JP2003059446A - 冷陰極放電管の製造方法、及び冷陰極放電管 - Google Patents

冷陰極放電管の製造方法、及び冷陰極放電管

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JP2003059446A
JP2003059446A JP2001247984A JP2001247984A JP2003059446A JP 2003059446 A JP2003059446 A JP 2003059446A JP 2001247984 A JP2001247984 A JP 2001247984A JP 2001247984 A JP2001247984 A JP 2001247984A JP 2003059446 A JP2003059446 A JP 2003059446A
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solder
discharge tube
cathode discharge
glass bulb
cold
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Umeo Mori
埋夫 森
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West Electric Co Ltd
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West Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、溶融半田を周囲に飛散させること
なく、半田の付着量のばらつきを低減して外部端子に半
田層を形成する冷陰極放電管の製造方法、及びこの方法
により製造された冷陰極放電管を提供することを課題と
する。 【解決手段】 本発明にかかる冷陰極放電管の製造方法
は、ガラスバルブ1の両端部に封止された主電極3、4
のそれぞれに接続され、且つ前記ガラスバルブの外部に
設けられた外部端子8、8を溶融半田に浸漬し、前記半
田から前記外部端子を引き上げた後、この外部端子に付
着した余剰な半田を熱風により吹き飛ばし、前記外部端
子表面に半田層を形成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコン、ワープ
ロなどの液晶表示に使用される冷陰極放電管に関し、特
に、ガラスバルブの両端に封止された主電極に接合さ
れ、この主電極に電気エネルギーを供給するリード線を
結線する外部端子に結線用の半田を施した冷陰極放電管
の製造方法、及び冷陰極放電管に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、熱陰極に比して冷陰極の方が省電
力であることから、OA機器や液晶テレビなどの液晶表
示装置のバックライトの光源として冷陰極放電管が広く
使用されている。
【0003】従来のこの種の冷陰極放電管として、例え
ば、図4に示すように、筒状のガラスバルブ1の両端部
のそれぞれに、ビードガラス2を介して主電極3,4が
封止されたものが使用されている。
【0004】この一方の主電極3は、ビードガラス2が
取り付けられ、ガラスバルブ1内に一端部が突出して配
置されたタングステン金属製の棒状の金属体6を有し、
この金属体6の他端は、金属板7に取り付けられ、また
金属板7には外部端子8が接続されている。
【0005】他方の主電極4は、ガラスバルブ1内に配
置された有底筒状のホロー電極5と、ビードガラス2が
取り付けられ一端部がガラスバルブ内に配置され、この
一端部がホロー電極5の底部外面に接続され、他端が金
属板7に取り付けられた棒状の金属体6とからなってお
り、金属体6の他端には、金属板7を介して外部端子8
が接続されている。
【0006】かかる一対の主電極3,4のそれぞれに接
続された外部端子8は、電気エネルギー供給用のリード
線を取り付けるためのものであり、一端部に抜け止め部
9を形成した棒体10の他端が金属板7の金属体6との
接続面とは反対側の面に接続されたものである。
【0007】上記構成の主電極3,4をガラスバルブ1
の両端部に封止することにより、ガラスバルブ1に取り
付けられた外部端子8は、図1に示す如く、前記リード
線との半田接続を容易にするために、その外表面に半田
層11が形成されている。この半田層11は、ガラスバ
ルブ1に取り付けられた外部端子8を溶融した半田に浸
漬させ、その溶融半田から外部端子8を引き上げ、図5
に示すようにガラスバルブ1を例えば矢印方向に揺動さ
せて余剰半田を振り落として外部端子8の表面に半田層
11を形成させている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法によれば、外部温度等の影響により、溶融半田から外
部端子8を引き上げてガラスバルブ1を揺動させる時
に、外部端子8に付着した溶融半田がすでに硬化し始め
た状態となることがあり、外部端子8の表面に形成され
る半田層11の付着量にばらつきが生じることがある。
【0009】また、ガラスバルブ1を揺動させて溶融半
田を振り落とすため、この溶融半田を周囲に飛散させて
しまい、ときには作業者が火傷をしたり、周辺の器物が
焦げたりする危険性を有している。
【0010】本発明は、斯かる点に鑑み、外部端子に付
着させた溶融半田を周囲に飛散させることなく、外部端
子に半田の付着量のばらつきを低減して半田層を形成す
る冷陰極放電管の製造方法、及びこの方法により製造さ
れた冷陰極放電管を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明にかかる冷陰極放電管の製造方法は、請求項1記
載の如く、ガラスバルブの両端部に封止された主電極の
それぞれに接続され、且つ前記ガラスバルブの外部に設
けられた外部端子を溶融半田に浸漬し、前記半田から前
記外部端子を引き上げた後、該外部端子に付着した余剰
な半田を熱風により吹き飛ばし、前記外部端子表面に半
田層を形成することを特徴とする。
【0012】このようにすれば、外部端子に付着した溶
融半田が固化しようとしても、温風の熱により、半田の
固化を抑制することができ、さらに温風の風量を一定方
向、一定風量で送風すれば、一定の条件で余剰半田を吹
き飛ばすことができる。これにより、外部端子の半田付
着量のばらつきを低減させることができる。
【0013】さらに、温風を一定方向に送風すれば、吹
き飛ばされる溶融半田が一定方向に吹き飛ばされるた
め、作業者の作業領域全体(周辺)に飛散することを防
止することができ、作業者の火傷、器物を焦がすことを
防止できる。
【0014】また、本発明の特徴は、請求項1記載の冷
陰極放電管の製造方法により製造される冷陰極放電管を
提供することにある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して説明する。図4は、OA機器などに使用さ
れる液晶表示装置の光源として使用される冷陰極放電管
の断面図である。
【0016】かかる冷陰極放電管は、例えば、前述した
ように筒状のガラスバルブ1と、このガラスバルブ1の
両端部にビードガラス2を介して封止された一対の主電
極3,4を有し、ガラスバルブ1には、ネオンやアルゴ
ンなどを混合させた希ガスが封入され、内面に蛍光皮膜
が形成されており、またガラスバルブ1内に水銀を拡散
させている。
【0017】一方の主電極3は、ビードガラス2が取り
付けられ、ガラスバルブ1内に一端部が突出して配置さ
れたタングステン金属製の棒状の金属体6を有してお
り、この金属体6の他端部は、ガラスバルブ1の外側に
位置したエンドキャップ12に接続されている。エンド
キャップ12は、ガラスバルブ1の端面に一面を当接さ
せ、且つこの一面に金属体6が取り付けられたニッケル
金属製の金属板7と、金属板7の金属体6の接続面の裏
面に突接された外部端子8とで構成されている。
【0018】他方の主電極4は、ガラスバルブ1内に配
置されたニッケル金属製の有底筒状のホロー電極5と、
ビードガラス2が取り付けられ、一端部がガラスバルブ
内に配置され、この一端が前記ホロー電極5の底部外側
に接続された棒状の金属体6とからなり、金属体6の他
端部は、ガラスバルブ1の外側に位置したエンドキャッ
プ12に接続されている。エンドキャップ12は、一方
の主電極3に接続されたエンドキャップ12と同様に、
ガラスバルブ1の端面に一面を当接させ、且つこの一面
に前記金属体6が取り付けられたニッケル金属製の金属
板7と、金属板7の金属体6の取付面の裏面に突接され
た外部端子8とで構成されている。
【0019】上記構成の一対の主電極3,4の外部端子
8は、電気エネルギー供給用のリード線を取り付けるた
めのものであり、一端に抜け止め部9が形成された棒体
10の他端部が金属板7の金属体6との取付面の裏面に
接続されるように設けられている。かかる抜け止め部9
は、棒体10の径より大きな径を有した円盤状のもので
あり、抜け止め部9の中心と棒体10の軸心とが略一致
して棒体10に接続されるように形成されている。
【0020】このようにガラスバルブ1に取り付けられ
たエンドキャップ12(特に、外部端子8,8)は、図
1に示すように、前記リード線が容易に半田付されるよ
うに、外部端子8の外表面に半田層11が形成される。
【0021】上記のように、ガラスバルブ1に取り付け
られたエンドキャップ12に半田層11を形成するに
は、図2に示す如く、槽内で溶融させた半田(以下、溶
融半田という)Hに、エンドキャップ12のみを浸漬す
る。そして、エンドキャップ12を溶融半田Hから引き
上げた後に、図3のように所定温度の熱風をエンドキャ
ップ12に向かって(矢印方向に)送風させ、余剰半田
を吹き飛ばし、付着量のばらつきを小さくした半田層1
1を形成する。そして、半田層11を形成させた外部端
子8にリード線が取り付けられ、リード線を介して電気
エネルギーを供給することができる。
【0022】以上のように、外部端子8に付着した溶融
半田Hが固化しようとしても、所定温度の温風を送風す
ることで、半田の固化を抑制することができ、外部温度
に関係なく一定の条件で余剰半田を吹き飛ばすことがで
きる。これにより、外部端子8の半田の付着量のばらつ
きを低減させることができる。
【0023】さらに、温風を所定方向に送風するので、
吹き飛ばされる溶融半田が一定方向に吹き飛ばされ、不
用意に溶融半田が飛散することなく、作業者の火傷、器
物を焦がすことを防止できる。
【0024】なお、本発明にかかる冷陰極放電管の製造
方法、及び冷陰極放電管は、上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々変更を加え得ることは勿論である。
【0025】本実施形態においては、溶融半田からエン
ドキャップ12を引き上げた後に、一定方向の温風の送
風に余剰半田を吹き飛ばしたが、ガラスバルブ1の軸心
回りに冷陰極放電管を回転させながら温風を送風すれ
ば、さらに半田の付着量のばらつきを低減させることが
出来る。換言すれば、外部端子8の表面に略均一な厚さ
の半田層11を形成することができる。
【0026】また、本実施形態においては、エンドキャ
ップ12の金属板7に外部端子8を突設させたものを採
用したが、必ずしも金属板7に突設させたものに限定す
るものではなく、外部端子8が主電極3,4の金属体6
と連続するように形成されたものであっても、本発明に
かかる冷陰極放電管の製造方法によれば、半田の付着量
のばらつきを低減させることができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる冷陰極放
電管の製造方法は、溶融半田の固化を抑制しつつ、余剰
半田を吹き飛ばすので、外部端子における半田の付着量
のばらつきを低減することができる。これにより、一定
の品質の冷陰極放電管を提供することが可能となる。
【0028】また、所定方向の温風により余剰半田を吹
き飛ばすので、不用意に溶融半田が飛散することを防止
でき、作業者の火傷の防止、周辺の器物の焦げの防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である冷陰極放電管の外部
端子に半田層を形成した状態の冷陰極放電管の断面図
【図2】溶融半田にガラスバルブに取り付けられたエン
ドキャップ(特に外部端子)を浸漬させた状態図
【図3】エンドキャップに付着した溶融半田の余剰半田
の除去を行っている状態図
【図4】外部端子に半田層を形成する前の冷陰極放電管
の断面図
【図5】従来の冷陰極放電管の製造方法における外部端
子に付着した溶融半田の余剰半田の除去を行っている状
態図
【符号の説明】 1 ガラスバルブ 3、4 主電極 5 ホロー電極 6 金属体 7 金属板 8 外部端子 9 抜け止め部 10 棒体 11 半田層 12 エンドキャップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスバルブの両端部に封止された主電
    極のそれぞれに接続され、且つ前記ガラスバルブの外部
    に設けられた外部端子を溶融半田に浸漬し、前記半田か
    ら前記外部端子を引き上げた後、この外部端子に付着し
    た余剰な半田を熱風により吹き飛ばし、前記外部端子表
    面に半田層を形成することを特徴とする冷陰極放電管の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の冷陰極放電管の製造方法
    により製造されてなる冷陰極放電管。
JP2001247984A 2001-08-17 2001-08-17 冷陰極放電管の製造方法、及び冷陰極放電管 Withdrawn JP2003059446A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006260785A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 閃光放電管
JP2006351460A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷陰極蛍光ランプおよびバックライトユニット

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