JP2003062644A - 振動式砂充填装置における振動テーブルの振動方法 - Google Patents
振動式砂充填装置における振動テーブルの振動方法Info
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- JP2003062644A JP2003062644A JP2001257231A JP2001257231A JP2003062644A JP 2003062644 A JP2003062644 A JP 2003062644A JP 2001257231 A JP2001257231 A JP 2001257231A JP 2001257231 A JP2001257231 A JP 2001257231A JP 2003062644 A JP2003062644 A JP 2003062644A
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- shaking table
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Abstract
(57)【要約】
【課題】鋳枠内に配設された模型の空洞が比較的複雑な
形状でも鋳物砂を十分に充填させることが可能な振動式
砂充填装置における振動テーブルの振動方法を提供す
る。 【解決手段】弾性支持され鋳枠を載置可能な振動テーブ
ルと、振動テーブルに装着されアンバランスウェイトの
回転によってリサージュ図形が略円を描くように振動テ
ーブルを振動させるアンバランスウェイト式振動手段
と、を備えた振動式砂充填装置を用いて、アンバランス
ウェイトを１回以上正回転させたのち１回以上逆回転さ
せ、または１回以上逆回転させたのち１回以上正回転さ
せる。
形状でも鋳物砂を十分に充填させることが可能な振動式
砂充填装置における振動テーブルの振動方法を提供す
る。 【解決手段】弾性支持され鋳枠を載置可能な振動テーブ
ルと、振動テーブルに装着されアンバランスウェイトの
回転によってリサージュ図形が略円を描くように振動テ
ーブルを振動させるアンバランスウェイト式振動手段
と、を備えた振動式砂充填装置を用いて、アンバランス
ウェイトを１回以上正回転させたのち１回以上逆回転さ
せ、または１回以上逆回転させたのち１回以上正回転さ
せる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動式砂充填装置
における振動テーブルの振動方法に係り、より詳しく
は、弾性支持され鋳枠を載置可能な振動テーブルと、振
動テーブルに装着されアンバランスウェイトの回転によ
ってリサージュ図形が略円を描くように前記振動テーブ
ルを振動させるアンバランスウェイト式振動手段と、を
備えた振動式砂充填装置における前記振動テーブルの振
動方法の改良に関する。
における振動テーブルの振動方法に係り、より詳しく
は、弾性支持され鋳枠を載置可能な振動テーブルと、振
動テーブルに装着されアンバランスウェイトの回転によ
ってリサージュ図形が略円を描くように前記振動テーブ
ルを振動させるアンバランスウェイト式振動手段と、を
備えた振動式砂充填装置における前記振動テーブルの振
動方法の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、特許番号第２８７２０９９号公報
で開示されるように、粘結剤を全く含まない鋳物砂を使
用する消失模型鋳造法や、少量の粘結剤を含有する鋳物
砂を使用する自硬性鋳型においては、鋳枠内の模型に対
して鋳物砂を十分にして効率良く充填するため、リサー
ジュ図形が略円を描くように鋳枠、鋳物砂等に振動を付
与する振動式砂充填装置が提案されている。
で開示されるように、粘結剤を全く含まない鋳物砂を使
用する消失模型鋳造法や、少量の粘結剤を含有する鋳物
砂を使用する自硬性鋳型においては、鋳枠内の模型に対
して鋳物砂を十分にして効率良く充填するため、リサー
ジュ図形が略円を描くように鋳枠、鋳物砂等に振動を付
与する振動式砂充填装置が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように構
成された従来の振動式砂充填装置では、模型が複雑な形
状の空洞、特に水平方向へ比較的長く延びる空洞や、水
平方向へ比較的長く延びかつ先端部で広がる空洞を有す
る場合には、その空洞に鋳物砂を十分に充填させること
ができず、欠陥鋳物を誘発するなどの問題があった。
成された従来の振動式砂充填装置では、模型が複雑な形
状の空洞、特に水平方向へ比較的長く延びる空洞や、水
平方向へ比較的長く延びかつ先端部で広がる空洞を有す
る場合には、その空洞に鋳物砂を十分に充填させること
ができず、欠陥鋳物を誘発するなどの問題があった。
【０００４】本発明は、上記の問題を解消する為に成さ
れたもので、その目的は、鋳枠内に配設された模型の空
洞が比較的複雑な形状でも鋳物砂を十分に充填させるこ
とが可能な振動式砂充填装置における振動テーブルの振
動方法を提供することにある。
れたもので、その目的は、鋳枠内に配設された模型の空
洞が比較的複雑な形状でも鋳物砂を十分に充填させるこ
とが可能な振動式砂充填装置における振動テーブルの振
動方法を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決しようとする手段】上記の目的を達成する
ため本発明の振動式砂充填装置における振動テーブルの
振動方法は、弾性支持され鋳枠を載置可能な振動テーブ
ルと、振動テーブルに装着されアンバランスウェイトの
回転によってリサージュ図形が略円を描くように前記振
動テーブルを振動させるアンバランスウェイト式振動手
段と、を備えた振動式砂充填装置における前記振動テー
ブルの振動方法おいて、前記アンバランスウェイトを１
回以上正回転させたのち１回以上逆回転させ、または１
回以上逆回転させたのち１回以上正回転させることを特
徴とする。
ため本発明の振動式砂充填装置における振動テーブルの
振動方法は、弾性支持され鋳枠を載置可能な振動テーブ
ルと、振動テーブルに装着されアンバランスウェイトの
回転によってリサージュ図形が略円を描くように前記振
動テーブルを振動させるアンバランスウェイト式振動手
段と、を備えた振動式砂充填装置における前記振動テー
ブルの振動方法おいて、前記アンバランスウェイトを１
回以上正回転させたのち１回以上逆回転させ、または１
回以上逆回転させたのち１回以上正回転させることを特
徴とする。
【０００６】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施例について図
１〜図４に基づき詳細に説明する。本発明に用いる振動
式砂充填装置は、図１および図２に示すように、機台１
上にコイルばね２・２を介して弾性支持されかつ鋳枠３
を載置した振動テーブル４と、振動テーブル４に装着さ
れ1対のアンバランスウェイト５・５の回転によって前
記振動テーブル４を振動させる2個のアンバランスウェ
イト式振動モータ６・６と、で構成してある。
１〜図４に基づき詳細に説明する。本発明に用いる振動
式砂充填装置は、図１および図２に示すように、機台１
上にコイルばね２・２を介して弾性支持されかつ鋳枠３
を載置した振動テーブル４と、振動テーブル４に装着さ
れ1対のアンバランスウェイト５・５の回転によって前
記振動テーブル４を振動させる2個のアンバランスウェ
イト式振動モータ６・６と、で構成してある。
【０００７】そして、これら2個の振動モータ６・６
は、前記振動テーブル４の上面における前記鋳枠３の左
右両側位置に、回転軸を同一線上に位置させて装着して
あり、しかも、前記振動モータ６・６の回転軸線が、前
記振動テーブル４、前記２個の振動モータ６・６、前記
鋳枠１および鋳枠１内の鋳物砂７・消失模型Ｍを含む前
記コイルばね２・２に支持された振動装置全体の重心を
通り、さらに、前記２個の振動モータ６・６は、前記ア
ンバランスウェイト５・５が等速度で同一方向に回転す
るようにしてある。したがって、前記アンバランスウェ
イト５・５の回転により、前記振動テーブル４を、リサ
ージュ図形が略円を描くように振動させることができ
る。
は、前記振動テーブル４の上面における前記鋳枠３の左
右両側位置に、回転軸を同一線上に位置させて装着して
あり、しかも、前記振動モータ６・６の回転軸線が、前
記振動テーブル４、前記２個の振動モータ６・６、前記
鋳枠１および鋳枠１内の鋳物砂７・消失模型Ｍを含む前
記コイルばね２・２に支持された振動装置全体の重心を
通り、さらに、前記２個の振動モータ６・６は、前記ア
ンバランスウェイト５・５が等速度で同一方向に回転す
るようにしてある。したがって、前記アンバランスウェ
イト５・５の回転により、前記振動テーブル４を、リサ
ージュ図形が略円を描くように振動させることができ
る。
【０００８】次に、このように構成した振動式砂充填装
置を用いて、消失模型Ｍが例えば図３に示すように、十
字状の空洞を有する場合に、その空洞に鋳物砂を充填す
る操作について述べる。自硬性砂あるいは乾燥砂等の鋳
物砂Ｓを鋳枠３内に装入すると、鋳物砂Ｓは、まず、図
３のイに示すように、空洞に入ったのち鋳物砂Ｓの安息
角に基づき山形状を成して動きが停止する。そこで、２
個の振動モータ６・６を正駆動して2対のアンバランス
ウェイト５・５を右方向に等速度で１回転（正回転）さ
せると、鋳物砂Ｓは、図３のロに示すように、空洞の左
方向へ更に進行して空洞の左部分の先端上部を若干残し
て充填されるとともに、右側は鋳物砂Ｓの安息角に基づ
き山形状を成して動きが停止する。次いで、２個の振動
モータ６・６を逆駆動して2対のアンバランスウェイト
５・５を左方向に等速度で１回転（逆回転）させると、
鋳物砂Ｓは、図３のハに示すように、空洞の右方向へ更
に進行して空洞の右部分の先端上部を若干残して充填さ
れる。引き続いて、上述した操作を繰り返すと、鋳物砂
Ｓは、空洞の左部分の先端上部と、右部分の先端上部に
それぞれ充填される。こうして、鋳物砂Ｓは空洞全体に
充填されることとなる。
置を用いて、消失模型Ｍが例えば図３に示すように、十
字状の空洞を有する場合に、その空洞に鋳物砂を充填す
る操作について述べる。自硬性砂あるいは乾燥砂等の鋳
物砂Ｓを鋳枠３内に装入すると、鋳物砂Ｓは、まず、図
３のイに示すように、空洞に入ったのち鋳物砂Ｓの安息
角に基づき山形状を成して動きが停止する。そこで、２
個の振動モータ６・６を正駆動して2対のアンバランス
ウェイト５・５を右方向に等速度で１回転（正回転）さ
せると、鋳物砂Ｓは、図３のロに示すように、空洞の左
方向へ更に進行して空洞の左部分の先端上部を若干残し
て充填されるとともに、右側は鋳物砂Ｓの安息角に基づ
き山形状を成して動きが停止する。次いで、２個の振動
モータ６・６を逆駆動して2対のアンバランスウェイト
５・５を左方向に等速度で１回転（逆回転）させると、
鋳物砂Ｓは、図３のハに示すように、空洞の右方向へ更
に進行して空洞の右部分の先端上部を若干残して充填さ
れる。引き続いて、上述した操作を繰り返すと、鋳物砂
Ｓは、空洞の左部分の先端上部と、右部分の先端上部に
それぞれ充填される。こうして、鋳物砂Ｓは空洞全体に
充填されることとなる。
【０００９】次に、消失模型Ｍが図４に示すように、図
３に示す消失模型Ｍの空洞に加えて、空洞の先端に広が
る部分を有する場合には、図３に示す消失模型Ｍについ
て行った操作をさらに繰り返すことにより、鋳物砂Ｓを
空洞全体に充填されることができる。
３に示す消失模型Ｍの空洞に加えて、空洞の先端に広が
る部分を有する場合には、図３に示す消失模型Ｍについ
て行った操作をさらに繰り返すことにより、鋳物砂Ｓを
空洞全体に充填されることができる。
【００１０】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、振動式砂充填装置における振動テーブルの振動方法
は、弾性支持され鋳枠を載置可能な振動テーブルと、振
動テーブルに装着されアンバランスウェイトの回転によ
ってリサージュ図形が略円を描くように前記振動テーブ
ルを振動させるアンバランスウェイト式振動手段と、を
備えた振動式砂充填装置における前記振動テーブルの振
動方法おいて、前記アンバランスウェイトを１回以上正
回転させたのち１回以上逆回転させ、または１回以上逆
回転させたのち１回以上正回転させるから、鋳枠内に配
設された模型の空洞が比較的複雑な形状でも模型に対し
て鋳物砂を十分に充填させることが可能になるため、欠
陥鋳物の発生を未然に防止できるなどの優れた実用的効
果を奏する。
は、振動式砂充填装置における振動テーブルの振動方法
は、弾性支持され鋳枠を載置可能な振動テーブルと、振
動テーブルに装着されアンバランスウェイトの回転によ
ってリサージュ図形が略円を描くように前記振動テーブ
ルを振動させるアンバランスウェイト式振動手段と、を
備えた振動式砂充填装置における前記振動テーブルの振
動方法おいて、前記アンバランスウェイトを１回以上正
回転させたのち１回以上逆回転させ、または１回以上逆
回転させたのち１回以上正回転させるから、鋳枠内に配
設された模型の空洞が比較的複雑な形状でも模型に対し
て鋳物砂を十分に充填させることが可能になるため、欠
陥鋳物の発生を未然に防止できるなどの優れた実用的効
果を奏する。
【図１】本発明を実施するために用いる砂充填装置の平
面図である。
面図である。
【図２】図１の一部断面右側面図である。
【図３】本発明の一実施例の作動説明図である。
【図４】本発明の他の実施例の作動説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】弾性支持され鋳枠を載置可能な振動テーブ
ルと、振動テーブルに装着されアンバランスウェイトの
回転によってリサージュ図形が略円を描くように前記振
動テーブルを振動させるアンバランスウェイト式振動手
段と、を備えた振動式砂充填装置における前記振動テー
ブルの振動方法において、前記アンバランスウェイトを
１回以上正回転させたのち１回以上逆回転させ、または
１回以上逆回転させたのち１回以上正回転させることを
特徴とする振動式砂充填装置における振動テーブルの振
動方法。 - 【請求項２】請求項１に記載の振動式砂充填装置におけ
る振動テーブルの振動方法において、前記アンバランス
ウェイトを１回正回転または逆回転させたのち１回逆回
転または正回転させる操作を繰り返すことを特徴とする
振動式砂充填装置における振動テーブルの振動方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001257231A JP2003062644A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | 振動式砂充填装置における振動テーブルの振動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001257231A JP2003062644A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | 振動式砂充填装置における振動テーブルの振動方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003062644A true JP2003062644A (ja) | 2003-03-05 |
Family
ID=19084926
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001257231A Pending JP2003062644A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | 振動式砂充填装置における振動テーブルの振動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003062644A (ja) |
-
2001
- 2001-08-28 JP JP2001257231A patent/JP2003062644A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050818 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081024 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081031 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090306 |