JP2003070052A - 通信チャネル割り当て方法、通信制御装置及び無線通信システム - Google Patents

通信チャネル割り当て方法、通信制御装置及び無線通信システム

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JP2003070052A JP2001252021A JP2001252021A JP2003070052A JP 2003070052 A JP2003070052 A JP 2003070052A JP 2001252021 A JP2001252021 A JP 2001252021A JP 2001252021 A JP2001252021 A JP 2001252021A JP 2003070052 A JP2003070052 A JP 2003070052A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 近接した周波数の電波を使用する他の無線通
信システムとの干渉の低減に寄与する。 【解決手段】 無線チャネル制御部28は、セル23内
の移動端末装置22の総数Nと、チャネル割り当て対象
の移動端末装置22からの送信信号以外の総受信電力に
応じて、チャネル群ChA,ChB内のチャネルの割り
当て比率α1,α2を求め、これに応じたチャネル切り
替え距離Dreと基地局21と移動端末装置22との
距離(D)の比較結果に応じて基地局21と移動端
末装置22の間の通信に割り当てるチャネルを何れのチ
ャネル群ChA,ChB内のチャネルとするか判断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動端末装置に通
信サービスを提供する無線通信システム及び当該システ
ムにおける通信チャネル割り当て方法、通信制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるパーソナルハンディホンシステ
ム(PHS:Personal Handyphone System)として知ら
れる簡易型携帯電話は、現行のデジタル携帯電話システ
ムと比較して移動端末装置の出力が小さい(10mW)
ため、移動端末装置が基地局と通信できる範囲が限られ
ている。また、既存のPHSで用いられている方式で
は、現行のデジタル携帯電話システムと比較して高速な
(例えば32kBPS乃至64kBPS)データ通信を
行うことができるようになっている。
【0003】一方、高速なデータ通信(例えば64kB
PS〜384kBPS)を実現する方式として、W−C
DMA(Wideband-Code Division Multiple Access)が
提案されている。
【0004】このW−CDMAでは、例えば2G帯(ア
ップリンク:1.92〜1.98GHz,ダウンリンク:2.11〜2.17GH
z)の電波を使用する。また、上述のPHSは、1.9
GHz帯(1.89365〜1.91945GHz)の電波を使用してい
る。
【0005】このように、これらの無線通信システムは
近接した周波数を用いているため、これらの間の干渉を
避けるために、各々の無線通信システムが使用する帯域
間にいわゆるガードバンドを設けられている。例えばP
HSが使用する帯域の上限周波数とW−CDMAが使用
する帯域の下限周波数の間には、5MHz程度のガード
バンドが設けられている。
【0006】また、各々の無線通信システムで使用され
る機器では、所定の帯域(チャネル幅)外の成分を低減
させるためにフィルタが用いられており、これらの無線
通信システム間の干渉を避けるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PHS
とW−CDMA双方の移動端末装置,基地局の位置関係
等によっては、一方の通信システムにおいて帯域外成分
を十分減衰させたとしても、他方の小さい通信システム
にとっては十分ではない場合がある。
【0008】特に、W−CDMAの信号帯域は、例えば
5MHz程度であるため、いわゆるスプリアス成分,雑
音が広い周波数領域に発生し、ガードバンドを超えてP
HS側に干渉してしまうことが考えられる。
【0009】また、W−CDMAの送信電力は、PHS
の送信電力より非常に大きいため、PHS側の受信機に
いわゆる受信感度抑圧が発生して受信感度が低下する場
合もある。
【0010】PHSに対する干渉を避けるためには、W
−CDMA側のフィルタの性能を向上させて、帯域外の
スプリアス,雑音の発生を抑制ることが考えられる。し
かしながら、PHSとW−CDMAの送信電力の差が大
きいため、いかなる場合にもPHS側に影響を与えない
ように帯域外成分を抑制しようとすると、W−CDMA
側のフィルタに要求される遮断特性(遮断領域の減衰
率)が非常に厳しいものとなってしまう。このような特
性を実現するフィルタは、素子数が多くなって構成が複
雑になるため、消費電力,サイズが大きくなってしま
う。このため、特に、小型化,低消費電力化の要請が高
い移動端末装置においては、このようなフィルタを用い
ることは難しい。
【0011】また、W−CDMAからの雑音の混入を防
止するためにPHSの受信機にフィルタを設けることも
考えられるが、同様に、装置が複雑になってコストが増
加する。
【0012】このため、本願の出願人は、鋭い遮断特性
を有する帯域フィルタ等によって装置の構成が複雑にな
ることを防止しつつ他の無線通信システムに与える干渉
を低減させた通信チャネル割り当て方法等を発明し、先
に特願2001−157783号として出願している。
【0013】この出願によって開示された発明では、近
接した周波数帯域を使用する2つの無線通信システムが
存在する環境下で、一の無線通信システムの基地局のカ
バー領域内に他の無線通信システムの複数の基地局が存
在する場合に、一の無線通信システム基地局と他の無線
通信システムの基地局の間の距離と、一の無線通信シス
テムの基地局と移動端末装置との間の距離に応じて当該
基地局と移動端末装置の間の通信に用いるチャネルの周
波数を制御することにより、装置の構成の複雑化を防止
しつつ他の無線通信システムに与える干渉を低減させて
いる。
【0014】しかしながら、この出願で開示された発明
は、一の無線通信システムの基地局のセル内に、他の無
線通信システムの基地局が多数存在する環境下では、チ
ャネル制御のために距離を考慮すべき他の無線通信シス
テムの基地局が多いために、適切なチャネルの割り当て
を行うことができなかった。この結果、他の通信システ
ムに干渉を与えてしまう可能性があった。
【0015】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、近接した周波数の電波を使用する他の通信シ
ステムとの干渉の低減に寄与することができる通信チャ
ネル割り当て方法、通信制御装置及び無線通信システム
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決するた
めに、本発明に係る通信チャネル割り当て方法は、第1
の無線基地局が使用する第1の周波数帯域と近接した第
2の周波数帯域を使用する第2の無線基地局と移動端末
装置との間の通信で用いる第2の周波数帯域内の通信チ
ャネルを割り当てる通信チャネル割り当て方法であっ
て、第2の無線基地局が受信する移動端末装置からの信
号の受信電力を一定に制御するステップと、第2の無線
基地局が通信を行っている移動端末装置の数と,各移動
端末装置以外からの受信電力の総和(干渉電力)とに応
じて第2の無線基地局と移動端末装置との通信に用いる
チャネルの割り当て比率を求めるステップと、求めた割
り当て比率に応じて通信チャネルの切り替えの基準とな
るチャネル切り替え距離を求めるステップと、第2の無
線基地局と移動端末装置の間の距離を求めるステップ
と、求めた距離がチャネル切り替え距離より大きいとき
に第1の周波数帯域から遠い周波数の通信チャネルを第
2の無線基地局と移動端末装置の間の通信に割り当てる
チャネル割り当てステップとを有することを特徴とす
る。
【0017】チャネル割り当てステップにおける処理
は、第2の周波数帯域のうちの第1の周波数帯域から遠
い周波数の第2のチャネル群内のチャネルを割り当てる
方法を含むものである。
【0018】また、本発明に係る通信制御装置は、第1
の無線基地局が使用する第1の周波数帯域と近接した第
2の周波数帯域を使用する第2の無線基地局と移動端末
装置との間の通信で用いる第2の周波数帯域内の通信チ
ャネルを割り当てる通信制御装置であって、第2の無線
基地局が受信する移動端末装置からの信号の受信電力を
一定に制御する受信電力制御手段と、第2の無線基地局
が通信を行っている移動端末装置の数と,各移動端末装
置以外からの受信電力の総和(干渉電力)とに応じて第
2の無線基地局と移動端末装置との通信に用いるチャネ
ルの割り当て比率を求める割り当て比率算出手段と、割
り当て比率に応じて通信チャネルの切り替えの基準とな
るチャネル切り替え距離を求める第1の距離算出手段
と、第2の無線基地局と移動端末装置の間の距離を求め
る第2の距離算出手段と、第2の無線基地局と移動端末
装置の間の距離がチャネル切り替え距離より大きいとき
に第1の周波数帯域から遠い周波数の通信チャネルを第
2の無線基地局と移動端末装置の間の通信に割り当てる
チャネル割り当て手段とを備えることを特徴とする。
【0019】また、本発明に係る通信システムは、第1
の無線基地局が使用する第1の周波数帯域と近接した第
2の周波数帯域内の通信チャネルを用いて第2の無線基
地局と移動端末装置との間で通信を行う通信システムで
あって、第2の無線基地局が受信する移動端末装置から
の信号の受信電力を一定に制御する受信電力制御手段
と、第2の無線基地局が通信を行っている移動端末装置
の数と,各移動端末装置以外からの受信電力の総和(干
渉電力)とに応じて第2の無線基地局と移動端末装置と
の通信に用いるチャネルの割り当て比率を求める割り当
て比率算出手段と、割り当て比率に応じて通信チャネル
の切り替えの基準となるチャネル切り替え距離を求める
第1の距離算出手段と、第2の無線基地局と移動端末装
置の間の距離を求める第2の距離算出手段と、第2の無
線基地局と移動端末装置の間の距離がチャネル切り替え
距離より大きいときに第1の周波数帯域から遠い周波数
の通信チャネルを第2の無線基地局と移動端末装置の間
の通信に割り当てるチャネル割り当て手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、例えば図1に示すよう
に、近接した周波数を用いる他の通信システム(第1の
通信システム)10が存在する環境下で運用される通信
システム(第2の通信システム)における通信チャネル
割り当て,通信制御等に適用することができる。
【0021】他の通信システム10は、例えば通信サー
ビスを提供する複数の基地局11,11,・・・,
11と、基地局11〜11によって提供される通
信サービスを利用する移動端末装置12と、基地局11
〜11を備えている。
【0022】この通信システム10は、例えばパーソナ
ルハンディホンシステム(PHS:Personal Handyphon
e System)からなり、基地局11〜11と移動端末
装置12の間の通信に、例えば1.9GHz帯(1.8936
5〜1.91945GHz)の電波を使用している。また、この通
信システム10では、1つの基地局11〜11と複
数の移動端末装置12との通信を行うためにTDMA
(Time Division Multiple Access)方式を用いてい
る。このようなTDMA方式によって通信を行うチャネ
ルは、例えば1チャネル当り300kHzの帯域を使用
するようになっている。
【0023】各基地局11〜11には、各々所定の
領域(セル)13〜13が対応付けられている。ま
た、各基地局11〜11は、通信回線によって接続
されている。各基地局11〜11は、各々対応する
セル13〜13内の移動端末装置12に対して、例
えばインターネット,有線通信網,他の無線通信網等と
の接続サービス(以下、単に通信サービスという。)を
提供する。
【0024】また、本発明に係る通信システム20は、
通信サービスを提供する複数の基地局21,21
・・・,21と、基地局21〜21によって提供
される通信サービスを利用する移動端末装置22と、基
地局21〜21と移動端末装置22の間の無線通信
の制御を行う無線通信制御装置24とを備えている。
【0025】この通信システム20では、1つの基地局
21と複数の移動端末装置22の間で通信を行うため
に、例えば周波数の異なる複数のチャネルが設けられて
おり、基地局21〜21と移動端末装置22の間の
通信に、例えば1.9GHz帯のすぐ上の2GHz帯の
電波を使用する。さらに、1つの周波数チャネルを上り
と下りのタイムスロットに分割して全二重通信(TD
D:Time Division Duplex)を実現するようにしてもよ
い。あるいは、さらに多くのタイムスロットに分割して
複数の論理チャネルとして複数の移動端末装置22との
間の通信に用い得るようにしてもよい。
【0026】各基地局21〜21には、各々所定の
領域(セル)23〜23が対応付けられている。ま
た、各基地局21〜21は、有線又は無線の通信回
線によって無線通信制御装置24に接続されている。
【0027】各基地局21〜21は、無線通信制御
装置24を介して、各々対応するセル23〜23
の移動端末装置22に対して、例えばインターネット,
有線通信網,他の無線通信網等との接続サービス(以
下、単に通信サービスという。)を提供する。
【0028】ところで、通信システム10では、通信シ
ステム20に比較して送信電力が小さい電波を用いてい
る。例えば移動端末装置12の送信出力は、例えば10
mW程度であり、通信システム20の移動端末装置22
の送信出力に比較して極めて小さい。また、各基地局1
〜11の送信電力は、各基地局21〜21
送信電力に比較して小さい。
【0029】このため、各基地局11〜11に対応
するセル13〜13は、基地局21〜21に対
応するセル23〜23より小さく、セル23内に
は、複数のセル13,13,…,13が配置され
ている。
【0030】なお、各移動端末装置12,22の数は、
この図1中に示した数に限定されず、各々の基地局11
〜11,基地局21〜21に割り当てられたチャネ
ルの範囲内で任意の数の移動端末装置12,22を用い
ることができる。
【0031】無線通信制御装置24は、例えばその概略
を図2に示すように、各ユーザの移動端末装置22の位
置を示す情報(位置情報)等の情報を保持するメモリ2
5と、基地局21〜21の動作を制御する基地局制
御部26と、各基地局21〜21,ネットワーク3
0等の間の通信を制御する交換部27と、各基地局21
〜21と移動端末装置22の間の通信に用いる通信
チャネルを制御する無線チャネル制御部28と、移動端
末装置22に対する呼び出し,移動端末装置22からの
発信等の制御を行う呼処理制御部29とを備えている。
【0032】メモリ25には、通信システム20を使用
する移動端末装置22の位置を示す位置情報,使用中の
チャネル群(ChA,ChB)等を示す端末位置テーブ
ル25aと、各基地局21〜21の位置,使用して
いる通信チャネル等の情報を示すテーブル(基地局情報
テーブル)等が格納されている。
【0033】端末位置テーブル25aに格納される各移
動端末装置22の位置情報は、例えば移動端末装置22
に対して通信サービスを提供するサービス提供領域内の
X座標,Y座標の組み合わせ(X,Y[i=1,
2,…,x])で表される。移動端末装置22は、例え
ば複数の基地局21〜21からの電波の強度と、こ
れらの基地局21〜21の位置とから自装置の位置
を求め、当該移動端末装置22に割り当てられた識別情
報(例えば個々の移動端末装置22に固有のユーザI
D:U[i=1,2,…,x])と共に無線通信制御
装置24に供給する。無線通信制御装置24は、供給さ
れた識別情報,位置情報を基地局制御部26,無線チャ
ネル制御部28を介して端末位置テーブル25aに格納
する。
【0034】あるいは、移動端末装置22にいわゆるG
PS(Global Positioning System)等の位置検出手段
を設け、これによって検出した移動端末装置22の位置
を上述と同様に、無線通信制御装置24に供給するよう
にしてもよい。移動端末装置22からの位置を示す情報
は、例えば所定の時間間隔毎に無線通信制御装置24に
供給され、これに応じて端末位置テーブル25aに格納
される各移動端末装置22の位置が適宜更新される。
【0035】ところで、無線通信では、干渉,混信等を
防止させるために、送信電力は必要最小限にすることが
望ましい。一方、基地局21においては、移動端末装置
22からの信号を確実に受信するためには、信号帯雑音
電力比(SIR)を所定の値以上とする必要がある。こ
のため、この通信システム20では、移動端末装置22
の送信電力を適切な値に制御するようになっている。
【0036】SIRは、受信側の局で観測される電力と
雑音の電力によって異なる。雑音電力は、例えば実際に
通信に用いているチャネル以外の電力を測定して求め
る。
【0037】また、受信側の局で観測される電力は、電
波の空間伝搬損失によって異なるため、送信局と受信局
の間の距離に応じて異なる。移動端末装置22を送信
局,基地局21を受信局とし、雑音電力が同じである
場合に、基地局21が受信する電力を一定にしようと
すると、移動端末装置22と基地局21の間の距離が
大きいときには移動端末装置22の送信電力を大きく、
移動端末装置22と基地局21の間の距離が小さいと
きには移動端末装置22の送信電力を小さくする必要が
ある。
【0038】このため、この通信システム20では、各
基地局21〜21が、各々通信を行っている移動端
末装置22からの信号のSIRが一定となるように移動
端末装置22の送信電力(P[i=1,2,…,
x])の制御を行っている。移動端末装置22の送信電
力の制御は、例えば基地局21が移動端末装置22に
電力を制御するための指示(コマンド)を供給し、移動
端末装置22が、このコマンドに応じて送信電力を制御
することによって行う。これにより、距離Dが大きい
ときには、移動端末装置22の送信電力が大きく、距離
が小さいときには、移動端末装置22の送信電力が
小さくなるように制御される。
【0039】通信システム10と通信システム20と
は、上述のように、近接した周波数を使用している。ま
た、上述のように、通信システム10の移動端末装置1
2の送信出力は通信システム20の移動端末装置22の
送信出力に比較して小さいため、通信システム20側で
は十分なレベルに帯域外成分を減衰させていても、通信
システム10側にとっては大きな雑音を与えてしまう場
合がある。
【0040】また、移動端末装置22の送信電力が、移
動端末装置12の送信電力より大きいため、条件によっ
ては、基地局11〜11の受信機にいわゆる受信感
度抑圧が発生して受信感度が低下する場合もある。
【0041】具体的には、基地局21の近傍の基地局
11〜11が受ける移動端末装置22からの電波に
よる干渉電力は、移動端末装置22の送信電力と移動端
末装置22と基地局11〜11の距離に応じて変化
する。上述のように、移動端末装置22の送信電力は、
移動端末装置22と基地局21との間の距離距離D
が大きいときには大きく、距離Dが小さいときには小
さくなるように制御されている。従って、基地局21
の近傍の基地局11〜11が移動端末装置22から
受ける干渉電力は、移動端末装置22と基地局21
間の距離が大きいときには大きく、距離が小さいときに
は小さいことになる。
【0042】また、基地局21の近傍の基地局11
〜11が受ける移動端末装置22からの電波による干
渉電力は、移動端末装置22と基地局21の間の通信
に使用しているチャネルの周波数と、各基地局11
11が使用しているチャネルの周波数と相関がある。
これらの周波数が近接していれば干渉電力は大きく、離
れていれば干渉電力は小さくなる。
【0043】通信システム20は、例えば図3に示すよ
うに、通信システム10が使用する帯域(例えば1.9
GHz帯)のすぐ上の、2GHz帯の帯域を使用する。
通信システム10が使用する帯域と通信システム20が
使用する帯域の間には、同図中に示すように、いずれの
通信システムも使用しない周波数領域(ガードバンド)
が設けられている。このガードバンドの幅は、例えば5
MHzとなっている。なお、この図3は、周波数の関係
を把握し易いように、スペクトルの強度を通信システム
10と通信システム20とで異なるスケールで示してい
る。
【0044】移動端末装置22と基地局21の間で通
信システム10が使用する帯域に近い周波数を使用して
いると、基地局21の近傍の基地局11〜11
受ける干渉電力が大きくなる。逆に、移動端末装置22
と基地局21の間で使用しているチャネルの周波数が
通信システム10が使用する帯域から離れていると、基
地局21の近傍の基地局11〜11が受ける干渉
電力が小さくなる。これは、無線通信機器の増幅器の非
線形性等に起因して発生する高調波成分,相互変調成分
等のスプリアス成分の強度が、搬送波の周波数から離れ
るにしたがって低下するためである。
【0045】上述のように、基地局11〜11が受
ける干渉電力は、移動端末装置22と基地局21の間
の距離によっても異なる。このため、この通信システム
20では、移動端末装置22と基地局21の間の距離
が大きい場合には移動端末装置22と基地局21との
間の通信に、通信システム10が使用する帯域から離れ
た周波数のチャネルを割り当て、移動端末装置22と基
地局21の間の距離が小さい場合には移動端末装置2
2と基地局21との間の通信に、通信システム10が
使用する帯域から離れた周波数のチャネルを割り当てる
ようになっている。
【0046】このようなチャネルの割り当ては、例えば
個々の移動端末装置22が使用しているチャネルの周波
数を判断し、無線チャネル制御部28がチャネルの割り
当てを制御して行うこともできる。
【0047】制御負荷の軽減のためには、通信システム
20が使用し得るチャネルを、通信システム10が使用
する帯域に近いものと遠いものとでグループ化し、これ
らのグループ(チャネル群)内で空いているチャネルを
割り当てるようにすることもできる。具体的には、例え
ば上述の図3に示すように、この通信システム20で
は、使用可能なpチャネルを通信システム10が使用す
る帯域に近いチャネル群(ChA[chA1,chA
2,…,ChAk])と、遠いチャネル群(ChB[c
hB1,chB2,…])に分けている。
【0048】さらに制御負荷を低減させるためには、例
えば移動端末装置22と通信を行っている基地局21
が通信を行っている全ての移動端末装置22の数(N)
を求め、チャネル割り当て制御の対象となる移動端末装
置22からの送信信号以外の干渉電力(Iall)を測
定し、この干渉電力Iallと上述のNに応じて、チャ
ネル群ChAとチャネル群ChB内のチャネルの割り当
て比率(α1,α2)を求め、さらにこの割り当て比率
に応じて、例えば図4に示すように、所定の閾値(チャ
ネル切り替え距離Dre)を設定しておき、移動端末装
置22と基地局21の間の距離Dがこの切り替え距
離Dreより小さい場合にはチャネル群ChA内のチャ
ネルを割り当て、距離Dが切り替え距離Dre以上で
ある場合にはチャネル群ChB内のチャネルを割り当て
るようにすることもできる。
【0049】このようなチャネルの割り当て処理は、例
えば図5に示すフローチャートに従って実行され、移動
端末装置22が基地局21に対して呼を発生させると
同図中のS1からの処理が実行される。なお、以下、説
明の簡略化のために1つの基地局21に対して呼を発
生させる場合について説明するが、複数の周波数を使用
し得る通信方式を用いている場合等では、1つの移動端
末装置22が複数の基地局21に対して呼を発生する場
合もある。
【0050】上述のメモリ25に保持した端末位置テー
ブル25aには、各基地局21〜21のセル23
〜23内の移動端末装置22及び各移動端末装置22
が使用しているチャネルが別途保存されている。これに
応じて、無線チャネル制御部28は、所定の基地局21
内のセル23内の移動端末装置22の数Nを求める
(S1)。
【0051】セル23内の移動端末装置22の数Nを
求めると、無線チャネル制御部28は、基地局21
は、呼を発生した移動端末装置22以外の受信電力の
総和(干渉電力)Iallを測定する(S2)。このよ
うに測定された干渉電力Iallは、例えば基地局制御
部26を介して無線チャネル制御部28に供給される。
【0052】干渉電力Iallが供給されると、無線チ
ャネル制御部28は、上述のように求めた移動端末装置
22の数Nと干渉電力Iallに応じて、当該基地局2
におけるチャネル群ChA,ChBの割り当て比率
(α1,α2)を求める(S3)。ここで、α1とα2
は正の値であり、α1+α2=1の関係を有している。
【0053】この比率α1,α2は、例えばN,I
allがある値となったときに、通信システム10,通
信システム20の容量が最適化されるように予め定めら
れている関数に従って決定する。
【0054】この関数は、例えば通信条件を適宜設定し
て計算機シミュレーションによって求める。あるいは、
例えば実際の通信による実験による実験式として関数を
設定するようにしてもよい。
【0055】チャネル群ChA,ChBの割り当て比率
α1,α2を求めると無線チャネル制御部28は、通信
チャネルの切り替えを行うべき距離(チャネル切り替え
距離)Dreを決定する(S4)。
【0056】このチャネル切り替え距離Dreは、上述
の図4に示すように、セル23の半径をRとした場合
に、Dre:R−Dre=α1:α2の関係を満
たす値である。
【0057】上述の図4において、セル23内の、基
地局21からの距離がチャネル切り替え距離Dre以
下の領域の面積と、基地局21からの距離がチャネル
切り替え距離Dreより大であってセル半径R以下であ
る領域の面積を求めると、各々π・Dre,π・R
−π・Dreとなる。従って、これらの領域の面積比
はDre:R−Dreとなる。各々の領域内の移
動端末装置22と基地局21との間の通信に各々チャ
ネル群ChA,ChB内のチャネルを割り当てるとする
と、セル23内の移動端末装置22に対するチャネル
の割り当て比率は、α1:α2=Dre:R−Dr
となる。従って、上式の関係を満たすようなチャネ
ル切り替え距離Dreを設定することにより、セル23
内の各チャネル群ChA,ChBのチャネル割り当て
比率をα1,α2とすることができる。
【0058】このようなチャネル切り替え距離Dreを
求めると、無線チャネル制御部28は、端末位置テーブ
ル25aに呼を発生した移動端末装置22の位置情報が
登録されているかを確認し(S5)、登録されていれば
基地局21と移動端末装置22との間の距離Dを求
めて端末位置テーブル25aに登録する(S8)。
【0059】移動端末装置22の位置情報が端末位置テ
ーブル25aに登録されていなければ、無線チャネル制
御部28は、移動端末装置22の位置の取得を要求し
(S6)、取得した移動端末装置22の位置情報を端末
位置テーブル25aに登録した後、S8の処理を実行す
る。
【0060】基地局21と移動端末装置22の間の距
離Dを求めると、無線チャネル制御部28は、上述の
ように求めたチャネル切り替え距離Dreと比較する
(S9)。
【0061】基地局21と移動端末装置22の間の距
離Dがチャネル切り替え距離Dre以下であれば、上
述のように送信電力制御を行っている結果、移動端末装
置22の送信電力が比較的低い。このため、このような
場合には、移動端末装置22と基地局21の間の通信
に通信システム10が使用する帯域に近い周波数のチャ
ネルすなわち上述のチャネル群ChAを割り当てても、
基地局21の近傍の基地局11〜基地局11にお
いて観測される干渉電力が比較的小さく、移動端末装置
22の送信信号による干渉の影響が小さい。このため、
基地局21と移動端末装置22の間の距離Dがチャ
ネル切り替え距離Dre以下である場合には、無線チャ
ネル制御部28は、移動端末装置22と基地局21
間の通信にチャネル群ChA内の空いているチャネルを
割り当てる(S10)。
【0062】一方、移動端末装置22と基地局21
間の距離Dがチャネル切り替え距離Dreより大きい
場合には、移動端末装置22の送信電力が比較的高い。
このため、このような場合には、移動端末装置22と基
地局21の間の通信に通信システム10が使用する帯
域に近い上述のチャネル群ChAを割り当ててしまう
と、基地局21の近傍の基地局11〜基地局11
において観測される干渉電力が比較的大きく、移動端末
装置22の送信信号による干渉の影響が比較的大きい。
このため、基地局21と移動端末装置22の間の距離
がチャネル切り替え距離Dreより大きい場合に
は、無線チャネル制御部28は、移動端末装置22と基
地局21の間の通信にチャネル群ChB内の空いてい
るチャネルを割り当てる(S11)。
【0063】この通信システム20では、以上のような
チャネルの割り当てを行うことにより、通信システム1
0に与える干渉の影響を低減させることができる。
【0064】ところで、移動端末装置22が移動する
と、移動端末装置22と基地局21の間の距離D
変動する。移動端末装置22の位置情報は、例えば無線
チャネル制御部28が定期的に取得し、端末位置テーブ
ル25a内の位置情報を更新するようになっている。あ
るいは、移動端末装置22が自機の移動を検出した際
に、新たな位置情報を無線チャネル制御部28宛てに送
信し、これを受信した無線チャネル制御部28が端末位
置テーブル25a中の位置情報を更新するようにしても
よい。
【0065】移動端末装置22が移動した結果、移動端
末装置22と基地局21の間の距離Dとチャネル切
り替え距離Dreの関係が変動する場合がある。このよ
うな場合には、移動端末装置22と基地局21の間の
通信に用いるチャネルを切り替える必要がある。
【0066】図6は、このようなチャネルの切り替え処
理を示すフローチャートであり、移動端末装置22が移
動して、端末位置テーブル25aに格納されている移動
端末装置22の位置情報が変動すると、同図中のS21
からの処理が開始される。
【0067】まず、無線チャネル制御部28は、更新さ
れた新たな移動端末装置22の位置情報から移動端末装
置22と基地局21の間の現在の距離D’を求める
(S21)。
【0068】この後、無線チャネル制御部28は、上述
の図5中のS1〜S4と同様に、基地局21のセル2
内の移動端末装置22の数Nを求め(S22)、基
地局21における干渉電力Iallを求め(S2
3)、N,Iallからチャネル群ChAとチャネル群
ChB内のチャネルの割り当て比率α1,α2を求め
(S24)、チャネル切り替え距離Dreを求める(S
25)。
【0069】チャネル切り替え距離Dreを求めると、
無線チャネル制御部28は、上述のように求めた現在の
基地局21と移動端末装置22の間の距離D’とチ
ャネル切り替え距離Dreとを比較する(S26)。
【0070】基地局21と移動端末装置22の間の距
離D’がチャネル切り替え距離Dre以下である場合
には、無線チャネル制御部28は、現在割り当てられて
いるチャネルがチャネル群ChB内のチャネルであるか
否かを確認し(S27)、チャネル群ChB内のチャネ
ルであればチャネル群ChA内の空きチャネルに切り替
えを指示する(S28)。現在割り当てられているチャ
ネルがチャネル群ChA内のチャネルであればそのまま
にしておく。これにより、基地局21と移動端末装置
22の間の通信にはチャネル群ChA内のチャネルが割
り当てられた状態となる。
【0071】一方、移動端末装置22と基地局21
間の距離D’がチャネル切り替え距離Dreより大き
い場合には、無線チャネル制御部28は、現在割り当て
られているチャネルがチャネル群ChA内のチャネルで
あるか否かを確認し(S29)、チャネル群ChA内の
チャネルであればチャネル群ChB内の空きチャネルに
切り替えを指示する(S30)。現在割り当てられてい
るチャネルがチャネル群ChB内のチャネルであればそ
のままにしておく。これにより、基地局21と移動端
末装置22の間の通信にはチャネル群ChB内のチャネ
ルが割り当てられた状態となる。
【0072】以上の処理が終了すると、無線チャネル制
御部28は、端末位置テーブル25a内の距離Dを、
上述のように求めた現在の距離D’に更新する。
【0073】以上の切り替え処理により、移動端末装置
22が移動した場合であっても、移動端末装置22と基
地局21の間のチャネルが適切に維持される。
【0074】近接した周波数を使用する通信システム間
の干渉を容易に低減させる技術として、本願の出願人が
先に出願した特願2001−157783号に開示され
た発明がある。この発明では、例えば図7に示すよう
に、一の通信システム50で使用するチャネルを、他の
通信システム40の基地局41と当該一の通信システム
の移動端末装置52との間の距離に応じて選択してい
る。
【0075】この発明では、例えば図8に示すように、
他の通信システム40における基地局41のセル43
が、当該一の通信システム50の基地局51のセル53
と同程度である場合、あるいは、図9に示すように、セ
ル43とセル53のサイズが比較的近い場合には、移動
端末装置52によって基地局41に与える干渉を低減さ
せるために有効であった。
【0076】しかしながら、上述の図1に示すように、
他の通信システムにおけるセル13が、一の通信システ
ムにおけるセル23に比較して極めて小さく、セル23
内にセル13が多数存在している状況下では、基地局2
1近傍の基地局11と移動端末装置22とが離れていて
も、移動端末装置22の近くに他の基地局11が存在す
る場合がある。このような場合には、基地局21近傍の
基地局11には干渉を与えなくても、移動端末装置22
の近くの基地局11に干渉を与える可能性がある。
【0077】このため、この通信システム20では、上
述のように、移動端末装置22の送信電力の目安となる
基地局21のセル23内の移動端末装置22の総数
Nと、基地局21におけるチャネル割り当て対象の移
動端末装置22以外の信号の総受信電力(干渉電力I
all)に応じて通信システム10が使用する帯域に対
して近いチャネル群ChAと遠いチャネル群ChBの割
り当て比率α1,α2を決定し、これに応じたチャネル
切り替え距離Dreを求めている。この通信システム2
0では、さらに、このチャネル切り替え距離Dreと基
地局21におけるチャネル割り当て対象の移動端末装
置22の比較結果に応じていずれのチャネル群ChA,
ChB内のチャネルを割り当てるかを決定している。
【0078】このようなチャネルの割り当てを行うこと
により、他の通信システム10に与える干渉を容易に低
減させることができる。
【0079】なお、以上の説明では、単に通信システム
20がFDMAによって複数のチャネルを多重化してい
る構成として説明したが、さらに、各々の周波数チャネ
ル内の信号を拡散符号化してCDMAによって多重化す
るようにしてもよい。この場合、通信システム20が用
いる各チャネルの帯域幅は、例えば5MHz程度となる
が、周波数チャネルの割り当て処理等は、上述の実施形
態と同様に行うことができる。
【0080】また、上述の説明では、図3に示すよう
に、通信システム20が使用する帯域を、通信システム
10が使用する帯域より高い周波数とした場合について
説明したが、各帯域の周波数の関係を逆とした場合であ
っても、周波数関係に応じて適宜処理を変更することに
より、本発明を適用することができる。
【0081】
【発明の効果】本発明では、第2の無線基地局が受信す
る移動端末装置からの信号の受信電力を一定に制御し、
第2の無線基地局が通信を行っている移動端末装置の数
と,各移動端末装置以外からの受信電力の総和(干渉電
力)とに応じて第2の無線基地局と移動端末装置との通
信に用いるチャネルの割り当て比率を求め、求めた割り
当て比率に応じて通信チャネルの切り替えの基準となる
チャネル切り替え距離を求め、第2の無線基地局と移動
端末装置の間の距離を求め、求めた距離がチャネル切り
替え距離より大きいときに第1の周波数帯域から遠い周
波数の通信チャネルを第2の無線基地局と移動端末装置
の間の通信に割り当てている。
【0082】上述のように、第2の無線基地局が受信す
る移動端末装置からの信号の受信電力を一定に制御して
いることから、第2の無線基地局と移動端末装置の間の
距離がチャネル切り替え距離より大きい場合には、移動
端末装置の送信電力が高く、第1の無線基地局に与える
干渉電力が大きいと考えられる。
【0083】このため、上述のように、第2の無線基地
局と移動端末装置の間の距離に応じてチャネルの割り当
てを行うことにより、第1の無線基地局に与える干渉の
低減を容易に行うことができる。特に、第1の無線基地
局のカバー領域(セル)が、第2の無線基地局のセルに
比較して小さく、第2の無線基地局のセル内に多くの第
1の無線基地局が存在する場合には、移動端末装置の送
信電力によって第1の無線基地局に与える干渉が左右さ
れるため、上述のようなチャネルの割り当てを行うこと
により、干渉の低減を容易に行うことができる。
【0084】また、このような通信チャネルの割り当て
を行うことにより、移動端末装置のフィルタに要求され
る特性を緩和させることができる。従って、移動端末装
置の小型化,低消費電力化に寄与することができる。
【0085】さらに、実際の電波の使用状態に即した通
信チャネルの割り当てを行うことができる。このため、
電波の空間的利用効率の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】前記通信システムの要部の構成を示すブロック
図である。
【図3】前記通信システムと他の通信システムが使用す
る通信チャネルの例を示す図である。
【図4】前記通信システムにおいてチャネル割り当てを
行う際に参照する切り替え距離を示す概念図である。
【図5】前記通信システムにおける通信チャネルの割り
当て処理の例を示す図フローチャートである。
【図6】前記通信システムにおける通信チャネルの切り
替え処理の例を示す図フローチャートである。
【図7】従来の通信システムの概要を示す図である。
【図8】従来の通信システムの概要を示す図である。
【図9】従来の通信システムの概要を示す図である。
【符号の説明】
10,20…通信システム 11〜11,21〜21…基地局 12,22…移動端末装置 13〜13,23〜23…セル 24…無線通信制御装置 25…メモリ 25a…端末位置テーブル 26…基地局制御部 28…無線チャネル制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上林 真司 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K067 AA03 BB04 CC04 EE02 EE10 EE16 EE54 EE61 GG08 HH21 HH23 JJ11 JJ52 JJ54 JJ56

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の無線基地局が使用する第1の周波
    数帯域と近接した第2の周波数帯域を使用する第2の無
    線基地局と移動端末装置との間の通信で用いる前記第2
    の周波数帯域内の通信チャネルを割り当てる通信チャネ
    ル割り当て方法であって、 前記第2の無線基地局が受信する前記移動端末装置から
    の信号の受信電力を一定に制御するステップと、 前記第2の無線基地局が通信を行っている移動端末装置
    の数と,該各移動端末装置以外からの受信電力の総和と
    に応じて前記第2の無線基地局と前記移動端末装置との
    通信に用いるチャネルの割り当て比率を求めるステップ
    と、 該求めた割り当て比率に応じて通信チャネルの切り替え
    の基準となるチャネル切り替え距離を求めるステップ
    と、 前記第2の無線基地局と前記移動端末装置の間の距離を
    求めるステップと、 該求めた距離が前記チャネル切り替え距離より大きいと
    きに前記第1の周波数帯域から遠い周波数の通信チャネ
    ルを前記第2の無線基地局と前記移動端末装置の間の通
    信に割り当てるチャネル割り当てステップとを有するこ
    とを特徴とする通信チャネル割り当て方法。
  2. 【請求項2】 前記チャネル割り当てステップは、 前記第2の周波数帯域のうちの第1の周波数帯域から遠
    い周波数の第2のチャネル群内のチャネルを割り当てる
    ステップを有することを特徴とする請求項1記載の通信
    チャネル割り当て方法。
  3. 【請求項3】 第1の無線基地局が使用する第1の周波
    数帯域と近接した第2の周波数帯域を使用する第2の無
    線基地局と移動端末装置との間の通信で用いる前記第2
    の周波数帯域内の通信チャネルを割り当てる通信制御装
    置であって、 前記第2の無線基地局が受信する前記移動端末装置から
    の信号の受信電力を一定に制御する受信電力制御手段
    と、 前記第2の無線基地局が通信を行っている移動端末装置
    の数と,該各移動端末装置以外からの受信電力の総和と
    に応じて前記第2の無線基地局と前記移動端末装置との
    通信に用いるチャネルの割り当て比率を求める割り当て
    比率算出手段と、 該割り当て比率に応じて通信チャネルの切り替えの基準
    となるチャネル切り替え距離を求める第1の距離算出手
    段と、 前記第2の無線基地局と前記移動端末装置の間の距離を
    求める第2の距離算出手段と、 前記第2の無線基地局と前記移動端末装置の間の距離が
    前記チャネル切り替え距離より大きいときに前記第1の
    周波数帯域から遠い周波数の通信チャネルを前記第2の
    無線基地局と前記移動端末装置の間の通信に割り当てる
    チャネル割り当て手段とを備えることを特徴とする通信
    制御装置。
  4. 【請求項4】 第1の無線基地局が使用する第1の周波
    数帯域と近接した第2の周波数帯域内の通信チャネルを
    用いて第2の無線基地局と移動端末装置との間で通信を
    行う通信システムであって、 前記第2の無線基地局が受信する前記移動端末装置から
    の信号の受信電力を一定に制御する受信電力制御手段
    と、 前記第2の無線基地局が通信を行っている移動端末装置
    の数と,該各移動端末装置以外からの受信電力の総和と
    に応じて前記第2の無線基地局と前記移動端末装置との
    通信に用いるチャネルの割り当て比率を求める割り当て
    比率算出手段と、 該割り当て比率に応じて通信チャネルの切り替えの基準
    となるチャネル切り替え距離を求める第1の距離算出手
    段と、 前記第2の無線基地局と前記移動端末装置の間の距離を
    求める第2の距離算出手段と、 前記第2の無線基地局と前記移動端末装置の間の距離が
    前記チャネル切り替え距離より大きいときに前記第1の
    周波数帯域から遠い周波数の通信チャネルを前記第2の
    無線基地局と前記移動端末装置の間の通信に割り当てる
    チャネル割り当て手段とを備えることを特徴とする無線
    通信システム。
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