JP2003068569A - 表面実装部品 - Google Patents

表面実装部品

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JP2003068569A
JP2003068569A JP2001251040A JP2001251040A JP2003068569A JP 2003068569 A JP2003068569 A JP 2003068569A JP 2001251040 A JP2001251040 A JP 2001251040A JP 2001251040 A JP2001251040 A JP 2001251040A JP 2003068569 A JP2003068569 A JP 2003068569A
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Narutoshi Murota
考俊 室田
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容量結合用などのチップ部品を不要化し、実
装コストや部品コストの削減を図り且つ実装高の低下も
実現した表面実装部品を提供する。 【解決手段】 導電体と非導電体との積層構造をとるモ
ジュール基板21を有し、該モジュール基板21に設け
られた露出電極22と接合対象基板(マザー基板23)
の対応電極24とを接合することにより、前記マザー基
板23に表面実装される表面実装部品20において、前
記露出電極22それ自体または前記露出電極22に電気
的に接続された前記導電体の一部をコンデンサの一方電
極26として用いる。モジュール基板21の内部にコン
デンサが実装され、そのコンデンサを用いた容量結合に
よってマザー基板23との電気的接続が行われるから、
容量結合用のチップ部品を不要化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面実装部品に関
する。詳しくは、モジュール基板上に電子部品(チップ
部品など)を搭載したり、モジュール基板内に電子部品
要素を組み込んだりして一体化(モジュール化)された
表面実装部品であって、特に、接合対象基板(マザー基
板など)との電気的接続経路上に容量素子などを直列挿
入する必要がある表面実装部品に係り、該素子部品の実
装を不要化し、実装コストの削減や実装高の低下を意図
した表面実装部品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化と軽量化がめざ
ましく、たとえば、ディジタルビデオカメラを例にすれ
ば、1996年当時で体積4600mm3、重量1.1
Kg程度であったものが、今日では370mm3、44
0gと大幅に小型、軽量化が図られている。これは、実
装技術の進歩が一つの要因であり、特に単機能チップ部
品や複合チップ部品などの表面実装部品の工夫改良に負
うところが大きい。
【0003】コンデンサや抵抗などの単機能チップ部
品、たとえば、“0603”サイズの単機能チップ部品
の外形寸法は、0.6mm×0.3mm×0.3mmと
きわめて小さく、電子機器の小型化、軽量化に大きく貢
献するが、さらに、こうした単機能チップ部品を基板
(モジュール基板)に実装して一体化(モジュール化)
した、いわゆる複合チップ部品は、たとえば、積層チッ
プLCトラップ固定抵抗器、積層チップ周波数変換回
路、積層チップLCフィルタ、積層セラミックコンデン
サネットワークなどの様々な能動回路をパッケージ化し
たものであり、マザー基板の部品実装点数を大幅に削減
して、電子機器の小型化や軽量化のみならず、故障率の
低下など優れたメリットを得ることができる。
【0004】図6は、特開2000−114686号公
報に記載された表面実装部品(複合チップ部品)の実装
外観図である。図示の表面実装部品1は、多層構造のモ
ジュール基板2の内部に図示を略した配線層や電子部品
要素など(以下「配線層」で代表する。)を実装して構
成されている。さらに、表面実装部品1は、前記配線層
に接続された複数の露出電極3〜8をモジュール基板2
の表裏に形成しており、そのうちの上面(“上下”は図
面に正対した場合の方向を示す;以下同様)の露出電極
3〜6に、複合チップ部品の機能に必要な任意のチップ
部品9、10を接合し、且つ、下面の露出電極7、8の
それぞれと、マザー基板11の各対応電極12、13と
の間をコンデンサチップ部品14、15を介して電気的
に接続(容量結合)している。
【0005】コンデンサチップ部品14、15は、それ
ぞれ一対の電極14a、14b、15a、15bを両端
に有する、たとえば、“0603”サイズのチップ部品
であり、各々一方の電極14a、15aを半田16、1
7でモジュール基板2の露出電極7、8に接合し、他方
の電極14b、15bを半田18、19でマザー基板1
1の対応電極12、13に接合している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の表面実装部品1は、表面実装部品1とマザー基
板11との接合に個別のチップ部品(コンデンサチップ
部品14、15)を用いているため、コンデンサチップ
部品14、15の実装に手間(実装コスト)がかかる、
コンデンサチップ部品14、15を別途に手配しなけれ
ばならず部品コストがかかる、コンデンサチップ部品1
4、15の高さ(h)だけ、表面実装部品1の実装高が
上がり、電子機器の小型化に障害を来す、という様々な
問題点がある。
【0007】したがって、本発明の目的は、容量結合用
などのチップ部品(たとえば、図6のコンデンサチップ
部品14、15)を不要化し、以て、実装コストや部品
コストの削減を図り、且つ、実装高の低下も実現した表
面実装部品を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る表面実装部
品は、導電体と非導電体との積層構造をとるモジュール
基板を有し、該モジュール基板に設けられた露出電極と
接合対象基板の対応電極とを接合することにより、前記
接合対象基板に表面実装される表面実装部品において、
前記露出電極それ自体または前記露出電極に電気的に接
続された前記導電体の一部をコンデンサの一方電極とし
て用いることを特徴とする。
【0009】この発明では、モジュール基板の内部にコ
ンデンサが実装され、そのコンデンサを用いた容量結合
によって、接合対象基板との電気的接続が行われる。
【0010】また、本発明に係る表面実装部品は、第1
及び第2のモジュール基板の所定面同士を張り合わせて
一体化することが可能な表面実装部品であって、前記第
2のモジュール基板の張り合わせ面に第2のループコイ
ル導体を形成すると共に、前記第1のモジュール基板の
非張り合わせ面で且つ前記第2のモジュール基板の張り
合わせ面の対向面に第1のループコイル導体を形成し、
該第1のループコイル導体の両端に露出電極を形成した
ことを特徴とする。
【0011】この発明では、第1及び第2のモジュール
基板のそれぞれに、トランスの1次巻き線と2次巻き線
が実装され、そのトランスを用いた磁気結合によって、
接合対象基板との電気的接続が行われる。
【0012】また、本発明に係る表面実装部品は、第1
及び第2のモジュール基板の所定面同士を張り合わせて
一体化することが可能な表面実装部品であって、前記第
1のモジュール基板の前記所定面に形成された露出若し
くは非露出電極それ自体または該露出若しくは非露出電
極に電気的に接続された前記導電体の一部をコンデンサ
の一方電極として用い、且つ、前記第2のモジュール基
板の前記所定面に形成された露出若しくは非露出電極そ
れ自体または該露出若しくは非露出電極に電気的に接続
された前記導電体の一部をコンデンサの他方電極として
用いることを特徴とする。
【0013】この発明では、第1及び第2のモジュール
基板のそれぞれに、コンデンサの一方電極と他方電極が
実装され、そのコンデンサを用いた容量結合によって、
第1及び第2のモジュール基板同士の電気的接続が行わ
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0015】<第1の実施形態>図1は、第1の実施形
態の構造図である。表面実装部品20は、多層構造のモ
ジュール基板21の内部に配線層や電子部品要素など
(以下「配線層」で代表する。)を実装して構成された
ものであり、様々な能動回路をパッケージ化して構成さ
れた複合チップ部品である。
【0016】ここで、表面実装部品20は、モジュール
基板21の露出電極22と接合対象基板(たとえば、マ
ザー基板23)の対応電極24とを半田25で接合する
ことにより、接合対象基板(以下、マザー基板23とす
る。)に表面実装されるものであるが、その特徴とする
点は、モジュール基板21の内部にコンデンサの一方電
極26を配置し、その一方電極26と前記露出電極22
とを所定間隔dで対向配置した点にある。
【0017】一方電極26と前記露出電極22の間は、
モジュール基板21の主材料27(非導電素材;絶縁体
や誘電体など)で埋められており、したがって、前記露
出電極22は、前記一方電極26の対向電極として機能
し、結局、前記一方電極26と前記露出電極22はコン
デンサを形成する。
【0018】一般に2枚の平行導体板によって形成され
るコンデンサの容量Cは、電極面積をS、電極間の誘電
率をε、電極間距離をdとすると、「C=εS/d」で
与えられるから、図示の構成におけるコンデンサ(前記
一方電極26と前記露出電極22によって形成されるコ
ンデンサ)の容量Cは、一方電極26と前記露出電極2
2の対向面積(S)、一方電極26と前記露出電極22
の間に介在するモジュール基板21の主材料27(非導
電素材)の誘電率(ε)及び一方電極26と前記露出電
極22の距離(d)によって一義的に決定される。
【0019】一方電極26は、図示の例においては、た
とえば、モジュール基板21の内部に形成されたスルー
ホール28(または配線層やスルーホール若しくはその
他の電子部品要素)に接続されているが、その接続先
は、表面実装部品20の機能によって様々であるため、
ここでは敢えて特定しない。
【0020】さて、以上の構成を有する本実施形態の表
面実装部品20は、そのモジュール基板21の露出電極
22と、マザー基板23の対応電極24との間を半田2
5で接合することにより、当該マザー基板23に表面実
装することができる。そして、表面実装後の状態におい
ては、マザー基板23の対応電極24とモジュール基板
21の露出電極22との間が電気的に接続されると共
に、さらに、モジュール基板21の露出電極22と、モ
ジュール基板21の内部のスルーホール28との間が、
一方電極26と露出電極22とによって形成されるコン
デンサを介して容量結合される。
【0021】したがって、この実施形態によれば、冒頭
で説明したコンデンサチップ部品(図6のコンデンサチ
ップ部品14、15)を用いることなく、容量結合によ
り、表面実装部品20をマザー基板23に表面実装する
ことができるから、実装コストの削減と実装高の低減を
共に達成できるという格別有益なメリットが得られる。
【0022】<第2の実施形態>図2は、第2の実施形
態の構造図である。表面実装部品30は、多層構造のモ
ジュール基板31の内部に配線層や電子部品要素など
(以下「配線層」で代表する。)を実装して構成された
ものであり、前記の実施形態と同様に、様々な能動回路
をパッケージ化して構成された複合チップ部品である。
【0023】表面実装部品30は、モジュール基板31
の上面に形成された露出電極32に半田33により所要
のチップ部品34を接合しており、また、表面実装部品
30は、モジュール基板31の下面に形成された露出電
極35と接合対象基板(たとえば、マザー基板36)の
対応電極37とを半田38で接合することにより、マザ
ー基板36に表面実装されるものであるが、その特徴と
する点は、モジュール基板31の内部にコンデンサの一
方電極39を配置し、その一方電極39と、モジュール
基板31の上面に形成された露出電極32とを所定間隔
dで対向配置すると共に、その一方電極39と、モジュ
ール基板31の下面に形成された露出電極35との間を
スルーホール40(または配線層)で接続した点にあ
る。
【0024】一方電極39と、モジュール基板31の上
面に形成された露出電極32との間は、モジュール基板
31の主材料41(非導電素材;絶縁体や誘電体など)
で埋められており、したがって、モジュール基板31の
上面に形成された露出電極32は、前記一方電極39の
対向電極として機能し、結局、前記一方電極39と、モ
ジュール基板31の上面に形成された露出電極32とは
コンデンサを形成する。
【0025】前記と同様に、図示の構成におけるコンデ
ンサ(前記一方電極39と前記露出電極32によって形
成されるコンデンサ)の容量Cは、一方電極39と前記
露出電極32の対向面積(S)、一方電極39と前記露
出電極32の間に介在するモジュール基板31の主材料
41(非導電素材)の誘電率(ε)及び一方電極39と
前記露出電極32の距離(d)によって一義的に決定さ
れる。
【0026】さて、以上の構成を有する本実施形態の表
面実装部品30は、そのモジュール基板31の下面に形
成された露出電極35と、マザー基板36の対応電極3
7との間を半田38で接合することにより、当該マザー
基板36に表面実装することができる。そして、表面実
装後の状態においては、マザー基板36の対応電極37
とモジュール基板31の下面に形成された露出電極35
との間が電気的に接続されると共に、さらに、モジュー
ル基板31の下面に形成された露出電極35と、モジュ
ール基板31の上面に形成された露出電極32との間
が、一方電極39と露出電極32とによって形成される
コンデンサを介して容量結合される。
【0027】したがって、この実施形態においても、冒
頭で説明したコンデンサチップ部品(図6のコンデンサ
チップ部品14、15)を用いることなく、容量結合に
より、表面実装部品30をマザー基板36に表面実装す
ることができるから、実装コストの削減と実装高の低減
を共に達成できるという格別有益なメリットが得られ
る。
【0028】<第3の実施形態>図3は、第3の実施形
態の構造図である。表面実装部品50は、第1及び第2
のモジュール基板51、52を積層して構成されてお
り、第1及び第2のモジュール基板51、52は、それ
ぞれ非導電素材(絶縁体や誘電体など)を主材料とし、
且つ、所定の厚み(少なくとも第1のモジュール基板の
厚みをDとする。)を有する略平板状に形成されてい
る。第1のモジュール基板51の上面51aには、二つ
の露出電極53、54と、その露出電極53、54を結
ぶ第1のループコイル導体55とが形成されており、ま
た、第1のモジュール基板51との接合面である第2の
モジュール基板52の上面52aには、前記第1のルー
プコイル導体55と対をなす第2のループコイル導体5
6が形成されている。
【0029】このような構成によれば、第1のループコ
イル導体55と第2のループコイル導体56とが、それ
ぞれトランスの1次巻き線、2次巻き線として機能する
ため、それら一対のループコイル導体55、56の間が
磁気結合される。したがって、たとえば、第2のループ
コイル導体56の両端に任意の回路あるいは単機能チッ
プ部品など(以下「内部回路等」という。)を接続して
おけば、その内部回路等と二つの露出電極53、54と
の間を磁気的に接続することができる。
【0030】このことは、二つの露出電極53、54を
不図示の接合対象基板(たとえば、マザー基板)への接
合電極として用いる場合に、表面実装部品50とマザー
基板の間に個別のトランス用チップ部品を介在させる必
要がないことを意味するから、結局、チップ部品の種類
が相違するものの(前記実施形態ではコンデンサ)、本
実施の形態においても個別のチップ部品を不要化して表
面実装部品50とマザー基板との接続を行うことがで
き、実装コストの削減と実装高の低減を共に達成できる
という格別有益なメリットが得られる。
【0031】<第4の実施形態>図4は、第4の実施形
態の構造図である。表面実装部品60は、非導電素材
(絶縁体や誘電体など)を主材料として多層構造化され
た箱形の本体部(以下「モジュール基板」という。)6
1の両端に露出電極62aa、62bを取り付けて構成
されている。
【0032】表面実装部品60の内部には、複数のルー
プコイル導体63〜67(図示のものはループコイルを
水平方向から見た状態を示している。)が所定の間隔を
隔てて積層されており、それぞれのループコイル導体6
3〜67はスルーホール68〜71によって直列に接続
されている。ループコイル導体63〜67の直列接続の
一方端は、第1の内部電極72を介して図面右端の露出
電極62bに接続されており、また、同直列接続の他方
端は、スルーホール73及び内部配線74を介して第2
の内部電極75に接続されている。
【0033】第2の内部電極75は、図面左端の露出電
極62aと距離dを隔てて離隔配置されており、したが
って、第2の内部電極75はコンデンサの一方電極とし
て機能し、また、図面左端の露出電極62aは当該コン
デンサの他方電極として機能する。
【0034】このような構成においては、たとえば、図
面左端の露出電極62aを不図示の接合対象基板(たと
えば、マザー基板)への接合電極として用いる場合に、
表面実装部品60とマザー基板の間に個別のコンデンサ
用チップ部品を介在させる必要がないから、本実施の形
態においても、個別のチップ部品を不要化して表面実装
部品60とマザー基板との接続を行うことができ、実装
コストの削減と実装高の低減を共に達成できるという格
別有益なメリットが得られる。
【0035】<第5の実施形態>図5は、第5の実施形
態の構造図である。表面実装部品80は、多層構造の第
1及び第2のモジュール基板81、82を接着剤83で
張り合わせて構成されている。
【0036】第1のモジュール基板81は、内部に配線
層や電子部品要素など(以下「配線層」で代表する。)
を実装して構成されたものであり、様々な能動回路をパ
ッケージ化して構成された複合チップ部品である。同様
に、第2のモジュール基板82も、内部に配線層や電子
部品要素など(以下「配線層」で代表する。)を実装し
て構成されたものであり、様々な能動回路をパッケージ
化して構成された複合チップ部品である。
【0037】ここで、第1及び第2のモジュール基板8
1、82は、互いの所定面同士を接着剤83で張り合わ
せて一体化して用いられるものであるが、その特徴とす
る点は、第1及び第2のモジュール基板81、82の接
合面における信号伝送を、個別のチップ部品を必要とす
ることなく、容量結合によって行うことができる点にあ
る。
【0038】すなわち、第1のモジュール基板81の内
部に第1のコンデンサの一方電極84を配置すると共
に、第2のモジュール基板82の内部に当該第1のコン
デンサの他方電極87を配置し、さらに、第1のモジュ
ール基板81の内部に第2のコンデンサの一方電極90
を配置すると共に、第2のモジュール基板82の内部に
当該第2のコンデンサの他方電極93を配置した点に構
成上の特徴がある。
【0039】第1のコンデンサの電極(一方電極84と
他方電極87)間隔及び第2のコンデンサの電極(一方
電極90と他方電極93)間隔は共にdであり、これら
第1及び第2のコンデンサの電極間は、第1及び第2の
モジュール基板81、82の主材料92、95(非導電
素材;絶縁体や誘電体など)と接着剤83で埋められて
おり、また、各電極84、87、90、93はスルーホ
ール85、88、91、94(または配線)を介して任
意の回路若しくはチップ部品などに接続されている。
【0040】このような構成において、図示の構成にお
ける第1のコンデンサ(前記一方電極84と前記他方電
極87によって形成されるコンデンサ)の容量Cは、一
方電極84と前記他方電極87の対向面積(S)、一方
電極84と前記他方電極87の間に介在する材料(第1
及び第2のモジュール基板81、82の主材料92、9
5及び接着剤83)の誘電率(ε)及び一方電極84と
前記他方電極87の距離(d)によって一義的に決定さ
れる。また、図示の構成における第2のコンデンサ(前
記一方電極90と前記他方電極93によって形成される
コンデンサ)の容量Cも同様に、前記一方電極90と前
記他方電極93の対向面積(S)、前記一方電極90と
前記他方電極93の間に介在する材料(第1及び第2の
モジュール基板81、82の主材料92、95及び接着
剤83)の誘電率(ε)及び前記一方電極90と前記他
方電極93の距離(d)によって一義的に決定される。
【0041】したがって、本実施の形態によれば、二つ
のモジュール基板81、82を接合して一体化するに際
し、個別のコンデンサ用チップ部品を必要とすることな
く、容量結合により両基板を接合して表面実装部品80
を製作することができるから、製作コストの削減と、表
面実装部品80の高さ低減とを共に達成できるという格
別有益なメリットが得られる。
【0042】なお、本実施の形態においては、第1及び
第2のコンデンサの各電極84、87、90、93を、
第1及び第2のモジュール基板81、82の内部に実装
して、それぞれを“非露出電極”としているが、これに
限定されない。各電極84、87、90、93を、第1
及び第2のモジュール基板81、82の接合面(接着剤
83の塗布面)に露出させて、それぞれを“露出電極”
としてもよい。したがって、本実施の形態における第1
及び第2のコンデンサの各電極84、87、90、93
は、それぞれ、本発明の要旨に記載の“露出若しくは非
露出電極”に相当する。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、モジュール基板の内部
にコンデンサが実装されるので、そのコンデンサを用い
た容量結合によって、接合対象基板との電気的接続が行
われる。したがって、容量結合用のチップ部品を不要化
することができ、実装コストや部品コストの削減を図
り、且つ、実装高の低下も実現した表面実装部品を提供
することができる。
【0044】また、本発明によれば、第1及び第2のモ
ジュール基板のそれぞれに、トランスの1次巻き線と2
次巻き線が実装されるので、そのトランスを用いた磁気
結合によって、接合対象基板との電気的接続が行われ
る。したがって、磁気結合用のチップ部品を不要化する
ことができ、実装コストや部品コストの削減を図り、且
つ、実装高の低下も実現した表面実装部品を提供するこ
とができる。
【0045】また、本発明によれば、第1及び第2のモ
ジュール基板のそれぞれに、コンデンサの一方電極と他
方電極が実装されるので、そのコンデンサを用いた容量
結合によって、第1及び第2のモジュール基板同士の電
気的接続が行われる。したがって、容量結合用のチップ
部品を不要化することができ、製造コストや部品コスト
の削減を図り、且つ、背丈の低い表面実装部品を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の構造図である。
【図2】第2の実施形態の構造図である。
【図3】第3の実施形態の構造図である。
【図4】第4の実施形態の構造図である。
【図5】第5の実施形態の構造図である。
【図6】従来例の構造図である。
【符号の説明】
20 表面実装部品 21 モジュール基板 25 露出電極 23 マザー基板(接合対象基板) 24 対応電極 26 一方電極 30 表面実装部品 31 モジュール基板 35 露出電極 36 マザー基板(接合対象基板) 37 対応電極 39 一方電極 51 第1のモジュール基板 52 第2のモジュール基板 53 露出電極 54 露出電極 55 第1のループコイル導体 56 第2のループコイル導体 60 表面実装部品 61 モジュール基板 62a 露出電極 75 第2の内部電極(一方電極) 80 表面実装部品 81 第1のモジュール基板 82 第2のモジュール基板 84 一方電極(露出若しくは非露出電極) 87 他方電極(露出若しくは非露出電極) 90 一方電極(露出若しくは非露出電極) 94 他方電極(露出若しくは非露出電極)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電体と非導電体との積層構造をとるモ
    ジュール基板を有し、該モジュール基板に設けられた露
    出電極と接合対象基板の対応電極とを接合することによ
    り、前記接合対象基板に表面実装される表面実装部品に
    おいて、 前記露出電極それ自体または前記露出電極に電気的に接
    続された前記導電体の一部をコンデンサの一方電極とし
    て用いることを特徴とする表面実装部品。
  2. 【請求項2】 第1及び第2のモジュール基板の所定面
    同士を張り合わせて一体化することが可能な表面実装部
    品であって、 前記第2のモジュール基板の張り合わせ面に第2のルー
    プコイル導体を形成すると共に、前記第1のモジュール
    基板の非張り合わせ面で且つ前記第2のモジュール基板
    の張り合わせ面の対向面に第1のループコイル導体を形
    成し、該第1のループコイル導体の両端に露出電極を形
    成したことを特徴とする表面実装部品。
  3. 【請求項3】 第1及び第2のモジュール基板の所定面
    同士を張り合わせて一体化することが可能な表面実装部
    品であって、 前記第1のモジュール基板の前記所定面に形成された露
    出若しくは非露出電極それ自体または該露出若しくは非
    露出電極に電気的に接続された前記導電体の一部をコン
    デンサの一方電極として用い、且つ、前記第2のモジュ
    ール基板の前記所定面に形成された露出若しくは非露出
    電極それ自体または該露出若しくは非露出電極に電気的
    に接続された前記導電体の一部をコンデンサの他方電極
    として用いることを特徴とする表面実装部品。
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