JP2003069526A - Ofdm復調装置及び、ofdm復調装置のキャリア周波数同期方法 - Google Patents

Ofdm復調装置及び、ofdm復調装置のキャリア周波数同期方法

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JP2003069526A
JP2003069526A JP2001251799A JP2001251799A JP2003069526A JP 2003069526 A JP2003069526 A JP 2003069526A JP 2001251799 A JP2001251799 A JP 2001251799A JP 2001251799 A JP2001251799 A JP 2001251799A JP 2003069526 A JP2003069526 A JP 2003069526A
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frequency
signal
circuit
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Mitsuhiro Kuriki
光広 栗城
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリア周波数同期が確立するまでに時間を
要する。 【解決手段】 発振周波数に基づいてOFDM信号から
時系列シンボル信号を得る直交復調回路103と、時系
列シンボル信号を周波数列シンボル信号に変換するフー
リエ変換回路104と、周波数列シンボル信号を復調す
る復調回路106とを有するOFDM復調装置1であっ
て、時系列シンボル信号から狭帯域誤差信号を算出する
狭帯域AFC回路107と、狭帯域誤差信号がゼロに近
似するような発振周波数を生成するVCO110と、狭
帯域周波数の同期引き込みが完了すると、周波数列シン
ボル信号から広帯域誤差信号を算出する広帯域AFC回
路10と、広帯域誤差信号がゼロとなるように、周波数
列シンボル信号を周波数シフトする周波数補償回路20
と、前記広帯域誤差信号に基づいて、周波数シフトした
周波数列シンボル信号の位相を補償する位相補償回路3
0とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交周波数分割多
重(以下、単にOFDMと称する)伝送方式におけるO
FDM信号を復調するOFDM復調装置と、このOFD
M復調装置のキャリア周波数同期方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は一般的なOFDM信号のデータ構
成を示す説明図である。
【0003】一般的にOFDM復調装置で復調するOF
DM信号は、サブキャリア間隔Δfの逆数の長さを1有
効シンボル長とした有効シンボル期間信号と、これら有
効シンボル期間信号間に配置され、この有効シンボル期
間信号の一部をコピーしたガード期間信号とで構成し、
図5に示すように、この有効シンボル期間信号内の予め
定められた特定サブキャリアに周波数同期用パイロット
信号が配置されている。
【0004】では、このようなOFDM信号を復調する
従来のOFDM復調装置について説明する。図6は従来
のOFDM復調装置内部の概略構成を示すブロック図で
ある。
【0005】図6に示すOFDM復調装置100は、ア
ンテナ101を通じて受信したOFDM信号をチャネル
選択すると共に、このOFDM信号を中間周波数(以
下、単にIFと称する)帯域に周波数変換する高周波部
102と、IF帯域に周波数変換されたOFDM信号を
互いに直交する2つのキャリアを用いて時間軸上の複素
シンボル信号(以下、単に時系列シンボル信号と称す
る)に復調する直交復調回路103と、後述するシンボ
ルタイミングに基づいて、時系列シンボル信号を周波数
軸上の複素シンボル信号(以下、単に周波数列シンボル
信号と称する)にフーリエ変換するフーリエ変換回路1
04と、時系列シンボル信号に基づいてシンボルタイミ
ングを生成するシンボル同期回路105と、フーリエ変
換回路104にてフーリエ変換された周波数列シンボル
信号を復調する復調回路106と、時系列シンボル信号
からサブキャリア間隔以下(サブキャリア間隔Δfの−
1/2Δf〜+1/2Δfまでの範囲)の周波数誤差を
算出し、この周波数誤差を狭帯域誤差信号として生成す
る狭帯域自動周波数制御回路(以下、単に狭帯域AFC
回路と称する)107と、周波数列シンボル信号からサ
ブキャリア単位の周波数誤差を算出し、この周波数誤差
を広帯域誤差信号として生成する広帯域自動周波数制御
回路(以下、単に広帯域AFC回路と称する)108
と、狭帯域誤差信号及び広帯域誤差信号を加算し、合成
誤差信号を生成する加算器109と、合成誤差信号に基
づいて、直交復調回路103への発振周波数を生成する
VCO110とを有している。
【0006】狭帯域AFC回路107は、現在受信中の
時系列シンボル信号に関わるガード期間信号を利用し、
現在受信中のサブキャリア周波数と、このサブキャリア
周波数に最も近接した真のサブキャリア周波数とで、サ
ブキャリア間隔以下の周波数誤差を算出し、この周波数
誤差を狭帯域誤差信号とする。
【0007】広帯域AFC回路108は、現在受信中の
周波数列シンボル信号と、予め定めた特定サブキャリア
に配置された周波数同期用パイロット信号との相関をと
ることで、サブキャリア単位での周波数誤差を算出し、
この周波数誤差を広帯域誤差信号とする。尚、広帯域A
FC回路108では、周波数同期用パイロット信号がど
のサブキャリア位置に配置されているのかを配置情報と
して予め記憶保持しているものとする。
【0008】では、従来のOFDM復調装置100の動
作について説明する。
【0009】高周波部102は、アンテナ101を通じ
てOFDM信号を受信すると、このOFDM信号をIF
帯域に周波数変換し、このIF帯域に周波数変換したO
FDM信号を直交復調回路103に伝送する。
【0010】直交復調回路103は、IF帯域のOFD
M信号を時系列シンボル信号に復調する。
【0011】狭帯域AFC回路107は、現在受信中の
時系列シンボル信号のサブキャリア周波数と、このサブ
キャリア周波数に最も近接した真のサブキャリア周波数
とで、サブキャリア間隔以下の周波数誤差を算出し、こ
の周波数誤差を狭帯域誤差信号とし、この狭帯域誤差信
号を加算器109に伝送する。
【0012】また、広帯域AFC回路108では、フー
リエ変換回路104でフーリエ変換された周波数列シン
ボル信号に基づいて、広帯域誤差信号を生成するが、前
述した狭帯域AFC回路107での狭帯域誤差信号がゼ
ロに近似していない、つまり、狭帯域周波数の同期引き
込みが確立していない場合、ゼロの広帯域誤差信号を加
算器109に伝送する。
【0013】従って、加算器109では、狭帯域誤差信
号と、ゼロの広帯域誤差信号とを加算することで、合成
誤差信号を生成し、この合成誤差信号をVCO110に
伝送する。
【0014】VCO110では、合成誤差信号に基づい
て、狭帯域誤差信号がゼロとなるように発振周波数を生
成し、この発振周波数を直交復調回路103に伝送す
る。
【0015】直交復調回路103では、VCO110か
らの発振周波数に基づいて、OFDM信号を、狭帯域誤
差信号がゼロとなるような時系列シンボル信号に復調す
ることで、狭帯域周波数の同期引き込みが確立すること
になる。尚、狭帯域周波数の同期引き込みが確立すると
は、狭帯域誤差信号がゼロに近似している場合を示し、
狭帯域誤差信号e、全周波数誤差E、狭帯域誤差信号e
がゼロに最も近似する任意の整数n、サブキャリア間隔
Δfとした場合、e=E−n・Δfで表わすことができ
る。
【0016】このように狭帯域周波数の同期引き込みが
確立すると、広帯域AFC回路108は、フーリエ変換
回路104でフーリエ変換した周波数列シンボル信号
と、予め定めた特定サブキャリアに配置された周波数同
期用パイロット信号との相関をとることで、サブキャリ
ア単位での周波数誤差を算出し、この周波数誤差を広帯
域誤差信号として加算器109に伝送する。
【0017】加算器109では、この広帯域誤差信号
と、狭帯域AFC回路107からの狭帯域誤差信号とを
加算することで、合成誤差信号を生成し、この合成誤差
信号をVCO110に伝送する。
【0018】VCO110では、合成誤差信号に基づい
て、広帯域誤差信号がゼロとなるような発振周波数を生
成し、この発振周波数を直交復調回路103に伝送す
る。
【0019】直交復調回路103では、VCO110か
らの発振周波数に基づいて、OFDM信号を、広帯域誤
差信号がゼロとなるような時系列シンボル信号に復調す
ることで、広帯域周波数の同期引き込みが確立すること
になる。
【0020】このように従来のOFDM復調装置100
によれば、狭帯域AFC回路107で算出した狭帯域誤
差信号に基づいてOFDM信号の狭帯域周波数(サブキ
ャリア間隔以下)での同期引き込みを確立した後、広帯
域AFC回路108で算出した広帯域誤差信号に基づい
てOFDM信号の広帯域周波数(サブキャリア単位)で
の同期引き込みを確立するようにしたので、時系列シン
ボル信号及び周波数列シンボル信号の周波数誤差がゼロ
となるようにキャリア周波数同期を確立することができ
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のOFDM復調装置100によれば、狭帯域周波数で
の同期引き込み動作を実行し、狭帯域周波数での同期引
き込みを確立した後に、広帯域周波数での同期引き込み
を確立すべく、広帯域周波数での同期引き込み動作を行
うようにしたが、広帯域周波数での同期引き込み動作中
に狭帯域周波数での同期が外れてしまうことから、これ
ら狭帯域周波数及び広帯域周波数での同期引き込み動作
を繰り返し実行するために、キャリア周波数同期が確立
するまでには時間がかかる。
【0022】本発明は上記点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、キャリア周波数同期が確
立するまでの時間を大幅に短縮化することができるOF
DM復調装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のOFDM復調装置は、発振周波数に基づいて
OFDM信号から時系列シンボル信号を得る直交復調回
路と、この時系列シンボル信号を周波数列シンボル信号
にフーリエ変換するフーリエ変換回路と、この周波数列
シンボル信号を復調する復調回路とを有するOFDM復
調装置であって、前記時系列シンボル信号からサブキャ
リア間隔以下の周波数誤差を狭帯域誤差信号として算出
する狭帯域AFC回路と、前記狭帯域誤差信号に基づい
て、この狭帯域誤差信号がゼロに近似するように、前記
直交復調回路への発振周波数を生成する発振周波数生成
回路と、前記直交復調回路にて前記狭帯域誤差信号がゼ
ロに近似するような発振周波数に基づいて時系列シンボ
ル信号を得て、この時系列シンボル信号を前記フーリエ
変換回路にて周波数列シンボル信号に変換すると、この
周波数列シンボル信号からサブキャリア単位の周波数誤
差を広帯域誤差信号として算出する広帯域AFC回路
と、前記広帯域誤差信号に基づいて、前記広帯域誤差信
号がゼロとなるように、前記周波数列シンボル信号をサ
ブキャリア単位で周波数シフトする周波数補償回路と、
前記広帯域誤差信号に基づいて、前記周波数列シンボル
信号に関わる位相ズレを補償するように、前記周波数補
償回路で周波数シフトした周波数列シンボル信号の位相
を補償する位相補償回路とを有するようにした。
【0024】従って、本発明のOFDM復調装置によれ
ば、前記狭帯域誤差信号がゼロに近似するように、前記
直交復調回路への発振周波数を生成することで、狭帯域
周波数での同期引き込み動作を完了し、さらに、狭帯域
周波数での同期引き込み動作が完了すると、直交復調回
路からの時系列シンボル信号をフーリエ変換回路で周波
数列シンボル信号に変換し、この周波数列シンボル信号
から広帯域誤差信号を算出し、前記広帯域誤差信号がゼ
ロとなるように、前記周波数補償回路にて前記周波数列
シンボル信号をサブキャリア単位で周波数シフトすると
共に、前記広帯域誤差信号に伴う位相ズレを補償するよ
うに、前記位相補償回路にて前記周波数シフト後の周波
数列シンボル信号の位相を補償することで、広帯域周波
数での同期引き込み動作を完了するようにした、つま
り、狭帯域周波数での同期引き込み動作が完了した後、
周波数列シンボル信号に対する周波数シフト及び位相補
償によって広帯域周波数での同期引き込み動作を実行す
るようにしたので、従来のような狭帯域周波数及び広帯
域周波数での同期引き込み動作を繰り返し実行すること
もなく、キャリア周波数同期が確立するまでの時間を大
幅に短縮することができる。
【0025】本発明のOFDM復調装置は、前記周波数
補償回路が、前記広帯域誤差信号を表わすキャリア本数
をh、i番目のサブキャリアに関わる周波数列シンボル
信号をX(i)、前記周波数補償回路による周波数補償
後のi番目のサブキャリアに関わる周波数列シンボル信
号をY(i)、サブキャリア数をNとすると、Y(i)
=X(i−h)の関係が成立するように、前記周波数列
シンボル信号を周波数シフトすると共に、前記位相補償
回路は、この位相補償回路による位相補償後のi番目の
サブキャリアに関わる周波数列シンボル信号をZ
(i)、ガード期間信号長をg、有効シンボル期間信号
長をt、虚数単位をjとすると、Z(i)=Y(i)e
xp(−j2πhg/t)の関係が成立するように、前
記周波数列シンボル信号の位相を補償するようにした。
【0026】従って、本発明のOFDM復調装置によれ
ば、Y(i)=X(i−h)の関係が成立するように、
前記周波数列シンボル信号を周波数シフトすると共に、
Z(i)=Y(i)exp(−j2πhg/t)の関係
が成立するように、前記周波数シフトした周波数列シン
ボル信号の位相を補償するようにしたので、広帯域周波
数での同期引き込み動作を確実にすることで、キャリア
周波数同期が確立するまでの時間を大幅に短縮すること
ができる。
【0027】また、本発明のOFDM復調装置は、発振
周波数に基づいてOFDM信号から時系列シンボル信号
を得る直交復調回路と、この時系列シンボル信号を周波
数列シンボル信号にフーリエ変換するフーリエ変換回路
と、この周波数列シンボル信号を復調する復調回路とを
有するOFDM復調装置であって、前記時系列シンボル
信号からサブキャリア間隔以下の周波数誤差を狭帯域誤
差信号として算出する狭帯域AFC回路と、前記狭帯域
誤差信号に基づいて、この狭帯域誤差信号がゼロに近似
するように、前記直交復調回路への発振周波数を生成す
る発振周波数生成回路と、前記直交復調回路にて前記狭
帯域誤差信号がゼロに近似するような発振周波数に基づ
いて時系列シンボル信号を得て、この時系列シンボル信
号を前記フーリエ変換回路にて周波数列シンボル信号に
変換すると、この周波数列シンボル信号からサブキャリ
ア単位の周波数誤差を広帯域誤差信号として算出すると
共に、シンボルタイミング誤差をシンボルタイミング誤
差信号として算出する広帯域AFC回路と、前記広帯域
誤差信号に基づいて、前記広帯域誤差信号がゼロとなる
ように、前記周波数列シンボル信号をサブキャリア単位
で周波数シフトする周波数補償回路と、前記広帯域誤差
信号及び前記シンボルタイミング誤差信号に基づいて、
前記周波数列シンボル信号に関わる位相ズレを補償する
ように、前記周波数補償回路で周波数シフトした周波数
列シンボル信号の位相を補償する位相補償回路とを有す
るようにした。
【0028】従って、本発明のOFDM復調装置によれ
ば、前記狭帯域誤差信号がゼロに近似するように、前記
直交復調回路への発振周波数を生成することで、狭帯域
周波数での同期引き込み動作を完了し、さらに、狭帯域
周波数での同期引き込み動作が完了すると、直交復調回
路からの時系列シンボル信号をフーリエ変換回路で周波
数列シンボル信号に変換し、この周波数列シンボル信号
から広帯域誤差信号及びシンボルタイミング誤差信号を
算出し、前記広帯域誤差信号がゼロとなるように、前記
周波数補償回路にて前記周波数列シンボル信号をサブキ
ャリア単位で周波数シフトすると共に、前記広帯域誤差
信号及びシンボルタイミング誤差信号に基づいて、前記
広帯域誤差信号に伴う位相ズレを補償するように、前記
位相補償回路にて前記周波数シフト後の周波数列シンボ
ル信号の位相を補償することで、広帯域周波数での同期
引き込み動作を完了するようにした、つまり、狭帯域周
波数での同期引き込み動作が完了した後、周波数列シン
ボル信号に対する周波数シフト及び位相補償によって広
帯域周波数での同期引き込み動作を実行するようにした
ので、従来のような狭帯域周波数及び広帯域周波数での
同期引き込み動作を繰り返し実行することもなく、キャ
リア周波数同期が確立するまでの時間を大幅に短縮する
ことができる。
【0029】本発明のOFDM復調装置は、前記周波数
補償回路が、前記広帯域誤差信号を表わすキャリア本数
をh、i番目のサブキャリアに関わる周波数列シンボル
信号をX(i)、前記周波数補償回路による周波数補償
後のi番目のサブキャリアに関わる周波数列シンボル信
号をY(i)、サブキャリア数をNとすると、Y(i)
=X(i−h)の関係が成立するように、前記周波数列
シンボル信号を周波数シフトすると共に、前記位相補償
回路は、この位相補償回路による位相補償後のi番目の
サブキャリアに関わる周波数列シンボル信号をZ
(i)、シンボルタイミング誤差信号をs、ガード期間
信号長をg、有効シンボル期間信号長をt、虚数単位を
j、フーリエ変換回路のサンプル数をM、位相補償量を
θとすると、Z(i)=Y(i)exp(jθ(i))
と、θ(i)=−(2πhg/t)−(2πis/M)
の関係が成立するように、前記周波数列シンボル信号の
位相を補償するようにした。
【0030】従って、本発明のOFDM復調装置によれ
ば、Y(i)=X(i−h)の関係が成立するように、
前記周波数列シンボル信号を周波数シフトすると共に、
Z(i)=Y(i)exp(jθ(i))と、θ(i)
=−(2πhg/t)−(2πis/M)の関係が成立
するように、前記周波数シフトした周波数列シンボル信
号の位相を補償するようにしたので、広帯域周波数での
同期引き込み動作を確実にすることで、キャリア周波数
同期が確立するまでの時間を大幅に短縮することができ
る。
【0031】また、本発明のOFDM復調装置のキャリ
ア周波数同期方法は、発振周波数に基づいてOFDM信
号から時系列シンボル信号を得て、この時系列シンボル
信号を周波数列シンボル信号にフーリエ変換し、この周
波数列シンボル信号を復調するOFDM復調装置のキャ
リア周波数同期方法であって、前記時系列シンボル信号
からサブキャリア間隔以下の周波数誤差を狭帯域誤差信
号として算出し、前記狭帯域誤差信号に基づいて、この
狭帯域誤差信号がゼロに近似するように、前記発振周波
数を生成し、前記狭帯域誤差信号がゼロに近似するよう
な発振周波数に基づいて時系列シンボル信号を生成し、
この時系列シンボル信号を周波数列シンボル信号に変換
すると、この周波数列シンボル信号からサブキャリア単
位の周波数誤差を広帯域誤差信号として算出し、前記広
帯域誤差信号に基づいて、前記広帯域誤差信号がゼロと
なるように、前記周波数列シンボル信号をサブキャリア
単位で周波数シフトし、前記広帯域誤差信号に基づい
て、前記周波数列シンボル信号に関わる位相ズレを補償
するように、前記周波数補償回路で周波数シフトした周
波数列シンボル信号の位相を補償するようにした。
【0032】従って、本発明のOFDM復調装置のキャ
リア周波数同期方法によれば、前記狭帯域誤差信号がゼ
ロに近似するように発振周波数を生成することで、狭帯
域周波数での同期引き込み動作を完了し、さらに、狭帯
域周波数での同期引き込み動作が完了すると、時系列シ
ンボル信号を周波数列シンボル信号に変換し、この周波
数列シンボル信号から広帯域誤差信号を算出し、前記広
帯域誤差信号がゼロとなるように、前記周波数列シンボ
ル信号をサブキャリア単位で周波数シフトすると共に、
前記広帯域誤差信号に伴う位相ズレを補償するように、
前記周波数シフト後の周波数列シンボル信号の位相を補
償することで、広帯域周波数での同期引き込み動作を完
了するようにした、つまり、狭帯域周波数での同期引き
込み動作が完了した後、周波数列シンボル信号に対する
周波数シフト及び位相補償によって広帯域周波数での同
期引き込み動作を実行するようにしたので、従来のよう
な狭帯域周波数及び広帯域周波数での同期引き込み動作
を繰り返し実行することもなく、キャリア周波数同期が
確立するまでの時間を大幅に短縮することができる。
【0033】本発明のOFDM復調装置のキャリア周波
数同期方法は、前記周波数列シンボル信号を周波数シフ
トする場合、前記広帯域誤差信号を表わすキャリア本数
をh、i番目のサブキャリアに関わる周波数列シンボル
信号をX(i)、周波数シフト後のi番目のサブキャリ
アに関わる周波数列シンボル信号をY(i)、サブキャ
リア数をNとすると、Y(i)=X(i−h)の関係が
成立するように、前記周波数列シンボル信号を周波数シ
フトすると共に、前記周波数列シンボル信号の位相を補
償する場合、位相補償後のi番目のサブキャリアに関わ
る周波数列シンボル信号をZ(i)、ガード期間信号長
をg、有効シンボル期間信号長をt、虚数単位をjとす
ると、Z(i)=Y(i)exp(−j2πhg/t)
の関係が成立するように、前記周波数列シンボル信号の
位相を補償するようにした。
【0034】従って、本発明のOFDM復調装置のキャ
リア周波数同期方法によれば、Y(i)=X(i−h)
の関係が成立するように、前記周波数列シンボル信号を
周波数シフトすると共に、Z(i)=Y(i)exp
(−j2πhg/t)の関係が成立するように、前記周
波数シフトした周波数列シンボル信号の位相を補償する
ようにしたので、広帯域周波数での同期引き込み動作を
確実にすることで、キャリア周波数同期が確立するまで
の時間を大幅に短縮することができる。
【0035】また、本発明のOFDM復調装置のキャリ
ア周波数同期方法は、発振周波数に基づいてOFDM信
号から時系列シンボル信号を得て、この時系列シンボル
信号を周波数列シンボル信号にフーリエ変換し、この周
波数列シンボル信号を復調するOFDM復調装置のキャ
リア周波数同期方法であって、前記時系列シンボル信号
からサブキャリア間隔以下の周波数誤差を狭帯域誤差信
号として算出し、前記狭帯域誤差信号に基づいて、この
狭帯域誤差信号がゼロに近似するように、前記発振周波
数を生成し、前記狭帯域誤差信号がゼロに近似するよう
な発振周波数に基づいて時系列シンボル信号を生成し、
この時系列シンボル信号を周波数列シンボル信号に変換
すると、この周波数列シンボル信号からサブキャリア単
位の周波数誤差を広帯域誤差信号として算出すると共
に、シンボルタイミング誤差をシンボルタイミング誤差
信号として算出し、前記広帯域誤差信号に基づいて、前
記広帯域誤差信号がゼロとなるように、前記周波数列シ
ンボル信号をサブキャリア単位で周波数シフトし、前記
広帯域誤差信号及び前記シンボルタイミング誤差信号に
基づいて、前記周波数列シンボル信号に関わる位相ズレ
を補償するように、前記周波数シフトした周波数列シン
ボル信号の位相を補償するようにした。
【0036】従って、本発明のOFDM復調装置のキャ
リア周波数同期方法によれば、前記狭帯域誤差信号がゼ
ロに近似するように発振周波数を生成することで、狭帯
域周波数での同期引き込み動作を完了し、さらに、狭帯
域周波数での同期引き込み動作が完了すると、時系列シ
ンボル信号を周波数列シンボル信号に変換し、この周波
数列シンボル信号から広帯域誤差信号及びシンボルタイ
ミング誤差信号を算出し、前記広帯域誤差信号がゼロと
なるように、前記周波数列シンボル信号をサブキャリア
単位で周波数シフトすると共に、前記広帯域誤差信号及
びシンボルタイミング誤差信号に基づいて、前記広帯域
誤差信号に伴う位相ズレを補償するように、前記周波数
シフト後の周波数列シンボル信号の位相を補償すること
で、広帯域周波数での同期引き込み動作を完了するよう
にした、つまり、狭帯域周波数での同期引き込み動作が
完了した後、周波数列シンボル信号に対する周波数シフ
ト及び位相補償によって広帯域周波数での同期引き込み
動作を実行するようにしたので、従来のような狭帯域周
波数及び広帯域周波数での同期引き込み動作を繰り返し
実行することもなく、キャリア周波数同期が確立するま
での時間を大幅に短縮することができる。
【0037】本発明のOFDM復調装置のキャリア周波
数同期方法は、前記周波数列シンボル信号を周波数シフ
トする場合、前記広帯域誤差信号を表わすキャリア本数
をh、i番目のサブキャリアに関わる周波数列シンボル
信号をX(i)、周波数シフト後のi番目のサブキャリ
アに関わる周波数列シンボル信号をY(i)、サブキャ
リア数をNとすると、Y(i)=X(i−h)の関係が
成立するように、前記周波数列シンボル信号を周波数シ
フトすると共に、前記周波数列シンボル信号の位相を補
償する場合、位相補償後のi番目のサブキャリアに関わ
る周波数列シンボル信号をZ(i)、シンボルタイミン
グ誤差信号をs、ガード期間信号長をg、有効シンボル
期間信号長をt、虚数単位をj、FETサンプル数を
M、位相補償量をθとすると、Z(i)=Y(i)ex
p(jθ(i))と、θ(i)=−(2πhg/t)−
(2πis/M)の関係が成立するように、前記周波数
列シンボル信号の位相を補償するようにした。
【0038】従って、本発明のOFDM復調装置のキャ
リア周波数同期方法によれば、Y(i)=X(i−h)
の関係が成立するように、前記周波数列シンボル信号を
周波数シフトすると共に、Z(i)=Y(i)exp
(jθ(i))と、θ(i)=−(2πhg/t)−
(2πis/M)の関係が成立するように、前記周波数
シフトした周波数列シンボル信号の位相を補償するよう
にしたので、広帯域周波数での同期引き込み動作を確実
にすることで、キャリア周波数同期が確立するまでの時
間を大幅に短縮することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を示すOFDM復調装置について説明する。
【0040】(実施の形態1)図1は第1の実施の形態
を示すOFDM復調装置内部の概略構成を示すブロック
図である。尚、図6に示すOFDM復調装置100と同
一の構成については同一符号を付すことで、その重複す
る構成及び動作の説明については省略する。
【0041】図1に示すOFDM復調装置1は、受信ア
ンテナ101、高周波部102、直交復調回路103、
フーリエ変換回路104、復調回路106、シンボル同
期回路105、狭帯域AFC回路107及び、発振周波
数生成回路であるVCO110を有し、フーリエ変換回
路104の出力である周波数列シンボル信号のサブキャ
リ単位での周波数誤差である広帯域誤差信号を算出する
広帯域AFC回路10と、この広帯域誤差信号に基づい
て、広帯域誤差信号がゼロとなるように、周波数列シン
ボル信号をサブキャリア単位で周波数シフトする周波数
補償回路20と、広帯域誤差信号に基づいて、周波数列
シンボル信号に関わる位相ズレを補償するように、周波
数補償回路20で周波数シフトした周波数列シンボル信
号の位相ズレを補償する位相補償回路30とを有してい
る。
【0042】図2はOFDM復調装置1の要部である広
帯域AFC回路10内部の概略構成を示すブロック図で
ある。
【0043】図2に示す広帯域AFC回路10は、フー
リエ変換回路104からの周波数列シンボル信号を差動
検波することで、周波数列シンボル信号内に配置された
周波数同期用パイロット信号を復調する差動検波回路1
1と、復調した周波数同期用パイロット信号を平均化す
るシンボル間フィルタ部12と、予め登録した周波数同
期用パイロット信号がどこのサブキャリア位置に配置さ
れているかを示す配置情報を記憶する配置情報メモリ部
13と、シンボル間フィルタ部12からの現在受信中の
周波数列シンボル信号及び、配置情報メモリ部13に記
憶中の配置情報に基づく本来の周波数同期用パイロット
信号間で(数1)に示すような相関計算を施し、その相
関関数z(h)を算出する相関計算回路14と、その相
関関数z(h)が最大となる位置を検出し、この位置を
広帯域誤差信号として出力する最大位置検出回路15と
を有している。尚、hは広帯域誤差信号のキャリア本数
を示している。
【0044】
【数1】 尚、i番目のサブキャリアが周波数同期用パイロット信
号の場合にはy(i)=A、i番目のサブキャリアが周
波数同期用パイロット信号でない場合にはy(i)=0
となる。
【0045】最大位置検出回路115は、相関関数z
(h)が最大となる位置h=Bを検出し、広帯域誤差信
号としてBを出力することになる。尚、相関関数z
(h)が最大となる位置が現在受信中の周波数列シンボ
ル信号と本来の周波数同期用パイロット信号とが相関し
ていると判断するものである。
【0046】次に第1の実施の形態に関わるOFDM復
調装置1の動作について説明する。
【0047】狭帯域AFC回路107は、現在受信中の
時系列シンボル信号のサブキャリア周波数と、このサブ
キャリア周波数に最も近接した真のサブキャリア周波数
とで、−1/2Δf〜+1/2Δfの誤差範囲でサブキ
ャリア間隔以下の周波数誤差を算出し、この周波数誤差
を狭帯域誤差信号とし、この狭帯域誤差信号をVCO1
10に伝送する。
【0048】VCO110では、この狭帯域誤差信号に
基づいて、この狭帯域誤差信号がゼロとなるように発振
周波数を生成し、この発振周波数を直交復調回路103
に伝送する。
【0049】直交復調回路103では、VCO110か
らの発振周波数に基づいて、OFDM信号を狭帯域誤差
信号がゼロとなるような時系列シンボル信号に復調する
ことで、狭帯域周波数の同期引き込みが確立することに
なる。
【0050】広帯域AFC回路10は、このように狭帯
域周波数の同期引き込みが確立すると、フーリエ変換回
路104からの現在受信中の周波数列シンボル信号と、
予め定めた特定サブキャリアに配置された周波数同期用
パイロット信号との相関をとることで、何本分のサブキ
ャリア成分数だけシフトしているか、サブキャリア単位
での周波数誤差を算出し、この周波数誤差を広帯域誤差
信号として周波数補償回路20及び位相補償回路30に
伝送する。
【0051】周波数補償回路20は、広帯域誤差信号を
表わすキャリア本数をh、i番目のサブキャリアに関わ
る周波数列シンボル信号をX(i)、この周波数補償回
路20による周波数シフト後のi番目のサブキャリアに
関わる周波数列シンボル信号をY(i)、サブキャリア
数をNとすると、Y(i)=X(i−h)の関係が成立
するように、広帯域誤差信号に基づいて、フーリエ変換
回路104でフーリエ変換した周波数列シンボル信号を
周波数シフトする。
【0052】位相補償回路30は、この位相補償回路3
0による位相補償後のi番目のサブキャリアに関わる周
波数列シンボル信号をZ(i)、ガード期間信号長を
g、有効シンボル期間信号長をt、虚数単位をjとする
と、Z(i)=Y(i)exp(−j2πhg/t)の
関係が成立するように、広帯域誤差信号に基づいて、周
波数シフトした周波数列シンボル信号の位相ズレを補償
することで、広帯域周波数での同期引き込み動作を完了
し、その結果、キャリア周波数同期を確立することにな
る。
【0053】復調回路106では、キャリア周波数同期
を確立した周波数列シンボル信号を復調することにな
る。
【0054】第1の実施の形態によれば、狭帯域誤差信
号がゼロに近似するように、直交復調回路103への発
振周波数を生成することで、狭帯域周波数での同期引き
込み動作を完了し、さらに、狭帯域周波数での同期引き
込み動作が完了すると、直交復調回路103からの時系
列シンボル信号をフーリエ変換回路104で周波数列シ
ンボル信号に変換し、この周波数列シンボル信号から広
帯域誤差信号を算出し、広帯域誤差信号がゼロとなるよ
うに、周波数補償回路20にて周波数列シンボル信号を
サブキャリア単位で周波数シフトすると共に、広帯域誤
差信号に伴う位相ズレを補償するように、位相補償回路
30にて周波数シフト後の周波数列シンボル信号の位相
を補償することで、広帯域周波数での同期引き込み動作
を完了するようにした、つまり、狭帯域周波数での同期
引き込み動作が完了した後、周波数列シンボル信号に対
する周波数シフト及び位相補償によって広帯域周波数で
の同期引き込み動作を実行するようにしたので、フーリ
エ変換後の周波数列シンボル信号は広帯域誤差信号を含
んだものになるが、従来のような狭帯域周波数及び広帯
域周波数での同期引き込み動作を繰り返し実行すること
もなく、キャリア周波数同期が確立するまでの時間を大
幅に短縮することができる。
【0055】(実施の形態2)図3は第2の実施の形態
を示すOFDM復調装置内部の概略構成を示すブロック
図である。尚、図6に示すOFDM復調装置100と同
一の構成については同一符号を付すことで、その重複す
る構成及び動作の説明については省略する。
【0056】図3に示すOFDM復調装置1Aは、受信
アンテナ101、高周波部102、直交復調回路10
3、フーリエ変換回路104、復調回路106、シンボ
ル同期回路105、狭帯域AFC回路107及びVCO
110を有し、フーリエ変換回路104の出力である周
波数列シンボル信号のサブキャリ単位での周波数誤差で
ある広帯域誤差信号を算出すると共に、シンボルタイミ
ング誤差をシンボルタイミング誤差信号として算出する
広帯域AFC回路50と、この広帯域誤差信号に基づい
て、広帯域誤差信号がゼロとなるように、周波数列シン
ボル信号をサブキャリア単位で周波数シフトする周波数
補償回路20と、広帯域誤差信号及びシンボルタイミン
グ誤差信号に基づいて、周波数列シンボル信号に関わる
位相ズレを補償するように、周波数補償回路20で周波
数シフトした周波数列シンボル信号の位相を補償する位
相補償量を算出する位相計算回路60と、この位相補償
量に基づいて、周波数補償回路20で周波数シフトした
周波数列シンボル信号の位相を補償する位相補償回路7
0とを有している。
【0057】図4はOFDM復調装置1Aの要部である
広帯域AFC回路50内部の概略構成を示すブロック図
である。
【0058】図4に示す広帯域AFC回路50は、周波
数列シンボル信号に含まれる、周波数同期用パイロット
信号が配置されるべき、特定サブキャリアの配置情報を
予め記憶した配置情報メモリ部51と、特定サブキャリ
アであるn番目の周波数同期用パイロット信号でs個の
シンボルタイミングのずれが生じたときを想定した参照
信号Y(i(n),s)又は、その複素共役であるY*
(i(n),s)を参照信号情報として記憶した参照信
号情報メモリ部52と、現在受信中の周波数列シンボル
信号及び、その参照信号情報に基づいて、2次元相関関
数Z(h,s)を算出する2次元相関計算回路53と、
2次元相関関数Z(h,s)が最大となる位置(h,
s)=(B,D)を検出し、広帯域誤差信号B及びシン
ボルタイミング誤差信号Dを出力する最大位置検出回路
54とを有している。尚、i=i(n)は、n番目の周
波数同期用パイロットシンボルが存在するサブキャリア
番号iを表わしている。
【0059】2次元相関計算回路53は、(数2)に示
すような計算式で2次元相関関数Z(h,s)を算出す
る。
【0060】
【数2】 尚、i番目のサブキャリアが周波数同期用パイロットシ
ンボルの場合、Y(i,s)=A・exp(j
θi,s)、i番目のサブキャリアが周波数同期用パイロ
ットシンボルでない場合、Y(i,s)=0となる。A
はパイロットシンボル、(θi,s)はi番目のサブキャ
リアにs個のシンボルタイミングずれが起こったときの
位相回転量を示す。
【0061】2次元相関計算回路53は、参照信号情報
メモリ部52から現在受信中の特定サブキャリアに関わ
る周波数同期用パイロット信号の参照信号情報を読み出
し、現在受信中の周波数列シンボル信号及び、読み出し
た特定サブキャリアに関わる周波数同期用パイロット信
号の参照信号情報に基づいて、(数2)に示す数式で、
2次元相関関数Z(h,s)を算出するものである。
【0062】最大位置検出回路54は、相関関数Z
(h,s)が最大となる位置(h,s)=(B,D)を
検出し、Bを広帯域誤差信号として周波数補償回路20
に伝送すると共に、この広帯域誤差信号と共に、Dをシ
ンボルタイミング誤差信号として位相計算回路60に伝
送するものである。
【0063】次に第2の実施の形態に関わるOFDM復
調装置1Aの動作について説明する。
【0064】狭帯域AFC回路107は、現在受信中の
時系列シンボル信号のサブキャリア周波数と、このサブ
キャリア周波数に最も近接した真のサブキャリア周波数
とで、−1/2Δf〜+1/2Δfの誤差範囲でサブキ
ャリア間隔以下の周波数誤差を算出し、この周波数誤差
を狭帯域誤差信号とし、この狭帯域誤差信号をVCO1
10に伝送する。
【0065】VCO110では、この狭帯域誤差信号に
基づいて、この狭帯域誤差信号がゼロとなるように発振
周波数を生成し、この発振周波数を直交復調回路103
に伝送する。
【0066】直交復調回路103では、VCO110か
らの発振周波数に基づいて、OFDM信号を狭帯域誤差
信号がゼロとなるような時系列シンボル信号に復調する
ことで、狭帯域周波数の同期引き込みが確立することに
なる。
【0067】広帯域AFC回路50は、このように狭帯
域周波数の同期引き込みが確立すると、フーリエ変換回
路104でフーリエ変換した周波数列シンボル信号及
び、参照信号情報に基づいて、2次元相関関数Z(h,
s)を算出し、何本分のサブキャリア成分数だけシフト
しているかを示す、サブキャリア単位での周波数誤差を
示す広帯域誤差信号と、シンボルタイミング誤差信号と
を算出する。
【0068】広帯域AFC回路50は、広帯域誤差信号
を周波数補償回路20に伝送すると共に、広帯域誤差信
号及びシンボルタイミング誤差信号を位相計算回路60
に伝送する。
【0069】周波数補償回路20は、広帯域誤差信号を
表わすキャリア本数をh、i番目のサブキャリアに関わ
る周波数列シンボル信号をX(i)、周波数補償後のi
番目のサブキャリアに関わる周波数列シンボル信号をY
(i)、サブキャリア数をNとすると、Y(i)=X
(i−h)の関係が成立するように、広帯域誤差信号に
基づいて、フーリエ変換回路104からの周波数列シン
ボル信号を周波数シフトする。
【0070】位相計算回路60は、位相補償回路70に
よる位相補償後のi番目のサブキャリアに関わる周波数
列シンボル信号をZ(i)、シンボルタイミング誤差信
号をs、ガード期間信号長をg、有効シンボル期間信号
長をt、虚数単位をj、フーリエ変換回路104のサン
プル数をM、位相補償量をθとすると、Z(i)=Y
(i)exp(jθ(i))と、θ(i)=−(2πh
g/t)−(2πis/M)の関係が成立するように、
周波数列シンボル信号の位相補償量を算出する。
【0071】位相補償回路70は、周波数補償回路20
で周波数シフトした周波数列シンボル信号の位相ズレ
を、位相計算回路60にて算出した位相補償量に基づい
て補償することで、広帯域周波数での同期引き込み動作
を完了し、その結果、キャリア周波数同期を確立するこ
とになる。
【0072】復調回路106では、キャリア周波数同期
を確立した周波数列シンボル信号を復調することにな
る。
【0073】第2の実施の形態によれば、狭帯域誤差信
号がゼロに近似するように、直交復調回路103への発
振周波数を生成することで、狭帯域周波数での同期引き
込み動作を完了し、さらに、狭帯域周波数での同期引き
込み動作が完了すると、直交復調回路103からの時系
列シンボル信号をフーリエ変換回路104で周波数列シ
ンボル信号に変換し、この周波数列シンボル信号から広
帯域誤差信号及びシンボルタイミング誤差信号を算出
し、広帯域誤差信号がゼロとなるように、周波数補償回
路20にて周波数列シンボル信号をサブキャリア単位で
周波数シフトすると共に、広帯域誤差信号及びシンボル
タイミング誤差信号に基づいて、広帯域誤差信号に伴う
位相ズレを補償するように、位相補償回路70にて前記
周波数シフト後の周波数列シンボル信号の位相を補償す
ることで、広帯域周波数での同期引き込み動作を完了す
るようにした、つまり、狭帯域周波数での同期引き込み
動作が完了した後、周波数列シンボル信号に対する周波
数シフト及び位相補償によって広帯域周波数での同期引
き込み動作を実行するようにしたので、フーリエ変換後
の周波数列シンボル信号は広帯域誤差信号を含んだもの
になるが、従来のような狭帯域周波数及び広帯域周波数
での同期引き込み動作を繰り返し実行することもなく、
キャリア周波数同期が確立するまでの時間を大幅に短縮
することができる。
【0074】
【発明の効果】上記のように構成された本発明のOFD
M復調装置によれば、狭帯域周波数での同期引き込み動
作が完了した後、周波数列シンボル信号に対する周波数
シフト及び位相補償によって広帯域周波数での同期引き
込み動作を実行するようにしたので、フーリエ変換後の
周波数列シンボル信号は広帯域周波数誤差を含んだもの
になるが、従来のような狭帯域周波数及び広帯域周波数
での同期引き込み動作を繰り返し実行することもなく、
キャリア周波数同期が確立するまでの時間を大幅に短縮
することができる。
【0075】また、本発明のOFDM復調装置のキャリ
ア周波数同期方法によれば、狭帯域周波数での同期引き
込み動作が完了した後、周波数列シンボル信号に対する
周波数シフト及び位相補償によって広帯域周波数での同
期引き込み動作を実行するようにしたので、フーリエ変
換後の周波数列シンボル信号は広帯域周波数誤差を含ん
だものになるが、従来のような狭帯域周波数及び広帯域
周波数での同期引き込み動作を繰り返し実行することも
なく、キャリア周波数同期が確立するまでの時間を大幅
に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施の形態を示すOFD
M復調装置内部の概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態を示すOFDM復調装置の要
部である広帯域AFC回路内部の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明における第2の実施の形態を示すOFD
M復調装置内部の概略構成を示すブロック図である。
【図4】第2の実施の形態を示すOFDM復調装置の要
部である広帯域AFC回路内部の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】一般的なOFDM信号のデータ構成を示す説明
図である。
【図6】従来技術のOFDM復調装置内部の概略構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1,1A OFDM復調装置 10,50 広帯域AFC回路 20 周波数補償回路 30,70 位相補償回路 60 位相計算回路(位相補償回路) 103 直交復調回路 104 フーリエ変換回路 106 復調回路 107 狭帯域AFC回路 110 発振周波数生成回路(VCO回路)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振周波数に基づいてOFDM信号から
    時系列シンボル信号を得る直交復調回路と、この時系列
    シンボル信号を周波数列シンボル信号にフーリエ変換す
    るフーリエ変換回路と、この周波数列シンボル信号を復
    調する復調回路とを有するOFDM復調装置であって、 前記時系列シンボル信号からサブキャリア間隔以下の周
    波数誤差を狭帯域誤差信号として算出する狭帯域AFC
    回路と、 前記狭帯域誤差信号に基づいて、この狭帯域誤差信号が
    ゼロに近似するように、前記直交復調回路への発振周波
    数を生成する発振周波数生成回路と、 前記直交復調回路にて前記狭帯域誤差信号がゼロに近似
    するような発振周波数に基づいて時系列シンボル信号を
    得て、この時系列シンボル信号を前記フーリエ変換回路
    にて周波数列シンボル信号に変換すると、この周波数列
    シンボル信号からサブキャリア単位の周波数誤差を広帯
    域誤差信号として算出する広帯域AFC回路と、 前記広帯域誤差信号に基づいて、前記広帯域誤差信号が
    ゼロとなるように、前記周波数列シンボル信号をサブキ
    ャリア単位で周波数シフトする周波数補償回路と、 前記広帯域誤差信号に基づいて、前記周波数列シンボル
    信号に関わる位相ズレを補償するように、前記周波数補
    償回路で周波数シフトした周波数列シンボル信号の位相
    を補償する位相補償回路とを有することを特徴とするO
    FDM復調装置。
  2. 【請求項2】 前記周波数補償回路は、 前記広帯域誤差信号を表わすキャリア本数をh、i番目
    のサブキャリアに関わる周波数列シンボル信号をX
    (i)、前記周波数補償回路による周波数補償後のi番
    目のサブキャリアに関わる周波数列シンボル信号をY
    (i)、サブキャリア数をNとすると、Y(i)=X
    (i−h)の関係が成立するように、前記周波数列シン
    ボル信号を周波数シフトすると共に、 前記位相補償回路は、 この位相補償回路による位相補償後のi番目のサブキャ
    リアに関わる周波数列シンボル信号をZ(i)、ガード
    期間信号長をg、有効シンボル期間信号長をt、虚数単
    位をjとすると、Z(i)=Y(i)exp(−j2π
    hg/t)の関係が成立するように、前記周波数列シン
    ボル信号の位相を補償することを特徴とする請求項1記
    載のOFDM復調装置。
  3. 【請求項3】 発振周波数に基づいてOFDM信号から
    時系列シンボル信号を得る直交復調回路と、この時系列
    シンボル信号を周波数列シンボル信号にフーリエ変換す
    るフーリエ変換回路と、この周波数列シンボル信号を復
    調する復調回路とを有するOFDM復調装置であって、 前記時系列シンボル信号からサブキャリア間隔以下の周
    波数誤差を狭帯域誤差信号として算出する狭帯域AFC
    回路と、 前記狭帯域誤差信号に基づいて、この狭帯域誤差信号が
    ゼロに近似するように、前記直交復調回路への発振周波
    数を生成する発振周波数生成回路と、 前記直交復調回路にて前記狭帯域誤差信号がゼロに近似
    するような発振周波数に基づいて時系列シンボル信号を
    得て、この時系列シンボル信号を前記フーリエ変換回路
    にて周波数列シンボル信号に変換すると、この周波数列
    シンボル信号からサブキャリア単位の周波数誤差を広帯
    域誤差信号として算出すると共に、シンボルタイミング
    誤差をシンボルタイミング誤差信号として算出する広帯
    域AFC回路と、 前記広帯域誤差信号に基づいて、前記広帯域誤差信号が
    ゼロとなるように、前記周波数列シンボル信号をサブキ
    ャリア単位で周波数シフトする周波数補償回路と、 前記広帯域誤差信号及び前記シンボルタイミング誤差信
    号に基づいて、前記周波数列シンボル信号に関わる位相
    ズレを補償するように、前記周波数補償回路で周波数シ
    フトした周波数列シンボル信号の位相を補償する位相補
    償回路とを有することを特徴とするOFDM復調装置。
  4. 【請求項4】 前記周波数補償回路は、 前記広帯域誤差信号を表わすキャリア本数をh、i番目
    のサブキャリアに関わる周波数列シンボル信号をX
    (i)、前記周波数補償回路による周波数補償後のi番
    目のサブキャリアに関わる周波数列シンボル信号をY
    (i)、サブキャリア数をNとすると、Y(i)=X
    (i−h)の関係が成立するように、前記周波数列シン
    ボル信号を周波数シフトすると共に、 前記位相補償回路は、 この位相補償回路による位相補償後のi番目のサブキャ
    リアに関わる周波数列シンボル信号をZ(i)、シンボ
    ルタイミング誤差信号をs、ガード期間信号長をg、有
    効シンボル期間信号長をt、虚数単位をj、フーリエ変
    換回路のサンプル数をM、位相補償量をθとすると、Z
    (i)=Y(i)exp(jθ(i))と、θ(i)=
    −(2πhg/t)−(2πis/M)の関係が成立す
    るように、前記周波数列シンボル信号の位相を補償する
    ことを特徴とする請求項3記載のOFDM復調装置。
  5. 【請求項5】 発振周波数に基づいてOFDM信号から
    時系列シンボル信号を得て、この時系列シンボル信号を
    周波数列シンボル信号にフーリエ変換し、この周波数列
    シンボル信号を復調するOFDM復調装置のキャリア周
    波数同期方法であって、 前記時系列シンボル信号からサブキャリア間隔以下の周
    波数誤差を狭帯域誤差信号として算出し、 前記狭帯域誤差信号に基づいて、この狭帯域誤差信号が
    ゼロに近似するように、前記発振周波数を生成し、 前記狭帯域誤差信号がゼロに近似するような発振周波数
    に基づいて時系列シンボル信号を生成し、この時系列シ
    ンボル信号を周波数列シンボル信号に変換すると、この
    周波数列シンボル信号からサブキャリア単位の周波数誤
    差を広帯域誤差信号として算出し、 前記広帯域誤差信号に基づいて、前記広帯域誤差信号が
    ゼロとなるように、前記周波数列シンボル信号をサブキ
    ャリア単位で周波数シフトし、 前記広帯域誤差信号に基づいて、前記周波数列シンボル
    信号に関わる位相ズレを補償するように、前記周波数補
    償回路で周波数シフトした周波数列シンボル信号の位相
    を補償するようにしたことを特徴とするOFDM復調装
    置のキャリア周波数同期方法。
  6. 【請求項6】 前記周波数列シンボル信号を周波数シフ
    トする場合、 前記広帯域誤差信号を表わすキャリア本数をh、i番目
    のサブキャリアに関わる周波数列シンボル信号をX
    (i)、周波数シフト後のi番目のサブキャリアに関わ
    る周波数列シンボル信号をY(i)、サブキャリア数を
    Nとすると、Y(i)=X(i−h)の関係が成立する
    ように、前記周波数列シンボル信号を周波数シフトする
    と共に、 前記周波数列シンボル信号の位相を補償する場合、 位相補償後のi番目のサブキャリアに関わる周波数列シ
    ンボル信号をZ(i)、ガード期間信号長をg、有効シ
    ンボル期間信号長をt、虚数単位をjとすると、Z
    (i)=Y(i)exp(−j2πhg/t)の関係が
    成立するように、前記周波数列シンボル信号の位相を補
    償することを特徴とする請求項5記載のOFDM復調装
    置のキャリア周波数同期方法。
  7. 【請求項7】 発振周波数に基づいてOFDM信号から
    時系列シンボル信号を得て、この時系列シンボル信号を
    周波数列シンボル信号にフーリエ変換し、この周波数列
    シンボル信号を復調するOFDM復調装置のキャリア周
    波数同期方法であって、 前記時系列シンボル信号からサブキャリア間隔以下の周
    波数誤差を狭帯域誤差信号として算出し、 前記狭帯域誤差信号に基づいて、この狭帯域誤差信号が
    ゼロに近似するように、前記発振周波数を生成し、 前記狭帯域誤差信号がゼロに近似するような発振周波数
    に基づいて時系列シンボル信号を生成し、この時系列シ
    ンボル信号を周波数列シンボル信号に変換すると、この
    周波数列シンボル信号からサブキャリア単位の周波数誤
    差を広帯域誤差信号として算出すると共に、シンボルタ
    イミング誤差をシンボルタイミング誤差信号として算出
    し、 前記広帯域誤差信号に基づいて、前記広帯域誤差信号が
    ゼロとなるように、前記周波数列シンボル信号をサブキ
    ャリア単位で周波数シフトし、 前記広帯域誤差信号及び前記シンボルタイミング誤差信
    号に基づいて、前記周波数列シンボル信号に関わる位相
    ズレを補償するように、前記周波数シフトした周波数列
    シンボル信号の位相を補償するようにしたことを特徴と
    するOFDM復調装置のキャリア周波数同期方法。
  8. 【請求項8】 前記周波数列シンボル信号を周波数シフ
    トする場合、 前記広帯域誤差信号を表わすキャリア本数をh、i番目
    のサブキャリアに関わる周波数列シンボル信号をX
    (i)、周波数シフト後のi番目のサブキャリアに関わ
    る周波数列シンボル信号をY(i)、サブキャリア数を
    Nとすると、Y(i)=X(i−h)の関係が成立する
    ように、前記周波数列シンボル信号を周波数シフトする
    と共に、 前記周波数列シンボル信号の位相を補償する場合、 位相補償後のi番目のサブキャリアに関わる周波数列シ
    ンボル信号をZ(i)、シンボルタイミング誤差信号を
    s、ガード期間信号長をg、有効シンボル期間信号長を
    t、虚数単位をj、FETサンプル数をM、位相補償量
    をθとすると、Z(i)=Y(i)exp(jθ
    (i))と、θ(i)=−(2πhg/t)−(2πi
    s/M)の関係が成立するように、前記周波数列シンボ
    ル信号の位相を補償するようにしたことを特徴とする請
    求項7記載のOFDM復調装置のキャリア周波数同期方
    法。
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