JP2003060435A - Lc発振回路およびこれを用いたpll回路 - Google Patents

Lc発振回路およびこれを用いたpll回路

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JP2003060435A
JP2003060435A JP2001245136A JP2001245136A JP2003060435A JP 2003060435 A JP2003060435 A JP 2003060435A JP 2001245136 A JP2001245136 A JP 2001245136A JP 2001245136 A JP2001245136 A JP 2001245136A JP 2003060435 A JP2003060435 A JP 2003060435A
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voltage
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Hidekazu Kikuchi
秀和 菊池
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤボンドするノードに保護ダイオードを
付加した場合、この保護ダイオードが直列抵抗を有する
寄生容量を持つために、共振回路を構成するコンデンサ
Cが合成容量としては寄生抵抗の大きなものとなってし
まう。 【解決手段】 LCの並列共振回路および負性コンダク
タンス回路19からなるLC発振回路において、静電破
壊対策の保護素子(本例では、保護ダイオード29,3
0)を共振回路のコイルLの中点に電気的に結合するこ
とで、静電保護素子の寄生抵抗に起因する余剰のノイズ
を発生したり、余剰の回路電流を強いることなく、回路
素子を静電気から保護する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイル(L)とコ
ンデンサ(C)との並列共振回路を含むLC発振回路お
よびこれを用いたPLL(phase locked loop ;位相ロッ
クループ)回路に関し、特に回路素子を静電破壊から保
護するための静電保護素子を有するLC発振回路および
これを電圧制御発振器(voltage controlled oscillator
;VCO)として用いたPLL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】LC発振回路は、図4に示すように、コ
イルLとコンデンサCとの並列共振回路に、コイルLお
よびコンデンサCの直列抵抗RL,RCに起因する減衰
を補うための負性コンダクタンス回路−Gが連結された
回路と解釈することができる。直列抵抗RL,RCを有
するコイルLとコンデンサCとの並列共振回路の共振周
波数付近でのインピーダンスは、 RP=(L/C)/(RL+RC) ……(1) なる値を持つ抵抗と純粋なコイルLおよびコンデンサC
の3回路素子の並列回路(図5を参照)のそれと近似的
に等しい。
【0003】したがって、減衰が補償され、発振が持続
する発振条件は、 |G|=1/RP=(RL+RC)/(L/C) …(2) となる。(1)式および(2)式は、寄生抵抗が大きい
ほど発振に必要な負性コンダクタンスが大きくなること
を示している。これは一般に回路電流の増大を招く。
【0004】また、抵抗RPと負性コンダクタンス回路
−Gは、図6に示すように、各々独立な白色電流ノイズ
IN(RP),IN(G)を発生している。その大きさ
は、 IN(RP)2 =4kT・RP ……(3) IN(G)2 =F・4kT/G =F・4kT・RP ……(4) である。ここで、Fは負性コンダクタンス回路−Gがア
クティブ回路であるための余剰係数で、1よりも大きな
実数である。また、kはボルツマン定数、Tは絶対温度
である。
【0005】共振角周波数ω0 とΔωだけ異なる角周波
数に対する純粋なLC並列共振回路のインピーダンスZ
(Δω)は、 Z(Δω) =1/(C・Δω) ……(5) である。そこに(3)式、(4)式で表されるノイズ電
流が注入されて生じるノイズ電圧VNは、 VN(Δω)2 =(1+F)kT/(RP・C2 ・Δω2 ) =(1+F)kT(RL+RC)(Δω/ω0) …(6) となる。(6)式は、寄生抵抗が大きいほどノイズが大
きくなり、発振信号の純度が低下することを示してい
る。
【0006】今日では、半導体の中にLC発振回路を作
り込む必要性が高まっているが、その発振信号に非常に
高い純度が要求される場合や非常に省電力化が求められ
ている場合には、そのために必要な寄生抵抗の十分小さ
いコイルLを半導体基板上に集積することができず、ボ
ンディングワイヤやパッケージリードをコイルLとして
使うことが行われている。その場合、従来は、回路素子
を静電破壊から保護するために静電保護素子(一般的に
は、ダイオード)を、ワイヤボンドするノードに付加す
る構成を採っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワイヤ
ボンドするノードに例えばダイオードを静電保護素子と
して付加する構成を採った場合には、この保護ダイオー
ドが直列抵抗を有する寄生容量を持つために、共振回路
を構成するコンデンサCが合成容量としては寄生抵抗の
大きなものとなってしまう。そのため、発振信号の純度
が十分に得られなかったり、省電力化が十分に図れない
という課題があった。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、きわめて純度の高い
発振信号を得ることができるとともに、省電力化を十分
に図ることが可能なLC発振回路およびこれを用いたP
LL回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるLC発振回
路は、コイルおよびコンデンサが並列に接続されてなる
並列共振回路と、コイルおよびコンデンサの直列抵抗に
起因する減衰を補償する差動の負性コンダクタンス回路
と、コイルの中点に電気的に結合された静電保護素子と
を備えた構成となっている。そして、このLC発振回路
は、RFシンセサイザーやクロックシンセサイザーやク
ロックリカバリー回路などを構成するPLL回路におい
て、その電圧制御発振器として用いられる。
【0010】上記構成のLC発振回路またはこれを電圧
制御発振器として用いたPLL回路において、静電保護
素子が電気的に結合されたコイルの中点は電圧の振動し
ない部位である。したがって、静電保護素子の寄生容量
と直列抵抗は差動の発振動作に何ら寄与しない。その結
果、静電保護素子の寄生抵抗に起因する余剰のノイズを
発生したり、余剰の回路電流を強いることがない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の第1実施形態に係るLC
発振回路の回路構成を示す回路図である。図1におい
て、半導体ICチップ(ダイ)11上には第1,第2の
パッド(PAD)12,13が形成されている。これら
パッド12,13とモールド14上の電極15との間に
は2本のワイヤ16,17がボンディングされている。
ボンディングワイヤ16,17は寄生抵抗がきわめて小
さく、ダイオード1,第2のパッド12,13間に接続
されるコンデンサ18と共にLC並列共振回路を構成す
るコイルLとして用いられる。ここで、ボンディングワ
イヤ16,17の各インダクタンスが等しいとすれば、
電極15はLC並列共振回路を構成するコイルLの中点
となる。
【0013】差動の負性コンダクタンス回路19は、L
C並列共振回路のL,Cの直列抵抗に起因する減衰を補
償するために設けられている。この負性コンダクタンス
回路19は、ソースが共通に接続されたMOSトランジ
スタ20,21と、これらMOSトランジスタ20,2
1のドレインと正電源ライン22との間に接続された電
流源23,24と、MOSトランジスタ20,21のソ
ース共通接続点と負電源ライン25との間に接続された
抵抗26とから構成されている。
【0014】この負性コンダクタンス回路19におい
て、MOSトランジスタ20のドレインおよびMOSト
ランジスタ21のゲートが第1のパッド12に接続さ
れ、MOSトランジスタ20のゲートおよびMOSトラ
ンジスタ21のドレインが第2のパッド13に接続され
ている。その結果、負性コンダクタンス回路19の差動
の出力端間、即ちMOSトランジスタ20,21の各ド
レイン(ゲート)間に上記LC並列共振回路が接続され
たことになる。
【0015】半導体ICチップ11上にはさらに第3の
パッド27が形成されている。この第3のパッド27と
電極15との間にもワイヤ28がボンディングされてい
る。これにより、第3のパッド27はLC並列共振回路
を構成するコイルの中点に接続されたことになる。第3
のパッド27と電源ライン22,25との間には静電保
護素子、例えば保護ダイオード29,30が接続されて
いる。具体的には、保護ダイオード29のアノードおよ
び保護ダイオード30のカソードが第3のパッド27に
接続され、保護ダイオード29のカソードが正電源ライ
ン22に、保護ダイオード30のアノードが負電源ライ
ン25にそれぞれ接続されている。
【0016】以上の説明から明らかなように、上記構成
の第1実施形態に係るLC発振回路では、静電保護素子
である保護ダイオード29,30を、LC並列共振回路
を構成するコイルLの中点(電極15)に、第3のパッ
ド27およびボンディングワイヤ28を介して電気的に
結合した構成となっている。ここで、コイルLの中点は
電圧の振動しない部位である。したがって、保護ダイオ
ード29,30の寄生容量および直列抵抗は、LC並列
共振回路の共振に基づく発振動作に対して何ら寄与しな
い(何ら影響を及ぼすことがない)。
【0017】ここで、保護ダイオード29,30および
ボンディングワイヤ28の接続が半導体集積回路の組立
工程で完了してしまえば、発振回路素子と保護素子とは
ボンディングワイヤ16,17,28を介した低インピ
ーダンスで接続されており、集積回路の選別や実装の工
程においてリードの露出部分に静電気が与えられたとし
ても、その電荷は保護ダイオード29,30を通して正
電源22あるいは負電源25に放電されるので、LC発
振回路を構成する回路素子を静電破壊から確実に保護で
きる。
【0018】上述したように、LCの並列共振回路およ
び負性コンダクタンス回路19からなるLC発振回路に
おいて、静電破壊対策の保護素子(本例では、保護ダイ
オード29,30)を共振回路のコイルLの中点に電気
的に結合したことにより、その中点が電圧の振動しない
部位であり、保護ダイオード29,30の寄生抵抗が発
振動作に何ら寄与しないため、共振回路のQ値を高く保
ちつつ、CN比の良い発振動作を低電力で実現すること
ができる。
【0019】換言すれば、静電保護素子を共振回路のコ
イルLの中点に電気的に結合し、回路素子を静電気から
保護する構成を採ることで、寄生抵抗がきわめて小さい
ボンディングワイヤ16,17を共振のためのコイルL
として用いながら、静電保護素子の寄生抵抗に起因する
余剰のノイズが発生したり、余剰の回路電流を強いるこ
とがなく、きわめて純度の高い発振信号を得ることがで
きるとともに、省電力化が可能なLC発振回路を構成で
きる。
【0020】また、静電保護素子の寄生抵抗が発振動作
に寄与しない、換言すれば何ら影響を及ぼすことがない
ことから、いくら大きな静電保護素子を用いたとして
も、発振周波数には影響がないので、静電破壊に強いL
C発振回路を提供できるとともに、当該発振回路を正確
な周波数で動作させることが可能となる。
【0021】図2は、本発明の第2実施形態に係るLC
発振回路の回路構成を示す回路図である。本実施形態に
係るLC発振回路は、ボンディングワイヤをLC並列共
振回路を構成するコイルLとして用いるとともに、この
コイルLの中点が回路電源を兼ねた構成となっている。
【0022】図2において、半導体ICチップ31上に
は第1,第2のパッド32,33が形成されている。こ
れらパッド32,33とモールド34上のパッケージリ
ード35との間には2本のワイヤ36,37がボンディ
ングされている。ボンディングワイヤ36,37は、第
1,第2のパッド32,33間に接続されるコンデンサ
38と共にLC並列共振回路を構成するコイルLとして
用いられる。ここで、ボンディングワイヤ36,37の
各インダクタンスが等しいとすれば、パッケージリード
35はLC並列共振回路を構成するコイルLの中点とな
る。
【0023】差動の負性コンダクタンス回路39は、エ
ミッタが共通に接続されたバイポーラトランジスタ4
0,41と、コレクタが正電源ライン42に、エミッタ
がトランジスタ40のベースに、ベースがトランジスタ
41のコレクタにそれぞれ接続されたバイポーラトラン
ジスタ43と、コレクタが正電源ライン42に、エミッ
タがトランジスタ41のベースに、ベースがトランジス
タ40のコレクタにそれぞれ接続されたバイポーラトラ
ンジスタ44と、トランジスタ40,41のエミッタ共
通接続点と負電源ライン45との間に接続された電流源
46と、トランジスタ40,41の各ベースと負電源ラ
イン45との間に接続された電流源47,48とから構
成されている。
【0024】この負性コンダクタンス回路39におい
て、トランジスタ40のコレクタが第1のパッド32に
接続され、トランジスタ41のコレクタが第2のパッド
33に接続されている。その結果、負性コンダクタンス
回路39の差動の出力端間、即ちトランジスタ40,4
1の各コレクタ間に上記LC並列共振回路が接続された
ことになる。
【0025】半導体ICチップ31上にはさらに第3,
第4のパッド49,50が形成されている。第3のパッ
ド49には正電源ライン42が接続され、第4のパッド
50には負電源ライン45が接続されている。第3のパ
ッド49とパッケージリード35との間にはワイヤ51
がボンディングされ、第4のパッド50と負電源が供給
されるパッケージピン52との間にはワイヤ53がボン
ディングされている。
【0026】パッケージリード35にはパッケージピン
54が電気的に結合されており、このパッケージピン5
4を介して正電源が供給される。すなわち、コイルLの
中点が回路電源を兼ねた構成となっている。そして、電
源ライン42,45間には静電保護素子、例えば保護ダ
イオード55が接続されている。具体的には、保護ダイ
オード55のカソードが正電源ライン42に、保護ダイ
オード55のアノードが負電源ライン45にそれぞれ接
続されている。
【0027】上述したように、LC並列共振回路を構成
するコイルLの中点が回路電源を兼ねた構成のLC発振
回路において、電源ライン42,45間に静電保護素子
(本例では、保護ダイオード55)を接続することによ
り、保護ダイオード55の寄生容量および直列抵抗がL
C並列共振回路の共振に基づく発振動作に何ら寄与しな
い(何ら影響を及ぼさない)ため、第1実施形態に係る
LC発振回路の場合と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0028】なお、本実施形態では、第1,第2のパッ
ド36,37に対して図の右側にのみ第3のパッド49
を配置し、このパッド49とパッケージリード35との
間でワイヤボンディングを行う構成としたが、図2に点
線で示すように、第1,第2のパッド36,37に対し
て図の左側にもパッド56を配置し、このパッド56と
パッケージリード35との間でもワイヤボンディングを
行うようにすることも可能である。これによれば、第
1,第2のパッド36,37に関して、第3のパッド4
9,56およびパッケージリード35を左右対称に構成
できるため、より安定した電気的特性を得ることができ
る。
【0029】上述した第1,第2実施形態に係るLC発
振回路は、ある一定の発振周波数を安定した発振動作で
出力する発振器として広い分野で用いることが可能であ
るとともに、例えば、RFシンセサイザーやクロックシ
ンセサイザーやクロックリカバリー回路などを構成する
PLL回路の電圧制御発振器(VCO)として用いるこ
とも可能である。
【0030】図3は、本発明に係るPLL回路の構成の
一例を示すブロック図である。図3から明らかなよう
に、本例に係るPLL回路は、基準周波数と電圧制御発
振器64の発振周波数との位相を比較し、その位相差に
応じてUP/DOWN信号を出力する位相比較器61
と、この位相比較器61からのUP/DOWN信号に基
づいて充放電を行うチャージポンプ回路62と、このチ
ャージポンプ回路62の出力を平滑化して電圧制御発振
器64に制御電圧として与えるループフィルタ63と、
その制御電圧に応じて発振周波数が変化する電圧制御発
振器64とを有する構成となっている。
【0031】かかる構成のPLL回路において、電圧制
御発振器64として、先述した各実施形態に係るLC発
振回路が用いられる。この場合、図1のコンデンサ1
8、図2のコンデンサ38として可変容量ダイオード等
などの容量値が可変な容量素子を用い、その容量値をル
ープフィルタ63から与えられる制御電圧に応じて制御
するようにすれば良い。このLC発振回路は、共振回路
のQ値を高く保ちつつ、CN比の良い発振動作を低電力
で実現できることから、これを用いたPLL回路も、低
消費電力で安定したクロック生成が可能となる。
【0032】なお、本例に係るPLL回路では、電圧制
御発振器64の発振周波数を直接位相比較器61に供給
する構成となっているが、電圧制御発振器64の発振周
波数を適当な分周比で分周した後位相比較器61に供給
する構成を採っても良いことは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
LCの並列共振回路および負性コンダクタンス回路から
なるLC発振回路において、静電破壊対策の保護素子を
共振回路のコイルLの中点に電気的に結合したことによ
り、その中点が電圧の振動しない部位であり、静電保護
素子の寄生抵抗が発振動作に何ら寄与しないため、共振
回路のQ値を高く保ちつつ、CN比の良い発振動作を低
電力で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るLC発振回路の回
路構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係るLC発振回路の回
路構成を示す回路図である。
【図3】本発明に係るPLL回路の構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図4】LC発振回路の基本形を示す回路図である。
【図5】図4の等価回路図である。
【図6】白色電流ノイズIN(RP),IN(G)の発
生メカニズムを説明するための等価回路図である。
【符号の説明】
12,32…第1のパッド、13,33…第2のパッ
ド、16,17,28,36,37,51,53…ボン
ディングワイヤ(コイル)、18,38…コンデンサ、
19,39…負性コンダクタンス回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月12日(2002.7.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】また、抵抗RPと負性コンダクタンス回路
−Gは、図6に示すように、各々独立な白色電流ノイズ
IN(RP),IN(G)を発生している。その大きさ
は、 IN(RP)2 =4kTRP ……(3) IN(G)2 =F・4kTG =F・4kTRP ……(4) である。ここで、Fは負性コンダクタンス回路−Gがア
クティブ回路であるための余剰係数で、1よりも大きな
実数である。また、kはボルツマン定数、Tは絶対温度
である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】共振角周波数ω0 とΔωだけ異なる角周波
数に対する純粋なLC並列共振回路のインピーダンスZ
(Δω)は、 Z(Δω) =1/(2・C・Δω) ……(5) である。そこに(3)式、(4)式で表されるノイズ電
流が注入されて生じるノイズ電圧VNは、 VN(Δω)2 =(1+F)kT/(RP・C2 ・Δω2 ) =(1+F)kT(RL+RC)(Δω/ω0) …(6) となる。(6)式は、寄生抵抗が大きいほどノイズが大
きくなり、発振信号の純度が低下することを示してい
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルおよびコンデンサが並列に接続さ
    れてなる並列共振回路と、 前記コイルおよび前記コンデンサの直列抵抗に起因する
    減衰を補償する差動の負性コンダクタンス回路と、 前記コイルの中点に電気的に結合された静電保護素子と
    を備えたことを特徴とするLC発振回路。
  2. 【請求項2】 前記コイルの中点に回路電源ラインが接
    続されていることを特徴とする請求項1記載のLC発振
    回路。
  3. 【請求項3】 電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器
    の発振周波数と基準周波数との位相を比較する位相比較
    器とを有し、前記位相比較器の比較出力に基づいて前記
    電圧制御発振器の発振周波数を制御するPLL回路であ
    って、 前記電圧制御発振器は、 コイルおよびコンデンサが並列に接続されてなる並列共
    振回路と、前記コイルおよび前記コンデンサの直列抵抗
    に起因する減衰を補償する差動の負性コンダクタンス回
    路と、前記コイルの中点に電気的に結合された静電保護
    素子とを有するLC発振回路によって構成され、 前記コンデンサの容量値が前記位相比較器の比較出力に
    応じて可変であることを特徴とするPLL回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7432769B2 (en) 2002-08-28 2008-10-07 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Oscillator circuit

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