JP2003064650A - 制水扉 - Google Patents

制水扉

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JP2003064650A
JP2003064650A JP2001255891A JP2001255891A JP2003064650A JP 2003064650 A JP2003064650 A JP 2003064650A JP 2001255891 A JP2001255891 A JP 2001255891A JP 2001255891 A JP2001255891 A JP 2001255891A JP 2003064650 A JP2003064650 A JP 2003064650A
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JP
Japan
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door stop
door
attaching
discharge opening
window
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JP2001255891A
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English (en)
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Kenichi Ito
研一 伊藤
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉体や戸当りおよびこれらに取付けられてい
る止水板などの更新を簡単に行なうことができる制水扉
を提供する。 【解決手段】 戸当り4における窓形枠部8の後部に後
向きに開口する角形の嵌合凹部21を設け、この嵌合凹
部21に水門壁3の前側に突出している戸当り着脱部材
23の角形フランジ状の前端部23Aを嵌合し、複数本
のボルトによってなる締結部材29を、ボルト挿通孔2
6を通して盲貫ねじ孔25にねじ込んで締結することに
より、戸当り4の窓形枠部8を戸当り着脱部材23に着
脱可能に締結する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、制水扉に係り、特
に、扉体や戸当りおよびこれらに取付けられている止水
板などの更新を簡単に行なうことができる制水扉に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来、ポンプ場や下水・汚水処理場など
の水路や水槽の放流端に設置される制水扉として、図3
〜図7に示すものが知られている。すなわち、水路また
は水槽1の放流端に放流用開口部2を貫設したコンクリ
ート製の水門壁3が構築され、この水門壁3の前側で放
流用開口部2に対向して戸当り4が設置されている。こ
の戸当り4は、縦溝5を各別に設けた左右一対の縦枠部
材6,6が上下の横枠部材7,7で連結されて、縦溝
5,5が横方向で対向している窓形枠部8を備えてお
り、窓形枠部8の後縁部8Aは、コンクリートの打設に
よって水門壁3を構築する際に、該水門壁3に埋め込ん
で固定されている。そして、縦溝5,5をガイドとして
昇降自在に横方向の両端部を嵌入した扉体9で放流用開
口部2が開閉されるようになっている。 【0003】戸当り4における窓形枠部8の前面に止水
板10が固着され、この止水板10に対応する止水板1
1が扉体9の左右・上下縁部の後面に固着されている。
また、窓形枠部8における縦枠部材6,6の前面に、傾
斜面12Aを有する楔ブロック12,12が上下の間隔
を隔てて取付けられ、これら楔ブロック12,12に対
応する傾斜面13Aを有する楔板13,13が扉体9の
横方向の両端部前面に上下の間隔を隔てて取付けられて
いる。この楔ブロック12,12と楔板13,13と
は、扉体9を下降させた時に、傾斜面12Aと傾斜面1
3Aが摺接して楔作用によって扉体9を後側に押し動か
せ、扉体9が下死点まで下降して放流用開口部2を完全
に閉塞した時点で、扉体9側の止水板11を戸当り4側
の止水板10に密着させて止水する。 【0004】前記従来の制水扉では、水門壁3に予め複
数本のアンカーボルト14を打設しておき、これらアン
カーボルト14を戸当り4に設けた複数個のボルト挿通
孔15に挿通して、締結ナット16を各アンカーボルト
14に螺合することによって、戸当り4が水門壁3の前
側に締結されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このように、従来の制
水扉は、戸当り4を水門壁3に直接締結するとともに、
窓形枠部8の後縁部8Aを水門壁3に埋め込んで固定し
ているので、戸当り4や扉体9が老朽化したり、止水板
10、11が損傷した場合などにおいて、これらを更新
する必要が生じると、窓形枠部8の後縁部8Aを埋め込
んで固定している水門壁3の一部を取り壊して、窓形枠
部8を水門壁3から分離させ、かつ複数個の締結ナット
16をアンカーボルト14から取り外したのち、戸当り
4を水門壁3から除去する煩雑な作業が要求される。 【0006】そこで、本発明は、扉体や戸当りおよびこ
れらに取付けられている止水板などの更新を簡単に行な
うことができる制水扉を提供することを目的としてい
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る制水扉は、放流用開口部を貫設して水
路または水槽の放流端に構築された水門壁と、縦溝を各
別に設けた左右一対の縦枠部材が上下の横枠部材で連結
されて前記縦溝を横方向で対向させた窓形枠部を備えて
いるとともに、この窓形枠部を前記水門壁の前側で前記
放流用開口部に対応して設置した戸当りと、この戸当り
に前記縦溝をガイドとして昇降自在に組込まれて、前記
放流用開口部を開閉する扉体とを備えた制水扉におい
て、前記戸当りの窓形枠部の後部に後向きに開口する嵌
合凹部が設けられ、前記放流用開口部に連通する放流通
路を備えた戸当り着脱部材が前記放流用開口部の前側に
位置してその前端部を前記水門壁の前側に突出させて該
水門壁に据付けられており、前記嵌合凹部に前記戸当り
着脱部材の前記突出前端部が嵌合されて締結部材により
戸当りを戸当り着脱部材に着脱可能に締結してなること
を特徴としている。 【0008】本発明によれば、戸当りや扉体が老朽化し
たり、止水板が損傷した場合などにおいて、これらの更
新の必要が生じたとしても、戸当り着脱部材を水門壁に
据付けたままで、戸当りを取り除き、新たに戸当りを戸
当り着脱部材に締結することによって簡単に更新するこ
とができる。 【0009】また、戸当りの窓形枠部の後部に後向きに
開口して設けた嵌合凹部に戸当り着脱部材の突出前端部
を嵌合することで、戸当り着脱部材に対して戸当りが自
動的に心出しされて対向することになる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、前記従来例と同一部分には
同一符号を付して重複した説明は省略する。図1は本発
明の一実施の形態の全閉状態を示す縦断側面図、図2は
要部を分解して示す斜視図であり、これらの図におい
て、戸当り4における窓形枠部8の後部には、後向きに
開口する角形の嵌合凹部21を設けてある。そして、戸
当り着脱部材23は、放流用開口部2の前側に位置し
て、角形フランジ状の前端部23Aを水門壁3の前側に
突出させ、その他の大部分を水門壁3に埋め込んで据付
けられており、この据付け状態で戸当り着脱部材23の
放流通路22が水門壁3の放流用開口部2に連通する。
また、戸当り着脱部材23の後端部には、角形フランジ
部23Bが設けられ、この角形フランジ部23Bに複数
のアンカー部材24が溶接によって固着されている。戸
当り着脱部材23は、これを予め所定位置に位置決めし
たのちに、コンクリートの打設によって水門壁3を構築
することで該水門壁3に埋め込んで据付けられている。 【0011】戸当り着脱部材23の前端面には、複数の
盲貫ねじ孔25が所定の間隔を隔てて設けられ、窓形枠
部8には、前記盲貫ねじ孔25に対応する複数のボルト
挿通孔26が前後方向に貫通して設けられており、嵌合
凹部21に臨む環状のガスケット溝27がボルト挿通孔
26の外側を取り囲んで設けられているとともに、この
ガスケット溝27に環状のガスケット28をはめ込んで
ある。そして、角形の嵌合凹部21に戸当り着脱部材2
3の突出している角形の前端部23Aを嵌合したのち、
複数本のボルトによってなる締結部材29を、ボルト挿
通孔26を通して盲貫ねじ孔25にねじ込んで締結する
ことにより、戸当り4の窓形枠部8を戸当り着脱部材2
3に着脱可能に締結してある。また、縦溝5,5をガイ
ドとして昇降自在に横方向の両端部を嵌入した扉体9で
放流用開口部2が開閉されるようになっている。なお、
締結部材29で窓形枠部8を戸当り着脱部材23に締結
した場合、ガスケット溝27にはめ込まれている環状の
ガスケット28が戸当り着脱部材23の前端面に押し付
けられて止水性を確保し、窓形枠部8と戸当り着脱部材
23の嵌合隙間からの水もれを確実に防止している。 【0012】このような構成であれば、戸当り4や扉体
9が老朽化したり、止水板10、11が損傷した場合な
どにおいて、これらの更新の必要が生じたとしても、締
結部材29による窓形枠部8と戸当り着脱部材23の締
結を解除することで、戸当り着脱部材23を水門壁3に
据付けたままで、戸当り4を取り除き、新たに戸当り4
を戸当り着脱部材23に締結することによって簡単に更
新することができる。つまり、従来例の制水扉で必要と
されていた水門壁3の一部を取り壊す煩雑な作業が不要
になる。 【0013】一方、戸当り4と戸当り着脱部材23は、
戸当り着脱部材23の前端部23Aを窓形枠部8の嵌合
凹部21に嵌合した嵌合構造によって対応しているの
で、嵌合凹部8に前端部23Aを嵌合することで、戸当
り着脱部材23に対して戸当り4が自動的に心出されて
対向することになり、その結果、戸当り着脱部材23側
の複数の盲貫ねじ孔25に戸当り4側の複数のボルト挿
通孔26が同心または略同心で対向する。したがって、
困難な心出し作業を省略して、締結部材29により窓形
枠部8を戸当り着脱部材23に簡単に締結することがで
きるので、戸当り4や扉体9あるいはこれらに取付けら
れている止水板10、11などの更新を簡単に行なうこ
とができる。 【0014】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る制水
扉は構成されているので、以下のような格別の効果を奏
する。 【0015】すなわち、戸当りや扉体が老朽化したり、
止水板が損傷した場合などにおいて、これらの更新の必
要が生じたとしても、戸当り着脱部材を水門壁に据付け
たままで、戸当りを取り除き、新たに戸当りを戸当り着
脱部材に締結することによって簡単に更新することがで
きる。また、戸当りの窓形枠部の後部に後向きに開口し
て設けた嵌合凹部に戸当り着脱部材の突出前端部を嵌合
することで、戸当り着脱部材に対して戸当りが自動的に
心出しされて対向することになるので、困難な心出し作
業が不要になる。これにより、締結部材により窓形枠部
を戸当り着脱部材に簡単に締結することができるので、
戸当りや扉体あるいはこれらに取付けられている止水板
などの更新を簡単に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態の全閉状態を示す縦断側
面図である。 【図2】要部を分解して示す斜視図である。 【図3】従来例を一部破断して示す正面図である。 【図4】図3の縦断側面図である。 【図5】図3のA−A線に沿う拡大断面図である。 【図6】図3のB−B線に沿う拡大断面図である。 【図7】図3のC−C線に沿う拡大断面図である。 【符号の説明】 1 水路や水槽 2 放流用開口部 3 水門壁 4 戸当り 5 縦溝 6 縦枠部材 7 横枠部材 8 窓形枠部 9 扉体 21 嵌合凹部 22 放流通路 23 戸当り着脱部材 23A 戸当り着脱部材の前端部 29 ボルト(締結部材)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 放流用開口部を貫設して水路または水槽
    の放流端に構築された水門壁と、 縦溝を各別に設けた左右一対の縦枠部材が上下の横枠部
    材で連結されて前記縦溝を横方向で対向させた窓形枠部
    を備えているとともに、この窓形枠部を前記水門壁の前
    側で前記放流用開口部に対応して設置した戸当りと、 この戸当りに前記縦溝をガイドとして昇降自在に組込ま
    れて、前記放流用開口部を開閉する扉体とを備えた制水
    扉において、 前記戸当りの窓形枠部の後部に後向きに開口する嵌合凹
    部が設けられ、 前記放流用開口部に連通する放流通路を備えた戸当り着
    脱部材が前記放流用開口部の前側に位置してその前端部
    を前記水門壁の前側に突出させて該水門壁に据付けられ
    ており、 前記嵌合凹部に前記戸当り着脱部材の前記突出前端部が
    嵌合されて締結部材により戸当りを戸当り着脱部材に着
    脱可能に締結してなることを特徴とする制水扉。
JP2001255891A 2001-08-27 2001-08-27 制水扉 Pending JP2003064650A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111501698A (zh) * 2020-05-19 2020-08-07 郭细婷 一种防损农渠灌溉装置

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