JP2003064322A - 回路接続用接着フィルム及びそれを用いた回路板の製造方法 - Google Patents

回路接続用接着フィルム及びそれを用いた回路板の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エポキシ樹脂系よりも低温速硬化性に優れか
つ、可使時間を有すると共にフィルムがリールに巻かれ
たテープ状製品を長時間保管しても転写性に支障なく使
用でき特性バランスに優れた電気・電子用の回路接続用
接着フィルム及びそれを用いた回路板の製造方法を提供
する。 【解決手段】 相対峙する回路電極間に介在され、相対
向する回路電極を加圧し加圧方向の電極間を電気的に接
続する回路接続用接着フィルムであって、前記接続フィ
ルムが加熱により遊離ラジカルを発生する硬化剤、ラジ
カル重合性物質、及びフィルム形成性高分子を必須と
し、前記接着フィルムのフレキシブル基板に対する仮固
定力が40〜160gf/cmである回路接続用接着フ
ィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回路接続用接着フィ
ルムおよびそれを用いた回路板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂系接着剤は、高い接着強さ
が得られ、耐水性や耐熱性に優れること等から、電気・
電子・建築・自動車・航空機等の各種用途に多用されて
いる。中でも一液型エポキシ樹脂系接着剤は、主剤と硬
化剤との混合が不必要であり使用が簡便なことから、フ
ィルム状・ペースト状・粉体状の形態で使用されてい
る。この場合、エポキシ樹脂と硬化剤及び変性剤との多
様な組み合わせにより、特定の性能を得ることが一般的
である。(例えば、特開昭62−141083号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭62−141083号公報に示されるフィルム状接
着剤は、作業性に優れるものの、20秒程度の接続時間
で140〜180℃程度の加熱、10秒では180〜2
10℃程度の加熱が必要であった。この理由は、短時間
硬化性(速硬化性)と貯蔵安定性(保存性)の両立によ
り良好な安定性を得ることを目的として、常温で不活性
な触媒型硬化剤を用いているために、硬化に際して十分
な反応が得られないためである。近年、精密電子機器の
分野では、回路の高密度化が進んでおり、電極幅、電極
間隔が極めて狭くなっている。このため、従来のエポキ
シ樹脂系を用いた回路接続材料の接続条件では、配線の
脱落、剥離や位置ずれが生じるなどの問題があった。ま
た、生産効率向上のために10秒以下への接続時間の短
縮化が求められてきており、低温速硬化性が必要不可欠
となっている。本発明の目的は、従来のエポキシ樹脂系
よりも低温速硬化性に優れかつ、可使時間を有すると共
にフィルムがリールに巻かれたテープ状製品を長時間保
管しても転写性に支障なく使用でき特性バランスに優れ
た電気・電子用の回路接続用接着フィルム及びそれを用
いた回路板の製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、相対峙する回
路電極間に介在され、相対向する回路電極を加圧し加圧
方向の電極間を電気的に接続する回路接続用接着フィル
ムであって、前記接続フィルムが加熱により遊離ラジカ
ルを発生する硬化剤、ラジカル重合性物質、及びフィル
ム形成性高分子を必須とし、前記接着フィルムのフレキ
シブル基板に対する仮固定力が40〜160gf/cm
であることを特徴とする回路接続用接着フィルムであ
る。前記回路接続用接着フィルムには更に導電性粒子を
必須成分として含有することもできる。本発明の回路板
の製造方法は、第一の接続端子を有する第一の回路部材
と、第二の接続端子を有する第二の回路部材とを、第一
の接続端子と第二の接続端子を対向して配置し、前記対
向配置した第一の接続端子と第二の接続端子の間に上記
の回路接続用接着フィルムを介在させ、加熱加圧して前
期対向配置した第一の接続端子と第二の接続端子を電気
的に接続させるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に用いる加熱により遊離ラ
ジカルを発生する硬化剤としては、過酸化化合物、アゾ
系化合物などの加熱により分解して遊離ラジカルを発生
するものであり、目的とする接続温度、接続時間、ポッ
トライフ等により適宜選定されるが、高反応性とポット
ライフの点から、半減期10時間の温度が40℃以上か
つ、半減期1分の温度が200℃以下の有機過酸化物が
好ましい。この場合、配合量は0.05〜10重量%程
度であり0.1〜5重量%がより好ましい。具体的に
は、ジアシルパーオキサイド、パーオキシジカーボネー
ト、パーオキシエステル、パーオキシケタール、ジアル
キルパーオキサイド、ハイドロパーオキサイドなどから
選定できる。また、回路部材の接続端子の腐食を抑える
ために、パーオキシエステル、ジアルキルパーオキサイ
ド、ハイドロパーオキサイドから選定されることが好ま
しく、高反応性が得られるパーオキシエステルから選定
されることがより好ましい。
【0006】ジアシルパーオキサイド類としては、イソ
ブチルパーオキサイド、2,4-ジクロロベンゾイルパー
オキサイド、3,5,5,-トリメチルヘキサノイルパーオキ
サイド、オクタノイルパーオキサイド、ラウロイルパー
オキサイド、ステアロイルパーオキサイド、スクシニッ
クパーオキサイド、ベンゾイルパーオキシトルエン、ベ
ンゾイルパーオキサイド等が挙げられる。
【0007】パーオキシジカーボネート類としては、ジ
-n-プロピルパーオキシジカーボネート、ジイソプロピ
ルパーオキシジカーボネート、ビス(4-t-ブチルシクロ
ヘキシル)パーオキシジカーボネート、ジ-2-エトキシ
メトキシパーオキシジカーボネート、ジ-(2-エチルヘ
キシルパーオキシ)ジカーボネート、ジメトキシブチル
パーオキシジカーボネート、ジ-(3-メチル-3-メトキシ
ブチルパーオキシ)ジカーボネート等が挙げられる。
【0008】パーオキシエステル類としては、クミルパ
ーオキシネオデカノエート、1,1,3,3,-テトラメチルブ
チルパーオキシネオデカノエート、1-シクロヘキシル-1
-メチルエチルパーオキシノエデカノエート、t-ヘキシ
ルパーオキシネオデカノエート、t-ブチルパーオキシピ
バレート、1,1,3,3,-テトラメチルブチルパーオキシ-2-
エチルヘキサノネート、2,5-ジメチル-2,5-ジ(2-エチル
ヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン、1-シクロヘキシル-
1-メチルエチルパーオキシ2-エチルヘキサノネート、t-
ヘキシルパーオキシ-2-エチルヘキサノネート、t-ブチ
ルパーオキシ-2-エチルヘキサノネート、t-ブチルパー
オキシイソブチレート、1,1-ビス(t-ブチルパーオキ
シ)シクロヘキサン、t-ヘキシルパーオキシイソプロピ
ルモノカーボネート、t-ブチルパーオキシ-3,5,5-トリ
メチルヘキサノネート、t-ブチルパーオキシラウレー
ト、2,5-ジメチル-2,5-ジ(m-トルオイルパーオキシ)
ヘキサン、t-ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボ
ネート、t-ブチルパーオキシ-2-エチルヘキシルモノカ
ーボネート、t-ヘキシルパーオキシベンゾエート、t-ブ
チルパーオキシアセテート等が挙げられる。
【0009】パーオキシケタール類では、1,1-ビス(t-
ヘキシルパーオキシ)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサ
ン、1,1-ビス-(t-ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサ
ン、1,1-ビス(t-ブチルパーオキシ)-3,3,5-トリメチ
ルシクロヘキサン、1、1-(t-ブチルパーオキシ)シクロ
ドデカン、2,2-ビス-(t-ブチルパーオキシ)デカン等
が挙げられる。
【0010】ジアルキルパーオキサイド類では、α,
α’ビス-(t-ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベン
ゼン、ジクミルパーオキサイド、2,5-ジメチル-2,5-ジ
(t-ブチルパーオキシ)ヘキサン、t-ブチルクミルパー
オキサイド等が挙げられる。
【0011】ハイドロパーオキサイド類では、ジイソプ
ロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、クメンハイド
ロパーオキサイド等が挙げられる。
【0012】これらの遊離ラジカル発生剤は単独または
混合して使用することができ、分解促進剤、抑制剤等を
混合して用いてもよい。また、これらの硬化剤をポリウ
レタン系、ポリエステル系の高分子物質等で被覆してマ
イクロカプセル化したものは、可使時間が延長されるた
めに好ましい。
【0013】本発明で用いるラジカル重合性物質として
は、ラジカルにより重合する官能基を有する物質であ
り、アクリレート、メタクリレート、マレイミド化合物
等が挙げられる。ラジカル重合性物質はモノマー、オリ
ゴマーいずれの状態で用いることが可能であり、モノマ
ーとオリゴマーを併用することも可能である。アクリレ
ートの具体例としては、メチルアクリレート、エチルア
クリレート、イソプロピルアクリレート、イソブチルア
クリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエ
チレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、テトラメチロールメタンテトラ
アクリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジアクリロキ
シプロパン、2,2−ビス〔4−(アクリロキシメトキ
シ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(アクリ
ロキシポリエトキシ)フェニル〕プロパン、ジシクロペ
ンテニルアクリレート、トリシクロデカニルアクリレー
ト、トリス(アクリロイロキシエチル)イソシアヌレー
ト、イソシアヌル酸エチレンオキサイド変性ジアクリレ
ート、ウレタンアクリレート及びそれらに対応するメタ
クリレート等が挙げられる。これらは単独または併用し
て用いることができ、必要によっては、ハイドロキノ
ン、メチルエーテルハイドロキノン類などの重合禁止剤
を適宜用いてもよい。また、ジシクロペンテニル基およ
び/またはトリシクロデカニル基および/またはトリア
ジン環を有する場合は、耐熱性が向上するので好まし
い。
【0014】また、リン酸エステル構造を有するラジカ
ル重合性物質を0.1〜10重量部用いた場合、金属等
の無機物表面での接着強度が向上するので好ましく、
0.5〜5重量部がより好ましい。マレイミド化合物と
しては、分子中にマレイミド基を少なくとも2個以上含
有するもので、例えば、1−メチル−2,4−ビスマレ
イミドベンゼン、N,N’−m−フェニレンビスマレイ
ミド、N,N’−p−フェニレンビスマレイミド、N,
N’−m−トルイレンビスマレイミド、N,N’−4,
4−ビフェニレンビスマレイミド、N,N’−4,4−
(3,3’−ジメチルビフェニレン)ビスマレイミド、
N,N’−4,4−(3,3’−ジメチルジフェニルメ
タン)ビスマレイミド、N,N’−4,4−(3,3’
−ジエチルジフェニルメタン)ビスマレイミド、N,
N’−4,4−ジフェニルメタンビスマレイミド、N,
N’−4,4−ジフェニルプロパンビスマレイミド、
N,N’−4,4−ジフェニルエーテルビスマレイミ
ド、N,N’−3,3’−ジフェニルスルホンビスマレ
イミド、2,2−ビス(4−(4−マレイミドフェノキ
シ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(3−s−ブチ
ル−4,8(4−マレイミドフェノキシ)フェニル)プ
ロパン、1,1−ビス(4−(4−マレイミドフェノキ
シ)フェニル)デカン、4,4’−シクロヘキシリデン
−ビス(1−(4マレイミドフェノキシ)−2−シクロ
ヘキシルベンゼン、2,2−ビス(4−(4−マレイミ
ドフェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、な
どを挙げることができる。これらは、単独あるいは併用
して用いたり、アリルフェノール、アリルフェニルエー
テル、安息香酸アリルなどのアリル化合物と併用して用
いてもよい。
【0015】また、本発明に用いるフィルム形成性高分
子には、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリビニルブチ
ラール、ポリビニルホルマール、ポリイミド、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリフェニレンオ
キサイド、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、
キシレン樹脂、エポキシ樹脂、ポリイソシアネート樹
脂、フェノキシ樹脂、ポリイミド樹脂などが用いられ、
これらの中でも水酸基等の官能基を有する樹脂は接着性
が向上するためより好ましい。また、これらの高分子を
ラジカル重合性の官能基で変性したものも用いることが
できる。これら高分子の分子量は10000以上が好ま
しいが1000000以上になると混合性が悪くなる。
さらに、充填材、軟化剤、促進剤、老化防止剤、着色
剤、難燃化剤、チキソトロピック剤、カップリング剤及
びフェノール樹脂やメラミン樹脂、イソシアネート類等
を含有することもできる。
【0016】充填材を含有した場合、接続信頼性等の向
上が得られるので好ましい。充填材の最大径が導電粒子
の粒径未満であれば使用でき、5〜60体積%の範囲が
好ましい。60体積%以上では信頼性向上の効果が飽和
する。カップリング剤としては、ビニル基、アクリル
基、アミノ基、エポキシ基、及びイソシアネート基含有
物が、接着性の向上の点から好ましい。また、接着剤の
応力を緩和するため、ゴム粒子を分散することもでき、
特にシリコーン微粒子が好ましく用いられる。シリコー
ン微粒子としては平均粒径が0.1〜20μmであり、
室温(25℃)での弾性率が0.1〜100MPaの微
粒子が使用できる。
【0017】導電性粒子としては、Au、Ag、Ni、
Cu、はんだ等の金属粒子やカーボン等があり、十分な
ポットライフを得るためには、表層はNi、Cuなどの
遷移金属類ではなくAu、Ag、白金族の貴金属類が好
ましくAuがより好ましい。また、Niなどの遷移金属
類の表面をAu等の貴金属類で被覆したものでもよい。
また、非導電性のガラス、セラミック、プラスチック等
に前記した導通層を被覆等により形成し最外層を貴金属
類プラスチックを核とした場合や熱溶融金属粒子の場
合、加熱加圧により変形性を有するので接続時に電極と
の接触面積が増加したり接続端子の厚みばらつきを吸収
し接続信頼性が向上するので好ましい。貴金族類の被覆
層の厚みは良好な抵抗を得るためには、100Å以上が
好ましい。しかし、Ni等の遷移金属の上に貴金属類の
層を設ける場合では、貴金属類層の欠損や導電粒子の混
合分散時に生じる貴金属類層の欠損等により生じる酸化
還元作用で遊離ラジカルが発生しポットライフ低下引き
起こすため、300Å以上が好ましい。導電性粒子は、
接着剤成分100体積に対して0.1〜30体積%の範
囲で用途により使い分ける。過剰な導電性粒子による隣
接回路の短絡等を防止するためには0.1〜10体積%
とするのがより好ましい。
【0018】また、本構成の回路接続用接着フィルムを
2層以上に分割し、遊離ラジカルを発生する硬化剤を含
有する層と導電性粒子を含有する層に分離した場合、従
来の高精細化可能の効果に加えて、ポットライフの向上
が得られる。回路接続用接着フィルムの形成は、これら
少なくとも遊離ラジカルを発生する硬化剤、ラジカル重
合性物質、及びフィルム形成性高分子からなる組成物を
有機溶剤に溶解あるいは分散により、液状化して、PE
T(ポリエチレンテレフタレート)やポリテトラフルオ
ロエチレンのような剥離性支持フィルム上に塗布し、硬
化剤の活性温度以下で溶剤を除去することにより行われ
る。この時用いる溶剤は、芳香族炭化水素系と含酸素系
の混合溶剤が組成物の溶解性を向上させるため好まし
い。
【0019】本発明のフレキシブル基板に対する仮固定
力は、PWB(プリント配線基板)あるいはガラス基板に
接続材料を80℃、1MPa、3秒で仮圧着し、剥離性
PETフィルムを剥離後、フレキシブル基板を23℃、
0.5MPa、5秒で圧着する。引張り方向90°に
て、引張り速度50mm/minでフレキシブル基板と接続
材料の仮固定力を測定温度23±3℃で測定する。基材
の仕様は以下の通りである。 フレキシブル基板;75μmポリイミドフィルム、1/
2Oz(オンス)銅箔錫メッキ、ピッチ0.2mm、電
極幅/電極スペース=1/1 PWB基板;FR−4、厚み1.1mm、1Oz(オン
ス)銅箔、ピッチ0.2mm、電極幅/電極スペース=
1/1 ガラス基板;15〜20Ω/角、スパッタ 全面電極、
厚み1.1mm 本発明では、回路接続用接着フィルムの仮固定力は、4
0gf/cm〜160gf/cmの範囲内にある必要があ
る。仮固定力が160gf/cmを超えると粘着性が強す
ぎ、数10m以上のフィルムがリールに巻かれたテープ
状製品では、長時間室温に放置された場合、接着フィル
ム層が剥離性支持フィルムに背面転写をし、所望の接着
フィルムをリールから引き出せないという問題が発生し
やすくなる。一方、仮固定力が40gf/cmを下回ると
粘着性が弱すぎ、回路基板への転写ができないという問
題が発生する。
【0020】本発明の遊離ラジカルを発生する硬化剤に
よるラジカル重合性物質の硬化反応に基づく発熱量は、
DSC(昇温速度:10℃/min)によって求めるこ
とができる。本発明の回路接続用接着フィルムは、発熱
量が60〜220J/gであるように硬化剤、ラジカル
重合性物質、フィルム形成性高分子などの配合量が調整
される。さらに、好ましい発熱量は、120〜210J
/gである。接着剤の発熱量が、220J/gを超える
と接着剤の硬化収縮力及び弾性率の増大等によって内部
応力が増大し、回路同士を接続した際、回路基板が反
り、接続信頼性の低下や電子部品の特性低下を引き起こ
す問題を生じる。また、発熱量が60J/gを下回ると
接着剤の硬化性が不充分であり、接着性及び接続信頼性
の低下を引き起こすという問題を生じる。
【0021】本発明の回路接続用接着フィルムは、IC
チップと基板との接着や電気回路相互の接着用のフィル
ム状接着剤として特に有用である。本発明の回路接続用
接着フィルムは、従来のエポキシ樹脂系よりも低温速硬
化性に優れかつ長い可使時間を有し、フィルムがリール
に巻かれたテープ状製品を長時間保管しても接着フィル
ム層が剥離性支持フィルムに背面転写することなく接着
フィルムをリールから引き出せないという問題が発生せ
ず、また、接着フィルムの粘着性が弱すぎ、回路基板へ
の転写ができないという問題が発生しない転写性が良好
で回路接続用接着フィルムの特性バランスに優れた電気
・電子用の回路接続材料を提供することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。なお、それぞれの配合比は表1にまとめて示し
た。 (実施例1)フィルム形成材としてフェノキシ樹脂(ユ
ニオンカーバイド株式会社製、商品名PKHC、平均分
子量45,000)とポリウレタン樹脂を用いた。ラジ
カル重合性物質としてウレタンアクリレート、リン酸エ
ステル型アクリレート(共栄社油脂株式会社製、商品名
P−2M)を用いた。遊離ラジカル発生剤としてt−へキ
シルパーオキシ−2−エチルヘキサノネート(日本油脂
株式会社製商品名:パーキュアHO、半減期10時間の
温度が70℃、半減期1分の温度が133℃)の50重
量%DOP(ジオクチルフタレート)溶液を用いた。
【0023】導電性粒子として、ポリスチレンを核とす
る粒子の表面に、厚み0.2μmのニッケル層、このニ
ッケル層の外側に、厚み0.04μmの金層を設けた平
均粒径5μmの導電性粒子を作製し使用した。シリコー
ン微粒子として、平均粒径が2μmの微粒子を用いた。
シリコーン微粒子は、20℃でメチルトリメトキシシラ
ンを300rpmで攪拌したpH12のアルコール水溶
液に添加し、加水分解、縮合させ作製した。この球状粒
子は、25℃での弾性率が8MPaであり、平均粒径は
2μmであった。シリコーン微粒子100重量部を重量
比でトルエン/酢酸エチル=50/50の混合溶剤10
0重量部に分散した。
【0024】固形重量比でフェノキシ樹脂25g、ポリ
ウレタン樹脂25g、ウレタンアクリレート樹脂25
g、リン酸エステル型アクリレート1g、平均粒径が2μ
mのシリコーン微粒子5g、t−へキシルパーオキシ−2
−エチルヘキサノネート5gとなるように配合したメチ
ルケトン溶液を作製し、さらに導電性粒子を3体積%配
合分散させ、厚み80μmの片面を表面処理した剥離性
PETフィルムに塗工装置を用いて塗布し、70℃、5
分の熱風乾燥により、接着剤層の厚みが35μmの回路
接続用接着フィルム(長さ50m)を得た。得られた接
着フィルムを2mm幅に裁断し、内径40mm、外径4
8mmのプラスチック製リールの側面(厚み2.5m
m)に接着フィルムを内側にして50m巻きつけ、テー
プ状の回路接続用接着フィルムを得た。得られた接着フ
ィルムの仮固定力は、120gf/cmであった。ま
た、この接着フィルムのDSCによる発熱量は170J
/gでった。
【0025】
【表1】
【0026】(ブロッキングの評価)得られたテープ状
回路接続用接着フィルムを25℃、60%RHの環境下、
30日間放置した後、リールから接着フィルムを引き出
した際、接着フィルムが剥離性PETフィルムの背面に転
写するブロッキング現象が発生するか評価を行った。ブ
ロッキングがないときは、「なし」として、あるとき
は、「あり」として評価した。 (回路の接続)得られたテープ状回路接続用接着フィル
ムを用いて、ライン幅100μm、ピッチ200μm、
厚み18μmの金めっき銅回路を500本有するエポキ
シ製プリント回路板(PWB)とライン幅100μm、ピ
ッチ200μm、厚み18μmの錫めっき銅回路フレキ
シブル回路板(FPC)の接続を以下の方法で行った。
予めPWB上に、回路接続用接着フィルムの剥離性PET
フィルム反対面をPWB面に次のようにして貼り付け
た。剥離性PETフィルム側から70℃、1MPaで3
秒間加熱加圧してPWB面に回路接続用接着フィルムを
仮接続し、その後、剥離性PETフィルムを接着フィル
ム界面から剥離して、PWB上へ回路接続用接着フィル
ムの転写を行った。その後、PWBとFPCの位置合わ
せを行い、150℃、3MPa、10秒の条件で加熱加
圧を行い本接続した。 (接続抵抗の測定)回路の接続後、上記接続部を含むF
PCの隣接回路間の抵抗値を、初期と、85℃、85%
RHの高温高湿槽中に500時間保持した後にマルチメ
ータで測定した。抵抗値は隣接回路間の抵抗150点の
平均で示した。 (接着力の測定)回路の接続後、90度剥離、剥離速度
50mm/minで接着力測定を行った。接着力は100
0gf/cm程度と良好な接着力が得られた。
【0027】実施例で得られた回路接続用接着フィルム
は良好な接続信頼性を示した。また、初期の接続抵抗も
低く、高温高湿試験後の抵抗の上昇もわずかであり、高
い耐久性を示した。比較例1の仮固定力が35gf/c
mと低い値では、回路基板への転写性に劣り、位置合わ
せが困難になった。また、比較例2の仮固定力が165
gf/cmと高い場合、背面転写リールから引き出せな
いという不具合が生じた。このように、転写性は仮固定
力を40〜160gf/cmの範囲にすれば良好な結果
が得られた。また、DSCの発熱量を比較的低くした実
施例4では、回路接続後の接着力が低くなり、また接続
信頼性試験の85℃、85%RH、500h後の接続抵
抗が高くなってしまう。リン酸エステル構造のリン酸エ
ステルアクリレートは、配合しない実施例3では、回路
接続後の接着力が低くなる。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、従
来のエポキシ樹脂系よりも低温速硬化性に優れかつ可使
時間を有し、フィルムがリールに巻かれたテープ状製品
を長時間保管しても接着フィルム層が剥離性支持フィル
ムに背面転写することなく接着フィルムをリールから引
き出せないという問題が発生せず、また、接着フィルム
の粘着性が弱すぎ、回路基板への転写ができないという
問題が発生しない転写性が良好で回路接続用接着フィル
ムの特性バランスに優れた電気・電子用の回路接続材料
を提供することができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J004 AA01 AA02 AA07 AA08 AA12 AA13 AA14 AA17 AA19 AB05 BA02 EA01 FA05 4J040 DA021 DB031 DC021 DD001 DD071 EB051 EB081 EB131 EC001 EE061 EF001 EG001 EH031 FA131 FA171 FA181 FA212 FA291 HA066 JA09 JB02 JB10 KA03 KA12 KA32 LA06 LA09 NA20 PA23 PA30 5E344 AA02 AA21 BB02 BB04 CD02 DD05 DD06 EE30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対峙する回路電極間に介在され、相対
    向する回路電極を加圧し加圧方向の電極間を電気的に接
    続する回路接続用接着フィルムであって、前記接続フィ
    ルムが加熱により遊離ラジカルを発生する硬化剤、ラジ
    カル重合性物質、及びフィルム形成性高分子を必須と
    し、前記接着フィルムのフレキシブル基板に対する仮固
    定力が40〜160gf/cmであることを特徴とする
    回路接続用接着フィルム。
  2. 【請求項2】 前記回路接続用接着フィルムのDSC
    (示差走査熱量計)による発熱量が60J/g〜220
    J/gであることを特徴とする請求項1に記載の回路接
    続用接着フィルム。
  3. 【請求項3】 遊離ラジカルを発生する硬化剤の半減期
    10時間の温度が40℃以上で、かつ半減期1分の温度
    が200℃以下である請求項1または請求項2に記載の
    回路接続用接着フィルム。
  4. 【請求項4】 回路接続用接着フィルムにさらに導電性
    粒子を必須成分として含有する請求項1ないし請求項3
    のいずれかに記載の回路接続用接着フィルム。
  5. 【請求項5】 ラジカル重合性物質がリン酸エステル構
    造を有する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
    回路接続用接着フィルム。
  6. 【請求項6】 第一の接続端子を有する第一の回路部材
    と、第二の接続端子を有する第二の回路部材とを、第一
    の接続端子と第二の接続端子を対向して配置し、前記対
    向配置した第一の接続端子と第二の接続端子の間に請求
    項1ないし請求項5のいずれかに記載の回路接続用接着
    フィルムを介在させ、加熱加圧して前期対向配置した第
    一の接続端子と第二の接続端子を電気的に接続させる回
    路板の製造方法。
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