JP2003067433A - 冗長動作検出装置およびその検出方法ならびに動作停止回路の挿入方法 - Google Patents

冗長動作検出装置およびその検出方法ならびに動作停止回路の挿入方法

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JP2003067433A
JP2003067433A JP2001254133A JP2001254133A JP2003067433A JP 2003067433 A JP2003067433 A JP 2003067433A JP 2001254133 A JP2001254133 A JP 2001254133A JP 2001254133 A JP2001254133 A JP 2001254133A JP 2003067433 A JP2003067433 A JP 2003067433A
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Hideki Shoyama
英樹 庄山
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Renesas Micro Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体集積回路の低消費電力実現のための回路
設計工程における、低消費電力実現の部分に、静的に非
動作モード時に動作してしまう回路を検出し、動作停止
回路を挿入する冗長動作検出装置および動作停止回路の
挿入方法を提供する。 【解決手段】イネーブル信号で論理を選択するセレクタ
回路と、前記セレクタ回路で特定の論理が選択されない
場合に、前記特定の論理に該当する論理回路群の信号を
停止するよう、前記セレクタ回路の論理の入力信号部分
に前記イネーブル信号で停止する論理停止回路とを具備
する冗長動作検出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冗長動作検出装置
および動作停止回路の挿入方法に関し、特に、半導体集
積回路の低消費電力実現のための回路設計工程におけ
る、低消費電力実現の部分に、回路の稼働率を求めるこ
となく、静的に非動作モード時に動作してしまう回路を
検出し、動作停止回路を挿入する冗長動作検出装置およ
び動作停止回路の挿入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路は、その集積度が
高集積になり、大型化する傾向にある。その結果、半導
体集積回路の消費電力も大きくなりつつある。
【0003】半導体集積回路の設計時に、消費電力の少
ない論理回路生成するゲーテッドクロック設計手法も、
一般的に、周知である。
【0004】一方、半導体集積回路のテスト時に、主回
路の他にテスト回路を設計しておき、このテスト回路を
用いて、半導体集積回路のテストをする手法が周知であ
る。
【0005】また、このテスト回路は、通常動作時には
停止させておくよう設計される。さらに、停止可能なモ
ードの通常動作回路も、停止させておくよう設計され
る。
【0006】上述した従来の半導体集積回路の設計手法
は、例えば、特開平11−149496号公報または特
開2000−341093号公報に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術では、テスト回路の通常動作時や、停止可能なモ
ードの通常動作回路は停止させておきたいが、そのため
には設計者による動作停止回路の作り込みが必要であっ
た。この人手における作業では大規模な回路に対応でき
ず、かつ人為的なミスを混入する問題があった。
【0008】また、既存のゲーテッドクロックの設計手
法では、 (1)停止する回路の単位がクロックであるために、同
一FFに接続される特定の論理回路のみを停止すること
はできない。例えば、該当端子には通常動作するFFで
論理を受けるが通常動作時には停止可能なテスト回路が
挙げられる。 (2)一段目のFFへの論理は必ず動作するため、FF
に入力する論理を停止させるわけではない。 (3)組み合わせ回路のみで構成される回路には無効で
ある。 という問題があった。
【0009】したがって、本発明の目的は、上記問題を
解決した半導体集積回路の低消費電力実現のための回路
設計工程における、低消費電力実現の部分に、回路の稼
働率を求めることなく、静的に非動作モード時に動作し
てしまう回路を検出し、動作停止回路を挿入する冗長動
作検出装置および動作停止回路の挿入方法を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の冗長動作検出装
置は、イネーブル信号で論理を選択するセレクタ回路
と、前記セレクタ回路で特定の論理が選択されない場合
に、前記特定の論理に該当する論理回路群の信号を停止
するよう、前記セレクタ回路の論理の入力信号部分に前
記イネーブル信号で停止する論理停止回路とを具備する
構成である。
【0011】また、本発明の冗長動作検出装置の冗長動
作検出動作検出方法は、作業者から指定された情報によ
り前記セレクタ回路を探索し、作業者からイネーブル信
号が指定されれば、前記イネーブル信号のファンアウト
を探索し、作業者からイネーブル信号が指定されていな
ければ、前記セレクタ回路を取得するセレクタ回路探索
ステップと、前記セレクタ回路の各ファンインを、論理
の切り口まで順次たどっていき探索するファンイン探索
ステップと、前記セレクタ回路に入力する論理毎にファ
ンインのリストを作成するファンインリスト作成ステッ
プと、前記ファンイン探索ステップの探索中に、動作停
止回路またはイネーブル信号が見つかった場合は、前記
動作停止回路または前記イネーブル信号も論理の切り口
として扱い、ファンインリストに格納するリスト格納ス
テップとを備える構成である。
【0012】また、本発明の冗長動作検出装置の冗長動
作検出動作検出方法は、前記論理の切り口であるイネー
ブル信号のファンアウトとセレクタ回路の間に、バッフ
ァなどの論理が変化しないものを除く論理回路が含まれ
ていた場合、作業者の指定した論理の切り口であるイネ
ーブル信号をイネーブル信号として処理せず、セレクタ
回路の直前の該当論理回路のファンアウトをイネーブル
信号として処理し、作業者から指定されたもとの論理の
切り口のイネーブル信号と、新しく処理対象となったイ
ネーブル信号を作業者に通知する構成である。
【0013】さらにまた、本発明の冗長動作検出装置の
動作停止回路の挿入方法は、冗長動作検出動作検出方法
の後に、動作ファンインリストの回路の直後にイネーブ
ル信号により回路の信号を停止する論理を持つ動作停止
回路を挿入する動作停止回路挿入工程を備える。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を以下に詳述する。
【0015】まず、本発明の特徴は、半導体集積回路の
低消費電力実現のための回路設計工程における、低消費
電力実現の部分に、回路の稼働率を求めることなく、静
的に非動作モード時に動作してしまう回路を検出し、動
作停止回路を挿入する手法を実現したことにある。
【0016】図1を参照すると、本発明の実施の形態の
冗長動作検出装置100は、論理を選択するセレクタ回
路101を含む回路で、セレクタ回路101の論理の入
力信号部分にイネーブル信号102で停止する論理停止
回路103を挿入し、セレクタ回路101で特定の論理
が選択されない場合に、該当する論理回路108の信号
を停止する。
【0017】図2は、本発明の実施の形態の冗長動作検
出装置100を実現するコンピュータの構成を示すブロ
ック図である。
【0018】図2を参照すると、本発明の実施の形態の
冗長動作検出装置100を実現するコンピュータの構成
は、作業者に回路図やメッセージを表示するグラフィッ
クディスプレイ201と、作業者が装置に対して指示を
与えるキーボード202およびマウス203と、演算を
行うCPU204と、本発明の方式をソフトウエアとし
て格納したり、演算結果を格納したりする内部記憶部2
06と、回路情報やプログラム実行ログを格納する外部
記憶部207を具備する。
【0019】図8に、本発明を適用したLSI設計のフ
ローを示す。作業者がRTL作成ステップD1で動作記
述であるRTLを作成し、論理合成ステップD2で論理
合成装置を用いてRTLからネットリストを作成し、消
費電力削減ステップD3において、本発明によりネット
リストに消費電力を削減する動作停止回路を挿入し、レ
イアウト設計ステップD4において、半導体集積回路の
各素子を配置する、および、半導体集積回路の各素子の
接続を行う。
【0020】ここでは、消費電力削減ステップD3は、
レイアウト設計ステップD4の前に行っているが、回路
構成が確定していればよいので、レイアウト設計ステッ
プD4の後などに行ってもよい。
【0021】次に、図3のフローチャートと図4のブロ
ック図を参照して、本発明の第1の実施の形態の冗長動
作検出装置の動作について詳細に説明する。図4では、
参照符号406がイネーブル端子であり、参照符号40
1がセレクタ回路である。
【0022】本発明の第1の実施の形態の冗長動作検出
装置400は、セレクタ回路探索スッテプF1におい
て、作業者から指定された情報よりセレクタ回路401
を探索する。作業者からイネーブル信号406が指定さ
れれば、イネーブル信号406のファンアウト407を
探索し、セレクタ回路探索スッテプF12にてセレクタ
回路401を取得する。
【0023】もし、論理の切り口であるイネーブル信号
406のファンアウト407とセレクタ回路401の間
に、バッファなどの論理が変化しないものを除く論理回
路が含まれていた場合、作業者の指定した論理の切り口
である本来のイネーブル信号をイネーブル信号として処
理せず、セレクタ回路401の直前の該当論理回路(4
08、409)のファンアウトをイネーブル信号として
処理することとする。この際、作業者から指定されたも
との論理の切り口のイネーブル信号と、新しく処理対象
となったイネーブル信号を作業者に通知する。
【0024】セレクタ回路401は、マルチプレクサの
ように特定のライブラリのセルを指定する。または、イ
ンスタンス名に特定のサフィックスがあるものを指定す
るなど、他の通常論理ゲートと見分けがつくように指定
するとよい。
【0025】不特定多数のイネーブルがあるなどの理由
で、作業者がイネーブル信号の代わりに直接セレクタ回
路を指定した場合、イネーブル信号探索ステップF13
にてセレクタ回路401のセレクタ信号のファンイン
(402、403、404)を、設計者が指定した属性
の回路を、例えばFF,階層の切り口,外部入力端子
(以下、論理の切り口という)まで順次たどっていき、
論理の切り口をイネーブル信号として取得する。
【0026】作業者からイネーブル信号406が指定さ
れ場合と同様に、もし、論理の切り口であるイネーブル
信号406のファンアウト407とセレクタ回路401
の間にバッファなどの論理が変化しないものを除く論理
回路が含まれていた場合、作業者の指定した論理の切り
口である本来のイネーブル信号をイネーブル信号として
処理せず、セレクタ回路の直前の該当論理回路のファン
アウトをイネーブル信号として処理することとする。こ
の際、作業者から指定されたもとの論理の切り口のイネ
ーブル信号と、新しく処理対象となったイネーブル信号
を作業者に通知する。
【0027】イネーブル信号が”0”論理の場合に、セ
レクタ回路401の”1”論理が停止する。
【0028】動作停止回路探索ステップF2において
は、各ファンイン探索ステップF21にてセレクタ回路
401の各ファンインを、論理の切り口まで順次たどっ
ていき探索する。
【0029】各ファンインリスト作成ステップF22に
おいては、セレクタ回路401に入力する論理毎にファ
ンインのリストを作成する。探索中に動作停止回路やイ
ネーブル信号が見つかった場合は、それらも論理の切り
口として扱い、ファンインリストに格納する。
【0030】ただし、動作停止回路が現在着目している
イネーブル信号に対するものではない場合は、ここでは
ファンインとして扱わず、探索を継続する。
【0031】図4に示すセレクタ回路401の”0”論
理のファンインリストにファンイン(402、403)
を格納し、セレクタ回路の”1”論理のファンインリス
トにファンイン(403、404)を格納する。
【0032】セレクタ回路401の各論理のファンイン
リストを作成後、動作停止ファンインリスト作成ステッ
プF24にて、イネーブル信号406により停止する論
理のファンインリストから、イネーブル信号406によ
り停止しない通常動作論理のファンインリストに含まれ
る要素を差し引いたものを動作停止ファンインリストと
して作成する。
【0033】動作停止ファインリスト中に、すでに現在
着目しているイネーブル端子による動作停止回路が挿入
されていた場合は、処理が不要であるため該当動作停止
回路を動作停止ファンインリストから削除する。
【0034】また、停止する回路の論理段数が非常に少
ない、タイミングや面積の制約が大きいなどの理由で、
動作停止回路を挿入することにより面積の増加やタイミ
ング悪化のデメリットの方が大きい場合は、探索した論
理の切り口を動作停止対象外とし動作停止ファンインリ
ストに含めず、その旨作業者に通知する。
【0035】本処理の該当個所の指定方法は、作業者が
直接パスや論理段数を指定する、タイミング解析装置が
タイミング制約の厳しいパスを指定する、レイアウト装
置や論理合成装置が面積制約の厳しい回路の範囲を指定
するなどが考えられる。
【0036】図4で動作停止ファンインリストには、”
1”論理のファンインリストにファンイン(403、4
04)から、”0”論理のファンインリストのファンイ
ン(402、403)を差し引いた残りのファンイン4
04を格納する。
【0037】動作停止回路挿入ステップF3において
は、動作ファンインリストの回路の直後にイネーブル信
号により回路の信号を停止する論理を持つAND素子や
OR素子の動作停止回路を挿入する。
【0038】動作停止回路は、特定のライブラリのセル
を指定する、もしくはインスタンス名に特定のサフィッ
クスがあるものを指定するなど、他の通常論理ゲートと
見分けがつくように動作停止回路挿入ステップF32に
て挿入する。イネーブル信号と挿入する動作停止回路が
離れていた場合にバッファリングするかどうかは、設計
者が指定する。
【0039】図4では、イネーブル信号406が”1”
の場合に、値が固定する回路としてAND素子405を
動作停止回路として挿入している。
【0040】もし、動作停止回路が挿入されているかど
うかの検証のみであれば、検証結果表示ステップF33
にて、作業者に検証結果を通知し、動作停止回路の挿入
は行わない。
【0041】回路に、次に述べるようなエラーがあれ
ば、検証結果にエラーも合わせて通知する。動作停止フ
ァンインリスト中に動作停止回路以外が含まれていた場
合、動作停止回路として動作していないためエラーであ
る。
【0042】動作停止回路のファンインであっても、そ
のファインがイネーブル信号に接続されていない、また
は、イネーブル信号によって動作停止回路のファンアウ
トが固定値とならない論理であればエラーである。
【0043】動作停止回路のファンインに論理の変更が
ないバッファが挿入されていた場合、無視してファンイ
ンを探索するかどうかは設計者が指定する。
【0044】次に、本発明の第2の実施の形態の冗長動
作検出装置を、図5を参照して、一つの論理の切り口に
対して複数のイネーブル信号と動作停止回路の組み合わ
せがある場合の回路構成について説明する。
【0045】図5を参照すると、本発明の第2の実施の
形態の冗長動作検出装置500は、それぞれのイネーブ
ル信号(M1A,M1B,M1C)に対し、本発明の処
理を繰り返すことで、これらのイネーブル信号(M1
A,M1B,M1C)に対してそれぞれ論理停止回路
(M2A,M2B,M2C)が生成される。これらの論
理停止回路(M2A,M2B,M2C)は、論理最適化
し、複合組み合わせ回路としてもよい。
【0046】図4では、イネーブル信号406が”0”
論理の場合に、セレクタ回路401の”1”論理が停止
した例を示した。しかしながら、イネーブル信号406
が特定の値の場合のみ動作する論理の切り口が他にあれ
ば、より消費電力を削減可能である。
【0047】ここで図6を参照し、イネーブル信号60
6(図4のイネーブル信号406に相当)が”0”論理
で停止する動作停止回路605を作成する方法を説明す
る。
【0048】すでに動作停止回路を作成したイネーブル
の論理”0”以外、つまり論理”1”について、回路が
停止するように、図4の回路に対し、本発明の実施の形
態を繰り返す。
【0049】ここでは、イネーブル信号が”1”で値が
固定する動作停止回路621としてOR素子を用いてい
る。
【0050】本処理により、ファンイン602も停止す
ることができ、イネーブル信号606が”0”論理,”
1”論理のいづれの場合においても冗長な回路を停止
し、消費電力を削減することが可能となる。
【0051】次に、本発明の第3の実施の形態の冗長動
作検出装置を、イネーブル信号が組み合わせ回路により
制御されている場合の処理の例を図7を参照して説明す
る。
【0052】図7は、イネーブル信号E1A,E1Bが
デコーダE4によりデコードされてセレクタ回路に接続
されている回路である。
【0053】作業者が図3のステップF11において、
セレクタ回路(E3A,E3B,E3C,E3D)を指
定した場合は、図3のスッテプF13において、その直
前の回路E4のファンアウト信号(E4A,E4B,E
4C,E4D)をそれぞれイネーブル信号として探索す
る。
【0054】作業者が図3のスッテプF11において、
イネーブル信号E2A,E2Bを指定した場合は、図3
のスッテプF12においてセレクタ回路をE3A,E3
B,E3C,E3Dとして探索する。また、イネーブル
信号はデコーダE4のファンアウト信号(E4A,E4
B,E4C,E4D)に置き換えられる。
【0055】以降、本発明の実施の形態の手順により、
作業者が指定したイネーブル信号でエンコードされたセ
レクタ回路に対する動作停止回路の挿入が可能となる。
【0056】次に、本発明の第4の実施の形態の冗長動
作検出装置の検出方法について説明する。
【0057】図の動作停止回路挿入(スッテプF3)後
に、本発明の装置から出力された回路を、論理合成装置
やタイミング解析装置などにより新たな面積制約やタイ
ミング制約などの設計制約の違反がないかを解析する。
【0058】設計制約を違反している場合、上記の装置
から制約違反個所を本発明の装置に動作停止対象外の個
所として指定する。
【0059】本発明の実施の形態の図3のスッテプF2
4において、動作停止ファインインリストにすでに着目
しているイネーブル信号による動作停止回路が挿入され
ていた場合は、動作停止ファンインリストから該当動作
停止回路を削除するが、本発明の第4の実施の形態にお
いては、それに加え、回路上からも該当動作停止回路を
削除する。
【0060】本処理のように、実際に動作停止回路を挿
入した回路を検証し、その結果を再度、本発明の装置で
処理することで、回路の設計制約を違反することなく、
効率よく消費電力削減をすることが可能となる。
【0061】次に、本発明の第5の実施の形態の冗長動
作検出装置の検出方法について説明する。
【0062】図3の動作停止回路挿入(スッテプF3)
後に、本発明の装置から出力された回路を、動的なトグ
ル情報を用いた消費電力解析装置や消費電力削減装置に
より消費電力削減の効果を解析する。
【0063】この際、必要に応じて、消費電力削減の効
果の解析だけでなく、本発明の処理を施した回路に本発
明と異なる従来のゲーテッドクロックなどの消費電力削
減手法を適用することで、より消費電力を削減すること
も可能である。
【0064】消費電力削減効果の影響が少ないと作業者
が判断した場合、上記の装置から出力された該当個所を
本発明の装置に動作停止対象外の個所として指定する。
【0065】図3のスッテプF24においては、本発明
の第4の実施の形態の冗長動作検出装置と同様に、回路
上からも該当動作停止回路を削除する。
【0066】本処理により、静的判断だけでなく動的判
断も加え、効率よく消費電力削減をすることが可能とな
る。
【0067】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明による効果
は、平均して各論理素子の入力端子が2本、1つの論理
の段数が10段、全論理の切り口に占める一度のイネー
ブル信号により動作停止可能な論理の切り口の割合が1
0%、1,000,000ゲートの回路中にマルチプレ
クサが1,000個と仮定して、((2本)の10段
乗)×10%×1,000個=102,400個の論理
素子を停止することができ、約10%の消費電力削減と
なる。
【0068】更に、設計者の作り込みが自動化できるこ
とで、人為ミスを防ぎ、消費電力削減における設計の後
戻りをなくすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の冗長動作検出装置のブロ
ック図である。
【図2】図1に示す本発明の実施の形態の冗長動作検出
装置を実現するコンピュータの構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図1に示す本発明の第1の実施の形態の冗長動
作検出装置による処理フローである。
【図4】本発明の第1の実施の形態の冗長動作検出装置
のブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の冗長動作検出装置
のブロック図である。
【図6】イネーブル信号66(図4のイネーブル信号6
に相当)が0論理で停止する動作停止回路65を作成す
る方法を説明する図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の冗長動作検出装置
のブロック図である。
【図8】本発明を適用したLSI設計のフローである。
【符号の説明】
100,400,500,600,700 冗長動作
検出装置 101,401,512,513,514,601
セレクタ回路 201 グラフィックディスプレイ 202 キーボード 203 マウス 204 CPU 205 バス 206 内部記憶部 207 外部記憶部 402,403,404,511,602,603,6
04,711 ファンイン 405,605,621 動作停止回路 F1〜F33 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/82 G06F 1/00 332Z H03K 19/00 H01L 21/82 S Fターム(参考) 5B011 EA09 LL01 5B046 AA08 BA03 JA01 5F064 BB03 BB04 BB26 FF07 FF15 HH02 5J056 AA03 BB17 BB60 CC00 FF07 FF08 GG14

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イネーブル信号で論理を選択するセレク
    タ回路と、前記セレクタ回路で特定の論理が選択されな
    い場合に、前記特定の論理に該当する論理回路群の信号
    を停止するよう、前記セレクタ回路の論理の入力信号部
    分に前記イネーブル信号で停止する論理停止回路とを具
    備することを特徴とする冗長動作検出装置。
  2. 【請求項2】 前記論理回路群は、タイミングが切れる
    論理の切り口から前記セレクタ回路の論理の入力信号部
    分に構成される請求項1記載の冗長動作検出装置。
  3. 【請求項3】 前記一つの論理の切り口に対して、複数
    のイネーブル信号と動作停止回路の組み合わせで構成さ
    れる請求項1または2記載の冗長動作検出装置。
  4. 【請求項4】 前記イネーブル信号は、組み合わせ回路
    により制御される請求項1、2または3記載の冗長動作
    検出装置。
  5. 【請求項5】 前記組み合わせ回路は、デコーダ回路で
    ある請求項4記載の冗長動作検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の冗長動作検出装置の冗長
    動作検出動作検出方法であって、 作業者から指定された情報により前記セレクタ回路を探
    索し、作業者からイネーブル信号が指定されれば、前記
    イネーブル信号のファンアウトを探索し、作業者からイ
    ネーブル信号が指定されていなければ、前記セレクタ回
    路を取得するセレクタ回路探索ステップと、 前記セレクタ回路の各ファンインを、論理の切り口まで
    順次たどっていき探索するファンイン探索ステップと、
    前記セレクタ回路に入力する論理毎にファンインのリス
    トを作成するファンインリスト作成ステップと、前記フ
    ァンイン探索ステップの探索中に、動作停止回路または
    イネーブル信号が見つかった場合は、前記動作停止回路
    または前記イネーブル信号も論理の切り口として扱い、
    ファンインリストに格納するリスト格納ステップとを備
    えることを特徴とする冗長動作検出動作検出方法。
  7. 【請求項7】 前記論理の切り口であるイネーブル信号
    のファンアウトとセレクタ回路の間に、バッファなどの
    論理が変化しないものを除く論理回路が含まれていた場
    合、作業者の指定した論理の切り口であるイネーブル信
    号をイネーブル信号として処理せず、セレクタ回路の直
    前の該当論理回路のファンアウトをイネーブル信号とし
    て処理し、作業者から指定されたもとの論理の切り口の
    イネーブル信号と、新しく処理対象となったイネーブル
    信号を作業者に通知する請求項6記載の冗長動作検出動
    作検出方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の冗長動作検出動
    作検出方法の後に、動作ファンインリストの回路の直後
    にイネーブル信号により回路の信号を停止する論理を持
    つ動作停止回路を挿入する動作停止回路挿入工程を備え
    る動作停止回路の挿入方法。
  9. 【請求項9】 前記動作停止回路は、他の通常論理ゲー
    トと見分けがつくように、特定のライブラリのセルを指
    定するまたはインスタンス名に特定のサフィックスがあ
    るものを指定する請求項8記載の動作停止回路の挿入方
    法。
  10. 【請求項10】 前記動作停止回路は、AND素子であ
    る請求項9記載の動作停止回路の挿入方法。
  11. 【請求項11】 前記動作停止回路は、OR素子である
    請求項9記載の動作停止回路の挿入方法。
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