JP2003063492A - 船外機生産設備 - Google Patents
船外機生産設備Info
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- JP2003063492A JP2003063492A JP2001258805A JP2001258805A JP2003063492A JP 2003063492 A JP2003063492 A JP 2003063492A JP 2001258805 A JP2001258805 A JP 2001258805A JP 2001258805 A JP2001258805 A JP 2001258805A JP 2003063492 A JP2003063492 A JP 2003063492A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 船外機用エンジンの組立、船外機の組立及び
性能検査を行うようにした船外機生産設備の生産効率
を、より高めること。 【解決手段】 船外機生産設備10は、船外機用エンジ
ンE1,E2,E3を流れ作業で組立てるエンジン組立
ライン20と、組立てたエンジンを用いて船外機B1,
B2を流れ作業で組立てる船外機組立ライン30と、組
立てた船外機を流れ作業で水槽41に入れながら性能検
査する船外機性能検査ライン40と、性能検査が完了し
た船外機を流れ作業で出荷ライン60に受け渡す船外機
受け渡しライン50とを、この順に連続して配置したも
のである。
性能検査を行うようにした船外機生産設備の生産効率
を、より高めること。 【解決手段】 船外機生産設備10は、船外機用エンジ
ンE1,E2,E3を流れ作業で組立てるエンジン組立
ライン20と、組立てたエンジンを用いて船外機B1,
B2を流れ作業で組立てる船外機組立ライン30と、組
立てた船外機を流れ作業で水槽41に入れながら性能検
査する船外機性能検査ライン40と、性能検査が完了し
た船外機を流れ作業で出荷ライン60に受け渡す船外機
受け渡しライン50とを、この順に連続して配置したも
のである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は船外機用エンジンの
組立、船外機の組立及び性能検査を行うようにした船外
機生産設備の改良に関する。
組立、船外機の組立及び性能検査を行うようにした船外
機生産設備の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機は、船尾にスターンブラケットに
て取付けるプロペラ式推進機構である。組立が完了した
船外機については、水槽で性能検査をした後に出荷す
る。このように船外機の組立及び性能検査を行うように
した船外機生産設備としては、例えば特開平11−34
8884号公報「船外機の組立装置」(以下、「従来の
技術」と言う)が知られている。
て取付けるプロペラ式推進機構である。組立が完了した
船外機については、水槽で性能検査をした後に出荷す
る。このように船外機の組立及び性能検査を行うように
した船外機生産設備としては、例えば特開平11−34
8884号公報「船外機の組立装置」(以下、「従来の
技術」と言う)が知られている。
【0003】上記従来の技術は、同公報の図1に示され
る通り、エンジンをエンジン組立部2(符号は公報に記
載されたものを引用した。以下同じ。)で組立て、組立
てたエンジンを用いて船外機を部品等組立部3で組立
て、組立てた船外機の性能を性能確認部4で検査すると
いうものである。
る通り、エンジンをエンジン組立部2(符号は公報に記
載されたものを引用した。以下同じ。)で組立て、組立
てたエンジンを用いて船外機を部品等組立部3で組立
て、組立てた船外機の性能を性能確認部4で検査すると
いうものである。
【0004】エンジン組立部2は、複数のステーション
を順次結ぶようにエンジン搬送路5を設け、このエンジ
ン搬送路5に沿ってエンジン台車を走行させ、各ステー
ションにおいてエンジン台車上でエンジンを組立てるラ
インである。部品等組立部3は、複数のステーションを
結ぶように組立搬送路6を設け、この組立搬送路6に沿
って無人カー7で組立台車8を牽引走行し、各ステーシ
ョンにおいて無人カー7を停止し、組立台車8上で船外
機を組立てるラインである。性能確認部4は、完成した
船外機をセットしたままの組立台車8を無人カー7から
切り放して移送路12へ引き込み、水槽11の前で停止
させ、水槽11に船外機のプロペラ部を入れて性能検査
をするラインである。
を順次結ぶようにエンジン搬送路5を設け、このエンジ
ン搬送路5に沿ってエンジン台車を走行させ、各ステー
ションにおいてエンジン台車上でエンジンを組立てるラ
インである。部品等組立部3は、複数のステーションを
結ぶように組立搬送路6を設け、この組立搬送路6に沿
って無人カー7で組立台車8を牽引走行し、各ステーシ
ョンにおいて無人カー7を停止し、組立台車8上で船外
機を組立てるラインである。性能確認部4は、完成した
船外機をセットしたままの組立台車8を無人カー7から
切り放して移送路12へ引き込み、水槽11の前で停止
させ、水槽11に船外機のプロペラ部を入れて性能検査
をするラインである。
【0005】このような船外機の組立装置によれば、次
の図23に示す手順で船外機用エンジンの組立、船外機
の組立及び性能検査を行うことができる。図23は従来
の船外機の組立装置の組立・検査手順説明図であり、上
記特開平11−348884号公報に基づく組立・検査
手順をまとめて示す。図中、ST×××は手順ステップ
番号を示し、この番号順に進行する。以下、上記従来の
技術の同公報の図1を参照しつつ手順を説明する。
の図23に示す手順で船外機用エンジンの組立、船外機
の組立及び性能検査を行うことができる。図23は従来
の船外機の組立装置の組立・検査手順説明図であり、上
記特開平11−348884号公報に基づく組立・検査
手順をまとめて示す。図中、ST×××は手順ステップ
番号を示し、この番号順に進行する。以下、上記従来の
技術の同公報の図1を参照しつつ手順を説明する。
【0006】ST101;エンジン搬送路5でエンジン
台車を走行させながら、各ステーションにおいてエンジ
ン台車上でエンジンを組立てる。 ST102;組立られたエンジンを組立台車8にセット
する。 ST103;組立搬送路6上を、無人カー7で組立台車
8を牽引走行する。 ST104;部品等組立部3の各ステーションで組立台
車8を停止させる。 ST105;組立台車8上で船外機を組立てる。 ST106;完成した船外機をセットしたままの組立台
車8を、無人カー7で牽引して性能確認部4まで移動さ
せる。 ST107;無人カー7から組立台車8を切り放して、
移送路12へ引き込む。 ST108;組立台車8を水槽11の前で停止させる。 ST109;組立台車8にセットされた船外機のプロペ
ラ部を水槽11に入れ、性能を検査する。 ST110;検査済みの船外機をセットしたままの組立
台車8を移動させて、組立搬送路6に戻す。 ST111;検査済みの船外機を払い出す。
台車を走行させながら、各ステーションにおいてエンジ
ン台車上でエンジンを組立てる。 ST102;組立られたエンジンを組立台車8にセット
する。 ST103;組立搬送路6上を、無人カー7で組立台車
8を牽引走行する。 ST104;部品等組立部3の各ステーションで組立台
車8を停止させる。 ST105;組立台車8上で船外機を組立てる。 ST106;完成した船外機をセットしたままの組立台
車8を、無人カー7で牽引して性能確認部4まで移動さ
せる。 ST107;無人カー7から組立台車8を切り放して、
移送路12へ引き込む。 ST108;組立台車8を水槽11の前で停止させる。 ST109;組立台車8にセットされた船外機のプロペ
ラ部を水槽11に入れ、性能を検査する。 ST110;検査済みの船外機をセットしたままの組立
台車8を移動させて、組立搬送路6に戻す。 ST111;検査済みの船外機を払い出す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術は図23に示す手順のうち、少なくともST1
01からST102へ移行するタイミング遅れによるタ
イムロスやST104、ST107、ST108並びに
ST110におけるタイムロスが発生し得る。「タイム
ロス」とは、生産や検査に直接関係しない無駄時間のこ
とである。
来の技術は図23に示す手順のうち、少なくともST1
01からST102へ移行するタイミング遅れによるタ
イムロスやST104、ST107、ST108並びに
ST110におけるタイムロスが発生し得る。「タイム
ロス」とは、生産や検査に直接関係しない無駄時間のこ
とである。
【0008】特に、組立台車8を停止させることによっ
て、その前後のステップとの移行タイミングにずれが発
生し易い。このような移行タイミングのずれは、各ステ
ップ間で船外機が滞留する要因となる。これらのタイム
ロスや船外機の滞留は生産効率に影響を及ぼすので、で
きるだけ解消することが好ましい。
て、その前後のステップとの移行タイミングにずれが発
生し易い。このような移行タイミングのずれは、各ステ
ップ間で船外機が滞留する要因となる。これらのタイム
ロスや船外機の滞留は生産効率に影響を及ぼすので、で
きるだけ解消することが好ましい。
【0009】そこで本発明の目的は、船外機用エンジン
の組立、船外機の組立及び性能検査を行うようにした船
外機生産設備の生産効率を、より高めることができる技
術を提供することにある。
の組立、船外機の組立及び性能検査を行うようにした船
外機生産設備の生産効率を、より高めることができる技
術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、船外機用エンジンを流れ作業で組立てる
エンジン組立ラインと、組立てたエンジンを用いて船外
機を流れ作業で組立てる船外機組立ラインと、組立てた
船外機を流れ作業で水槽に入れながら性能検査する船外
機性能検査ラインと、性能検査が完了した船外機を流れ
作業で出荷ラインに受け渡す船外機受け渡しラインと
を、この順に連続して配置した船外機生産設備である。
に請求項1は、船外機用エンジンを流れ作業で組立てる
エンジン組立ラインと、組立てたエンジンを用いて船外
機を流れ作業で組立てる船外機組立ラインと、組立てた
船外機を流れ作業で水槽に入れながら性能検査する船外
機性能検査ラインと、性能検査が完了した船外機を流れ
作業で出荷ラインに受け渡す船外機受け渡しラインと
を、この順に連続して配置した船外機生産設備である。
【0011】それぞれ流れ作業を行うことができるよう
にした、エンジン組立ラインと船外機組立ラインと船外
機性能検査ラインと船外機受け渡しラインとを、この順
に連続して配置する。各ラインの作業を全て流れ作業と
し、しかも各ラインを順に連続して配置することで、全
ての前後のステップ(工程)との移行タイミングにずれ
が発生することはない。このため、各ステップ間でエン
ジンや船外機が滞留することはなく、タイムロスもな
い。従って、船外機用エンジンの組立及び船外機の組立
・性能検査・出荷を連続的に行うようにした船外機生産
設備の生産効率をより高めることができる。生産効率を
高めることで、船外機の製造コストを低減させることが
できる。しかも、エンジン組立開始から船外機受け渡し
までの生産時間を短縮することができる。生産時間を短
くしたので、生産し検査した船外機を、船外機受け渡し
ラインを通じて速やかに出荷することができる。このた
め、船外機を販売店や顧客へ迅速に届けることが可能と
なる。
にした、エンジン組立ラインと船外機組立ラインと船外
機性能検査ラインと船外機受け渡しラインとを、この順
に連続して配置する。各ラインの作業を全て流れ作業と
し、しかも各ラインを順に連続して配置することで、全
ての前後のステップ(工程)との移行タイミングにずれ
が発生することはない。このため、各ステップ間でエン
ジンや船外機が滞留することはなく、タイムロスもな
い。従って、船外機用エンジンの組立及び船外機の組立
・性能検査・出荷を連続的に行うようにした船外機生産
設備の生産効率をより高めることができる。生産効率を
高めることで、船外機の製造コストを低減させることが
できる。しかも、エンジン組立開始から船外機受け渡し
までの生産時間を短縮することができる。生産時間を短
くしたので、生産し検査した船外機を、船外機受け渡し
ラインを通じて速やかに出荷することができる。このた
め、船外機を販売店や顧客へ迅速に届けることが可能と
なる。
【0012】請求項2は、船外機組立ラインで船外機を
組立てつつ搬送する第1搬送路と、船外機性能検査ライ
ンで船外機を検査しつつ搬送する第2搬送路と、船外機
受け渡しラインで船外機を受け渡すべく搬送する第3搬
送路とを、この順に連続した1本の直線状の搬送路とし
たことを特徴とする。
組立てつつ搬送する第1搬送路と、船外機性能検査ライ
ンで船外機を検査しつつ搬送する第2搬送路と、船外機
受け渡しラインで船外機を受け渡すべく搬送する第3搬
送路とを、この順に連続した1本の直線状の搬送路とし
たことを特徴とする。
【0013】船外機組立ラインで組立てる船外機の流れ
方向と、船外機性能検査ラインで検査する船外機の流れ
方向と、船外機受け渡しラインで受け渡す船外機の流れ
方向とを、一直線上に且つ同一方向に向けることができ
る。このように、船外機の全ての流れ方向を揃えること
により、船外機組立ラインと船外機性能検査ラインと船
外機受け渡しラインとにわたって、船外機の流れには無
駄が無く、滞留が無く、タイムロスもない。従って、船
外機の生産効率をより一層高めることができる。
方向と、船外機性能検査ラインで検査する船外機の流れ
方向と、船外機受け渡しラインで受け渡す船外機の流れ
方向とを、一直線上に且つ同一方向に向けることができ
る。このように、船外機の全ての流れ方向を揃えること
により、船外機組立ラインと船外機性能検査ラインと船
外機受け渡しラインとにわたって、船外機の流れには無
駄が無く、滞留が無く、タイムロスもない。従って、船
外機の生産効率をより一層高めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見
るものとする。図1は本発明に係る船外機生産設備の模
式図であり、船外機生産設備10の概要を斜視図にて示
す。
基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見
るものとする。図1は本発明に係る船外機生産設備の模
式図であり、船外機生産設備10の概要を斜視図にて示
す。
【0015】船外機生産設備10は、大きさの異なる船
外機用エンジンE1・・・,E2・・・,E3・・・(・・・は複数
を示す。以下同じ。)を流れ作業で組立てるエンジン組
立ライン20と、組立てた船外機用エンジンE1・・・,
E2・・・,E3・・・を用いて大きさの異なる船外機B1,
B2を流れ作業で組立てる船外機組立ライン30と、組
立てた船外機B1・・・,B2・・・の性能を流れ作業で検査
する船外機性能検査ライン40と、性能検査が完了した
船外機B1・・・,B2・・・を流れ作業で出荷ライン60に
受け渡す船外機受け渡しライン50とを、この順に連続
して配置したことを特徴とする。船外機用エンジンE1
・・・,E2・・・,E3・・・のことを以下、単にエンジンE
1・・・,E2・・・,E3・・・と言う。
外機用エンジンE1・・・,E2・・・,E3・・・(・・・は複数
を示す。以下同じ。)を流れ作業で組立てるエンジン組
立ライン20と、組立てた船外機用エンジンE1・・・,
E2・・・,E3・・・を用いて大きさの異なる船外機B1,
B2を流れ作業で組立てる船外機組立ライン30と、組
立てた船外機B1・・・,B2・・・の性能を流れ作業で検査
する船外機性能検査ライン40と、性能検査が完了した
船外機B1・・・,B2・・・を流れ作業で出荷ライン60に
受け渡す船外機受け渡しライン50とを、この順に連続
して配置したことを特徴とする。船外機用エンジンE1
・・・,E2・・・,E3・・・のことを以下、単にエンジンE
1・・・,E2・・・,E3・・・と言う。
【0016】エンジン組立ライン20は、シリンダブロ
ック等のエンジンの基本的部品Eb・・・を供給する供給
装置21、及び、組立てが完了したエンジンE1・・・,
E2・・・,E3・・・を次工程に移送する第1移送装置22
を含む。供給装置21は、例えば基本的部品Eb・・・を
流れ作業で供給するときに、作業者Mの労力を補助する
アシスト機である。第1移送装置22は、完成したエン
ジンE1・・・,E2・・・,E3・・・を流れ作業で移送する
ときに作業者Mが用いる、例えばパワーホイストであ
る。
ック等のエンジンの基本的部品Eb・・・を供給する供給
装置21、及び、組立てが完了したエンジンE1・・・,
E2・・・,E3・・・を次工程に移送する第1移送装置22
を含む。供給装置21は、例えば基本的部品Eb・・・を
流れ作業で供給するときに、作業者Mの労力を補助する
アシスト機である。第1移送装置22は、完成したエン
ジンE1・・・,E2・・・,E3・・・を流れ作業で移送する
ときに作業者Mが用いる、例えばパワーホイストであ
る。
【0017】このようなエンジン組立ライン20は、供
給装置21から供給された基本的部品Eb・・・を最初に
セットし、これらの基本的部品Eb・・・にエンジンの各
部品を流れ作業で順次組み付けていくことで、エンジン
E1・・・,E2・・・,E3・・・を組立て、組立てたエンジ
ンE1・・・,E2・・・,E3・・・を第1移送装置22を介
して船外機組立ライン30へ、流れ作業で連続的に移送
するようにした装置である。
給装置21から供給された基本的部品Eb・・・を最初に
セットし、これらの基本的部品Eb・・・にエンジンの各
部品を流れ作業で順次組み付けていくことで、エンジン
E1・・・,E2・・・,E3・・・を組立て、組立てたエンジ
ンE1・・・,E2・・・,E3・・・を第1移送装置22を介
して船外機組立ライン30へ、流れ作業で連続的に移送
するようにした装置である。
【0018】船外機組立ライン30は、移動中の船外機
組立台車200に、図示せぬスターンブラケット等の船
外機セット部品及びエンジンE1・・・,E2・・・,E3・・
・を最初ににセットし、これらの船外機セット部品及び
エンジンE1・・・,E2・・・,E3・・・に船外機の各部品
を流れ作業で順次組み付けていくことで、船外機B1・・
・,B2・・・を組立て、組立てた船外機B1・・・,B2・・・
をそのまま船外機性能検査ライン40へ、流れ作業で連
続的に搬送するようにした装置である。
組立台車200に、図示せぬスターンブラケット等の船
外機セット部品及びエンジンE1・・・,E2・・・,E3・・
・を最初ににセットし、これらの船外機セット部品及び
エンジンE1・・・,E2・・・,E3・・・に船外機の各部品
を流れ作業で順次組み付けていくことで、船外機B1・・
・,B2・・・を組立て、組立てた船外機B1・・・,B2・・・
をそのまま船外機性能検査ライン40へ、流れ作業で連
続的に搬送するようにした装置である。
【0019】船外機性能検査ライン40での性能検査に
は、船外機B1・・・,B2・・・を流れ作業で水槽41に入
れながら実施する性能検査を含む。船外機性能検査ライ
ン40の上方には、検査用機器42・・・を搬送するため
の平面視ループ状の検査機器搬送装置43を配置してい
る。検査用機器42・・・は、船外機B1・・・,B2・・・を
検査する種々の検査機器やバッテリ等を備える。
は、船外機B1・・・,B2・・・を流れ作業で水槽41に入
れながら実施する性能検査を含む。船外機性能検査ライ
ン40の上方には、検査用機器42・・・を搬送するため
の平面視ループ状の検査機器搬送装置43を配置してい
る。検査用機器42・・・は、船外機B1・・・,B2・・・を
検査する種々の検査機器やバッテリ等を備える。
【0020】船外機受け渡しライン50は、検査済みの
船外機B1・・・,B2・・・を次工程に移送する第2移送装
置51を含む。このような船外機受け渡しライン50
は、船外機B1・・・,B2・・・を第2移送装置51を介し
て出荷ライン60の出荷エリア又は出荷台車61に受け
渡すことができる。第2移送装置51は、船外機B1・・
・,B2・・・を流れ作業で移送するときに作業者Mが用い
る、例えばパワーホイストである。
船外機B1・・・,B2・・・を次工程に移送する第2移送装
置51を含む。このような船外機受け渡しライン50
は、船外機B1・・・,B2・・・を第2移送装置51を介し
て出荷ライン60の出荷エリア又は出荷台車61に受け
渡すことができる。第2移送装置51は、船外機B1・・
・,B2・・・を流れ作業で移送するときに作業者Mが用い
る、例えばパワーホイストである。
【0021】図2は本発明に係る船外機生産設備の平面
図であり、船外機生産設備10の配置関係を示す。船外
機組立ライン30、船外機性能検査ライン40及び船外
機受け渡しライン50は、1台の平面視ループ状の船外
機搬送装置70を共用する。すなわち、船外機搬送装置
70は、船外機組立ライン30で船外機B1・・・,B2・
・・を組立てつつ搬送する第1搬送路71と、船外機性能
検査ライン40で船外機B1・・・,B2・・・を検査しつつ
搬送する第2搬送路72と、船外機受け渡しライン50
で船外機B1・・・,B2・・・を出荷ライン60に受け渡す
べく搬送する第3搬送路73とを備える。
図であり、船外機生産設備10の配置関係を示す。船外
機組立ライン30、船外機性能検査ライン40及び船外
機受け渡しライン50は、1台の平面視ループ状の船外
機搬送装置70を共用する。すなわち、船外機搬送装置
70は、船外機組立ライン30で船外機B1・・・,B2・
・・を組立てつつ搬送する第1搬送路71と、船外機性能
検査ライン40で船外機B1・・・,B2・・・を検査しつつ
搬送する第2搬送路72と、船外機受け渡しライン50
で船外機B1・・・,B2・・・を出荷ライン60に受け渡す
べく搬送する第3搬送路73とを備える。
【0022】これら第1搬送路71、第2搬送路72及
び第3搬送路73はこの順に連続した1本の直線状の搬
送路であって、船外機B1,B2をセットした多数の船
外機組立台車200・・・を通す通路となる。船外機搬送
装置70にて船外機B1・・・,B2・・・を微速で搬送する
ことにより、(1)船外機B1・・・,B2・・・を搬送しな
がら船外機組立ライン30で組立て、(2)引続いて船
外機B1・・・,B2・・・を搬送しながら船外機性能検査ラ
イン40で検査し、(3)さらに引続いて船外機B1・・
・,B2・・・を船外機受け渡しライン50へ搬送すること
ができる。
び第3搬送路73はこの順に連続した1本の直線状の搬
送路であって、船外機B1,B2をセットした多数の船
外機組立台車200・・・を通す通路となる。船外機搬送
装置70にて船外機B1・・・,B2・・・を微速で搬送する
ことにより、(1)船外機B1・・・,B2・・・を搬送しな
がら船外機組立ライン30で組立て、(2)引続いて船
外機B1・・・,B2・・・を搬送しながら船外機性能検査ラ
イン40で検査し、(3)さらに引続いて船外機B1・・
・,B2・・・を船外機受け渡しライン50へ搬送すること
ができる。
【0023】船外機生産設備10は、それぞれ流れ作業
を行うことができるようにした、エンジン組立ライン2
0の速度、供給装置21の速度、第1移送装置22の速
度、船外機組立ライン30の速度、船外機性能検査ライ
ン40の速度、船外機受け渡しライン50の速度、並び
に第2移送装置51の速度を全て同期させた、すなわ
ち、相互のライン速度を同期させたことを特徴とする。
を行うことができるようにした、エンジン組立ライン2
0の速度、供給装置21の速度、第1移送装置22の速
度、船外機組立ライン30の速度、船外機性能検査ライ
ン40の速度、船外機受け渡しライン50の速度、並び
に第2移送装置51の速度を全て同期させた、すなわ
ち、相互のライン速度を同期させたことを特徴とする。
【0024】船外機組立ライン30においては、第1搬
送路71に沿って両側に組立作業ステージ91,92を
設置することで、これらの組立作業ステージ91,92
に作業者M・・・が立って組立作業をすることができるよ
うにした。さらには、組立作業ステージ91,92に隣
接して第1搬送路71とは反対側のスペースに作業台9
5・・・を設置することで、補助的な作業ができるように
した。図中、96・・・,97・・・は作業台である。
送路71に沿って両側に組立作業ステージ91,92を
設置することで、これらの組立作業ステージ91,92
に作業者M・・・が立って組立作業をすることができるよ
うにした。さらには、組立作業ステージ91,92に隣
接して第1搬送路71とは反対側のスペースに作業台9
5・・・を設置することで、補助的な作業ができるように
した。図中、96・・・,97・・・は作業台である。
【0025】図3(a),(b)は本発明に係るエンジ
ン組立ラインの構成図であり、(a)はエンジン組立ラ
イン20の平面構成を示し、(b)はエンジン組立ライ
ン20の側面構成を示す。エンジン組立ライン20は、
(a)に示すように平面視で細長いループ状チェーンコ
ンベア型式の装置であって、電動機101にて駆動チェ
ーン102を図反時計回り(白抜き矢印方向)に駆動す
るものである。
ン組立ラインの構成図であり、(a)はエンジン組立ラ
イン20の平面構成を示し、(b)はエンジン組立ライ
ン20の側面構成を示す。エンジン組立ライン20は、
(a)に示すように平面視で細長いループ状チェーンコ
ンベア型式の装置であって、電動機101にて駆動チェ
ーン102を図反時計回り(白抜き矢印方向)に駆動す
るものである。
【0026】エンジン組立ライン20は、複数の第1組
立台110・・・と複数の第2組立台130・・・とを、予め
設定した一定のピッチP1でエンジン組立ライン20に
沿って交互に配列するとともに、同一の駆動チェーン1
02に連結したことを特徴とする。第1組立台110
は、大型エンジンE1をセットして組立てる台である。
第2組立台130は、図示せぬ中型エンジンや小型エン
ジンをセットして組立てる台である。
立台110・・・と複数の第2組立台130・・・とを、予め
設定した一定のピッチP1でエンジン組立ライン20に
沿って交互に配列するとともに、同一の駆動チェーン1
02に連結したことを特徴とする。第1組立台110
は、大型エンジンE1をセットして組立てる台である。
第2組立台130は、図示せぬ中型エンジンや小型エン
ジンをセットして組立てる台である。
【0027】図4は本発明に係るエンジン組立ラインの
第1・第2組立台の側面図であり、エンジン組立ライン
20に沿って延びる上下のガイドレール103,104
によって、第1・第2組立台110,130の走行を案
内するとともに、これらの第1・第2組立台110,1
30を駆動チェーン102に連結したことを示す。
第1・第2組立台の側面図であり、エンジン組立ライン
20に沿って延びる上下のガイドレール103,104
によって、第1・第2組立台110,130の走行を案
内するとともに、これらの第1・第2組立台110,1
30を駆動チェーン102に連結したことを示す。
【0028】第1組立台110は、上下のガイドレール
103,104に走行可能に取付けた走行台車111
と、走行台車111の上に取付けた基盤112と、基盤
112の上に軸受113,114を介して上下スイング
可能に取付けた回転機構115と、回転機構115の先
端に回転可能に取付けた大型組付け台117と、回転機
構115をスイングさせるために基盤112に取付けた
スイング機構118とからなる。
103,104に走行可能に取付けた走行台車111
と、走行台車111の上に取付けた基盤112と、基盤
112の上に軸受113,114を介して上下スイング
可能に取付けた回転機構115と、回転機構115の先
端に回転可能に取付けた大型組付け台117と、回転機
構115をスイングさせるために基盤112に取付けた
スイング機構118とからなる。
【0029】回転機構115は、丸ハンドルからなる第
1ハンドル121と、第1ハンドル121の操作力によ
って大型組付け台117を回転させる第1伝達機構12
2とからなる。第1伝達機構122はセルフロック機能
を有したギヤ機構、例えばウォームギヤ機構である。セ
ルフロック機能とは、負荷側である大型組付け台117
からの力を操作側へ伝達することを阻止する機能であ
る。セルフロック機能を有するので、第1ハンドル12
1を操作することなく、停止状態の大型組付け台117
が回転することはない。
1ハンドル121と、第1ハンドル121の操作力によ
って大型組付け台117を回転させる第1伝達機構12
2とからなる。第1伝達機構122はセルフロック機能
を有したギヤ機構、例えばウォームギヤ機構である。セ
ルフロック機能とは、負荷側である大型組付け台117
からの力を操作側へ伝達することを阻止する機能であ
る。セルフロック機能を有するので、第1ハンドル12
1を操作することなく、停止状態の大型組付け台117
が回転することはない。
【0030】スイング機構118は、丸ハンドルからな
る比較的小径の第2ハンドル124と、第2ハンドル1
24よりも操作スパン(ハンドル長さ)の大きいバー状
の第3ハンドル125と、これら第2・第3ハンドル1
24,125によって回転する操作軸126と、操作軸
126の回転を伝動軸127に伝達して回転機構115
をスイングさせる第2伝達機構128とからなる。
る比較的小径の第2ハンドル124と、第2ハンドル1
24よりも操作スパン(ハンドル長さ)の大きいバー状
の第3ハンドル125と、これら第2・第3ハンドル1
24,125によって回転する操作軸126と、操作軸
126の回転を伝動軸127に伝達して回転機構115
をスイングさせる第2伝達機構128とからなる。
【0031】第2伝達機構128はセルフロック機能を
有したギヤ機構、例えばウォームギヤ機構である。セル
フロック機能を有するので、第2・第3ハンドル12
4,125を操作することなく、停止状態の回転機構1
15がスイングすることはない。
有したギヤ機構、例えばウォームギヤ機構である。セル
フロック機能を有するので、第2・第3ハンドル12
4,125を操作することなく、停止状態の回転機構1
15がスイングすることはない。
【0032】第2組立台130は、上下のガイドレール
103,104に走行可能に取付けた走行台車131
と、走行台車131の上に取付けた基盤132と、基盤
132の上に複数の支持用転動ボール機構133・・・を
介して回転可能に取付けた2つの小型組付け台(第1小
型組付け台134並びに第2小型組付け台135)とか
らなる。
103,104に走行可能に取付けた走行台車131
と、走行台車131の上に取付けた基盤132と、基盤
132の上に複数の支持用転動ボール機構133・・・を
介して回転可能に取付けた2つの小型組付け台(第1小
型組付け台134並びに第2小型組付け台135)とか
らなる。
【0033】これら第1・第2小型組付け台134,1
35は水平回転自在のターンテーブルであり、想像線に
て示すエンジンセット治具136,137を介してエン
ジンE2,E3をセットして組立てることができる。例
えば、第1小型組付け台134に中型エンジンセット治
具136を介して中型エンジンE2をセットしたり、第
2小型組付け台135に小型エンジンセット治具137
を介して小型エンジンE3をセットする。
35は水平回転自在のターンテーブルであり、想像線に
て示すエンジンセット治具136,137を介してエン
ジンE2,E3をセットして組立てることができる。例
えば、第1小型組付け台134に中型エンジンセット治
具136を介して中型エンジンE2をセットしたり、第
2小型組付け台135に小型エンジンセット治具137
を介して小型エンジンE3をセットする。
【0034】図5は本発明に係るエンジン組立ラインの
第1・第2組立台の平面図であり、第2組立台130に
2つの回転規制部材138,138を設けたことを示
す。これらの回転規制部材138,138は、第1・第
2小型組付け台134,135を個別に任意の角度で回
転規制する部材である。
第1・第2組立台の平面図であり、第2組立台130に
2つの回転規制部材138,138を設けたことを示
す。これらの回転規制部材138,138は、第1・第
2小型組付け台134,135を個別に任意の角度で回
転規制する部材である。
【0035】詳しくは、第1・第2小型組付け台13
4,135は外周面に90゜ピッチで係止凹部134a
・・・,135a・・・を備える。これらの係止凹部134a
・・・,135a・・・のうち1つに回転規制部材138の先
端部を嵌めることで、第1・第2小型組付け台134,
135を任意の角度で回転規制することができる。ま
た、回転規制部材138のノブ138aを引張ること
で、係止凹部134a・・・,135a・・・から回転規制部
材138の先端部を外すことができる。
4,135は外周面に90゜ピッチで係止凹部134a
・・・,135a・・・を備える。これらの係止凹部134a
・・・,135a・・・のうち1つに回転規制部材138の先
端部を嵌めることで、第1・第2小型組付け台134,
135を任意の角度で回転規制することができる。ま
た、回転規制部材138のノブ138aを引張ること
で、係止凹部134a・・・,135a・・・から回転規制部
材138の先端部を外すことができる。
【0036】ところで、上記第1ハンドル121を回転
操作することで、第1伝達機構122を介して大型組付
け台117を360゜回転させることができるととも
に、任意の角度で停止させることができる。一方、上記
第2・第3ハンドル124,125を回転操作して、回
転機構115を上下スイング(図表裏方向へシィング)
させることで、大型組付け台117を図に示す水平位置
から垂直位置へ上下スイングさせることができるととも
に、任意のスイング角で停止させることができる。
操作することで、第1伝達機構122を介して大型組付
け台117を360゜回転させることができるととも
に、任意の角度で停止させることができる。一方、上記
第2・第3ハンドル124,125を回転操作して、回
転機構115を上下スイング(図表裏方向へシィング)
させることで、大型組付け台117を図に示す水平位置
から垂直位置へ上下スイングさせることができるととも
に、任意のスイング角で停止させることができる。
【0037】図6は図4の6−6線断面図であり、第1
組立台110の走行を案内するガイド機構150及び第
1組立台110を駆動する駆動チェーン機構160を示
す。第1組立台110のガイド機構150は、フロアF
Rに設置した固定台151と、固定台151に取付けた
上下のガイドレール103,104と、走行台車111
に取付けたガイド用ローラ154・・・,155・・・並びに
支持用ローラ(走行用ローラ)156とからなる。上下
のガイドレール103,104は、断面視縦長矩形状の
バーである。
組立台110の走行を案内するガイド機構150及び第
1組立台110を駆動する駆動チェーン機構160を示
す。第1組立台110のガイド機構150は、フロアF
Rに設置した固定台151と、固定台151に取付けた
上下のガイドレール103,104と、走行台車111
に取付けたガイド用ローラ154・・・,155・・・並びに
支持用ローラ(走行用ローラ)156とからなる。上下
のガイドレール103,104は、断面視縦長矩形状の
バーである。
【0038】詳しく説明すると、第1組立台110の走
行台車111は断面視略逆L字状の部材であって、上下
にブラケット152,153を取付け、これらのブラケ
ット152,153にそれぞれ左右一対のガイド用ロー
ラ154・・・,155・・・を回転可能に取付けるととも
に、上のブラケット152に支持用ローラ156を回転
可能に取付けたものである。
行台車111は断面視略逆L字状の部材であって、上下
にブラケット152,153を取付け、これらのブラケ
ット152,153にそれぞれ左右一対のガイド用ロー
ラ154・・・,155・・・を回転可能に取付けるととも
に、上のブラケット152に支持用ローラ156を回転
可能に取付けたものである。
【0039】上の左右一対のガイド用ローラ154,1
54については、これらローラ外周面で上のガイドレー
ル103の両側面を左右から挟み込むようにセットす
る。下の左右一対のガイド用ローラ155,155につ
いては、これらローラ外周面で下のガイドレール104
の両側面を左右から挟み込むようにセットする。支持用
ローラ156については、上のガイドレール103の上
面を走行可能にセットする。このようにセットすること
で、第1組立台110は固定された上下のガイドレール
103,104に案内されて走行することができる。
54については、これらローラ外周面で上のガイドレー
ル103の両側面を左右から挟み込むようにセットす
る。下の左右一対のガイド用ローラ155,155につ
いては、これらローラ外周面で下のガイドレール104
の両側面を左右から挟み込むようにセットする。支持用
ローラ156については、上のガイドレール103の上
面を走行可能にセットする。このようにセットすること
で、第1組立台110は固定された上下のガイドレール
103,104に案内されて走行することができる。
【0040】図7は本発明に係る駆動チェーン機構の側
面図であり、上記図4に示す構成に対応する。駆動チェ
ーン機構160は、水平に張るとともに図の右から左へ
移動するようにした駆動チェーン102と、駆動チェー
ン102の上部に取付けた駆動凸部161と、第1組立
台110の走行台車111に取付けた一対の引掛け爪1
62,162とからなる。駆動チェーン102は、図表
裏方向に折れ曲がり可能なリンクチェーンである。
面図であり、上記図4に示す構成に対応する。駆動チェ
ーン機構160は、水平に張るとともに図の右から左へ
移動するようにした駆動チェーン102と、駆動チェー
ン102の上部に取付けた駆動凸部161と、第1組立
台110の走行台車111に取付けた一対の引掛け爪1
62,162とからなる。駆動チェーン102は、図表
裏方向に折れ曲がり可能なリンクチェーンである。
【0041】一対の引掛け爪162,162は、駆動チ
ェーン102の延び方向に沿って並ぶとともに、駆動チ
ェーン102の延び方向に細長いバーであって、基端部
をピン163,163で上下スイング可能に取付け、間
に駆動凸部161を介在させて先端部同士を向い合せに
したものである。さらに、これらの引掛け爪162,1
62は、先端部が駆動凸部161に引っ掛かる方向にリ
ターンばね164,164で弾発されている。弾発され
ることによる最大スイング角については、引掛け爪16
2,162の基端部が走行台車111に当ることで設定
される。
ェーン102の延び方向に沿って並ぶとともに、駆動チ
ェーン102の延び方向に細長いバーであって、基端部
をピン163,163で上下スイング可能に取付け、間
に駆動凸部161を介在させて先端部同士を向い合せに
したものである。さらに、これらの引掛け爪162,1
62は、先端部が駆動凸部161に引っ掛かる方向にリ
ターンばね164,164で弾発されている。弾発され
ることによる最大スイング角については、引掛け爪16
2,162の基端部が走行台車111に当ることで設定
される。
【0042】なお、操作レバー165をスイングさせて
カム166を回すことで、一方の引掛け爪162をリタ
ーンばね164,164の弾発力に抗して持上げて駆動
凸部161から外すことができる。但し、このように操
作レバー165で引掛け爪162を駆動凸部161から
外す構成を備えることは、任意である。
カム166を回すことで、一方の引掛け爪162をリタ
ーンばね164,164の弾発力に抗して持上げて駆動
凸部161から外すことができる。但し、このように操
作レバー165で引掛け爪162を駆動凸部161から
外す構成を備えることは、任意である。
【0043】図8は図4の8−8線断面図であり、第2
組立台130の走行を案内するガイド機構171及び第
2組立台130を駆動する駆動チェーン機構175を示
す。第2組立台130のガイド機構171は、上記図6
に示す第1組立台110のガイド機構150と同様の構
成であって、固定台151並びに上下のガイドレール1
03,104と、走行台車131に取付けたガイド用ロ
ーラローラ154・・・,155・・・並びに支持用ローラ1
56とからなる。
組立台130の走行を案内するガイド機構171及び第
2組立台130を駆動する駆動チェーン機構175を示
す。第2組立台130のガイド機構171は、上記図6
に示す第1組立台110のガイド機構150と同様の構
成であって、固定台151並びに上下のガイドレール1
03,104と、走行台車131に取付けたガイド用ロ
ーラローラ154・・・,155・・・並びに支持用ローラ1
56とからなる。
【0044】第2組立台130の走行台車131は断面
視略逆L字状の部材であって、上下にブラケット17
2,172を取付け、これらのブラケット172,17
2にそれぞれ左右一対のガイド用ローラ154・・・,1
55・・・を回転可能に取付けるとともに、上のブラケッ
ト172に支持用ローラ156を回転可能に取付ける。
このように取付けることで、第2組立台130は固定さ
れた上下のガイドレール103,104に案内されて走
行することができる。
視略逆L字状の部材であって、上下にブラケット17
2,172を取付け、これらのブラケット172,17
2にそれぞれ左右一対のガイド用ローラ154・・・,1
55・・・を回転可能に取付けるとともに、上のブラケッ
ト172に支持用ローラ156を回転可能に取付ける。
このように取付けることで、第2組立台130は固定さ
れた上下のガイドレール103,104に案内されて走
行することができる。
【0045】第2組立台130の駆動チェーン機構17
5については、上記図7に示す第1組立台110の駆動
チェーン機構160と同一構成なので、同一符号を付し
その説明を省略する。但し、上記図7に示す操作レバー
165によって引掛け爪162を駆動凸部161から外
す構成を備えることは任意である。ところで、第2組立
台130は複数の大型エンジンセット治具144・・・を
収納する治具収納ボックス176を備える。これらの大
型エンジンセット治具144・・・は、上記図5に示す大
型エンジンE1の種類を変更したときに交換する予備の
エンジンセット治具である。
5については、上記図7に示す第1組立台110の駆動
チェーン機構160と同一構成なので、同一符号を付し
その説明を省略する。但し、上記図7に示す操作レバー
165によって引掛け爪162を駆動凸部161から外
す構成を備えることは任意である。ところで、第2組立
台130は複数の大型エンジンセット治具144・・・を
収納する治具収納ボックス176を備える。これらの大
型エンジンセット治具144・・・は、上記図5に示す大
型エンジンE1の種類を変更したときに交換する予備の
エンジンセット治具である。
【0046】次に、上記構成のエンジン組立ライン20
における第1・第2組立台110,130の作用につい
て、図9〜図12に基づき説明する。図9は本発明に係
る第1・第2組立台の作用作用説明図(その1)であ
り、第1組立台110に大型エンジンセット治具144
を介して大型エンジンE1をセットしたことを示す。
における第1・第2組立台110,130の作用につい
て、図9〜図12に基づき説明する。図9は本発明に係
る第1・第2組立台の作用作用説明図(その1)であ
り、第1組立台110に大型エンジンセット治具144
を介して大型エンジンE1をセットしたことを示す。
【0047】図10は本発明に係る第1・第2組立台の
作用作用説明図(その2)であり、第2組立台130の
第1小型組付け台134に、中型エンジンセット治具1
36を介して中型エンジンE2をセットするとともに、
第2組立台130の第2小型組付け台135に、小型エ
ンジンセット治具137を介して小型エンジンE3をセ
ットしたことを示す。なお、第1小型組付け台134と
第2小型組付け台135の両方に、各々小型エンジンE
3,E3をセットすることもできる。
作用作用説明図(その2)であり、第2組立台130の
第1小型組付け台134に、中型エンジンセット治具1
36を介して中型エンジンE2をセットするとともに、
第2組立台130の第2小型組付け台135に、小型エ
ンジンセット治具137を介して小型エンジンE3をセ
ットしたことを示す。なお、第1小型組付け台134と
第2小型組付け台135の両方に、各々小型エンジンE
3,E3をセットすることもできる。
【0048】図11は本発明に係る第1・第2組立台の
作用作用説明図(その3)であり、第2組立台130の
第1小型組付け台134に、中型エンジンセット治具1
36を介して中型エンジンE2をセットしたことを示
す。
作用作用説明図(その3)であり、第2組立台130の
第1小型組付け台134に、中型エンジンセット治具1
36を介して中型エンジンE2をセットしたことを示
す。
【0049】図12は本発明に係る第1・第2組立台の
作用作用説明図(その4)であり、第2組立台130の
第2小型組付け台135に、小型エンジンセット治具1
37を介して小型エンジンE3をセットしたことを示
す。
作用作用説明図(その4)であり、第2組立台130の
第2小型組付け台135に、小型エンジンセット治具1
37を介して小型エンジンE3をセットしたことを示
す。
【0050】以上の説明をまとめると、次の通りであ
る。大型エンジンE1を組立てるときには、第1組立台
110に大型エンジンE1をセットする。一方、中型エ
ンジンE2や小型エンジンE3を組立てるときには、第
2組立台130の第1・第2小型組付け台134,13
5に1台又は2台の中・小型エンジンE2,E3をセッ
トする。
る。大型エンジンE1を組立てるときには、第1組立台
110に大型エンジンE1をセットする。一方、中型エ
ンジンE2や小型エンジンE3を組立てるときには、第
2組立台130の第1・第2小型組付け台134,13
5に1台又は2台の中・小型エンジンE2,E3をセッ
トする。
【0051】一般に、大型エンジンE1の組立時間に比
べて、中・小型エンジンE2,E3の組立時間は大幅に
少なくてすむ。従って、第2組立台130に2つの中・
小型エンジンE2,E3をセットして同時に組立てるこ
とは可能である。1つのエンジン組立ライン20におい
て、(1)第1組立台110に大型エンジンE1を1つ
セットして組立てたり、(2)第2組立台130に中型
エンジンE3又は小型エンジンE2のどちらか1つをセ
ットして組立てたり、(3)第2組立台130に中・小
型エンジンE2,E3の2つ(両方)をセットして同時
に組立てたり、(4)第2組立台130に小型エンジン
E3の2つをセットして同時に組立てることができる。
従って、大きさが大幅に異なるエンジンE1,E2,E
3を1つのエンジン組立ライン20で効率良く組立てる
ことができる。
べて、中・小型エンジンE2,E3の組立時間は大幅に
少なくてすむ。従って、第2組立台130に2つの中・
小型エンジンE2,E3をセットして同時に組立てるこ
とは可能である。1つのエンジン組立ライン20におい
て、(1)第1組立台110に大型エンジンE1を1つ
セットして組立てたり、(2)第2組立台130に中型
エンジンE3又は小型エンジンE2のどちらか1つをセ
ットして組立てたり、(3)第2組立台130に中・小
型エンジンE2,E3の2つ(両方)をセットして同時
に組立てたり、(4)第2組立台130に小型エンジン
E3の2つをセットして同時に組立てることができる。
従って、大きさが大幅に異なるエンジンE1,E2,E
3を1つのエンジン組立ライン20で効率良く組立てる
ことができる。
【0052】さらに上述のように、第2組立台130に
中・小型エンジンE2,E3を2つセットして同時に組
立てる場合には、1つの大型エンジンE1を組立てる
のに必要な時間で、2つの中・小型エンジンE2,E
3を組立てることができる。このため、上記の組立工
数と上記の組立工数とを概ね均一化できる。この結
果、組立工数のばらつきを解消することができるので、
組立効率をより高めることができる。
中・小型エンジンE2,E3を2つセットして同時に組
立てる場合には、1つの大型エンジンE1を組立てる
のに必要な時間で、2つの中・小型エンジンE2,E
3を組立てることができる。このため、上記の組立工
数と上記の組立工数とを概ね均一化できる。この結
果、組立工数のばらつきを解消することができるので、
組立効率をより高めることができる。
【0053】図13(a),(b)は本発明に係る船外
機組立ライン、船外機性能検査ライン、船外機受け渡し
ライン及び船外機搬送装置の構成図であり、(a)は各
ライン30〜50並びに船外機搬送装置70の平面構成
を示し、(b)は各ライン30〜50並びに船外機搬送
装置70の側面構成を示す。船外機搬送装置70は、船
外機組立ライン30、船外機性能検査ライン40及び船
外機受け渡しライン50に沿わせて設けた直線状の船外
機付き台車搬送装置70Aと、船外機付き台車搬送装置
70Aの両端(始点70aと終点70bとの間)を結ぶ
空台車戻し装置70Bとからなる。
機組立ライン、船外機性能検査ライン、船外機受け渡し
ライン及び船外機搬送装置の構成図であり、(a)は各
ライン30〜50並びに船外機搬送装置70の平面構成
を示し、(b)は各ライン30〜50並びに船外機搬送
装置70の側面構成を示す。船外機搬送装置70は、船
外機組立ライン30、船外機性能検査ライン40及び船
外機受け渡しライン50に沿わせて設けた直線状の船外
機付き台車搬送装置70Aと、船外機付き台車搬送装置
70Aの両端(始点70aと終点70bとの間)を結ぶ
空台車戻し装置70Bとからなる。
【0054】船外機付き台車搬送装置70Aは、図示せ
ぬ電動機にてループ状の駆動チェーンを駆動するチェー
ンコンベア型式の装置であり、フロアFR上の上記第1
・第2・第3搬送路71〜73を有する。この船外機付
き台車搬送装置70Aは、船外機B1,B2(図2参
照)をセットした多数の船外機組立台車200・・・を、
図右端の始点70aから第1・第2・第3搬送路71〜
73を通して左端の終点70bまで搬送するようにし
た、直線状の装置であって、船外機組立台車200・・・
を搬送する速度を、エンジン組立ライン20(図2参
照)の速度に同期させたことを特徴とする。このような
船外機付き台車搬送装置70Aは、多数の船外機組立台
車200・・・を各ライン30〜50に沿って予め設定し
た一定のピッチP2で配列したことを特徴とする。
ぬ電動機にてループ状の駆動チェーンを駆動するチェー
ンコンベア型式の装置であり、フロアFR上の上記第1
・第2・第3搬送路71〜73を有する。この船外機付
き台車搬送装置70Aは、船外機B1,B2(図2参
照)をセットした多数の船外機組立台車200・・・を、
図右端の始点70aから第1・第2・第3搬送路71〜
73を通して左端の終点70bまで搬送するようにし
た、直線状の装置であって、船外機組立台車200・・・
を搬送する速度を、エンジン組立ライン20(図2参
照)の速度に同期させたことを特徴とする。このような
船外機付き台車搬送装置70Aは、多数の船外機組立台
車200・・・を各ライン30〜50に沿って予め設定し
た一定のピッチP2で配列したことを特徴とする。
【0055】空台車戻し装置70Bは、空の船外機組立
台車200Aを船外機付き台車搬送装置70Aの終点7
0bから始点70aへ連続的に高速で戻す装置である。
ここで、空の船外機組立台車200Aとは、船外機B
1,B2がセットされていない船外機組立台車200の
ことを言う。
台車200Aを船外機付き台車搬送装置70Aの終点7
0bから始点70aへ連続的に高速で戻す装置である。
ここで、空の船外機組立台車200Aとは、船外機B
1,B2がセットされていない船外機組立台車200の
ことを言う。
【0056】具体的には、空台車戻し装置70Bは、終
点70bから横へ水平に空の船外機組立台車200Aを
移送する第1戻し機81と、第1戻し機81の終点で空
の船外機組立台車200Aをピット82内に降ろす第1
昇降機83と、降ろされた空の船外機組立台車200A
をピット82内で船外機付き台車搬送装置70Aに並行
に移送する第2戻し機84と、第2戻し機84から移送
された空の船外機組立台車200AをフロアFRへ上げ
る第2昇降機85と、上げられた空の船外機組立台車2
00Aを船外機付き台車搬送装置70Aの始点70aへ
移送する第3戻し機86と、からなる。
点70bから横へ水平に空の船外機組立台車200Aを
移送する第1戻し機81と、第1戻し機81の終点で空
の船外機組立台車200Aをピット82内に降ろす第1
昇降機83と、降ろされた空の船外機組立台車200A
をピット82内で船外機付き台車搬送装置70Aに並行
に移送する第2戻し機84と、第2戻し機84から移送
された空の船外機組立台車200AをフロアFRへ上げ
る第2昇降機85と、上げられた空の船外機組立台車2
00Aを船外機付き台車搬送装置70Aの始点70aへ
移送する第3戻し機86と、からなる。
【0057】船外機受け渡しライン50で船外機B1,
B2を出荷ライン60(図2参照)に受け渡した後の空
の船外機組立台車200Aを船外機付き台車搬送装置7
0Aの始点70aに戻すことができる。
B2を出荷ライン60(図2参照)に受け渡した後の空
の船外機組立台車200Aを船外機付き台車搬送装置7
0Aの始点70aに戻すことができる。
【0058】図14は本発明に係る船外機組立台車の側
面図であり、この船外機組立台車200は、船外機B
1,B2(図1参照)をセットして組立てるとともに組
立てた船外機B1,B2をそのまま次の工程に搬送する
ために、平坦なフロアFRを図左右方向に走行可能な台
車である。従って船外機組立台車200は、フロアFR
上の第1・第2・第3搬送路71〜73を走行すること
ができる。
面図であり、この船外機組立台車200は、船外機B
1,B2(図1参照)をセットして組立てるとともに組
立てた船外機B1,B2をそのまま次の工程に搬送する
ために、平坦なフロアFRを図左右方向に走行可能な台
車である。従って船外機組立台車200は、フロアFR
上の第1・第2・第3搬送路71〜73を走行すること
ができる。
【0059】このような船外機組立台車200は、複数
の車輪201・・・を備える台車本体202と、台車本体
202の上に且つ走行方向中央に設けた1つの支柱20
3と、支柱203の上部に設けた第1セット部204
と、第1セット部204に対して走行方向両側に折畳み
可能に設けた2つの第2セット部205,205とから
なる。
の車輪201・・・を備える台車本体202と、台車本体
202の上に且つ走行方向中央に設けた1つの支柱20
3と、支柱203の上部に設けた第1セット部204
と、第1セット部204に対して走行方向両側に折畳み
可能に設けた2つの第2セット部205,205とから
なる。
【0060】台車本体202は、走行方向(車幅方向)
に細長い平面視矩形状の枠体の上に平板206を着脱可
能に張ることで、上面207を平坦面とした部材であ
り、走行方向片側4個、両側で計8個の車輪201・・・
を有する。支柱203は、台車本体202の上面207
にボルト止めした垂直な部材であって、角パイプからな
る。第1セット部204は、大型船外機をセットして組
立てるブラケットである。2つの第2セット部205,
205は、小型船外機をセットして組立てるブラケット
である。
に細長い平面視矩形状の枠体の上に平板206を着脱可
能に張ることで、上面207を平坦面とした部材であ
り、走行方向片側4個、両側で計8個の車輪201・・・
を有する。支柱203は、台車本体202の上面207
にボルト止めした垂直な部材であって、角パイプからな
る。第1セット部204は、大型船外機をセットして組
立てるブラケットである。2つの第2セット部205,
205は、小型船外機をセットして組立てるブラケット
である。
【0061】上記台車本体202、支柱203及び第1
・第2セット部204,205,205の関係について
は、次の(1)〜(4)のように言い換えることもでき
る。 (1)台車本体202に第1セット部204及び2つの
第2セット部205,205を設けた。(2)台車本体
202の上部中央に第1セット部204を設け、第1セ
ット部204の図左右両側、すなわち走行方向に2つの
第2セット部205,205を設けた。(3)支柱20
3の上部に、第2セット部205,205をこの図の如
く側面視で左右2つ設けるとともに、左右の第2セット
部205,205間に第1セット部204を設けた。
(4)支柱203の上部にセット部(第1・第2セット
部204,205,205)を設けた。
・第2セット部204,205,205の関係について
は、次の(1)〜(4)のように言い換えることもでき
る。 (1)台車本体202に第1セット部204及び2つの
第2セット部205,205を設けた。(2)台車本体
202の上部中央に第1セット部204を設け、第1セ
ット部204の図左右両側、すなわち走行方向に2つの
第2セット部205,205を設けた。(3)支柱20
3の上部に、第2セット部205,205をこの図の如
く側面視で左右2つ設けるとともに、左右の第2セット
部205,205間に第1セット部204を設けた。
(4)支柱203の上部にセット部(第1・第2セット
部204,205,205)を設けた。
【0062】図15は本発明に係る船外機組立台車の正
面図であり、船外機組立台車200が図の手前方向に進
行可能であることと、船外機組立台車200の走行を案
内するガイド機構250及び船外機組立台車200を駆
動する駆動チェーン機構260を示す。駆動チェーン機
構260は、作業側(図左側)に対して反対側に配置す
る。ガイド機構250及び駆動チェーン機構260の詳
細については後述する。
面図であり、船外機組立台車200が図の手前方向に進
行可能であることと、船外機組立台車200の走行を案
内するガイド機構250及び船外機組立台車200を駆
動する駆動チェーン機構260を示す。駆動チェーン機
構260は、作業側(図左側)に対して反対側に配置す
る。ガイド機構250及び駆動チェーン機構260の詳
細については後述する。
【0063】上記船外機組立台車200は、車幅中心か
ら作業側へ偏心した位置に支柱203を設け、支柱20
3の上部から作業側へ水平部203aを延し、この水平
部203aの延出端に第1・第2セット部204,20
5を設けることで、支柱203の上部に且つ台車本体2
02から作業側へ偏心した位置にセット部を設け、台車
本体202に且つ第1・第2セット部204,205と
反対側の位置にカウンタウエイト211を設けたことを
特徴とする。
ら作業側へ偏心した位置に支柱203を設け、支柱20
3の上部から作業側へ水平部203aを延し、この水平
部203aの延出端に第1・第2セット部204,20
5を設けることで、支柱203の上部に且つ台車本体2
02から作業側へ偏心した位置にセット部を設け、台車
本体202に且つ第1・第2セット部204,205と
反対側の位置にカウンタウエイト211を設けたことを
特徴とする。
【0064】次に上記構成の船外機組立台車200の使
用方法について図16及び図17に基づき説明する。図
16(a),(b)は本発明に係る船外機組立台車の使
用方法説明図(その1)である。(a)は側面視左右の
第2セット部205,205を折畳むとともに第1セッ
ト部204に1つの大型船外機B1をセットした船外機
組立台車200の側面を示す。(b)はそのときの船外
機組立台車200の正面を示す。
用方法について図16及び図17に基づき説明する。図
16(a),(b)は本発明に係る船外機組立台車の使
用方法説明図(その1)である。(a)は側面視左右の
第2セット部205,205を折畳むとともに第1セッ
ト部204に1つの大型船外機B1をセットした船外機
組立台車200の側面を示す。(b)はそのときの船外
機組立台車200の正面を示す。
【0065】図17(a),(b)は本発明に係る船外
機組立台車の使用方法説明図(その2)である。(a)
は側面視左右の第2セット部205,205を開いて、
これら第2セット部205,205に2つの小型船外機
B2,B2をセットした船外機組立台車200の側面を
示す。(b)はそのときの船外機組立台車200の正面
を示す。
機組立台車の使用方法説明図(その2)である。(a)
は側面視左右の第2セット部205,205を開いて、
これら第2セット部205,205に2つの小型船外機
B2,B2をセットした船外機組立台車200の側面を
示す。(b)はそのときの船外機組立台車200の正面
を示す。
【0066】このように、1台の船外機組立台車200
で、図16に示す1つの大型船外機B1を組立てたり、
図17に示す2つの小型船外機B2,B2を組立てるこ
とができる。従って、大きさが大幅に異なる船外機B
1,B2,B2を1種類の船外機組立台車200で効率
良く組立てることができる
で、図16に示す1つの大型船外機B1を組立てたり、
図17に示す2つの小型船外機B2,B2を組立てるこ
とができる。従って、大きさが大幅に異なる船外機B
1,B2,B2を1種類の船外機組立台車200で効率
良く組立てることができる
【0067】図18は本発明に係る船外機組立台車のガ
イド機構及び駆動チェーン機構の正面図であり、上記図
15に示す構成に対応する。船外機組立台車200のガ
イド機構250は、フロアFRに設置した左右のガイド
レール251,251と、台車本体202の下部におけ
る左右に回転可能に取付けたガイド用ローラ252・・・
とからなる。ガイドレール251は、断面視縦長矩形状
のバーであって、船外機組立台車200が走行する通
路、すなわち第1・第2・第3搬送路71〜73に船外
機組立台車200の走行を案内するガイド部材である。
イド機構及び駆動チェーン機構の正面図であり、上記図
15に示す構成に対応する。船外機組立台車200のガ
イド機構250は、フロアFRに設置した左右のガイド
レール251,251と、台車本体202の下部におけ
る左右に回転可能に取付けたガイド用ローラ252・・・
とからなる。ガイドレール251は、断面視縦長矩形状
のバーであって、船外機組立台車200が走行する通
路、すなわち第1・第2・第3搬送路71〜73に船外
機組立台車200の走行を案内するガイド部材である。
【0068】ガイド用ローラ252・・・は、平面視矩形
状の台車本体202の四隅に計4つ設け、ガイドレール
251,251間に若干の隙間を有して配置することに
なる。253,253はガイドレール用支柱である。こ
のようにして船外機組立台車200は、固定された左右
のガイドレール251,251に案内されて走行するこ
とができる。
状の台車本体202の四隅に計4つ設け、ガイドレール
251,251間に若干の隙間を有して配置することに
なる。253,253はガイドレール用支柱である。こ
のようにして船外機組立台車200は、固定された左右
のガイドレール251,251に案内されて走行するこ
とができる。
【0069】図19は図18の矢視19線図であり、船
外機組立台車200を駆動する駆動チェーン機構260
の平面構造を示す。駆動チェーン機構260は、水平に
張るとともに図の白抜き矢印にて示す方向へ移動するよ
うにした駆動チェーン261と、駆動チェーン261の
上部に取付けた駆動凸部262と、台車本体202の前
後にブラケット263,263を介して取付けた一対の
引掛け爪264,264とからなる。駆動チェーン26
1は、図の左右方向に折れ曲がり可能なリンクチェーン
である。
外機組立台車200を駆動する駆動チェーン機構260
の平面構造を示す。駆動チェーン機構260は、水平に
張るとともに図の白抜き矢印にて示す方向へ移動するよ
うにした駆動チェーン261と、駆動チェーン261の
上部に取付けた駆動凸部262と、台車本体202の前
後にブラケット263,263を介して取付けた一対の
引掛け爪264,264とからなる。駆動チェーン26
1は、図の左右方向に折れ曲がり可能なリンクチェーン
である。
【0070】一対の引掛け爪264,264は、駆動チ
ェーン261の延び方向に沿って並ぶとともに、駆動チ
ェーン261の延び方向に細長いバーであって、基端部
をピン265,265で左右スイング可能に取付け、間
に駆動凸部262を介在させて先端部同士を向い合せに
したものである。さらに、これらの引掛け爪264,2
64は、先端部が駆動凸部262に引っ掛かる方向にリ
ターンばね266,266で弾発されている。弾発され
ることによる最大スイング角については、引掛け爪26
4,264の基端部がブラケット263,263に当る
ことで設定される。
ェーン261の延び方向に沿って並ぶとともに、駆動チ
ェーン261の延び方向に細長いバーであって、基端部
をピン265,265で左右スイング可能に取付け、間
に駆動凸部262を介在させて先端部同士を向い合せに
したものである。さらに、これらの引掛け爪264,2
64は、先端部が駆動凸部262に引っ掛かる方向にリ
ターンばね266,266で弾発されている。弾発され
ることによる最大スイング角については、引掛け爪26
4,264の基端部がブラケット263,263に当る
ことで設定される。
【0071】ところで駆動チェーン機構260は、駆動
凸部262から左右へローラピン267を延し、ローラ
ピン267の左右両端にローラ268,268を回転可
能に取付け、これらのローラ268,268をチェーン
用ガイドレール269,269に載せるようにしたもの
である。駆動チェーン261をチェーン用ガイドレール
269,269で支えるとともに案内することができ
る。
凸部262から左右へローラピン267を延し、ローラ
ピン267の左右両端にローラ268,268を回転可
能に取付け、これらのローラ268,268をチェーン
用ガイドレール269,269に載せるようにしたもの
である。駆動チェーン261をチェーン用ガイドレール
269,269で支えるとともに案内することができ
る。
【0072】図20(a)〜(c)は本発明に係る船外
機性能検査ラインの水槽部分の構成図兼作用図である。
水槽41内の水面Swの高さ及び船外機組立台車200
の第1・第2セット部204,205の高さは、船外機
B1,B2の性能を検査するのに最適なレベルに設定し
てある。このため、第1・第2セット部204,205
の下半部の高さは、水槽41内の水面Swよりも低い。
従って、船外機組立台車200をこのまま水平移動させ
たのでは、第1・第2セット部204,205の下半部
が、水槽41の上部に当たる。
機性能検査ラインの水槽部分の構成図兼作用図である。
水槽41内の水面Swの高さ及び船外機組立台車200
の第1・第2セット部204,205の高さは、船外機
B1,B2の性能を検査するのに最適なレベルに設定し
てある。このため、第1・第2セット部204,205
の下半部の高さは、水槽41内の水面Swよりも低い。
従って、船外機組立台車200をこのまま水平移動させ
たのでは、第1・第2セット部204,205の下半部
が、水槽41の上部に当たる。
【0073】これに対応するために、水槽41は、船外
機組立台車200を水平移動させて船外機B1,B2を
搬入する部分並びに搬出する部分に、それぞれ二重ゲー
ト構造の補助水槽271(この図では搬入側のみを示
す。)を設け、これらの補助水槽271の第1ゲート2
73と第2ゲート275を交互に開閉するようにした。
補助水槽271の底は水槽41内の水面Swよりも低位
である。
機組立台車200を水平移動させて船外機B1,B2を
搬入する部分並びに搬出する部分に、それぞれ二重ゲー
ト構造の補助水槽271(この図では搬入側のみを示
す。)を設け、これらの補助水槽271の第1ゲート2
73と第2ゲート275を交互に開閉するようにした。
補助水槽271の底は水槽41内の水面Swよりも低位
である。
【0074】船外機組立台車200を水平移動させて船
外機B1,B2を水槽41へ搬入する手順は次の通りで
ある。先ず(a)に示すように船外機B1,B2をチル
トアップし、次に第1シリンダユニット272にて第1
ゲート273を開き、次に補助水槽271内に船外機B
1,B2を搬入した後に、第1ゲート273を閉じる。
次に(b)に示すように、第2シリンダユニット274
にて第2ゲート275を開き、次に水槽41内に船外機
B1,B2を搬入した後に、第2ゲート275を閉じ
る。最後に(c)に示すように、船外機B1,B2をチ
ルトダウンする。船外機B1,B2を水槽41から搬出
する手順は、上記搬入する手順の逆にする。なお、28
2は船外機用スターンブラケットである。
外機B1,B2を水槽41へ搬入する手順は次の通りで
ある。先ず(a)に示すように船外機B1,B2をチル
トアップし、次に第1シリンダユニット272にて第1
ゲート273を開き、次に補助水槽271内に船外機B
1,B2を搬入した後に、第1ゲート273を閉じる。
次に(b)に示すように、第2シリンダユニット274
にて第2ゲート275を開き、次に水槽41内に船外機
B1,B2を搬入した後に、第2ゲート275を閉じ
る。最後に(c)に示すように、船外機B1,B2をチ
ルトダウンする。船外機B1,B2を水槽41から搬出
する手順は、上記搬入する手順の逆にする。なお、28
2は船外機用スターンブラケットである。
【0075】図21は本発明に係る船外機性能検査ライ
ンの作用図であり、船外機性能検査ライン40におい
て、船外機組立台車200を図手前方向へ微速で移動さ
せることで、船外機B1・・・,B2・・・を水槽41を手前
に横切るように搬送しつつ、船外機B1・・・,B2・・・の
下半部を水槽41に入れながら、流れ作業で性能検査し
ていることを示す。
ンの作用図であり、船外機性能検査ライン40におい
て、船外機組立台車200を図手前方向へ微速で移動さ
せることで、船外機B1・・・,B2・・・を水槽41を手前
に横切るように搬送しつつ、船外機B1・・・,B2・・・の
下半部を水槽41に入れながら、流れ作業で性能検査し
ていることを示す。
【0076】検査機器搬送装置43における検査用機器
42の搬送速度は、船外機性能検査ライン40のライン
速度に同期している。この結果、検査用機器42の移動
速度は船外機B1・・・,B2・・・の移動速度に同期する。
性能を検査するには、船外機B1・・・,B2・・・に検査用
機器42のハーネス46を接続するとともに、船外機B
1・・・,B2・・・のエンジン(図示せず)にエンジン試運
転時用燃料タンク47の燃料ホース48を接続し、エン
ジンを作動させる。なお、燃料ホース48の長さは、船
外機B1・・・,B2・・・を流れ作業で検査するのに十分な
長さである。
42の搬送速度は、船外機性能検査ライン40のライン
速度に同期している。この結果、検査用機器42の移動
速度は船外機B1・・・,B2・・・の移動速度に同期する。
性能を検査するには、船外機B1・・・,B2・・・に検査用
機器42のハーネス46を接続するとともに、船外機B
1・・・,B2・・・のエンジン(図示せず)にエンジン試運
転時用燃料タンク47の燃料ホース48を接続し、エン
ジンを作動させる。なお、燃料ホース48の長さは、船
外機B1・・・,B2・・・を流れ作業で検査するのに十分な
長さである。
【0077】船外機組立台車200の走行を案内する左
右のガイドレール251,251のうち、水槽41側の
方については水槽41の側壁41aに設ける。このよう
にして、船外機組立台車200は、固定された左右のガ
イドレール251に案内されて走行することができる。
右のガイドレール251,251のうち、水槽41側の
方については水槽41の側壁41aに設ける。このよう
にして、船外機組立台車200は、固定された左右のガ
イドレール251に案内されて走行することができる。
【0078】ところで、特に大型の船外機B1は正規の
プロペラの最大発生推進力が極めて大きい。最大発生推
進力が大きいと検査用の水槽41も大型にせざるを得な
い。この点を解消するために、性能検査用プロペラ28
1を船外機B1,B2の推進軸に取付ける。性能検査用
プロペラ281の最大発生推進力は、正規のプロペラの
最大発生推進力よりも小さい。なお、正規のプロペラを
用いて性能検査をすることは任意である。以下の説明に
おいてプロペラ281と言うときには、性能検査用プロ
ペラ281の他に正規のプロペラを包含することにす
る。
プロペラの最大発生推進力が極めて大きい。最大発生推
進力が大きいと検査用の水槽41も大型にせざるを得な
い。この点を解消するために、性能検査用プロペラ28
1を船外機B1,B2の推進軸に取付ける。性能検査用
プロペラ281の最大発生推進力は、正規のプロペラの
最大発生推進力よりも小さい。なお、正規のプロペラを
用いて性能検査をすることは任意である。以下の説明に
おいてプロペラ281と言うときには、性能検査用プロ
ペラ281の他に正規のプロペラを包含することにす
る。
【0079】船外機B1,B2のプロペラ281を含む
下半部を浸漬し、船外機B1,B2に内蔵したエンジン
にてプロペラ281を駆動させることで、推進力の性能
検査をすることができる。
下半部を浸漬し、船外機B1,B2に内蔵したエンジン
にてプロペラ281を駆動させることで、推進力の性能
検査をすることができる。
【0080】次に、上記構成の船外機生産設備10の作
用を図1に基づき説明する。図1に示すように、先ず、
エンジン組立ライン20において、エンジンE1・・・,
E2・・・,E3・・・を流れ作業で組立てる。次に、船外機
組立ライン30において、船外機組立台車200を移動
させつつ、組立てたE1・・・,E2・・・,E3・・・を用い
て船外機B1・・・,B2・・・を流れ作業で組立てる。次
に、船外機性能検査ライン40において、組立てた船外
機B1・・・,B2・・・を流れ作業で水槽41に入れながら
性能検査する。最期に、船外機受け渡しライン50にお
いて、性能検査が完了した船外機B1・・・,B2・・・を流
れ作業で出荷ライン60に受け渡す。
用を図1に基づき説明する。図1に示すように、先ず、
エンジン組立ライン20において、エンジンE1・・・,
E2・・・,E3・・・を流れ作業で組立てる。次に、船外機
組立ライン30において、船外機組立台車200を移動
させつつ、組立てたE1・・・,E2・・・,E3・・・を用い
て船外機B1・・・,B2・・・を流れ作業で組立てる。次
に、船外機性能検査ライン40において、組立てた船外
機B1・・・,B2・・・を流れ作業で水槽41に入れながら
性能検査する。最期に、船外機受け渡しライン50にお
いて、性能検査が完了した船外機B1・・・,B2・・・を流
れ作業で出荷ライン60に受け渡す。
【0081】上記船外機生産設備10の全作用につい
て、さらに詳しく説明する。上記船外機生産設備10
は、次の図22に示す一連の手順によって、エンジンの
組立から船外機の組立、性能検査並びに出荷までを流れ
作業で一貫生産することができる。図22は本発明に係
る船外機生産設備の手順説明図である。図中、ST××
は手順ステップ番号を示し、この番号順に進行する。以
下、上記図1を参照しつつ手順を説明する。
て、さらに詳しく説明する。上記船外機生産設備10
は、次の図22に示す一連の手順によって、エンジンの
組立から船外機の組立、性能検査並びに出荷までを流れ
作業で一貫生産することができる。図22は本発明に係
る船外機生産設備の手順説明図である。図中、ST××
は手順ステップ番号を示し、この番号順に進行する。以
下、上記図1を参照しつつ手順を説明する。
【0082】ST01;供給装置21によって、エンジ
ンの基本的部品Eb・・・を流れ作業でエンジン組立ライ
ン20へ供給する(エンジン部品供給工程)。ST0
2;エンジン組立ライン20において、移動中の第1・
第2組立台に基本的部品Eb・・・を流れ作業でセットす
る(エンジン部品セット工程)。ST03;エンジン組
立ライン20において、第1・第2組立台を移動させつ
つ、エンジンの各部品を流れ作業で順次組み付けていく
ことで、エンジンE1・・・,E2・・・,E3・・・を組立て
る(エンジン組立工程)。
ンの基本的部品Eb・・・を流れ作業でエンジン組立ライ
ン20へ供給する(エンジン部品供給工程)。ST0
2;エンジン組立ライン20において、移動中の第1・
第2組立台に基本的部品Eb・・・を流れ作業でセットす
る(エンジン部品セット工程)。ST03;エンジン組
立ライン20において、第1・第2組立台を移動させつ
つ、エンジンの各部品を流れ作業で順次組み付けていく
ことで、エンジンE1・・・,E2・・・,E3・・・を組立て
る(エンジン組立工程)。
【0083】ST04;第1移送装置22によって、エ
ンジンE1・・・,E2・・・,E3・・・を流れ作業で船外機
組立ライン30へ移送する(エンジン移送工程)。ST
05;船外機組立ライン30において、移動中の船外機
組立台車200に、スターンブラケット等の船外機セッ
ト部品及びエンジンE1・・・,E2・・・,E3・・・を流れ
作業でセットする(エンジンセット工程)。ST06;
船外機組立ライン30において、船外機組立台車200
を移動させつつ、エンジンE1・・・,E2・・・,E3・・・
に船外機の各部品を流れ作業で順次組み付けていくこと
で、船外機B1・・・,B2・・・を組立る(船外機組立工
程)。
ンジンE1・・・,E2・・・,E3・・・を流れ作業で船外機
組立ライン30へ移送する(エンジン移送工程)。ST
05;船外機組立ライン30において、移動中の船外機
組立台車200に、スターンブラケット等の船外機セッ
ト部品及びエンジンE1・・・,E2・・・,E3・・・を流れ
作業でセットする(エンジンセット工程)。ST06;
船外機組立ライン30において、船外機組立台車200
を移動させつつ、エンジンE1・・・,E2・・・,E3・・・
に船外機の各部品を流れ作業で順次組み付けていくこと
で、船外機B1・・・,B2・・・を組立る(船外機組立工
程)。
【0084】ST07;船外機組立台車200を引続き
移動させることにより、船外機組立台車200で船外機
B1・・・,B2・・・をそのまま船外機性能検査ライン40
へ搬送する(組立済み船外機搬送工程)。ST08;船
外機性能検査ライン40において、船外機組立台車20
0を移動させつつ、船外機B1・・・,B2・・・に流れ作業
で検査用機器42・・・をセットし、検査準備を進める
(検査準備工程)。ST09;船外機組立台車200を
移動させつつ、船外機B1・・・,B2・・・を流れ作業で水
槽41に入れながら性能検査する(船外機性能検査工
程)。ST10;船外機組立台車200を移動させつ
つ、性能検査が完了した船外機B1・・・,B2・・・から流
れ作業で検査用機器42・・・を外す(検査後処理工
程)。
移動させることにより、船外機組立台車200で船外機
B1・・・,B2・・・をそのまま船外機性能検査ライン40
へ搬送する(組立済み船外機搬送工程)。ST08;船
外機性能検査ライン40において、船外機組立台車20
0を移動させつつ、船外機B1・・・,B2・・・に流れ作業
で検査用機器42・・・をセットし、検査準備を進める
(検査準備工程)。ST09;船外機組立台車200を
移動させつつ、船外機B1・・・,B2・・・を流れ作業で水
槽41に入れながら性能検査する(船外機性能検査工
程)。ST10;船外機組立台車200を移動させつ
つ、性能検査が完了した船外機B1・・・,B2・・・から流
れ作業で検査用機器42・・・を外す(検査後処理工
程)。
【0085】ST11;船外機組立台車200を引続き
移動させることにより、検査済みの船外機B1・・・,B
2・・・をそのまま船外機組立台車200で船外機受け渡
しライン50へ搬送する(検査済み船外機搬送工程)。
ST12;船外機受け渡しライン50において、船外機
B1・・・,B2・・・を第2移送装置51によって流れ作業
で出荷ライン60の出荷エリア又は出荷台車61に渡す
(船外機受け渡し工程)。ST13;出荷ライン60に
おいて、船外機B1・・・,B2・・・を流れ作業で出荷台車
61によって運び出す(船外機出荷工程)。
移動させることにより、検査済みの船外機B1・・・,B
2・・・をそのまま船外機組立台車200で船外機受け渡
しライン50へ搬送する(検査済み船外機搬送工程)。
ST12;船外機受け渡しライン50において、船外機
B1・・・,B2・・・を第2移送装置51によって流れ作業
で出荷ライン60の出荷エリア又は出荷台車61に渡す
(船外機受け渡し工程)。ST13;出荷ライン60に
おいて、船外機B1・・・,B2・・・を流れ作業で出荷台車
61によって運び出す(船外機出荷工程)。
【0086】ここで、以上の説明をまとめて述べる。上
記図1に示すように船外機生産設備10は、それぞれ流
れ作業を行うことができるようにした、エンジン組立ラ
イン20と船外機組立ライン30と船外機性能検査ライ
ン40と船外機受け渡しライン50とを、この順に連続
して配置したことを特徴とする。さらに、エンジン組立
ライン20と船外機組立ライン30と船外機性能検査ラ
イン40と船外機受け渡しライン50との、相互のライ
ン速度を同期させたことを特徴とする。従って、全ての
前後のステップ(工程)との移行タイミングにずれが発
生することはない。
記図1に示すように船外機生産設備10は、それぞれ流
れ作業を行うことができるようにした、エンジン組立ラ
イン20と船外機組立ライン30と船外機性能検査ライ
ン40と船外機受け渡しライン50とを、この順に連続
して配置したことを特徴とする。さらに、エンジン組立
ライン20と船外機組立ライン30と船外機性能検査ラ
イン40と船外機受け渡しライン50との、相互のライ
ン速度を同期させたことを特徴とする。従って、全ての
前後のステップ(工程)との移行タイミングにずれが発
生することはない。
【0087】このため、各ステップ間でエンジンE1・・
・,E2・・・,E3・・・や船外機B1・・・,B2・・・が滞留
することはなく、タイムロスもない。従って、エンジン
E1・・・,E2・・・,E3・・・の組立及び船外機B1・・・,
B2・・・の組立・性能検査・出荷を連続的に行うように
した船外機生産設備10の生産効率を、より高めること
ができる。生産効率を高めることで、船外機B1・・・,
B2・・・の製造コストを低減させることができる。
・,E2・・・,E3・・・や船外機B1・・・,B2・・・が滞留
することはなく、タイムロスもない。従って、エンジン
E1・・・,E2・・・,E3・・・の組立及び船外機B1・・・,
B2・・・の組立・性能検査・出荷を連続的に行うように
した船外機生産設備10の生産効率を、より高めること
ができる。生産効率を高めることで、船外機B1・・・,
B2・・・の製造コストを低減させることができる。
【0088】しかも、エンジン組立開始から船外機受け
渡しまでの生産時間を短縮することができる。生産時間
を短くしたので、生産し検査した船外機船外機B1・・
・,B2・・・を、船外機受け渡しライン50を通じて速や
かに出荷することができる。このため、船外機船外機B
1・・・,B2・・・を販売店や顧客へ迅速に届けることが可
能となる。
渡しまでの生産時間を短縮することができる。生産時間
を短くしたので、生産し検査した船外機船外機B1・・
・,B2・・・を、船外機受け渡しライン50を通じて速や
かに出荷することができる。このため、船外機船外機B
1・・・,B2・・・を販売店や顧客へ迅速に届けることが可
能となる。
【0089】さらにまた、第1搬送路71と第2搬送路
72と第3搬送路73とを、この順に連続した1本の直
線状の搬送路とすることで、船外機組立ライン30で組
立てる船外機B1・・・,B2・・・の流れ方向と、船外機性
能検査ライン40で検査する船外機B1・・・,B2・・・の
流れ方向と、船外機受け渡しライン50で受け渡す船外
機B1・・・,B2・・・の流れ方向とを、同一方向で且つ一
直線上に向けた。
72と第3搬送路73とを、この順に連続した1本の直
線状の搬送路とすることで、船外機組立ライン30で組
立てる船外機B1・・・,B2・・・の流れ方向と、船外機性
能検査ライン40で検査する船外機B1・・・,B2・・・の
流れ方向と、船外機受け渡しライン50で受け渡す船外
機B1・・・,B2・・・の流れ方向とを、同一方向で且つ一
直線上に向けた。
【0090】このように、船外機B1・・・,B2・・・の全
ての流れ方向を揃えることにより、船外機組立ライン3
0と船外機性能検査ライン40と船外機受け渡しライン
50とにわたって、船外機B1・・・,B2・・・の流れには
無駄が無く、滞留が無く、タイムロスもない。従って、
船外機B1・・・,B2・・・の生産効率をより一層高めるこ
とができる。
ての流れ方向を揃えることにより、船外機組立ライン3
0と船外機性能検査ライン40と船外機受け渡しライン
50とにわたって、船外機B1・・・,B2・・・の流れには
無駄が無く、滞留が無く、タイムロスもない。従って、
船外機B1・・・,B2・・・の生産効率をより一層高めるこ
とができる。
【0091】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、それぞれ流れ作業を行うことができ
るようにした、エンジン組立ラインと船外機組立ライン
と船外機性能検査ラインと船外機受け渡しラインとを、
この順に連続して配置したので、全ての前後のステップ
(工程)との移行タイミングにずれが発生することはな
い。このため、これら各ライン内の各ステップ間や各ラ
イン間で、船外機用エンジンや船外機が滞留することは
なく、タイムロスもない。従って、船外機用エンジンの
組立及び船外機の組立・性能検査・出荷を連続的に行う
ようにした船外機生産設備の生産効率をより高めること
ができる。生産効率を高めることで、船外機の製造コス
トを低減させることができる。しかも、エンジン組立開
始から船外機受け渡しまでの生産時間を短縮することが
できる。生産時間を短くしたので、生産し検査した船外
機を、船外機受け渡しラインを通じて速やかに出荷する
ことができる。このため、船外機を販売店や顧客へ迅速
に届けることが可能となる。
する。請求項1は、それぞれ流れ作業を行うことができ
るようにした、エンジン組立ラインと船外機組立ライン
と船外機性能検査ラインと船外機受け渡しラインとを、
この順に連続して配置したので、全ての前後のステップ
(工程)との移行タイミングにずれが発生することはな
い。このため、これら各ライン内の各ステップ間や各ラ
イン間で、船外機用エンジンや船外機が滞留することは
なく、タイムロスもない。従って、船外機用エンジンの
組立及び船外機の組立・性能検査・出荷を連続的に行う
ようにした船外機生産設備の生産効率をより高めること
ができる。生産効率を高めることで、船外機の製造コス
トを低減させることができる。しかも、エンジン組立開
始から船外機受け渡しまでの生産時間を短縮することが
できる。生産時間を短くしたので、生産し検査した船外
機を、船外機受け渡しラインを通じて速やかに出荷する
ことができる。このため、船外機を販売店や顧客へ迅速
に届けることが可能となる。
【0092】請求項2は、船外機組立ラインで船外機を
組立てつつ搬送する第1搬送路と、船外機性能検査ライ
ンで船外機を検査しつつ搬送する第2搬送路と、船外機
受け渡しラインで船外機を受け渡すべく搬送する第3搬
送路とを、この順に連続した1本の直線状の搬送路とし
たことにより、船外機組立ラインで組立てる船外機の流
れ方向と、船外機性能検査ラインで検査する船外機の流
れ方向と、船外機受け渡しラインで受け渡す船外機の流
れ方向とを、一直線上に且つ同一方向に向けることがで
きる。このように、船外機の全ての流れ方向を揃えるこ
とにより、船外機組立ラインと船外機性能検査ラインと
船外機受け渡しラインとにわたって、船外機の流れには
無駄が無く、滞留が無く、タイムロスもない。従って、
船外機の生産効率をより一層高めることができる。
組立てつつ搬送する第1搬送路と、船外機性能検査ライ
ンで船外機を検査しつつ搬送する第2搬送路と、船外機
受け渡しラインで船外機を受け渡すべく搬送する第3搬
送路とを、この順に連続した1本の直線状の搬送路とし
たことにより、船外機組立ラインで組立てる船外機の流
れ方向と、船外機性能検査ラインで検査する船外機の流
れ方向と、船外機受け渡しラインで受け渡す船外機の流
れ方向とを、一直線上に且つ同一方向に向けることがで
きる。このように、船外機の全ての流れ方向を揃えるこ
とにより、船外機組立ラインと船外機性能検査ラインと
船外機受け渡しラインとにわたって、船外機の流れには
無駄が無く、滞留が無く、タイムロスもない。従って、
船外機の生産効率をより一層高めることができる。
【図1】本発明に係る船外機生産設備の模式図
【図2】本発明に係る船外機生産設備の平面図
【図3】本発明に係るエンジン組立ラインの構成図
【図4】本発明に係るエンジン組立ラインの第1・第2
組立台の側面図
組立台の側面図
【図5】本発明に係るエンジン組立ラインの第1・第2
組立台の平面図
組立台の平面図
【図6】図6は図4の6−6線断面図
【図7】本発明に係る駆動チェーン機構の側面図
【図8】図4の8−8線断面図
【図9】本発明に係る第1・第2組立台の作用作用説明
図(その1)
図(その1)
【図10】本発明に係る第1・第2組立台の作用作用説
明図(その2)
明図(その2)
【図11】本発明に係る第1・第2組立台の作用作用説
明図(その3)
明図(その3)
【図12】本発明に係る第1・第2組立台の作用作用説
明図(その4)
明図(その4)
【図13】本発明に係る船外機組立ライン、船外機性能
検査ライン、船外機受け渡しライン及び船外機搬送装置
の構成図
検査ライン、船外機受け渡しライン及び船外機搬送装置
の構成図
【図14】本発明に係る船外機組立台車の側面図
【図15】本発明に係る船外機組立台車の正面図
【図16】本発明に係る船外機組立台車の使用方法説明
図(その1)
図(その1)
【図17】本発明に係る船外機組立台車の使用方法説明
図(その2)
図(その2)
【図18】本発明に係る船外機組立台車のガイド機構及
び駆動チェーン機構の正面図
び駆動チェーン機構の正面図
【図19】図18の矢視19線図
【図20】本発明に係る船外機性能検査ラインの水槽部
分の構成図兼作用図
分の構成図兼作用図
【図21】本発明に係る船外機性能検査ラインの作用図
【図22】本発明に係る船外機生産設備の手順説明図
【図23】従来の船外機の組立装置の組立・検査手順説
明図
明図
10…船外機生産設備、20…エンジン組立ライン、3
0…船外機組立ライン、40…船外機性能検査ライン、
41…水槽、50…船外機受け渡しライン、60…出荷
ライン、71…第1搬送路、72…第2搬送路、73…
第3搬送路、B1,B2…船外機、E1,E2,E3…
船外機用エンジン。
0…船外機組立ライン、40…船外機性能検査ライン、
41…水槽、50…船外機受け渡しライン、60…出荷
ライン、71…第1搬送路、72…第2搬送路、73…
第3搬送路、B1,B2…船外機、E1,E2,E3…
船外機用エンジン。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 林 賢二
静岡県浜松市葵東一丁目13番1号 本田技
研工業株式会社浜松製作所内
(72)発明者 栗田 久司
静岡県浜松市葵東一丁目13番1号 本田技
研工業株式会社浜松製作所内
Fターム(参考) 3C030 DA01 DA02 DA08 DA14 DA18
DA23 DA25 DA35
Claims (2)
- 【請求項1】 船外機用エンジンを流れ作業で組立てる
エンジン組立ラインと、組立てたエンジンを用いて船外
機を流れ作業で組立てる船外機組立ラインと、組立てた
船外機を流れ作業で水槽に入れながら性能検査する船外
機性能検査ラインと、性能検査が完了した船外機を流れ
作業で出荷ラインに受け渡す船外機受け渡しラインと
を、この順に連続して配置した船外機生産設備。 - 【請求項2】 前記船外機組立ラインで前記船外機を組
立てつつ搬送する第1搬送路と、前記船外機性能検査ラ
インで船外機を検査しつつ搬送する第2搬送路と、前記
船外機受け渡しラインで船外機を受け渡すべく搬送する
第3搬送路とを、この順に連続した1本の直線状の搬送
路としたことを特徴とする請求項1記載の船外機生産設
備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001258805A JP2003063492A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | 船外機生産設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001258805A JP2003063492A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | 船外機生産設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003063492A true JP2003063492A (ja) | 2003-03-05 |
Family
ID=19086266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001258805A Pending JP2003063492A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | 船外機生産設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003063492A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013252599A (ja) * | 2012-06-08 | 2013-12-19 | Daifuku Co Ltd | 生産設備 |
-
2001
- 2001-08-28 JP JP2001258805A patent/JP2003063492A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013252599A (ja) * | 2012-06-08 | 2013-12-19 | Daifuku Co Ltd | 生産設備 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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