JP2003066691A - 電子写真式印刷装置 - Google Patents

電子写真式印刷装置

Info

Publication number
JP2003066691A
JP2003066691A JP2001254195A JP2001254195A JP2003066691A JP 2003066691 A JP2003066691 A JP 2003066691A JP 2001254195 A JP2001254195 A JP 2001254195A JP 2001254195 A JP2001254195 A JP 2001254195A JP 2003066691 A JP2003066691 A JP 2003066691A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corona discharge
toner
discharge device
restoring
continuous paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001254195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3849761B2 (ja
Inventor
Yukio Otome
幸雄 乙▲め▼
Isao Nakajima
勇夫 中嶋
Yukinori Sakuma
行則 佐久間
Takashi Rokutanda
崇 六反田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2001254195A priority Critical patent/JP3849761B2/ja
Publication of JP2003066691A publication Critical patent/JP2003066691A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3849761B2 publication Critical patent/JP3849761B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】どのような用紙幅の連続紙を使用しても常に印
刷品質が良好な電子写真式印刷装置を得る。 【解決手段】使用する連続紙の幅がトナー帯電極性復元
用コロナ放電装置のコロナ放電長さに比べて短い場合に
は、対向した2個のトナー帯電極性復元用コロナ放電装
置の間で、かつ連続紙がなく、2個のトナー帯電極性復
元用コロナ放電装置のワイヤ同士が直接対向する部分
に、絶縁性部材を配置し、使用する連続紙の幅が変わっ
た場合には、その幅に応じて絶縁性部材の長さを変える
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面、多色印刷可
能な電子写真式印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真式印刷装置の例を図5、
図6を用いて説明する。図5において、作像装置1で
は、帯電用コロナ放電装置12のワイヤに−8〜−4k
vの電圧を印加し、コロナ放電を発生させることによっ
て、有機感光体11は負の電位に帯電し、次にLEDプ
リントヘッド13は有機感光体11に光を照射し、その
部分の電荷が除去され、潜像が形成される。現像装置1
4は負に帯電した黒色トナー15を潜像が形成された部
分に付着させて現像する。転写用コロナ放電装置16の
ワイヤに+4〜+8kvの電圧を印加し、コロナ放電を
発生させることによって、正の電荷が搬送装置24によ
って搬送される連続紙17に付与され、連続紙17が正
の電位に帯電すると、有機感光体11上の黒色トナー1
5は連続紙17から静電気力で引きつけられ、転写され
る。ここで黒色トナー15が転写された連続紙17の面
を第1面、その反対の面を第2面と呼ぶことにする。
【0003】転写後の有機感光体11に残ったトナーは
清掃装置18によって清掃される。有機感光体11は、
接地された金属製の円筒に有機感光体が被膜された構造
を持つ。作像装置2、3は、作像装置1と同じ構成であ
り、かつトナーの帯電極性、帯電用コロナ放電装置、転
写用コロナ放電装置のワイヤに印加する電圧極性も作像
装置1と同じであるが、作像装置2は、連続紙17の第
2面に黒色トナー19を転写し、作像装置3は、連続紙
17の第1面に赤色トナー20を転写する。連続紙17
に転写された黒色トナー15、黒色トナー19、赤色ト
ナー20は、定着装置21によって加熱されて連続紙1
7に定着する。作像装置1、2、3において、構成、ト
ナー帯電極性、ワイヤ印加電圧の極性を同じにするの
は、できるだけ部品や電圧印加用電源を共通化した方が
製造コストを低くすることが出来るためである。
【0004】また、作像装置2と作像装置3の間には、
第1トナー帯電極性復元用コロナ放電装置22、第2ト
ナー帯電極性復元用コロナ放電装置23が設置されてい
るが、この設置理由を次に記す。作像装置1によって連
続紙17の第1面に転写された黒トナー15は負の帯電
極性を持っているが、連続紙17が搬送されるに従い、
黒トナー15は作像装置2を通過する。
【0005】この通過の際、黒トナー15は、作像装置
2の転写用コロナ放電装置に向かい合うため、転写用コ
ロナ放電装置によって正の電荷が付与され、黒トナー1
5の帯電極性は正になる。この状態のまま、黒トナー1
5が次に作像装置3に到達すると、作像装置3の有機感
光体と接触するが、この有機感光体は負に帯電している
ため、黒トナー15は有機感光体に静電気力で引きつけ
られ、連続紙17から作像装置3の有機感光体に転写
し、連続紙17上のトナー画像が劣化してしまう。
【0006】この問題を防止するために、第1トナー帯
電極性復元用コロナ放電装置22、第2トナー帯電極性
復元用コロナ放電装置23が作像装置2と作像装置3の
間に設置されており、第1トナー帯電極性復元用コロナ
放電装置22のワイヤには−8〜−4kvの電圧を印加
してコロナ放電を発生させ、かつ第2トナー帯電極性復
元用コロナ放電装置23のワイヤには+4〜+8kvの
電圧を印加してコロナ放電を発生させることによって、
連続紙17上の黒トナー15に負の電荷が付与され、帯
電極性を正から元の負に復元する。この場合には、黒ト
ナー15は作像装置3の有機感光体に転写されないの
で、トナー画像を良好に保つことができる。
【0007】図5に示す従来の電子写真式印刷装置で
は、作像装置を3個使用しているが、連続紙の両面にフ
ルカラーの印刷を行うために(連続紙の両面にイエロ
ー、マゼンタ、シアン、黒のトナーを転写、定着するた
めに)、8個の作像装置を連続紙搬送経路の両側に交互
に配置した従来の電子写真式印刷装置では、上記と同様
な理由から、2番目の作像装置以降の隣り合った作像装
置間にそれぞれ2個のトナー帯電極性復元用コロナ放電
装置が必要になる。この場合、対向した2個のトナー帯
電極性復元用コロナ放電装置は合計6組必要になる。こ
のように作像装置を少なくとも3個有し、かつ連続紙が
移動するに従って連続紙のおもて面と裏面に交互に感光
体からトナーが転写されるように、それらの作像装置を
連続紙搬送経路の両側に交互に配置した従来の電子写真
式印刷装置では、印刷品質を良好に保つため、2番目以
降の作像装置について、隣り合った作像装置間に、対向
した2個のトナー帯電極性復元用コロナ放電装置を設置
する必要があったが、使用可能な最大用紙幅に比べて短
い用紙幅の連続紙を使用した場合、用紙幅方向におい
て、対向した2個のトナー帯電極性復元用コロナ放電装
置のワイヤ間に連続紙がある領域と、連続紙がなく、ワ
イヤが直接対向する領域ができる。
【0008】この対向した2個のトナー帯電極性復元用
コロナ放電装置のワイヤには、極性が逆の高電圧がそれ
ぞれ印加されているため、ワイヤが直接対向した領域で
は、ワイヤ間に静電気力が働くことによってワイヤが引
き付け合うが、このワイヤ間に働く静電気力とワイヤ固
定用張力によってワイヤに大きな振動が発生すると、火
花放電が発生し、印刷装置にノイズが発生することによ
って電気部品が壊れたり、印刷が停止するという不具合
が発生するため、使用する連続紙17の幅と同じワイヤ
長のトナー帯電極性復元用コロナ放電装置を使用した
り、使用する連続紙17の幅がトナー帯電極性復元用コ
ロナ放電装置のコロナ放電長さに比べて短い場合には、
図6に示すように、対向した第一トナー帯電極性復元用
コロナ放電装置22と第二トナー帯電極性復元用コロナ
放電装置23の間に、かつそのトナー帯電極性復元用コ
ロナ放電装置のワイヤ26、27が直接対向する部分
に、絶縁性部材30を配置していた。このようにすれ
ば、ワイヤと対向した絶縁性部材30の面は、その対向
したワイヤの印加電圧と同じ極性の電圧に帯電するた
め、ワイヤ間に働く静電気力はなくなり、どのような用
紙幅を使用しても、ワイヤ同士間の静電気力は増加せ
ず、ワイヤは振動しない。ワイヤ26とワイヤ27が直
接対向する部分に配置する部材を絶縁性部材としたが、
絶縁された導電性部材でも同様の効果が得ることは容易
に類推できる。また配置する部材を接地された導電性部
材にすると、ワイヤと接地された導電性部材の間に静電
気力が働くが、配置しない時に働くワイヤ間の静電気力
に比べて大幅に低減できるので、ワイヤは振動しなくな
る。しかし、このような従来の電子写真式印刷装置の場
合、使用する連続紙の幅を短くすると、対向した2個の
トナー帯電極性復元用コロナ放電装置のワイヤ同士が直
接対向する部分が発生するため、直接対向しないよう
に、ワイヤ長が短いトナー帯電極性復元用コロナ放電装
置に変更する必要があったり、長さの短い絶縁部材、ま
たは電気的に絶縁された導電性部材、または接地された
導電性部材に変更する必要があった。またこのような従
来の電子写真式印刷装置において、トナー帯電極性復元
用コロナ放電装置のワイヤへの高電圧印加は、湿度や気
圧などの環境が変化しても用紙上のトナーに付与される
電荷量を安定化させるため、定電流制御方式によって行
われる。その電流値には、トナー画像が劣化しない範囲
が存在するが、使用する連続紙の用紙幅を変えると、そ
のトナー画像が劣化しない電流値範囲が変化するため、
ある用紙幅に対してトナー画像が劣化しないようにトナ
ー帯電極性復元用コロナ放電装置のワイヤへの印加電流
値を設定すると、別の用紙幅にすると、トナー画像が劣
化してしまうという不具合があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】作像装置を少なくとも
3個有し、かつ連続紙が移動するに従って連続紙のおも
て面と裏面に交互に感光体からトナーが転写されるよう
に、それらの作像装置を連続紙搬送経路の両側に交互に
配置した従来の電子写真式印刷装置では、印刷品質を良
好に保つため、2番目以降の作像装置について、隣り合
った作像装置間に、対向した2個のトナー帯電極性復元
用コロナ放電装置を設置し、かつワイヤ同士が直接対向
しないように、使用する連続紙の用紙幅と同じワイヤ長
のトナー帯電極性復元用コロナ放電装置を使用したり、
使用する連続紙の幅がトナー帯電極性復元用コロナ放電
装置のコロナ放電長さに比べて短い場合には、対向した
2個のトナー帯電極性復元用コロナ放電装置の間に、か
つ2個のトナー帯電極性復元用コロナ放電装置のワイヤ
同士が直接対向する部分に、絶縁部材、または電気的に
絶縁された導電性部材、または接地された導電性部材を
配置していたが、使用する連続紙の用紙幅を変える場合
には、ワイヤ長の異なるトナー帯電極性復元用コロナ放
電装置に変更したり、長さの異なる絶縁部材、または電
気的に絶縁された導電性部材、または接地された導電性
部材に変更する必要があるため、用紙幅に応じたトナー
帯電極性復元用コロナ放電装置や絶縁部材、または電気
的に絶縁された導電性部材、または接地された導電性部
材を用意する必要があり、コストが高くなった。また変
更するために時間や手間がかかるため、容易に用紙幅を
変更することが出来なかった。さらに用紙幅を変えると
印刷品質が劣化するという問題点があった。
【0010】本発明の目的は、信頼性が高く、用紙幅の
変更が容易でかつ短時間に可能で、さらにコストが安
く、用紙幅が変わっても常に良好な印刷品質である電子
写真式印刷装置を得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、使用する連
続紙の幅がトナー帯電極性復元用コロナ放電装置のコロ
ナ放電長さに比べて短い場合には、対向した2個のトナ
ー帯電極性復元用コロナ放電装置の間で、かつ連続紙が
なく、2個のトナー帯電極性復元用コロナ放電装置のワ
イヤ同士が直接対向する部分に、絶縁性部材、または電
気的に絶縁された導電性部材、または接地された導電性
部材を配置し、使用する連続紙の幅が変わった場合に
は、2個の対向したトナー帯電極性復元用コロナ放電装
置のワイヤ同士が直接対向する部分を常に発生させない
ように、絶縁性部材、または電気的に絶縁された導電性
部材、または接地された導電性部材の長さを変えること
によって達成される。
【0012】さらに、その絶縁性部材、または電気的に
絶縁された導電性部材、または接地された導電性部材が
テープ形状になっており、かつそのテープ形状の部材が
巻き取り可能なリール構造のものに収納されていたり、
その絶縁性部材、または電気的に絶縁された導電性部
材、または接地された導電性部材が剛性のある板形状に
なっており、かつその板形状の部材がスライド可能なよ
うに案内溝に実装されていると、容易にその長さを変え
ることが出来、その効果が大きい。さらに対向した2個
のトナー帯電極性復元用コロナ放電装置のワイヤに印加
する電圧の極性は、互いに逆であり、かつ使用する連続
紙の幅に応じて、前記トナー帯電極性復元用コロナ放電
装置のワイヤへの印加電流の絶対値を可変可能にし、か
つ使用する連続紙の幅がWaの時の+電圧印加側トナー
帯電極性復元用コロナ放電装置のワイヤへの印加電流を
|I+a|、−電圧印加側トナー帯電極性復元用コロナ
放電装置のワイヤへの印加電流絶対値を|I-a|と
し、使用する連続紙の幅がWbの時の+電圧印加側トナ
ー帯電極性復元用コロナ放電装置のワイヤへの印加電流
絶対値を|I+b|、−電圧印加側トナー帯電極性復元
用コロナ放電装置のワイヤへの印加電流を|I-b|と
すると、Wa>Wbの時、|I+a|>|I+b|、|I-
a|>|I-b|にすると、使用する連続紙の幅が変わっ
ても、常に印刷品質を良好に保つことが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明からなる電子写真式印刷装
置の基本的な構成例は、図5で示した従来の電子写真式
印刷装置と同じものである。本発明からなる実施例で、
従来の電子写真式印刷装置と異なる部分を、図1、図2
に示す。図1は、本発明からなる電子写真式印刷装置に
おける2個の対向したトナー帯電極性復元用コロナ放電
装置の部分を、概略斜視図で示したものである。図1に
おいて、リール構造の巻き取り装置31にテープ状絶縁
性部材32の端部が固定されており、かつ巻き取り装置
31は、板バネなどによって常に巻き取る方向に力が作
用している。テープ状絶縁性部材32の反対の端部は、
めねじの切られたホルダ33に固定されており、使用す
る連続紙17の幅に応じて、おねじが切られたシャフト
34を回転させることによってホルダ33が移動し、ト
ナー帯電極性復元用コロナ放電装置22、23の用紙が
ない領域に対応するワイヤ部分を、常にテープ状絶縁性
部材32が覆うことが可能になっている。
【0014】図2は、本発明からなる電子写真式印刷装
置における2個の対向したトナー帯電極性復元用コロナ
放電装置の部分を、概略斜視図で示したものである。図
2において、剛性のある板状絶縁性部材35が、案内用
部材36の溝に実装されており、使用する連続紙17の
幅に応じて、板状絶縁性部材35の位置を変えることに
よって、トナー帯電極性復元用コロナ放電装置22、2
3の用紙がない領域に対応するワイヤ部分を、常に板状
絶縁性部材35が覆うことが可能になっている。いま、
テープ状絶縁性部材32、または板状絶縁性部材35を
使用する説明をしたが、上記従来技術で記載しているよ
うに、絶縁性部材でなくても、電気的に絶縁された導電
性部材、または接地された導電性部材であれば同様の効
果がある。
【0015】本発明の実施例では、第一トナー帯電極性
復元用コロナ放電装置22のワイヤに−極性の高電圧、
第二トナー帯電極性復元用コロナ放電装置23のワイヤ
に+極性の高電圧を印加するが、湿度や気圧などの環境
に対する安定性から電流制御方式で高電圧を印加してお
り、その電流値の絶対値は、第一トナー帯電極性復元用
コロナ放電装置22と第二トナー帯電極性復元用コロナ
放電装置23で同じにしている。図4は、横軸にトナー
帯電極性復元用コロナ放電装置のワイヤへの印加電流
値、縦軸に作像装置1によって連続紙17に転写された
黒色トナー19が作像装置2の有機感光体に付着する重
量をとったグラフであり、グラフが示すように用紙幅が
狭い程、黒色トナー19が作像装置2の有機感光体に付
着する重量が最低になる印加電流値の範囲が左にシフト
している。このため、用紙幅に応じてトナー帯電極性復
元用コロナ放電装置のワイヤへの印加電流値を可変可能
にし、図3のグラフのように、使用する連続紙の幅に応
じてトナー帯電量復元用コロナ放電装置22,23への
印加電流値を変えることによって、黒色トナー19が作
像装置2の有機感光体に付着する重量が常に最低になる
ようにしている。
【0016】本発明の実施例では、図3のグラフのよう
に連続紙の幅に応じてトナー帯電量復元用コロナ放電装
置への印加電流値を変えるが、トナー帯電量復元用コロ
ナ放電装置の形状、印刷速度、トナーの物性値などが異
なれば、最適な印加電流値は変化するため、印刷装置に
応じて最適な印加電流値を設定する必要がある。しか
し、2個の対向したトナー帯電極性復元用コロナ放電装
置のワイヤ同士が直接対向する部分を常に発生させない
ように、絶縁性部材、または電気的に絶縁された導電性
部材、または接地された導電性部材の長さを変えるよう
にした電子写真式印刷装置の全てにおいて、どのような
用紙幅においても常に良好な印刷品質を得るためには、
使用する連続紙の幅がWaの時の+電圧印加側トナー帯
電極性復元用コロナ放電装置のワイヤへの印加電流を|
+a|、−電圧印加側トナー帯電極性復元用コロナ放
電装置のワイヤへの印加電流絶対値を|I-a|とし、
使用する連続紙の幅がWbの時の+電圧印加側トナー帯
電極性復元用コロナ放電装置のワイヤへの印加電流絶対
値を|I+b|、−電圧印加側トナー帯電極性復元用コ
ロナ放電装置のワイヤへの印加電流を|I-b|とする
と、Wa>Wbの時、|I+a|>|I+b|、|I-a|>
|I-b|となるように変化させる必要がある。
【0017】ここで、本発明の実施例では、第一トナー
帯電極性復元用コロナ放電装置22のワイヤに−極性の
高電圧、第二トナー帯電極性復元用コロナ放電装置23
のワイヤに+極性の高電圧を印加するようにしたが、−
極性の高電圧を印加する代わりに、交流の高電圧を印加
しても、−極性の高電圧を印加した時と同じように、連
続紙上のトナーに−極性の電荷を与えることが出来るの
で、同様の効果がある。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
作像装置を少なくとも3個有し、かつ用紙が移動するに
従って用紙のおもて面と裏面に交互に感光体からトナー
が転写されるように、それらの作像装置を用紙搬送経路
の両側に交互に配置した電子写真式印刷装置において、
信頼性が高く、用紙幅の変更が容易でかつ短時間に可能
で、さらにコストが安く、用紙幅が変わっても常に良好
な印刷品質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる電子写真式印刷装置の実施例にお
いて、その一部分を示した概略構成図である。
【図2】本発明になる電子写真式印刷装置の別の実施例
において、その一部分を示した概略斜視図である。
【図3】本発明になる電子写真式印刷装置の実施例にお
いて、使用する連続紙の幅に対するトナー帯電量復元用
コロナ放電装置への印加電流絶対値の設定値を示すグラ
フである。
【図4】本発明になる電子写真式印刷装置の実施例にお
いて、トナー帯電量復元用コロナ放電装置への印加電流
絶対値とトナーの感光体への付着重量の関係を示すグラ
フである。
【図5】従来の電子写真式印刷装置の例を示す概略構成
図である。
【図6】従来の電子写真式印刷装置の例において、その
一部分を示した概略斜視図である。
【符号の説明】
1〜3は作像装置、11は有機感光体、12は帯電用コ
ロナ放電装置、13はLEDプリントヘッド、14は現
像装置、15は黒色トナー、16は転写用コロナ放電装
置、17は連続紙、18は清掃装置、19は黒色トナ
ー、20は赤色トナー、21は定着装置、22は第1ト
ナー帯電極性復元用コロナ放電装置、23は第2トナー
帯電極性復元用コロナ放電装置、24は搬送装置、26
〜27はワイヤである。30は絶縁性部材、31は巻き
取り装置、32はテープ状絶縁性部材、33はホルダ、
34はシャフト、35は板状絶縁性部材、36は案内用
部材、である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 六反田 崇 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 Fターム(参考) 2H028 BA05 BC01 BC03 2H030 AA04 AA06 AB02 AD05 BB44 BB46 BB55 BB63 2H200 FA05 FA08 GA03 GA12 GA14 GA16 GA23 GA33 GA47 GB15 GB25 HA12 HB03 HB26 HB40 HB46 JA05 JA18 MB01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体、感光体を帯電する帯電装置、感光
    体に潜像を形成する露光手段、感光体に形成された潜像
    をトナーによって現像する現像機、感光体上のトナーを
    連続紙に転写するために連続紙に感光体上のトナーの帯
    電極性と逆極性の電荷を与える転写用コロナ放電装置お
    よび感光体を清掃する清掃装置を備えた作像装置を少な
    くとも3個有し、かつ用紙が移動するに従って用紙の表
    面と裏面に交互に感光体からトナーが転写されるように
    前記作像装置を用紙搬送経路の両側に交互に配置し、連
    続紙の両面に転写されたトナー像を連続紙に定着する定
    着装置を有し、全ての前記作像装置の現像機中における
    トナーの帯電極性は同じであり、かつ2番目以降の作像
    装置において隣合った作像装置間にそれぞれ対向した2
    個のトナー帯電極性復元用コロナ放電装置を有し、連続
    紙はその対向した2個のトナー帯電極性復元用コロナ放
    電装置の間を通過し、前記トナー帯電極性復元用コロナ
    放電装置は、高電圧が印加されることによってコロナ放
    電するワイヤを有し、かつ使用する連続紙の幅がトナー
    帯電極性復元用コロナ放電装置のコロナ放電長さに比べ
    て短い場合には、前記対向した2個のトナー帯電極性復
    元用コロナ放電装置の間で、かつ連続紙がなく、2個の
    トナー帯電極性復元用コロナ放電装置のワイヤ同士が直
    接対向する部分に、絶縁性部材または電気的に絶縁され
    た導電性部材、または接地された導電性部材を配置した
    電子写真式印刷装置において、使用する連続紙の幅が変
    わった場合に、2個のトナー帯電極性復元用コロナ放電
    装置のワイヤ同士が直接対向する部分を常に発生させな
    いように、前記の絶縁性部材または電気的に絶縁された
    導電性部材、または接地された導電性部材の長さを変え
    ることを特徴とする電子写真式印刷装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電子写真式印刷装置におい
    て、前記の絶縁性部材、または電気的に絶縁された導電
    性部材、または接地された導電性部材がテープ形状にな
    っており、かつそのテープ形状の部材が巻き取り可能な
    リール構造のものに収納されていることを特徴とする電
    子写真式印刷装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の電子写真式印刷装置におい
    て、前記の絶縁性部材、または電気的に絶縁された導電
    性部材、または接地された導電性部材が剛性のある板形
    状になっており、かつその板形状の部材がスライド可能
    なように案内溝に実装されていることを特徴とする電子
    写真式印刷装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかの項に記載の電
    子写真式印刷装置において、前記対向した2個のトナー
    帯電極性復元用コロナ放電装置のワイヤに印加する電圧
    の極性は、互いに逆であり、かつ使用する連続紙の幅に
    応じて、前記トナー帯電極性復元用コロナ放電装置のワ
    イヤへの印加電流の絶対値を可変可能にし、かつ使用す
    る連続紙の幅がWaの時の+電圧印加側トナー帯電極性
    復元用コロナ放電装置のワイヤへの印加電流を|I+
    |、−電圧印加側トナー帯電極性復元用コロナ放電装置
    のワイヤへの印加電流絶対値を|I-a|とし、使用す
    る連続紙の幅がWbの時の+電圧印加側トナー帯電極性
    復元用コロナ放電装置のワイヤへの印加電流絶対値を|
    +b|、−電圧印加側トナー帯電極性復元用コロナ放
    電装置のワイヤへの印加電流を|I-b|とすると、W
    a>Wbの時、|I+a|>|I+b|、|I-a|>|I-
    b|であることを特徴とする電子写真式印刷装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至3のいずれかの項に記載の電
    子写真式印刷装置において、前記対向した2個のトナー
    帯電極性復元用コロナ放電装置のワイヤに印加する電圧
    は、一方は+電圧であり、かつ他方は交流電圧であり、
    さらに使用する連続紙の幅に応じて、前記トナー帯電極
    性復元用コロナ放電装置のワイヤへの印加電流を可変可
    能にし、かつ使用する連続紙の幅がWaの時の+電圧印
    加側トナー帯電極性復元用コロナ放電装置のワイヤへの
    印加電流をI+a、交流電圧印加側トナー帯電極性復元
    用コロナ放電装置のワイヤへの印加電流実効値をIAC
    とし、使用する連続紙の幅がWbの時の+電圧印加側ト
    ナー帯電極性復元用コロナ放電装置のワイヤへの印加電
    流絶対値をI+b、交流電圧印加側トナー帯電極性復元
    用コロナ放電装置のワイヤへの印加電流をIACbとする
    と、Wa>Wbの時、I+a>I+b、IACa>IACbであ
    ることを特徴とする電子写真式印刷装置。
JP2001254195A 2001-08-24 2001-08-24 電子写真式印刷装置 Expired - Fee Related JP3849761B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001254195A JP3849761B2 (ja) 2001-08-24 2001-08-24 電子写真式印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001254195A JP3849761B2 (ja) 2001-08-24 2001-08-24 電子写真式印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003066691A true JP2003066691A (ja) 2003-03-05
JP3849761B2 JP3849761B2 (ja) 2006-11-22

Family

ID=19082388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001254195A Expired - Fee Related JP3849761B2 (ja) 2001-08-24 2001-08-24 電子写真式印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3849761B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3849761B2 (ja) 2006-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8831452B2 (en) Image forming apparatus with transfer voltage detection
US6990300B2 (en) Image forming apparatus with bias and integral current control features
US6324359B1 (en) Image forming apparatus and transfer voltage applying method
US5214480A (en) Image forming apparatus with transfer sheet bearing means
EP0541261A2 (en) Method and apparatus for extending material life in a bias transfer roll
JP2003066691A (ja) 電子写真式印刷装置
JP3788499B2 (ja) 電子写真式印刷装置
JPH06175509A (ja) 画像形成装置
JP2795048B2 (ja) 電子写真記録装置
JP3344792B2 (ja) 画像形成装置
EP0438303B1 (en) Image forming apparatus with transfer sheet bearing means
JP3747827B2 (ja) 画像形成装置
JP2004004283A (ja) 画像形成装置
JPH1091011A (ja) 画像形成装置
JP3317224B2 (ja) 電子写真記録装置
JPS6356674A (ja) 転写装置のクリ−ニング方法
JPH0876553A (ja) 記録方法及び記録装置
JPH0827584B2 (ja) 記録装置のクリ−ニング装置
JPH10207133A (ja) 電子写真装置
JP2002049185A (ja) 電子写真式印刷装置
JPH05297734A (ja) 画像形成装置
JP2001272850A (ja) 画像形成装置
JPH0462581A (ja) 画像形成装置
JP2002296865A (ja) 画像形成装置
JPH09218590A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130908

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees