JP2003062762A - 万 力 - Google Patents

万 力

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JP2003062762A
JP2003062762A JP2001251688A JP2001251688A JP2003062762A JP 2003062762 A JP2003062762 A JP 2003062762A JP 2001251688 A JP2001251688 A JP 2001251688A JP 2001251688 A JP2001251688 A JP 2001251688A JP 2003062762 A JP2003062762 A JP 2003062762A
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vise
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Shizuo Yamano
静雄 山野
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SHOYOSEIKI CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両ジョー2,3と被加工物5との接触面積が
小さくても大きな挟持力を得ることができる万力を提供
する。 【解決手段】 ベース部1と、ベース部に一体的に成形
され或いは固定された固定ジョー2と、ベース部上を移
動可能な可動ジョー3とを備える万力において、固定ジ
ョーの上端へ可動ジョーの方向に突出する支持縁27b
を設け、可動ジョーの上端へ固定ジョーの方向に突出す
る支持縁37bを設け、2つの支持縁の間に被加工物5
を挟持して固定可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は万力に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の万力の一例を図12及び図13に
示す。この万力は、コの字状のベース部1と、固定ジョ
ー2と可動ジョー3を備える。ベース部1の上面は平坦
なスライド面1aを形成する。固定ジョー2はベース部
1の一端(図の左端)において該ベース部1と一体的に
成形され或いは固定された固定ブロック部2aと、この
固定ブロック部2aに図示しないねじにより固定された
口金2bから構成される。可動ジョー3はベース部1の
スライド面1a上に配置され、駆動軸4の一端(図の左
端)を支持する可動ブロック部3aと、この可動ブロッ
ク部3aに図示しないねじにより固定された口金3bか
ら構成される。
【0003】駆動軸4はねじ部を備え、ベース部1の他
端(図の右端)に形成された雌ねじ(図示せず)と螺合
され、その他端へ取り付けられる図示しないハンドル等
を回転することにより可動ジョー3を固定ジョー2に対
して接近或いは離隔する方向へ移動可能とされている。
【0004】このような万力を用いて板状の被加工物5
を固定、支持して加工する場合、固定ジョー2と可動ジ
ョー3の間に正直台6,7を配置し、この正直台6,7
の上に被加工物5を支持した状態で可動ジョー3を固定
ジョー2へ接近させて両ジョー2,3にて被加工物5を
挟持して固定した上で図示しない工具にて加工してい
る。
【0005】図14及び図15は被加工物5の加工手順
の一例を説明するための図である。先ず、図14に示す
ように被加工物5の四側面5c〜5fを仮想線で示す位
置までエンドミルにより切削加工し、一方の面5aから
他方の面5bに貫通する穴5gをドリルにより穴開け加
工する。エンドミルで被加工物5の四側面5c〜5fを
削っている作業中には被加工物5に上向きの力が作用す
る。なお、このように複数の工具を用いているので、工
具交換装置を備えたマシニングセンタを用いて加工を行
う。
【0006】次いで、図15に示すように正直台を高さ
の異なる正直台16,17に交換して、被加工物5の他
方の面5bを上方に向けて正直台16,17の上に支持
し、可動ジョー3を固定ジョー2へ接近させて両ジョー
2,3にて被加工物5を挟持して固定した上で、正面フ
ライスにより面5bを仮想線で示す位置まで削り、ま
た、穴5hを穴開け加工する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の万力を用いて被
加工物5を加工する場合、被加工物5の歩留りを高める
ためには図14に示す加工の際に両ジョー2,3と被加
工物5との接触面積を狭くするがある。すなわち、図1
4に示すh1を小さくする必要がある。しかしながら、
この接触面積を小さくすると、両ジョー2,3による挟
持力が小さくなる。特に、被加工物5の側面5c,5d
の精度(平行度)が低い場合には、両ジョー2,3と密
着できないので両ジョー2,3による挟持力が更に小さ
くなる。この結果、両ジョー2,3による被加工物5の
挟持力が、エンドミルによって被加工物5に作用する上
向きの力に対向できなくなって、被加工物5が浮き上が
ってしまうことがある。
【0008】このため、従来は、図14に示す加工に先
だって、予め被加工物5の側面5c,5dに切削加工を
施して、その精度(平行度)を高めていた。このような
前加工を施すことは、工数が増えるという問題点がある
ことに加え、加工精度を劣化させる原因となる。すなわ
ち、前加工を施す時点と図14に示す加工を施す時点に
おける温度差により工作機械が熱変形を起こすので、そ
の主軸の水平方向及び高さ方向位置が変化してしまう。
更に、図14に示す加工方法の場合には、被加工物5の
四側面5c〜5fの切削をした後の側面を基準位置とし
て正確に位置決めを行うことができるのであるが、前加
工を施す場合には、前加工を終えた後、被加工物5を万
力から取り外してしまうので、被加工物5を再度万力に
固定する際に作業者の手作業により位置決めを行う必要
がある。このため、セットミス等により正確に位置決め
を行うことができない場合がある。
【0009】また、正直台6,7は万力に固定されるも
のではないので、スライド面1aの上に設置する際に自
立する必要がある。特にに可動ジョー3側の正直台7は
スライド面1a上を移動するため、倒れ易い。正直台
6,7の幅w1は以上の点を考慮した上で倒れないよう
な大きさとされる。そして、加工可能な貫通穴5gの被
加工物5の製品側面からの最少距離xは正直台6,7の
幅w1による制約(工具により正直台6,7を削ってし
まうことを避けるための制約)があり、w1が大きいほ
どその制約は大きくなる。
【0010】更に、被加工物5を加工する際には被加工
物5から切粉が出ると共に、工具として砥石を用いる場
合には砥粒が出る。これら切粉や砥粒の一部はスライド
面1a上に落下するため、正直台6,7とスライド面1
aの間に入り込んで加工精度を劣化させる原因となって
いた。
【0011】なお、上記の万力を用いて被加工物5を加
工して同一の部品を製作する場合には一種類の正直台
6,7のみを用いて図14に示す一方の面5aの加工を
行うことができるのであるが、異なる部品を製作しよう
とする場合には、高さh2の異なる正直台6,7を用意
しておく必要がある。従って、様々な種類の部品を製作
するためには数多くの正直台6,7を用意しなければな
らなかった。
【0012】本発明の目的は、両ジョー2,3と被加工
物5との接触面積が小さくても大きな挟持力を得ること
ができる万力を提供することにある。本発明の他の目的
は、各種の被加工物5に対応可能な正直台を備えた万力
を提供することにある。
【0013】本発明の更に他の目的は、貫通穴5gを加
工する場合に製品端面から該貫通穴5g迄の距離xの制
約を小さくすることができる万力を提供することにあ
る。本発明の更に他の目的は、以下の詳細な説明から明
らかとなる。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、ベース部と、ベース部に一体的に
成形され或いは固定された固定ジョーと、ベース部上を
移動可能な可動ジョーとを備える万力において、前記固
定ジョーの上端へ可動ジョーの方向に突出する支持縁を
設け、前記可動ジョーの上端へ固定ジョーの方向に突出
する支持縁を設け、前記2つの支持縁の間に被加工物を
挟持して固定可能なことを特徴とする万力が提供され
る。
【0015】この万力は好ましくは前記固定ジョー及び
可動ジョーへ取り付けられるスライド板と、前記スライ
ド板の上下位置を調整可能な調整装置とを備え、スライ
ド板の上面へ被加工物を支持すると共に前記2つの支持
縁の間に被加工物を挟持して固定可能である。
【0016】更に上記目的を達成するため、本発明によ
ればベース部と、ベース部に一体的に成形され或いは固
定された固定ジョーと、ベース部上を移動可能な可動ジ
ョーと、前記固定ジョー及び可動ジョーへ取り付けられ
るスライド板と、前記スライド板の上下位置を調整可能
な調整装置とを備え、スライド板の上面へ被加工物を支
持すると共に前記固定ジョーと可動ジョーの間に被加工
物を挟持して固定可能なことを特徴とする万力が提供さ
れる。
【0017】好ましくは、前記固定ジョー及び可動ジョ
ーは前記スライド板の上限位置へのスライドを規定する
ストッパを備え、スライド板が上限位置にある時、スラ
イド板の上辺と固定ジョー及び可動ジョーの上辺がほぼ
同一面を形成する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図3に示すように本実施の
形態による万力は、コの字状のベース部1と、固定ジョ
ー20と可動ジョー30を備える。ベース部1の上面は
平坦なスライド面1aを形成する。
【0019】固定ジョー20はベース部1の一端(図の
左端)において該ベース部1と一体的に成形され或いは
固定された固定ブロック部21と、この固定ブロック部
21にねじ22により固定された口金23から構成され
る。固定ブロック部21にはねじ孔21aが形成されて
いる。
【0020】可動ジョー30はベース部1のスライド面
1a上に配置され、駆動軸4の一端(図の左端)を支持
する可動ブロック部31と、この可動ブロック部31に
ねじ32により固定された口金33から構成される。駆
動軸4はねじ部を備え、ベース部1の他端(図の右端)
に形成された雌ネジ(図示せず)と螺合され、その他端
へ取り付けられる図示しないハンドル等を回転すること
により可動ジョー30を固定ジョー20に対して接近或
いは離隔する方向へ移動可能とされている。
【0021】固定ジョー20の口金23にはねじ61に
よりスライド板60が取り付け可能とされている。同様
に可動ジョー30の口金33にはねじ71によりスライ
ド板70が取り付け可能とされている。
【0022】次に図4に基づいて固定ジョー20の口金
23の構造を詳細に説明する。なお、可動ジョー30の
口金33の構造も、この口金23と全く同じであるの
で、口金23の各部に付した参照番号の右隣へ、対応す
る口金33の各部の参照番号を括弧書きで付し、その説
明を省略する。
【0023】口金23の両側面26,26及びスライド
板60と対向する面28はスライド板60との摺動面と
なる。口金23には大きな貫通孔24と小さなねじ孔2
5が設けられている。口金23の上辺部には水平方向に
突出した突出部27が形成されている。この突出部27
の下面は水平方向先端が細くなるように角度θ1傾斜し
た傾斜面(ストッパ部)27aが形成されている。ま
た、突出部27の先端は被加工物支持縁27bとなって
いる。θ1は例えば30度、被加工物支持縁27bの厚
さtは例えば2mm以内、好ましくは0.3mm〜1.
5mmとする。
【0024】本実施の形態の口金23は、このように上
辺部に突出部27が形成されているが、これ以外に突出
部は存在しないので、口金23を製作する際にはその摺
動面26,28を精度良く研摩することが可能である。
後述するように本実施の形態の口金23とスライド板6
0は3個の摺動部を備えるが、そのうちの2個の摺動部
を形成するため、スライド板60にガイド突起63,6
3を設けたので、口金23にはこのような突起を設ける
必要がない。
【0025】次に図5に基づいて口金33に取り付け可
能なスライド板60の構造を詳細に説明する。なお、可
動ジョー30の口金33に取り付け可能なスライド板7
0も、このスライド板60と全く同じ構造であるので括
弧内にその参照番号を付し、その説明を省略する。スラ
イド板60には上下方向に細長い長穴62が貫通して形
成され、上辺の被加工物支持部60aには水平方向に角
度θ2で傾斜する傾斜面60bが形成されている。この
θ2は例えば45度とする。
【0026】また、スライド板60の両側面には口金2
3の両側面26,26と摺動可能な面63a,63aを
形成したガイド突起63,63が設けられている。従っ
てスライド板60は、口金23と対向する面64とこれ
ら2つの面63a,63aを3個の摺動面として備え、
これらの摺動面によってその上下動をガイドされる。2
つのガイド突起63,63間の間隔W2は口金23の幅
W1よりも僅かに広く、スライド板60の高さh4は、
口金23の高さh3よりも小さい。本実施の形態のスラ
イド板60は、このように両側面にガイド突起63,6
3が形成されているが、これ以外に突出部は存在しない
ので、スライド板60を製作する際、摺動面64を精度
良く研摩することが可能である。
【0027】なお、口金23及びスライド板60は図9
〜11に示すように、スライド板60を最大限上方へス
ライドしてその上端が口金23と当接した時、口金23
の上辺29とスライド板60の上辺60aがほぼ同一面
を形成するように構成される。図1のねじ61は長穴6
2を通ってねじ孔25に螺合されることにより、スライ
ド板60を口金23へ固定する。ねじ61及び長穴62
はスライド板60を固定ジョー20に対して上下方向に
位置調整可能な調整装置を構成する。また、図1のねじ
22は貫通孔24を通ってねじ孔21aに螺合されるこ
とにより、口金23を固定ブロック部21へ固定する。
【0028】次に本実施の形態の万力を用いて被加工物
5を固定する方法を説明する。先ず、被加工物5の一方
の面5aを加工する場合について図6〜図8に基づいて
説明する。スライド板60,70を口金23,33に固
定しているねじ61,71を緩めた状態でスライド板6
0,70を上下方向に位置調整をして、被加工物5の上
面が固定ジョー20及び可動ジョー30の上面よりも所
望の高さ分だけ高くなるように設定をしてからねじ6
1,71を締める。この時スライド板60,70はスラ
イド面1aから離れて浮き上がっている。次にスライド
板60,70の被加工物支持部60a,70a上に被加
工物5を支持した状態で駆動軸4を回転して可動ジョー
30を固定ジョー20へ接近させて被加工物支持縁27
b,37bを被加工物5に当接させ、被加工物支持縁2
7b,37bを被加工物5に食い込ませる。これにより
両ジョー2,3により被加工物5がしっかりと挟持され
て固定される。
【0029】このようにして被加工物5を固定した後、
図8に示すように被加工物5の四側面5c〜5fを図8
の仮想線で示す位置まで切削加工し、更に一方の面5a
から他方の面5bに貫通する穴5gを穴開け加工する。
【0030】このように、本実施の形態の万力によれ
ば、両ジョー2,3の被加工物支持縁27b,37bを
被加工物5に食い込ませて挟持するので、両ジョー2,
3と被加工物5との接触面積が小さくても大きな挟持力
を得ることができる。従って、従来のように予め被加工
物5の側面5c,5dの精度(平行度)を高めるための
前加工を施す必要がない。この結果、工数を減らすこと
ができることに加え、前加工時との温度差に伴う工作機
械の熱変形による加工精度の劣化を防ぐことが出来、さ
らに被加工物5の四側面5c〜5fの切削をした後の側
面を正確に基準位置とすることにより加工精度を向上す
ることができる。
【0031】また、正直台60,70は従来例のものと
異なり、倒れることがないので、その幅w2を小さくす
ることができる。従って、貫通穴5gの被加工物5の製
品端面からの距離xに対する正直台6,7の幅による制
約は小さくなった。
【0032】更に図8に示す加工の際に、製作する部品
に応じてスライド板60,70の上辺の被加工物支持部
60a,70aの高さを調整することができるので、一
種類のスライド板60,70で様々な部品の製作に対応
することができる。
【0033】更に、スライド板60,70はスライド面
1aから離れて浮き上がっているので、スライド板6
0,70とスライド面1aの間には摺動面が存在せず、
従って、従来図14に示す加工の際に正直台6,7とス
ライド面1aの摺動面で生じていた切粉等に加工精度の
劣化を防止することができる。
【0034】次に、被加工物5の他方の面5bを加工を
する場合について図9〜図11に基づいて説明する。先
ずスライド板60,70を最大限上方へスライドして口
金23,33の上辺29,39とスライド板60,70
の上辺60a,70aをほぼ同一面とした上、通常の正
直台16,17を用いて従来と同様に被加工物5を支持
する。この時、被加工物5の面5bを上方に向けて正直
台16,17の上に支持し、可動ジョー3を固定ジョー
2へ接近させて両ジョー2,3にて被加工物5を挟持し
て固定した上で、被加工物5の面5bを仮想線で示す位
置まで削り、また、穴5hを穴開け加工する。
【0035】本実施の形態によれば、被加工物5の他方
の面5bを加工する際にスライド板60,70を口金2
3,33から取り外す必要がなく、単にねじ61を緩め
てスライド板60,70を口金23,33に当たるまで
スライドするだけでよいので簡単且つ迅速に加工の準備
を行うことができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載の万力によれば、ベース
部と、ベース部に一体的に成形され或いは固定された固
定ジョーと、ベース部上を移動可能な可動ジョーとを備
える万力において、前記固定ジョーの上端へ可動ジョー
の方向に突出する支持縁を設け、前記可動ジョーの上端
へ固定ジョーの方向に突出する支持縁を設け、前記2つ
の支持縁の間に被加工物を挟持して固定可能な構成とし
たので、両ジョー2,3と被加工物5との接触面積が小
さくても大きな挟持力を得ることができる。
【0037】前記固定ジョー及び可動ジョーへ取り付け
られるスライド板と、前記スライド板の上下位置を調整
可能な調整装置とを備え、スライド板の上面へ被加工物
を支持すると共に前記2つの支持縁の間に被加工物を挟
持して固定可能な構成とした場合には、各種の被加工物
5に対応可能であると共に、貫通孔を加工する際におけ
る製品端面からの該貫通孔までの距離xの制約を小さく
することができる。
【0038】請求項3に記載の万力によればベース部
と、ベース部に一体的に成形され或いは固定された固定
ジョーと、ベース部上を移動可能な可動ジョーと、前記
固定ジョー及び可動ジョーへ取り付けられるスライド板
と、スライド板の上下位置を調整可能な調整装置とを備
え、スライド板の上面へ被加工物を支持すると共に前記
固定ジョーと可動ジョーの間に被加工物を挟持して固定
可能な構成としたので、各種の被加工物5に対応可能で
あると共に、製品端面からの距離xの制約を小さくする
ことができる。
【0039】前記固定ジョー及び可動ジョーは前記スラ
イド板の上限位置へのスライドを規定するストッパを備
え、スライド板が上限位置にある時、スライド板の上辺
と固定ジョー及び可動ジョーの上辺がほぼ同一面を形成
するように構成した場合には、被加工物の一方の面を加
工した後、他方の面を加工する際にスライド板を口金か
ら取り外す必要がなく、スライド板をストッパに当たる
までスライドするだけでよいので簡単且つ迅速に加工の
準備を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態の万力の分解斜視図である。
【図2】 本実施の形態の万力の斜視図である。
【図3】 本実施の形態の万力の側面図である。
【図4】 本実施の形態の万力の固定ジョーの口金を示
し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は一部拡
大側面図である。
【図5】 本実施の形態の万力のスライド板を示し、
(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は一部拡大側
面図である。
【図6】 図3を一部拡大して示した側面図である。
【図7】 図6の一部を更に拡大して示した側面図であ
る。
【図8】 本実施の形態による万力を用いて被加工物の
一方の面側を加工する方法を説明する図であり、(A)
は側面図、(B)は平面図である。
【図9】 スライド板を上限位置へスライドした状態を
示す側面図である。
【図10】 スライド板を上限位置へスライドして被加
工物を支持した状態を示す側面図である。
【図11】 本実施の形態による万力を用いて被加工物
の他方の面側を加工する方法を説明する平面図である。
【図12】 従来例による万力の斜視図である。
【図13】 従来例による万力の側面図である。
【図14】 従来例による万力を用いて被加工物の一方
の面側を加工する方法を説明するための図であり、
(A)は側面図、(B)は平面図である。
【図15】 従来例による万力を用いて被加工物の他方
の面側を加工する方法を説明するための側面図である。
【符号の説明】
1 ベース部 5 被加工物 20 固定ジョー 27a ストッパ部 30 可動ジョー 60,70 スライド板 60a,70a 被加工物支持縁 61,62,71,72 調整装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース部と、ベース部に一体的に成形され
    或いは固定された固定ジョーと、ベース部上を移動可能
    な可動ジョーとを備える万力において、 前記固定ジョーの上端へ可動ジョーの方向に突出する支
    持縁を設け、 前記可動ジョーの上端へ固定ジョーの方向に突出する支
    持縁を設け、 前記2つの支持縁の間に被加工物を挟持して固定可能な
    ことを特徴とする万力。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の万力において、 前記固定ジョー及び可動ジョーへ取り付けられるスライ
    ド板と、 前記スライド板の上下位置を調整可能な調整装置とを備
    え、 スライド板の上面へ被加工物を支持すると共に前記2つ
    の支持縁の間に被加工物を挟持して固定可能なことを特
    徴とする万力。
  3. 【請求項3】ベース部と、 ベース部に一体的に成形され或いは固定された固定ジョ
    ーと、 ベース部上を移動可能な可動ジョーと、 前記固定ジョー及び可動ジョーへ取り付けられるスライ
    ド板と、 前記スライド板の上下位置を調整可能な調整装置とを備
    え、 スライド板の上面へ被加工物を支持すると共に前記固定
    ジョーと可動ジョーの間に被加工物を挟持して固定可能
    なことを特徴とする万力。
  4. 【請求項4】請求項2または3に記載の万力において、 前記固定ジョー及び可動ジョーは前記スライド板の上限
    位置へのスライドを規定するストッパを備え、 スライド板が上限位置にある時、スライド板の上辺と固
    定ジョー及び可動ジョーの上辺がほぼ同一面を形成する
    ことを特徴とする万力。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011131292A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Central Res Inst Of Electric Power Ind 板状試料研磨用治具
JP2015077642A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 株式会社テック・ヤスダ ワークバイス及びその口金

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