JP2003071674A - 物品自動位置決め装置 - Google Patents

物品自動位置決め装置

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JP2003071674A
JP2003071674A JP2001259891A JP2001259891A JP2003071674A JP 2003071674 A JP2003071674 A JP 2003071674A JP 2001259891 A JP2001259891 A JP 2001259891A JP 2001259891 A JP2001259891 A JP 2001259891A JP 2003071674 A JP2003071674 A JP 2003071674A
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splicing plate
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JP2001259891A
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Haruhisa Fukaya
晴久 深谷
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Daido Machinery Ltd
Original Assignee
Daido Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品を自動的に位置決めし、後工程での孔あ
け加工に際しての作業負荷を軽減すると共に誤削を抑制
する。 【解決手段】 搬入用台車27は、物品受取り位置と穿
孔装置64への物品受渡し位置との間を往復移動する。
搬入用台車27には、複数の添接板14が積み重ね状態
で載置される支持装置31が配設される。搬入用台車2
7には、支持装置31に載置されている添接板14にお
けるY方向の位置決めを行なう第1位置決め装置37が
配設される。搬入用台車27には、支持装置31に載置
されている添接板14におけるX方向の位置決めを行な
う第2位置決め装置63の第2ストッパが配設される。
物品受取り位置に臨む搬入用台車27の上方に、第2位
置決め装置63の第2可動体が配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパレット等
の物品集積部から移載される物品を、自動的に位置決め
する物品自動位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、橋梁等の構成材同士を連結する
際に用いられる板状の添接板(物品)では、連結する構成
材にボルトまたはリベット止めするための複数の通孔が
穿設されている。この添接板に孔あけ加工を行なう場合
は、複数の添接板を定盤の定められた位置に夫々固定す
ると共に、各添接板における所定位置の角部を基準点と
して、該基準点に基づいて穿設するべき穿孔位置(座標)
をNC加工装置に設定入力する。そしてNC加工装置に
おいて、各添接板毎に穿孔位置データに基づいてドリル
を移動制御して、該添接板に孔あけ加工を施すよう構成
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記穿孔位置データ
は、定盤上に固定された各添接板毎にNC加工装置に入
力する必要があるため、その入力作業が煩雑で時間が掛
かる難点が指摘される。また、入力量が多くなるために
オペレータの入力ミスが発生し易く、定盤に実際に位置
決め固定されている添接板に穿設するべき孔の位置と、
穿孔位置データとが食い違ってしまい、誤削が発生して
歩留りが低下するおそれがある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、前述した課題に鑑み、これを
好適に解決するべく提案されたものであって、物品集積
部から移載された物品を自動的に位置決めすることで、
孔あけ加工に際しての作業負荷を軽減すると共に誤削を
抑制し得る物品自動位置決め装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を克服し、所
期の目的を達成するため本発明は、物品集積部から物品
移送装置により移載される板状の物品を位置決めする物
品自動位置決め装置であって、平面座標のX方向に所定
間隔離間し、前記物品の下面を支持する複数の支持部材
と、X方向に隣り合う支持部材間に配設されて、支持部
材群上に載置された物品におけるY方向の両側端に当接
可能で、第1作動手段によりY方向に相対的に近接・離
間移動可能な一対の第1位置決め部材を備える第1位置
決め手段と、前記支持部材群上に載置された物品におけ
るX方向の両側端に当接可能で、第2作動手段によりX
方向に相対的に近接・離間移動可能な一対の第2位置決
め部材を備える第2位置決め手段とから構成したことを
特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る物品自動位置
め装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照
しながら以下説明する。
【0007】図1は、本発明の実施例に係る物品自動位
置決め装置を組み込んだ自動穿孔システムの全体を示す
概略平面図であって、2本の平行な第1レール10,1
0からなる2組のレール組11,11が平行に敷設さ
れ、各レール組11には複数の物品集積部としての搬入
パレット台車13が走行可能に載架されている。各搬入
パレット台車13の上面には、図2に示す如く、走行方
向の前後に前載置部13a(図2の右側)と後載置部13
b(図2の左側)とが設定され、各載置部13a,13b
に物品としての板状の添接板14が複数積載されるよう
になっている。なお実施例では、第1レール10の延在
方向を平面座標のX方向、これと直交する方向をY方向
と指称するものとする。
【0008】(物品搬入装置)前記レール組11,11の
上方には、Y方向に所定長さで延在する一対の第1ガイ
ドレール15,15がX方向に所定間隔離間して平行に
配置され、両ガイドレール15,15間に物品移送装置
としての物品搬入装置16の台車17が走行可能に載架
されている。そして、この台車17は、第1駆動手段1
8によって各レール組11,11の上方の物品取出し位
置と、後述する物品自動位置決め装置25の上方の物品
受渡し位置との間を移動するよう構成される。なお、各
レール組11に載架されている搬入パレット台車13
は、第1ガイドレール15,15間の下方に設定された
搬入位置と、該搬入位置から外方に離間する待機位置と
の間を移動するようになっている。
【0009】前記物品搬入装置16の台車17には、図
2に示す如く、X方向に移動可能な移動台19が配設さ
れ、該移動台19は第2駆動手段20によって、搬入位
置に位置決めされた搬入パレット台車13における前載
置部13aと後載置部13bとの上方位置を移動位置決
めされるよう構成される。また移動台19には、複数の
ガイドロッド21を介して水平に支持された保持体22
が昇降可能に垂設されており、該保持体22は、移動台
19に倒立状態で配設した昇降用のACサーボモータ2
3の正逆回転により昇降動するよう構成されている。保
持体22の下面には複数の電磁石24が垂設され、電磁
石24が搬入パレット台車13に積載されている最上部
の添接板14に当接する位置まで保持体22を下降した
状態で、該電磁石24を励磁することで添接板14を1
枚づつ磁力吸着し得るようになっている。
【0010】(物品自動位置決め装置)前記レール組1
1,11の配設位置からY方向に離間する位置に、前記
物品搬入装置16により移送される添接板14の自動位
置決めを行なう物品自動位置決め装置25が配置され
る。この物品自動位置決め装置25は、レール組11と
平行なX方向に延在する一対の第2レール26,26間
に走行可能に載架された搬入用台車27を備える(図4,
図5参照)。また搬入用台車27は、図7に示す如く、
該台車27に配設した回転位置制御可能な駆動モータ2
8により正逆方向に回転されるピニオン29を、一方の
第2レール26に配設したラック30に噛合させてい
る。従って、駆動モータ28を正逆駆動することによ
り、搬入用台車27は、前記第1ガイドレール15,1
5間の物品受取り位置と、後述する穿孔装置64への物
品受渡し位置との間を往復移動するよう構成される。
【0011】(添接板の支持装置)前記搬入用台車27に
は、複数の添接板14が積み重ね状態で載置される支持
装置31が配設される。この支持装置31は、図5に示
す如く、搬入用台車27に対して複数のガイドロッド3
2を介して昇降可能に配設される矩形枠状の基体33を
備え、該基体33には、図3および図4に示す如く、X
方向に所定間隔離間して複数の板状の支持部材34が立
設される。また搬入用台車27に、油圧式の第1シリン
ダ35が垂直に配設され、該シリンダ35の上方を指向
するピストンロッド35aが基体33に連結されてお
り、該シリンダ35を正逆付勢することによって支持部
材群を、下動位置と上動位置との間を昇降動するよう構
成される。そして、下動位置に臨む支持部材群上に、前
記物品搬入装置16により移送されてきた添接板14が
移載されるようになっている。なお、支持部材群上に
は、X方向の前後に前載置部36a(図4の右側)と後載
置部36b(図4の左側)とが設定され、各載置部36
a,36bに添接板14が夫々積み重ね状態で並列に載
置されるようになっている。
【0012】(第1位置決め装置)前記搬入用台車27に
は、前記支持装置31に載置される添接板14における
Y方向の位置決めを行なう第1位置決め装置(第1位置
決め手段)37が、図3および図4に示す如く、支持装
置31におけるX方向に隣り合う支持部材34,34間
に夫々配設される。すなわち、第1位置決め装置37
は、図5に示す如く、前記基体33に干渉しないよう搬
入用台車27に立設された複数の支柱38に支持されて
Y方向に延在する本体39を備え、該本体39には、Y
方向に延在する一対のガイドロッド40,40がX方向
に離間して平行に配設されている(図6参照)。なお、本
体39およびガイドロッド40,40は、下動位置にお
ける前記支持部材34の上端より下方に臨み、支持部材
群上に載置された添接板14と干渉しないようになって
いる。
【0013】前記ガイドロッド40,40におけるY方
向の一端部に、一方の第1位置決め部材としての第1ス
トッパ41が位置め固定されている。この第1ストッパ
41は、前記支持部材群上に積み重ねられる最下部の添
接板14の下面に当接可能な下部ストッパ部41aと、
該添接板14の一方の側端が当接可能な側部ストッパ部
41bとを備え、側部ストッパ部41bの添接板14と
の当接面が、Y方向の基準位置となるよう位置決め設定
される。またガイドロッド40,40には、添接板14
の他方の側端に当接可能な他方の第1位置決め部材とし
ての第1可動体42が摺動可能に配設してある。更に本
体39には、Y方向の両端部にスプロケット43,43
が回動可能に枢支されると共に、両スプロケット43,
43間に無端チェン44が巻掛けられ、該無端チェン4
4の適宜位置に第1可動体42が連結される。一方のス
プロケット43には、本体39に配設した第1作動手段
としての第1位置決め用モータ45がチェン−スプロケ
ット等の手段を介して連結され、該モータ45により無
端チェン44を正逆回転することで、第1可動体42が
ガイドロッド40,40に沿って移動して第1ストッパ
41に対して近接・離間移動するよう構成される。すな
わち、支持部材群上における第1ストッパ41と第1可
動体42との間に添接板14が載置されている状態で、
第1可動体42を第1ストッパ41に近接移動させるこ
とにより、該添接板14を押送してその一側端を第1ス
トッパ41に当接させて、Y方向の位置決めを行なうよ
うになっている。
【0014】なお、複数の第1位置決め装置37の第1
位置決め用モータ45は、夫々独立して回転制御される
よう設定されており、支持部材群上に設定された前後の
載置部36a,36bに載置される添接板14のX方向
の長さ寸法に応じて、必要箇所の第1位置決め装置37
を用いて添接板14の位置決めを行ない得るよう構成さ
れる。また第1位置決め装置37では、第1可動体42
により押送する添接板14の一側端が第1ストッパ41
に当接した際に、これを適宜の検知手段(図示せず)によ
り検知して該第1可動体42を停止するよう設定してあ
る。第1ストッパ41の側部ストッパ部41aおよび第
1可動体42における添接板14の側端に当接する部分
の高さ寸法は、所定枚数の添接板14を積み重ねた高さ
寸法に設定されており、該部位の高さ寸法を変更するこ
とにより、支持部材群上に載置し得る添接板14の枚数
を変更することが可能となっている。
【0015】(第2位置決め装置)図3および図4に示す
如く、前記支持部材群上に設定された前載置部36aお
よび後載置部36bにおける夫々のX方向の一方の側
(穿孔装置64を向く前側)に、添接板14におけるX方
向の一側端が当接可能な一方の第2位置決め部材として
の第2ストッパ46が配設されている。各第2ストッパ
46およびこれに関連する構成は同一であるので、後載
置部36b側に配設されるものの構成についてのみ説明
し、前載置部36a側の同一部材には同じ符号を付すも
のとする。すなわち、図7に示す如く、前記搬入用台車
27に立設した複数の支柱47に配設されたホルダ48
に対して、Y方向に離間する一対のガイドロッド49,
49を介してY方向に所定長さで延在する第2ストッパ
46が昇降可能に配設され、該ストッパ46の添接板1
4との当接面が、X方向の基準位置となるよう位置決め
設定される。またホルダ48に第2シリンダ50が垂直
に配設され、該シリンダ50の上方を指向するピストン
ロッド50aが第2ストッパ46に連結されており、該
シリンダ50を正逆付勢することによって第2ストッパ
46が昇降移動するよう構成される。
【0016】前記第2ストッパ46に、Y方向に離間し
て複数の突片51が垂設されると共に、各突片51と対
応する位置のホルダ48には、該突片51の前面(第2
ストッパ46の添接板14との当接面とは反対側)を当
接支持する規制部材52が配設される。すなわち、後述
する第2可動体61により添接板14を第2ストッパ4
6に当接して位置決めする際に、該ストッパ46が添接
板14に押されてX方向に変位するのを防止するよう構
成される。なお、第2ストッパ46の高さ寸法は、前記
第1ストッパ41と同様に設定される。
【0017】図8に示す如く、前記物品受取り位置に臨
む搬入用台車27を挟むY方向の両側に、X方向に離間
して2本の支柱53,53が夫々立設されており、X方
向に整列する2本の支柱53,53間に、X方向に延在
する横桁54が架設されると共に、該横桁54の上面に
は第2ガイドレール55が敷設されている。そして、搬
入用台車27を挟んで位置する一対の第2ガイドレール
55,55間に、走行台車56が走行可能に載架されて
いる。この走行台車56は、図9に示す如く、該台車5
6に配設した回転位置制御可能な第2作動手段としての
第2位置決め用モータ57により正逆回転されるピニオ
ン58を、一方の横桁54に配設したラック59に噛合
させている。従って、第2位置決め用モータ57を正逆
駆動することにより、走行台車56は第2ガイドレール
55,55に沿ってX方向に往復移動する。
【0018】前記走行台車56における両第2ガイドレ
ール55,55間に臨む位置に、Y方向に離間する一対
のガイドロッド60,60を介して他方の第2位置決め
手段としての第2可動体61が昇降可能に配設される。
また走行台車56に第3シリンダ62が倒立配置され、
該シリンダ62のピストンロッド62aが第2可動体6
1に連結されており、該シリンダ62を正逆付勢するこ
とによって第2可動体61を、前記支持部材群上に載置
されている添接板14におけるX方向の他側端に当接可
能な下方の作動位置と、該添接板14と干渉しない上方
の退避位置との間を昇降動するよう構成される。そして
実施例では、前記第2ストッパ46と第2可動体61と
から第2位置決め装置(第2位置決め手段)63が構成さ
れる。
【0019】前記第2位置決め装置63により前記後載
置部36bに載置されている添接板14のX方向の位置
決めを行なう場合は、前記走行台車56を当該添接板1
4の後方に位置させると共に第2可動体61を作動位置
に位置決めした状態で、該走行台車56を前記対応する
第2ストッパ46に近接する方向に向けて移動させるこ
とにより、該添接板14の一側端を第2ストッパ46に
当接させて、X方向の位置決めを行なうようになってい
る。また前載置部36aに載置されている添接板14の
X方向の位置決めを行なう場合は、第2可動体61を退
避位置に位置決めした状態で、走行台車56を前載置部
36aにおける添接板14の後方まで移動した後、該第
2可動体61を作動位置に位置決めし、この状態で走行
台車56を対応する第2ストッパ46に近接する方向に
向けて移動させることにより、前載置部36aの添接板
14の一側端を第2ストッパ46に当接させて、X方向
の位置決めが行なわれる。すなわち実施例では、2箇所
の載置部36a,36bに載置されている各添接板14
を、1基の第2可動体61で位置決めするよう構成され
る。
【0020】なお第2位置決め装置63では、第2可動
体61により押送する添接板14の一側端が各第2スト
ッパ46に当接した際に、これを適宜の検知手段(図示
せず)により検知して該第2可動体61を停止するよう
設定してある。また、2箇所の添接板14の夫々を位置
決めした後は、第2可動体61を退避位置まで上昇させ
た後、前記物品搬入装置16と干渉しない後方の待機位
置(穿孔装置64から離間する側)まで移動して待機する
よう設定されている。
【0021】(穿孔装置)前記物品自動位置決め装置25
における物品受取り位置からX方向の前方に配置される
穿孔装置64は、ドリルを備えた主軸頭をX−Yおよび
上下方向に移動可能に備えた穿孔機65と、添接板群を
保持する物品保持装置66とから基本的に構成される。
物品保持装置66は、物品受渡し位置に到来した搬入用
台車27を挟むY方向の両側に配設される一対の保持手
段67,67を備え、両保持手段67,67により添接板
群におけるY方向の両端部を保持するよう構成される。
そして、物品保持装置66により保持した添接板群の上
方においてドリルを移動制御して、該添接板群に纏めて
孔あけ加工を施すよう構成される。
【0022】この場合に、前記第1位置決め装置37お
よび第2位置決め装置63によりX−Y方向に位置決め
された添接板群の1つの角部が、搬入用台車27により
物品受渡し位置に移送された際に、穿孔機65の基準点
と一致するよう設定される。すなわち、穿孔機65に
は、予め基準点に基づいて添接板群に穿設するべき穿孔
位置データを設定入力しておくことができるようになっ
ている。
【0023】(切屑除去装置および物品搬出装置)前記一
対の第2レール26,26間に搬出用台車68が走行可
能に載架されており、該搬出用台車68は、穿孔装置6
4からの物品受取り位置と、穿孔装置64を挟んで物品
自動位置決め装置25と反対側の物品受渡し位置との間
を往復移動するよう構成される。また、搬出用台車68
の物品受渡し位置には、穿孔装置64により孔あけ加工
が施された添接板群の上面や孔に付着する切屑を除去す
る切屑除去装置69が配設される。
【0024】前記切屑除去装置69の上方には、Y方向
に所定長さで延在する一対の第3ガイドレール70,7
0がX方向に所定間隔離間して平行に配置され、両ガイ
ドレール70,70間に、前述した物品搬入装置16と
同一構成の物品搬出装置71が配設され、該物品搬出装
置71によって、切屑除去装置69で切屑が除去された
添接板14を、前記レール組11,11に走行可能に載
架された搬出パレット台車72上に1枚づつ移載するよ
う構成される。なお、物品搬出装置71における物品搬
入装置16と同一部材には同じ符号を付して示す。ま
た、搬出パレット台車72にもX方向の前後に前載置部
72aと後載置部72bとが設定され、孔あけ加工され
た添接板群がX方向に並列に積載されるようになってい
る。
【0025】
【実施例の作用】次に、このように構成した実施例に係
る物品自動位置決め装置の作用につき、これを組み込ん
だ自動穿孔システムの全体の作用と共に説明する。な
お、前載置部13aおよび後載置部13bの夫々に同一
サイズ、形状の添接板14が複数積層された搬入パレッ
ト台車13が、前記搬入位置に位置決めされると共に、
物品自動位置決め装置25の搬入用台車27が、物品受
取り位置に位置決めされているものとする。
【0026】前記システムをスタートすると、前記物品
搬入装置16の台車17が搬入パレット台車13の上方
の物品取出し位置に移動すると共に、該台車17の前載
置部13aの上方に位置する移動台19に配設されたA
Cサーボモータ23が回転され、保持体22と共に電磁
石24を下降する。そして、最上部の添接板14に当接
した後に電磁石24をON作動することで、該添接板1
4が電磁石24に磁力吸着される。前記ACサーボモー
タ23を逆回転して添接板14を持上げた状態で、台車
17は、物品受取り位置に位置決めされている前記搬入
用台車27の上方の物品受渡し位置まで移動される。そ
して、再びACサーボモータ23を回転して添接板14
を前記支持部材群の前載置部36aにおける第1ストッ
パ41と第1可動体42との間に載置した後に電磁石2
4をOFF作動することにより、該添接板14は支持部
材群上に移載される。なお、該添接板14は、第2スト
ッパ46より後方に臨むよう設定される。
【0027】前記支持部材群上の前載置部36aに1枚
の添接板14が移載されると、先ず、支持部材群上の前
載置部36aに対応して配設されている第1位置決め装
置37の内、添接板14のY方向両側端に当接可能な位
置のものが作動されて、Y方向の位置決めが行なわれ
る。すなわち、各第1位置決め装置37における第1位
置決め用モータ45が駆動され、第1可動体42を第1
ストッパ41に近接移動させることで、支持部材群上の
添接板14は第1可動体42により押送されて、その一
側端が第1ストッパ41に当接される。これにより、添
接板14のY方向の位置決めがなされる。
【0028】次に、前記第2位置決め装置63の走行台
車56が待機位置から前進して前載置部36aにおける
添接板14の後方まで移動した後、第3シリンダ62が
付勢されて第2可動体61を下降して作動位置に位置決
めする。この状態で、走行台車56を第2位置決め用モ
ータ57の駆動により更に前進することで、第2可動体
61が支持部材群上の添接板14における他側端に当接
してこれを押送し、前記第2ストッパ46に添接板14
の一側端を押付ける。これにより、添接板14のX方向
の位置決めがなされる。なお、添接板14のX−Y方向
の位置決めがなされると、前記第1位置決め装置37の
第1可動体42は、第1ストッパ41から離間移動して
次の添接板14の支持部材群上への移載を許容する退避
位置まで退避すると共に、第2位置決め装置63の第2
可動体61は少し後退した後作動位置から退避位置まで
上昇し、前記走行台車56が支持部材群上における後載
置部36bより更に後方の待機位置まで後退移動する。
【0029】前述したように、支持部材群上の前載置部
36aに1枚の添接板14を移載する毎に、該添接板1
4のX−Y方向の位置決めを行なうサイクルを繰り返す
ことで、前載置部36aに所定枚数の添接板14が位置
決めされた状態で積み重ねられる。
【0030】前述したと同様に、物品搬入装置16によ
り搬入パレット台車13から物品自動位置め装置25に
おける支持部材群上の後載置部36bに添接板14を移
載する毎に、第1位置決め装置37および第2位置決め
装置63を作動して、添接板14のX−Y方向の位置決
めを行なう。すなわち、物品自動位置決め装置25で
は、X方向に離間する前後の載置部36a,36bに、
夫々添接板群が位置決めされた状態で載置される。なお
実施例では、前載置部36aおよび後載置部36bに載
置されている各添接板群のX方向の位置決めを、共通の
第2可動体61を用いて行なうよう構成したから、構成
を簡略化することができる。
【0031】添接板群の位置決めを完了した物品自動位
置決め装置25では、前記駆動モータ28が駆動され、
前記搬入用台車27を第2レール26,26に沿って穿
孔装置64に向けて移動し、物品受渡し位置に位置決め
する。このとき、支持部材群上の各載置部36a,36
bで位置決めされている各添接板群では、X方向の一側
端とY方向の一側端との交点となる1つの角部が、前記
穿孔機65における基準点と一致する。この状態で、前
記支持装置31の第1シリンダ35が付勢され、支持部
材群を上動位置まで上昇することで、添接板群は第1ス
トッパ41、第1可動体42および第2ストッパ46の
上方まで持上げられる。そして、前記物品保持装置66
の両保持手段67,67が作動し、添接板群のY方向の
両端部を把持することで、搬入用台車27から物品保持
装置66へ添接板群が受渡される。なお、前記第1シリ
ンダ35が逆付勢されて支持部材群を下動位置まで下降
した後に、搬入用台車27は物品受取り位置まで後退移
動する。
【0032】前記穿孔機65では、前記基準点に基づい
て予め設定入力されている穿孔位置データに基づいて前
記ドリルが移動制御され、物品保持装置66で保持され
ている各添接板群に孔あけ加工を施す。すなわち、複数
の添接板14が積み重ねられているから、一度に複数の
添接板14に孔あけ加工を施すことができる。しかも、
物品自動位置決め装置25の搬入用台車27から穿孔装
置64に添接板群を受渡す際に、該添接板群はX−Y方
向の位置決めが既になされているから、該穿孔装置64
において位置決めを新ためて行なう必要はない。従っ
て、複数の添接板毎に穿設位置データを設定入力する必
要はなく、入力ミスの発生を低減し、誤削を防止するこ
とができる。
【0033】前記穿孔装置64による添接板群の孔あけ
加工が完了すると、前記搬出用台車68が物品受取り位
置に到来し、前記物品保持装置66による保持を解除す
ることで、該添接板群が搬出用台車68に受渡される。
この搬出用台車68は、切屑除去装置69に対応する物
品受渡し位置まで移動し、該切屑除去装置69により添
接板群に付着している切屑が除去される。そして、搬出
用台車68上の添接板14は、前記物品搬出装置71を
介して搬出パレット台車72に移載される。
【0034】実施例では、物品自動位置決め装置におけ
る添接板の位置決めに関し、前載置部に載置された添接
板群の位置決めを行なった後に、後載置部に添接板を移
載する場合で説明したが、前後の載置部に添接板を夫々
移載した後に、各添接板に関して位置決めを行なうよう
にしてもよく、その順序は適宜に設定可能である。ま
た、添接板を1枚毎に位置決めするのに代えて、複数の
添接板を積み重ねた状態で1度で位置決めする構成を採
用し得る。そしてこの場合は、複数の添接板を一度に纏
めて位置決めすることができるから、作業時間を短縮し
て生産能力を向上することが可能となる。更に、支持部
材群上に載置される添接板群は、実施例のようにX方向
に2列で載置するものに限らず、添接板のX方向の長さ
寸法に応じて1列あるいは3列以上とすることが可能で
ある。なお、実施例の構成において、前載置部と後載置
部との間に位置する第2ストッパを、下動位置における
支持部材の上端位置より下方まで下降することで、長尺
な添接板を前後の載置部に亘って載置して位置決めする
ことができる。
【0035】実施例では第1および第2位置決め装置に
おいて基準位置に固定したストッパに対して可動体を近
接・離間移動するよう構成したが、対をなす両位置決め
部材を相互に近接・離間移動することで、添接板群の角
部が最終的に基準点となし得るようにX−Y方向に位置
決めする構成を採用し得る。
【0036】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る物品自
動位置決め装置によれば、複数の物品をX−Y方向に自
動的に位置決めして積み重ねることができる。従って、
後工程での孔あけ加工に際し、複数の物品毎に穿設位置
データを設定入力する必要はなく、入力作業を軽減し得
ると共に入力ミス等による誤削の発生を抑制し得る。ま
た支持部材群上に複数の物品を並列に載置し、そのX方
向の位置決めを1基の第2位置決め部材で行なうよう構
成したから、部品点数を低減して製造コストを低廉に抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る物品自動位置決め装置が
組み込まれた自動穿孔システムの全体を示す概略構成図
である。
【図2】実施例に係る自動穿孔システムにおける物品搬
入装置を示す概略正面図である。
【図3】実施例に係る物品自動位置決め装置の要部を示
す概略平面図である。
【図4】実施例に係る物品自動位置決め装置の要部を示
す概略正面図である。
【図5】実施例に係る物品自動位置決め装置の要部を示
す概略縦断側面図である。
【図6】実施例に係る第1位置決め装置を示す概略平面
図である。
【図7】実施例に係る第2位置決め装置の第2ストッパ
を示す概略側面図である。
【図8】実施例に係る物品自動位置決め装置の全体を示
す概略平面図である。
【図9】実施例に係る物品自動位置決め装置の全体を示
す概略側面図である。
【符号の説明】
13 搬入パレット台車(物品集積部) 14 添接板(物品) 16 物品搬入装置(物品移送装置) 34 支持部材 37 第1位置決め装置(第1位置決め手段) 41 第1ストッパ(一方の第1位置決め部材) 42 第1可動体(他方の第1位置決め部材) 45 第1位置決め用モータ(第1作動手段) 46 第2ストッパ(一方の第2位置決め部材) 57 第2位置決め用モータ(第2作動手段) 61 第2可動体(他方の第2位置決め部材) 63 第2位置決め装置(第2位置決め手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品集積部(13)から物品移送装置(16)に
    より移載される板状の物品(14)を位置決めする物品自動
    位置決め装置であって、 平面座標のX方向に所定間隔離間し、前記物品(14)の下
    面を支持する複数の支持部材(34)と、 X方向に隣り合う支持部材(34,34)間に配設されて、支
    持部材群上に載置された物品(14)におけるY方向の両側
    端に当接可能で、第1作動手段(45)によりY方向に相対
    的に近接・離間移動可能な一対の第1位置決め部材(41,
    42)を備える第1位置決め手段(37)と、 前記支持部材群上に載置された物品(14)におけるX方向
    の両側端に当接可能で、第2作動手段(57)によりX方向
    に相対的に近接・離間移動可能な一対の第2位置決め部
    材(46,61)を備える第2位置決め手段(63)とから構成し
    たことを特徴とする物品自動位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記一方の第1位置決め部材(41)がY方
    向の基準位置に固定され、この基準位置の第1位置位決
    め部材(41)に対して他方の第1位置決め部材(42)が第1
    作動手段(45)により近接・離間移動するよう構成される
    と共に、前記一方の第2位置決め部材(46)がX方向の基
    準位置に固定され、この基準位置の第2位置決め部材(4
    6)に対して他方の第2位置決め部材(61)が第2作動手段
    (57)により近接・離間移動するよう構成される請求項1
    記載の物品自動位置決め装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部材群上には、複数の物品(14)
    がX方向に並列に載置されると共に、各物品(14)のX方
    向における一方の側に、前記一方の第2位置決め部材(4
    6)がX方向の基準位置に夫々固定され、前記他方の第2
    位置決め部材(61)は、支持部材群上に載置された物品(1
    4)の側端に当接可能な作動位置と、当接しない退避位置
    との間を移動するよう構成され、基準位置に固定された
    一方の各第2位置決め部材(46)に対して1基の他方の第
    2位置決め部材(61)を作動位置に位置決めした状態で近
    接移動することで各物品(14)を位置決めし得るよう構成
    した請求項2記載の物品自動位置決め装置。
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