JP2003061053A - Cm再生制御プログラム、cm再生制御方法、放送システム、及び放送データ再生装置 - Google Patents

Cm再生制御プログラム、cm再生制御方法、放送システム、及び放送データ再生装置

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JP2003061053A
JP2003061053A JP2001246002A JP2001246002A JP2003061053A JP 2003061053 A JP2003061053 A JP 2003061053A JP 2001246002 A JP2001246002 A JP 2001246002A JP 2001246002 A JP2001246002 A JP 2001246002A JP 2003061053 A JP2003061053 A JP 2003061053A
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Izumi Fukuda
泉 福田
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Original Assignee
Asahi National Broadcasting Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め定められた順序で各視聴者にCMを視聴
させることを可能とする。 【解決手段】 番組に関連する放送データを視聴者の受
信装置へ送信する放送データ送信装置において、前記放
送データは、番組本編を構成する映像データ及び音声デ
ータと、前記番組本編中に挿入して放送されるべき複数
のCMデータの識別データ及び前記複数のCMデータの
再生順を示す再生順データと、前記複数のCMデータの
各々を再生すべきタイミングを示す再生トリガデータ
と、前記識別データ、前記再生順データ、前記再生トリ
ガデータ及び前記視聴者の受信装置に記憶された視聴ロ
グデータに基づいて、前記複数のCMデータを所定の記
憶装置から取得し、前記再生順に従って再生するように
前記視聴者の受信装置を制御するための制御プログラム
と、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビジョン放送の
技術分野に属し、特にコマーシャル(CM)放送の再生
制御手法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の地上波テレビジョン放送では、番
組本編の放送中にCMが放送される。この場合、CMは
番組本編に対して予め決められたものであり、番組本編
の放送データ(映像及び音声データ)中にCMデータが
挿入された形で放送局から送信される。同一の番組を視
聴している視聴者は同時刻に同一のCMを視聴すること
になる。
【0003】これに対し、近年のデジタル放送では、デ
ータ放送技術を利用して番組本編とCMとを切り離して
制御することにより、視聴者毎に異なるCMを提供しよ
うという動きがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】CMの提供者である広
告主側は、ある番組について複数のCMを用意している
場合、視聴者に見せたい優先度が各CMで異なることが
ある。また、最近ではCMの内容自体も多様化してお
り、ストーリー性のあるCMやシリーズもののCMも出
現している。そのようなCMは、正しい順序で視聴者に
見せないと広告宣伝効果が半減してしまう。
【0005】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、その課題は、視聴者毎に予め定められた順序で
CMを視聴させることを可能とすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの観点によ
れば、番組に関連する放送データを視聴者の受信装置へ
送信する放送システムにおいて、前記放送データは、番
組本編を構成する映像データ及び音声データの少なくと
も一方と、前記番組本編中に挿入して放送されるべき複
数のCMデータの識別データと、前記複数のCMデータ
の再生順を示す再生順データと、前記識別データ、前記
再生順データ及び前記視聴者の受信装置に記憶されてい
る視聴ログデータに基づいて、前記複数のCMデータを
所定の記憶装置から取得し、前記再生順に従って再生す
るように前記視聴者の受信装置を制御するための制御プ
ログラムと、を含む。
【0007】上記のように構成された放送システムによ
れば、番組本編を構成する映像及び音声データの少なく
とも一方、CMデータの識別データ、CMデータの再生
順データ、及び制御プログラムを含む放送データが視聴
者の受信装置へ送信される。制御プログラムは、前記識
別データ、前記再生順データ及び前記視聴者の受信装置
に記憶されている視聴ログデータに基づいて、前記複数
のCMデータを記憶装置から取得し、前記再生順に従っ
て再生するように前記視聴者の受信装置を制御する。よ
って、予め決められた再生順に従って複数のCMが再生
される。
【0008】本発明の他の観点によれば、番組に関連す
る放送データを視聴者の受信装置へ送信する放送システ
ムにおいて、前記放送データは、番組本編を構成する映
像データ及び音声データの少なくとも一方と、前記番組
本編中に挿入して放送されるべき複数のCMデータの識
別データと、前記複数のCMデータの再生順を示す再生
順データと、前記複数のCMデータの各々を再生すべき
タイミングを示す再生トリガデータと、前記識別デー
タ、前記再生順データ、前記再生トリガデータ及び前記
視聴者の受信装置に記憶された視聴ログデータに基づい
て、前記複数のCMデータを所定の記憶装置から取得
し、前記再生順に従って再生するように前記視聴者の受
信装置を制御するための制御プログラムと、含む。
【0009】上記のように構成された放送システムによ
れば、番組本編を構成する映像及び音声データの少なく
とも一方、CMデータの識別データ、CMデータの再生
順データ、再生トリガデータ、及び制御プログラムを含
む放送データが視聴者の受信装置へ送信される。制御プ
ログラムは、前記識別データ、前記再生順データ、再生
トリガデータ及び前記視聴者の受信装置に記憶されてい
る視聴ログデータに基づいて、前記複数のCMデータを
記憶装置から取得し、前記再生順に従って再生するよう
に前記視聴者の受信装置を制御する。よって、予め決め
られた再生順に従って複数のCMが再生される。
【0010】上記放送システムの一態様では、前記視聴
ログデータは、前記再生順データに示される再生順にお
けるどの順番のCMデータまでが既に再生済みであるか
を示すデータとする。これにより、再生順に従った進行
状況を常に把握しておくことができる。
【0011】上記放送システムの他の一態様では、前記
制御プログラムは、CMデータを再生したときに前記視
聴ログデータの内容を更新するように前記視聴者の受信
装置を制御する。よって、常に最新の再生状況が記憶さ
れる。
【0012】上記放送システムのさらに他の一態様で
は、前記所定の記憶装置は、前記視聴者の受信装置内に
備えられた記憶装置及びネットワークを通じて前記視聴
者の受信装置と通信可能なサーバのデータベースのいず
れか一方又は両方を含む。
【0013】本発明のさらに他の観点によれば、番組に
関連する放送データとともに放送局から視聴者の受信装
置へ送信されるCM再生制御プログラムにおいて、前記
放送データは、番組本編を構成する映像データ及び音声
データの少なくとも一方と、前記番組本編中に挿入して
放送されるべき複数のCMデータの識別データと、前記
複数のCMデータの再生順を示す再生順データと、を含
み、前記CM再生制御プログラムは、前記識別データ、
前記再生順データ及び前記視聴者の受信装置に記憶され
ている視聴ログデータに基づいて、前記複数のCMデー
タを所定の記憶装置から取得し、前記再生順に従って再
生するように前記視聴者の受信装置を制御する。
【0014】上記のように構成されたCM再生制御プロ
グラムによれば、番組本編を構成する映像及び音声デー
タ、CMデータの識別データ、CMデータの再生順デー
タ、及び制御プログラムを含む放送データが視聴者の受
信装置へ送信される。制御プログラムは、前記識別デー
タ、前記再生順データ及び前記視聴者の受信装置に記憶
されている視聴ログデータに基づいて、前記複数のCM
データを記憶装置から取得し、前記再生順に従って再生
するように前記視聴者の受信装置を制御する。よって、
予め決められた再生順に従って複数のCMが再生され
る。
【0015】本発明のさらに他の観点によれば、番組に
関連する放送データとともに放送局から視聴者の受信装
置へ送信されるCM再生制御プログラムにおいて、前記
放送データは、番組本編を構成する映像データ及び音声
データの少なくとも一方と、前記番組本編中に挿入して
放送されるべき複数のCMデータの識別データと、前記
複数のCMデータの再生順を示す再生順データと、前記
複数のCMデータの各々を再生すべきタイミングを示す
再生トリガデータと、を含み、前記CM再生制御プログ
ラムは、前記識別データ、前記再生順データ、前記再生
トリガデータ及び前記視聴者の受信装置に記憶されてい
る視聴ログデータに基づいて、前記複数のCMデータを
所定の記憶装置から取得し、前記再生順に従って再生す
るように前記視聴者の受信装置を制御する。
【0016】上記のように構成されたCM再生制御プロ
グラムによれば、番組本編を構成する映像及び音声デー
タの少なくとも一方、CMデータの識別データ、CMデ
ータの再生順データ、再生トリガデータ、及び制御プロ
グラムを含む放送データが視聴者の受信装置へ送信され
る。制御プログラムは、前記識別データ、前記再生順デ
ータ、再生トリガデータ及び前記視聴者の受信装置に記
憶されている視聴ログデータに基づいて、前記複数のC
Mデータを記憶装置から取得し、前記再生順に従って再
生するように前記視聴者の受信装置を制御する。よっ
て、予め決められた再生順に従って複数のCMが再生さ
れる。
【0017】本発明のさらに他の観点によれば、番組に
関連する放送データを視聴者の受信装置へ送信すること
によりCMの再生を制御するCM再生制御方法におい
て、番組本編中に挿入して放送されるべき複数のCMデ
ータの識別データ及び前記複数のCMデータの再生順を
示す再生順データを前記受信装置へ送信する工程と、制
御プログラムを前記受信装置へ送信し、前記受信装置上
で実行させることにより、前記識別データ、前記再生順
データ及び前記視聴者の受信装置に記憶されている視聴
ログデータに基づいて前記複数のCMデータを所定の記
憶装置から取得し、前記再生順に従って再生するように
前記視聴者の受信装置を制御する工程と、を含む。
【0018】上記のように構成されたCM再生制御方法
によれば、番組本編を構成する映像及び音声データの少
なくとも一方、CMデータの識別データ、CMデータの
再生順データ、及び制御プログラムを含む放送データが
視聴者の受信装置へ送信される。制御プログラムは、前
記識別データ、前記再生順データ及び前記視聴者の受信
装置に記憶されている視聴ログデータに基づいて、前記
複数のCMデータを記憶装置から取得し、前記再生順に
従って再生するように前記視聴者の受信装置を制御す
る。よって、予め決められた再生順に従って複数のCM
が再生される。
【0019】本発明のさらに他の観点によれば、番組に
関連する放送データを視聴者の受信装置へ送信すること
によりCMの再生を制御するCM再生制御方法におい
て、番組本編中に挿入して放送されるべき複数のCMデ
ータの識別データ及び前記複数のCMデータの再生順を
示す再生順データを前記受信装置へ送信する工程と、前
記複数のCMデータの各々を再生すべきタイミングを示
す再生トリガデータを前記受信装置へ送信する工程と、
制御プログラムを前記受信装置へ送信し、前記受信装置
上で実行させることにより、前記識別データ、前記再生
順データ、前記再生トリガデータ及び前記視聴者の受信
装置に記憶されている視聴ログデータに基づいて、前記
複数のCMデータを所定の記憶装置から取得し、前記再
生順に従って再生するように前記視聴者の受信装置を制
御する工程と、を含む。
【0020】上記のように構成されたCM再生制御方法
によれば、番組本編を構成する映像及び音声データ、C
Mデータの識別データ、CMデータの再生順データ、再
生トリガデータ、及び制御プログラムを含む放送データ
が視聴者の受信装置へ送信される。制御プログラムは、
前記識別データ、前記再生順データ、再生トリガデータ
及び前記視聴者の受信装置に記憶されている視聴ログデ
ータに基づいて、前記複数のCMデータを記憶装置から
取得し、前記再生順に従って再生するように前記視聴者
の受信装置を制御する。よって、予め決められた再生順
に従って複数のCMが再生される。
【0021】本発明のさらに他の観点によれば、放送デ
ータ再生装置において、番組本編を構成する映像データ
及び音声データの少なくとも一方と、前記番組本編中に
挿入して放送されるべき複数のCMデータの識別データ
と、前記複数のCMデータの再生順を示す再生順データ
と、前記複数のCMデータの各々を再生すべきタイミン
グを示す再生トリガデータと、を含む放送データを受信
する手段と、前記再生順データに示される再生順におけ
るどの順番のCMデータまでが既に再生済みであるかを
示す視聴ログデータを記憶する手段と、前記識別デー
タ、前記再生順データ、前記再生トリガデータ及び前記
視聴者の受信装置に記憶されている視聴ログデータに基
づいて、前記複数のCMデータを所定の記憶装置から取
得し、前記再生順に従って再生する手段と、を備える。
【0022】上記のように構成された放送データ再生装
置によれば、番組本編を構成する映像データ及び音声デ
ータの少なくとも一方と、前記番組本編中に挿入して放
送されるべき複数のCMデータの識別データと、前記複
数のCMデータの再生順を示す再生順データと、前記複
数のCMデータの各々を再生すべきタイミングを示す再
生トリガデータと、を含む放送データが受信される。ま
た、前記再生順データに示される再生順におけるどの順
番のCMデータまでが既に再生済みであるかを示す視聴
ログデータが記憶されている。再生手段は、前記識別デ
ータ、前記再生順データ、前記再生トリガデータ及び前
記視聴者の受信装置に記憶された視聴ログデータに基づ
いて、前記複数のCMデータを所定の記憶装置から取得
し、前記再生順に従って再生する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態について説明する。
【0024】本発明の基本的な発想は、あるTV番組中
に放送されるべき複数のCMのCMデータをTV番組の
本編とは別個に予めハードディスクなどに記憶してお
き、予め決められた再生順序に従って番組本編に挿入し
て再生するというものである。 [1]第1実施形態 図1に、本発明の第1実施形態にかかる放送システムの
概略構成を示す。図1において、放送局1からの放送波
は、家庭に設置されたアンテナ5により受信され、ケー
ブル6を通じてテレビジョン(TV)放送受信のための
セットトップボックス7に送られる。なお、衛星放送の
場合は、放送波は衛星を介してアンテナ5により受信さ
れる。セットトップボックス7にはTV受像機8が接続
される。
【0025】図2にセットトップボックス7の構成の一
例を示す。なお、図2の例は、デジタル衛星放送を受信
する構成を想定している。図2において、セットトップ
ボックス7は、チューナ20と、データ分離ユニット2
1と、映像・音声再生ユニット22と、コントローラ2
3と、視聴ログメモリ24と、コマーシャル(CM)デ
ータ記憶用のハードディスク25と、を備える。
【0026】チューナ20は、アンテナ5から供給され
る受信信号に対して復調、同調及び復号化などの必要な
処理を行って視聴者が選択したチャンネルの放送データ
を取り出してデータ分離ユニット21へ送る。
【0027】放送データの一例を図3(A)に模式的に
示す。放送データ30は、映像データファイル32と、
音声データファイル34と、データ放送ファイル36と
を含む。映像データファイル32には所定の手法で圧縮
・符号化などが施された映像データが含まれ、音声デー
タファイル34には所定の手法で圧縮符号化などが施さ
れた音声データが含まれる。データ放送ファイル36は
いわゆるデータ放送用のファイルであり、基本的にはT
V番組単位で作成される。データ放送ファイル36は、
CM再生順データ38と、CMトリガデータ40と、制
御プログラムと42と、CMデータ43とを含む。CM
再生順データ38は、そのTV番組中に放送されるべき
複数のCMデータの再生順序を示している。この放送デ
ータ30は、TV番組の放送中に継続的に放送局1から
放送され、家庭のアンテナ5で受信される。
【0028】データ分離ユニット21は、放送データ3
0から音声データファイル34、映像データファイル3
2及びデータ放送ファイル36を分離し、音声データフ
ァイル34及び映像データファイル32を映像・音声再
生ユニット22へ供給するとともに、放送データファイ
ル36をコントローラ23へ供給する。映像・音声再生
ユニット22は、音声データファイル34及び映像デー
タファイル32に対して必要な伸張、復号化処理などを
施して音声データ及び映像データを再生し、音声信号及
び映像信号としてテレビジョン受像機8へ供給する。
【0029】次に、CM再生順データ38の一例を図3
(B)に示す。この例では、CM−1〜CM−Xまでの
X個のCMデータについて、それぞれの再生順序が記述
されている。CMデータの再生順序は、例えば広告主が
定めた優先度に従って決めることができる。即ち、広告
主が最も視聴者に見せたいと考えるCMを再生順1と
し、以下見せたい優先度順に再生順を決定する。また、
別の方法として、複数のCMがストーリー性を有し、又
は、シリーズ物の構成となっている場合には、第1話、
第2話、というように放送すべき順序が予め決まってい
る。よって、CM再生順データ28には、そのストーリ
ーに従って各CMデータの再生順が記述される。
【0030】CMトリガデータ40は、視聴者のセット
トップボックス7においてCMデータを再生すべき時刻
又はタイミングを指定するデータであり、セットトップ
ボックス7内のコントローラ23はCMトリガデータ4
0に基づいてCMデータを再生する時刻又はタイミング
を決定し、CMを放送する。TV番組が例えば映画又は
ドラマなどの場合は、放送開始前の時点でCMを挿入す
べき時刻が予め決まっているので、CMトリガデータは
そのようなCM放送時刻を示すデータとすることができ
る。一方、例えばスポーツ番組などのようにCMを挿入
すべき時刻が放送開始前には未定であり、ゲームの進行
状況に応じて放送中に適宜決定されるようなタイプのT
V番組の場合は、CMトリガデータ40はゲームの進行
などに応じて放送局側で適宜決定されるタイミングを示
すデータである。いずれの場合もCMトリガデータ40
はTV番組の放送中の適当な時刻に放送波に含められて
放送され、コントローラ23はCMトリガデータ40に
基づいてCMデータの再生タイミングを決定する。
【0031】データ放送ファイル36に含まれる制御プ
ログラム42は、家庭のセットトップボックス7上で動
作して、後述するCMの再生を行う。なお、セットトッ
プボックス7のコントローラ23は、CPU又はMPU
などにより構成することができ、制御プログラム42を
実行することにより本発明に係るCM再生処理を実行す
る。
【0032】CMデータ43は本発明により再生順を制
御して再生可能なデータ(例えばMPEG2方式のデータ)
であり、後述する家庭のハードディスクなどに記憶する
ことができる。
【0033】なお、制御プログラム42は、例えば衛星
放送などのデータ放送において使用されるBML(Broa
dcast Markup Language)とすることができる。その場
合は視聴者の受信装置を制御するためのBMLの記述自
体が本願における制御プログラム42を構成することに
なる。また、スポーツ番組のようにCMの放送時刻が未
定である番組の場合、CMトリガデータ40はBMLに
おいて使用されるイベントメッセージ(Event Messag
e)とすることができる。なお、イベントメッセージは
所定のタイミングにおいて特定のメッセージを放送画面
中に挿入する目的で使用される場合が多いが、データ放
送によって特定のタイミングをユーザの受信装置側に与
える機能を有するので、本発明におけるCMトリガデー
タ40として使用することができる。なお、制御プログ
ラム及びCMトリガデータとして上記以外のプログラ
ム、データなどを利用して本発明を実現することももち
ろん可能である。
【0034】視聴ログメモリ24は、そのセットトップ
ボックス7を使用する視聴者に対して、どの再生順まで
のCMデータが放送されたかを示す視聴ログを記憶す
る。視聴ログ自体としては、例えば単純に図3(B)に
示す再生順の番号を記憶することができる。図3(B)
に示す再生順データ38の例では、例えば未だ1つもC
Mを放送していない場合は「0」を、再生順序1に対応
するCM−1を既に放送した場合は「1」を視聴ログデ
ータとして視聴ログメモリ24に記憶することができ
る。
【0035】ハードディスク25は複数のCMデータを
記憶するためのものであり、例えば蓄積型放送向けに使
用されるものを使用することができる。ハードディスク
25内には、複数のCMデータが、各々に対応する識別
番号(以下、「CMデータID」と呼ぶ。)と対応付け
されて記憶されている。よって、セットトップボックス
7のコントローラ23は、CMデータIDを指定するこ
とにより、対応するCMデータをハードディスク25か
ら取り出すことができる。CMデータの実体は、映像デ
ータ及び音声データを含み、番組本編の映像データ及び
音声データと同様に、図2に示す映像・音声再生ユニッ
ト22により再生することができる。
【0036】CMデータ自体は、予めハードディスク2
5に蓄積しておく必要があるが、これは様々な方法で行
うことができる。例えば、視聴者に対して何らかのイン
センティブを与えることにより、特定の時間帯に放送さ
れる放送データ30に含まれるCMデータ43を予めハ
ードディスク25内に記憶させることができる。また、
セットトップボックス側に、データ放送を通じて送信さ
れるCMデータを自動的にハードディスク25に蓄積す
るような機能が備わっている場合には、その機能により
特定の時間帯又は一日中CMデータを蓄積することがで
きる。さらには、放送局側からCMデータのパッケージ
などを配布し、視聴者のハードディスク25内に蓄積し
てもらうという方法を採用することもできる。これは、
放送による他、インターネットによるダウンロード、記
憶媒体による配布など種々の形態とすることができる。
なお、本実施形態においては、ハードディスク25に必
要なCMデータが蓄積されていることが必要であるが、
その手法の如何は問わない。よって、上に例示した方法
以外の方法を使用しても構わない。
【0037】次に、本発明によるCMデータの再生方法
について図4を参照して説明する。図4は、別個のセッ
トトップボックス7を使用してTV放送を視聴する2人
の視聴者A及びBがTV番組を視聴する際の再生手順を
示す。なお、CMの再生順は、図3(B)に例示するよ
うにCM−1、CM−2、CM−3、..という順序にな
っている。
【0038】視聴者Aは、時刻T1から開始するTV番
組を時刻T1から(即ち、放送開始時刻から)視聴し始
める。視聴者Aに対しては、時刻T1から時刻T2まで
本編(その1)が放送され、時刻T2から時刻T3まで
CM−1が再生され、時刻T3から時刻T4まで本編
(その2)が放送され、時刻T4から時刻T5までCM
−2が再生され、時刻T5からT6まで本編(その3)
が放送され、時刻T6からCM−3が再生され、という
順序で本編とCMとが交互に放送される。
【0039】一方、視聴者Bは時刻T3から同一のTV
番組の視聴を開始する。視聴者Bには、時刻T3から時
刻T4までは視聴者Aと同様に本編(その2)が放送さ
れるが、時刻T4から時刻T5の間はCM−2ではな
く、最も優先順位の高いCM−1が再生される。その
後、時刻T5から時刻T6までは視聴者Aと同様に本編
(その3)が放送されるが、時刻T6から時刻T7まで
はCM−3ではなく、CM−2が再生される。
【0040】TV番組の本編は全ての視聴者に対して同
一の内容が放送されるが、本編中の所定の時間帯に挿入
されるCMは、視聴者毎に異なる内容を見せることが可
能である。よって、本発明では、予め複数のCMの再生
順を決めておき、それに従って視聴者毎に優先度の高い
CMから順にCMを見せる。このように、複数のCMに
対して再生順序が予め決められているので、視聴者が番
組放送中のいつの時点でその番組を見始めたかにかかわ
らず、常に最も優先度の高いCMから順に再生されるこ
とになる。なお、図4において例えばその番組が本編
(その4)で終了した場合には、視聴者BはCM−3を
見ることができない。しかし、従来の方法でCMを再生
したとすれば、視聴者Bには最も優先度の高いCM−1
を見せられないことになる。この点、本発明によれば、
番組の時間的制限内において優先度の高い順にCMを見
せることができる。
【0041】次に、上述のようなCMの再生を行う具体
的な方法について説明する。セットトップボックス7内
のコントローラ23は、図3に示すデータ放送ファイル
36中の制御プログラム42を実行することにより、C
M再生順データ38及びCMトリガデータ40に基づい
てCMデータを再生する。具体的には、データ放送ファ
イル36中のCM再生順データ38及びCMトリガデー
タ40に基づいて特定のCMを再生する指示が制御プロ
グラム42によりコントローラ23に与えられる。即
ち、コントローラ23は制御プログラム42を実行する
ことにより、CMトリガデータ40を参照してCMデー
タの再生タイミングを決定し、CM再生順データ38を
参照して次にどのCMデータを再生すべきかを決定す
る。
【0042】コントローラ23は、CMトリガデータ3
8及びCM再生順データ40に基づいてCM−1を再生
する場合、ハードディスク25からCM−1のCMデー
タを読み出し、映像・音声再生ユニット22に供給して
CM−1を再生するとともに、視聴ログメモリ24内の
視聴ログを更新し、再生順1に対応するCM(CM−
1)が再生済みであることを記憶する(例えば、視聴ロ
グデータとして「1」を記憶する)。次のCMの放送タ
イミングになると、コントローラ23は視聴ログメモリ
24を参照して再生順1に対応するCM(CM−1)が
既に再生済みであることを知る。さらに、コントローラ
23は再生順データ38を参照して再生順2を有するの
がCM−2であることを知り、ハードディスクからCM
−2のCMデータを取り出して映像・音声再生ユニット
22へ送り、再生する。このように、再生順データ38
により示される再生順、及び、視聴ログメモリ24に記
憶されている現在までに再生済みの再生順に基づいて、
次に再生すべきCMデータを決定し、ハードディスク2
5から読み出して再生を行う。
【0043】次に、放送局側からデータ放送ファイル3
6を家庭へ送信することにより、予め決められた再生順
でCMを放送する処理について図5を参照して説明す
る。なお、以下の処理は、放送局1からある1つの番組
を放送する場合を想定する。また、以下の処理では、コ
ントローラ23が、データ放送ファイル36として放送
局1から家庭のセットトップボックス7へ送信される制
御プログラムを実行することにより、CM再生順データ
38及びCMトリガデータ40を参照してCM再生を行
う。
【0044】まず、当該番組の放送開始時刻が来ると、
放送局1の制御装置は放送データ30を送信することに
より当該番組本編の放送を開始する(ステップS1)。
なお、この時点で放送データ30に含まれる制御プログ
ラム42に従ってコントローラ23は動作可能な状態と
なる。
【0045】次に、放送局1の制御装置はCM放送時間
が到来すると、例えばその数秒又は数分前にCM再生順
データ38及びCMトリガデータ40を含むデータ放送
ファイル36を送信する(ステップS2)。データ放送
ファイル36は家庭のセットトップボックス7により受
信され、図3(B)に例示するCM再生順データ38が
コントローラ23内のメモリなどに一時的に記憶される
(ステップS3)。コントローラ23はCMトリガデー
タ40を受け取ると、視聴ログメモリ24を参照して再
生順の何番目のCMまでが再生済みであるかを特定し、
次にコントローラ内のメモリなどに記憶された再生順デ
ータ38を参照して、次に再生すべきCMデータを決定
する(ステップS4)。そして、コントローラ23はス
テップS4で決定したCMデータをハードディスク25
から読み出し、映像・音声再生ユニット22を通じて再
生するとともに、視聴ログメモリ24内の視聴ログを更
新する(ステップS5)。
【0046】次に、放送局の制御装置は、当該番組の終
了時刻となったか否かを判定する(ステップS6)。未
だ番組終了時刻にならない場合(ステップS6:No)、
処理はステップS2へ戻り、次のCM放送時刻又はタイ
ミングでデータ放送ファイルを送信し、同様にステップ
S3及びS5を実行することにより、次の再生順のCM
データを再生する。以上の処理を、番組終了まで繰り返
し、番組終了時刻になると処理を終了する。
【0047】このように、家庭に設置されたセットトッ
プボックス7は、CMの放送タイミングになると視聴ロ
グ及び再生順データを参照して次に再生すべきCMデー
タを特定し、CMを再生するように、放送局から送信さ
れるデータ放送ファイルにより制御される。よって、視
聴者がいつその番組の視聴を開始したかにかかわらず、
常に再生順データに従った順序で視聴者にCMを見せる
ことができる。
【0048】[2]第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施
形態は、第1実施形態において家庭のセットトップボッ
クス7のハードディスク25に記憶されていたCMデー
タを、外部のサーバから取得するものである。
【0049】図6に本発明の第2実施形態による放送シ
ステムの概略構成を示し、図7に家庭に設置されるセッ
トトップボックス7aの構成を示す。図1と比較すると
わかるように、第2実施形態では、セットトップボック
ス7aがインターネット13を介してCMサーバ10に
接続されている。CMサーバ10は多数のCMデータを
提供するサーバであり、サーバ装置11及びCMデータ
ベース12を備える。CMデータベース12には、多数
のCMデータが各々を識別するCMデータIDと対応付
けされて記憶されている。
【0050】第1実施形態では、CMデータ自体を予め
ハードディスク25に記憶していたが、本実施形態で
は、CMデータを必要に応じてリアルタイムでCMサー
バ10からダウンロードし、再生する。このため、家庭
のセットトップボックス7aは、ブロードバンド又は常
時接続などを利用する高速データ通信可能な環境でCM
サーバ10へ接続することが必要となる。
【0051】図7に示すように、セットトップボックス
7a内では、図1におけるハードディスク25が省略さ
れ、その代わりにインターネットを通じてCMサーバへ
の接続が装備されている。
【0052】第2実施形態は、CMデータ自体をハード
ディスクから取得する代わりにCMサーバからリアルタ
イムでダウンロードする点以外は第1実施形態と同様で
ある。よって、第1実施形態において説明したように、
放送局からのデータ放送ファイルによりコントローラ2
3が制御され、セットトップボックス内の視聴ログを参
照して、予め決められた再生順に従ってCMの再生が行
われる。
【0053】[3]変形例 図1及び図2に示す放送システムにおいては、家庭のT
V受像機はセットトップボックスを介して放送波を再生
する構成としているが、その代わりに、セットトップボ
ックスの機能を含むように構成されたTV受像機を使用
することも可能である。
【0054】また、図2及び図7に示したセットトップ
ボックスの構成はあくまで一例であり、家庭側のTV受
像システムにおいては、CMを含むTV番組を再生する
ユニットと、コントローラと、視聴ログを記憶するユニ
ットと、CMデータを記憶するハードディスクなどの記
憶媒体とが備わっていれば、いかなる構成を有していて
も構わない。また、第2実施形態では、上述のようにC
Mデータを外部ソースから取得するので、ハードディス
クなどの記憶媒体も不要となる。
【0055】また、本発明は、地上波放送及び衛星方法
のいずれにも適用可能である。
【0056】また、第1実施形態と第2実施形態を組み
合わせ、CMデータを視聴者のTV受信機内のハードデ
ィスク及びCMサーバの両方から取得することができる
ように構成することもできる。この場合、例えば予めハ
ードディスクに蓄積されているCMデータはハードディ
スクから再生し、ハードディスク内に蓄積されていない
データはCMサーバからダウンロードして再生すること
ができる。また、ハードディスク内へ予めCMデータを
蓄積する方法も、図3に示すCMデータ43として放送
局から放送によって家庭へ送信する方法に限らず、CM
サーバからCMデータをダウンロードして事前に蓄積す
ることも可能である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
視聴者の視聴開始時刻にかかわらず、予め決められた順
序でCMを視聴者に見せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による放送システムの概
略構成を示す。
【図2】図1に示すセットトップボックスの構成例を示
す。
【図3】放送局から放送される放送データのデータ構造
を模式的に示す。
【図4】本発明によるCM再生の流れを模式的に示す。
【図5】本発明によるCM再生処理を示すフローチャー
トである。
【図6】本発明の第2実施形態による放送システムの概
略構成を示す。
【図7】図6に示すセットトップボックスの構成例を示
す。
【符号の説明】
1 放送局 5 アンテナ 6 ケーブル 7 セットトップボックス 8 TV受像機 10 CMサーバ 11 サーバ装置 12 CMデータベース 13 インターネット
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/76 H04N 5/93 E 5/765 5/781 510D 5/781 7/08 Z 7/08 7/081 Fターム(参考) 5C025 AA28 AA29 BA25 BA27 BA30 DA01 DA05 DA10 5C052 AA01 AB04 DD04 DD10 5C053 FA23 JA01 JA21 KA24 LA06 5C063 AB03 AB07 AC01 AC05 AC10 CA23 CA36 5K061 BB06 BB07 DD00 FF01 JJ06 JJ07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 番組に関連する放送データを視聴者の受
    信装置へ送信する放送データ送信装置において、前記放
    送データは、 番組本編を構成する映像データ及び音声データの少なく
    とも一方と、 前記番組本編中に挿入して放送されるべき複数のCMデ
    ータの識別データと、 前記複数のCMデータの再生順を示す再生順データと、 前記識別データ、前記再生順データ及び前記視聴者の受
    信装置に記憶されている視聴ログデータに基づいて、前
    記複数のCMデータを所定の記憶装置から取得し、前記
    再生順に従って再生するように前記視聴者の受信装置を
    制御するための制御プログラムと、を含むことを特徴と
    する放送システム。
  2. 【請求項2】 番組に関連する放送データを視聴者の受
    信装置へ送信する放送データ送信装置において、前記放
    送データは、 番組本編を構成する映像データ及び音声データの少なく
    とも一方と、 前記番組本編中に挿入して放送されるべき複数のCMデ
    ータの識別データと、 前記複数のCMデータの再生順を示す再生順データと、 前記複数のCMデータの各々を再生すべきタイミングを
    示す再生トリガデータと、 前記識別データ、前記再生順データ、前記再生トリガデ
    ータ及び前記視聴者の受信装置に記憶された視聴ログデ
    ータに基づいて、前記複数のCMデータを所定の記憶装
    置から取得し、前記再生順に従って再生するように前記
    視聴者の受信装置を制御するための制御プログラムと、
    含むことを特徴とする放送システム。
  3. 【請求項3】 前記視聴ログデータは、前記再生順デー
    タに示される再生順におけるどの順番のCMデータまで
    が既に再生済みであるかを示すデータであることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の放送システム。
  4. 【請求項4】 前記制御プログラムは、CMデータを再
    生したときに前記視聴ログデータの内容を更新するよう
    に前記視聴者の受信装置を制御することを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか一項に記載の放送システム。
  5. 【請求項5】 前記所定の記憶装置は、前記視聴者の受
    信装置内に備えられた記憶装置を含むことを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の放送システム。
  6. 【請求項6】 前記所定の記憶装置は、ネットワークを
    通じて前記視聴者の受信装置と通信可能なサーバのデー
    タベースを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れか一項に記載の放送システム。
  7. 【請求項7】 番組に関連する放送データとともに放送
    局から視聴者の受信装置へ送信されるCM再生制御プロ
    グラムにおいて、前記放送データは、 番組本編を構成する映像データ及び音声データの少なく
    とも一方と、 前記番組本編中に挿入して放送されるべき複数のCMデ
    ータの識別データと、 前記複数のCMデータの再生順を示す再生順データと、
    を含み、 前記CM再生制御プログラムは、前記識別データ、前記
    再生順データ及び前記視聴者の受信装置に記憶されてい
    る視聴ログデータに基づいて、前記複数のCMデータを
    所定の記憶装置から取得し、前記再生順に従って再生す
    るように前記視聴者の受信装置を制御することを特徴と
    するCM再生制御プログラム。
  8. 【請求項8】 番組に関連する放送データとともに放送
    局から視聴者の受信装置へ送信されるCM再生制御プロ
    グラムにおいて、前記放送データは、 番組本編を構成する映像データ及び音声データの少なく
    とも一方と、 前記番組本編中に挿入して放送されるべき複数のCMデ
    ータの識別データと、 前記複数のCMデータの再生順を示す再生順データと、 前記複数のCMデータの各々を再生すべきタイミングを
    示す再生トリガデータと、を含み、 前記CM再生制御プログラムは、前記識別データ、前記
    再生順データ、前記再生トリガデータ及び前記視聴者の
    受信装置に記憶されている視聴ログデータに基づいて、
    前記複数のCMデータを所定の記憶装置から取得し、前
    記再生順に従って再生するように前記視聴者の受信装置
    を制御することを特徴とするCM再生制御プログラム。
  9. 【請求項9】 番組に関連する放送データを視聴者の受
    信装置へ送信することによりCMの再生を制御するCM
    再生制御方法において、 番組本編中に挿入して放送されるべき複数のCMデータ
    の識別データ及び前記複数のCMデータの再生順を示す
    再生順データを前記受信装置へ送信する工程と、 制御プログラムを前記受信装置へ送信し、前記受信装置
    上で実行させることにより、前記識別データ、前記再生
    順データ及び前記視聴者の受信装置に記憶されている視
    聴ログデータに基づいて前記複数のCMデータを所定の
    記憶装置から取得し、前記再生順に従って再生するよう
    に前記視聴者の受信装置を制御する工程と、を含むこと
    を特徴とするCM再生制御方法。
  10. 【請求項10】 番組に関連する放送データを視聴者の
    受信装置へ送信することによりCMの再生を制御するC
    M再生制御方法において、 番組本編中に挿入して放送されるべき複数のCMデータ
    の識別データ及び前記複数のCMデータの再生順を示す
    再生順データを前記受信装置へ送信する工程と、 前記複数のCMデータの各々を再生すべきタイミングを
    示す再生トリガデータを前記受信装置へ送信する工程
    と、 制御プログラムを前記受信装置へ送信し、前記受信装置
    上で実行させることにより、前記識別データ、前記再生
    順データ、前記再生トリガデータ及び前記視聴者の受信
    装置に記憶されている視聴ログデータに基づいて、前記
    複数のCMデータを所定の記憶装置から取得し、前記再
    生順に従って再生するように前記視聴者の受信装置を制
    御する工程と、を含むことを特徴とするCM再生制御方
    法。
  11. 【請求項11】 番組本編を構成する映像データ及び音
    声データの少なくとも一方と、前記番組本編中に挿入し
    て放送されるべき複数のCMデータの識別データと、前
    記複数のCMデータの再生順を示す再生順データと、前
    記複数のCMデータの各々を再生すべきタイミングを示
    す再生トリガデータと、を含む放送データを受信する手
    段と、 前記再生順データに示される再生順におけるどの順番の
    CMデータまでが既に再生済みであるかを示す視聴ログ
    データを記憶する手段と、 前記識別データ、前記再生順データ、前記再生トリガデ
    ータ及び前記視聴者の受信装置に記憶されている視聴ロ
    グデータに基づいて、前記複数のCMデータを所定の記
    憶装置から取得し、前記再生順に従って再生する手段
    と、を備えることを特徴とする放送データ再生装置。
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