーチューブ内に区画され
た油室と、シリンダ内を第1の油室および第2の油室に
区画するフリーピストンを持った油圧ねじポンプと、上
記第2の油室に設けられて、上記フリーピストンを第1
の油室方向に付勢するスプリングと、上記第2の油室と
上記インナーチューブ内の油室とを連結する油路と、上
記シリンダ内において軸方向摺動自在に設けられて、上
記フリーピストンとの間に上記第1の油室を区画する上
記油圧ねじポンプのピストンと、該ピストンに一体のロ
ッドに螺合された出力軸を持つ駆動手段と、上記第1の
油室および第2の油室の各圧力を検知する第1の圧力セ
ンサおよび第2の圧力センサと、該第1の圧力センサお
よび第2の圧力センサの各出力にもとづいて車高を演算
し、該車高を予め設定された適正車高とするように上記
駆動手段の駆動量を制御するコントローラとを備えたこ
とを特徴とする二輪自動車の車体姿勢調整装置。
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JP2001262943A JP4768167B2 (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 二輪自動車の車体姿勢調整装置 |
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- 2001-08-31 JP JP2001262943A patent/JP4768167B2/ja not_active Expired - Fee Related
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