JP2003069933A - オンスクリーン表示装置および表示方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の多様化を考慮し、複数のメニュー画
面を提供し、使用者に合わせたメニュー画面構成に変更
して表示することで、機器の操作性を向上させる。 【解決手段】 表示データ蓄積部１８に格納されている
メニュー画面表示用データは、固定のメニュー画面を表
示するための表示用データ（これを固定メニュー画面用
データとよぶ１８−１）と、別のメニュー画面を表示す
るための表示用データ（これを別メニュー画面用データ
１８−２とよぶ）を備える。固定メニュー画面用データ
１８−１は、表示データ蓄積部１８に予め一つ用意され
ている。別メニュー画面用データ１８−２は、制御部１
７の表示データ格納機能１７−３により、通信部２０を
経由して情報提供センター２１のＷｅｂサイトにアクセ
スする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク再生装
置に備えられているオンスクリーン表示装置および表示
方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】光ディスクに圧縮して記録された画像デ
ータや音声データを高画質、高音質で再生することがで
きる光ディスク再生装置であるＤＶＤプレーヤは、一般
的に内部にオンスクリーン表示装置を具備し、このオン
スクリーン表示装置により表示される予め用意された固
定のメニュー画面により、使用者はＤＶＤディスクに記
録された画像データや音声データから再生したいデータ
を選択したり、ＤＶＤプレーヤの状態を設定したりする
ことが可能になっている。

【０００３】例えば、図７で示すような光ディスク再生
装置７１を使用してＤＶＤディスクを再生する場合、使
用者はリモコン装置７２を使用して、図８で示すような
メニュー画面を見ながら、リモコン装置７２に備えられ
ているカーソルキー７２−１を操作して、ＤＶＤディス
クに記録された複数の音声データから再生したい音声デ
ータをメニュー画面上のアイコンにより選択する。また
ＤＶＤプレーヤが出力する画像データのサイズをメニュ
ー画面により設定する。

【０００４】図９は従来のオンスクリーン表示装置を含
む光ディスク再生装置の構成概略図を示すものである。
図９において、光ディスク１１に圧縮して記録された画
像データおよび音声データは、光ディスク読み出し部１
２から読み出され、画像データ・音声データ蓄積部１３
に格納される。格納された画像データおよび音声データ
は、画像データ・音声データデコード部１４に導かれ、
圧縮された画像データおよび音声データのデコードが行
われる。デコードされた音声データは音声データ出力部
１５に、画像データは画像データ出力部１６にそれぞれ
導かれ、音声出力、画像出力として外部に出力される。
これら光ディスク読み出し部１２、画像データ・音声デ
ータ蓄積部１３、画像データ・音声データデコード部１
４、音声データ出力部１５、画像データ出力部１６は制
御部９７の光ディスク再生機能９７−１により制御され
る。また、使用者が光ディスクに記録されたデータを選
択するためのメニュー画面は、表示データ蓄積部９８に
格納されているメニュー画面表示用データ９８−１によ
り表示される。表示データ蓄積部９８に格納されている
メニュー画面表示用データ９８−１は、制御部９７の表
示データ制御機能９７−２により表示生成部９９に導か
れる。表示生成部９９が生成したメニュー画面は画像デ
ータ出力部１６に送られ、画像出力される。通常、メニ
ュー画面表示用データ９８−１は表示データ蓄積部９８
に予め一つ用意されている。

【０００５】このメニュー画面は機器の機能が複雑にな
るに従い、メニュー画面も複雑になる傾向にある。ここ
で、使用者の多様化を考慮し、簡易機能版・高機能版
や、子供向け・老人向けなど、複数のメニュー画面を提
供し、使用者に合わせたメニュー画面構成に変更して表
示することで、機器の操作性を向上させることが考えら
れる。この種の技術として、例えば特開２００１−６７
０５６号公報に記載のオンスクリーン表示方法（これを
従来技術１という）などがある。従来技術１の方法で
は、表示用データを画像データや音声データに適合した
形で記録媒体に記録し、提供する方法であるが、この方
法では記録媒体の容量の制限により、複数のメニュー画
面を提供することができない。

【０００６】ところで、近年、インターネットの普及に
伴い、インターネット接続可能な様々な機器が考案され
ている。光ディスク再生装置であるＤＶＤプレーヤもイ
ンターネット接続のための通信手段を具備することで、
Ｗｅｂサイトへのアクセスが可能なインターネット端末
装置としての応用が検討されている。ＤＶＤプレーヤの
インターネット応用例として、例えば特開２０００−２
９５５７８号公報に記載の映像情報再生装置（これを従
来技術２という）などがある。従来技術２の装置では、
ＤＶＤディスクに記録されている情報をもとにＷｅｂサ
イトへアクセスすることを可能にするものであり、機器
の操作性を向上することが目的ではない。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】このように、ＤＶＤプ
レーヤにインターネット接続のための通信手段を具備す
ることで、一つの機器で別の機能を扱えるようにするこ
とは、これだけでも十分商品価値がある。しかしなが
ら、単に機能を一つにまとめるだけでなく、一つになっ
たことをより有効活用するために、本発明の目的は、複
数のメニュー画面を提供し、使用者に合わせたメニュー
画面構成に変更して表示することで、機器の操作性を向
上させることができるオンスクリーン表示装置および表
示方法を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のオンスクリーン表示装置は、メニュー画面
表示用データとして、予め用意された固定のメニュー画
面を表示するための表示用データおよび別のメニュー画
面を表示するための表示用データを格納する表示データ
蓄積部と、別のメニュー画面を表示するための表示用デ
ータをインターネットから通信により取得するための通
信部と、前記通信部から取得した別のメニュー画面を表
示するための表示用データを前記表示データ蓄積部に格
納するための表示データ格納機能および、予め用意され
た固定のメニュー画面を表示するための表示用データを
使用するか、前記通信部から取得した別のメニュー画面
を表示するための表示用データを使用するかを選択でき
る表示データ選択機能を有する制御部と、前記表示デー
タ蓄積部に格納されているメニュー画面表示用データを
使用してメニュー画面を生成する表示生成部とを備えた
構成とする。

【０００９】また、本発明のオンスクリーン表示装置で
使用するメニュー画面表示用データは、情報提供センタ
ーのＷｅｂサイトに複数用意され、前記通信部からメニ
ュー画面表示用データを取得する場合、光ディスク再生
装置の機器固有情報が前記通信部より情報提供センター
に転送され、情報提供センターは機器固有情報からその
機器で表示可能なメニュー画面表示用データをＷｅｂペ
ージに複数提示し、使用者は提示された内容から任意の
メニュー画面を表示するためのメニュー画面表示用デー
タを選択して、前記通信部から取得することで、使用者
に合わせたメニュー画面構成に変更して表示することが
できる。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図１は本発明におけ
るオンスクリーン表示装置を含む光ディスク再生装置の
構成概略図を示すものである。なお、１１は光ディス
ク、１２は光ディスク読み出し部、１３は画像データ・
音声データ蓄積部、１４は画像データ・音声データデコ
ード部、１５は音声データ出力部、１６は画像データ出
力部で、これらは従来例の構成と同じである。図１にお
いて、使用者が光ディスクに記録されたデータを選択す
るためのメニュー画面は、表示データ蓄積部１８に格納
されているメニュー画面表示用データにより表示され
る。表示データ蓄積部１８に格納されているメニュー画
面表示用データは、固定のメニュー画面を表示するため
の表示用データ（これを固定メニュー画面用データ１８
−１とよぶ）と、別のメニュー画面を表示するための表
示用データ（これを別メニュー画面用データ１８−２と
よぶ）を備える。固定メニュー画面用データ１８−１
は、表示データ蓄積部１８に予め一つ用意されている。
別メニュー画面用データ１８−２は、制御部１７の表示
データ格納機能１７−３により、通信部２０を経由して
情報提供センター２１のＷｅｂサイトにアクセスし、別
メニュー画面用データ１８−２を取得し、表示データ蓄
積部１８に格納する。また、制御部１７の表示データ選
択機能１７−４により、固定メニュー画面用データ１８
−１を使用するか、通信部２０から取得した別メニュー
画面用データ１８−２を使用するかを選択し、制御部１
７の表示データ制御機能１７−２により表示生成部１９
に導かれる。表示生成部１９が生成したメニュー画面は
画像データ出力部１６に送られ、画像出力される。

【００１１】以上のように構成された本発明におけるオ
ンスクリーン表示装置について、以下、その動作を説明
する。図２はメニュー画面表示用データ取得プロセスを
示すフローチャートである。まず、予め用意された固定
メニュー画面用データ１８−１を使用して固定のメニュ
ー画面を表示する（Ｓ２０）。図４は固定のメニュー画
面例を示す図である。なお、ここではメニュー画面上に
専用のアイコンを設けた例で説明する。使用者がリモコ
ン装置７２のカーソルキー７２−１を操作してメニュー
画面上のアイコン「メニュー画面ダウンロード」４０を選
択した場合（Ｓ２１）、別メニュー画面用データ１８−
２の取得を指示されたと判断する。使用者の指示がある
と、情報提供センター２１のＷｅｂサイトへのアクセス
を開始する（Ｓ２２）。情報提供センター２１との通信
が不可能な場合は（Ｓ２３）、情報提供センター２１の
Ｗｅｂサイトへのアクセスを終了する（Ｓ２８）。情報
提供センター２１との通信が可能な場合は（Ｓ２３）、
情報提供センター２１へ機器固有情報を転送し（Ｓ２
４）、その機器で表示可能なメニュー画面を提示するＷ
ｅｂページの準備を情報提供センター２１に促す。情報
提供センター２１のＷｅｂページが準備できたらそのＷ
ｅｂページを表示する（Ｓ２５）。図６（ａ）は使用者
のレベルに応じたメニュー画面表示用データを提示した
ものである。使用者はその機器で表示可能なメニュー画
面が複数提示されたＷｅｂページ上で、使用者に合った
任意のメニュー画面をＷｅｂページ上のアイコンにより
選択し（Ｓ２６）、ダウンロードを指示する。使用者の
指示があると情報提供センター２１よりメニュー画面表
示用データのダウンロードを開始する（Ｓ２７）。ダウ
ンロードが終了すると、情報提供センター２１のＷｅｂ
サイトへのアクセスを終了する（Ｓ２８）。使用者に合
った任意のメニュー画面がＷｅｂページ上にない場合は
ダウンロードしない旨をＷｅｂページ上のアイコンによ
り選択し（Ｓ２６）、情報提供センター２１のＷｅｂサ
イトへのアクセスを終了する（Ｓ２８）。上記説明は使
用者のレベルに応じたメニュー画面表示用データを提示
したもので、使用者の使い勝手をよくする例である。な
お、Ｗｅｂページとしてはこれに限定されるものではな
い。図６（ｂ）は使用者の好みに応じたメニュー画面表
示用データを提示したものであり、使用者の好みによる
選択を可能にする例である。

【００１２】次に取得したメニュー画面表示用データを
使用して、別のメニュー画面を表示する動作を説明す
る。図３はメニュー画面の切り替えプロセスを示すフロ
ーチャートである。まず、任意のメニュー画面を表示す
る（Ｓ３０）。ここでは予め用意された固定メニュー画
面用データ１８−１を使用して固定のメニュー画面を表
示した場合を例に説明する。図４は固定のメニュー画面
例を示す図である。なお、ここではメニュー画面上に専
用のアイコンを設けた例で説明する。使用者がリモコン
装置７２のカーソルキー７２−１を操作してメニュー画
面上のアイコン「メニュー画面切り替え」４１を選択した
場合（Ｓ３１）、別のメニュー画面への切り替えが指示
されたと判断する。使用者の指示があると、現在、固定
のメニュー画面を表示中かどうか判断する（Ｓ３２）。
固定のメニュー画面を表示中なので、別メニュー画面用
データ１８−２を取得しているかどうか判断する（Ｓ３
３）。別メニュー画面用データ１８−２を取得している
場合は、そのデータを使用して別のメニュー画面に切り
替える（Ｓ３４）。図５は取得したメニュー画面表示用
データで表示した別のメニュー画面例を示す図である。
この例は映画鑑賞用に選択項目を少なくした、簡易版の
メニュー画面に切り替えた例である。別メニュー画面用
データ１８−２を取得していない場合は（Ｓ３３）、切
り替えを行わず終了する。上記説明は、固定のメニュー
画面から別のメニュー画面に切り替える例を説明した
が、別のメニュー画面から固定のメニュー画面に切り替
える動作も同様に行える。まず、任意のメニュー画面を
表示する（Ｓ３０）。ここでは取得した別メニュー画面
用データ１８−２を使用して別のメニュー画面を表示し
た場合を例に説明する。図５は取得したメニュー画面表
示用データで表示した別のメニュー画面例を示す図であ
る。なお、ここではメニュー画面上に専用のアイコンを
設けた例で説明する。使用者がリモコン装置７２のカー
ソルキー７２−１を操作してメニュー画面上のアイコン
「メニュー画面切り替え」５０を選択した場合（Ｓ３
１）、固定のメニュー画面への切り替えが指示されたと
判断する。使用者の指示があると、現在、固定のメニュ
ー画面を表示中かどうか判断する（Ｓ３２）。固定のメ
ニュー画面を表示中ではないので、固定メニュー画面用
データ１８−１を使用して固定のメニュー画面に切り替
える（Ｓ３５）。以上のメニュー画面表示用データ取得
プロセスとメニュー画面の切り替えプロセスを組み合わ
せて行うことにより、次々と別のメニュー画面構成に変
更して表示することが可能となる。

【００１３】なお、本発明の実施形態は、メニュー画面
表示用データの取得およびメニュー画面の切り替えに、
メニュー画面上に専用のアイコンを設けたが、専用のア
イコンの代わりに専用のキーを設けることで実現するこ
とも可能である。また、本発明は、取得したメニュー画
面表示用データを複数保持するか、または不揮発性メモ
リに保持することで、Ｗｅｂサイトへのアクセス回数を
少なくすることができる。

【００１４】

【発明の効果】本発明は、情報提供センターのＷｅｂサ
イトに複数用意された別のメニュー画面を表示するため
の表示用データを取得し、使用者に合わせたメニュー画
面構成に変更して表示することにより、人の好みの幅を
広げることができる。さらに使用者のレベルに合わせた
メニュー画面構成に変更して表示することにより、機器
の操作性を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明におけるオンスクリーン表示装置を含む
光ディスク再生装置の構成概略図

【図２】メニュー画面表示用データ取得プロセスを示す
フローチャート

【図３】メニュー画面の切り替えプロセスを示すフロー
チャート

【図４】固定のメニュー画面例を示す図

【図５】取得したメニュー画面表示用データで表示した
別のメニュー画面例を示す図

【図６】情報提供センターのＷｅｂページ例を示す図

【図７】従来のメニュー画面による光ディスクに記録さ
れたデータの選択を示す図

【図８】従来の固定のメニュー画面例を示す図

【図９】従来のオンスクリーン表示装置を含む光ディス
ク再生装置の構成概略図

【符号の説明】

１１ 光ディスク １２ 光ディスク読み出し部 １３ 画像データ・音声データ蓄積部 １４ 画像データ・音声データデコード部 １５ 音声データ出力部 １６ 画像データ出力部 １７ 制御部 １８ 表示データ蓄積部 １９ 表示生成部 ２０ 通信部 ２１ 情報提供センター

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｎ 5/93 Ｈ０４Ｎ 7/173 ６３０ ５Ｄ０７７ 7/173 ６３０ Ｇ０６Ｆ 3/00 ６５１Ａ ５Ｄ１１０ // Ｇ０６Ｆ 3/00 ６５１ Ｈ０４Ｎ 5/93 Ｅ ５Ｅ５０１ Ｆターム(参考） 5C025 AA30 BA28 CA09 CB10 DA05 DA10 5C052 AA04 AB02 CC11 DD04 DD06 5C053 FA23 GB06 GB11 JA01 JA16 KA24 LA06 LA15 5C064 BA07 BB10 BC16 BC23 BC25 BD02 BD08 5D044 AB05 AB07 BC03 CC04 DE23 HL04 HL11 JJ06 5D077 AA23 HA07 HC05 HC17 HD02 5D110 AA14 AA26 AA28 DA01 DB09 FA02 5E501 AA20 AB15 AC37 BA05 CA04 CC02 EA02 FA05 FA23 FA42 FA45

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 光ディスクに記録されている画像データ
   や音声データを再生する光ディスク再生装置において、
   メニュー画面表示用データとして、予め用意された固定
   のメニュー画面を表示するための表示用データおよび別
   のメニュー画面を表示するための表示用データを格納す
   る表示データ蓄積部と、別のメニュー画面を表示するた
   めの表示用データをインターネットから通信により取得
   するための通信部と、前記通信部から取得した別のメニ
   ュー画面を表示するための表示用データを前記表示デー
   タ蓄積部に格納するための表示データ格納機能および、
   予め用意された固定のメニュー画面を表示するための表
   示用データを使用するか、前記通信部から取得した別の
   メニュー画面を表示するための表示用データを使用する
   かを選択できる表示データ選択機能を有する制御部と、
   前記表示データ蓄積部に格納されているメニュー画面表
   示用データを使用してメニュー画面を生成する表示生成
   部とを備えたオンスクリーン表示装置。
2. 【請求項２】 請求項１記載のオンスクリーン表示装置
   において、メニュー画面表示用データは情報提供センタ
   ーのＷｅｂサイトに複数用意され、前記通信部からメニ
   ュー画面表示用データを取得する場合、光ディスク再生
   装置の機器固有情報が前記通信部より情報提供センター
   に転送され、情報提供センターは機器固有情報からその
   機器で表示可能なメニュー画面表示用データをＷｅｂペ
   ージに複数提示し、使用者は提示された内容から任意の
   メニュー画面を表示するためのメニュー画面表示用デー
   タを選択して、前記通信部から取得することができるオ
   ンスクリーン表示方法。
3. 【請求項３】 請求項２記載のオンスクリーン表示方法
   において、情報提供センターのＷｅｂページに提示され
   るメニュー画面表示用データは、使用者の経験レベルに
   応じて複数提示され、使用者は提示された内容から使用
   者の経験レベルに合ったメニュー画面を表示するための
   メニュー画面表示用データを選択して、前記通信部から
   取得することができるオンスクリーン表示方法。