JP2003069817A - 画像調整変数の保存及びサーチ方法 - Google Patents

画像調整変数の保存及びサーチ方法

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JP2003069817A
JP2003069817A JP2001237824A JP2001237824A JP2003069817A JP 2003069817 A JP2003069817 A JP 2003069817A JP 2001237824 A JP2001237824 A JP 2001237824A JP 2001237824 A JP2001237824 A JP 2001237824A JP 2003069817 A JP2003069817 A JP 2003069817A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル画像のコントラスト、輝度及びガ
ンマ調整変数の保存とサーチに用いられる画像調整変数
の保存及びサーチ方法。 【解決手段】 出力変数値を順に区画して若干のメモリ
アドレスとなし、各出力変数値の対応する入力変数値範
囲の最小値或いは最大値(即ち境界値)を順にメモリア
ドレスに保存し、画像調整の入力変数値を入力後に、バ
イナリサーチにより出力変数値最大値の半分のメモリア
ドレスよりその対応する入力変数値範囲の最大値或いは
最小値を取り出して上述の入力変数値と対比し、並びに
この方式により重複して上述のバイナリサーチを進行し
て相互に符合する範囲の入力変数値のメモリアドレスを
見つけるまで行い、これにより入力変数値に対応する画
像調整の出力変数値を獲得し、小容量のメモリで保存で
きるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一種の画像調整変
数の保存及びサーチ方法に係り、特に、ディジタル画像
のコントラスト、輝度及びガンマ調整変数の保存とサー
チに用いられる画像調整変数の保存及びサーチ方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】スキャナ或いはその他の等しい効果の画
像取込み設備は、広くディジタル画像の取込み建立及び
画像データ出力に広く使用され、特に、写真、データ、
手書き原稿等の類の画像或いはデータに対しては、相当
に良好な永久アックアップ保存機能を有する。しかし、
スキャナがこれらのデータをスキャンしてディジタル画
像の建立と処理を行う過程で、適当なコントラト、輝
度、及びガンマ校正の変数調整が必要となり、特に、こ
れらの調整変数が直接、出力する画像の品質及びスキャ
ン効果に影響する。
【0003】周知のスキャナ画像はCCD或いはCIS
で変換され電圧信号とされた後に、AFE(Analo
g Front End)或いはA/Dコンバータで再
変換されてディジタル信号とされスキャナコントローラ
に進入し、スキャナコントローラで処理された後、さら
にルックアップテーブル(Look−up table
或いはtone mapping)を透過し、画像が校
正された後、インタフェースを利用し、最後にディジタ
ル化されたデータがホストに伝送され、ルックアップテ
ーブル方式は、コントラスト、輝度及びガンマ校正調整
の出力変数調整の機能を有する。
【0004】伝統的に、ルックアップテーブルは画像校
正のほか、n個のビットのデータ(AFE或いはA/D
コンバータのビットにより定まる)を8ビット或いは任
意のビットモードに変換し、ハードウエア構造上にあっ
て、使用する2n 対8ビットのメモリ或いは2n 対任意
個数ビットのメモリを使用し、一対一のアドレスマッピ
ング方式を利用し、全ての予め変換した値を同じ数量の
メモリのアドレスとなし、変換の結果を予め該アドレス
に書き込み、変換必要時に、再度計算をせずとも、直接
該アドレスより値を読みだせばよく、n個ビットデータ
を8ビットフォーマット或いは任意数ビットフォーマッ
トに変換できる。このことから我々は、正確にハードウ
エアの必要とするメモリ容量を計算し(2n ×8)ビッ
ト或いは(2n ×m)ビットとすることができ、mは整
数とする。
【0005】しかし、上述の周知の画像調整変数の保存
方式は、実際の画像調整変数に関して、その変数入力値
(調整命令)が変数出力値に対して、多対一の形態であ
り、もし16ビット−8ビットを例とすると、即ち65
536個の入力値対256個の出力値となり、簡単に言
うと、ある範囲内の多数の入力変数値がその対応する変
数出力値と同一個であり、重複する出力変数値が重複し
てメモリ中の対応アドレスに保存され、このため多数の
メモリアドレスと容量を占用し、メモリデータ保存効率
が悪かった。
【0006】上述の周知の画像調整変数の保存方式は、
実際には、RGBの三つのチャンネルで組成され、三つ
のチャンネル間の特性はそれぞれ異なり、ゆえにそれぞ
れ一つのルックアップテーブルメモリを必要とし、8ビ
ットを例とすると、真にハードウエア上で必要とされる
メモリ容量は(2n ×8)×3ビットである。例えば、
もし、16ビットのAFE或いはA/Dコンバータを使
用すると、即ち(216×8×3)ビット=1536Kビ
ットのメモリ或いは(216×m×3)ビットnoメモリ
が必要となり、このmは整数である。
【0007】これにより、以上の結果を分析すると、即
ち伝統的な画像調整変数の保存及びサーチ方法は、明ら
かに重大な欠点、即ち、一つの容量の極めて大きいメモ
リを必要とし、且つメモリ容量の大きさがAFEのビッ
ト数の増加により比例して急増するという欠点を有して
いることがわかる。例えば、AFE或いはA/Dコンバ
ータが1ビットの正確度を増加するごとに、ルックアッ
プテーブルの必要とするメモリは2倍に増加し、回路の
コストと実施の困難度もこれに伴い増加し、実際にスキ
ャナ或いはその他の画像取込み設備に応用する時、その
全体の体積がそれに伴い増大し、製品のコンパクト化設
計と応用に不利であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに、本発明の主要
な目的は、一種の画像調整変数の保存及びサーチ方法を
提供し、簡単敏捷な多対一の変数保存方式により、調整
変数保存用のメモリの保存容量を大幅に縮減し、回路及
び画像取込み製品の設計及び応用に有利とすることにあ
る。
【0009】本発明のもう一つの目的は、一種の画像調
整変数の保存及びサーチ方法を提供し、画像調整変数を
保存するメモリが、大量のメモリアドレス容量を以て同
じデータを重複して保存するのを完全に防止し、その保
存効率をアップすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、画像
取込み設備のディジタル画像調整の出力変数に用いられ
る画像調整変数の保存及びサーチ方法において、その出
力変数値を順に区画して若干のメモリアドレス値に対応
させ、各出力変数値に対応する入力変数値範囲の最小値
或いは最大値が代表する境界値を、順に各メモリアドレ
ス中に保存し、代表の画像調整の入力変数値を入力した
後に、バイナリサーチにより、出力変数値の最大値の半
分が対応するメモリアドレス中より、それが保存する境
界値を取り出して、この入力変数値と比較し、その比較
結果の大小の関係により、重複して逓増或いは逓減のバ
イナリサーチを進行し、次の比較の対比に供するメモリ
アドレスとその境界値を取得して比較し、符合する境界
値範囲の入力変数値のメモリアドレスを探すまでこれを
行い、そのメモリアドレス値を直接出力変数値に変換
し、入力変数値に対応する画像調整の出力変数値を獲得
することを特徴とする、画像調整変数の保存及びサーチ
方法としている。請求項2の発明は、前記出力変数値が
ディジタル画像のコントラスト、輝度及びガンマ校正調
整変数とされたことを特徴とする、請求項1に記載の画
像調整変数の保存及びサーチ方法としている。請求項3
の発明は、前記入力変数値と出力変数値間が多対1の関
数対応関係を呈することを特徴とする、請求項1に記載
の画像調整変数の保存及びサーチ方法としている。請求
項4の発明は、前記関数対応関係が逓増且つ不連続の関
数とされたことを特徴とする、請求項3に記載の画像調
整変数の保存及びサーチ方法としている。請求項5の発
明は、前記関数対応関係が逓減且つ不連続の関数とされ
たことを特徴とする、請求項3に記載の画像調整変数の
保存及びサーチ方法としている。請求項6の発明は、前
記出力変数値がその対応する各メモリアドレス値に等し
いことを特徴とする、請求項1に記載の画像調整変数の
保存及びサーチ方法としている。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の画像調整変数の保存及び
サーチ方法は、出力変数値を順に区画して若干のメモリ
アドレスとなし、各出力変数値の対応する入力変数値範
囲の最小値或いは最大値(即ち境界値)を順にメモリア
ドレスに保存し、画像調整の入力変数値を入力後に、バ
イナリサーチにより出力変数値最大値の半分のメモリア
ドレスよりその対応する入力変数値範囲の最大値或いは
最小値を取り出して上述の入力変数値と対比し、並びに
この方式により重複して上述のバイナリサーチを進行し
て相互に符合する範囲の入力変数値のメモリアドレスを
見つけるまで行い、これにより入力変数値に対応する画
像調整の出力変数値を獲得し、メモリの容量を大幅に縮
減し、並びにその保存効率をアップする。
【0012】
【実施例】図1に示されるのは、本発明の画像調整変数
の保存及びサーチ方法中、該調整変数保存方法の関数対
応図であり、そのうち、本発明の各実施例中、8ビット
の出力変数値を説明のための実施例とし、OUTを以て
その出力変数値を表示する。INはその入力変数値を示
し、且つ図1中に示されるように、該入力変数値INは
二次元座標中の垂直軸(Y軸)でこれを代表し、且つ出
力変数値OUTは水平軸(X軸)でこれを代表する。
【0013】図1中に示される第1実施例は、入力変数
値INと出力変数値OUT間の多対一且つ不連続の逓増
関数対応関係を示す。その変数範囲はそれぞれ0≦入力
変数値IN≦65535、0≦出力変数値OUT≦25
5であり、しかしこのような関数対応関係は不変ではな
く、実際の応用の画像取込み設備の調整機能の要求によ
り決定される。本発明中に列挙される関数対応関係は、
スキャナの画像取込みと出力の変数調整の必要により決
定される。
【0014】図1中に表示される入力変数値INは216
=65536個の値を有し、対応出力変数値OUTは
8 =256個の値を有する。各一つの出力変数値OU
Tの対応する入力変数値INの範囲は約1000〜20
00の数値範囲により計算され、例えば出力変数値OU
T=0の時、その入力変数値INの範囲は0〜999と
され、出力変数値OUT=1の時、その入力変数値IN
の範囲は1000〜1999とされ、出力変数値OUT
=255の時、即ち入力変数値INの範囲は65000
〜65535とされ、該出力変数値OUTは予めメモリ
中の関係アドレス内に保存可能で、本発明中ではメモリ
アドレスが直接その値を代表し、例えばメモリアドレス
が0($00)であれば、対応する出力変数値は0であ
り、メモリアドレスが255($FF)であれば、対応
する出力変数値は255であり、こうして更に複雑な数
値変換を必要とせず、直接メモリアドレスの値を出力変
数値に変換できる。
【0015】さらに、上述の入力変数値INと出力変数
値OUT間の対応関数関係により、我々は各出力変数値
OUTの対応する入力変数値INのんいの最大値或いは
最小値を上述の出力変数値OUTに対応する各メモリア
ドレスに保存でき、例えばメモリアドレス0($00)
中に999の最大数値を保存し、メモリアドレス1($
01)中に1999の数値を保存し、メモリアドレス2
55($FF)に65535の数値を保存し、こうし
て、調整変数例えば、コントラスト、輝度及びガンマ校
正に、ただ256×16=4Kビットのメモリ容量があ
ればよくなり、RGBの三個の調整変数のチャネルのメ
モリ総数が合計僅かに12Kビットの記憶容量のみ必要
となり、周知の1対1のルックアップテーブル方式に必
要なメモリ容量(1536K bits)より遙に少な
く、その両者間の詳細な比較は、以下の文中に詳細に説
明する。
【0016】図2は、本発明の画像調整変数の保存及び
サーチ方法中、出力変数値OUTのサーチ方法のフロー
チャートである。そのステップは以下を含む。 (100) 入力変数値入力。即ち、上述の入力変数値
INを入力し、その範囲は0〜65535の間とする。 (110) 出力変数値のリミット値の半分に対応する
出力変数値を捜し出す。即ち、出力変数値OUTのリミ
ット値は、本発明中に列挙される極大値255及び極小
値0であれば、その両者の半分の値は128で、その対
応するメモリアドレスは128($80)で、その内部
に代表境界値の入力変数値INが保存される。 (120)既存の境界値との比較。即ち、上述の入力し
た入力変数値IN及びメモリ中に既存の境界値(範囲中
の最大値)を比較する。 (130)境界値の範囲に符合するか否かの判断。即
ち、大きさを比較する方式によりこのメモリアドレスに
列挙された入力変数値INの範囲に符合するか否かの判
断を行い、もしイエスであれば、直接ステップ140を
進行し、もしノーであれば、ステップ140Aを進行す
る。 (140)メモリアドレス値を直接出力変数値に変換。
即ち、メモリアドレス内に保存された境界値範囲が入力
変数値INに符合すれば、即ちこのメモリアドレスのア
ドレス値を直接変換して出力変数値OUTとする。 (150)得られた出力変数値を出力する。即ち、得ら
れた出力変数値OUTをハードウエア制御回路或いは画
像処理ソフトに出力し、画像を取込むか或いは出力する
時の対比、輝度及びガンマ校正効果に入力命令の要求を
達成させる。 (140A)バイナリサーチで次の一つのメモリアドレ
スの境界値を取り出す。即ち、前の一つのメモリアドレ
ス内に保存された境界値と入力変数値INの比較後、も
しその範囲内の要求に符合しなければ、さらに前の一つ
のアドレスを1/2逓増或いは1/2逓減するバイナリ
サーチにより新たな比較境界値を捜し出し、その逓増或
いは逓減は入力変数値INの境界値との比較結果が大き
いか或いは小さいかを以て判断の根拠となし、例えば入
力変数値INが境界値より大きい時は、1/2逓増し、
反対の場合は1/2逓減する。
【0017】図2に示されるサーチフローステップは、
その存在のモードに制限はなく、例えば、計算機プログ
ラムを使用しても或いはハードウエア回路を使用して
も、いずれもそのバイナリサーチ比較により出力変数値
OUTを獲得する方式を達成でき、以下にさらにこのバ
イナリサーチの原理を説明する。もし上述の図2に示さ
れるフロー及び各処理ステップにより、入力変数値IN
の値を最大値65535とするなら、その値は、メモリ
アドレス128の内部に保存された境界値より大きく、
ゆえにメモリアドレス128をさらに1/2(即ち6
4)増加し、192となすと、メモリアドレス192に
保存されている境界値は、入力変数値INより小さい。
ゆえに、メモリアドレスをさらに1/2(即ち32)増
加し、224となすと、その境界値は入力変数値INよ
り小さく、ゆえにさらに1/2(即ち16)を加えて2
40となすと、その保存の境界値は入力変数値INより
小さく、さらにそのアドレス値に1/2(即ち8)を加
えて248とすると、その境界値は入力変数値INより
小さく、ゆえに1/2(即ち4)を加えると、その保存
されている境界値は当然入力変数値INより小さく、ゆ
えにさらに1/2(即ち1)を加えて255とすると、
完全に符合する境界値65535を捜し出すことがで
き、ゆえにその対応するメモリアドレスの値255がそ
の出力変数値OUTとされる。
【0018】上述の本発明のバイナリサーチ方式に基づ
き我々はその入力変数値INの出力変数値OUTに対す
る逓増関数の計算関数式を以下のように示す。OUT$
(A)はその出力アドレスを表示し、INMAX はそれが
対応し保存する境界値(内部保存のセクション入力変数
極大値)を表示し、Nが出力変数値OUTのビット数を
代表し、A1 〜AN+1 はその演算因子を表示し、即ち出
力変数値OUTリミット値=2N で、A1 =2N+1 で、
仮にOUT$(A1 )の対応するINMAX1=入力変数値
IN或いは第2次サーチOUT$(A1 )とするなら、
即ち該入力変数値INはINMAX1に等しいかINMAX1
セクション範囲中にあり、即ち、OUT$(A1 )=出
力変数値OUTであり、もし入力変数値IN>INMAX1
であれば、即ちOUT$(A2 )=OUT$(A1 )+
(A1 /2)である。反対に、もし入力変数値IN<I
MAX1であれば、即ちOUT$(A2 )=OUT$(A
1 )−(A1 /2)である。同様に、OUT$(A2
の状態下で、もし、入力変数値IN>INMAX2 であれ
ば、即ちOUT$(A3 )=OUT$(A2 )+(A1
/22 )であり、反対に、もし、入力変数値IN<IN
MAX2であれば、即ちOUT$(A3 )=OUT$(A
2 )−(A1 /22 )であり、その原理により以下の式
が導き出される。入力変数値IN>INMAS(n)である場
合、 OUT$(An+1 )=OUT$(An )+(A1 /2
n ) (少数点以下は強制的に切上げ) 入力変数値IN<INMAS(n)である場合、 OUT$(An+1 )=OUT$(An )−(A1 /2
n ) (少数点以下は強制的に切捨て) 入力変数値IN=INMAS(n)又は OUT$(An+1
ダブルサーチの場合、 OUT$(An+1 )=出力変数値OUT そのうち、n=1,2,3...,n,n+1の正の整
数である。出力変数値OUTが入力変数値INに対する
逓減関数である時も、上述の式と類似の式を導き出すこ
とができ、そのプラスとマイナスの符号がちょうど反対
となる。簡単に言うと、以上の式により、本発明の原理
がさらに明らかとなると共に、その関数式の導出は、直
接ハードウエア回路の設計或いはコンピュータプログラ
ムの設計に利用でき、産業上の利用に有利である。
【0019】上述の出力変数値OUTのサーチ対比原理
及び方法により、同様にその他の各値の対比方式を推論
できる。もし入力変数値INが65000〜65535
間の任意の一つの値であれば、即ち上述のバイナリサー
チで比較する時、このメモリアドレス255は重複して
2回選択され(即ち+0或いは−0の状況)、これは即
ち境界値65535が上述に挙げた例の入力変数値IN
より必ず大きいことによる。もしこのような状況があれ
ば、即ち、さらにバイナリサーチで比較せず、重複して
二回選択するメモリアドレスをその最終的出力変数値O
UTとなし、ゆえに同様に、さらに順に全ての入力変数
値INの対応する各メモリアドレス及びその出力変数値
OUTを得ることができる。
【0020】さらに図3、4、5に示されるのは本発明
の画像調整変数の保存及びサーチ方法中、入力変数値I
Nと出力変数値OUT間の逓増不連続関数の別の数種類
の実施例であり、即ち本発明の第2、第3、第4実施例
である。そのうち、図3に示される実施例の第1実施例
との異なる部分は、0≦入力変数値IN≦65535、
0<出力変数値OUT≦255で、即ち0が出力変数値
OUT中に含まれず、出力変数値OUTは僅かに255
個以下を有する。図4に示される第3実施例では、0≦
入力変数値IN≦65535,0≦出力変数値OUT<
255で、即ち255が出力変数値OUT中に含まれ
ず、出力変数値OUTは僅かに255個以下である。図
5に示される第4実施例では、0≦入力変数値IN≦6
5535で、0<出力変数値OUT<255で、即ち0
と255がいずれも出力変数値OUT中に含まれず、即
ち出力変数値OUTは僅かに254個の値以下を有す
る。以上の第2、第3、第4実施例のいずれにおいて
も、その入力変数値INと出力変数値OUT間の関数の
対応関係の差異がどのようでも、いずれも上述の図1と
図2に示される保存とサーチ方法により最終の出力変数
値OUTを獲得できる。
【0021】さらに図6、7、8及び図9に示されるの
は、本発明の画像調整変数の保存及びサーチ方法中、該
入力変数値INと出力変数値OUT間の逓減不連続対応
関数の他の幾つかの実施例である。即ち、本発明の第
5、6、7及び第8実施例である。そのうち、図6に示
されるものと第1実施例との同じ部分は、0≦入力変数
値IN≦65535、0≦出力変数値OUT≦255
で、ただしその異なるところは、バイナリサーチで比較
する時のメモリアドレスの逓増と逓減の方式が反対の方
式であることであり、即ち、入力変数値INがメモリア
ドレス中に保存の境界値より大きいとき、次の一つのバ
イナリサーチのメモリアドレスは1/2逓減する方式で
進行され、反対にもし、入力変数値INが境界値より小
さければ、1/2逓増する。図7に示される第6実施例
では0≦入力変数値IN≦65535、0≦出力変数値
OUT<255で、即ち255出力変数値OUT中に含
まれず、出力変数値OUTは255個以下含む。図8に
示される第7実施例は0≦入力変数値IN≦6553
5、0<出力変数値OUT≦255で、即ち0は出力変
数値OUT中に含まれず、出力変数値OUTは僅かに2
55個以下を含む。図9に示される第8実施例では、0
≦入力変数値IN≦65535、0<出力変数値OU
T,255で、0と255いずれも出力変数値OUT中
に含まれず、即ち出力変数値OUTが僅かに254個の
値以下を含む。上述の第5、6、7及び第8実施例は、
その入力変数値INと出力変数値OUT間の関数の対応
の関係差異がどのようであっても、いずれも上述の図1
及び図2に示される保存とサーチ方法により対応する出
力変数値OUTを獲得できる。
【0022】以上の図1から図9に示される本発明の画
像調整変数の保存及びサーチ方法は、その詳細な説明及
び操作方法中に、明らかに、本発明中で使用するメモリ
容量が周知の1対1のルックアップテーブル方式より小
さいことが示される。説明のため、我々はその両者の異
なるビット数の応用状況について詳細に対比し、nビッ
ト入力8ビット出力を例とした。その結果は以下の表の
ようになる。
【表1】 以上の表から分かるように、入力変数値IN(即ち第1
欄の変換ビット数)のビット数が大きくなるほど、その
最後の差のビット数も大きくなり、数倍数を呈する等級
数増加を呈し、言い換えると、ビット数が20ビットに
達すると、本発明は僅かに15Kbitsのメモリ容量
しか必要とせず、周知の1対1のルックアップテーブル
方式では、約25000Kbitsのメモリ容量を増加
せねばならず、これは重い負担となり、並びに相対的に
スキャナ或いはその他の応用される画像取込み設備の体
積の増加をもたらし、応用上の困難を形成する。本発明
はこの技術のネックを突破し、メモリの容量を大幅に減
らし、また、スキャナ或いはその他の画像取込み設備の
体積を大幅に縮減でき、製品の産業上の利用に有利であ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明の発明精神は、最も簡単敏捷で便
利な画像調整変数の保存及びサーチ方法を提供すること
により、その全体のメモリ容量を大幅に縮減すると共
に、スキャナ或いはその他の画像取込み設備の体積を大
幅に縮減できるようにし、製品の産業上の利用価値を増
進することにある。
【0024】上述の図1から図8に示される本発明の画
像調整変数の保存及びサーチ方法に係る説明及び図面
は、本発明の技術内容と技術手段を説明するための好ま
しい実施例の一隅に過ぎず、本発明の請求範囲を限定す
るものではなく、本発明に基づきなしうる細部の修飾、
或いは改変は、いずれも本発明の請求範囲に属するもの
とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の画像調整変数の入力変数
と出力変数間の対応関数図である。
【図2】本発明のサーチ方法のフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施例の画像調整変数の入力変数
と出力変数間の対応関数図である。
【図4】本発明の第3実施例の画像調整変数の入力変数
と出力変数間の対応関数図である。
【図5】本発明の第4実施例の画像調整変数の入力変数
と出力変数間の対応関数図である。
【図6】本発明の第5実施例の画像調整変数の入力変数
と出力変数間の対応関数図である。
【図7】本発明の第6実施例の画像調整変数の入力変数
と出力変数間の対応関数図である。
【図8】本発明の第7実施例の画像調整変数の入力変数
と出力変数間の対応関数図である。
【図9】本発明の第8実施例の画像調整変数の入力変数
と出力変数間の対応関数図である。
【符号の説明】
100 入力変数値 110 入力変数値リミット値の半分が対応する出力変
数値 120 既存の境界値との比較 130 境界値の範囲に符合するか否かの判断 140 メモリアドレス値を直接出力変数値に変換 140A バイナリサーチで次の一つのメモリアドレス
の境界値を取り出す 150 得られた出力変数値の出力 IN 入力変数値 OUT 出力変数値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE11 CH08 5C021 RB03 XA34 YC03 5C066 AA01 CA01 EC05 HA02 5C077 LL01 LL17 PP43 PP66 PQ12 PQ20 PQ23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像取込み設備のディジタル画像調整の
    出力変数に用いられる画像調整変数の保存及びサーチ方
    法において、その出力変数値を順に区画して若干のメモ
    リアドレス値に対応させ、各出力変数値に対応する入力
    変数値範囲の最小値或いは最大値が代表する境界値を、
    順に各メモリアドレス中に保存し、代表の画像調整の入
    力変数値を入力した後に、バイナリサーチにより、出力
    変数値の最大値の半分が対応するメモリアドレス中よ
    り、それが保存する境界値を取り出して、この入力変数
    値と比較し、その比較結果の大小の関係により、重複し
    て逓増或いは逓減のバイナリサーチを進行し、次の比較
    の対比に供するメモリアドレスとその境界値を取得して
    比較し、符合する境界値範囲の入力変数値のメモリアド
    レスを探すまでこれを行い、そのメモリアドレス値を直
    接出力変数値に変換し、入力変数値に対応する画像調整
    の出力変数値を獲得することを特徴とする、画像調整変
    数の保存及びサーチ方法。
  2. 【請求項2】 前記出力変数値がディジタル画像のコン
    トラスト、輝度及びガンマ校正調整変数とされたことを
    特徴とする、請求項1に記載の画像調整変数の保存及び
    サーチ方法。
  3. 【請求項3】 前記入力変数値と出力変数値間が多対1
    の関数対応関係を呈することを特徴とする、請求項1に
    記載の画像調整変数の保存及びサーチ方法。
  4. 【請求項4】 前記関数対応関係が逓増且つ不連続の関
    数とされたことを特徴とする、請求項3に記載の画像調
    整変数の保存及びサーチ方法。
  5. 【請求項5】 前記関数対応関係が逓減且つ不連続の関
    数とされたことを特徴とする、請求項3に記載の画像調
    整変数の保存及びサーチ方法。
  6. 【請求項6】 前記出力変数値がその対応する各メモリ
    アドレス値に等しいことを特徴とする、請求項1に記載
    の画像調整変数の保存及びサーチ方法。
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