JP2003057388A - 貯蔵キャスク反転装置 - Google Patents

貯蔵キャスク反転装置

Info

Publication number
JP2003057388A
JP2003057388A JP2001249203A JP2001249203A JP2003057388A JP 2003057388 A JP2003057388 A JP 2003057388A JP 2001249203 A JP2001249203 A JP 2001249203A JP 2001249203 A JP2001249203 A JP 2001249203A JP 2003057388 A JP2003057388 A JP 2003057388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cask
segment gear
storage cask
frame
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001249203A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Takahashi
秀夫 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2001249203A priority Critical patent/JP2003057388A/ja
Publication of JP2003057388A publication Critical patent/JP2003057388A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵キャスクを、簡単な操作で確実に反転さ
せることができるようにする。 【解決手段】 コンクリートキャスク17を搭載して固
定できるように底板32と背板33とからL字状に形成
した架台36を備える。架台36の外側にセグメントギ
ヤ37を取り付ける。ベースプレート39上に設けた前
後のターニングローラ42上に、セグメントギヤ37を
前後方向へ回動変位できるように載置する。セグメント
ギヤ37にピニオン44を噛合させ、ピニオン44の軸
に減速機を介して電動モータを連結設置する。電動モー
タの駆動でピニオン44を回転させ、セグメントギヤ3
7と一体に架台36を回動変位させることにより、コン
クリートキャスク17を立向きから横向き又は横向きか
ら立向きへと反転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原子力発電所等で使
用した後の使用済燃料が封入されているキャニスタを貯
蔵キャスクで貯蔵する際に用いる貯蔵キャスク反転装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所において発生した使用済燃
料は、自然崩壊を繰り返して放射性レベルが基準値以下
に低下するまで、密封容器内に封じ込めて所要の貯蔵エ
リアにて長期間に亘り厳重に貯蔵する必要がある。
【0003】使用済燃料を貯蔵する場合、従来では、図
4にその一例を示す如く、原子力発電所の建屋1内にお
いて、キャスクピット2内に、上端の蓋を取り外した状
態で円筒状の金属キャスク3を立向き配置して、該金属
キャスク3のキャビティ内に、上端部の蓋や遮蔽プラグ
を取り外しておいた円筒状のキャニスタ4を、同様に立
向きに挿入するようにし、このキャニスタ4内に、使用
済燃料ピット5内に回収されている使用済燃料(集合
体)6を、燃料取替装置7により移し入れて、キャニス
タ4の上端部に遮蔽プラグを取り付けるようにし、次
に、かかる状態の金属キャスク3を、補助建屋クレーン
8を用いて洗浄ピット9へ搬送し、ここで、キャニスタ
4の上端部に蓋を溶接することにより、使用済燃料6を
キャニスタ4内に封じ込めるようにし、更に、キャニス
タ4の蓋溶接部の液体浸透探傷試験を行ってから、金属
キャスク3の上端部に蓋を取り付けて内部を密封するよ
うにして、キャニスタ4と金属キャスク3とからなる使
用済燃料収納装置10とするようにしてあり、しかる
後、該使用済燃料収納装置10を、建屋1の搬出口11
に待機させておいた輸送車12に横向きに搭載し、輸送
船13による海上輸送、あるいは、上記輸送車12によ
る直接の陸上輸送により貯蔵施設21の受入エリア14
に搬入させるようにしてある。
【0004】上記貯蔵施設21の受入エリア14では、
キャニスタ搬送装置15を用いて、金属キャスク3内の
キャニスタ4を、反転装置16上にセットされている貯
蔵キャスクとしてのコンクリートキャスク17内に詰め
替えて蓋18をした後、コンクリートキャスク17を、
貯蔵エリア19まで搬送してエアパレット20上に立向
きに移載させるようにし、更に、エアパレット20によ
りコンクリートキャスク17を所定の貯蔵位置まで移動
させて貯蔵させるようにしてある。
【0005】上記において、金属キャスク3内のキャニ
スタ4をコンクリートキャスク17内に詰め替える場
合、たとえば、予め、コンクリートキャスク17を立向
き状態にセットしておいて、キャニスタ4をクレーンで
吊ってコンクリートキャスク17内に上方から挿入させ
るようにすることも考えられるが、予め、横向き状態に
セットしておいたコンクリートキャスク17内にキャニ
スタ4を横方向から挿入した後、コンクリートキャスク
17を縦起しする方が、キャニスタ4を吊り上げること
なくより安定した状態で詰め替え作業を行うことができ
ることから、上記のような反転装置16を採用してい
る。
【0006】上記反転装置16は、図5にその一例の詳
細を示す如く、ベースフレーム22上に、油圧駆動式と
した左右のジャッキングタワー23と該左右のジャッキ
ングタワー23の上端同士を連結するビーム24とから
なる2つの門型の架構25aと架構25bとを前後に配
置して、ベースフレーム22上に敷設した左右のトラベ
リングレール26に沿って前後方向へ移動できるように
対峙させて立設し、上記左右のトラベリングレール26
の間の位置に、底板27と背板28とからなるL字状の
架台29を、背板28が下になるよう寝かせて配置し、
横にした背板28の上端部側の左右端を前部架構25a
のビーム24から屈曲式の吊材30で吊るようにすると
共に、縦にした底板27の先端部左右位置を後部架構2
5bのビーム24から同様な吊材30で吊るようにし、
更に、上記架台29上にコンクリートキャスク17を横
にして搭載し、該コンクリートキャスク17を固定装置
31で架台29に固定して、コンクリートキャスク17
を図示の如く架台29と一体に横倒しした状態にセット
し、かかる状態において、キャニスタ搬送装置15によ
りコンクリートキャスク17内にキャニスタ4を挿入し
て、コンクリートキャスク17を密閉した後、前部架構
25aのジャッキングタワー23の伸長(上昇)動作と
後部架構25bのジャッキングタワー23の収縮(下
降)動作とを行いつつ、前部架構25aと後部架構25
bをトラベリングレール26に沿わせて接近する方向へ
移動させることにより、架台29と一体にコンクリート
キャスク17を横向き姿勢から立向き姿勢に縦起しさせ
るようにしてある。
【0007】更に、キャニスタ4が詰められた後の立向
き姿勢のコンクリートキャスク17を取り出して移動さ
せるときには、後部架構25bの吊材30と架台29の
底板27との結合を解除し、且つ後部架構25bのジャ
ッキングタワー23へのビーム24の一端の結合を解除
して、矢印Xに示すようにビーム24を水平方向へ旋回
させることにより、コンクリートキャスク17の取り出
し空間を形成させるようにしてある。反転装置16上に
コンクリートキャスク17を横向き姿勢にセットする場
合は、上記の逆の手順にて行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記反転装
置16の場合、前部架構25aと後部架構25bは、共
に左右2基のジャッキングタワー23を有する構造であ
ることから、左右のジャッキングタワー23が同量宛動
作しないと固着が発生してしまうので、左右のジャッキ
ングタワー23を同期させる機構が必要不可欠であり、
又、前部架構25aと後部架構25bは、伸縮(昇降)
動作と接近、離反動作とのバランスをとる必要があるだ
けでなく、コンクリートキャスク17の搭載、取り出し
時には、架台29への固定装置31の着脱操作の他に、
後部架構25bのビーム24の結合、解除、旋回等の操
作も必要となるため、作業全体が繁雑とならざるを得
ず、更に、コンクリートキャスク17の縦起し、横倒し
等の反転作業の途中では、コンクリートキャスク17が
床面となるベースフレーム22の上面から浮き上るた
め、たとえば、ジャッキングタワー23の油圧喪失や吊
材30の結合部の破損等が発生した場合に、コンクリー
トキャスク17を床面へ落下、衝突させないようにする
ための複雑な安全装置が必要になる。
【0009】そこで、本発明は、簡単な操作で確実に貯
蔵キャスクを反転させることができるようにしようとす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、使用済燃料が封入されているキャニスタ
を収容して貯蔵するための貯蔵キャスクを搭載して固定
できるようにした架台の外側に、外側面をラックとした
セグメントギヤを一体に取り付け、床面上に設けた前後
のターニングローラ上に、上記セグメントギヤを前後方
向に回動変位できるように載置し、且つ上記セグメント
ギヤに、駆動装置にて回転駆動されるようにしたピニオ
ンを噛合させた構成とする。
【0011】駆動装置によりピニオンを回転させると、
前後のターニングローラ上でセグメントギヤが回動変位
させられるため、該セグメントギヤと一体に架台が回動
変位させられる。したがって、架台上に貯蔵キャスクを
搭載しておくと、該貯蔵キャスクを簡単な操作で安定し
て反転させることができる。
【0012】又、セグメントギヤの回動方向の両端部外
側に、前後のターニングローラに当接し得るようにスト
ッパーをそれぞれ突設し、該各ストッパーが各々前後の
ターニングローラに当接する位置で、架台が立向き姿勢
と横向き姿勢に保持されるように架台の回動変位を規制
するようにした構成とすることにより、架台の姿勢を機
械的に精度よく設定することができる。
【0013】更に、駆動装置にフエイルロック機構を設
けた構成とすることによって、貯蔵キャスクの反転作業
時に、万一電源が喪失しても、貯蔵キャスクを落下させ
ることはなくそのままの姿勢に保持することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0015】図1(イ)(ロ)乃至図3は本発明の実施
の一形態を示すもので、矩形に形成した底板32と背板
33とをL字状に組み且つ上記背板33の左右幅端に落
下防止枠34を張り出させて、該左右の落下防止枠34
間に飛び出し防止ワイヤー35を掛け渡すことにより貯
蔵キャスクとしてのコンクリートキャスク17を搭載し
て固定できるようにした架台36を構成し、該架台36
の上記底板32の外側上端位置から背板33の外側先端
位置に至る範囲に、下面となる外側面をラックとしてほ
ぼ半円形状に形成した2枚の細長いセグメントギヤ37
を、左右方向(架台幅方向)に所要間隔を隔てて適宜な
取付部材38により平行に取り付けて一体化する。
【0016】一方、床面となるベースフレーム39上
に、キャニスタ受入方向となる前後方向に所要間隔を隔
てて設けたブラケット40を、上記左右のセグメントギ
ヤ37の間隔に合わせて左右対称的に配設し、該前後左
右の各ブラケット40にローラフレーム41を枢着し
て、該各ローラフレーム41に、ターニングローラ42
を1対1組としてそれぞれ取り付けて、該左右の各前後
のターニングローラ42上に、上記架台36と一体の左
右のセグメントギヤ37を前後方向に回動自在に載置
し、且つ上記前後のターニングローラ42の中間位置
に、左右方向へ延びる軸43に取り付けられているピニ
オン44を位置させて、上記左右のセグメントギヤ37
にそれぞれ噛合させ、該軸43を軸受を介してベースフ
レーム39上に回転自在に支持させると共に、上記軸4
3の一端部を、減速機45を介して駆動装置としての電
動モータ46に連結設置し、該電動モータ46に電源喪
失時のフエイルロック機構52を取り付け、該電動モー
タ46の駆動でピニオン44を回転させることにより、
セグメントギヤ37と一体に架台36が前後方向へ回動
変位させられるようにする。又、上記各セグメントギヤ
37の両端部外側にストッパー47を突設して、該スト
ッパー47が前後のターニングローラ42に各々当接す
る範囲で架台36の姿勢が立向きから横向きに至る範囲
となるよう架台36の回動領域が90°に規制されるよ
うにし、更に、上記架台36の底板32の先端部にアウ
トリガー48を設け、且つ上記架台36が立向き姿勢に
なったときのアウトリガー48を下から受けるようにす
るためのアウトリガー用油圧シリンダ49を、ベースフ
レーム39の所要位置に設置する。
【0017】なお、50はターニングローラ42上から
のセグメントギヤ37の落下を防止するためにベースフ
レーム39上の所要個所に取り付けた落下防止ラグ、5
1は架台36の底板32の縁に設けた作業員用の手摺り
を示す。
【0018】かかる構成とした本発明の貯蔵キャスク反
転装置は、図4に示した反転装置16に代えて、貯蔵施
設21の受入エリア14における貯蔵エリア19の直前
位置に配置して用いるようにする。
【0019】上記受入エリア14に受け入れられた金属
キャスク3内のキャニスタ4をコンクリートキャスク1
7内に詰め替える場合は、図1(イ)に示す如く、予
め、立向き姿勢にさせておいた架台36上にコンクリー
トキャスク17を同じく立向きに搭載して、左右の落下
防止枠34間に飛び出し防止ワイヤー35を係止するこ
とにより、コンクリートキャスク17を固定し、次に、
電動モータ46の駆動で架台36を回動変位させて、図
1(ロ)に示す如く、コンクリートキャスク17を横倒
し状態にして待機させるようにする。この場合、電動モ
ータ46を駆動すると、その回転力は軸43からピニオ
ン44に伝えられるため、ピニオン44に噛合している
セグメントギヤ37がターニングローラ42上を回動変
位させられることにより、該セグメントギヤ37と一体
に架台36が回動変位させられる結果、コンクリートキ
ャスク17は横倒しさせられることになる。この際、セ
グメントギヤ37の一端部のストッパー47が前部のタ
ーニングローラ42に当接することで、セグメントギヤ
37の回動変位が機械的に規制されるため、架台36は
横向き姿勢に正確に拘束設定される。
【0020】上記の状態において、図4に示したと同様
に、キャニスタ搬送装置15により、金属キャスク3内
のキャニスタ4をコンクリートキャスク17内に横向き
に挿入して詰め替えるようにする。詰め替えが終了する
と、電動モータ46を駆動して架台36を横向き姿勢か
ら立向き姿勢に回動変位させて、コンクリートキャスク
17を縦起しする。この際、上記の場合と同様に、セグ
メントギヤ37の他端部のストッパー47が後部のター
ニングローラ42に当接することで回動変位が規制され
ることになる。次に、架台36の底板33の先端に設け
てあるアウトリガー48に対し、アウトリガー用油圧シ
リンダ49を突出させて、アウトリガー48に下から当
接させて姿勢の安定化を図るようにする。しかる後、飛
び出し防止ワイヤー35を取り外し、コンクリートキャ
スク17を架台36上から貯蔵エリア19のエアパレッ
ト20に立向きのまま移載させるようにする。
【0021】このように、架台36の動きはセグメント
ギヤ37を介したターニングローラ42上での単純な回
動変位だけであるため、従来の反転装置16に比し、同
調機構や装置全体のバランス調整が不要となり、又、コ
ンクリートキャスク17の固定、取り出し時も飛び出し
防止ワイヤー35の着脱だけで済むため、作業を簡単に
行うことができる。又、電動モータ46にはフエイルロ
ック機構52が設けてあるため、コンクリートキャスク
17を反転させているときに電源が喪失する事態が発生
したとしても、コンクリートキャスク17の姿勢をその
ままの状態に保持することができ、電源が回復した後は
直ちに作業を続行することができる。更に、架台36は
セグメントギヤ37を介して常時ターニングローラ42
上に載っていて直接浮き上ることがないので、万一故障
や事故等が発生しても、コンクリートキャスク17を床
面に落下させてしまうような事態の発生を未然に防ぐこ
とができ、しかも、上記セグメントギヤ37自体も落下
防止ラグ50により落下しないように支持されているた
め、地震時等に外れて落下してしまうようなこともな
い。
【0022】又、上記において、左右のセグメントギヤ
37のそれぞれにピニオン44を噛合させて動力伝達系
路を二重に形成させているので、装置の動作に高い信頼
性が得られる。
【0023】なお、本発明は上記実施の形態にのみ限定
されるものではなく、駆動装置としての電動モータを、
たとえば、外部電源駆動方式の親モータとバッテリー駆
動方式の子モータとからなる親子モータ方式として、電
源喪失に対する信頼性を更に高めるようにしてもよいこ
と、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の貯蔵キャスク
反転装置によれば、使用済燃料が封入されているキャニ
スタを収容して貯蔵するための貯蔵キャスクを搭載して
固定できるようにした架台の外側に、外側面をラックと
したセグメントギヤを一体に取り付け、床面上に設けた
前後のターニングローラ上に、上記セグメントギヤを前
後方向に回動変位できるように載置し、且つ上記セグメ
ントギヤに、駆動装置にて回転駆動されるようにしたピ
ニオンを噛合させた構成としてあるので、架台に搭載し
た貯蔵キャスクの反転動作を、従来のような同調操作や
バランス調整を行うことなく、セグメントギヤの単純な
回動変位により行うことができ、しかも、この際、架台
はセグメントギヤと一体で浮き上らないため、万一故障
が発生したとしても架台及び貯蔵キャスクが落下するよ
うなことはなく、したがって、貯蔵キャスクを簡単な操
作で安定して確実に反転させることができ、又、セグメ
ントギヤの回動方向の両端部外側に、前後のターニング
ローラに当接し得るようにストッパーをそれぞれ突設
し、該各ストッパーが各々前後のターニングローラに当
接する位置で、架台が立向き姿勢と横向き姿勢に保持さ
れるように架台の回動変位を規制するようにした構成と
することにより、セグメントギヤを介した架台の回動変
位を機械的に拘束することができるので、位置制御を容
易且つ正確に行うことができ、更に、駆動装置にフエイ
ルロック機構を設けた構成とすることにより、反転操作
時に駆動装置の電源が喪失するような事態が発生して
も、貯蔵キャスクの姿勢をそのままの状態に保持するこ
とができ、電源が回復した後は直ちに作業を続行するこ
とができる、等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貯蔵キャスク反転装置の実施の一形態
を示すもので、(イ)は貯蔵キャスクを縦起しした状態
の概要図、(ロ)は貯蔵キャスクを横倒しした状態の概
要図である。
【図2】図1(イ)のA−A方向矢視図である。
【図3】図1(イ)のB−B方向矢視図である。
【図4】使用済燃料を貯蔵する際のハンドリングフロー
の一例を示す概略図である。
【図5】従来の反転装置の詳細図である。
【符号の説明】
4 キャニスタ 6 使用済燃料 17 コンクリートキャスク(貯蔵キャスク) 36 架台 37 セグメントギヤ 39 床面(ベースフレーム) 42 ターニングローラ 44 ピニオン 46 電動モータ(駆動装置) 47 ストッパー 52 フエイルロック機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済燃料が封入されているキャニスタ
    を収容して貯蔵するための貯蔵キャスクを搭載して固定
    できるようにした架台の外側に、外側面をラックとした
    セグメントギヤを一体に取り付け、床面上に設けた前後
    のターニングローラ上に、上記セグメントギヤを前後方
    向に回動変位できるように載置し、且つ上記セグメント
    ギヤに、駆動装置にて回転駆動されるようにしたピニオ
    ンを噛合させた構成を有することを特徴とする貯蔵キャ
    スク反転装置。
  2. 【請求項2】 セグメントギヤの回動方向の両端部外側
    に、前後のターニングローラに当接し得るようにストッ
    パーをそれぞれ突設し、該各ストッパーが各々前後のタ
    ーニングローラに当接する位置で、架台が立向き姿勢と
    横向き姿勢に保持されるように架台の回動変位を規制す
    るようにした請求項1記載の貯蔵キャスク反転装置。
  3. 【請求項3】 駆動装置にフエイルロック機構を設けた
    請求項1又は2記載の貯蔵キャスク反転装置。
JP2001249203A 2001-08-20 2001-08-20 貯蔵キャスク反転装置 Pending JP2003057388A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001249203A JP2003057388A (ja) 2001-08-20 2001-08-20 貯蔵キャスク反転装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001249203A JP2003057388A (ja) 2001-08-20 2001-08-20 貯蔵キャスク反転装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003057388A true JP2003057388A (ja) 2003-02-26

Family

ID=19078245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001249203A Pending JP2003057388A (ja) 2001-08-20 2001-08-20 貯蔵キャスク反転装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003057388A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005010070A (ja) * 2003-06-20 2005-01-13 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 原子炉使用済燃料の水平装荷用詰替設備
JP2009204515A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd キャスク搬入装置及びキャスク搬入方法
KR101022648B1 (ko) 2008-08-07 2011-03-22 한국전력공사 고 중량물을 회전시키기 위한 방법 및 장치
CN109654566A (zh) * 2019-01-15 2019-04-19 华帝股份有限公司 一种吸油烟机及其控制方法
JP2020115084A (ja) * 2019-01-17 2020-07-30 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 放射性物質保管容器の運搬方法
JP2020159802A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 転倒防止装置
CN113628773A (zh) * 2021-04-20 2021-11-09 中国核工业华兴建设有限公司 一种核电站乏燃料干式贮存设备支架组装用可调节装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005010070A (ja) * 2003-06-20 2005-01-13 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 原子炉使用済燃料の水平装荷用詰替設備
JP2009204515A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd キャスク搬入装置及びキャスク搬入方法
KR101022648B1 (ko) 2008-08-07 2011-03-22 한국전력공사 고 중량물을 회전시키기 위한 방법 및 장치
CN109654566A (zh) * 2019-01-15 2019-04-19 华帝股份有限公司 一种吸油烟机及其控制方法
CN109654566B (zh) * 2019-01-15 2024-06-04 华帝股份有限公司 一种吸油烟机及其控制方法
JP2020115084A (ja) * 2019-01-17 2020-07-30 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 放射性物質保管容器の運搬方法
JP7061082B2 (ja) 2019-01-17 2022-04-27 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 放射性物質保管容器の運搬方法
JP2020159802A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 転倒防止装置
JP7125909B2 (ja) 2019-03-26 2022-08-25 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 転倒防止装置
CN113628773A (zh) * 2021-04-20 2021-11-09 中国核工业华兴建设有限公司 一种核电站乏燃料干式贮存设备支架组装用可调节装置
CN113628773B (zh) * 2021-04-20 2023-11-10 中国核工业华兴建设有限公司 一种核电站乏燃料干式贮存设备支架组装用可调节装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1342676A1 (en) Below ground cask transfer facility
JPH086305B2 (ja) 半水没型掘削船
JP2003057388A (ja) 貯蔵キャスク反転装置
CN109184593B (zh) 多种用途猫道
CN211285297U (zh) 一种桥梁工程用安全型折叠施工支架
JP2007131332A (ja) タンクコンテナ
US3718266A (en) Oil well derrick substructure with carriages for blowout preventers
CN211198524U (zh) 板件半自动安装设备
CN214030985U (zh) 集装箱振动翻转平台
KR102550524B1 (ko) 압력용기의 내압시험장비
CN212415197U (zh) 一种升降式酒柜
CN211618227U (zh) 一种侧推式装箱机构
JP6155528B2 (ja) 津波対策装置
CN209777716U (zh) 一种角码自动收纳装置
CN220362151U (zh) 一种新型移动焊接架
CN214934142U (zh) 过滤装置以及涂覆溶液过滤系统
CN214652232U (zh) 集装箱振动翻转平台
CN214030494U (zh) 一种具有挡边结构的物流传输带
CN217260782U (zh) 一种料缸分装防倒装置
CN213356241U (zh) 一种卸料设备
CN213600017U (zh) 实测实量机器人平台
CN221274459U (en) Handling device and transportation equipment
CN215755343U (zh) 一种避免货物损伤的国际货运用卸货装置
CN217676652U (zh) 一种电商用物流仓储机器人
CN214610477U (zh) 集装箱振动翻转平台