JP2003060536A - 通信システム - Google Patents
通信システムInfo
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- JP2003060536A JP2003060536A JP2001248520A JP2001248520A JP2003060536A JP 2003060536 A JP2003060536 A JP 2003060536A JP 2001248520 A JP2001248520 A JP 2001248520A JP 2001248520 A JP2001248520 A JP 2001248520A JP 2003060536 A JP2003060536 A JP 2003060536A
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- data
- signal
- antenna
- transmission signal
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- Small-Scale Networks (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電力線を利用して本体装置と移動端末とが屋
内又は室内において品質のよい通信を行う。 【解決手段】 本体装置1はパーソナルコンピュータ3
からのデータで所定周波数の第1の搬送波を変調した第
1の送信信号f1を電力線4へ送出する。同送出された第
1の送信信号f1をアンテナ装置5が電力線4より受信す
る。同アンテナ装置5はデータを復調後、同復調データ
で所定周波数の第2の搬送波を変調した第2の送信信号
f2をアンテナ6より送信する。同送信された第2の送信
信号f2を移動端末A9が受信する。これに対し、移動端
末A9から本体装置1へデータ送信する場合にもアンテ
ナ装置5は受信信号よりデータを復調後、同復調データ
で所定周波数の搬送波を変調し、電力線4を介し本体装
置1へ送信する。
内又は室内において品質のよい通信を行う。 【解決手段】 本体装置1はパーソナルコンピュータ3
からのデータで所定周波数の第1の搬送波を変調した第
1の送信信号f1を電力線4へ送出する。同送出された第
1の送信信号f1をアンテナ装置5が電力線4より受信す
る。同アンテナ装置5はデータを復調後、同復調データ
で所定周波数の第2の搬送波を変調した第2の送信信号
f2をアンテナ6より送信する。同送信された第2の送信
信号f2を移動端末A9が受信する。これに対し、移動端
末A9から本体装置1へデータ送信する場合にもアンテ
ナ装置5は受信信号よりデータを復調後、同復調データ
で所定周波数の搬送波を変調し、電力線4を介し本体装
置1へ送信する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信システムに係
り、より詳細には、主に屋内又は室内における通信に適
するものであって、電力線を利用した本体装置と移動端
末等との通信に関する。
り、より詳細には、主に屋内又は室内における通信に適
するものであって、電力線を利用した本体装置と移動端
末等との通信に関する。
【0002】
【従来の技術】屋内又は室内に無線通信システムを構築
する場合の方式例として無線LAN(Local Area Netwo
rk)又はブルートゥース(Bluetooth )等がある。これ
ら方式により、本体装置(親機)と複数の端末(子機)
とで屋内無線通信システムを構築する場合、親機として
の本体装置の送受信アンテナ部分は通常、本体装置と一
体である。従って、本体装置は通常、机上に設置するの
で送受信アンテナ部分も机上となる。また、子機として
の端末が移動端末である場合には送受信アンテナ部分は
当然にその端末と一体である。また、室内等では人の通
行があり、種々の物品等も置かれている。このような環
境下で前記屋内無線通信システムが用いる電波は通常、
微弱電波である。このため、人の通行や物品等の影響で
感度が低下し、通信が阻害されることがある。このこと
から、本体装置の送受信アンテナ部分は天井などの障害
物がなく、見通しのよい場所に設置することが望ましい
といえる。
する場合の方式例として無線LAN(Local Area Netwo
rk)又はブルートゥース(Bluetooth )等がある。これ
ら方式により、本体装置(親機)と複数の端末(子機)
とで屋内無線通信システムを構築する場合、親機として
の本体装置の送受信アンテナ部分は通常、本体装置と一
体である。従って、本体装置は通常、机上に設置するの
で送受信アンテナ部分も机上となる。また、子機として
の端末が移動端末である場合には送受信アンテナ部分は
当然にその端末と一体である。また、室内等では人の通
行があり、種々の物品等も置かれている。このような環
境下で前記屋内無線通信システムが用いる電波は通常、
微弱電波である。このため、人の通行や物品等の影響で
感度が低下し、通信が阻害されることがある。このこと
から、本体装置の送受信アンテナ部分は天井などの障害
物がなく、見通しのよい場所に設置することが望ましい
といえる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
天井近辺に送受信アンテナ部分を取り付け、本体装置と
ケーブルで接続する場合、ケーブルが剥き出しになるの
で外観を損ない、また、その設置費用もかかるという欠
点がある。さらに、ケーブルの長さや配線経路等によっ
ては信号に波形歪みが生じやすくなるという欠点もあ
り、ケーブル不良で通信不可となるケースも多い。本発
明は上記のような欠点がなく、前述のような通信障害を
解消するようにした通信システムを提供することを目的
とする。
天井近辺に送受信アンテナ部分を取り付け、本体装置と
ケーブルで接続する場合、ケーブルが剥き出しになるの
で外観を損ない、また、その設置費用もかかるという欠
点がある。さらに、ケーブルの長さや配線経路等によっ
ては信号に波形歪みが生じやすくなるという欠点もあ
り、ケーブル不良で通信不可となるケースも多い。本発
明は上記のような欠点がなく、前述のような通信障害を
解消するようにした通信システムを提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため本発
明は、送信するデータで所定周波数の第1の搬送波を変
調した第1の送信信号を電力線へ送出する本体装置と、
前記電力線より前記第1の送信信号を受信し、データを
復調後、同復調データで所定周波数の第2の搬送波を変
調した第2の送信信号をアンテナを介し送信するアンテ
ナ装置と、前記アンテナ装置よりの第2の送信信号を受
信し、データを復調する端末装置とで構成した通信シス
テムを提供するものである。
明は、送信するデータで所定周波数の第1の搬送波を変
調した第1の送信信号を電力線へ送出する本体装置と、
前記電力線より前記第1の送信信号を受信し、データを
復調後、同復調データで所定周波数の第2の搬送波を変
調した第2の送信信号をアンテナを介し送信するアンテ
ナ装置と、前記アンテナ装置よりの第2の送信信号を受
信し、データを復調する端末装置とで構成した通信シス
テムを提供するものである。
【0005】また、送信するデータで所定周波数の第3
の搬送波を変調した第3の送信信号を前記端末装置がア
ンテナを介し送信し、前記アンテナ装置が前記第3の送
信信号を受信し、データを復調後、同復調データで所定
周波数の第4の搬送波を変調した第4の送信信号を電力
線へ送出し、前記本体装置が前記電力線より前記第4の
送信信号を受信し、データを復調するようにする。
の搬送波を変調した第3の送信信号を前記端末装置がア
ンテナを介し送信し、前記アンテナ装置が前記第3の送
信信号を受信し、データを復調後、同復調データで所定
周波数の第4の搬送波を変調した第4の送信信号を電力
線へ送出し、前記本体装置が前記電力線より前記第4の
送信信号を受信し、データを復調するようにする。
【0006】また、前記アンテナ装置を設置場所を異に
して複数設けるようにする。
して複数設けるようにする。
【0007】また、前記本体装置を、外部機器から入力
された送信データを送出又は入力された復調データを前
記外部機器へ送出するデータ用インターフェースと、前
記データ用インターフェースよりの送信データで変調処
理し、又は入力された信号について復調処理し、復調デ
ータを前記データ用インターフェースへ送出する電力線
通信用コントローラと、前記電力線通信用コントローラ
で変調処理された信号をもとに前記第1の送信信号を前
記電力線へ送出し、又は前記電力線より前記第4の送信
信号を受信し、同受信信号を前記電力線通信用コントロ
ーラにおける前記復調処理に供する信号として送出する
電力線通信用インターフェースと、前記変調処理の際の
送信データ又は前記復調処理した復調データを一旦記憶
するメモリ部と、前記データ用インターフェース、電力
線通信用コントローラ、電力線通信用インターフェース
及びメモリ部とを制御する制御部とで構成する。
された送信データを送出又は入力された復調データを前
記外部機器へ送出するデータ用インターフェースと、前
記データ用インターフェースよりの送信データで変調処
理し、又は入力された信号について復調処理し、復調デ
ータを前記データ用インターフェースへ送出する電力線
通信用コントローラと、前記電力線通信用コントローラ
で変調処理された信号をもとに前記第1の送信信号を前
記電力線へ送出し、又は前記電力線より前記第4の送信
信号を受信し、同受信信号を前記電力線通信用コントロ
ーラにおける前記復調処理に供する信号として送出する
電力線通信用インターフェースと、前記変調処理の際の
送信データ又は前記復調処理した復調データを一旦記憶
するメモリ部と、前記データ用インターフェース、電力
線通信用コントローラ、電力線通信用インターフェース
及びメモリ部とを制御する制御部とで構成する。
【0008】また、前記本体装置に、前記データ用イン
ターフェースよりの送信データで変調処理し、又は入力
された信号について復調処理し、復調データを前記デー
タ用インターフェースへ送出する無線通信用コントロー
ラと、前記無線通信用コントローラで変調処理された信
号をもとに前記第2の送信信号をアンテナより送信し、
又は同アンテナより前記第3の送信信号を受信し、同受
信信号を前記無線通信用コントローラにおける前記復調
処理に供する信号として送出する無線通信用インターフ
ェースと、送受信を前記アンテナを介し行うか、又は電
力線4を介して行うかを設定する設定部とを設ける。
ターフェースよりの送信データで変調処理し、又は入力
された信号について復調処理し、復調データを前記デー
タ用インターフェースへ送出する無線通信用コントロー
ラと、前記無線通信用コントローラで変調処理された信
号をもとに前記第2の送信信号をアンテナより送信し、
又は同アンテナより前記第3の送信信号を受信し、同受
信信号を前記無線通信用コントローラにおける前記復調
処理に供する信号として送出する無線通信用インターフ
ェースと、送受信を前記アンテナを介し行うか、又は電
力線4を介して行うかを設定する設定部とを設ける。
【0009】また、前記アンテナ装置を、電力線より第
1の送信信号を受信し、又は変調処理された入力信号を
もとに第4の送信信号を電力線へ送出する電力線通信用
インターフェースと、前記電力線通信用インターフェー
スより入力された信号について復調処理し、又は入力さ
れた復調データで変調処理し、同変調処理した信号を前
記電力線通信用インターフェースへ送出する電力線通信
用コントローラと、前記電力線通信用コントローラより
の復調データで変調処理し、又は入力された信号につい
て復調処理し、復調データを前記電力線通信用コントロ
ーラへ送出する無線通信用コントローラと、前記無線通
信用コントローラで変調処理された信号をもとに第2の
送信信号をアンテナより送信し、又は同アンテナより第
3の送信信号を受信し、同受信信号を前記無線通信用コ
ントローラにおける前記復調処理に供する信号として送
出する無線通信用インターフェースと、前記変調処理の
際の送信データ又は前記復調処理した復調データを一旦
記憶するメモリ部と、前記電力線通信用インターフェー
ス、電力線通信用コントローラ、無線通信用コントロー
ラ、無線通信用インターフェース及びメモリ部とを制御
する制御部とで構成する。
1の送信信号を受信し、又は変調処理された入力信号を
もとに第4の送信信号を電力線へ送出する電力線通信用
インターフェースと、前記電力線通信用インターフェー
スより入力された信号について復調処理し、又は入力さ
れた復調データで変調処理し、同変調処理した信号を前
記電力線通信用インターフェースへ送出する電力線通信
用コントローラと、前記電力線通信用コントローラより
の復調データで変調処理し、又は入力された信号につい
て復調処理し、復調データを前記電力線通信用コントロ
ーラへ送出する無線通信用コントローラと、前記無線通
信用コントローラで変調処理された信号をもとに第2の
送信信号をアンテナより送信し、又は同アンテナより第
3の送信信号を受信し、同受信信号を前記無線通信用コ
ントローラにおける前記復調処理に供する信号として送
出する無線通信用インターフェースと、前記変調処理の
際の送信データ又は前記復調処理した復調データを一旦
記憶するメモリ部と、前記電力線通信用インターフェー
ス、電力線通信用コントローラ、無線通信用コントロー
ラ、無線通信用インターフェース及びメモリ部とを制御
する制御部とで構成する。
【0010】また、前記アンテナ装置を、照明器具のソ
ケットに接続可能な形態にする。
ケットに接続可能な形態にする。
【0011】また、前記アンテナ装置を屋内天井近辺に
設け、同天井近辺の照明器具のソケットを介し電力線へ
接続するようにする。
設け、同天井近辺の照明器具のソケットを介し電力線へ
接続するようにする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を実施例
にもとづき図面を参照して説明する。図1は本発明によ
る通信システムの一実施例を示す要部構成図、図2は図
1の本体装置1の一実施例を示す要部ブロック図、図3
は図1のアンテナ装置5の一実施例を示す要部ブロック
図である。最初に、図1をもとに本発明による通信シス
テムの構成を説明する。図1において、1は親機として
の本体装置、2は従来機能としての本体装置1の送受信
用のアンテナ、3は本体装置1とデータ授受する外部機
器としてのパーソナルコンピュータ(以下、PC)、4
は一般交流電源(AC100V等)ラインである電力線
(配電線)、5はアンテナ装置A、6はアンテナ装置A
5の送受信用のアンテナ、7はアンテナ装置B、8はア
ンテナ装置B7の送受信用のアンテナ、9は移動端末
A、10は移動端末A9の送受信用のアンテナ、11は移動
端末B、12は移動端末B11の送受信用のアンテナであ
る。
にもとづき図面を参照して説明する。図1は本発明によ
る通信システムの一実施例を示す要部構成図、図2は図
1の本体装置1の一実施例を示す要部ブロック図、図3
は図1のアンテナ装置5の一実施例を示す要部ブロック
図である。最初に、図1をもとに本発明による通信シス
テムの構成を説明する。図1において、1は親機として
の本体装置、2は従来機能としての本体装置1の送受信
用のアンテナ、3は本体装置1とデータ授受する外部機
器としてのパーソナルコンピュータ(以下、PC)、4
は一般交流電源(AC100V等)ラインである電力線
(配電線)、5はアンテナ装置A、6はアンテナ装置A
5の送受信用のアンテナ、7はアンテナ装置B、8はア
ンテナ装置B7の送受信用のアンテナ、9は移動端末
A、10は移動端末A9の送受信用のアンテナ、11は移動
端末B、12は移動端末B11の送受信用のアンテナであ
る。
【0013】本体装置1から移動端末A9又は移動端末
B11へデータ送信する場合、本体装置1はPC3よりの
データで所定周波数の第1の搬送波を変調した第1の送
信信号f1を電力線4へ送出する。同送出された第1の送
信信号f1をアンテナ装置A5及びアンテナ装置B7が電
力線4より受信する。ここで、アンテナ装置を複数設け
ているのは移動端末A9等の受信可能範囲(通信ゾー
ン)を拡大するためであり、これによりダイバーシティ
方式による送受信と同様の効果が得られる。このため、
アンテナ装置A5とアンテナ装置B7とは場所を変えて
設置する。また、アンテナ装置A5とアンテナ装置B7
とは同機能である。なお、図ではアンテナ装置A5及び
アンテナ装置B7の2つとしたが3以上としてもよい。
アンテナ装置A5及びアンテナ装置B7それぞれは、電
力線4より受信した第1の送信信号f1から一旦データを
復調し、同復調したデータで所定周波数の第2の搬送波
を変調した第2の送信信号f2をアンテナ6又は同8より
送信する。上記アンテナ6又は同8より送信された信号
を移動端末A9のアンテナ10又は移動端末B11のアンテ
ナ12が受信し、それぞれデータを復調する。
B11へデータ送信する場合、本体装置1はPC3よりの
データで所定周波数の第1の搬送波を変調した第1の送
信信号f1を電力線4へ送出する。同送出された第1の送
信信号f1をアンテナ装置A5及びアンテナ装置B7が電
力線4より受信する。ここで、アンテナ装置を複数設け
ているのは移動端末A9等の受信可能範囲(通信ゾー
ン)を拡大するためであり、これによりダイバーシティ
方式による送受信と同様の効果が得られる。このため、
アンテナ装置A5とアンテナ装置B7とは場所を変えて
設置する。また、アンテナ装置A5とアンテナ装置B7
とは同機能である。なお、図ではアンテナ装置A5及び
アンテナ装置B7の2つとしたが3以上としてもよい。
アンテナ装置A5及びアンテナ装置B7それぞれは、電
力線4より受信した第1の送信信号f1から一旦データを
復調し、同復調したデータで所定周波数の第2の搬送波
を変調した第2の送信信号f2をアンテナ6又は同8より
送信する。上記アンテナ6又は同8より送信された信号
を移動端末A9のアンテナ10又は移動端末B11のアンテ
ナ12が受信し、それぞれデータを復調する。
【0014】上記に対し、移動端末A9(又は移動端末
B11)から本体装置1へデータ送信する場合、移動端末
A9(又は移動端末B11)は送信するデータで所定周波
数の第3の搬送波を変調した第3の送信信号f3をアンテ
ナ10(又はアンテナ12)より送信する。同送信された第
3の送信信号f3をアンテナ装置A5のアンテナ6又はア
ンテナ装置B7のアンテナ8が受信する。アンテナ装置
A5又はアンテナ装置B7はデータを復調後、同復調デ
ータで所定周波数の第4の搬送波を変調した第4の送信
信号f4を電力線4へ送出する。本体装置1は電力線4よ
り第4の送信信号f4を受信し、データを復調する。同復
調したデータはPC3で表示される。上記において、第
1の送信信号f1乃至第4の送信信号f4の変調方式はFS
K(Frequency Shift Kying )方式、PSK(Phase Sh
ift Kying )方式、OFDM(Orthogonal Frequency D
ivision Multiplex )方式、QAM(Quadrature Ampli
tude Modulation )方式、スペクトラム拡散方式、又は
OFDMとスペクトラム拡散方式とを組み合わせた方式
等のディジタル変調方式とする。
B11)から本体装置1へデータ送信する場合、移動端末
A9(又は移動端末B11)は送信するデータで所定周波
数の第3の搬送波を変調した第3の送信信号f3をアンテ
ナ10(又はアンテナ12)より送信する。同送信された第
3の送信信号f3をアンテナ装置A5のアンテナ6又はア
ンテナ装置B7のアンテナ8が受信する。アンテナ装置
A5又はアンテナ装置B7はデータを復調後、同復調デ
ータで所定周波数の第4の搬送波を変調した第4の送信
信号f4を電力線4へ送出する。本体装置1は電力線4よ
り第4の送信信号f4を受信し、データを復調する。同復
調したデータはPC3で表示される。上記において、第
1の送信信号f1乃至第4の送信信号f4の変調方式はFS
K(Frequency Shift Kying )方式、PSK(Phase Sh
ift Kying )方式、OFDM(Orthogonal Frequency D
ivision Multiplex )方式、QAM(Quadrature Ampli
tude Modulation )方式、スペクトラム拡散方式、又は
OFDMとスペクトラム拡散方式とを組み合わせた方式
等のディジタル変調方式とする。
【0015】また、第1の搬送波の周波数と第4の搬送
波の周波数とは異なる周波数としてもよく、又は同じ周
波数としてもよい。これら搬送波の周波数帯として例え
ば10KHz〜450KHzを使用する。また、第2の
搬送波の周波数と第3の搬送波の周波数とについても異
なる周波数としてもよく、又は同じ周波数としてもよ
い。これら搬送波の周波数帯として例えば2.4GHz
帯とする。また、アンテナ装置A5、同B7は照明器具
のソケットに接続可能な形態にするとよい。例えば接続
部分を電球用のソケットに装着できる形態、又はコンセ
ントに差し込めるような形態とする。このような形態に
することににより、アンテナ装置A5、同B7の電力線
4への接続や天井近辺等への取り付けが容易となる。こ
のように天井近辺等へ取り付けることにより、人の通行
や設置物等による影響を受けにくくなる。なお、本体装
置1に従来と同様に送受信アンテナ2を一体として設け
ておき、例えば前記第2の搬送波の周波数及び第3の搬
送波の周波数により従来と同様に移動端末A9等と直接
送受信するようにしてもよい。このようにする理由は、
室内であってもその環境条件によっては本体装置1と一
体のアンテナ2で送受信が可能な場合が考えられること
による。以上が本発明の全体構成である。
波の周波数とは異なる周波数としてもよく、又は同じ周
波数としてもよい。これら搬送波の周波数帯として例え
ば10KHz〜450KHzを使用する。また、第2の
搬送波の周波数と第3の搬送波の周波数とについても異
なる周波数としてもよく、又は同じ周波数としてもよ
い。これら搬送波の周波数帯として例えば2.4GHz
帯とする。また、アンテナ装置A5、同B7は照明器具
のソケットに接続可能な形態にするとよい。例えば接続
部分を電球用のソケットに装着できる形態、又はコンセ
ントに差し込めるような形態とする。このような形態に
することににより、アンテナ装置A5、同B7の電力線
4への接続や天井近辺等への取り付けが容易となる。こ
のように天井近辺等へ取り付けることにより、人の通行
や設置物等による影響を受けにくくなる。なお、本体装
置1に従来と同様に送受信アンテナ2を一体として設け
ておき、例えば前記第2の搬送波の周波数及び第3の搬
送波の周波数により従来と同様に移動端末A9等と直接
送受信するようにしてもよい。このようにする理由は、
室内であってもその環境条件によっては本体装置1と一
体のアンテナ2で送受信が可能な場合が考えられること
による。以上が本発明の全体構成である。
【0016】次に、本体装置1の構成につき図2をもと
に説明する。なお、図1と同一のものについては同一符
号を付してある。図2に示す本体装置1は電力線4を介
した送受信機能とアンテナ2を介した送受信機能とを有
するものである。同図において、1aはデータ用インター
フェースであり、PC3から入力された送信データを送
出する送信系統部1a1と、バスライン1gを介し電力線通
信用コントローラ1bの復調処理部1b2又は無線通信用コ
ントローラ1dの復調処理部1d2より入力されたデータを
PC3へ送出する受信系統部1a2とを備える。なお、送
信系統部1a1よりの送信データ又は受信系統部1a2へ入
力するデータは後述のメモリ部1fに一旦記憶後、読み出
すようにする。1bは電力線通信用コントローラであり、
前記データ用インターフェース1aの送信系統部1a1より
の送信データ(メモリ部1fに一旦記憶後、読み出したデ
ータ)で所定周波数の信号を所定の方式により変調処理
する変調処理部1b1と、バスライン1gを介し電力線通信
用インターフェース1cの受信系統部1c2より入力された
信号について復調処理及び誤り訂正処理等を行う復調処
理部1b2とを備える。
に説明する。なお、図1と同一のものについては同一符
号を付してある。図2に示す本体装置1は電力線4を介
した送受信機能とアンテナ2を介した送受信機能とを有
するものである。同図において、1aはデータ用インター
フェースであり、PC3から入力された送信データを送
出する送信系統部1a1と、バスライン1gを介し電力線通
信用コントローラ1bの復調処理部1b2又は無線通信用コ
ントローラ1dの復調処理部1d2より入力されたデータを
PC3へ送出する受信系統部1a2とを備える。なお、送
信系統部1a1よりの送信データ又は受信系統部1a2へ入
力するデータは後述のメモリ部1fに一旦記憶後、読み出
すようにする。1bは電力線通信用コントローラであり、
前記データ用インターフェース1aの送信系統部1a1より
の送信データ(メモリ部1fに一旦記憶後、読み出したデ
ータ)で所定周波数の信号を所定の方式により変調処理
する変調処理部1b1と、バスライン1gを介し電力線通信
用インターフェース1cの受信系統部1c2より入力された
信号について復調処理及び誤り訂正処理等を行う復調処
理部1b2とを備える。
【0017】前者の変調処理部1b1の変調方式は前述の
ようにFSK、PSK、OFDM、QAM、スペクトラ
ム拡散方式、又はOFDMとスペクトラム拡散方式とを
組み合わせた方式等のディジタル変調方式とする。ま
た、後者の復調処理部1b2における復調方式も上記変調
方式に対応する方式である。1cは電力線通信用インター
フェースであり、前記電力線通信用コントローラ1bの変
調処理部1b1で変調処理された信号の周波数を第1の搬
送波へ周波数変換(アップコンバート)し、BPF(バ
ンドパスフィルタ)で帯域制限後、これを増幅等し、第
1の送信信号f1として電力線4へ送出する送信系統部1c
1と、電力線4より第4の送信信号を受信し、同受信信
号についてBPF(バンドパスフィルタ)で帯域制限
後、周波数変換(ダウンコンバート)し、これを増幅等
する受信系統部1c2とを備える。
ようにFSK、PSK、OFDM、QAM、スペクトラ
ム拡散方式、又はOFDMとスペクトラム拡散方式とを
組み合わせた方式等のディジタル変調方式とする。ま
た、後者の復調処理部1b2における復調方式も上記変調
方式に対応する方式である。1cは電力線通信用インター
フェースであり、前記電力線通信用コントローラ1bの変
調処理部1b1で変調処理された信号の周波数を第1の搬
送波へ周波数変換(アップコンバート)し、BPF(バ
ンドパスフィルタ)で帯域制限後、これを増幅等し、第
1の送信信号f1として電力線4へ送出する送信系統部1c
1と、電力線4より第4の送信信号を受信し、同受信信
号についてBPF(バンドパスフィルタ)で帯域制限
後、周波数変換(ダウンコンバート)し、これを増幅等
する受信系統部1c2とを備える。
【0018】1dは無線通信用コントローラであり、前記
データ用インターフェース1aの送信系統部1a1よりの送
信データ(メモリ部1fに一旦記憶後、読み出したデー
タ)で所定周波数の信号を変調処理する変調処理部1d1
と、バスライン1gを介し無線通信用インターフェース1e
の受信系統部1e2より入力された信号について復調処理
及び誤り訂正処理等を行う復調処理部1d2とを備える。
ここで、変調処理部1d1の変調方式は前記電力線通信用
コントローラ1bの変調処理部1b1と同様にFSK、PS
K、OFDM、QAM、スペクトラム拡散方式、又はO
FDMとスペクトラム拡散方式とを組み合わせた方式等
のディジタル変調方式であり、また、変調処理部1d1の
変調方式と前記変調処理部1b1の変調方式とは同じ方式
としてもよく、又は異なる方式としてもよい。また、復
調処理部1d2の復調方式は上記変調方式に対応する方式
である。1eは無線通信用インターフェースであり、前記
無線通信用コントローラ1dの変調処理部1d1で変調処理
された信号の周波数を第2の搬送波へ周波数変換(アッ
プコンバート)し、BPF(バンドパスフィルタ)で帯
域制限後、これを増幅し、第2の送信信号f2としてアン
テナ2より送信する送信系統部1e1と、アンテナ2より
第3の送信信号f3を受信し、同受信信号についてBPF
(バンドパスフィルタ)で帯域制限後、周波数変換(ダ
ウンコンバート)し、これを増幅等する受信系統部1e2
とを備える。
データ用インターフェース1aの送信系統部1a1よりの送
信データ(メモリ部1fに一旦記憶後、読み出したデー
タ)で所定周波数の信号を変調処理する変調処理部1d1
と、バスライン1gを介し無線通信用インターフェース1e
の受信系統部1e2より入力された信号について復調処理
及び誤り訂正処理等を行う復調処理部1d2とを備える。
ここで、変調処理部1d1の変調方式は前記電力線通信用
コントローラ1bの変調処理部1b1と同様にFSK、PS
K、OFDM、QAM、スペクトラム拡散方式、又はO
FDMとスペクトラム拡散方式とを組み合わせた方式等
のディジタル変調方式であり、また、変調処理部1d1の
変調方式と前記変調処理部1b1の変調方式とは同じ方式
としてもよく、又は異なる方式としてもよい。また、復
調処理部1d2の復調方式は上記変調方式に対応する方式
である。1eは無線通信用インターフェースであり、前記
無線通信用コントローラ1dの変調処理部1d1で変調処理
された信号の周波数を第2の搬送波へ周波数変換(アッ
プコンバート)し、BPF(バンドパスフィルタ)で帯
域制限後、これを増幅し、第2の送信信号f2としてアン
テナ2より送信する送信系統部1e1と、アンテナ2より
第3の送信信号f3を受信し、同受信信号についてBPF
(バンドパスフィルタ)で帯域制限後、周波数変換(ダ
ウンコンバート)し、これを増幅等する受信系統部1e2
とを備える。
【0019】1fはメモリ部であり、前記送信時の変調処
理に用いる送信データを一旦記憶する一方、前記受信時
に復調処理した復調データを一旦記憶する。1gは制御バ
ス及びデータバス等を総称したバスラインである。1hは
設定部であり、送受信をアンテナ2を介して行うか、又
は電力線4を介して行うかを設定する。1iは制御部であ
り、内蔵メモリのプログラムデータに従い前記バスライ
ン1gを介しデータ用インターフェース1a、電力線通信用
コントローラ1b、電力線通信用インターフェース1c、無
線通信用コントローラ1d、無線通信用インターフェース
1e、メモリ部1f及び設定部1hを制御する。以上の説明の
ように、パソコン3からのデータを送信する場合、その
経路としては電力線通信用コントローラ1b、電力線通信
用インターフェース1c及び電力線4の系統と、無線通信
用コントローラ1d、無線通信用インターフェース1e及び
アンテナ2との2系統あり、設定部1hによる設定に従い
制御部1iがこの2系統のうちのいずれかに設定する。ま
た、データ受信の経路についても前記データ送信と同様
に2系統あり、これについても設定部1hによる設定に従
い制御部1iがいずれかに設定する。なお、受信復調され
たデータについてはデータ用インターフェース1aの受信
系統部1a2を経てPC3の表示部3aに表示される。以上
が本体装置1の構成である。
理に用いる送信データを一旦記憶する一方、前記受信時
に復調処理した復調データを一旦記憶する。1gは制御バ
ス及びデータバス等を総称したバスラインである。1hは
設定部であり、送受信をアンテナ2を介して行うか、又
は電力線4を介して行うかを設定する。1iは制御部であ
り、内蔵メモリのプログラムデータに従い前記バスライ
ン1gを介しデータ用インターフェース1a、電力線通信用
コントローラ1b、電力線通信用インターフェース1c、無
線通信用コントローラ1d、無線通信用インターフェース
1e、メモリ部1f及び設定部1hを制御する。以上の説明の
ように、パソコン3からのデータを送信する場合、その
経路としては電力線通信用コントローラ1b、電力線通信
用インターフェース1c及び電力線4の系統と、無線通信
用コントローラ1d、無線通信用インターフェース1e及び
アンテナ2との2系統あり、設定部1hによる設定に従い
制御部1iがこの2系統のうちのいずれかに設定する。ま
た、データ受信の経路についても前記データ送信と同様
に2系統あり、これについても設定部1hによる設定に従
い制御部1iがいずれかに設定する。なお、受信復調され
たデータについてはデータ用インターフェース1aの受信
系統部1a2を経てPC3の表示部3aに表示される。以上
が本体装置1の構成である。
【0020】次に、アンテナ装置5の構成につき図3を
もとに説明する。なお、前述のようにアンテナ装置A5
と同B7とは同構成のためアンテナ装置5で説明する。
また、図1と同一のものについては同一符号を付してあ
る。図3において、5aは電力線通信用インターフェース
であり、電力線4より第1の送信信号f1を受信し、同受
信信号についてBPF(バンドパスフィルタ)で帯域制
限後、周波数変換(ダウンコンバート)し、これを増幅
等する受信系統部5a1と、後述の電力線通信用コントロ
ーラ5bの変調処理部5b2で変調処理された信号の周波数
を第4の搬送波へ周波数変換(アップコンバート)し、
BPF(バンドパスフィルタ)で帯域制限後、これを増
幅等し、第4の送信信号f4として電力線4へ送出する送
信系統部5a2とを備える。5bは電力線通信用コントロー
ラであり、前記電力線通信用インターフェース5aの受信
系統部5a1より入力された信号について復調処理及び誤
り訂正処理等を行う復調処理部5b1と、後述の無線通信
用コントローラ5cの復調処理部5c2よりの復調データで
所定周波数の信号を変調処理する変調処理部5b2とを備
える。
もとに説明する。なお、前述のようにアンテナ装置A5
と同B7とは同構成のためアンテナ装置5で説明する。
また、図1と同一のものについては同一符号を付してあ
る。図3において、5aは電力線通信用インターフェース
であり、電力線4より第1の送信信号f1を受信し、同受
信信号についてBPF(バンドパスフィルタ)で帯域制
限後、周波数変換(ダウンコンバート)し、これを増幅
等する受信系統部5a1と、後述の電力線通信用コントロ
ーラ5bの変調処理部5b2で変調処理された信号の周波数
を第4の搬送波へ周波数変換(アップコンバート)し、
BPF(バンドパスフィルタ)で帯域制限後、これを増
幅等し、第4の送信信号f4として電力線4へ送出する送
信系統部5a2とを備える。5bは電力線通信用コントロー
ラであり、前記電力線通信用インターフェース5aの受信
系統部5a1より入力された信号について復調処理及び誤
り訂正処理等を行う復調処理部5b1と、後述の無線通信
用コントローラ5cの復調処理部5c2よりの復調データで
所定周波数の信号を変調処理する変調処理部5b2とを備
える。
【0021】上記復調処理部5b1の復調方式は本体装置
1における変調方式に対応する方式となり、変調処理部
5b2の変調方式は本体装置1との関連からFSK、PS
K、OFDM、QAM又はスペクトラム拡散等のディジ
タル変調方式となる。5cは無線通信用コントローラであ
り、前記電力線通信用コントローラ5bの復調処理部5b1
よりの復調データで所定周波数の信号を変調処理する変
調処理部5c1と、後述の無線通信用インターフェース5d
の受信系統部5d2より入力された信号について復調処理
及び誤り訂正処理等を行う復調処理部5c2とを備える。
ここで、変調処理部5c1の変調方式は前記電力線通信用
コントローラ5bの変調処理部5b2と同様にFSK、PS
K、OFDM、QAM、スペクトラム拡散方式、又はO
FDMとスペクトラム拡散方式とを組み合わせた方式等
のディジタル変調方式であり、また、変調処理部5c1の
変調方式と前記変調処理部5b2の変調方式とは同じ方式
としてもよく、又は異なる方式としてもよい。また、復
調処理部5c2の復調方式は上記変調方式に対応する方式
である。
1における変調方式に対応する方式となり、変調処理部
5b2の変調方式は本体装置1との関連からFSK、PS
K、OFDM、QAM又はスペクトラム拡散等のディジ
タル変調方式となる。5cは無線通信用コントローラであ
り、前記電力線通信用コントローラ5bの復調処理部5b1
よりの復調データで所定周波数の信号を変調処理する変
調処理部5c1と、後述の無線通信用インターフェース5d
の受信系統部5d2より入力された信号について復調処理
及び誤り訂正処理等を行う復調処理部5c2とを備える。
ここで、変調処理部5c1の変調方式は前記電力線通信用
コントローラ5bの変調処理部5b2と同様にFSK、PS
K、OFDM、QAM、スペクトラム拡散方式、又はO
FDMとスペクトラム拡散方式とを組み合わせた方式等
のディジタル変調方式であり、また、変調処理部5c1の
変調方式と前記変調処理部5b2の変調方式とは同じ方式
としてもよく、又は異なる方式としてもよい。また、復
調処理部5c2の復調方式は上記変調方式に対応する方式
である。
【0022】5dは無線通信用インターフェースであり、
前記無線通信用コントローラ5cの変調処理部5c1で変調
処理された信号の周波数を第1の搬送波へ周波数変換
(アップコンバート)し、BPF(バンドパスフィル
タ)で帯域制限後、これを増幅等し、第2の送信信号f2
としてアンテナ6より送信する送信系統部5d1と、アン
テナ6より第3の送信信号f3を受信し、同受信信号につ
いてBPF(バンドパスフィルタ)で帯域制限後、周波
数変換(ダウンコンバート)し、これを増幅等する受信
系統部5d2とを備える。5eはメモリ部であり、前記送信
時の変調処理に用いる送信データを一旦記憶する一方、
前記受信時に復調処理した復調データを一旦記憶する。
5fは制御バス及びデータバス等を総称したバスラインで
ある。5gは制御部であり、内蔵メモリのプログラムデー
タに従い前記バスライン5fを介し電力線通信用インター
フェース5a、電力線通信用コントローラ5b、無線通信用
コントローラ5c、無線通信用インターフェース5d及びメ
モリ部5eを制御する。以上の説明のように、アンテナ装
置5は電力線4より受信した第1の送信信号f1を一旦復
調し、同復調したデータで再度変調し、第2の送信信号
f2としてアンテナ6より送信する一方、アンテナ6より
受信した第3の送信信号f3を一旦復調し、同復調したデ
ータで再度変調し、第4の送信信号f4として電力線4へ
送出する。
前記無線通信用コントローラ5cの変調処理部5c1で変調
処理された信号の周波数を第1の搬送波へ周波数変換
(アップコンバート)し、BPF(バンドパスフィル
タ)で帯域制限後、これを増幅等し、第2の送信信号f2
としてアンテナ6より送信する送信系統部5d1と、アン
テナ6より第3の送信信号f3を受信し、同受信信号につ
いてBPF(バンドパスフィルタ)で帯域制限後、周波
数変換(ダウンコンバート)し、これを増幅等する受信
系統部5d2とを備える。5eはメモリ部であり、前記送信
時の変調処理に用いる送信データを一旦記憶する一方、
前記受信時に復調処理した復調データを一旦記憶する。
5fは制御バス及びデータバス等を総称したバスラインで
ある。5gは制御部であり、内蔵メモリのプログラムデー
タに従い前記バスライン5fを介し電力線通信用インター
フェース5a、電力線通信用コントローラ5b、無線通信用
コントローラ5c、無線通信用インターフェース5d及びメ
モリ部5eを制御する。以上の説明のように、アンテナ装
置5は電力線4より受信した第1の送信信号f1を一旦復
調し、同復調したデータで再度変調し、第2の送信信号
f2としてアンテナ6より送信する一方、アンテナ6より
受信した第3の送信信号f3を一旦復調し、同復調したデ
ータで再度変調し、第4の送信信号f4として電力線4へ
送出する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、親
機としての本体装置と子機としての移動端末とが主に屋
内又は室内等で通信する場合において、本体装置のアン
テナ部分を分離して新たな構成のアンテナ装置とし、同
装置を電力線を介して本体装置と接続し、同装置を介し
本体装置と移動端末とで通信する構成にしたので、同ア
ンテナ装置の設置位置の自由度が拡大することとなる。
また、本体装置とアンテナ装置との接続に電力線を利用
しているので、ケーブル接続した場合に、ケーブルが剥
き出しになるという外観上の問題又は設置費用という問
題が生じない。また、電力線を介した本体装置とアンテ
ナ装置との間を変調信号で信号授受しているので、単に
アンテナ部分のみを本体から分離し、これらをケーブル
で接続した場合にそのケーブルの長さや配線経路等に起
因する信号波形歪という問題も生じない。また、このア
ンテナ装置の接続部分を例えば電球用のソケットに装着
できる形態、又はコンセントに差し込めるような形態に
することににより、アンテナ装置の電力線4への接続や
天井近辺等への取り付けが容易となる。これにより、人
の通行や設置物等による影響が受けにくくなり、通信品
質を向上できることとなる。また、前記アンテナ装置を
場所を異にして複数設置することにより移動端末の受信
可能範囲(通信ゾーン)が拡大し、これによりダイバー
シティ方式による送受信と同様の効果が得られ、通信品
質を向上できることとなる。
機としての本体装置と子機としての移動端末とが主に屋
内又は室内等で通信する場合において、本体装置のアン
テナ部分を分離して新たな構成のアンテナ装置とし、同
装置を電力線を介して本体装置と接続し、同装置を介し
本体装置と移動端末とで通信する構成にしたので、同ア
ンテナ装置の設置位置の自由度が拡大することとなる。
また、本体装置とアンテナ装置との接続に電力線を利用
しているので、ケーブル接続した場合に、ケーブルが剥
き出しになるという外観上の問題又は設置費用という問
題が生じない。また、電力線を介した本体装置とアンテ
ナ装置との間を変調信号で信号授受しているので、単に
アンテナ部分のみを本体から分離し、これらをケーブル
で接続した場合にそのケーブルの長さや配線経路等に起
因する信号波形歪という問題も生じない。また、このア
ンテナ装置の接続部分を例えば電球用のソケットに装着
できる形態、又はコンセントに差し込めるような形態に
することににより、アンテナ装置の電力線4への接続や
天井近辺等への取り付けが容易となる。これにより、人
の通行や設置物等による影響が受けにくくなり、通信品
質を向上できることとなる。また、前記アンテナ装置を
場所を異にして複数設置することにより移動端末の受信
可能範囲(通信ゾーン)が拡大し、これによりダイバー
シティ方式による送受信と同様の効果が得られ、通信品
質を向上できることとなる。
【図1】本発明による通信システムの一実施例を示す要
部構成図である。
部構成図である。
【図2】図1の本体装置1の一実施例を示す要部ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】図1のアンテナ装置5の一実施例を示す要部ブ
ロック図である。
ロック図である。
1 本体装置
1a データ用インターフェース
1b 電力線通信用コントローラ
1c 電力線通信用インターフェース
1d 無線通信用コントローラ
1e 無線通信用インターフェース
1f メモリ部
1g バスライン
1h 設定部
1i 制御部
2、6、8、10、12 アンテナ
3 パーソナルコンピュータ
4 電力線
5、7 アンテナ装置
5a 電力線通信用インターフェース
5b 電力線通信用コントローラ
5c 無線通信用コントローラ
5d 無線通信用インターフェース
5e メモリ部
5f バスライン
5g 制御部
9、11 移動端末
Claims (8)
- 【請求項1】 送信するデータで所定周波数の第1の搬
送波を変調した第1の送信信号を電力線へ送出する本体
装置と、前記電力線より前記第1の送信信号を受信し、
データを復調後、同復調データで所定周波数の第2の搬
送波を変調した第2の送信信号をアンテナを介し送信す
るアンテナ装置と、前記アンテナ装置よりの第2の送信
信号を受信し、データを復調する端末装置とで構成した
ことを特徴とする通信システム。 - 【請求項2】 送信するデータで所定周波数の第3の搬
送波を変調した第3の送信信号を前記端末装置がアンテ
ナを介し送信し、前記アンテナ装置が前記第3の送信信
号を受信し、データを復調後、同復調データで所定周波
数の第4の搬送波を変調した第4の送信信号を電力線へ
送出し、前記本体装置が前記電力線より前記第4の送信
信号を受信し、データを復調することを特徴とする請求
項1記載の通信システム。 - 【請求項3】 前記アンテナ装置を設置場所を異にして
複数設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の通信
システム。 - 【請求項4】 前記本体装置を、外部機器から入力され
た送信データを送出又は入力された復調データを前記外
部機器へ送出するデータ用インターフェースと、前記デ
ータ用インターフェースよりの送信データで変調処理
し、又は入力された信号について復調処理し、復調デー
タを前記データ用インターフェースへ送出する電力線通
信用コントローラと、前記電力線通信用コントローラで
変調処理された信号をもとに前記第1の送信信号を前記
電力線へ送出し、又は前記電力線より前記第4の送信信
号を受信し、同受信信号を前記電力線通信用コントロー
ラにおける前記復調処理に供する信号として送出する電
力線通信用インターフェースと、前記変調処理の際の送
信データ又は前記復調処理した復調データを一旦記憶す
るメモリ部と、前記データ用インターフェース、電力線
通信用コントローラ、電力線通信用インターフェース及
びメモリ部とを制御する制御部とで構成したことを特徴
とする請求項1又は2記載の通信システム。 - 【請求項5】 前記本体装置に、前記データ用インター
フェースよりの送信データで変調処理し、又は入力され
た信号について復調処理し、復調データを前記データ用
インターフェースへ送出する無線通信用コントローラ
と、前記無線通信用コントローラで変調処理された信号
をもとに前記第2の送信信号をアンテナより送信し、又
は同アンテナより前記第3の送信信号を受信し、同受信
信号を前記無線通信用コントローラにおける前記復調処
理に供する信号として送出する無線通信用インターフェ
ースと、送受信を前記アンテナを介し行うか、又は電力
線4を介して行うかを設定する設定部とを設けたことを
特徴とする請求項4記載の通信システム。 - 【請求項6】 前記アンテナ装置を、電力線より第1の
送信信号を受信し、又は変調処理された入力信号をもと
に第4の送信信号を電力線へ送出する電力線通信用イン
ターフェースと、前記電力線通信用インターフェースよ
り入力された信号について復調処理し、又は入力された
復調データで変調処理し、同変調処理した信号を前記電
力線通信用インターフェースへ送出する電力線通信用コ
ントローラと、前記電力線通信用コントローラよりの復
調データで変調処理し、又は入力された信号について復
調処理し、復調データを前記電力線通信用コントローラ
へ送出する無線通信用コントローラと、前記無線通信用
コントローラで変調処理された信号をもとに第2の送信
信号をアンテナより送信し、又は同アンテナより第3の
送信信号を受信し、同受信信号を前記無線通信用コント
ローラにおける前記復調処理に供する信号として送出す
る無線通信用インターフェースと、前記変調処理の際の
送信データ又は前記復調処理した復調データを一旦記憶
するメモリ部と、前記電力線通信用インターフェース、
電力線通信用コントローラ、無線通信用コントローラ、
無線通信用インターフェース及びメモリ部とを制御する
制御部とで構成したことを特徴とする請求項1又は2記
載の通信システム。 - 【請求項7】 前記アンテナ装置を、照明器具のソケッ
トに接続可能な形態にしたことを特徴とする請求項1、
2、3、6記載の通信システム。 - 【請求項8】 前記アンテナ装置を屋内天井近辺に設
け、同天井近辺の照明器具のソケットを介し電力線へ接
続してなることを特徴とする請求項1、2、3、6記載
の通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001248520A JP2003060536A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | 通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001248520A JP2003060536A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | 通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003060536A true JP2003060536A (ja) | 2003-02-28 |
Family
ID=19077665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001248520A Pending JP2003060536A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | 通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003060536A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005020310A (ja) * | 2003-06-25 | 2005-01-20 | Aruze Corp | 情報管理システム |
JP2007503137A (ja) * | 2003-08-19 | 2007-02-15 | ソニー ドイチュラント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 無線ホームネットワークシステムのためのrf受信可能範囲の拡張 |
JP2011026071A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Hitachi Ltd | エスカレータ監視装置、監視システム、および監視方法 |
CN104579427A (zh) * | 2015-01-12 | 2015-04-29 | 国家电网公司 | 一种电力无线通信系统及通信方法 |
JP2017041888A (ja) * | 2010-06-25 | 2017-02-23 | エンモドゥス、リミテッドEnmodus Limited | スペクトル拡散タイミング基準信号 |
US10044402B2 (en) | 2010-06-25 | 2018-08-07 | Enmodus Limited | Timing synchronization for wired communications |
-
2001
- 2001-08-20 JP JP2001248520A patent/JP2003060536A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005020310A (ja) * | 2003-06-25 | 2005-01-20 | Aruze Corp | 情報管理システム |
JP2007503137A (ja) * | 2003-08-19 | 2007-02-15 | ソニー ドイチュラント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 無線ホームネットワークシステムのためのrf受信可能範囲の拡張 |
JP2011026071A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Hitachi Ltd | エスカレータ監視装置、監視システム、および監視方法 |
JP2017041888A (ja) * | 2010-06-25 | 2017-02-23 | エンモドゥス、リミテッドEnmodus Limited | スペクトル拡散タイミング基準信号 |
US10044402B2 (en) | 2010-06-25 | 2018-08-07 | Enmodus Limited | Timing synchronization for wired communications |
CN104579427A (zh) * | 2015-01-12 | 2015-04-29 | 国家电网公司 | 一种电力无线通信系统及通信方法 |
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