JP2003060515A - 携帯無線機 - Google Patents

携帯無線機

Info

Publication number
JP2003060515A
JP2003060515A JP2001244167A JP2001244167A JP2003060515A JP 2003060515 A JP2003060515 A JP 2003060515A JP 2001244167 A JP2001244167 A JP 2001244167A JP 2001244167 A JP2001244167 A JP 2001244167A JP 2003060515 A JP2003060515 A JP 2003060515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
transmission signal
earphone
signal
microphone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001244167A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3656900B2 (ja
Inventor
Yoshitaka Kanayama
佳貴 金山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001244167A priority Critical patent/JP3656900B2/ja
Priority to CNB021425604A priority patent/CN1229958C/zh
Publication of JP2003060515A publication Critical patent/JP2003060515A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3656900B2 publication Critical patent/JP3656900B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Transmitters (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、携帯無線機の使い勝手を向上し得る
ようにする。 【解決手段】本発明は、バッテリパック8から供給され
る電池電圧で動作し、イヤホンマイク16の利用時に手
で握持されずに使用可能な携帯電話機1において、検出
部44がイヤホンマイク16の利用の有無を検出し、主
制御部40がその検出結果に応じて、イヤホンマイク1
6が利用されている間は、送信信号の電力を調整するた
めの送信電力調整回路72を制御して、当該送信信号の
電力を予め規定された規定電力よりも低下させるように
したことにより、送信信号の送信時にバッテリパック8
内の充電電圧の消耗を低減することができる分、当該バ
ッテリパック8から供給される電池電圧で動作可能な動
作時間を伸ばすことができ、使い勝手を向上することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯無線機に関し、
例えば、携帯電話機に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の携帯電話機として、ステ
ィック型と呼ばれるものがあり、近年の小型軽量化に伴
い、携帯性に優れていることにより広く普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる構成
の携帯電話機においては、着脱可能なバッテリパックが
装着されており、当該バッテリパックから供給される電
池電圧で動作することによりその動作時間を長くし得れ
ば、さらに使い勝手が向上すると考えられる。
【0004】ところが、この携帯電話機において動作時
間を長くするには、例えば、バッテリパックを大型化し
て電池容量を大きくする必要があり、このようにバッテ
リパックを大型化すると、携帯電話機自体を小型軽量化
し難いことにより使い勝手を向上するには未だ不十分な
問題があった。
【0005】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、使い勝手を向上し得る携帯無線機を提案しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、電池から供給される電池電圧で動
作し、外部マイクロホンの利用時に手で握持されずに使
用可能な携帯無線機において、検出手段が外部マイクロ
ホンの利用の有無を検出し、制御手段がその検出結果に
応じて、外部マイクロホンが利用されている間は、送信
信号の電力を調整するための電力調整手段を制御して、
当該送信信号の電力を予め規定された規定電力よりも低
下させるようにした。
【0007】従って、送信信号の送信時に電池内の電池
電圧の消耗を低減することができる分、当該電池から供
給される電池電圧で動作可能な動作時間を伸ばすことが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0009】図1において、1は全体として本発明を適
用したスティック型の携帯電話機を示し、非導電性の筐
体ケース2の正面上側にスピーカ3が収納され、当該ス
ピーカ3から通話時の相手の音声等を放音させ得るよう
になされている。
【0010】また、筐体ケース2の正面下側には、マイ
クロホン(以下、これを本体マイクロホンと呼ぶ)4が
収納されており、通話時のユーザの音声等を集音し得る
ようになされている。
【0011】さらに、筐体ケース2の正面には、スピー
カ3及び本体マイクロホン4の間に液晶ディスプレイ5
及び操作部6が設けられている。
【0012】この場合、液晶ディスプレイ5には、電波
の受信状態、電池残量、電話帳として登録している相手
先の名前や電話番号、発信履歴等の他、メールアドレス
として登録している電子メールの送付先の名前やメール
アドレス、電子メールの内容、簡易ホームページ、ウェ
ブページ等を表示し得るようになされている。
【0013】操作部6には、「0」乃至「9」の数字キ
ー、発呼キー、終話及び電源キー、クリアキー、電子メ
ールキー等の各種操作キーが設けられており、これら各
種操作キーを用いて各種指示を入力し得るようになされ
ている。
【0014】因みに、操作部6には、操作キーとして、
回動操作及び押圧操作自在な回転操作子(以下、これを
ジョグダイヤルと呼ぶ)7が筐体ケース2の表面からわ
ずかに突出するように設けられており、当該ジョグダイ
ヤル7の回動操作に応じて、液晶ディスプレイ5に表示
している電話帳やメールアドレスのリスト、電子メール
の内容等のスクロール動作、簡易ホームページやウェブ
ページの捲り動作等を実行すると共に、そのジョグダイ
ヤル7の押圧操作に応じて電話帳やメールアドレスのリ
ストから所望の電話番号やメールアドレスを選択指定さ
せ得るようになされている。
【0015】また、筐体ケース2の背面下側には、着脱
自在な充電式のバッテリパック8が装着されており、終
話及び電源キーの押下に応じてオン状態になると、当該
バッテリパック8から内部の各回路に対して電池電圧を
供給して動作可能な状態に起動する。
【0016】これに加えて、筐体ケース2の上側端部に
は、引出収納式のアンテナ素子9が設けられると共に、
当該筐体ケース2の内部には無線通信回路部等の各種回
路及び地板(図示せず)が収納され、当該地板にこれら
各種回路と共にアンテナ素子9が接地されている。
【0017】ここで、アンテナ素子9の電気長は、携帯
電話機1の小型化に伴い、送受信用の電波に使用される
無線通信周波数の1波長よりも比較的短く選定されてい
る。
【0018】このため、携帯電話機1においては、無線
通信回路部からアンテナ素子9に供給する電力が地板に
漏れ、この結果、アンテナ素子9から放射される電波と
ほぼ同じ電力レベルの電波が地板からも放射されること
により当該アンテナ素子9及び地板がダイポールアンテ
ナのように動作している。
【0019】従って、図2に示すように、この携帯電話
機1は、通話時、筐体ケース2正面のスピーカ3と対向
する部位がユーザの耳に押し当てられ、かつ筐体ケース
2の正面下側の本体マイクロホン4がユーザの口元近傍
に位置するようにその筐体ケース2がユーザの頭部近傍
で握持されると、本体マイクロホン4を介してユーザの
音声を集音し、得られる音声信号を無線通信回路部から
アンテナ素子9及び地板を介して無線通信システムの基
地局10に送信する。
【0020】また、携帯電話機1は、このとき基地局1
0から送信される相手の音声信号をアンテナ素子9及び
地板で受信して無線通信回路部に取り込んだ後、スピー
カ3から相手の音声として出力する。これにより携帯電
話機1は、ユーザと相手との通話を成立させ得るように
なされている。
【0021】ところで、かかる構成の携帯電話機1にお
いては、筐体ケース2の長手方向(以下、これを筐体長
手方向と呼ぶ)がアンテナ素子9の長手方向及び地板の
長手方向とそれぞれ平行である。
【0022】そして、この携帯電話機1においては、ア
ンテナ素子9及び地板がアンテナとして動作したときに
筐体長手方向とほぼ平行な偏波面を有する偏波の信号を
送信すると共に、当該筐体長手方向とほぼ平行な偏波面
を有する偏波の信号を最も効率良く受信し得るアンテナ
特性を有している。
【0023】また、無線通信システムの基地局10にお
いては、一般に基地局アンテナ素子11がその長手方向
(以下、これを基地局アンテナ素子長手方向と呼ぶ)を
大地に対してほぼ垂直にして設けられている。
【0024】そして、この基地局10においては、基地
局アンテナ素子11がアンテナとして動作したとき、基
地局アンテナ素子長手方向とほぼ平行な(すなわち、大
地に対してはほぼ垂直な)偏波面を有する偏波(すなわ
ち、垂直偏波)の信号を送信すると共に、当該基地局ア
ンテナ素子長手方向とほぼ平行な偏波面を有する偏波の
信号を最も効率良く受信し得るアンテナ特性を有してい
る。
【0025】しかしながら、携帯電話機1においては、
通話時に筐体ケース2がユーザの頭部近傍で握持される
と、筐体長手方向が大地に対して例えば30度程度傾くこ
とにより、アンテナ素子9及び地板を介して送受信する
信号の偏波の方向(以下、これを電話機偏波方向と呼
び、筐体長手方向とほぼ一致している)と、基地局で送
受信する信号の偏波の方向(以下、これを基地局偏波方
向と呼び、基地局アンテナ素子長手方向とほぼ一致して
いる)とがずれる。
【0026】このため、通話時に携帯電話機1の筐体ケ
ース2がユーザの頭部近傍で握持されると、当該携帯電
話機1及び基地局10の間で電話機偏波方向及び基地局
偏波方向のずれに起因する偏波損が発生することにより
当該携帯電話機1及び基地局10においてそれぞれ受信
する信号の電力が例えば6乃至9〔dB〕程度低下して受
信感度が劣化する場合がある。
【0027】従って、図3に示すように、この携帯電話
機1においては、筐体ケース2の側面にイヤホンジャッ
ク15が設けられており、当該イヤホンジャック15
に、マイクロホン付イヤホン(以下、これをイヤホンマ
イクと呼ぶ)16のイヤホンプラグ17を抜差可能に差
し込むことができるようになされている。
【0028】この場合、イヤホンマイク16は、イヤホ
ンプラグ17にケーブル20を介してリモートコントロ
ーラ21が接続されると共に、当該リモートコントロー
ラ21にイヤホン22が接続されて構成されており、そ
のリモートコントローラ21にマイクロホン(以下、こ
れを外部マイクロホンと呼ぶ)23及びオンフック/オ
フフックボタン24が設けられている。
【0029】この携帯電話機1においては、イヤホンジ
ャック15にイヤホンプラグ17が差し込まれていれ
ば、着信時にリモートコントローラ21のオンフック/
オフフックボタン24が押下されると通話を開始して、
外部マイクロホン23を介してユーザの音声を集音する
と共に、相手の音声をイヤホン22から放音することが
できる。
【0030】また、この携帯電話機1においては、その
通話時に再びオンフック/オフフックボタン24が押下
されると通話を終了することができる。
【0031】このため、図4に示すように、この携帯電
話機1においては、通話時にイヤホンマイク16を利用
すると、筐体ケース2をユーザの頭部近傍で握持しなく
ても、その筐体ケース2を立てて(すなわち、筐体長手
方向を大地に対してほぼ垂直にして)ユーザの衣服の胸
ポケット30に入れたり、ユーザの腰に取り付けられた
電話機ホルダ31に装着した状態でユーザと相手との通
話を実現することがでる。
【0032】そして、携帯電話機1においては、このよ
うに胸ポケット30の中や電話機ホルダ31の中で筐体
ケース2の筐体長手方向を大地に対してほぼ垂直にすれ
ば、電話機偏波方向と基地局偏波方向とをほぼ平行にし
て偏波損の発生を防止することができ、かくして携帯電
話機1及び基地局10の双方で信号の受信時にその信号
の電力が低下することを防止して受信感度の劣化を防止
し得るようになされている。
【0033】これにより携帯電話機1においては、この
ように受信感度の劣化を防止することにより基地局10
から受信した信号の通信品質を向上させることができ
る。
【0034】ところで、この携帯電話機1においては、
このようにイヤホンマイク16を利用すれば、基地局1
0に対しても受信感度の劣化を防止させることができ
る。
【0035】しかしながら、この携帯電話機1において
は、イヤホンマイク16を利用して信号を送信する際、
筐体ケース2がユーザの頭部近傍で握持されて使用され
るときほどには基地局10で受信する信号の電力が低下
しない程度に、信号の電力を予め低下させて送信するこ
とによりバッテリパック8内の充電電圧の消耗を低減さ
せ得るようになされている。
【0036】このようにして携帯電話機1においては、
通話時にイヤホンマイク16を利用して筐体ケース2の
姿勢を矯正し得ることにより当該携帯電話機1及び基地
局10において良好な受信感度を維持しながら、バッテ
リパック8から供給される電池電圧で動作可能な動作時
間を伸ばすことができるようになされている。
【0037】ここで、携帯電話機1の回路構成について
図5を用いて詳細に説明する。この場合、携帯電話機1
は、当該携帯電話機1全体を統括的に制御する主制御部
40にメインバス41を介して電源回路部42、操作入
力制御部43、検出部44、LCD(Liquid Crystal D
isplay)制御部45、画像デコーダ46、多重分離部4
7、変復調回路部48、無線通信回路部49、音声処理
部50、第1及び第2の切換スイッチ51及び52、イ
ヤホンジャック15が接続されている。
【0038】また、画像デコーダ46、多重分離部4
7、変復調回路部48及び音声処理部50は、同期バス
53を介して互いに接続されている。
【0039】主制御部40は、CPU(Central Proces
sing Unit )、ROM(Read OnlyMemory)及びRAM
(Random Access Memory)等から構成されており、ユー
ザによって操作部6の終話及び電源キーが押下されるこ
とにより操作入力制御部43を介してオン命令が入力さ
れると、バッテリパック8(図1)から得られる電池電
圧を電源回路部42を介して各部に供給し、これにより
携帯電話機1を動作可能な状態に起動する。
【0040】主制御部40は、通話時、イヤホンジャッ
ク15にイヤホンマイク16(図3)のイヤホンプラグ
17(図3)が差し込まれていなければ、筐体ケース2
の本体マイクロホン4でユーザの音声を集音して得られ
たアナログの音声信号を第1の切換スイッチ51を介し
て音声処理部50に取り込み、当該音声処理部50にお
いてその音声信号をデジタルの音声データに変換する。
【0041】そして、主制御部40は、音声処理部50
から得られた音声データに変復調回路部48でスペクト
ラム拡散処理を施した後、無線通信回路部49でデジタ
ルアナログ変換処理及び周波数変換処理を順次施し、得
られた送信信号をアンテナ素子9を介して基地局10
(図2)に送信する。
【0042】このとき、主制御部40は、基地局10か
ら送信された相手の受信信号をアンテナ素子9で受信し
て無線通信回路部49に取り込み、当該無線通信回路部
49においてその受信信号を増幅して周波数変換処理及
びアナログデジタル変換処理を順次施した後、変復調回
路部48でスペクトラム逆拡散処理を施し、得られたデ
ジタルの音声データを音声処理部50に取り込む。
【0043】そして、主制御部40は、その音声処理部
50において音声データをアナログの音声信号に変換し
た後、第2の切換スイッチ52を介してスピーカ3に送
信することにより当該スピーカ3から音声信号に基づく
相手の音声を放音する。
【0044】また、主制御部40は、データ通信時に電
子メールを送信する場合、操作部6の操作に応じて操作
入力制御部43を介して入力された電子メールのテキス
トデータに変復調回路部48でスペクトラム拡散処理を
施した後、無線通信回路部49でデジタルアナログ変換
処理及び周波数変換処理を順次施し、得られた電子メー
ル用の送信信号をアンテナ素子9から基地局10に送信
する。
【0045】さらに、主制御部40は、データ通信時に
電子メールを受信する場合、基地局10から送信されて
アンテナ素子9で受信した電子メール用の受信信号を無
線通信回路部49において増幅して周波数変換処理及び
アナログデジタル変換処理を順次施した後、変復調回路
部48においてスペクトラム逆拡散処理を施すことによ
り元のテキストデータを復元する。
【0046】そして、主制御部40は、復元したテキス
トデータをLCD制御部45を介して液晶ディスプレイ
5に送出することにより当該液晶ディスプレイ5にその
テキストデータに基づく相手の電子メールを表示させ
る。
【0047】これに加えて、主制御部40は、データ通
信時に例えば簡易ホームページを受信する場合、アンテ
ナ素子9で受信した簡易ホームページ用の受信信号を無
線通信回路部49において増幅して周波数変換処理及び
アナログデジタル変換処理を順次施した後、変復調回路
部48においてスペクトラム逆拡散処理を施し、得られ
た多重化データを多重分離部47に送出する。
【0048】そして、主制御部40は、多重分離部47
においてその多重化データを符号化画像データ及び音声
データに分離し、当該符号化画像データを画像デコーダ
46に送出すると共に、音声データを音声処理部50に
送出する。
【0049】これにより主制御部40は、画像デコーダ
46においてその符号化画像データを所定の符号化方式
に対応する復号化方式でデコードし、得られた画像デー
タをLCD制御部45を介して液晶ディスプレイ5に送
出することにより当該液晶ディスプレイ5にその画像デ
ータに基づく簡易ホームページの画像を表示する。
【0050】このとき、主制御部40は、音声処理部5
0において音声データを音声信号に変換してスピーカ3
に送出することにより当該スピーカ3からその音声デー
タに基づく簡易ホームページの効果音等を当該簡易ホー
ムページの画像に同期させて放音する。
【0051】ところで、図6に示すように、イヤホンプ
ラグ17には、互いに絶縁された音声入力用端子55、
音声出力用端子56及び差込検出用端子57からなるピ
ン58が設けられている。
【0052】また、イヤホンジャック15の内部には、
イヤホンプラグ17の音声入力用端子55及び音声出力
用端子56に対応させて音声信号出力端子60及び音声
信号入力端子61が設けられると共に、当該イヤホンプ
ラグ17の差込検出用端子57に対応させて、そのイヤ
ホンプラグ17が差し込まれたか否かを検出するための
検出用端子62が設けられている。
【0053】検出用端子62は、所定の隙間を介して絶
縁された一対の接点62A及び62Bを有し、一方の接
点62Aに抵抗Rを介して所定の電圧発生回路(図示せ
ず)が接続されると共に、他方の接点62Bが地板に接
地されている。
【0054】そして、この検出用端子62は、一方の接
点62Aと抵抗Rとの接続中点から、イヤホンプラグ1
7が差し込まれたか否かの検出結果を表す検出信号を取
り出し得るようになされている。
【0055】実際に検出用端子62は、一方の接点62
Aに電圧発生回路から例えば3〔V〕程度の基準電圧が
抵抗Rを介して印加されている。
【0056】従って、このイヤホンジャック15は、イ
ヤホンプラグ17が差し込まれていなければ、検出用端
子62の一対の接点62A及び62B同士が開放されて
いることにより一方の接点62Aと抵抗Rとの接続中点
から論理「H」レベルに立ち上がっている検出信号を検
出部44に送出する。
【0057】また、図7に示すように、イヤホンジャッ
ク15は、イヤホンプラグ17が差し込まれると、検出
用端子62の一対の接点62A及び62B同士がイヤホ
ンプラグ17の差込検出用端子57を介して導通して基
準電圧が地板に印加されることにより一方の接点62A
と抵抗Rとの接続中点から論理「L」レベルに立ち下が
った検出信号を検出部44に送出する。
【0058】これにより検出部44(図5)は、検出信
号のレベルの変化に応じてイヤホンジャック15に対す
るイヤホンプラグ17の差し込みの有無を検出し得ると
共に、当該検出信号に基づいて第1及び第2の切換スイ
ッチ51及び52を制御する。
【0059】すなわち、検出部44は、イヤホンジャッ
ク15にイヤホンプラグ17が差し込まれるまでの間
は、当該イヤホンジャック15から与えられた論理
「H」レベルに立ち上がっている検出信号に基づいて第
1及び第2の切換スイッチ51及び52の接点を切り換
えることにより音声処理部50をこれら第1及び第2の
切換スイッチ51及び52を介して筐体ケース2の本体
マイクロホン4及びスピーカ3に接続する。
【0060】また、検出部44は、イヤホンジャック1
5にイヤホンプラグ17が差し込まれている間は、当該
イヤホンジャック15から与えられた論理「L」レベル
に立ち下がった検出信号に基づいて第1及び第2の切換
スイッチ51及び52の接点を切り換えることにより音
声処理部50を当該第1及び第2の切換スイッチ51及
び52を介してイヤホンジャック15に接続する。
【0061】因みに、イヤホンジャック15(図7)
は、イヤホンジャック15にイヤホンプラグ17が差し
込まれている間は、音声信号出力端子60にイヤホンプ
ラグ17の音声入力用端子55が接続されることにより
音声処理部50から与えられる音声信号を当該音声出力
用端子56から音声入力用端子55を介してイヤホンマ
イク16のイヤホン22に送出する。
【0062】また、イヤホンジャック15は、このとき
音声信号入力端子61にイヤホンプラグ17の音声出力
用端子56が接続されることによりイヤホンマイク16
の外部マイクロホン23から音声出力用端子56を介し
て与えられる音声信号を音声信号入力端子61を介して
取り込んで音声処理部50に送出する。
【0063】このようにしてイヤホンジャック15は、
イヤホンプラグ17が差し込まれた場合、イヤホンマイ
ク16を利用させてユーザの音声を集音すると共に、相
手の音声を放音させ得るようになされている。
【0064】ところで、検出部44(図5)は、イヤホ
ンジャック15に対するイヤホンプラグ17の差し込み
の有無に応じてレベルの変化する検出信号が与えられる
と、当該検出信号を主制御部40に送出する。
【0065】主制御部40は、イヤホンジャック15に
イヤホンプラグ17が差し込まれるまでの間は、検出部
44から与えられた論理「H」レベルに立ち上がってい
る検出信号に基づいて、携帯電話機1が利用する無線通
信システムで予め規定されている電力(以下、これを規
定電力と呼ぶ)を表す第1の基準電力信号を無線通信回
路部49に送出する。
【0066】また、主制御部40は、イヤホンジャック
15にイヤホンプラグ17が差し込まれている間は、検
出部44から与えられた論理「L」レベルに立ち下がっ
た検出信号に基づいて、規定電力を例えば3〔dB〕程度
低下させた電力を表す第2の基準電力信号を無線通信回
路部49に送出する。
【0067】これにより主制御部40は、イヤホンジャ
ック15に対するイヤホンプラグ17の差し込みの有無
に応じて送信信号の電力を調整し得るようになされてい
る。
【0068】実際上、無線通信回路部49における電力
の調整処理を、送信信号の処理経路のみを示す図8を用
いて以下に説明する。
【0069】図8に示すように、通話時、変復調回路部
48は、音声処理部50から与えられた音声データを変
調処理回路70に取り込み、当該変調処理回路70にお
いてその音声データにスペクトラム拡散処理を施し、得
られた拡散データを無線通信回路部49の送信処理回路
71に送出する。
【0070】無線通信回路部49において送信処理回路
71は、変調処理回路70から与えられた拡散データを
デジタルアナログ変換し、得られた拡散信号に周波数変
換処理を施して送信信号を生成することにより当該生成
した送信信号を送信電力調整回路72に送出する。
【0071】送信電力調整回路72は、送信処理回路7
1から与えられた送信信号を増幅器75及び方向性結合
器76を順次介してアンテナ素子9から基地局10(図
2)に送信する。
【0072】この場合、方向性結合器76は、増幅器7
5から与えられた高周波信号でなる送信信号の一部を当
該送信信号の電力を表す電力検出信号として取り出し、
当該取り出した電力検出信号をダイオード77において
整流した後、差動増幅器78の反転入力端に入力する。
【0073】このとき、差動増幅器78の非反転入力端
には、イヤホンジャック15にイヤホンプラグ17が差
し込まれるまでの間は、主制御部40から規定電力を表
す第1の基準電力信号が入力されている。
【0074】従って、差動増幅器78は、イヤホンジャ
ック15にイヤホンプラグ17が差し込まれるまでの間
は、方向性結合器78から与えられた電力検出信号と主
制御部40から与えられた第1の規準電力信号との差分
でなる利得制御信号を生成し、当該生成した利得制御信
号を増幅器75に送出して制御することにより、送信信
号の電力を規定電力となるように調整する。
【0075】また、差動増幅器78の非反転入力端に
は、イヤホンジャック15にイヤホンプラグ17が差し
込まれている間は、主制御部40から規定電力を例えば
3〔dB〕程度低下させた電力を表す第2の基準電力信号
が入力されている。
【0076】従って、差動増幅器78は、イヤホンジャ
ック15にイヤホンプラグ17が差し込まれている間
は、方向性結合器76から与えられた電力検出信号と主
制御部40から与えられた第2の規準電力信号との差分
でなる利得制御信号を生成し、当該生成した利得制御信
号を増幅器75に送出して制御することにより、送信信
号の電力を規定電力よりも3〔dB〕程度低下させるよう
に調整する。
【0077】これにより無線通信回路部49の送信電力
調整回路72は、増幅器75、方向性結合器76、ダイ
オード77及び差動増幅器78によりフィードバックル
ープを構築して送信信号の電力を適確に調整し得るよう
になされている。
【0078】因みに、図5乃至図8について上述した携
帯電話機1の回路構成においては、特に地板を図示して
いないが、図2乃至図4について上述したように、信号
の送受信の際にはアンテナ素子9と共に地板もアンテナ
として動作している。
【0079】また、かかる携帯電話機1においては、通
話時に送信信号の電力を低下させる場合について説明し
たが、イヤホンジャック15にイヤホンプラグ17が差
し込まれていれば、電子メール用の送信信号等のよう
に、この他種々の送信信号を送信するときにも同様にし
て電力を低下させるようになされている。
【0080】以上の構成において、この携帯電話機1で
は、イヤホンマイク16のイヤホンプラグ17が抜差可
能なイヤホンジャック15を筐体ケース2に設け、当該
イヤホンジャック15にイヤホンプラグ17が差し込ま
れたときには、筐体ケース2をユーザの衣服の胸ポケッ
ト30に入れたり、腰に取り付けた電話機ホルダ31に
装着した状態で、そのイヤホンマイク15の外部マイク
ロホン23を介してユーザの音声を集音すると共に、イ
ヤホン22を介して相手の音声を放音してユーザと相手
の通話を実現し得るようにした。
【0081】そして、この携帯電話機1では、このよう
にイヤホンマイク16を利用する場合、筐体ケース2が
胸ポケット30に入れられたり、電話機ホルダ31に装
着されると、筐体長手方向を大地に対してほぼ垂直に維
持し得る可能性が高く、その結果、電話機偏波方向と基
地局偏波方向とをほぼ平行にして偏波損の発生を防止
し、携帯電話機1及び基地局10の双方で信号の受信時
にその信号の電力が低下することを防止することができ
るため、送信信号の電力を予め規定電力よりも3〔dB〕
程度低下させて送信するようにした。
【0082】従って、この携帯電話機1では、イヤホン
マイク16を利用した状態で送信信号を送信するとき
に、バッテリパック8内の充電電圧の消耗を低減させ、
その結果、バッテリパックを特に大型化することなく、
既存のバッテリパック8からの電池電圧の供給で動作可
能な動作時間を伸ばすことができる。
【0083】この際、携帯電話機1では、基地局10に
対して偏波損の発生を防止して送信信号の受信時に電力
の低下を防止したことによる増加分を利用して、筐体ケ
ース2がユーザの頭部近傍で握持されて使用されるとき
ほどには、基地局10で受信する送信信号の電力が低下
しない程度に当該送信信号の電力を予め低下させてい
る。
【0084】このため、携帯電話機1では、基地局10
で受信する送信信号に対して、筐体ケース2がユーザの
頭部近傍で握持されて使用されることにより偏波損が発
生したときよりも良好な通信品質を確保させることがで
きる。
【0085】ところで、近年、携帯電話機1に対して
は、当該携帯電話機1から送信信号として放射される電
磁波のうち人体の特定部位における単位時間及び単位質
量当たりの電磁波の吸収率が局所平均SAR(Specific
Absorption Rate)として定義されており、主には頭部
に対しての局所平均SARの最大値を規定値以下に低減
させることが求められているが、最近では胴体部に対し
てもその局所平均SARの最大値を規定値以下に低減さ
せることが求められている。
【0086】これに対して、本実施の形態による携帯電
話機1によれば、イヤホンマイク16が使用され、筐体
ケース2が胸ポケット30に入れられたり、腰の電話機
ホルダ31に装着されたときには、当該筐体ケース2が
直接胴体部に接触しないことにより胴体部に対する局所
平均SARを低減し得ると共に、これに加えて、送信信
号の電力を低下させるため、胴体部に対する局所平均S
ARを大幅に低減させることができる。
【0087】以上の構成によれば、筐体ケース2にイヤ
ホンマイク16のイヤホンプラグ17が抜差可能なイヤ
ホンジャック15を設け、通話時にそのイヤホンジャッ
ク15にイヤホンプラグ17が差し込まれているときに
は、基地局10に対して偏波損の発生を防止することに
より送信信号の受信時に電力を増加させた分を利用し、
主制御部40が無線通信回路部49を制御して送信信号
の電力を予め低下させて送信するようにしたことによ
り、通話時にバッテリパック8内の充電電圧の消耗を低
減させて当該バッテリパック8から供給される電池電圧
で動作可能な動作時間を伸ばすことができ、かくして使
い勝手を向上し得る携帯電話機を実現することができ
る。
【0088】なお、上述の実施の形態においては、筐体
ケース2のイヤホンジャック15にイヤホンマイク16
のイヤホンプラグ17を抜差可能に差し込んでそのイヤ
ホンマイク16を使用するようにした場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、筐体ケース2に近距離無
線通信技術であるBluetoothを適用したアンテ
ナ素子及び無線通信回路を設け、当該アンテナ素子を介
して無線通信可能なワイヤレスのイヤホンマイクを使用
するようにしても良く、当該ワイヤレスのイヤホンマイ
クを使用するときには、操作部の操作等に応じて当該筐
体ケース2とイヤホンマイクとの通信が確保されたこと
を検出し、そのイヤホンマイクが使用されている間は基
地局10に送信する送信信号の電力を予め低下させれ
ば、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0089】また、上述の実施の形態においては、イヤ
ホンマイク16が使用されている間は送信信号の電力を
一定の割合で低下させるようにし場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、筐体ケース2にジャイロセ
ンサ等の姿勢検出器を設け、少なくともイヤホンマイク
が16が使用されている間は筐体ケース2の姿勢を検出
することにより、当該イヤホンマイク16が使用されて
いる間で筐体長手方向が大地に対してほぼ垂直な状態で
は送信信号の電力を規定電力から3〔dB〕程度低下さ
せ、当該筐体長手方向が大地に対して垂直な状態から傾
いたときにはその傾き角度に応じて電力の低下量を減少
させるようにしても良く、このようにすれば、携帯電話
機1に対するバッテリパック8を用いた動作時間を極力
伸ばしながら、基地局10で送信信号を受信するときの
電力の低下を抑えて受信感度の劣化も極力抑えることが
できる。
【0090】さらに、上述の実施の形態においては、携
帯電話機1においてアンテナ素子9及び地板をアンテナ
として動作させるようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、アンテナ素子の電気長を適宜選定
し得れば、当該アンテナ素子のみをアンテナとして動作
させるようにしても良く、この場合でも上述した実施の
形態と同様の効果を得ることができる。
【0091】さらに、上述の実施の形態においては、筐
体ケース2に筐体長手方向とほぼ平行な偏波面を有する
偏波の信号を送受信し得るようにアンテナ特性が選定さ
れたアンテナ素子9及び地板を設け、垂直偏波の信号を
送受信する基地局10を利用するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、筐体ケース2に筐
体長手方向とほぼ垂直な偏波面を有する偏波の信号を送
受信し得るようにアンテナ特性が選定された内蔵型又は
外付方のアンテナ素子9を設け、水平偏波の信号を送受
信する基地局を利用するようにしても良く、このように
しても上述した実施の形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0092】さらに、上述の実施の形態においては、本
発明を図1乃至図8について上述したスティック型の携
帯電話機1に適用するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、少なくとも送信信号を送信
する無線通信機能を有し、外部マイクロホンを利用し得
るものであれば、折り畳み型の携帯電話機や、トラシー
バ、Bluetooth等の近距離無線通信技術や、所
定の遠距離無線通信技術の適用されたPDA(Personal
Digital Assistance )等のように、この他種々の携帯
無線機に広く適用することができる。
【0093】さらに、上述の実施の形態においては、携
帯無線機に動作用の電池電圧を供給する電池として、図
1について上述した着脱自在な充電式のバッテリパック
8を適用するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、携帯無線機に動作用の電池電圧を供給
することができれば、着脱自在な一次電池や、内蔵型の
2次電池等のように、この他種々の電池を広く適用する
ことができる。
【0094】さらに、上述の実施の形態においては、携
帯無線機を握持させずに使用可能な状態にし得る外部マ
イクロホンとして、図3について上述したイヤホンマイ
ク16を適用するようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、外部マイクロホン単体や、携帯無
線機を操作するためのリモートコントローラが付加され
た外部マイクロホン等のように、この他種々の外部マイ
クロホンを広く適用することができる。
【0095】さらに、上述の実施の形態においては、所
定の送信信号の電力を調整する電力調整手段として、図
8について上述した増幅器75(調整手段)、方向性結
合器76(電力検出手段)、ダイオード77、差動増幅
器78(差分値検出手段)によりフィードバックループ
を構築する送信電力調整回路72を適用するようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、所定の
送信信号の電力を調整することができれば、この他種々
の構成でなる電力調整手段を広く適用することができ
る。
【0096】さらに、上述の実施の形態においては、外
部マイクロホンの利用の有無を検出する検出手段とし
て、図5乃至図7について上述したイヤホンジャック1
5及び検出部44を適用するようにした場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、外部マイクロホンの利
用の有無を検出することができれば、例えば図6につい
て上述したイヤホンジャック単体や、外部マイクロホン
の利用の有無を入力するための操作ボタン等のように、
この他種々の検出手段を広く適用することができる。
【0097】さらに、上述の実施の形態においては、検
出手段の検出結果に応じて、外部マイクロホンが利用さ
れている間は、送信信号の電力を予め規定された規定電
力よりも低下させるように電力調整手段を制御する制御
手段として、図5について上述した主制御部40を適用
するようにした場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、検出手段の検出結果に応じて、外部マイクロホ
ンが利用されている間は、送信信号の電力を予め規定さ
れた規定電力よりも低下させるように電力調整手段を制
御することができれば、CPU単体や、シーケンサ、マ
イクロプロセッサ等のように、この他種々の制御手段を
広く適用することができる。
【0098】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、電池から
供給される電池電圧で動作し、外部マイクロホンの利用
時に手で握持されずに使用可能な携帯無線機において、
検出手段が外部マイクロホンの利用の有無を検出し、制
御手段がその検出結果に応じて、外部マイクロホンが利
用されている間は、送信信号の電力を調整するための電
力調整手段を制御して、当該送信信号の電力を予め規定
された規定電力よりも低下させるようにしたことによ
り、送信信号の送信時に電池内の電池電圧の消耗を低減
することができる分、当該電池から供給される電池電圧
で動作可能な動作時間を伸ばすことができ、かくして携
帯無線機の使い勝手を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による携帯電話機の外観構成の一実施の
形態を示す略線的斜視図である。
【図2】携帯電話機及び基地局間における信号の偏波方
向のずれの説明に供する略線図である。
【図3】携帯電話機の側面の構成を示す略線的斜視図で
ある
【図4】イヤホンマイクを用いたときの携帯電話機及び
基地局間における信号の偏波方向の説明に供する略線図
である。
【図5】携帯電話機の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図6】イヤホンジャックの構成を示す略線図である。
【図7】イヤホンジャックに対するイヤホンプラグの差
し込みの検出の説明に供する略線図である。
【図8】無線通信回路部の回路構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1……携帯電話機、8……バッテリパック、9……アン
テナ素子、10……基地局、15……イヤホンジャッ
ク、16……イヤホンマイク、17……イヤホンプラ
グ、30……胸ポケット、31……電話機ホルダ、40
……主制御部、44……検出部、49……無線通信回路
部、72……送信電力調整回路、75……増幅器、76
……方向性結合器、78……差動増幅器78。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池から供給される電池電圧で動作し、外
    部マイクロホンの利用時に手で握持されずに使用可能な
    携帯無線機において、 所定の送信信号の電力を調整する電力調整手段と、 上記外部マイクロホンの利用の有無を検出する検出手段
    と、 上記検出手段の検出結果に応じて、上記外部マイクロホ
    ンが利用されている間は、上記送信信号の電力を予め規
    定された規定電力よりも低下させるように上記電力調整
    手段を制御する制御手段とを具えることを特徴とする携
    帯無線機。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、 上記検出手段の検出結果に応じて、上記外部マイクロホ
    ンが利用されている間は、上記送信信号の電力を上記規
    定電力よりも3〔dB〕程度低下させるように上記電力調
    整手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の携
    帯無線機。
  3. 【請求項3】上記制御手段は、 上記検出手段の検出結果に応じて、上記外部マイクロホ
    ンが利用されている間は、上記規定電力よりも低い基準
    電力の値を上記電力調整手段に通知し、 上記電力調整手段は、 上記送信信号の上記電力を検出する電力検出手段と、 上記電力検出手段が検出した上記電力の値と、上記制御
    手段から通知された上記基準電力の値との差分値を検出
    する差分値検出手段と、 上記差分値検出手段が検出した上記差分値に基づいて、
    上記送信電力の上記電力を上記規定電力よりも低下させ
    て上記基準電力に調整する調整手段とを具え、上記電力
    調整手段は、上記電力検出手段、上記差分値検出手段及
    び上記調整手段によりフィードバックループを構築して
    上記送信信号の上記電力を調整することを特徴とする請
    求項1に記載の携帯無線機。
JP2001244167A 2001-08-10 2001-08-10 携帯無線機 Expired - Fee Related JP3656900B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001244167A JP3656900B2 (ja) 2001-08-10 2001-08-10 携帯無線機
CNB021425604A CN1229958C (zh) 2001-08-10 2002-08-10 便携式无线机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001244167A JP3656900B2 (ja) 2001-08-10 2001-08-10 携帯無線機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003060515A true JP2003060515A (ja) 2003-02-28
JP3656900B2 JP3656900B2 (ja) 2005-06-08

Family

ID=19074144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001244167A Expired - Fee Related JP3656900B2 (ja) 2001-08-10 2001-08-10 携帯無線機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3656900B2 (ja)
CN (1) CN1229958C (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006325116A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Sharp Corp 通知装置、通知方法、通知プログラム
CN104754463A (zh) * 2013-12-31 2015-07-01 环达电脑(上海)有限公司 内外置麦克风信号切换的方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1859813B (zh) * 2005-09-28 2010-10-27 华为技术有限公司 一种内外置麦克风信号切换的方法
CN103901791A (zh) * 2014-04-02 2014-07-02 联想(北京)有限公司 一种响应按键触控操作的方法、装置及电子设备
CN108141290B (zh) * 2015-10-01 2022-01-11 索尼公司 接收设备和方法、发送设备和方法以及通信系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006325116A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Sharp Corp 通知装置、通知方法、通知プログラム
CN104754463A (zh) * 2013-12-31 2015-07-01 环达电脑(上海)有限公司 内外置麦克风信号切换的方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1229958C (zh) 2005-11-30
JP3656900B2 (ja) 2005-06-08
CN1402502A (zh) 2003-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6192253B1 (en) Wrist-carried radiotelephone
KR100310341B1 (ko) 라디오 겸용 이어폰-마이크 및 그 이어폰-마이크를 이용한전화 통화/라디오 청취 제어 방법
JP3891831B2 (ja) 携帯無線機
JP2001245033A (ja) 携帯電話の無線ハンズフリー・システム
KR20010026356A (ko) 휴대폰의 전원을 이용한 블루투스 무선 이어폰의 충전장치 및 방법
JP2003060515A (ja) 携帯無線機
CN210724784U (zh) 一种耳挂式对讲机
GB2365692A (en) Wireless speaker for radio communication device
JP3775962B2 (ja) 携帯型無線情報端末装置
JPH09224075A (ja) コードレス電話システム
JP2004135054A (ja) 携帯電話
KR20010107158A (ko) 손목시계 타입의 이동통신 단말기용 핸즈프리장치
JP2002076982A (ja) 携帯通信装置
JPH06112880A (ja) 携帯無線機
JPH07143550A (ja) 携帯電話装置
KR100329631B1 (ko) 이동통신단말기의송/수신제어장치
KR100698321B1 (ko) 이동 통신 단말기
JP2009100455A (ja) 通信機器
JP2001223605A (ja) 移動通信端末
JPS63222526A (ja) 無線電話装置
JPH10308701A (ja) 無線通信装置
JPH10164250A (ja) 携帯電話システム
KR20030030617A (ko) 무선 단말기의 스타일러스 펜
JPS5825626Y2 (ja) 携帯無線通信機
JP2004304634A (ja) 携帯端末

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050303

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees