JP2003064964A - ルーバーの開閉装置 - Google Patents

ルーバーの開閉装置

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JP2003064964A
JP2003064964A JP2001254791A JP2001254791A JP2003064964A JP 2003064964 A JP2003064964 A JP 2003064964A JP 2001254791 A JP2001254791 A JP 2001254791A JP 2001254791 A JP2001254791 A JP 2001254791A JP 2003064964 A JP2003064964 A JP 2003064964A
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louvers
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Yasuyori Sasaki
保順 佐々木
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SASAKI KEIKIN KK
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SASAKI KEIKIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が従来品より少なく、製作コストが
大幅に下がるルーバーの開閉装置を提供する。 【解決手段】 各ルーバー11の一方の側辺に軸14を
それぞれ一体に設け、少なくとも2本の支柱にそれぞれ
ルーバーピッチ26をおいて設けた軸受28で各ルーバ
ー11の上記軸14を回動自在に受け、各ルーバー11
の他方の側辺寄りにそれぞれ設けた溝18の端部間に開
閉調整棒44を連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ルーバーの開閉装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、先に実用新案登録第304
2395号公報に記載されたルーバーの翼板回転制御用
部品を考案した。
【0003】上記従来のルーバーの翼板回転制御用部品
では、図24及び図25に示すように縦方向に間隔をお
いた2本の平行なフレーム材1、1と、横方向に間隔を
おいて2本の平行なフレーム材2、2を連結して、四角
のフレーム材を使用してルーバー枠3を組み立てていた
ので、各フレーム材を結合する部品等の間接部品が多
い。また、各ルーバー4を開閉駆動する軸5、5が各ル
ーバー4の両端2箇所で別体に設けられ、それらの軸
5、5に各ルーバー4の両端部に開口するように成形さ
れた空洞部6内へ差し込む差込片7、7を設け、各ルー
バー4のどちらかの端部のうち上記軸5からずれた部分
から張り出す張出片8を設け、この各張出片8を連結ピ
ン9で細長い制御板10に連結する構成を有していたの
で、各ルーバー4を開閉する装置部品が多く、その全部
品がオーダーになるため、製作コストが割高であり、各
ルーバー4を連動して開閉する連動装置(制御板10の
連結構成)の装置部品も多く必要であるなどの問題点が
あった。本発明は、部品点数が従来品より少なく、製作
コストが大幅に下がるルーバーの開閉装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の目的を達成する
ために、本発明は、(1) 各ルーバーの一方の側辺に
軸をそれぞれ一体に設け、少なくとも2本の支柱に設け
た軸受で各ルーバーの上記軸を回動自在に受け、各ルー
バーの他方の側辺寄りの端部間に開閉調整棒を連結する
ことを特徴とし、(2) (1)項に記載のルーバーの
開閉装置において、軸受が各支柱を切り欠いた切欠穴か
らなることを特徴とし、(3) (1)項又は(2)項
に記載のルーバーの開閉装置において、各ルーバーを分
割し、各分割ルーバーのうち、一方の側辺に設けた軸に
その両端方向の溝を設け、他方の側辺寄りにその両端方
向の溝を設け、上記一方の溝には、各分割ルーバーを一
連に連結するストッパーを取付け、上記他方の溝には、
各分割ルーバーを一連に連結する連結棒を差し込むこと
を特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】(1)各ルーバーをそれらの一方
の側辺に軸をそれぞれ一体成形することにより設ける。
少なくとも2本の支柱にそれぞれルーバーピッチをおい
て設けた軸受に各ルーバーの上記軸を回動自在に差し込
む。各ルーバーの他方の側辺寄りにそれぞれ設けた溝の
端部間に開閉調整棒を連結することによりルーバーの開
閉装置を組み立てる。 (2)上記(1)のルーバーの開閉装置において、軸受
が各支柱を入口が狭く奥行きが円状に切り欠いて軸が抜
けないように成形した切欠穴を使用する。 (3)上記(1)又は(2)のルーバーの開閉装置にお
いて、各ルーバーを分割し、各分割ルーバーのうち、一
方の側辺に設けた軸にその両端方向の溝を設け、他方の
側辺寄りにその両端方向の溝を設ける。上記一方の溝に
は、各分割ルーバーを一連に連結するストッパーを取付
ける。上記他方の溝には、各分割ルーバーを一連に連結
する連結棒を差し込む。
【0006】上記の構成よりなるルーバーの開閉装置で
は、各ルーバーの一方の側辺に軸を一体に設けるため、
上記従来の各ルーバー4のように軸5、5をルーバーの
両端で別体に設け、各ルーバー4の両端部に開口するよ
うに成形した空洞部6へ差し込む差込片7を設けるもの
に比べて、各ルーバーの形体が簡潔になるとともに、ル
ーバーを一部品として使用できる。また、各ルーバーの
他方の側辺寄りにそれぞれ設けた溝の端部間に開閉調整
棒を連結するため、上記従来のルーバーの翼板回転制御
用部品のように各ルーバー4のどちらかの端部のうち各
軸からずれた部分から張り出す張出片8を設け、この張
出片8を連結ピン9で細長い制御板10に連結する構成
に比べて、各ルーバーを一連に開閉する開閉装置が一段
と製作しやすくなり、部品点数を一段と減らすことがで
きる。また、軸受に各支柱を切り欠いた切欠穴を使用す
ることにより、軸受の製作が一段と容易になる。また、
各ルーバーのうち、一方の側辺に設けた軸にその両端方
向の溝を設け、他方の側辺寄りにその両端方向の溝を設
け、上記一方の溝には、各分割ルーバーを一連に連結す
るストッパーを取付け、上記他方の溝には、分割ルーバ
ーを一連に連結する連結棒を差し込むことにより、各ル
ーバーを継ぎ足して、ルーバーの幅を各支柱の間隔に応
じた調整がしやすくなる。また、各ルーバーのうち、い
ずれか1本の軸に取手を取付けることにより、1本の軸
を支点にして上記取手を揺動させることにより,各ルー
バーを連動して開閉することができるようになる。
【0007】
【実施例】以下図1ないし図23にもとづいて本発明の
実施例を説明すると、図1において11はルーバーで、
例えば、一方の側片から直角に折曲した折曲片12に
は、空洞部13を有する軸14を一体成形し、軸14に
は、その両端方向に切り割りした溝15を設け、溝15
には図2に示すように係合縁16、16を設け、ルーバ
ー11の一方の側辺寄りには斜めに折曲した傾斜部17
を設け、ルーバー11の他方の側辺寄りには、図3に示
すように切り割りした溝18を有し、かつ、後記開閉調
整棒の連結に使用するビスをねじ込む穴19を形成する
枠20を一体成形してなる。なお、ルーバー11の他方
の側辺寄りの端部には、穴19を形成する枠20以外の
構造を有する連結部を設けることもある。図4におい
て、21は後記分割ルーバーを一連に連結するストッパ
ーで、軸14に、はめ合わせる湾曲面22、22の中心
部から軸14の各係合縁16、16に係止する一対の係
止突条23、23と、溝Mを形成するように折曲した折
曲縁24、24とを一体成形してなる。
【0008】図5及び図6において、25は断面が直角
に折曲された支柱で、その側壁には、ルーバーピッチ2
6をおいて入口が狭く奥行きが円状に切り欠いた切欠穴
27からなる軸受28を設けてなり、この各軸受28で
は、ルーバー11の軸14が支柱25の両側に突き抜け
るように回動自在に挿通させることができるので、支柱
25の両側(すなわち両面タイプとして)に、ルーバー
11が取付けられる。図7ないし図9において、29は
断面口型の支柱で、その両側壁には、ルーバーピッチ3
0をおいて入口が狭く奥行きが円状に切り欠いた切欠穴
31からなる軸受32を設けてなり、この軸受32で
は、ルーバー11の軸14が支柱29の両側に突き抜け
るように切欠穴31に回動自在に挿通させることができ
るので、支柱29の両側(すなわち両面タイプとして)
に、ルーバー11が取付けられる。図10ないし図12
において、29Aは断面L型の支柱で、一方の側壁29
Bには、ルーバーピッチ30Aをおいて入口が狭く奥行
きが円状に切り欠いた切欠穴31Aからなる軸受32A
を設けてなり、この軸受32Aでは、ルーバー11の軸
14が支柱29Aのうち切欠穴31Aを設けた側壁29
Bと反対側の側壁29Cにルーバー11の軸14が突き
当たるように切欠穴31Aに回動自在に挿通させること
ができるので、支柱29Aの片側(すなわち片面タイプ
として)に、ルーバー11が取付けられる。この支柱2
9Aは、間隔をおいて並ぶ複数の支柱のうち一番はじの
支柱として使用する。
【0009】図13ないし図16において、33、34
はルーバー11を分割した分割ルーバーで、ストッパー
21により分割ルーバー33、34を一連に連接してあ
る。分割ルーバー33の軸14にストッパー21の半分
程度の湾曲面22、22をスライド自在にはめ合わせる
とともに、一対の係止突条23、23を溝15を経て係
合縁16、16にスライド自在に係合させておき、分割
ルーバー34の軸14をストッパー21の残りの部分に
上記スライドと同様にスライドさせて、分割ルーバー3
4を分割ルーバー33に継ぎ足す。36は分割ルーバー
33、34を一連に連結する連結棒で、ストッパー21
による連結と同時に分割ルーバー33、34の枠20、
20に形成された穴19、19に差し込んである。37
は断面口型の支柱で、その両側壁には、ルーバーピッチ
38をおいて切り欠いた切欠穴39からなる軸受40を
設けてなり、この各軸受40では、一連に連接された分
割ルーバー33、34の軸14が支柱37の両側に突き
抜けるように切欠穴39に回動自在に挿通させることが
できるので、支柱37の両側(すなわち両面タイプとし
て)に、ルーバー11が取付けられる。支柱37の一端
寄りと他端寄りには、支柱37を窓枠の枠部などに固定
するための穴42、42を設けてある。なお、支柱37
は壁にアンカーを介して取付けたり、フレームに取付け
ることもある。上記実施例では、2枚の分割ルーバーを
連結する例について説明したが、支柱37と相隣る支柱
との間隔と各支柱の長さに応じた枚数に分割し、それら
を各ストッパー21と各連結棒36で一連に継ぎ足すこ
ともある。
【0010】図17ないし図19には、ルーバー11を
一対の断面L型支柱43、43に連動して開閉するよう
に支持した実施例が示してあり、支柱43、43を3枚
のルーバー11の両端辺より内側に配置し、支柱43、
43の側壁に3つのルーバーピッチ30をおいて切り欠
いた切欠穴からなる各軸受32に3枚のルーバー11の
軸14を回動自在に挿通してある。支柱43、43の一
端寄りの側壁から突き出した軸14の軸端と、この軸1
4から数えて3番目の軸14の軸端には、支柱43、4
3が3枚のルーバー11から外れないように各軸14に
固定部品によって固定するストッパー21、21をそれ
ぞれ取付けてある。この取付方は、分割ルーバー33、
34を継ぎ足したときの取付方と同様である。44は開
閉調整棒で、3枚のルーバー11の他方の側辺寄りに設
けられた枠20(図1参照)の各端部に掛け渡し、ワッ
シャ45を介してビス46を枠20の穴19(図1参
照)へそれぞれねじ込んである。これらのビス46のね
じ込み量を加減することにより、3枚のルーバー11の
連動した開閉がスムーズになるようにする。軸14を支
点にして3枚のルーバー11を連動して開閉する場合
は、開閉調整棒44を往復移動させるか、開閉調整棒4
4に取手を取付けて、その取手により開閉調整棒を往復
移動させればよい。なお、支柱43、43の間隔や長さ
は自由に決め、ルーバーはその支柱43、43の間隔に
応じた幅を有するものと枚数を使用することもある。ま
た、ルーバー11には、支柱43、43の間隔応じた幅
を有するように成形してなる一枚ずつのルーバーを使用
することもあり、支柱43、43の間隔に応じて分割ル
ーバーを継ぎ足してなる一枚ずつのルーバーを使用する
こともある。3枚のルーバー11が平行近くまで開放さ
れると、3枚のルーバー11の一方の側辺から直角に折
曲した各折曲片12が支柱43、43に突き当たり、3
枚のルーバー11をそれ以上に開放できなくなる。
【0011】図20及び図21において、47、47は
角パイプの一辺を両側辺35、35を残して切り開いた
形状に成形したフレーム材で、4本の支柱48の端部に
掛け渡し、各ビス49で各支柱48に取付けてある。4
本の支柱48のうち、内側2本の支柱48、48の側面
には断面口型支柱50、50をビス51、51で固定し
てある。支柱50、50には3つのルーバーピッチ30
をおいて切り欠いた切欠穴からなる各軸受32を設け、
これらの軸受32には3枚のルーバー11の軸14を回
動自在に挿通してある。支柱50、50の側壁から突き
出した3本の軸14の軸端には3枚のルーバー11が支
柱50、50から外れないように固定部品によって固定
する各ストッパー21をそれぞれ取付けてある。この取
付方は、分割ルーバー33、34を継ぎ足したときの取
付方と同様である。52は開閉調整棒で、3枚のルーバ
ー11の他方の側辺に設けられた枠20の各端部に掛け
渡し、ワッシャ45を介してビス46を枠20(図1参
照)の穴19(図1参照)へそれぞれねじ込んである。
これらのビス46のねじ込み量を加減することにより、
3枚のルーバー11の連動した開閉がスムーズになるよ
うにする。53は取手で、その先端を真ん中の軸14の
溝15(図1参照)に差し込み、ビス(図中省略)で固
定してある。軸14を支点にして取手53を揺り動かせ
ば、真ん中のルーバー11を経て開閉調整棒52に往復
移動が伝達され、3枚のルーバー11が連動して開閉さ
れ、開閉操作が容易になる。なお、ルーバーには、支柱
50、50の間隔とそれらの長さに応じた幅を有するも
のと枚数を使用することもある。また、ルーバー11に
は、支柱50、50の間隔に応じた幅を有するように成
形してなる一枚ずつのルーバーを使用することもあり、
支柱50、50の間隔に応じて分割ルーバーを継ぎ足し
てなる一枚ずつのルーバーを使用することもある。3枚
のルーバー11が平行近くまで開放されると、3枚のル
ーバー11の一方の側辺から直角に折曲した折曲片12
が支柱48、48に突き当たり、3枚のルーバー11を
それ以上開放できなくなる。
【0012】図22及び図23において、54、54は
断面コの字型のフレーム材で、4本の支柱55の両端部
に掛け渡し、各ビス56で取付けてある。57、57は
断面口型の支柱で、フレーム材54、54の内側で4本
の支柱55に掛け渡し、ビス58、58で固定してあ
る。支柱57、57には、4つのルーバーピッチ49を
おいて切り欠いた切欠穴からなる各軸受32を設け、こ
れらの軸受32には、4枚のルーバー11の軸14を回
動自在に挿通してある。59は開閉調整棒で、4枚のル
ーバー11の他方の側辺に設けられた枠20(図1参
照)の各端部に掛け渡し、ワッシャ60を介してビス6
1を枠20の穴19(図1参照)へそれぞれねじ込んで
ある。これらのビス60のねじ込み量を加減することに
より、4枚のルーバー11の連動した開閉がスムーズに
なるようにする。62は取手で、その先端を図22及び
図23から見て一番下の軸14の溝15(図1参照)に
差し込み、ビス(図中省略)で固定してある。軸14を
支点にして取手62を揺り動かせば、図22及び図23
から見て一番下のルーバー11を経て開閉調整棒59に
往復運動が伝達されて4枚のルーバー11が連動して開
閉され、開閉操作が容易になる。なお、支柱57、57
の間隔や長さは自由に決め、ルーバーはその支柱57、
57の間隔に応じた幅を有するものと枚数を使用するこ
ともある。また、ルーバー11には、支柱57、57の
間隔に応じた幅を有するように成形してなる一枚ずつの
ルーバーを使用することもあり、支柱57、57の間隔
に応じて分割ルーバーを継ぎ足してなる一枚ずつのルー
バーを使用することもある。4枚のルーバー11が平行
近くまで開放されると、4枚のルーバー11の一方の側
辺から直角に折曲した各折曲片12が支柱57、57に
突き当たり、4枚のルーバー11をそれ以上開放できな
くなる。
【0013】本発明は、各ルーバーを縦向きに開閉する
ように構成したり、横向きに開閉するように構成するこ
ともある。また、本発明に係るルーバーの開閉装置の組
み立に使用する各部材には、アルミ材、アルミ合金材、
プラスチックその他適当な材料を使用しうる。また、本
発明では、ルーバーは軸と開閉調整棒を連結する溝など
の連結部とを一体に成形したものであれば、どのような
形状に成形されたものも使用しうる。また、支柱の本数
はルーバーの開閉装置を設置する場合の強度に応じて適
宜増やすことができる。また、各ルーバーを格子の全面
に取付けるだけでなく、格子の必要な部分に取付けるこ
ともある。上記実施例中には、3枚のルーバー、4枚の
ルーバーをそれぞれ連動して開閉する例について説明し
たが、本発明は、各支柱の間隔や長さ、支柱の本数に応
じて複数枚のルーバーを連動して開閉するように構成す
ることもある。ルーバーピッチは使用するルーバーの枚
数に応じて寸法を変えることができる。また、ルーバー
の軸を受ける軸受は、切欠穴以外の構造に変更すること
もある。
【0014】
【発明の効果】本発明は、叙上のように構成したから次
のような効果を奏する。 (1) 請求項1記載のルーバーの開閉装置では、各ル
ーバーの一方の側辺に軸をそれぞれ一体に設け、少なく
とも2本の支柱に設けた軸受で各ルーバーの上記軸を回
動自在に受け、各ルーバーの他方の側辺寄りにそれぞれ
設けた溝などの連結部の端部間に開閉調整棒を連結する
ように構成したから、既述従来のルーバー翼板回転制御
用部品に比べて、部品点数が一段と少なくなり、各部品
の規格化が可能になり、ルーバーの組み立てが容易にな
るとともに、製作コストを大幅に下げることができる。 (2) 請求項2記載のルーバーの開閉装置では、軸受
が各支柱を切り欠いた切欠穴からなるように構成したか
ら、軸受の構造が簡潔になり、各ルーバーの軸を受けや
すくなるとともに、各ルーバーを簡単に連動して開閉す
ることができるようになる。 (3) 請求項3記載のルーバーの開閉装置では、分割
ルーバーを支柱の間隔の変化に合わせた幅を有するルー
バーを簡単に形成することができる。上記の効果を総合
的に勘案して考察すると、更に次のような効果をも奏す
る。 (4) 本発明では、切欠穴を有する支柱と、支柱を固
定する固定部品(ワッシャとビスなどの既製部品(市販
品を使える。)と、ルーバーと、各ルーバーを連結する
連結調整棒と、その連結に使用する連結部品(ワッシャ
とビスなどの既製部品(市販品を使える。)の僅か5点
の部品さえあれば、ルーバー枠を組み立てられるので、
製作コストを大幅に下げることができ、従って、安価な
ルーバー枠を提供することができる。 (5) 本発明に係るルーバーの開閉装置は、既存の面
格子、ベランダ、手摺り、フェンス、壁面、サッシ枠、
網戸枠などに取付けることができる。 (6) 各ルーバーを連動して開閉する部品に市販のフ
ラットバーを使うことによって従来5点程必要だった部
品もワッシャとビスだけで済むので、大幅に製作コスト
を下げることができる。 (7) 本発明に係るルーバーの開閉装置では、部品点
数が少ないにも拘わらず従来通り目隠し、風通し、日除
け、防犯などの優れた機能を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルーバーの側面図である。
【図2】ルーバーの軸の拡大側面図である。
【図3】ルーバーの溝付き枠の拡大側面図である。
【図4】ストッパーの拡大側面図である。
【図5】切欠穴からなる各軸受を有する直角の折曲型支
柱の側面図である。
【図6】図5の断面図である。
【図7】切欠穴からなる各軸受を有する断面口型支柱の
側面図である。
【図8】図7の右側面図である。
【図9】図7の断面図である。
【図10】切欠穴を有する断面L型支柱の側面図であ
る。
【図11】図10の右側面図である。
【図12】図10の断面図である。
【図13】分割ルーバーをストッパーと連結棒で一連に
連結して、支柱に取付けた状態の正面図である。
【図14】図13の左側面図である
【図15】図14の平面図である。
【図16】分割ルーバーを分離した状態の正面図であ
る。
【図17】2本の支柱に3枚のルーバーを取付け、各ル
ーバーに開閉調整棒を連結した状態の正面図である。
【図18】図17の左側面図である。
【図19】図17の平面図である。
【図20】2本の支柱に3枚のルーバーを取付け、各ル
ーバーに開閉調整棒を連結し、取手を取付けた状態の正
面図である。
【図21】図20の右側面図である。
【図22】2本の支柱に4枚のルーバーを取付け、各ル
ーバーに開閉調整棒を連結し、取手を取付けた状態の正
面図である。
【図23】図22の右側面図である。
【図24】従来のルーバーの翼板回転制御用部品と同様
の部品を使用して組み立てられたルーバー枠の正面図で
ある。
【図25】図24の横方向の断面図である。
【符号の説明】
11 ルーバー 12 折曲片 14 軸 15 溝 16、16 係合縁 18 溝 19 穴 20 枠 21 ストッパー 22、22 湾曲面 23、23 係止突条 25 断面L型支柱 26 ルーバーピッチ 27 切欠穴 28 軸受 29 断面口型支柱 29A 断面が直角に折曲された支柱 30 ルーバーピッチ 30A ルーバーピッチ 31 切欠穴 31A 切欠穴 32 軸受 32A 軸受 33、34 分割ルーバー 36 連結棒 37 断面口型支柱 38 ルーバーピッチ 39 切欠穴 40 軸受 43、43 断面L型支柱 44 開閉調整棒 45 ワッシャ 46 ビス 47、47 フレーム材 48、48 支柱 49 ルーバーピッチ 50、50 断面口型支柱 51、51 ビス 52 開閉調整棒 53 取手 54、54 断面コ字型フレーム 55 支柱 56 ビス 57、57 断面口型支柱 58 ビス 59 開閉調整棒 60 ワッシャ 61 ビス 62 取手

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ルーバーの一方の側辺に軸をそれぞれ
    一体に設け、少なくとも2本の支柱に設けた軸受で各ル
    ーバーの上記軸を回動自在に受け、各ルーバーの他方の
    側辺寄りの端部間に開閉調整棒を連結することを特徴と
    するルーバーの開閉装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のルーバーの開閉装置に
    おいて、軸受が各支柱を切り欠いた切欠穴からなること
    を特徴とするルーバーの開閉装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のルーバー
    の開閉装置において、各ルーバーを分割し、各分割ルー
    バーのうち、一方の側辺に設けた軸にその両端方向の溝
    を設け、他方の側辺寄りにその両端方向の溝を設け、上
    記一方の溝には、各分割ルーバーを一連に連結するスト
    ッパーを取付け、上記他方の溝には、各分割ルーバーを
    一連に連結する連結棒を差し込むことを特徴とするルー
    バーの開閉装置。
JP2001254791A 2001-08-24 2001-08-24 ルーバーの開閉装置 Pending JP2003064964A (ja)

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