JP2003069293A - プリント基板の位置ずれ検出装置および部品装着点座標補正方法 - Google Patents

プリント基板の位置ずれ検出装置および部品装着点座標補正方法

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JP2003069293A
JP2003069293A JP2001260090A JP2001260090A JP2003069293A JP 2003069293 A JP2003069293 A JP 2003069293A JP 2001260090 A JP2001260090 A JP 2001260090A JP 2001260090 A JP2001260090 A JP 2001260090A JP 2003069293 A JP2003069293 A JP 2003069293A
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actual
mark
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Atsushi Iizaka
淳 飯阪
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Fuji Corp
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Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント配線板の変形,平行移動誤差,回転
位置誤差等を検出する位置ずれ検出装置において、精度
の低下を回避しつつ計算負荷を小さくする。 【解決手段】 プリント配線板40に3つの基準マーク
を設け、そのうちのメインマーク170のプログラム座
標点Mと実座標点M´とが原点230に一致するように
サブマーク172,174のプログラム座標点S1,S
2および実座標点S1´,S2´を平行移動させて平行
移動誤差を解消する(S4,S5)。また、サブマーク
の実座標点を原点230まわりに傾き角qだけ回転させ
て回転位置誤差を解消した状態におけるプリント配線板
40の縦方向と横方向との伸縮率nx,nyおよび実傾
き角Qを含む関係式と、平行移動誤差解消の前後におけ
るサブマーク172,174のプログラム座標および実
座標とに基づいて、伸縮率nx,nyおよび実傾き角Q
の実際の値を得る(S6,S7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板各部
の位置誤差を検出する位置誤差検出装置および部品装着
点座標補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板に複数個設けられた基準マ
ークの位置に基づいて、プリント基板各部の位置誤差を
検出する検出装置が既に存在している。例えば、プリン
ト基板に電気部品(電子部品を含む)を装着する装着装
置において、プリント基板を基板保持装置に保持させる
場合に、プリント基板が理想的な形状である場合には、
プリント基板各部の位置誤差を容易に検出することがで
きるが、その装着工程以前の工程において製造誤差や熱
による伸縮等によって目標とする形状,寸法から外れる
変形が生じている場合には、その変形と保持位置誤差と
の両方を検出しなければ、プリント基板各部の位置誤差
を検出することができず、面倒となる。
【0003】従来の位置誤差検出装置においては、プリ
ント基板に2個の基準マークが設けられ、プリント基板
の伸縮率(実際の寸法の目標寸法に対する比率)が縦方
向と横方向とで均一であるとの仮定の下に各部の位置誤
差が取得されており、回転誤差が、2個の基準マークの
代表点の目標座標点を通る直線の傾きと、2個の基準マ
ークの代表点の実座標点を通る直線の傾きとの差として
求めるようにされていた。このため、縦方向と横方向と
で伸縮率が異なる場合には伸縮率と傾き角とを精度よく
検出することが困難であった。さらに、それぞれの直線
について三角関数を使用した角度計算により角度が算出
され、それらの差として傾き角が取得されるので三角関
数を使用した角度計算を2度実行することが必要であ
り、計算が煩雑であった。
【0004】また、プリント基板に4個の基準マークを
設けて、それら4個の基準マークの代表点の位置誤差に
基づいて、プリント基板各部の位置誤差を取得すること
も行なわれていた。この方法によれば、プリント基板の
伸縮率が均一ではない場合でも、プリント基板の変形と
保持位置誤差とを取得することができ、プリント基板各
部の位置誤差を正確に取得することができるが、計算が
一層煩雑であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果】本発明は、以上の事情を背景とし、プリント基板の
変形と保持位置誤差との両方の検出を簡単に行い得るよ
うにすること、あるいはプリント基板に変形と保持位置
誤差との両方が存する場合に、電気部品を実際に装着す
べき位置を容易に取得し得るようにすることを課題とし
てなされたものであり、本発明によって、下記各態様の
位置ずれ検出装置および部品装着点座標補正方法が得ら
れる。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番
号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で
記載する。これは、あくまでも本発明の理解を容易にす
るためであり、本明細書に記載の技術的特徴およびそれ
らの組合わせが以下の各項に記載のものに限定されると
解釈されるべきではない。また、一つの項に複数の事項
が記載されている場合、それら複数の事項を常に一緒に
採用しなければならないわけではない。一部の事項のみ
を選択して採用することも可能なのである。
【0006】なお、以下の各項において、(1)項が請求
項1に相当し、(2)項ないし(5)項を合わせたものが請求
項2に相当し、(7)項および(8)項を合わせたものが請求
項3に相当し、(11)項が請求項4に相当する。
【0007】(1)プリント基板を保持する基板保持装
置と、その保持装置に保持されたプリント基板に設けら
れ、すべてが一直線上に位置することはない3個の基準
マークであって、1個のメインマークと2個のサブマー
クとを含むものの、それぞれ予め定められた代表点の位
置である基準マーク実位置を検出する基準マーク実位置
検出装置と、前記プリント基板の縦方向と横方向とでは
伸縮率が互いに異なるが、縦方向と横方向との各々にお
いてはそれぞれ伸縮率が均一であるとの仮定の下に、前
記基準マーク実位置検出装置により検出された3個の基
準マークの実位置と、それら3個の基準マークの予め定
められた目標位置とに基づいて、プリント基板の前記縦
方向および横方向の伸縮率と、前記基板保持装置による
保持位置誤差とを演算する演算装置とを含むプリント基
板の位置ずれ検出装置。プリント基板には、絶縁基板の
両面の少なくとも一方にプリント回路が形成されたプリ
ント配線板、既に電気部品が半田付けされて電気回路が
完成したプリント回路板、およびそれらの中間の状態で
あるもの(例えば、電気部品が接着剤やクリーム状半田
等の仮止め剤により仮止めされたり、両面の一方にのみ
電気部品が半田付けされ、他方には未だ電気部品が仮止
めもされていないもの等)を含む。前述のように、従来
の位置ずれ検出装置においては、プリント基板に4個の
基準マークを設けて位置ずれを検出することも行なわれ
ていたが、乗数や平方根を交えた計算が必要となり、計
算が煩雑であった。これに対して、本項に記載の装置に
よれば、3個の基準マークを用いることと、プリント基
板の伸縮率が縦方向と横方向との各々においてはそれぞ
れ均一であると仮定して伸縮率と保持位置誤差とを取得
するので、比較的少ない計算量で精度よく補正量を求め
ることができる。なお、上記保持位置誤差には、メイン
マークの中心等、予め定められた代表点の位置誤差(平
行移動誤差と称する)と回転誤差とを含む。
【0008】(2)前記基準マーク実位置検出装置が、
前記プリント基板の前記3個の基準マークを撮像可能な
撮像装置と、その撮像装置と前記基板保持装置とを、そ
の基板保持装置に保持されたプリント基板の表面に平行
な方向に相対移動させる相対移動装置と、前記撮像装置
により撮像された前記3個の基準マークの各々の画像デ
ータを処理することによって各基準マークの前記代表点
の位置を取得する画像処理装置とを含む (1)項に記載の
プリント基板の位置ずれ検出装置。例えば、位置固定に
設けられた撮像装置により基準マークの実位置を検出す
ること等も可能であるが、本項に記載の基準マーク実位
置検出装置によれば、基準マークがプリント基板のどの
位置に設けられていても、容易にそれらの実位置を検出
することができる。
【0009】(3)前記画像処理装置が、前記基準マー
ク実位置として、前記3個の基準マークの各々の前記代
表点の基準座標面上における座標である基準マーク実座
標を取得する基準マーク実座標取得手段を含む (2)項に
記載のプリント基板の位置ずれ検出装置。 (4)前記演算装置が、前記メインマークの前記代表点
の目標座標点が前記基準座標面の原点と一致するように
3個の基準マークを平行移動させた場合の前記2個のサ
ブマークの代表点の目標座標であるサブマーク仮目標座
標を取得するサブマーク仮目標座標取得手段を含む (3)
項に記載のプリント基板の位置ずれ検出装置。 (5)前記演算装置が、前記メインマークの代表点の実
座標点が前記基準座標面の原点と一致するように前記3
個の基準マークを平行移動させた場合の前記2個のサブ
マークの代表点の実座標であるサブマーク仮実座標を取
得するサブマーク仮実座標取得手段を含む (4)項に記載
のプリント基板の位置ずれ検出装置。本項に記載の態様
によれば、メインマークを基準座標面の原点と一致する
ように平行移動させることにより、プリント基板の変形
と保持位置誤差とのうち平行移動誤差の影響を除去する
ことができるので、変形や回転誤差を簡単な計算で算出
することが可能となる。 (6)前記演算装置が、前記メインマークの代表点の実
座標点が前記基準座標面の原点と一致するように前記3
個の基準マークを平行移動させた場合の前記2個のサブ
マークの代表点の実座標である仮実座標を取得するサブ
マーク仮実座標取得手段を含む (3)項に記載のプリント
基板の位置ずれ検出装置。
【0010】(7)前記演算装置が、前記プリント基板
の縦方向と横方向との各々においてはそれぞれ伸縮率が
均一であるとの仮定の下に、プリント基板の、前記基準
座標面に対する傾き角q,縦方向伸縮率ρ1および横方
向伸縮率ρ2の間に成立する関係式と、前記サブマーク
仮目標座標および前記サブマーク仮実座標とに基づい
て、傾き角q,縦方向伸縮率ρ1および横方向伸縮率ρ
2を取得する傾き角・伸縮率取得手段を含む (5)項に記
載のプリント基板の位置ずれ検出装置。例えば、メイン
マークの代表点が基準座標面の原点に一致した状態でプ
リント基板を傾き角qだけ回転させて傾きがない状態と
した場合の、サブマークの回転後仮実座標を傾き角qを
用いて表記することができる。この回転後仮実座標は平
行移動誤差と回転誤差とを含まないものであり、サブマ
ーク回転後仮実座標のサブマーク仮目標座標に対する位
置誤差は、プリント基板の変形にのみ基づくものとな
る。この状態において、前述のように3個の基準マーク
は一直線上には位置しないようにされているので、その
方向における伸縮率ρ1,ρ2を含む関係式を取得する
ことができる。具体的には、例えば、縦方向において3
個の基準マークが互いに異なるならば、縦方向における
メインマークを起点とする伸縮率ρ1を2個のサブマー
クのそれぞれについて取得することができる。それら2
つの伸縮率ρ1は互いに等しいので、それらを等号で結
んだ関係式を取得することができる。その関係式を傾き
角qに関して解くことにより実傾き角Qを得ることがで
きる。さらに、実傾き角Qを伸縮率ρ1およびρ2に含
まれる傾き角qに代入することにより、伸縮率ρ1,ρ
2の値を取得することができる。本項に記載の態様によ
れば、単純な三角関数を一回解くことにより、傾き角と
伸縮率とを取得することができるので、従来の位置ずれ
検出装置に比較して、計算負荷が軽減される。
【0011】(8)前記演算装置が、前記プリント基板
に電気部品の装着点として予め設定されている装着点の
座標である装着点目標座標に、前記傾き角・伸縮率取得
手段により取得された縦方向伸縮率ρ1,横方向伸縮率
ρ2および傾き角と、前記メインマークの代表点の実座
標点の前記基準座標面の原点からの隔たりとに基づく補
正を行って装着点実座標を取得する装着点実座標取得手
段を含む (7)項に記載のプリント基板の位置ずれ検出装
置。プリント基板の寸法誤差に応じた電気部品の装着位
置の補正の一例が、特開2001−127497号公報
に記載されている。この方法においては、理想的な形状
である場合のプリント配線板において、4つの代表点を
頂点とする四辺形をそれぞれ装着位置から延びる2直線
により分割して分割比を取得し、実際のプリント配線板
の4つの代表点の位置を取得するとともに、それらを頂
点とする四辺形の辺を先に取得した分割比により分割し
て互いに対向する2辺の分割点を通過する2直線の交点
を装着位置として取得する。しかし、この態様において
は、上記分割比を求め、4辺を分割する2直線を求める
計算が複雑となり、1回の処理にかかる時間が長くなる
という問題があった。さらに、電気部品の装着位置毎に
上記処理を実行する必要があるので、その点においても
計算負荷がかかるという問題があった。それに対して、
本項に記載の装置によれば、一旦伸縮率と傾き角とが取
得されれば、そのプリント基板の全ての目標装着点につ
いてそれら伸縮率と傾き角とをそのまま使用して補正を
行うことができるので、さらに計算負荷が軽減される。
【0012】(9)前記プリント基板に電気部品の装着
点として予め設定されている装着点の、前記メインマー
クの代表点の目標座標点が前記基準座標面の原点と一致
する状態における基準座標面上の座標である装着点仮目
標座標を取得する装着点仮目標座標取得手段と、その装
着点仮目標座標取得手段により取得された装着点仮目標
座標に前記傾き角・伸縮率取得手段により取得された縦
方向伸縮率ρ1および横方向伸縮率ρ2分の補正を行う
伸縮率補正手段と、その伸縮率補正手段により補正され
た装着点仮目標座標にさらに前記傾き角・伸縮率取得手
段により取得された傾き角分の補正を行う傾き角補正手
段と、その傾き角補正手段により補正された装着点仮目
標座標に前記メインマークの代表点の実座標点の前記基
準座標面の原点からの距離分の補正を行って装着点実座
標を取得する装着点実座標取得手段とを含む (7)項に記
載のプリント基板の位置ずれ検出装置。
【0013】(10)前記演算装置が、前記プリント基
板に電気部品の装着点として予め設定されている装着点
の座標である装着点目標座標と、前記装着点実座標取得
手段により取得された装着点実座標とに基づいて、装着
点目標座標の補正量を取得する補正量取得手段を含む
(8)項または (9)項に記載のプリント基板の位置ずれ検
出装置。
【0014】(11)プリント基板を基板保持装置に保
持させる工程と、その基板保持装置に保持されたプリン
ト基板に設けられ、1個のメインマークと1個以上のサ
ブマークとを含む複数の基準マークのそれぞれ予め定め
られた代表点の基準座標面上の座標である基準マーク実
座標を検出する基準マーク実座標検出工程と、その基準
マーク実座標検出工程において検出された基準マーク実
座標に基づいて、少なくとも、前記メインマークの代表
点の前記基準座標の原点に対する相対位置と、前記プリ
ント基板の前記基準座標に対する傾きとを取得する基板
位置誤差取得工程と、前記プリント基板に対して予め設
定されている複数の電気部品の装着点の前記基準座標面
における座標である装着点目標座標を、そのプリント基
板の実際の寸法と目標寸法との比率である伸縮率に基づ
いて補正した装着点仮実座標を、前記基板位置誤差取得
工程において取得したメインマークの代表点の前記基準
座標の原点に対する相対位置と、プリント基板の前記基
準座標に対する傾きとに対応する量補正して装着点実座
標を取得する装着点実座標取得工程とを含むプリント基
板の部品装着点座標補正方法。例えば、先にプリント基
板の傾きに基づいて装着点目標座標を回転させることに
より補正して、その後でプリント基板の変形に基づいて
補正を行うとすれば、プリント基板の縦方向と横方向と
の伸縮率が算出されていたとしても、プリント基板が基
準座標系に対して傾いているので、各部位における実際
の伸縮の大きさを取得して補正量を算出することが煩雑
となる。これに対して、本項におけるように、まず、装
着点目標座標を伸縮率に基づいて補正した装着点仮実座
標を取得し、その装着点仮実座標を、メインマークの代
表点の前記基準座標の原点に対する相対位置と、プリン
ト基板の基準座標に対する傾きとに対応する量補正して
装着点実座標を取得すれば、装着点実座標を容易に取得
することができる。
【0015】(12)前記基準マーク実座標検出工程に
おいて検出された基準マーク実座標に基づいて前記プリ
ント基板の伸縮率を取得する伸縮率取得工程を含む(11)
項に記載のプリント基板の部品装着点座標補正方法。続
いて電気部品が装着される複数枚のプリント基板の伸縮
率がそれら複数のプリント基板同士の間で同一とみなし
得る場合には、伸縮率を予め取得しておくことが可能で
あり、その場合には個々のプリント基板について実際の
伸縮率を求める必要はない。しかし、個々のプリント基
板について、基準マーク実座標に基づいて伸縮率を取得
すれば、複数のプリント基板同士の間で伸縮率が互いに
異なる場合でも電気部品を目標とするパッド上に精度良
く装着することができる。
【0016】(13)基準マーク実座標検出工程が、す
べてが一直線上に位置することはなく、かつ、プリント
基板の縦方向と横方向との少なくとも一方向においてす
べてが互いに位置を異にする3個の基準マークであっ
て、1個のメインマークと2個のサブマークとを含むも
のの基準マーク実座標を検出する工程である(11)項また
は(12)項に記載のプリント基板の部品装着点座標補正方
法。 (14)前記基板位置誤差取得工程が、前記プリント基
板の縦方向と横方向とでは伸縮率が互いに異なるが、縦
方向と横方向との各々においてはそれぞれ伸縮率が均一
であるとの仮定の下に、前記基準マーク実座標検出工程
において検出された基準マーク実座標に基づいて、前記
プリント基板の縦方向伸縮率と横方向伸縮率をとをも取
得する伸縮率取得工程を含む(13)項に記載のプリント基
板の部品装着点座標補正方法。 (1)項ないし(10)項の装置発明の特徴を、(11)項ないし
(14)項の方法発明に適用することも、逆に方法発明の特
徴を装置発明に適用することも可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態である電子部
品装着システムを図に基づいて説明する。図1におい
て、符号10は電気部品装着システムの一種である電子
部品装着システム12のベースである。ベース10上に
は、部品供給装置14,部品装着装置16,および基板
保持装置たるプリント配線板保持装置18が設けられ、
電子部品装着システム12を構成している。
【0018】プリント配線板保持装置18は、回路基板
の一種であるプリント配線板40を水平に保持し、基板
保持装置移動装置たるXYテーブル44により、XY座
標面上の任意の位置へ移動させられる。XYテーブル4
4は、X軸スライド駆動用モータ48および送りねじと
してのボールねじ50により、ガイドレール52を含む
案内装置により案内されてX軸方向に移動させられるX
軸スライド54と、そのX軸スライド54上においてY
軸スライド駆動用モータ56および送りねじとしてのボ
ールねじ58によりガイドレール60を含む案内装置に
より案内されてY軸方向に移動させられるY軸スライド
62とを備えている。
【0019】プリント配線板保持装置18は、Y軸スラ
イド62上に設けられ、プリント配線板40を下方から
水平な姿勢で支持している。プリント配線板40の上面
である表面ないし被装着面には、電子部品140(図2
参照)が装着される複数の装着点ないし装着位置が予め
設定されており、プリント配線板保持装置18の移動に
より、各装着点が順次、後述する部品装着装置16の装
着位置に対応する位置に位置決めされる。
【0020】部品装着装置16は、図示を省略する間欠
回転盤の外周部に等角度間隔で配設された複数の部品保
持装置86を備えており、図3に示す間欠回転用モータ
90により、図示しないローラギヤカム装置を介して部
品保持装置86の配設間隔に等しい角度ずつ間欠的に回
転させられる。それにより、複数の部品保持装置86が
複数の停止位置に順次停止させられつつ、間欠回転盤の
回転中心線である旋回中心線のまわりを旋回する。そし
て、上記複数の停止位置の一部のものが、部品供給装置
14に対応して予め設定された部品受取位置(部品保持
位置ないし部品吸着位置),部品姿勢検出位置、部品姿
勢修正位置、プリント配線板保持装置16に対応して予
め設定された部品装着位置等に設定されている。
【0021】部品受取位置および部品装着位置にはそれ
ぞれ、図示は省略するが、押下装置が設けられ、部品保
持装置86を押し下げることにより、各部品保持装置に
保持された吸着ノズルに部品供給装置14から電子部品
140を受け取らせ、あるいはプリント配線板保持装置
18に保持されたプリント配線板40に装着させる。
【0022】部品供給装置14は、図1に示すように、
第一部品供給テーブル120,第二部品供給テーブル1
22と、それらテーブル120,122をそれぞれ移動
させる第一部品供給テーブル移動装置124および第二
部品供給テーブル移動装置126とを備えている。各テ
ーブル移動装置124,126は送りねじ154,15
6および支持台駆動モータ158,160により部品供
給テーブル120,122を移動させる。各部品供給テ
ーブル120,122は、フィーダ支持台130と、フ
ィーダ支持台130に搭載された複数のフィーダ132
とを備えている。フィーダ132は、図2に示すよう
に、電子部品140がキャリヤテープ142に等間隔に
収容されたテープ化電子部品144を、キャリヤテープ
142に形成された送り穴146に係合して送る送り装
置と、キャリヤテープ142の上面に貼り合わされたカ
バーフィルムを巻き取る巻取装置とを備えている。
【0023】部品姿勢検出位置には、撮像装置たる部品
カメラ116が設けられ、姿勢検出装置を構成してい
る。部品カメラ116は、本実施形態ではCCDカメラ
により構成されるとともに、被写体の二次元像を一挙に
取得する面撮像装置とされ、吸着ノズルに保持された電
子部品140の投影像を撮像する。撮像時には、図示を
省略する照明装置により電子部品140が照明される。
部品カメラ116が電子部品140の正面像を撮像する
ようにしてもよい。部品姿勢修正位置には部品姿勢修正
装置(図示省略)が設けられている。部品姿勢修正装置
は、吸着ノズルをその軸線まわりに回転させ、電子部品
140の軸線まわりの位置である回転位置の誤差を修正
する。
【0024】プリント配線板40の表面には、図4に示
すように、3個の基準マーク170,172,174が
設けられている。プリント配線板保持装置18により保
持されたプリント配線板40の基準マーク170,17
2,174は、撮像装置たる基準マークカメラ180に
より撮像される。基準マークカメラ180は、図示は省
略するが、部品装着装置16のフレームに設けられた保
持部材により保持されており、静止して下向きに設けら
れ、基準マーク170,172,174を上方から撮像
する。
【0025】上記3つの基準マーク170,172,1
74のうち1つがメインマーク170,他の2つがそれ
ぞれ第一サブマーク172および第二サブマーク174
として設定されている。以下、それら3個のマークをま
とめて指すときは基準マーク170,172,174と
称し、別々に論ずる場合にはそれぞれの名称を使用す
る。本実施形態においては、メインマーク170は、プ
リント配線板40の4隅の1つの近傍に設けられ、2つ
のサブマーク172,174は、メインマーク170に
隣接しない2辺の近傍であって、それぞれの辺の中央付
近に設けられている。
【0026】上記基準マーク170,172,174の
うちいずれのマークをメインマークとして設定してもよ
い。さらに、基準マークの位置も、プリント配線板40
の表面上であれば、いずれに設定してもよく、装着すべ
き電子部品140等と干渉しない位置に設けられればよ
い。ただし、3つの基準マークは一直線上には位置しな
いように設けられることが望ましい。
【0027】本電子部品装着システム12は、図3に示
す制御装置200により制御される。制御装置200
は、CPU202,ROM204,RAM206および
それらを接続するバスを備えるコンピュータ210を主
体として構成されている。バスにはさらに、入出力イン
タフェース212が接続され、駆動回路214を介して
前記各駆動モータが接続されている。それらモータは回
転を精度よく制御可能なサーボモータとされている。各
モータには、回転を検出するエンコーダが接続され、そ
れらエンコーダにより検出された回転量が制御装置20
0に伝達されるようにされている。さらに、入出力イン
タフェース212には、制御回路218を介して撮像装
置たる部品カメラ116および基準マークカメラ180
が接続されており、撮像により取得された画像データが
制御装置200に供給される。
【0028】コンピュータ210のROM204には、
電子部品装着作業を制御するメインプログラムをはじめ
として、図8および図9にフローチャートで示す位置ず
れ検出プログラムや装着位置の補正プログラム等、種々
のプログラムが格納されている。
【0029】以上のように構成された電子部品装着シス
テム12による電子部品装着作業は次のように行われ
る。部品供給装置14により今回供給されるべき電子部
品140を保持するフィーダ132が部品供給位置に位
置決めされ、部品受け取り位置に位置する部品保持装置
86が下降させられて、吸着ノズルにより電子部品14
0が吸着保持される。間欠回転盤82が回転させられる
ことにより、電子部品140を保持した部品保持装置8
6が部品撮像位置に到達すれば、部品カメラ116によ
り電子部品140が下側から撮像されて、電子部品14
0の吸着ノズルに保持されている保持姿勢が取得され
る。その取得された保持姿勢に基づいて、部品姿勢修正
位置において電子部品140の回転位置の誤差が修正さ
れる。電子部品140を保持する部品保持86が、部品
装着位置に到達すれば、吸着ノズルが下降させられて、
予めXYテーブル44により位置決めされたプリント配
線板40に電子部品140が装着される。
【0030】このようにして装着される電子部品140
がプリント配線板40上に予め形成されている装着パッ
ド上に精度よく装着されるためには、プリント配線板4
0の位置ずれを検出することが必要である。ここにおい
てプリント配線板40の位置ずれとは、プリント配線板
40上に設定されている各装着点の位置ずれのことであ
り、この位置ずれは、プリント配線板保持装置18によ
るプリント配線板40の保持位置誤差と、プリント配線
板40の伸縮とによって生じる。
【0031】電子部品140を装着すべき装着対象物た
るプリント配線板40が、図示しない搬入装置により搬
入され、プリント配線板保持装置18に位置決め保持さ
れれば、基準マークカメラ180によりプリント配線板
40上に設けられた基準マーク170,172,174
が順に撮像される。プリント配線板保持装置18が、X
Yテーブル44により基準マーク撮像位置に位置決めさ
れ、その状態でプリント配線板40の表面が基準マーク
カメラ180により撮像される。
【0032】プリント配線板40の表面を含む水平面内
において、基準座標面たるXY座標面が設定されてお
り、理想的な形状のプリント配線板40が、理想的な位
置に位置決め保持された状態における基準マーク17
0,172,174の目標座標たる基準マークプログラ
ム座標が記憶されるとともに、複数の電子部品140を
それぞれ装着すべき装着点の目標座標である装着点目標
座標として装着点プログラム座標が記憶されている。撮
像作業は、基準マーク170,172,174の代表点
としての中心がそれぞれが上記基準マークプログラム座
標に一致する場合に、それら基準マーク170,17
2,174の像の中心が基準マークカメラ180の撮像
面の中央に位置するように、プリント配線板40と基準
マークカメラ180とが相対位置決めされた状態で実行
される。
【0033】基準座標面のX軸方向およびY軸方向は、
XYテーブル44の移動方向に平行となるように設定さ
れ、理想的な形状のプリント配線板40が理想的な位置
に位置決め保持された状態において、それの縦方向と横
方向とにそれぞれ平行となるように設定されている。
【0034】基準マーク170,172,174は本
来、図4に破線の円で示す位置にあることが予定されて
おり、各円の中心がそれぞれメインマーク170のプロ
グラム座標点,第一サブマーク172のプログラム座標
点および第二サブマーク174のプログラム座標点であ
る。しかし、実際には、基準マーク170,172,1
74は、例えば、実線の円で示す位置にずれるのが普通
であり、各円の中心がそれぞメインマーク170の実座
標点,第一サブマーク172の実座標点および第二サブ
マーク174の実座標点となる。これらのずれは、前述
のように、プリント配線板保持装置18によるプリント
配線板40の保持位置誤差と、プリント配線板40の伸
縮とによって生じる。その結果、プリント配線板40上
に設定されている複数の装着点にもずれが生じる。この
ずれは、プリント配線板40の保持位置誤差(平行移動
誤差および傾き)とプリント配線板40の伸縮とが判れ
ば、演算によって取得することができ、図4に代表的に
1つ示されている装着点のプログラム座標点を補正し
て、実座標点を取得することができる。
【0035】まず、配線板位置ずれの算出について概略
的に説明する。各基準マーク170,172,174の
位置ずれに基づいて、図5に示すように、基準マーク1
70,172,174それぞれの実際の位置を表す実座
標を求める。次に、図6に示すように、メインマーク1
70の中心のプログラム座標点が基準座標面の原点に一
致するように、サブマークの中心のプログラム座標点を
平行移動させてサブマーク仮プログラム座標を取得する
とともに、メインマーク170の中心の実座標点が原点
に一致するように、サブマークの中心の実座標点を平行
移動させてサブマーク仮実座標を取得する。次に、図6
に示すように、プリント配線板40を、傾き角qだけ原
点まわりに回転させることにより、プリント配線板40
の傾き(回転位置誤差)を解消した状態を想定する。具
体的には、プリント配線板40の回転に伴って、サブマ
ーク172,174の中心を前記平行移動後の仮実座標
から回転させた後の座標であるサブマーク回転後仮実座
標を求める(実際には後に詳述するように、サブマーク
回転後仮実座標を傾き角qを用いて表記する)のであ
る。
【0036】以上の作業によりプリント配線板40の平
行移動誤差および傾き(回転位置誤差)と、メインマー
クの中心のプログラム座標点および実座標点の原点から
の各平行移動量とが解消され、サブマーク回転後仮実座
標と上述のサブマーク仮プログラム座標との差はプリン
ト配線板40の変形にのみ基づくこととなる。したがっ
て、それらサブマーク回転後仮実座標とサブマーク仮プ
ログラム座標とに基づいて、プリント配線板40の縦方
向(Y軸方向)と横方向(X軸方向)との各々における
伸縮率をそれぞれ算出することができる。伸縮率は、サ
ブマーク仮プログラム座標に対するサブマーク回転後仮
実座標の割合として求められる。例えば、図7に示すよ
うに、横方向の伸縮率は、第一サブマークの仮プログラ
ム座標のX軸方向成分を分母とし、回転後仮実座標のX
軸方向成分を分子とする値となり、第二サブマーク17
4についても同様に伸縮率を求めることができる。ここ
で、伸縮率は縦方向と横方向とでは互いに異なるが、縦
方向においても横方向においてもそれぞれ均一であると
仮定する。
【0037】この仮定に基づいて、第一および第二サブ
マーク172,174における伸縮率を等号で結べば、
縦方向と横方向のそれぞれについて前述の傾き角qを含
む式が得られる。この式をqについて解くことにより、
実際の傾き角たる実傾き角Qが得られる。この実傾き角
Qの値を上記伸縮率に含まれる傾き角qに代入すること
により、実際の伸縮率を得る。以上の作業によりプリン
ト配線板40の傾き角と伸縮率とを取得することができ
る。なお、平行移動誤差は、メインマーク170の中心
のプログラム座標と実座標との差で表される。
【0038】次に、プリント配線板40上に設定された
電子部品140の装着点の補正について概略的に説明す
る。まず、予め設定された電子部品140の目標装着点
の基準座標面における座標である装着点プログラム座標
について、メインマーク170の中心のプログラム座標
点を原点に移動させるのと同じ平行移動を行い、装着点
の仮プログラム座標点を取得する。このことにより、目
標装着点が、前述の伸縮率を求めた場合と同じ状態とな
る。そこで、装着点仮プログラム座標について、先に取
得した伸縮率に基づく補正を行って、装着点仮実座標を
取得し、さらに実傾き角Qに基づく補正を行って、装着
点回転後仮実座標を取得する。最後に、平行移動誤差に
ついて補正するために、メインマーク170の中心を原
点からメインマーク実座標点まで移動させるのと同じ平
行移動を、装着点回転後仮実座標について行うことによ
り、実際に電子部品140を装着すべき装着点の座標で
ある装着点実座標を得る。以上のようにして取得された
装着点の実座標点とプログラム座標点との差により水平
方向における補正量を取得する。なお、装着角の補正量
は前述の実傾き角Qに等しい。以下、図8および図9に
示すフローチャートに基づいてさらに詳細に説明する。
【0039】まず、図8に示す位置ずれ検出プログラム
について説明する。本プログラムは、プリント配線板4
0が電子部品装着システム12に搬入される毎に1回ず
つ実行される。
【0040】ステップS1(以下、単にS1と称する。
他のステップについても同じ)において、予め設定され
たデータと、基準マーク170,172,174を撮像
して画像処理を実行することにより取得されたデータと
が呼び出される。そして、S2において、3つの基準マ
ーク170,172,174について、実際に撮像され
た基準マーク170,172,174の像の中心の、予
め設定された基準マークプログラム座標MP,S1,S
2からの位置ずれたる基準マーク位置ずれが取得され
る。図5に破線で示すように、理想的な形状のプリント
配線板40が理想的に位置決めされた状態において、そ
のプリント配線板40の縦方向に平行な方向をY軸方
向、横方向に平行な方向をX軸方向とし、十字で示す点
を原点230とする基準座標面において、基準マーク1
70,172,174の今回撮像された像の中心の、プ
ログラム座標MP,S1,S2からの位置ずれが取得さ
れるのである。以下、説明を容易にするために、各プロ
グラム座標および位置ずれを次項のように表す。
【0041】 メインマークプログラム座標:M(mx,my) 第一サブマークプログラム座標:S1(x1,y1) 第二サブマークプログラム座標:S2(x2,y2) メインマーク位置ずれ:mrx,mry 第一サブマーク位置ずれ:s1rx,s1ry 第二サブマーク位置ずれ:s2rx,s2ry
【0042】S3において、各基準マーク170,17
2,174の中心の実位置である基準マーク実座標M
´,S1´,S2´が、前述の基準マークプログラム座
標に位置ずれを加算することにより求められ、以下の式
(1)ないし(3)のように示される。
【0043】 メインマーク実座標:M´(mx´,my´)=(mx+mrx,my+mr y)・・・(1) 第一サブマーク実座標:S1´(x1´,y1´)=(x1+s1rx,y1 +s1ry)・・・(2) 第二サブマーク実座標:S2´(x2´,y2´)=(x2+s2rx,y2 +s2ry)・・・(3)
【0044】次に、S4において、メインマーク170
およびサブマーク172,174の中心の目標座標点た
るプログラム座標点を、メインマーク170のプログラ
ム座標点が原点230と一致するように平行移動させ
て、2つのサブマーク172,174の中心のサブマー
ク仮目標座標たるサブマーク仮プログラム座標が取得さ
れる。同様に、S5において、メインマーク170およ
びサブマーク172,174の中心の実座標点を、メイ
ンマーク170の実座標点が原点230と一致するよう
に平行移動させて、2つのサブマーク172,174の
実座標点のサブマーク仮目標座標たるサブマーク仮プロ
グラム座標が取得される。
【0045】このように、メインマーク170のプログ
ラム座標点と実座標点とを原点230に一致させること
により、メインマーク170のプログラム座標点と実座
標点との原点230からの外れが除去されるとともに、
今回配線板保持装置18に保持されているプリント配線
板40の平行移動誤差が除去される。そのため、後述す
る伸縮率および傾き角の算出作業を簡略化することがで
きる。サブマーク仮プログラム座標A1,A2およびサ
ブマーク仮実座標A1´,A2´は、以下の式(4)な
いし式(7)のように表記することができる。
【0046】 第一サブマーク仮プログラム座標:A1(a1x,a1y)=(x1−mx, y1−my)・・・(4) 第二サブマーク仮プログラム座標:A2(a2x,a2y)=(x2−mx, y2−my)・・・(5) 第一サブマーク仮実座標:A1´(a1x´,a1y´)=(x1´−mx´ ,y1´−my´)・・・(6) 第二サブマーク仮実座標:A2´(a2x´,a2y´)=(x2´−mx´ ,y2´−my´)・・・(7)
【0047】プリント配線板40の基準座標面に対する
傾き角qだけプリント配線板40を原点230を中心と
して回転させれば、サブマーク172,174が仮実座
標A1´,A2´から移動させられた移動後の座標たる
回転後仮実座標B1´,B2´が得られる。
【0048】例えば、プリント配線板40の回転前の第
一サブマーク仮実座標A1´(a1x´,a1y´)と
原点230(メインマーク実座標)とを結ぶ線分の長さ
をR、その線分のX軸に対する傾きをθと仮定すると、 A1´(a1x´,a1y´)=(Rcosθ,Rsi
nθ) となり、これに基づいて回転後の第一サブマーク回転後
仮実座標B1´は B1´(b1x´,b1y´)=(Rcos(θ+
q),Rsin(θ+q)) と表すことができる。第二サブマーク174についても
同様となり、これを展開することにより、式(8)およ
び(9)に示すように、2つのサブマーク172,17
4の回転後仮実座標B1´,B2´を取得することがで
きる。
【0049】 第一サブマーク回転後仮実座標:B1´(b1x´,b1y´)=(a1x´ *cos(q)−a1y´*sin(q),a1x´*sin(q)+a1y´ *cos(q))・・・(8) 第二サブマーク回転後仮実座標:B2´(b2x´,b2y´)=(a2x´ *cos(q)−a2y´*sin(q),a2x´*sin(q)+a2y´ *cos(q))・・・(9)
【0050】ここで、サブマーク回転後仮実座標B1
´,B2´は、プリント配線板40の平行移動誤差およ
び傾き角(回転位置誤差)が除去された状態を表してい
る。したがって、各サブマーク172,174の仮プロ
グラム座標A1,A2に対する回転後仮実座標B1´,
B2´の位置ずれは、プリント配線板40の伸縮のみに
起因すると言える。このことにより、プリント配線板4
0の伸縮率nx,nyを以下の式(10)および(1
1)のように表すことができる。 X軸方向の伸縮率:nx=b1x´/a1xまたはb2x´/a2x・・・( 10) Y軸方向の伸縮率:ny=b1y´/a1yまたはb2y´/a2y・・・( 11)
【0051】ここで、プリント配線板40の変形が、縦
方向と横方向とでは伸縮率が互いに異なるが、縦方向と
横方向との各々においてはそれぞれ伸縮率が均一である
とすれば、X軸方向において第一サブマーク172の位
置ずれに基づく伸縮率b1x´/a1xと、第二サブマ
ーク174の位置ずれに基づく伸縮率b2x´/a2x
とが互いに等しいこととなる。これら第一,第二サブマ
ークのそれぞれについて求められた伸縮率を互いに等号
で結び、前述の式(8),(9)に基づいて、傾き角q
を含む関係式を得る。その関係式を傾き角qについて解
くとプリント配線板40の基準座標系に対する実際の傾
き角たる実傾き角Qが式(12)に示すように得られ
る。 実傾き角:Q=q=Tan-1((a2x*a1x´−a1x*a2x´)/( a2x*a1y´−a1x*a2y´))・・・(12)
【0052】そこで、S6において、式(12)に第一
サブマーク仮プログラム座標A1(a1x,a1y),
第二サブマーク仮プログラム座標A2(a2x,a2
y),第一サブマーク仮実座標A1´(a1x´,a1
y´),第二サブマーク仮実座標A2´(a2x´,a
2y´)等の具体的な値を代入して、実傾き角Qの具体
的な値が算出される。
【0053】続いて、S7おいて、その実傾き角Qの具
体的な値が第一および第二サブマーク172,174の
回転後仮実座標B1´,B2´にそれぞれ代入され、そ
れにより得られた値が伸縮率nx,nyに関する式(1
0)および(11)に代入されることにより、伸縮率n
x,nyの具体的な値が算出される。以上で本プログラ
ムの1回の実行が終了する。
【0054】以上のようにして、プリント配線板40の
回転位置誤差たる実傾き角Qと、X軸方向およびY軸方
向それぞれの伸縮率nx,nyが求められれば、予め定
められた複数の電子部品装着点のそれぞれについて実際
に電子部品140を装着すべき装着点実座標と補正量と
が求められる。以下、図9にフローチャートで示す装着
位置の補正プログラムについて説明する。ここで、1つ
のプリント配線板40には複数の電子部品140それぞ
れについて装着点が設定されており、本プログラムはそ
れら装着点毎に繰り返し実行されるのであるが、以下、
1つの装着点置について代表して説明する。
【0055】まず、S21において、今回補正すべき装
着点の予め設定された位置を表す装着点プログラム座標
が呼び出される。今回電子部品140を装着すべきプリ
ント配線板40の装着点プログラム座標は全て、予めコ
ンピュータ210のRAM206に記憶されており、そ
の中で今回補正すべき装着点目標座標たる装着点プログ
ラム座標P(px,py)および装着点目標角度たる装
着点プログラム角度pqが呼び出される。
【0056】次にS22において、装着点のプログラム
座標Pを、メインマーク170の中心のプログラム座標
点を原点230に一致させる場合と同様に平行移動させ
て、装着点仮プログラム座標MPが取得される。装着点
仮プログラム座標MPは、装着点プログラム座標Pから
メインマーク170のプログラム座標Mの値をそれぞれ
引くことにより取得され、式(13)のように示すこと
ができる。 装着点仮プログラム座標:MP(mpx,mpy)=(px‐mx,py−m y)・・・(13)
【0057】この装着点仮プログラム座標MPは、プリ
ント配線板40の平行移動誤差が解消された状態である
ので、S23において先に求めた伸縮率nx,nyと実
傾き角Qとに基づいて装着点仮プログラム座標MPが補
正され、装着点回転後仮実座標MPq´が取得される。
【0058】まず、装着点仮プログラム座標MPのそれ
ぞれにプリント配線板40の伸縮率nx,nyが積算さ
れて、プリント配線板40の変形に適合する仮実座標M
P´が、式(14)に示すように取得される。 仮実座標:MP´(mpx´,mpy´)=(mpx*nx,mpy*ny) ・・・(14)
【0059】さらに、仮実座標MP´が原点230まわ
りに実傾き角Qだけ回転させられ、式(15)に示すよ
うに、装着点回転後仮実座標MPq´が取得される。 装着点回転後仮実座標:MPq´(mpqx´,mpqy´)=(mpx´* cos(Q)−mpy´*sin(Q),mpx´*sin(Q)+mpy´* cos(Q))・・・(15)
【0060】次にS24に進んで、装着点回転後仮実座
標MPq´が、メインマーク170の中心を原点230
からメインマーク実位置まで移動させるのと同様に平行
移動させられ、実際に電子部品140を装着すべき装着
点実座標PLが取得される。装着点実座標PLは、装着
点回転後仮実座標MPq´にメインマーク実座標M´の
値を加算して式(16)に示すように取得される。 装着点実座標:PL(X,Y)=(mx´+mpqx´,my´+mpqy´ )・・・(16)
【0061】S25に進んで、装着点プログラム座標P
と装着点実座標PLと実傾き角Qとに基づいて、装着位
置および装着角度の補正量が取得される。装着位置の補
正量は、装着点プログラム座標Pと装着点実座標PLと
の差であり、装着角度の補正量は実傾き角Qに等しく、
式(17)ないし(19)に示すように取得される。 X軸方向補正量FX=X−px・・・(17) Y軸方向補正量FY=Y−py・・・(18) 回転方向補正量FQ=Q・・・(19) 以上で本プログラムの1回の実行が終了する。
【0062】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、コンピュータ210の位置ずれ検出プロ
グラムおよび補正プログラムを実行する部分が「演算装
置」を構成し、位置ずれ検出プログラムを実行する部分
のうちS1ないしS3を実行する部分が「基準マーク実
座標取得手段」を構成し、S4を実行する部分が「サブ
マーク仮目標座標取得手段」を構成し、S5を実行する
部分が「サブマーク仮実座標取得手段」を構成し、S6
およびS7を実行する部分が「傾き角・伸縮率取得手
段」を構成し、補正プログラムを実行する部分のうちS
21およびS22を実行する部分が「装着点仮目標座標
取得手段」を構成し、S23を実行する部分が「伸縮率
補正手段」および「傾き角補正手段」を構成し、S24
を実行する部分が「装着点実座標取得手段」を構成して
いる。
【0063】本実施形態においては、3個の基準マーク
170,172,174を用いてプリント配線板40の
縦方向と横方向とでは伸縮率が異なるが、縦方向と横方
向とのおのおのについては伸縮率が均一であると仮定す
ることにより、プリント配線板40の保持位置誤差と伸
縮率とを効率よく検出することができる。さらに、プリ
ント配線板40への電子部品140の装着点を補正する
場合に、1つのプリント配線板40について、一旦、保
持位置誤差および伸縮率を検出すれば、全ての装着位置
についてその値に基づいて計算を実施すればよいので、
個々の装着位置を補正する補正作業の計算負荷が少なく
て済む。
【0064】本実施形態においては、実傾き角Qは縦方
向と横方向とのいずれにおいても算出することができる
が、いずれか一方についてのみ計算すればよい。例え
ば、縦方向と横方向とのいずれかにおいて、2つのサブ
マーク172,174のうちの1つがメインマーク17
0のプログラム座標と一致する場合には、一致しない方
の方向において、第一サブマーク172と第二サブマー
ク174との両方について伸縮率に関する式(10)ま
たは(11)を取得し、その伸縮率を利用して実傾き角
Qを算出すればよい。なお、実傾き角Qを縦方向と横方
向との両方について算出してもよい。例えば、縦方向と
横方向との実傾き角Qの平均値を、最終的は実傾き角Q
とするのである。
【0065】本実施形態は、プリント配線板に電子部品
を装着する電子部品装着システムであって、いわゆるイ
ンデックステーブル型の電子部品装着システムに本発明
が適用されたものであるが、本発明はそれ以外の電子部
品装着システム、例えば、いわゆるXYテーブル型電子
部品装着システム等に適用することも可能であり、さら
に、電子部品装着システムに限らず、プリント配線板に
対して何らかの作業を行う作業システムシステムに適用
することもできる。例えば、接着剤やクリーム半田等の
高粘性流体を印刷する印刷装置や、プリント配線板上に
高粘性流体をスポット状に塗布するディスペンサや、電
子部品等が装着されたプリント配線板の装着結果等、作
業結果を検査する検査装置等に適用することが可能なの
である。
【0066】以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細
に説明したが、これらは例示に過ぎず、本発明は、前記
〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識
に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である位置ずれ検出装置を備
えた電子部品装着システムを示す平面図である。
【図2】テープ化電子部品を示す平面図である。
【図3】上記電子部品装着システムの制御装置を示すブ
ロック図である。
【図4】プリント配線板の装着位置補正作業を説明する
ための図である。
【図5】位置ずれ検出作業を説明するための図である。
【図6】位置ずれ検出作業を説明するための別の図であ
る。
【図7】位置ずれ検出作業を説明するためのさらに別の
図である。
【図8】位置ずれ検出プログラムを示すフローチャート
である。
【図9】装着位置補正プログラムを示すフローチャート
である。
【符号の説明】
12:電子部品装着システム 14:部品供給装置
16:部品装着装置 18:プリント配線板
保持装置 40:プリント配線板 44:XY
テーブル 140:電子部品 170:基準マ
ーク(メインマーク) 172:基準マーク(第一
サブマーク) 174:基準マーク(第二サブマー
ク) 180:基準マークカメラ 200:制
御装置 202:CPU 204:ROM 206:R
AM 210:コンピュータ 230:原点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板を保持する基板保持装置
    と、 その基板保持装置に保持されたプリント基板に設けら
    れ、すべてが一直線上に位置することはない3個の基準
    マークであって、1個のメインマークと2個のサブマー
    クとを含むものの、それぞれ予め定められた代表点の位
    置である基準マーク実位置を検出する基準マーク実位置
    検出装置と、 前記プリント基板の縦方向と横方向とでは伸縮率が互い
    に異なるが、縦方向と横方向との各々においてはそれぞ
    れ伸縮率が均一であるとの仮定の下に、前記基準マーク
    実位置検出装置により検出された3個の基準マークの実
    位置と、それら3個の基準マークの予め定められた目標
    位置とに基づいて、プリント基板の前記縦方向および横
    方向の伸縮率と、前記基板保持装置による保持位置誤差
    とを演算する演算装置とを含むプリント基板の位置ずれ
    検出装置。
  2. 【請求項2】 前記基準マーク実位置検出装置が、 前記プリント基板の前記3個の基準マークを撮像可能な
    撮像装置と、 その撮像装置と前記基板保持装置とを、その基板保持装
    置に保持されたプリント基板の表面に平行な方向に相対
    移動させる相対移動装置と、 前記撮像装置により撮像された前記3個の基準マークの
    各々の画像データを処理することによって各基準マーク
    の前記代表点の位置を取得する画像処理装置とを含むと
    ともに、その画像処理装置が、前記基準マーク実位置と
    して、前記3個の基準マークの各々の前記代表点の基準
    座標面上における座標である実座標を取得する基準マー
    ク実座標取得手段を含み、かつ、前記演算装置が、 前記メインマークの前記代表点の目標座標点が前記基準
    座標面の原点と一致するように3個の基準マークを平行
    移動させた場合の前記2個のサブマークの代表点の目標
    座標である仮目標座標を取得するサブマーク仮目標座標
    取得手段と、 前記メインマークの代表点の実座標点が前記基準座標面
    の原点と一致するように前記3個の基準マークを平行移
    動させた場合の前記2個のサブマークの代表点の実座標
    である仮実座標を取得するサブマーク仮実座標取得手段
    とを含む請求項1に記載のプリント基板の位置ずれ検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記演算装置が、前記プリント基板の縦
    方向と横方向との各々においてはそれぞれ伸縮率が均一
    であるとの仮定の下に、プリント基板の、前記基準座標
    面に対する傾き角q,縦方向伸縮率ρ1および横方向伸
    縮率ρ2の間に成立する関係式と、前記サブマーク仮目
    標座標および前記サブマーク仮実座標とに基づいて、傾
    き角q,縦方向伸縮率ρ1および横方向伸縮率ρ2を取
    得する傾き角・伸縮率取得手段と、 前記プリント基板に電気部品の装着位置として予め設定
    されている装着点の目標座標である装着点目標座標に、
    前記傾き角・伸縮率取得手段により取得された縦方向伸
    縮率ρ1,横方向伸縮率ρ2および傾き角qと、前記メ
    インマークの代表点の実座標点の前記基準座標面の原点
    からの隔たりとに基づく補正を行って装着点実座標を取
    得する装着点実座標取得手段とを含む請求項2に記載の
    プリント基板の位置ずれ検出装置。
  4. 【請求項4】 プリント基板を基板保持装置に保持させ
    る工程と、 その基板保持装置に保持されたプリント基板に設けら
    れ、1個のメインマークと1個以上のサブマークとを含
    む複数の基準マークのそれぞれ予め定められた代表点の
    基準座標面上の座標である基準マーク実座標を検出する
    基準マーク実座標検出工程と、 その基準マーク実座標検出工程において検出された基準
    マーク実座標に基づいて、少なくとも、前記メインマー
    クの代表点の前記基準座標の原点に対する相対位置と、
    前記プリント基板の前記基準座標に対する傾きとを取得
    する基板位置誤差取得工程と、 前記プリント基板に対して予め設定されている複数の電
    気部品の装着点の前記基準座標面における座標である装
    着点目標座標を、そのプリント基板の実際の寸法と目標
    寸法との比率である伸縮率に基づいて補正した装着点仮
    実座標を、前記基板位置誤差取得工程において取得した
    メインマークの代表点の前記基準座標の原点に対する相
    対位置と、プリント基板の前記基準座標に対する傾きと
    に対応する量補正して装着点実座標を取得する装着点実
    座標取得工程とを含むプリント基板の部品装着点座標補
    正方法。
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