JP2003058777A - 広告システム及び広告プログラム - Google Patents

広告システム及び広告プログラム

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JP2003058777A JP2001248740A JP2001248740A JP2003058777A JP 2003058777 A JP2003058777 A JP 2003058777A JP 2001248740 A JP2001248740 A JP 2001248740A JP 2001248740 A JP2001248740 A JP 2001248740A JP 2003058777 A JP2003058777 A JP 2003058777A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザに広告の閲覧の動機付けを持たせる広告
システムを提供する。 【解決手段】 状態保持部101に仮想的生物の状態を
保持し、表示部102により仮想的生物を表示する。閲
覧要求部103により、閲覧先の閲覧をユーザに要求
し、ユーザが閲覧したことを閲覧記録受領部104で受
領し、その受領記録から状態変更部105により、状態
保持部101で保持されている仮想的生物の状態を変更
する。その状態に従って仮想的生物を表示させるように
する。仮想的生物は、ユーザに対して閲覧先を閲覧する
ように要求を行い、その要求に従って閲覧が行われたこ
と示す閲覧記録が受領されると、その記録により、仮想
的生物を成長させる情報である成長源情報が発生し、そ
の成長源情報に従って仮想的生物の状態を計算し、状態
を変更させるシステムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機内で成長す
る仮想的な生物を用いた広告システム、及び、広告プロ
グラムに関する。
【0002】
【従来の技術】様々な広告手法が提案され、実施されて
いる。とりわけ、近年、著しく発展したインタ―ネット
において、例えば、メールマガジンに広告のURLを添
付する広告手法や、閲覧することによりユーザ(閲覧
者)にポイントを付与する広告手法などが開発され、実
施されている。
【0003】しかし、広告のURLを添付する手法にお
いては、読者が広告のURLに対してクリックする動作
を行わせる必要があり、多量の情報の中におかれている
読者にそのようなクリックを行わせる動機付けを行うこ
とが難しく、広告の効果がそれほど上がっていないのが
現状である。
【0004】また、ユーザにポイントを付与し、ポイン
トに応じて商品と交換する広告手法においては、確かに
閲覧者に対する動機付けを与えることには成功している
といえるが、一回の閲覧で得られるポイントは僅かであ
り、また、商品と交換するために必要なポイントは高く
設定されているので、なかなかポイントが貯まらないこ
とにユーザが気づいてしまい、そのうち閲覧する気を無
くしてしまうという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の現状に鑑みて、
本発明は、ユーザに広告を閲覧する動機付けを与え、し
かも、広告の閲覧を習慣付け、持続的に広告を閲覧させ
るようにするシステム、及び、プログラムを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明においては、計算機内で成長する仮想
的生物の状態を保持し、その保持されている状態に従っ
て仮想的生物を表示させるようにする。ユーザに対して
閲覧先を閲覧するように要求を行い、その要求に従って
閲覧が行われたこと示す閲覧記録が受領されると、その
記録により、仮想的生物を成長させる情報である成長源
情報が発生し、その成長源情報に従って仮想的生物の状
態を計算し、状態を変更させるシステムを提供する。
【0007】このようなシステムにより、ユーザが閲覧
先を見ることにより、表示される仮想的生物の状態が変
化することになり、閲覧者は、この閲覧先を見るとどの
ような変化が仮想的生物に発生するかを知りたくなり、
閲覧先を見る動機付けとなる。また、仮想的生物が変化
するので、見飽きることがなく、ユーザは仮想的生物を
見るのが習慣化することになり、この結果、閲覧先を見
ることも習慣化することになる。
【0008】また、仮想的生物の状態を計算する際に
は、ユーザの操作記録をも考慮するようにしてもよい。
【0009】これにより、ユーザが閲覧記録を見なくて
も仮想的生物の表示が変化し、ユーザが仮想的生物を見
る習慣が強化され、本発明の広告システムを使用する習
慣が強化されることになる。
【0010】また、成長源情報から正の数値を算出し、
ユーザの操作記録から負の数値を算出し、これらの正の
数値と負の数値とから仮想的生物の状態を計算するよう
にしてもよい。特に正の値を獲得カロリー、負の値を消
費カロリーとみなして、仮想的生物が生長する際の栄養
状態と考えて状態を計算するようにしてもよい。
【0011】これにより、閲覧先を見ることにより、仮
想的生物が成長し、反対に閲覧先を見ないと仮想的生物
が衰弱することになり、衰弱した仮想的生物を見たユー
ザが悲哀の感を抱き、本発明の広告システムによって閲
覧が要求される閲覧先を見るようになる。
【0012】また、閲覧記録が発生するとポイントが発
生するようにし、そのポイントを保持するようにし、そ
のポイントを交換して得られる食物を保持し、その食物
を仮想的生物に与えることができるようにしてもよい。
【0013】食物を生物に与え、生物が食物を食べる姿
を見ることは、人間に対してその生物に対する親近感を
与えるので、ユーザは、仮想的生物に対する親近感を持
つようになり、ユーザが仮想的生物を見る習慣が強化さ
れることになる。また、仮想的生物に対して食物を与え
るには、ユーザは閲覧先を閲覧する必要があるため、閲
覧先を閲覧する動機付けとなる。また、ポイントと交換
して得られる食物は、仮想的なものであり、従来からの
広告のように高価な商品とは異なるので、たくさんのポ
イントを集めないと食物と交換できないという事態を避
けることができ、ユーザがやる気を無くしてしまうこと
もない。
【0014】また、閲覧先を語句により検索できるよう
にしておき、ユーザが検索に使用した語句を蓄積してお
くようにしておき、蓄積された語句に関連する閲覧先を
ユーザに閲覧するように要求するようにしてもよい。
【0015】検索に使用した語句を蓄積することによ
り、ユーザの興味のある事や嗜好を知ることができ、ユ
ーザの興味・嗜好にあった閲覧先を提示することがで
き、ユーザは閲覧先を見ることを進んで行うようにな
る。
【0016】また、ユーザの属性を記憶するようにし、
ユーザの属性に関連する閲覧先を閲覧するように要求す
るようにしてもよい。
【0017】これにより、ユーザに対して的外れな閲覧
先を見ることを要求することが防止でき、ユーザの反感
を買うことが無くなる。
【0018】また、仮想的生物とゲームを行うことがで
きるようにしてもよい。
【0019】ゲームを行うことにより、ユーザは仮想的
生物に対する親近感を抱くようになり、ユーザが仮想的
生物を見る習慣が強化される。また、ゲームを行うこと
により、消費カロリーが高くなり、この高くなった消費
カロリーを補うためにユーザは閲覧先を見なければいけ
なくなり、閲覧の動機付けとなる。
【0020】また、検索で用いられる語句である検索語
に関連する関連語句を蓄積するようにし、ユーザが検索
時に入力した語句に関連する関連語句によって検索する
ようにしてもよい。
【0021】これにより、検索が容易となり、ユーザが
システムを利用することが促進され、その結果、仮想的
生物を見る習慣が強化される。また、検索に用いられる
検索語句を分析することにより、ユーザの興味を持つ事
柄や関心事を知ることが可能となり、ユーザの興味・関
心のある事に関連する閲覧先の閲覧要求を出すことがで
きる。
【0022】また、関連語句として、ユーザが再検索を
行う場合に追加した語句を蓄積するようにしてもよい。
【0023】これにより、関連語句を前もって用意して
おく手間が省け、また、ユーザの考え方に適合した関連
語句が蓄積されるようになり、ユーザがシステムを利用
することが促進され、その結果、仮想的生物を見る習慣
が強化される。
【0024】また、本発明においては、上記のシステム
を計算機によって実現するためのプログラムも提供す
る。
【0025】このようなプログラムにより、システムが
安価に供給することができ、多くのユーザに対して閲覧
先を閲覧させることができる。
【0026】なお、閲覧先は、広告であってもよく、ま
た、WEBページであってもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図25を用いて説明する。なお、本発明
は、これら実施の形態に何ら限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施
し得る。
【0028】<実施の形態1>図1は、本発明の実施の
形態1における広告システムの機能ブロック図を示して
おり、本実施の形態における広告システム100は、状
態保持部101、表示部102、閲覧要求部103、閲
覧記録受領部104、状態変更部105からなることを
示している。
【0029】状態保持部101は、仮想的生物の状態を
保持する。仮想的生物とは、計算機内で成長あるいは変
化する仮想的な生物であり、広告システム100に接続
されたディスプレイにその姿が表示される。仮想的生物
の状態とは、仮想的な生物を表示するのに必要なパラメ
ータであり、ディスプレイ上での大きさ(幅、高さのピ
クセル数)や、健康状態、栄養状態、機嫌、仮想的生物
とともに表示する装飾品の品名などがパラメータの例と
して挙げられる。図2は、仮想的生物の状態を格納した
表の一例を示し、状態名と状態値との列からなる。状態
名の列は、パラメータの名前を示し、状態値の列は、パ
ラメータの値を示す。本発明の広告システムを計算機で
実現する場合には、このような表は、ハードディスクに
格納され、必要に応じてメインメモリに読み込まれ、処
理が行われることになる。なお、図2では、状態値は、
数値で保持されているが、数値のような連続的なもので
はなく、離散的な値、例えば、機嫌という状態名に対し
ては、「笑っている」、「怒っている」、「悲しんでい
る」などというあらかじめ列挙された値の中のどれかの
値を取るようにしてもよい。
【0030】表示部102は、状態保持部101で保持
されている状態に従って仮想的生物を表示する。すなわ
ち、状態保持部101で保持されている状態を表すパラ
メータの値に従って仮想的生物を表示する。例えば、健
康状態というパラメータの値に従って、仮想的生物の血
色を変化させたり、栄養状態というパラメータの値に従
って、痩せた状態で仮想的生物を表示したり、太った状
態で表示したりする。また、機嫌というパラメータの値
に従って、表情を変化させる。
【0031】図3は、表示部102の動作を説明するフ
ローチャートである。まず、状態保持部101より、仮
想的生物の状態を読み出す(ステップS301)。次
に、読み出された状態に従って仮想的生物を表示するこ
とを行う(ステップS302)。
【0032】図4は、仮想的生物が表示された例を示し
ており、ディスプレイ401に、仮想的生物402が表
示されている。
【0033】閲覧要求部103は、閲覧先を保持しユー
ザに閲覧することを要求する。ユーザとは、表示部10
2によって表示される仮想的生物を見る者であり、「閲
覧先」とは、ユーザが内容を知覚する情報を保持してい
る場所を指し示すものである。例えば、WEBページ
や、テレビのチャンネル、ラジオの周波数、電話番号な
どが例として挙げられる。また、そのような閲覧先の持
つ情報としては、広告、放送番組、楽曲、読み物、写
真、絵画などが挙げられる。「閲覧することを要求す
る」とは、保持されている閲覧先から閲覧先を選択し、
その閲覧先で知覚できる情報に接することをユーザに促
すことである。例えば、閲覧先であるWEBページのU
RLを表示し、「このURLにアクセスせよ」と表示し
たり、あるいは、強制的にURLで指し示されるWEB
ページを表示したりする。なお、表示部102によって
表示される仮想的生物が、閲覧先の情報に接するように
ユーザに促すような表示を行ってもよい。
【0034】図5は、閲覧要求部103が閲覧先を保持
するために用いられる表の一例を示している。この例に
おいては、閲覧先名の列には閲覧先の名前が格納されて
おり、閲覧先の列にURLが格納されている。閲覧要求
部103は、図5に示す表より行を一つ選択し、その行
に格納された閲覧先を閲覧するようにユーザに要求を出
す。
【0035】図6は、閲覧先を閲覧するようにユーザに
要求を出した例であり、図5の第2行が閲覧要求部10
3により選択された場合を示している。仮想的生物40
2が「○×デパートへ行こうよ」という言葉が書かれた
吹き出し601によりユーザに語りかけ、吹き出し60
1の内部に下線の引かれた「○×デパート」の部分をユ
ーザがマウスによりクリックを行うと、図5の閲覧先の
列に格納されたhttp://www.depaat
o.co.jp/yyy.htmlが表示されるように
なる(例えば、ブラウザが立ち上がり、WEBページが
表示される)。
【0036】図6では、仮想的生物の表示先と閲覧要求
の表示先とが同じであるが、異なるようにしてもよい。
例えば、あらかじめユーザが指定した携帯電話などの携
帯機器に仮想的生物が差し出し人となる電子メールを送
信するように設定しておき、その電子メールに閲覧先が
記載されているようにしてもよい。このように閲覧要求
の表示場所を携帯機器にすることにより、常にユーザが
所持している携帯機器に仮想的生物からのメールが届く
ことにより、ユーザは仮想的生物のことを思う時間が増
え、ユーザは仮想的生物に親近感を覚えるようになり、
この親近感の高まりにより、ユーザは本発明の広告シス
テム、あるいは、広告プログラムを進んで使用するよう
になる。
【0037】閲覧記録受領部104は、ユーザが閲覧先
を閲覧した記録である閲覧記録を受領する。例えば、閲
覧要求部103が、あるテレビチャンネルを見ることを
要求した場合には、テレビの選局を行うことにより発生
する信号が閲覧記録となり、また、あるURLを表示
し、「このURLにアクセスせよ」と要求した場合に
は、表示されたURLをユーザがクリックすることによ
り発生する信号が閲覧記録となる。また、表示されたW
EBページでユーザが自分のIDを入力しボタンをクリ
ックすることにより発生する信号が閲覧記録となる。閲
覧記録受領部104は、このように発生する閲覧記録を
受領、すなわち、受け取ることを行う。
【0038】状態変更部105は、閲覧記録受領部10
4で受領された閲覧記録より発生する成長源情報により
仮想的生物の状態を計算し、状態保持部101に保持さ
れている仮想的生物の状態を変更することを行う。「閲
覧記録より発生する」とは、閲覧記録より何らかの因果
関係を持って生成されるという意味である。例えば、閲
覧先ごとに閲覧することにより発生するポイントを決め
ておき、ユーザが閲覧先を閲覧したことを表す閲覧記録
が閲覧記録受領部104で受領されると、その決められ
たポイントが蓄積されるようになっていていることが考
えられる。また、蓄積されたポイントをユーザが別のも
のに交換する場合も、その別のものは「何らかの因果関
係を持って生成される」と言える。「成長源情報」と
は、閲覧記録より発生し、仮想的生物の状態を変更する
ために用いられる情報である。例えば、ポイントによっ
て仮想的生物の状態が変更されるようになっている場合
には、閲覧記録が受領される度に蓄積されるポイントが
成長源情報となる。また、仮想的生物の状態が図2に示
すように数値で保持されている場合には、その数値の増
減値も成長源情報となる。また、数値の増減値でなくて
も、数値の増減値を求めることができる情報であればよ
い。例えば、ポイントによって交換して得られた仮想的
生物の食物であってもよい。この場合には、食物ごとに
数値の増減値があらかじめ定められている必要がある。
【0039】例えば、図5において、健康状態、機嫌と
いう列があるが、これらは、その行の閲覧先をユーザが
閲覧した記録である閲覧記録を閲覧記録受領部104が
受領した場合に、図2に示される仮想的生物の各パラメ
ータの値を増減するための値を格納している。この場合
には、健康状態、機嫌などの列に格納された増減値が成
長源情報となり、これらの増減値を図2に示される各パ
ラメータに加算されることにより、仮想的生物の状態が
更新される。
【0040】図7は、閲覧要求部103、閲覧記録受領
部104、状態変更部105の動作を説明するフローチ
ャートである。まず、閲覧要求部103が閲覧先を選択
し(ステップS701)、図6の601の吹き出しに示
されるように閲覧先名を画面(ディスプレイ401)に
表示する(ステップS702)。そして、閲覧先名がク
リックされるまで待つ(ステップS703)。閲覧先名
がクリックされれば、例えば、ブラウザを起動して、閲
覧先の内容を画面(ディスプレイ401)に表示する
(ステップS704)。また、閲覧記録受領部104
は、閲覧先を受領したことを示す閲覧記録を受領する
(ステップS705)。そして、閲覧記録より成長源情
報が発生し(ステップS706)、状態変更部105が
仮想的生物の状態を計算し、状態保持部101に保持さ
れている仮想的生物Sの状態を変更する(ステップS7
07)。
【0041】このようなシステムにより、ユーザが閲覧
先を見ることにより、表示される仮想的生物の状態が変
化することになり、閲覧者は、この閲覧先を見るとどの
ような変化・成長が引き起こされるのかを知りたくな
り、閲覧先を見る動機付けとなる。また、仮想的生物が
変化するので、見飽きることがなく、ユーザは仮想的生
物を見るのが習慣化することになり、この結果、閲覧先
を見ることも習慣化することになる。
【0042】また、閲覧記録を蓄積し、統計的な処理、
例えば、どの閲覧先についての閲覧記録が多いかなどを
求める分析を行うことにより、ユーザがどのような閲覧
先を好んで見るかという情報を得ることができる。この
情報を閲覧要求部103での閲覧先の選択に用いること
により、ユーザの興味や関心に適合した閲覧先の閲覧の
要求が行えるようになる。また、閲覧要求を出したが、
ユーザが閲覧をしなかった閲覧先を分析することによっ
てもユーザの興味や関心を知ることができ、閲覧要求部
103での閲覧先の選択に用いることができる。また、
閲覧先をカテゴリごとに分類し、どのカテゴリの閲覧先
の閲覧回数が多いか、あるいは、反対に少ないかを求め
ることにより、ユーザの興味や関心についての情報を得
ることができる。あるいは、閲覧先があらかじめ定めら
れたカテゴリとどの程度関連があるかの点数を付けてお
き、閲覧記録より、カテゴリ別の点数の合計を求めるよ
うにしてもよい。例えば、○×デパートという閲覧先に
は、衣料というカテゴリに対する関連性として5点、食
品というカテゴリに対して7点などと点数を割り当てて
おき、閲覧記録が受領されるたびに、閲覧先に割り当て
られたカテゴリの点数を加算するようにし、点数の高い
カテゴリはユーザの興味、関心が高く、点数の低いカテ
ゴリは興味、関心が低いと判断するようにしてもよい。
【0043】なお、閲覧記録受領部104が閲覧記録を
受領する別の方法としては、図8に示す方法がある。図
8において、広告システムは複数のコンピュータから構
成され、ユーザが操作するパーソナルコンピュータ80
1と、閲覧先802の情報を格納する閲覧先サーバ80
3と、ユーザを管理する事業者の事業者サーバ804か
らなる。なお、「パーソナルコンピュータ」という言葉
を用いたが、デスクトップコンピュータのように一旦設
置すると移動させることが困難な点が必須であることで
はなく、パーソナルコンピュータ801は、持ち運び可
能な携帯端末であってもよい。
【0044】パーソナルコンピュータ801には、表示
部102と閲覧要求部103とを実現するプログラムが
インストールされる。すなわち、仮想的生物の状態を読
み出すステップと、読み出された状態に従って仮想的生
物を表示するステップと、閲覧先をユーザに閲覧するこ
とを要求する閲覧要求ステップとを計算機であるパーソ
ナルコンピュータ801に実行させるプログラムがイン
ストールされる。
【0045】事業者サーバ804には、閲覧記録受領部
104、状態変更部105、状態保持部101を実現す
るプログラムがインストールされている。すなわち、ユ
ーザが閲覧先を閲覧した記録である閲覧記録を受領する
閲覧記録受領ステップと、閲覧記録より発生する成長源
情報により仮想的生物の状態を計算し状態読み出しステ
ップにおいて読み出される仮想的生物の状態を変更する
状態変更ステップとを計算機である事業者サーバ804
に実行させるプログラムがインストールされる。
【0046】例えば、閲覧先802のWEBページのU
RLをhttp://www.depaato.co.
jp/yyy.htmlとし、ユーザが閲覧要求部10
3の要求に従って、閲覧先802を閲覧する場合には、
パーソナルコンピュータ801にインストールされたプ
ログラムは、このURLにユーザのIDを付加したht
tp://www.depaato.co.jp/yy
y.html?id=123というURLを閲覧先サー
バ803へ送る。なお、ユーザのIDを123とした。
閲覧先サーバ803では、パーソナルコンピュータから
送られたURLから、ユーザのIDの123と閲覧先の
URLであるhttp://www.depaato.
co.jp/yyy.htmlとを取り出し、123と
いうIDを持つユーザがhttp://www.dep
aato.co.jp/yyy.htmlを閲覧したと
いう閲覧記録を、事業者サーバ804の閲覧記録受領部
104へ送信する。閲覧記録受領部104は、この閲覧
記録を状態変更部105へ送り、状態変更部105は閲
覧記録より成長源情報を生成し、状態保持部101に保
持されている仮想的生物の状態を変更する。
【0047】なお、図8において、表示部102と閲覧
要求部103とは、同じパーソナルコンピュータの中に
存在しており、表示部102によって仮想的生物が表示
されるディスプレイと閲覧要求部103によって閲覧の
要求が行われるディスプレイは同じものが想定されてい
るが、先述のように異なるものでもよい。すなわち、パ
ーソナルコンピュータ801とは異なるパーソナルコン
ピュータや携帯機器で閲覧の要求が行われるようにして
もよい。この場合は、図6に示すように仮想的生物が吹
き出しを使って語りかけることはできないので、差出人
が仮想的生物である電子メールにより、URLなどによ
る閲覧先の閲覧を要求するようにしてもよい。このよう
に差出人が仮想的生物である電子メールをユーザが外出
先で受け取ることにより、より仮想的生物に対する親近
感が増し、ユーザは閲覧先を進んで見るようになる。
【0048】また、図8においては、閲覧要求部103
は、パーソナルコンピュータ801に中に閲覧先を保持
しているかのように図示されているが、閲覧先の保持は
事業者サーバ804で行われ、事業者サーバ804で閲
覧先の選択が行われてパーソナルコンピュータ801の
中の閲覧要求部103へ閲覧先についての情報が送られ
るようになっていてもよい。このように事業者サーバで
閲覧先の保持と選択を行うようにすれば、多数のユーザ
を相手にして、また、ユーザを特定のパーソナルコンピ
ュータと対応付けることなく、その相手の興味、属性に
適合した閲覧先を閲覧するよう要求することができる。
特に、事業者サーバ804には、どのユーザがどのよう
な閲覧先を閲覧したかの閲覧記録が集まるので、ユーザ
ごとの閲覧傾向や、ユーザ全体の閲覧傾向を分析するこ
とにより、それぞれのユーザの興味や世間で流行してい
ることに関係する閲覧先を閲覧するように要求すること
が可能となり、閲覧先が広告の場合には、効果的な広告
宣伝を行うことが可能となる。
【0049】また、図8においては、閲覧記録受領部1
04が閲覧先802より受け取った閲覧記録をそのまま
状態変更部105へ送るようになっているが、閲覧記録
受領部104において、受け取った閲覧記録より成長源
情報を生成して状態変更部105へ送るようにしてもよ
い。
【0050】<実施の形態2>図9は、本発明の実施の
形態2にかかわる広告システムの機能ブロック図を示
す。図9において、広告システム100は、実施の形態
1の広告システムにユーザ操作履歴管理部901が追加
されている。ユーザ操作履歴管理部901は、ユーザの
操作記録の操作履歴情報を管理する。「ユーザの操作記
録」とは、ユーザが広告システム100に対してどのよ
うな操作を行ったかの記録である。操作の例としては、
ユーザがキーボードを何回叩いたか、マウスを何回クリ
ックしたか、また、閲覧要求部103によって閲覧の要
求がされた閲覧先を何回閲覧し、何回閲覧しなかった
か、また、閲覧した閲覧先と閲覧しなかった閲覧先の記
録が例として挙げられる。また、手で愛撫する代わりと
して仮想的生物をマウスで何回クリック、あるいは、ド
ラッグしたかもその例に含まれる。「ユーザの操作記録
を管理する」とは、ユーザの操作記録を蓄積することで
ある。また、必要に応じて、蓄積された操作記録に対し
て統計的な処理を行ってユーザの操作の特徴や傾向を抽
出するようになっていてもよい。
【0051】本実施の形態においては、状態変更部10
5は、閲覧記録受領部104で受領された閲覧記録より
発生する成長源情報に加え、ユーザ操作履歴管理部90
1で管理されている操作履歴情報から仮想的生物の状態
を計算する。例えば、図10に示されるように、ユーザ
の操作に対する仮想的生物の状態を表すパラメータ値の
増減値を決めておき、状態変更部がユーザの操作記録を
ユーザ操作履歴管理部901から受け取る度に、図10
の表の第1列を走査し、ユーザの操作に一致するものが
現れる行を求めて、その行に格納されているパラメータ
の増減値を求め、仮想的生物の状態を変更するようにし
てもよい。
【0052】このような実施の形態により、ユーザが閲
覧先を閲覧しなくても仮想的生物の表示が変化し、この
変化を楽しむユーザが仮想的生物を見る習慣が強化され
ることになり、本発明の広告システム、あるいは広告プ
ログラムを使用する習慣が強化される。
【0053】また、図10においては、仮想的生物の各
パラメータの増減値を保持するようにしているが、より
端的に、ユーザが閲覧要求部103により閲覧が要求さ
れた閲覧先を見ると食べ物を食べたかのようにカロリー
(正の数値)を獲得し、ユーザがキーボードを叩くなど
の操作を行うと消費カロリー(負の数値)が発生すると
みなすようにしてもよい。仮想的生物がカロリーを獲得
すると、外観の大きさが大きくなり成長したかのような
外観を呈するようにし、また、ユーザが操作を行いカロ
リーが消費されると、痩せた外観を呈するように状態変
更部105が状態を変化させることにより、ユーザの動
作が仮想的生物の外観に直接的な変化を与え、ユーザが
仮想的生物に対して一体感を感じるようになる。また、
閲覧先を全く見ないでカロリーを獲得しない状態で、ユ
ーザが閲覧先の閲覧とは関係のない操作を行い続ける
と、仮想的生物が痩せた外観を呈して、ユーザは悲哀を
感じて、閲覧先を見る必要性を強く感じ、閲覧先を閲覧
する動機付けとなる。
【0054】<実施の形態3>図11は、本発明の実施
の形態3にかかわる広告システムの機能ブロック図を示
す。図11の広告システム100は、実施の形態2の広
告システムにポイント保持部1101と、食物保持部1
102と、食事実行部1103とが追加されたものにな
っている。
【0055】本実施の形態において、閲覧記録受領部1
04が閲覧記録を受領すると、ポイントが発生するよう
になっており、その発生したポイントを保持するのがポ
イント保持部1101である。「ポイント」とは閲覧先
に付与された点数であり、ユーザが閲覧先を閲覧するた
びに、その閲覧先に付与された点数が発生し、それがポ
イント保持部1101によって保持される。広告システ
ム100が計算機で構成される場合には、ハードディス
クの所定の場所にポイントを格納して置くように決めて
おき、ポイント保持部1101が閲覧記録受領部104
より閲覧記録を受領するたびに、獲得されるポイントを
計算し、ハードディスクの所定の場所に格納されている
ポイントを読み出し、それに獲得されたポイントを加算
し、その結果をハードディスクの所定の場所に格納する
一連の操作から構成されるステップを計算機に行わせる
ことになる。
【0056】食物保持部1102は、ポイント保持部1
101で保持されているポイントと交換して得られる仮
想的生物の仮想的食物を保持する。「仮想的生物の仮想
的食物」とは、仮想的生物の餌であり、ユーザは、ポイ
ント保持部1101で保持されているポイントを貨幣と
みなして仮想的生物の仮想的食物を購入し、その購入し
た仮想的食物を保持するのが食物保持部1102であ
る。ユーザには、現在どれだけのポイントがポイント保
持部1101に保持されているかが示され、また、仮想
的食物の一覧が表示され、保持されているポイント以内
で得られる仮想的食物を探し、ポイントと引き換えに仮
想的食物を手にいれ、その仮想的食物が食物保持部11
02に保持される。広告システム100が計算機で構成
される場合には、ハードディスクの所定の場所を、餌の
格納場所として決めておき、ユーザがポイントと餌を交
換する操作を行うたびに、その所定の場所に仮想的食物
を蓄積するステップを計算機に実行させる。
【0057】図12は、ポイント保持部1101と食物
保持部1102とに保持されたポイントと仮想的食物の
一例を示す。「ポイント」と書かれた列の右の数字がポ
イントであり、「食物」と書かれた列の右に列挙された
ものが仮想的食物の名前である。
【0058】食事実行部1103は、食物保持部110
2で保持されている仮想的生物の仮想的食物を仮想的生
物に与えるユーザの指示を実行する。例えば、広告シス
テムが計算機で構成される場合には、食物保持部110
2で保持されている仮想的食物のアイコンが仮想的生物
とともにユーザの見るディスプレイに表示され、ユーザ
は、仮想的食物のアイコンをマウスの操作によって選択
し、仮想的生物にドラッグアンドドロップを行うと、食
物保持部1102より選択された仮想的食物を削除し、
状態変更部105へ選択された食物が仮想的生物に与え
られたことを指令する一連の動作からなるステップを計
算機に実行させる。
【0059】本実施の形態においては、成長源情報は、
食事実行部により仮想的生物に与えられた仮想的食物と
なり、例えば、仮想的食物ごとに、獲得カロリーを図1
3に示すように定めておくことになる。状態変更部10
5が食事実行部1103より食物を与えたという指令を
受けると、図13より獲得カロリーを求めて状態保持部
101で保持されている状態を変化させるようにする。
【0060】このような実施の形態による広告システム
により、図14に示すような作用の循環が生ずる。すな
わち、ユーザは閲覧要求部103で閲覧が要求される閲
覧先を閲覧する(1401)。閲覧先を閲覧するという
操作履歴がユーザ操作履歴管理部901に管理されるこ
とにより、カロリーが消費される(1402)。一方、
閲覧先の閲覧により、ユーザはポイントを獲得し、それ
がポイント保持部1101に保持される(1403)。
ユーザは保持されているポイントと交換することによ
り、仮想的食物を獲得する(1404)。獲得した食物
を食事として仮想的生物に与えると(1405)、仮想
的生物はカロリーを獲得し(1406)、成長する(1
407)。そして、ユーザは成長した仮想的生物を見
て、今度はどのように成長するかを楽しみにして再び閲
覧先の閲覧を行うようになり、閲覧先の閲覧が促進され
ることになる。また、ユーザが仮想的生物に仮想的食物
を与えることにより、ユーザは仮想的生物に親近感を覚
え、本発明の広告システムあるいは広告プログラムを使
用する習慣が強化されることになる。
【0061】<実施の形態4>図15は、本発明の実施
の形態4における広告システムの機能ブロック図であ
る。図15において、広告システム100には、図1と
比較して、検索部1501と検索語句蓄積部1502が
追加されている。もちろん、これらの他に、ユーザ操作
履歴管理部901や、ポイント保持部1101、食物保
持部1102、食事実行部1103があっても何ら問題
は無い。
【0062】検索部1501は、ユーザからの閲覧先の
語句(検索語句)による検索要求に従い検索を行う。例
えば、閲覧先がテレビの放送であれば、特定の人物が出
演する番組を知るために、出演者の名前を語句として入
力し、その語句が含まれる番組情報に関連付けられた番
組を検索することを行う。また、閲覧先がURLで指し
示される場合には、一般の検索エンジンのようにページ
中に与えられた語句を含むページのURLを検索するこ
とを行う。
【0063】例えば、図16に示すように、ディスプレ
イ401に表示された仮想的生物402が、吹き出し1
601の中で「□へおつかいに行きます」とユーザに語
りかけ、「□」の部分1602に検索で用いる語句(検
索語句)が入力できるようになっている。ユーザは部分
1602に検索語句を入力し、例えば、エンターキーを
押すことにより、入力された検索語句に関連する閲覧先
が検索される。
【0064】なお、検索の結果は、仮想的生物が表示さ
れているディスプレイ401に表示するほか、ユーザが
指定する別の携帯機器に表示されるようにしてもよい。
例えば、検索結果を仮想的生物が差し出し人となってい
る電子メールによって携帯機器に送信し、携帯機器でそ
の電子メールが表示されるようになっていてもよい。こ
れにより、即座に検索を行わなくても、しばらく時間が
経過してから検索を行い、電子メールを送信するように
しても、ユーザにとっては違和感がなく、検索操作が集
中してレスポンスが低下することを避けることができ
る。また、少し時間を空けて検索結果が得られる方が
「おつかいに行きます」という語りかけの語感にふさわ
しいといえる。また、ユーザが携帯機器を所持して外出
先で仮想的生物からのメールを読むことができるので、
ユーザが仮想的生物のことを思う時間を増やすことがで
き、ユーザの仮想的生物に対する親近感を強化すること
ができ、本発明の広告システムあるいは広告プログラム
を使用する習慣を強くすることが可能となる。
【0065】検索結果により得られた閲覧先をユーザが
閲覧すると、その閲覧記録が閲覧記録受領部104に受
領され、それにより仮想的生物の状態が変更されるよう
になっていてもよい。例えば、広告システムが図8のよ
うに複数の計算機により構成され、閲覧先がWEBペー
ジであってURLで閲覧先が指定できる場合には、ユー
ザが検索結果の閲覧先を選択して閲覧すると、広告シス
テムは、閲覧先に対して図8に示したようにユーザのI
DをURLに付加したURLを送信し、どのユーザが閲
覧したかが識別できるようにしておく。
【0066】検索語句蓄積部1502は、検索部150
1で検索に用いられた検索語句を蓄積することを行う。
例えば、図17に示すようにどの検索語句により何回検
索が行われたのかが蓄積される。
【0067】広告システムが計算機で構成される場合に
は、検索部1501を実現するのが検索ステップであ
り、閲覧先の語句による検索を実行する。また、検索語
句蓄積部1502を実現するのが検索語句蓄積ステップ
であり、検索ステップにおいて検索に用いられた語句
を、例えば、ハードディスクの所定の場所に、蓄積する
ことを行う。
【0068】また、検索結果に含まれる閲覧先に対して
ユーザが付けた良い悪いなどの評価結果を閲覧先ととも
に蓄積することにより、悪いと評価された閲覧先を次回
の検索結果より削除する操作を行うことで、ユーザが不
愉快に感じる閲覧先を提示しないようにすることがで
き、ユーザは本発明の広告システムあるいは広告プログ
ラムを快適に使用することができるようになる。また、
閲覧先の評価結果を統計的に分析などすることにより、
ユーザの嗜好・興味を知ることができ、検索結果の閲覧
先の並びにおいて、ユーザの嗜好・興味のある閲覧先が
最初に来るようにすれば、ユーザにとって検索の利便性
が上がり、本発明の広告システムあるいは広告プログラ
ムを使用する習慣が強化されることになる。また、閲覧
先の評価結果を、閲覧要求部103が閲覧先を選択する
指標とすることにより、ユーザの好み、興味に適合した
閲覧先の閲覧を要求することができる。
【0069】評価結果からユーザの嗜好・興味を知る方
法の一つとしては、閲覧先に対して、あらかじめ定めら
れたカテゴリ別にどの程度関連するかの点数を与えてお
き、良いと評価された閲覧先に与えられたカテゴリの点
数を加算して記憶し、悪いと評価された閲覧先に与えら
れたカテゴリの点数を減算して記憶するようにし、点数
の高いカテゴリは嗜好・興味に適合したカテゴリとみな
し、点数の低いカテゴリは適合しないカテゴリとみなす
方法がある。
【0070】本実施形態においては、閲覧要求部103
は、検索語句蓄積部1502に蓄積された検索語句に関
連する閲覧先をユーザに閲覧することを要求する。「語
句に関連する閲覧先」とは、検索語句蓄積部1502に
蓄積された検索語句を含む閲覧先や、検索語句に類似し
た語句を含む閲覧先や、検索語句の下位概念や上位概念
の語句を含む閲覧先である。「語句を含む閲覧先」と
は、WEBページの場合は、その検索語句を含むWEB
ページのURLであり、また、閲覧先ごとにキーワード
があらかじめ定義されている場合には、そのキーワード
の中に検索語句が現れる閲覧先のことを意味する。例え
ば、図19に示すように、閲覧先名と関連語句という列
からなる表に、閲覧先の名前とそれに関連するキーワー
ドが関係付けられて格納されている場合、ある検索語句
が与えられた場合に、その検索語句が関連語句の列に現
れている行の関連先名の列に格納されている閲覧先が、
語句に関連する閲覧先となる。
【0071】図18は、検索語句蓄積部1502に蓄積
された語句に関連する閲覧先を選択する処理の一例を示
すフローチャートである。ステップS1801におい
て、検索語句蓄積部1502に蓄積されている語句のう
ち使用される回数の多い語句を選択する。回数の多い語
句ほど、ユーザが興味を持っている事柄であると推定さ
れるためである。ステップS1802において、閲覧先
のうちステップS1801で選択された語句と関連のあ
る閲覧先を選択する。例えば、検索語句蓄積部1502
に図17に示すように語句が蓄積され、「着メロ」が最
も回数の多い語句であるとすると、図19より関連語句
の列に「着メロ」が現れている行を探し、その行の閲覧
先名の列に格納されている値を取り出すことを行う。
【0072】また、ステップS1802の別の実現方法
としては、図20に示すように使用される回数の多い検
索語句(これを「検索上位語句」と呼ぶ)をいくつか選
び、それらの検索語句それぞれについて、閲覧先別に、
その検索語句が図19の関連語句の列に格納される値と
して現れるかどうかを判断し、もし現れていれば、その
語句が検索に使用された回数を得点として与える。そし
て、閲覧先ごとに得点の合計を求め、その得点の最も高
いものを閲覧するように閲覧要求部103により要求す
るようにしてもよい。例えば、検索上位語句として「着
メロ」、「携帯電話」、「ストラップ」が選ばれたとし
て、「○×デパート」という閲覧先の関連語句として
「着メロ」という語句が現れず、「携帯電話」と「スト
ラップ」という語句が現れれば、「着メロ」に対して
は、0点を、「携帯電話」に対しては、図17の表に格
納されている回数の752点を、そして、「ストラッ
プ」に対しては512点を得点として与え、得点の合計
として1264点を「○×デパート」に与える。
【0073】また、閲覧要求部103により閲覧が要求
される閲覧先として、図20の表によって計算された得
点の合計の最も高いものが常に選択されるのではなく、
得点の合計の値に比例した確率で選択されるようになっ
ていてもよい。これにより、同じ閲覧先の閲覧要求が続
けて行われることを避けつつ、ユーザの興味、関心に適
合した閲覧先の閲覧要求を行うことができる。
【0074】検索に使用した語句を蓄積することによ
り、ユーザの興味のある事や嗜好を知ることができ、ユ
ーザの興味・嗜好にあった閲覧先を提示することがで
き、ユーザは閲覧先を見ることを進んで行うようにな
る。特に、仮想的生物が、ユーザの嗜好、興味に適合し
た閲覧先を閲覧するように要求することにより、ユーザ
は仮想的生物が自分のことを理解してくれているのだと
感じ、より親近感を感じるようになり、本発明の広告シ
ステムあるいは広告プログラムを利用することが促進さ
れる。
【0075】<実施の形態5>図21は、本発明の実施
の形態5における広告システムの機能ブロック図を示
す。本実施の形態における広告システム100は、実施
の形態4のものに、ユーザ属性記憶部2101が付加さ
れている。
【0076】ユーザ属性記憶部2101は、ユーザの属
性情報を記憶する。「ユーザの属性情報」とは、例え
ば、ユーザの性別、住所、生年月日、星占いにかかわる
星座名、職業、年齢、年収である。図22は、ユーザ属
性記憶部2101がユーザの属性を表の形式で記憶した
例を示す。広告システムが計算機によって構成される場
合には、図22の表は、ハードディスクスや、メモリに
格納されることになる。
【0077】本実施の形態において、閲覧要求部103
は、ユーザ属性記憶部2101に記憶された属性情報に
関連する閲覧先をユーザに閲覧することを要求すること
になる。このように属性情報に関連する閲覧先をユーザ
に閲覧することを要求する方法としては、図23に示す
ように、ユーザの属性ごとに閲覧先別に得点を定めてお
く。例えば、「○×デパート」に対しては、年齢が10
才以下のユーザに対しては、2点、20才以下のユーザ
には3点、30才以下のユーザには5点を与え、性別が
女であれば、10点を与え、男であれば5点を与えるよ
うにする。そして、ユーザ属性記憶部2101に記憶さ
れたユーザ属性を読み出し、各属性から求められる得点
の合計を閲覧先ごとに求め、その得点の高い閲覧先を閲
覧するように要求する。あるいは、得点に比例した確率
で閲覧先が選択されるようにしてもよい。
【0078】このように、閲覧するように要求する閲覧
先の選択をユーザの属性に従って行うことにより、検索
という能動的な操作を行わなくても、ユーザの嗜好、興
味に適合した閲覧先を閲覧するように要求することが可
能となり。特に、仮想的生物が、ユーザの嗜好、興味に
適合した閲覧先を閲覧するように要求することにより、
ユーザは仮想的生物が自分のことを理解してくれている
のだと感じ、より親近感を感じるようになり、本発明の
広告システムを利用することが促進される。
【0079】<実施の形態6>本発明の実施の形態6に
おいては、広告システムは、検索部1501に関連語句
蓄積手段を有する。関連語句蓄積手段は、検索で用いら
れる検索語に関連する関連語句を蓄積する。「関連す
る」とは、上位概念の語句、下位概念の語句、類義語
句、類似語句、連想される語句である。
【0080】図24は、関連語句の関係を表の形で表現
したものであり、例えば、「陸上競技」には「砲丸投
げ」や「100m走」が関連語句として蓄積されてい
る。本発明の広告システムが計算機によって構成される
場合には、図24に示す表が例えば、ハードディスクの
所定の場所に格納されることになる。
【0081】本発明の実施の形態においては、検索部1
501はユーザが入力した検索語に関連する関連語句に
よって検索を行う。すなわち、ユーザが入力した語句に
関連する語句を図24の表から探しだし、その語句を補
って検索を行う。「補って検索を行う」とは、関連する
語句とのAND条件で検索することや、OR条件で検索
することである。例えば、ユーザが検索語として「陸上
競技」を入力すると、検索部1501は、図24の表を
読み出し、「陸上競技」に関連する語句を走査する。そ
の結果として「砲丸投げ」と「100m走」が得られ、
検索部1501は、AND条件で検索するのであれば、
「陸上競技」、「砲丸投げ」、「100m走」の全てに
関連する閲覧先を検索し、OR条件で検索するのであれ
ば、「陸上競技」、「砲丸投げ」、「100m走」のう
ちの1または複数に関連する閲覧先を検索する。
【0082】なお、このように、図24の表により関連
語句を走査するのは、一段階のみに限られることはな
く、ユーザが望みの閲覧先を得ることができなかった場
合には、更に、関連語句を求めて検索を行うために図2
4の表が走査されるようになっていてもよい。例えば、
ユーザが最初に「陸上競技」という検索語を入力し、図
24の表を走査することにより、「砲丸投げ」、「10
0m走」が関連語句として得られて検索を行ったが、望
みの閲覧先が得られなかった場合には、さらに「砲丸投
げ」と「100m走」との関連語句を求めるために図2
4の表が走査される。この結果、「砲丸投げ」の関連語
句として「鉄の玉」が得られ、「陸上競技」、「砲丸投
げ」、「100m走」、「鉄の玉」で検索が再度行われ
ることになる。
【0083】このような検索を検索部1501で行うこ
とにより、検索操作に不慣れなユーザであっても、想像
力を働かせて検索語句を追加する操作を自分で行わなく
ても自動的に行われ、自分が興味を持ち、あるいは、関
心のある分野に関する閲覧先を適切に検索することが可
能となり、本発明の広告システムおよび、広告プログラ
ムを利用することが促進され、その結果、仮想的生物を
見る習慣が強化される。
【0084】また、ユーザが検索を繰り返し、気に入っ
た検索結果が得られた場合、検索結果を記録するのでは
なく、気に入った検索結果が得られた検索に用いられた
検索語句の組み合わせと検索条件とを記憶しておき、記
憶された検索語句の組み合わせと検索条件とによる検索
が後になっても行えるようにしてもよい。例えば、「陸
上競技」、「砲丸投げ」、「100m走」、「鉄の玉」
という検索語句の組み合わせでAND条件によって検索
するとユーザの気に入った検索結果が得られた場合に
は、ユーザは、広告システム100に「陸上競技」、
「砲丸投げ」、「100m走」、「鉄の玉」という語句
の組み合わせとAND条件とを記憶させておき、次にわ
ざわざこれら四つの検索語句とAND条件を指定しなく
ても、記憶された語句の組み合わせと検索条件とを取り
出し、検索を行えるようにしておく。このように検索結
果を記憶するのではなく、検索語句の組み合わせを記憶
することにより、最新の検索結果を常に得ることができ
るようになる。つまり、記憶された検索語句の組み合わ
せと検索条件で検索されるようになる閲覧先が検索対象
として加えられた後であっても、その追加された閲覧先
を逃すことなく検索することが可能となり、ユーザの利
便性が高くなる。
【0085】関連語句蓄積手段には、あらかじめ関連語
句を蓄積しておかなくても、ユーザの操作より関連語句
を蓄積することができる。すなわち、ユーザが一度検索
を行い、再度、検索語を追加して検索を行ったことを検
出することにより蓄積することが可能である。
【0086】図25は、関連語句を蓄積する処理のフロ
ーチャートを示す。ステップS2501において、ま
ず、最初の検索語句を受け付ける。ステップS2502
において、受け付けた検索語句に従って検索を実行す
る。ステップS2503において、ユーザが再検索を実
行したかを判断する。判断する方法としては、入力され
た検索語句を削除せず、別の語句を追加したかによって
行う。もし、再検索が実行されないのであれば処理を終
了するが、再検索が実行されるのであればステップS2
504へ移行し、追加された語句を既に入力された語句
に関連する語句として蓄積することを行い、ステップS
2502へ戻る。既の複数の検索語句が入力され、そこ
に語句が追加された場合には、追加された語句を既に入
力された複数の語句全てに関連する語句として蓄積して
もよい。また、検索語句の入力欄において、追加された
語句に一番近い位置の語句に関連する語句として蓄積す
るようにしてもよい。
【0087】これにより、関連語句を前もって用意して
おく手間が省け、また、ユーザの考え方に適合した関連
語句が蓄積されるようになり、ユーザがシステムを利用
することが促進され、その結果、仮想的生物を見る習慣
が強化される。
【0088】また、関連語句蓄積手段に蓄積された関連
語句の数に応じて、仮想的生物の表示が変化するよう
に、関連語句蓄積手段が状態保持部に保持される仮想的
生物の状態を変化させるようにしてもよい。例えば、関
連語句が蓄積されると知的な成長を遂げるとみなして、
そのような知的な成長を示すために、ある程度の関連語
句が蓄積されると、大学帽を身に付けたり、博士帽を身
に付けるように状態を変化させるようにしてもよい。
【0089】また、関連語句蓄積手段は、特定のユーザ
の関連語句ではなく、本発明の広告システム、広告プロ
グラムを使用している全てのユーザによって検索時に入
力された関連語句を蓄積するようにしてもよい。このよ
うな場合のためには、図8に示すように、ユーザの使う
パーソナルコンピュータとは別に事業者サーバを用意
し、事業者サーバに関連語句を蓄積するようにしておく
ようにしてもよい。また、ユーザの使用する広告システ
ムや広告プログラムがピアトゥーピアに交信しあい、関
連語句を交換しあうようにしてもよく、これにより、効
率良く関連語句を蓄積することができるようになり、ユ
ーザに対して早い段階から適切な関連語句による検索の
サービスを提供することができ、ユーザが本発明の広告
システム、広告プログラムの使用をやめることを防止す
ることができる。
【0090】また、このように複数のユーザの使用する
広告システムや広告プログラムで入力された検索語句の
統計を取るようにしてもよい。これにより、検索語句と
して使用された順位をユーザに提示することにより、ユ
ーザは世間で流行しているものを知ることができ、ユー
ザは、より利便性を感じて本発明の広告システム、広告
プログラムを使用するようになる。
【0091】<その他の実施の形態>ユーザ操作履歴管
理部901を備える広告システムの実施の形態、あるい
は、ユーザ操作履歴受領ステップを計算機に実行させる
広告プログラムの実施の形態において、ユーザが仮想的
生物とゲームを行うゲーム部を備える、あるいは、ゲー
ムステップを計算機に実行させるようにしてもよい。例
えば、ユーザと一対一にトランプゲームを行うことが一
例として挙げられるほか、他のユーザが使用している他
の広告システムの仮想的生物とゲームを行うようにして
もよい。
【0092】ユーザ操作履歴管理部901、あるいは、
ユーザ操作履歴受領ステップにおいては、ユーザが仮想
的生物とゲームを行ったこと、検索部、あるいは、検索
ステップを備える場合には、閲覧先の検索を行ったこ
と、閲覧先を閲覧したことのうち一または二以上の操作
の組み合わせからなる操作履歴情報を管理あるいは受領
するようにしてもよい。
【0093】ゲーム部あるいはゲームステップにより、
勝ち負けによって仮想的生物の状態の変化を多様にする
ことが可能であり、ユーザは、仮想的生物の状態の変化
を楽しみにして、本発明の広告システム、あるいは、広
告プログラムを使用することになる。また、ゲームをす
ることで、カロリーを消費するようにしておけば、ゲー
ムが好きなユーザは進んでゲームを行い、消費したカロ
リーに見合う分の閲覧先の閲覧を行うことが促進される
ことになる。
【0094】
【発明の効果】本発明によれば、仮想的生物を介するこ
とにより、ユーザは進んで閲覧先を閲覧する習慣が強化
され、閲覧先が広告であれば、広告効果が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における広告システムの機能ブロ
ック図
【図2】仮想的生物の状態の一例を示す図
【図3】仮想的生物の状態を読み出し、表示を行う処理
を説明するフローチャート
【図4】仮想的生物がディスプレイに表示された例
【図5】閲覧先を格納した表の一例を示す図
【図6】仮想的生物により閲覧先の閲覧が要求された状
態を示す図
【図7】閲覧先の閲覧を要求し、閲覧記録を受領し、仮
想的生物の状態を変更する処理を説明するフローチャー
【図8】複数の計算機によって広告システムが実現され
た状態を示す図
【図9】実施の形態2における広告システムの機能ブロ
ック図
【図10】ユーザの操作記録から仮想的生物の状態の変
更を求めるための表の一例を示した図
【図11】実施の形態3における広告システムの機能ブ
ロック図
【図12】ポイント保持部と食物保持部との一例を示す
【図13】食物から獲得カロリーを求める表の一例を示
す図
【図14】実施の形態3における作用の循環を説明する
【図15】実施の形態4における広告システムの機能ブ
ロック図
【図16】閲覧先の検索を行う場合のディスプレイの表
示の一例を示す図
【図17】検索で用いられた語句を蓄積する状態の一例
を示す図
【図18】検索で用いられた語句に関連する閲覧先を選
択する処理のフローチャート
【図19】閲覧先名と関連語句を関係付ける表の一例を
示す図
【図20】検索で用いられた語句に関連する閲覧先を求
める計算に用いられる表の一例を示す図
【図21】実施の形態5における広告システムの機能ブ
ロック図
【図22】ユーザの属性情報を記憶する表の一例を示す
【図23】ユーザの属性情報に関連する閲覧先を求める
ための表の一例を示す図
【図24】関連語句を蓄積する表の一例を示す図
【図25】関連語句を蓄積する処理のフローチャート
【符号の説明】
100 広告システム 101 状態保持部 102 表示部 103 閲覧要求部 104 閲覧記録受領部 105 状態変更部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 340 G06F 17/30 340A G09B 9/00 G09B 9/00 Z Fターム(参考) 2C001 AA00 AA13 BB10 BC10 BD00 BD07 CB08 5B075 KK07 KK40 ND20 PQ02 PQ20 PR03 PR08 QS20 QT10 UU40

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計算機内で成長する仮想的生物を用いた広
    告システムであって、 前記仮想的生物の状態を保持する状態保持部と、 前記状態保持部で保持されている状態に従って前記仮想
    的生物を表示する表示部と、 閲覧先を保持しユーザに閲覧することを要求する閲覧要
    求部と、 ユーザが閲覧先を閲覧した記録である閲覧記録を受領す
    る閲覧記録受領部と、 前記閲覧記録受領部で受領された閲覧記録より発生する
    成長源情報により前記仮想的生物の状態を計算し、前記
    状態保持部に保持されている前記仮想的生物の状態を変
    更する状態変更部とを備えた広告システム。
  2. 【請求項2】ユーザの操作記録の操作履歴情報を管理す
    るユーザ操作履歴管理部を備え、前記状態変更部は、前
    記閲覧記録受領部で受領された閲覧記録より発生する成
    長源情報に加え前記ユーザ操作履歴管理部で管理されて
    いる操作履歴情報から前記仮想的生物の状態を計算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の広告システム。
  3. 【請求項3】前記状態変更部は、前記閲覧記録受領部で
    受領された閲覧記録より発生する成長源情報から正の数
    値を算出し、前記ユーザ操作履歴管理部で管理されてい
    る操作履歴情報から負の数値を計算し、これら正の数値
    と負の数値との関係から前記仮想的生物の状態を計算す
    ることを特徴とする請求項2に記載の広告システム。
  4. 【請求項4】前記状態変更部は、前記正の数値は、前記
    生物が獲得した獲得カロリーであり、前記負の数値の絶
    対値は前記生物が消費した消費カロリーであるとみなし
    て前記仮想的生物の状態を計算することを特徴とする請
    求項3に記載の広告システム。
  5. 【請求項5】前記閲覧記録受領部が特定の閲覧先を閲覧
    した記録を受領するたびにポイントが発生するようにな
    っており、その発生したポイントを保持するポイント保
    持部と、前記ポイント保持部で保持されているポイント
    と交換して得られる前記仮想的生物の仮想的食物を保持
    する食物保持部と、前記食物保持部で保持されている前
    記仮想的生物の仮想的食物を前記仮想的生物に与える前
    記ユーザの指示を実行する食事実行部とを備え、前記成
    長源情報は、前記食事実行部により前記仮想的生物に与
    えられた仮想的食物であることを特徴とする請求項3ま
    たは請求項4に記載の広告システム。
  6. 【請求項6】前記ユーザからの閲覧先の語句による検索
    要求に従い検索を行う検索部と、前記検索部で検索に用
    いられた語句を蓄積する検索語句蓄積部とを有し、前記
    閲覧要求部は、前記検索語句蓄積部に蓄積された語句に
    関連する閲覧先を前記ユーザに閲覧することを要求する
    ことを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか一
    に記載の広告システム。
  7. 【請求項7】前記ユーザの属性情報を記憶するユーザ属
    性記憶部を備え、前記閲覧要求部は、前記ユーザ属性記
    憶部に記憶された属性情報に関連する閲覧先を前記ユー
    ザに閲覧することを要求することを特徴とする請求項6
    に記載の広告システム。
  8. 【請求項8】前記ユーザが前記仮想的生物とゲームを行
    う機能を提供するゲーム部とからなり、前記ユーザ操作
    履歴管理部は、 前記ユーザが前記仮想的生物と前記ゲーム部が提供する
    ゲームを行ったこと、 前記ユーザが前記検索部で閲覧先の検索を行ったこと、 前記ユーザが閲覧先を閲覧したこと、のうち一または二
    以上の操作の組み合わせからなる操作履歴情報を管理す
    る請求項6または請求項7に記載の広告システム。
  9. 【請求項9】前記検索部は、検索で用いられる検索語に
    関連する関連語句を蓄積する関連語句蓄積手段を有し、
    前記検索部は、前記関連語句蓄積手段に蓄積されている
    前記ユーザが入力した検索語に関連する関連語句によっ
    て検索を行うことを特徴とする請求項6ないし請求項8
    のいずれか一に記載の広告システム。
  10. 【請求項10】前記検索部は、前記ユーザが検索を行
    い、その検索の結果に対して再検索を行う場合に前記ユ
    ーザが追加した語句を関連語句として関連語句蓄積手段
    によって蓄積することを特徴とする請求項9に記載の広
    告システム。
  11. 【請求項11】前記閲覧要求部は、前記表示部により前
    記仮想的生物が表示される先とは別の携帯機器に閲覧先
    を表示し、前記ユーザに閲覧を要求することを特徴とす
    る請求項1ないし請求項10のいずれか一に記載の広告
    システム。
  12. 【請求項12】前記検索部は、前記表示部により前記仮
    想的生物が表示される先とは別の携帯機器に検索の結果
    を表示することを特徴とする請求項6ないし請求項10
    のいずれか一に記載の広告システム。
  13. 【請求項13】前記閲覧先は、広告であることを特徴と
    する請求項1ないし請求項12のいずれか一に記載の広
    告システム。
  14. 【請求項14】前記閲覧先は、WEBページであること
    を特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか一に
    記載の広告システム。
  15. 【請求項15】計算機内で成長する仮想的生物を用いた
    広告プログラムであって、 前記仮想的生物の状態を読み出す状態読み出しステップ
    と、 前記状態読み出しステップで読み出された状態に従って
    前記仮想的生物を表示する表示ステップと、 閲覧先をユーザに閲覧することを要求する閲覧要求ステ
    ップと、 ユーザが閲覧先を閲覧した記録である閲覧記録を受領す
    る閲覧記録受領ステップと、 前記閲覧記録受領部で受領された閲覧記録より発生する
    成長源情報により前記仮想的生物の状態を計算し、前記
    状態読み出しステップにおいて読み出される前記仮想的
    生物の状態を変更する状態変更ステップとを計算機に実
    行させる広告プログラム。
  16. 【請求項16】ユーザの操作記録の操作履歴情報を受領
    するユーザ操作履歴受領ステップをコンピュータに実行
    させ、前記状態変更ステップにおいては、前記閲覧記録
    受領ステップにおいて受領された閲覧記録より発生する
    成長源情報に加え前記ユーザ操作履歴受領ステップにお
    いて受領された操作履歴情報から前記仮想的生物の状態
    を計算機に計算させることを特徴とする請求項15に記
    載の広告プログラム。
  17. 【請求項17】前記状態変更ステップにおいては、前記
    閲覧記録受領ステップにおいて受領された閲覧記録より
    発生する成長源情報から正の数値をコンピュータに算出
    させ、前記ユーザ操作履歴蓄積ステップで蓄積されてい
    る操作履歴情報から負の数値をコンピュータに計算さ
    せ、これら正の数値と負の数値との関係から前記仮想的
    生物の状態をコンピュータに計算させることを特徴とす
    る請求項16に記載の広告プログラム。
  18. 【請求項18】前記状態変更ステップにおいては、前記
    正の数値は、前記生物が獲得した獲得カロリーであり、
    前記負の数値の絶対値は前記生物が消費した消費カロリ
    ーであるとみなして前記仮想的生物の状態をコンピュー
    タに計算させることを特徴とする請求項17に記載の広
    告プログラム。
  19. 【請求項19】前記閲覧記録受領ステップにおいて特定
    の閲覧先を閲覧した記録が受領されるたびにポイントが
    発生するようになっており、その発生したポイントを蓄
    積するポイント蓄積ステップと、前記ポイント蓄積ステ
    ップにおいて蓄積されたポイントと交換して得られる前
    記仮想的生物の仮想的食物を蓄積する食物蓄積ステップ
    と、前記食物蓄積ステップにおいて蓄積されている前記
    仮想的生物の仮想的食物を前記仮想的生物に与える前記
    ユーザの指示を実行する食事実行ステップとをコンピュ
    ータに実行させ、前記成長源情報は、前記食事実行ステ
    ップにより前記仮想的生物に与えられた仮想的食物であ
    ることを特徴とする請求項17または請求項18に記載
    の広告プログラム。
  20. 【請求項20】前記ユーザからの閲覧先の語句による検
    索を実行する検索ステップと、前記検索ステップにおい
    て検索に用いられた語句を蓄積する検索語句蓄積ステッ
    プとをコンピュータに実行させ、前記閲覧要求ステップ
    においては、前記検索語句蓄積ステップにおいて蓄積さ
    れた語句に関連する閲覧先を前記ユーザに閲覧すること
    をコンピュータに要求させることを特徴とする請求項1
    6ないし請求項19のいずれか一に記載の広告プログラ
    ム。
  21. 【請求項21】前記ユーザの属性情報を読み出すユーザ
    属性読み出しステップをコンピュータに実行させ、前記
    閲覧要求ステップにおいては、前記ユーザ属性読み出し
    ステップにおいて読み出された属性情報に関連する閲覧
    先を前記ユーザに閲覧することをコンピュータに要求さ
    せることを特徴とする請求項20に記載の広告プログラ
    ム。
  22. 【請求項22】前記ユーザが前記仮想的生物とゲームを
    行う機能を提供するゲームステップをコンピュータに実
    行させ、前記ユーザ操作履歴受領ステップにおいては、 前記ユーザが前記仮想的生物と前記ゲーム部が提供する
    ゲームを行ったこと、 前記ユーザが前記検索ステップにおいて閲覧先の検索を
    行ったこと、 前記ユーザが閲覧先を閲覧したこと、のうち一または二
    以上の操作の組み合わせからなる操作履歴情報をコンピ
    ュータに受領させる請求項20または請求項21に記載
    の広告プログラム。
  23. 【請求項23】前記検索ステップにおいては、検索で用
    いられる検索語に関連する関連語句を蓄積する関連語句
    蓄積ステップをコンピュータに実行させ、前記検索ステ
    ップにおいては、前記関連語句蓄積ステップにおいて蓄
    積され前記ユーザが入力した検索語に関連する関連語句
    によって検索をコンピュータに行わせることを特徴とす
    る請求項18ないし請求項22のいずれか一に記載の広
    告プログラム。
  24. 【請求項24】前記関連語句蓄積ステップにおいては、
    前記ユーザが検索を行い、その検索の結果に対して再検
    索を行う場合に前記ユーザが追加した語句を関連語句と
    してコンピュータに蓄積させることを特徴とする請求項
    23に記載の広告プログラム。
  25. 【請求項25】前記閲覧要求ステップにおいては、前記
    表示ステップにより前記仮想的生物が表示される先とは
    異なる携帯機器へ閲覧先が表示され、前記ユーザに閲覧
    要求がされることを特徴とする請求項15ないし請求項
    24のいずれか一に記載の広告プログラム。
  26. 【請求項26】前記検索ステップにおいて、検索結果は
    前記表示ステップにより前記仮想的生物が表示される先
    とは異なる携帯機器へ表示されることを特徴とする請求
    項20ないし請求項24のいずれか一に記載の広告プロ
    グラム。
  27. 【請求項27】前記閲覧先は、広告であることを特徴と
    する請求項15ないし請求項26のいずれか一に記載の
    広告プログラム。
  28. 【請求項28】前記閲覧先は、WEBページであること
    を特徴とする請求項15ないし請求項26のいずれか一
    に記載の広告プログラム。
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