JP2003059285A - 半導体記憶装置および書換回数把握方法 - Google Patents

半導体記憶装置および書換回数把握方法

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JP2003059285A
JP2003059285A JP2001245613A JP2001245613A JP2003059285A JP 2003059285 A JP2003059285 A JP 2003059285A JP 2001245613 A JP2001245613 A JP 2001245613A JP 2001245613 A JP2001245613 A JP 2001245613A JP 2003059285 A JP2003059285 A JP 2003059285A
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flash memory
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JP2001245613A
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Atsuhiko Shibazaki
敦彦 柴崎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書換回数を把握するためのリファレンス電圧
を予め複数種類用意しなければならないという課題があ
った。 【解決手段】 第1フラッシュメモリ10の書換回数の
把握時に、デジタル信号を発生して初期値から順に変化
させるとともに、第2フラッシュメモリ15のビットラ
イン電位が反転したときのデジタル信号値をシーケンサ
1へ出力するVth読出回路16と、デジタル信号をア
ナログ信号に変換して第2フラッシュメモリ15のメモ
リセルへ与えるDAC17とを備えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、第2不揮発性メ
モリの閾値を段階的に調整して、第1不揮発性メモリに
対するデータの書換回数を把握する半導体記憶装置およ
び書換回数把握方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】例えばフラッシュメモリの書換回数など
の膨大な情報を記憶させる場合、別のフラッシュメモリ
の閾値Vthを段階的に調整することによって、小面積
で膨大な情報を保持可能である。この段階的に調整され
た閾値Vthから膨大な情報をできるだけ正確に把握す
るためには、閾値Vthをより細かく読み出す必要があ
る。
【0003】図5は従来の半導体記憶装置の構成を示す
図である。図5において、101はシーケンサ、102
は読出信号、103は書込信号、104は消去信号、1
05はアドレス、106はデータ、107はデコーダ、
108は書込/消去回路、109は読出回路、110は
第1フラッシュメモリ、111はI/Oポート、112
はVth段階的書込回路、113はフラッシュメモリ選
択信号、114はメモリセル選択回路、115は第2フ
ラッシュメモリ、116はVth読出回路である。
【0004】シーケンサ101は、第1フラッシュメモ
リ110の読出、書込および消去を制御する回路であ
り、読出信号102,書込信号103,消去信号10
4,アドレス105およびデータ106がシーケンサ1
01に入力される。これらの各入力に応じてシーケンサ
101はデコーダ107,書込/消去回路108および
読出回路109の制御を行なう。I/Oポート111は
データ106に接続されており、半導体記憶装置の外部
とデータ106を入出力する。また、デコーダ107は
第1フラッシュメモリ110の特定のメモリセルに書込
/消去パルス信号を与え、書込/消去動作を行なう。
【0005】図5の構成による読出、書込、消去の動作
について次に説明する。ここでは、読出信号102,書
込信号103,消去信号104はH=アクティブ、L=
非アクティブとする。書込時は、読出信号102がL,
書込信号103がH,消去信号104がLとなり、アド
レス105に示されるアドレスに対してデコーダ107
が第1フラッシュメモリ110の特定メモリセルの選択
を行ない、書込/消去回路108によって第1フラッシ
ュメモリ110の特定のメモリセルに対する書込が行な
われる。
【0006】消去時は、読出信号102がL,書込信号
103がL,消去信号104がHとなり、アドレス10
5に示されるアドレスに対してデコーダ107が第1フ
ラッシュメモリ110の特定メモリセルの選択を行な
い、書込/消去回路108によって第1フラッシュメモ
リ110の特定メモリセルに対する消去が行なわれる。
【0007】読出時は、読出信号102がH,書込信号
103がL,消去信号104がLとなり、アドレス10
5に示されるアドレスに対してデコーダ107が第1フ
ラッシュメモリ110の特定メモリセルの選択を行な
い、読出回路109によって第1フラッシュメモリ11
0の特定メモリセルからの読出が行なわれ、読出したデ
ータはデータ106に出力される。
【0008】第1フラッシュメモリ110に対する書換
回数を把握する場合には、第2フラッシュメモリ115
を利用する。第2フラッシュメモリ115は1個〜数個
程度のメモリセルで構成されている。シーケンサ101
には、第2フラッシュメモリ115を制御するVth段
階的書込回路112とVth読出回路116とが付加さ
れており、フラッシュメモリ選択信号113が入力され
る。通常、フラッシュメモリ選択信号113は非アクテ
ィブ状態である。
【0009】第1フラッシュメモリ110の書込または
消去動作を行なうときには、シーケンサ101から書込
/消去回路108に対して書込または消去要求が行なわ
れるとともに、第1フラッシュメモリ110の書換を行
なう毎にVth段階的書込回路112にも書込要求が行
なわれる。Vth段階的書込回路112は第2フラッシ
ュメモリ115につながっている。
【0010】図6は書込/消去回路108による書込パ
ルスとVth段階的書込回路112による書込パルスと
を比較するための図である。書込/消去回路108で発
生させる書込パルスのパルス幅をTaとした場合、この
パルス幅Taの間に第1フラッシュメモリ110への書
込が行なわれる。Vth段階的書込回路112で発生さ
せる書込パルスのパルス幅Tbはパルス幅Taに対して
十分短くし、パルス幅Tbの間に第2フラッシュメモリ
115への書込が行なわれる。このため、第2フラッシ
ュメモリ115の閾値Vthは第1フラッシュメモリ1
10に対して十分段階的に調整可能である。
【0011】この段階的に調整された閾値Vthを第2
フラッシュメモリ115から読み出すことにより、第1
フラッシュメモリ110の書換回数を把握することがで
きる。例えば特開平11−283381号公報では、第
1フラッシュメモリ110の書換回数の読出について、
Vth読出回路116による複数種類のリファレンス電
圧と閾値Vthとの比較によって、数100回単位で段
階的に書換回数を把握する方法が示されている。
【0012】また、第2フラッシュメモリ115はメモ
リセル選択回路114につながっており、ひとつのメモ
リセルの閾値Vthの変化回数が限界になると、次のメ
モリセルの選択を行なう。メモリセル選択回路114は
シーケンサ101によって制御される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体記憶装置
は以上のように構成されているので、書換回数を把握す
るためのリファレンス電圧を予め複数種類用意しなけれ
ばならないという課題があった。
【0014】また、従来の半導体記憶装置は、複数種類
のリファレンス電圧との比較によって書換回数を段階的
に把握するため、詳細な書換回数が把握できないという
課題があった。
【0015】さらに、従来の半導体記憶装置は、TEG
(テスト用の回路素子群)などを用いて、第2フラッシ
ュメモリの書込パルス発生回数と第2フラッシュメモリ
の閾値Vthとの関係を予め評価してリファレンス電圧
を作り込まなければならないという課題があった。
【0016】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、リファレンス電圧を複数種類用意
することなく、書換回数を詳細に把握することができ、
第2フラッシュメモリへの書込パルス発生回数と第2フ
ラッシュメモリの閾値との関係を製品完了後に評価可能
な半導体記憶装置および書換回数把握方法を提供するこ
とを目的とする。
【0017】また、この発明は、第1フラッシュメモリ
の使用中に書換可能回数の残量を把握したり、第1フラ
ッシュメモリの書換回数が製品保証範囲内かどうかを把
握することが可能な半導体記憶装置および書換回数把握
方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体記
憶装置は、アナログ信号を初期値から順次レベル変化さ
せて閾値と比較し、閾値との比較結果が変化した際のア
ナログ信号を元に閾値を読み出して書換回数に換算する
ようにしたものである。
【0019】この発明に係る半導体記憶装置は、初期値
から順次レベル変化するデジタル信号をアナログ信号に
変換して第2不揮発性メモリのメモリセルへ与え、メモ
リセルのビットラインレベルが変化した際のデジタル信
号値を閾値として書換回数に換算するようにしたもので
ある。
【0020】この発明に係る半導体記憶装置は、初期値
から順次レベル変化するアナログ信号を第2不揮発性メ
モリのメモリセルへ外部から与え、メモリセルのビット
ラインレベルが変化した際のアナログ信号値を閾値とし
て書換回数に換算するようにしたものである。
【0021】この発明に係る半導体記憶装置は、第2不
揮発性メモリが複数のメモリセルから構成され、複数の
メモリセルの各閾値を繰上り制御によってそれぞれ段階
的に調整し、各閾値を読み出すと、複数のメモリセルの
閾値変化量限界値で各閾値をそれぞれ重み付して書換回
数に換算するようにしたものである。
【0022】この発明に係る半導体記憶装置は、第1不
揮発性メモリの書換回数上限値を予め設定するととも
に、書換回数が書換回数上限値に達すると、第1不揮発
性メモリへの書換を停止するようにしたものである。
【0023】この発明に係る半導体記憶装置は、第2不
揮発性メモリに対するメモリセルの閾値の段階的調整を
一定時間毎に行なうとともに、その時間間隔と、読み出
した第2不揮発性メモリの閾値から把握される第2不揮
発性メモリの閾値調整回数との積を出力するようにした
ものである。
【0024】この発明に係る書換回数把握方法は、アナ
ログ信号を初期値から順次レベル変化させて閾値と比較
し、閾値との比較結果が変化した際のアナログ信号を元
に閾値を読み出して書換回数に換算するようにしたもの
である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による半
導体記憶装置の構成を示す図である。図1において、1
はシーケンサ、2は読出信号、3は書込信号、4は消去
信号、5はアドレス、6はデータ、7はデコーダ、8は
書込/消去回路、9は読出回路、10は第1フラッシュ
メモリ(第1不揮発性メモリ)、11はI/Oポート、
12はVth段階的書込回路、13はフラッシュメモリ
選択信号、14はメモリセル選択回路、15は第2フラ
ッシュメモリ(第2不揮発性メモリ)、16はVth読
出回路、17はD/A変換回路(以下、DACと略す)
である。
【0026】第1フラッシュメモリ10の書換回数の把
握動作について次に説明する。第1フラッシュメモリ1
0の書換回数は、図6のようなパルス幅Tbの書込パル
スによって段階的に調整された第2フラッシュメモリ1
5の閾値Vthを読み出して換算することで把握され
る。
【0027】第1フラッシュメモリ10の書換回数を把
握するとき、フラッシュメモリ選択信号13がアクティ
ブ状態になり、Vth読出回路16に対してシーケンサ
1から読出要求が行なわれる。読出要求を受けたVth
読出回路16は、デジタル信号を最小値から上昇(また
は最大値から下降)させてDAC17へ入力し、DAC
17から出力されるアナログ信号の電位(レベル)を上
昇(または下降)させていく。
【0028】DAC17出力のアナログ信号の電位は第
2フラッシュメモリ15のメモリセルゲートにつながっ
ている。DAC17からのアナログ信号電位が上昇(ま
たは下降)して閾値Vthを上回った(または下回っ
た)ときに、第2フラッシュメモリ15のビットライン
電位(ビットラインレベル)が反転するようになる。
【0029】Vth読出回路16は第2フラッシュメモ
リ15にもつながっており、アナログ信号電位の上昇
(または下降)によって第2フラッシュメモリ15のビ
ットラインの電位が反転すると、そのときのデジタル信
号値をVth読出回路16がシーケンサ1へ出力する。
シーケンサ1はVth読出回路16からのデジタル信号
値をデータ6へ出力する。データ6のデジタル信号値を
I/Oポート11から読み出すことによって、第2フラ
ッシュメモリ15の書換回数を詳細に把握できる。
【0030】このように、図1の半導体記憶装置では、
Vth読出回路16によってデジタル信号を発生して、
初期値(最大値または最小値)から順次レベル変化(下
降または上昇)させているので、閾値Vthと比較する
ための複数種類のリファレンス電圧を予め用意する必要
がなくなっている。
【0031】また、DAC17によってデジタル信号を
アナログ信号に変換して第2フラッシュメモリ15の閾
値Vthと比較しているので、従来と比較して、閾値V
thつまり第1フラッシュメモリ10の書換回数をDA
C17の精度に応じてより詳細に把握できる。
【0032】さらに、従来と異なり、TEGなどを用い
て、第2フラッシュメモリ15の書込パルス発生回数と
第2フラッシュメモリ15の閾値Vthとの関係を予め
評価してリファレンス電圧を作り込む必要がなくなり、
第2フラッシュメモリ15への書込パルス発生回数と第
2フラッシュメモリ15の閾値Vthとの関係を製品完
了後に評価できる。
【0033】なお、第2フラッシュメモリ15が複数の
メモリセルから構成されている場合には、第2フラッシ
ュメモリ15への書込方法を次のようにしても良い。
【0034】つまり、1番目のメモリセルの閾値Vth
変化量が限界になると、2番目のメモリセルに1回書込
を行なうと同時に、限界になった1番目のメモリセルの
閾値Vthを初期値に戻す。その後、1番目のメモリセ
ルに再び書込を行ない始め、再びその1番目のメモリセ
ルの閾値Vth変化量が限界になった時、次の2番目の
メモリセルに2回目の書込を行なうと同時に、限界にな
った1番目のメモリセルの閾値Vthを再度初期値に戻
す。以下、同様の動作をさらに上位のメモリセルまで順
次繰上り制御して、書換回数の記憶に利用する。
【0035】このように、第2フラッシュメモリ15を
複数のメモリセルで数ビット構成にし、複数のメモリセ
ルを繰上り制御して書換回数を記憶させる。第1フラッ
シュメモリ10の書換回数は、第2フラッシュメモリ1
5の各メモリセルの閾値Vth変化量限界値で各閾値V
thを重み付けして把握する。このことにより、膨大な
書換回数を記憶させることができる。
【0036】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、第1フラッシュメモリ10の書換回数の把握時に、
デジタル信号を発生して初期値から順に変化させるとと
もに、第2フラッシュメモリ15のビットライン電位が
反転したときのデジタル信号値をシーケンサ1へ出力す
るVth読出回路16と、デジタル信号をアナログ信号
に変換して第2フラッシュメモリ15のメモリセルへ与
えるDAC17とを備えるようにしたので、複数種類の
リファレンス電圧を予め用意することなく、従来と比較
して第2フラッシュメモリ15の閾値Vthをより詳細
に読み出すことができるようになり、第1フラッシュメ
モリ10の書換回数を詳細に把握できるという効果が得
られ、第2フラッシュメモリ15への書込パルス発生回
数と第2フラッシュメモリ15の閾値Vthとの関係を
製品完了後に評価できるという効果が得られ、第1フラ
ッシュメモリ10の使用中に書換可能回数の残量を把握
したり、第1フラッシュメモリ10の書換回数が製品保
証範囲内かどうかを把握できるという効果が得られる。
【0037】また、この実施の形態1によれば、第2フ
ラッシュメモリ15が複数のメモリセルから構成されて
いる場合には、各メモリセルを繰上り制御して書換回数
を記憶するとともに、各メモリセルの閾値Vth変化量
限界値によって各閾値Vthを重み付して書換回数を把
握するようにしたので、膨大な書換回数を把握できると
いう効果が得られる。
【0038】実施の形態2.Vth読出回路16でデジ
タル信号を発生してDAC17でアナログ信号に変換す
る代わりに、初期値から順次レベル変換するアナログ信
号を第2フラッシュメモリ15へ外部から与えるように
しても良い。このようにすることで、半導体記憶装置の
構成を簡略化できるようになる。
【0039】図2はこの発明の実施の形態2による半導
体記憶装置の構成を示す図であり、図1と同一符号は同
一または相当する構成である。図2において、18はV
th外部読出回路であり、書換回数読出時に第2フラッ
シュメモリ15のビットライン電位が反転すると、その
結果をシーケンサ1に出力する。19は外部からアナロ
グ信号が与えられるI/Oピン、20はI/Oピン19
と第2フラッシュメモリ15とを回路的に切断/接続す
るセレクタである。
【0040】次に動作について説明する。セレクタ20
は通常閉じており、I/Oピン19と第2フラッシュメ
モリ15とはセレクタ20によって回路的に切断されて
いる。第2フラッシュメモリ15の段階的な閾値Vth
の読出時になると、シーケンサ1からVth外部読出回
路18に読出要求が行なわれる。Vth外部読出回路1
8はセレクタ20を開けてI/Oピン19と第2フラッ
シュメモリ15のメモリセルゲートとを接続する。
【0041】半導体記憶装置の外部からは、最小値(ま
たは最大値)のアナログ信号がI/Oピン19へ入力さ
れ、このアナログ信号値を順次上昇(または下降)させ
ていく。セレクタ20が開いているので、I/Oピン1
9からのアナログ信号は、実施の形態1と同様に第2フ
ラッシュメモリ15のメモリセルゲートへ与えられる。
【0042】Vth外部読出回路18は第2フラッシュ
メモリ15にもつながっており、I/Oピン19からの
外部アナログ信号の電位変化で第2フラッシュメモリ1
5のビットライン電位が反転したとき、その結果をシー
ケンサ1に出力する。シーケンサ1はVth外部読出回
路18からのビットライン電位の反転結果をデータ6に
H→L(またはL→H)の変化で出力する。
【0043】データ6の値をI/Oポート11から読出
し、I/Oピン19へ与えたアナログ信号電位との関係
から第2フラッシュメモリ15の段階的な閾値Vthを
読出すと、閾値Vthの換算によって第2フラッシュメ
モリ15の書換回数を把握できる。実施の形態1と異な
り、DAC17などが不要になり、回路構成を簡略化す
ることができる。
【0044】なお、第2フラッシュメモリ15が複数の
メモリセルで構成されている場合には、実施の形態1と
同様に複数のメモリセルを繰上り制御しても良く、膨大
な書換回数を把握できる。
【0045】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、Vth読出回路16,DAC17の代わりに、Vt
h外部読出回路18,I/Oピン19およびセレクタ2
0を設け、書換回数把握時にI/Oピン19およびセレ
クタ20を介してアナログ信号を外部から与えるように
し、第2フラッシュメモリ15のビットライン電位が反
転したときのアナログ信号の電位から閾値Vthを読み
出すようにしたので、実施の形態1の効果に加えて、D
AC17などが不要になって、半導体記憶装置の回路構
成を簡略化できるという効果が得られる。
【0046】実施の形態3.第1フラッシュメモリ10
の書換回数上限値(書換保証回数に相当する数値)をシ
ーケンサに設定しておき、書換回数上限値と書換回数と
の比較・対照によって、シーケンサが以後の書込・消去
を禁止するようにしても良い。
【0047】図3はこの発明の実施の形態3による半導
体記憶装置の構成を示す図であり、図1と同一符号は同
一または相当する構成である。図3において、21はシ
ーケンサ、22はシーケンサ21に予め設定された第1
フラッシュメモリ10の書換回数上限値である。
【0048】次に動作について説明する。実施の形態1
と同様の動作によって、第1フラッシュメモリ10の書
込/消去毎に第2フラッシュメモリ15から書換回数を
読み出す。そして第1フラッシュメモリ10の書換回数
が書換回数上限値22に達したとき、シーケンサ21が
書込/消去回路8に対して書込/消去要求を行なわない
ようにする。
【0049】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、第1フラッシュメモリ10の書換回数上限値をシー
ケンサ21に予め設定し、第1フラッシュメモリ10の
書換回数が書換回数上限値22に達したときにシーケン
サ21が書込/消去回路8に対して書込/消去要求を停
止するようにしたので、第1フラッシュメモリ10の書
換保証回数を超過した書込を防ぐことができるという効
果が得られ、第1フラッシュメモリ10の書換を製品保
証範囲内で行なうことができるという効果が得られる。
【0050】もちろん、この実施の形態3を実施の形態
2に適用しても良く、同様の効果が得られる。
【0051】実施の形態4.この実施の形態4では、実
施の形態1の構成にタイマ回路を設けて、半導体記憶装
置の積算通電時間を把握する手法について説明する。
【0052】図4はこの発明の実施の形態4による半導
体記憶装置の構成を示す図であり、図1と同一符号は同
一または相当する構成である。図4において、23はシ
ーケンサ、24は半導体記憶装置が通電している間のみ
カウント動作を行なうタイマ回路である。
【0053】次に動作について説明する。シーケンサ2
3の書込信号3にはタイマ回路24が接続されており、
タイマ回路24は半導体記憶装置が通電している間のみ
カウント動作を行ない、一定時間毎に書込信号3をアク
ティブにし、Vth段階的書込回路12により段階的に
閾値を調整して第2フラッシュメモリ15に書込を行な
う。読出信号2をアクティブにしたとき、第2フラッシ
ュメモリ15のビットライン電位が反転したときのデジ
タル信号値がVth読出回路16よりシーケンサ23に
出力される。
【0054】シーケンサ23はVth読出回路16から
のデジタル信号値とタイマ回路24によって制御された
書込信号3がアクティブになる時間間隔との積をデータ
6に出力する。このデータ6の値をI/Oポート11か
ら読み出すことによって半導体記憶装置の積算通電時間
を算出できる(第2フラッシュメモリ15のVth変化
回数×書込時間間隔=積算通電時間)。この積算通電時
間が半導体記憶装置の保証範囲内かどうかを調べれば、
製品寿命内かどうかを把握できるようになる。
【0055】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、半導体記憶装置が通電している間のみカウント動作
を行ない、一定時間毎に書込信号3をアクティブにして
第2フラッシュメモリ15にVth段階的書込回路12
により、段階的に閾値を調整して書込を行なうタイマ回
路24を備え、読出信号2をアクティブにしたときに、
第2フラッシュメモリ15のビットライン電位が反転し
たときのVth読出回路16からのデジタル信号値とタ
イマ回路24によって制御された書込信号3がアクティ
ブになる時間間隔との積をシーケンサ23がデータ6に
出力するようにしたので、半導体記憶装置の積算通電時
間を算出できるという効果が得られる。
【0056】この実施の形態4を実施の形態2に適用す
る場合には、第2フラッシュメモリのビットライン電位
が反転する外部アナログ電位と、タイマ回路によって制
御された書込信号発生時間間隔との積より、積算通電時
間の算出が可能である。
【0057】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、アナ
ログ信号を初期値から順次レベル変化させて閾値と比較
し、閾値との比較結果が変化した際のアナログ信号を元
に閾値を読み出して書換回数に換算するようにしたの
で、複数種類のリファレンス電圧を予め用意することな
く、従来と比較して第2不揮発性メモリの閾値をより詳
細に読み出すことができるようになり、第1不揮発性メ
モリの書換回数を詳細に把握できるという効果が得ら
れ、第2不揮発性メモリへの書込パルス発生回数と第2
不揮発性メモリの閾値との関係を製品完了後に評価でき
るという効果が得られ、第1不揮発性メモリの使用中に
書換可能回数の残量を把握したり、第1不揮発性メモリ
の書換回数が製品保証範囲内かどうかを把握できるとい
う効果が得られる。
【0058】この発明によれば、初期値から順次レベル
変化するデジタル信号をアナログ信号に変換して第2不
揮発性メモリのメモリセルへ与え、メモリセルのビット
ラインレベルが変化した際のデジタル信号値を閾値とし
て書換回数に換算するようにしたので、複数種類のリフ
ァレンス電圧を予め用意することなく、従来と比較して
第2不揮発性メモリの閾値をより詳細に読み出すことが
できるようになり、第1不揮発性メモリの書換回数を詳
細に把握できるという効果が得られ、第2不揮発性メモ
リへの書込パルス発生回数と第2不揮発性メモリの閾値
との関係を製品完了後に評価できるという効果が得ら
れ、第1不揮発性メモリの使用中に書換可能回数の残量
を把握したり、第1不揮発性メモリの書換回数が製品保
証範囲内かどうかを把握できるという効果が得られる。
【0059】この発明によれば、初期値から順次レベル
変化するアナログ信号を第2不揮発性メモリのメモリセ
ルへ外部から与え、メモリセルのビットラインレベルが
変化した際のアナログ信号値を閾値として書換回数に換
算するようにしたので、半導体記憶装置の回路構成を簡
略化でき、複数種類のリファレンス電圧を予め用意する
ことなく、従来と比較して第2不揮発性メモリの閾値を
より詳細に読み出すことができるようになり、第1不揮
発性メモリの書換回数を詳細に把握できるという効果が
得られ、第2不揮発性メモリへの書込パルス発生回数と
第2不揮発性メモリの閾値との関係を製品完了後に評価
できるという効果が得られ、第1不揮発性メモリの使用
中に書換可能回数の残量を把握したり、第1不揮発性メ
モリの書換回数が製品保証範囲内かどうかを把握できる
という効果が得られる。
【0060】この発明によれば、第2不揮発性メモリが
複数のメモリセルから構成され、複数のメモリセルの各
閾値を繰上り制御によってそれぞれ段階的に調整し、各
閾値を読み出すと、複数のメモリセルの閾値変化量限界
値で各閾値をそれぞれ重み付して書換回数に換算するよ
うにしたので、膨大な書換回数を把握できるという効果
が得られる。
【0061】この発明によれば、第1不揮発性メモリの
書換回数上限値を予め設定するとともに、書換回数が書
換回数上限値に達すると、第1不揮発性メモリへの書換
を停止するようにしたので、第1不揮発性メモリの書換
保証回数を超過した書込を防ぐことができるという効果
が得られ、第1不揮発性メモリの書換を製品保証範囲内
で行なうことができるという効果が得られる。
【0062】この発明によれば、第2不揮発性メモリに
対するメモリセルの閾値の段階的調整を一定時間毎に行
なうとともに、その時間間隔と、読み出した第2不揮発
性メモリの閾値から把握される第2不揮発性メモリの閾
値調整回数との積を出力するようにしたので、半導体記
憶装置の積算通電時間を算出できるという効果が得られ
る。
【0063】この発明によれば、アナログ信号を初期値
から順次レベル変化させて閾値と比較し、閾値との比較
結果が変化した際のアナログ信号を元に閾値を読み出し
て書換回数に換算するようにしたので、複数種類のリフ
ァレンス電圧を予め用意することなく、従来と比較して
第2不揮発性メモリの閾値をより詳細に読み出すことが
できるようになり、第1不揮発性メモリの書換回数を詳
細に把握できるという効果が得られ、第2不揮発性メモ
リへの書込パルス発生回数と第2不揮発性メモリの閾値
との関係を製品完了後に評価できるという効果が得ら
れ、第1不揮発性メモリの使用中に書換可能回数の残量
を把握したり、第1不揮発性メモリの書換回数が製品保
証範囲内かどうかを把握できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体記憶装
置の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による半導体記憶装
置の構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による半導体記憶装
置の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による半導体記憶装
置の構成を示す図である。
【図5】 従来の半導体記憶装置の構成を示す図であ
る。
【図6】 書込/消去回路による書込パルスとVth段
階的書込回路による書込パルスとを比較するための図で
ある。
【符号の説明】
1 シーケンサ、2 読出信号、3 書込信号、4 消
去信号、5 アドレス、6 データ、7 デコーダ、8
書込/消去回路、9 読出回路、10 第1フラッシ
ュメモリ(第1不揮発性メモリ)、11 I/Oポー
ト、12 Vth段階的書込回路、13 フラッシュメ
モリ選択信号、14 メモリセル選択回路、15 第2
フラッシュメモリ(第2不揮発性メモリ)、16 Vt
h読出回路、17 D/A変換回路(DAC)、18
Vth外部読出回路、19 I/Oピン、20 セレク
タ、21 シーケンサ、22 書換回数上限値、23
シーケンサ、24 タイマ回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1不揮発性メモリに対するデータの書
    換毎に第2不揮発性メモリのメモリセルの閾値を段階的
    に調整するとともに、上記閾値を読み出して上記第1不
    揮発性メモリの書換回数を把握する半導体記憶装置にお
    いて、 アナログ信号を初期値から順次レベル変化させて上記閾
    値と比較し、上記閾値との比較結果が変化した際の上記
    アナログ信号を元に上記閾値を読み出して上記書換回数
    に換算することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 初期値から順次レベル変化するデジタル
    信号をアナログ信号に変換して第2不揮発性メモリのメ
    モリセルへ与え、上記メモリセルのビットラインレベル
    が変化した際の上記デジタル信号値を閾値として書換回
    数に換算することを特徴とする請求項1記載の半導体記
    憶装置。
  3. 【請求項3】 初期値から順次レベル変化するアナログ
    信号を第2不揮発性メモリのメモリセルへ外部から与
    え、上記メモリセルのビットラインレベルが変化した際
    の上記アナログ信号値を閾値として書換回数に換算する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 第2不揮発性メモリが複数のメモリセル
    から構成され、上記複数のメモリセルの各閾値を繰上り
    制御によってそれぞれ段階的に調整し、上記各閾値を読
    み出すと、上記複数のメモリセルの閾値変化量限界値で
    上記各閾値をそれぞれ重み付して書換回数に換算するこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 第1不揮発性メモリの書換回数上限値を
    予め設定するとともに、書換回数が上記書換回数上限値
    に達すると、上記第1不揮発性メモリへの書換を停止す
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 第2不揮発性メモリに対するメモリセル
    の閾値の段階的調整を一定時間毎に行なうとともに、そ
    の時間間隔と、読み出した上記第2不揮発性メモリの上
    記閾値から把握される上記第2不揮発性メモリの閾値調
    整回数との積を出力することを特徴とする請求項1記載
    の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 第1不揮発性メモリに対するデータの書
    換毎に第2不揮発性メモリのメモリセルの閾値を段階的
    に調整するとともに、上記閾値を読み出して上記第1不
    揮発性メモリの書換回数を把握する書換回数把握方法に
    おいて、 アナログ信号を初期値から順次レベル変化させて上記閾
    値と比較し、上記閾値との比較結果が変化した際の上記
    アナログ信号を元に上記閾値を読み出して上記書換回数
    に換算することを特徴とする書換回数把握方法。
JP2001245613A 2001-08-13 2001-08-13 半導体記憶装置および書換回数把握方法 Withdrawn JP2003059285A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2008029457A1 (ja) * 2006-09-06 2010-01-21 富士通株式会社 不揮発性メモリ
CN102339646A (zh) * 2010-07-19 2012-02-01 张孟凡 三维芯片之不连续型态层识别编号检测器及其方法

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