JP2003057075A - 小型のセンサ装置 - Google Patents

小型のセンサ装置

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JP2003057075A
JP2003057075A JP2002143388A JP2002143388A JP2003057075A JP 2003057075 A JP2003057075 A JP 2003057075A JP 2002143388 A JP2002143388 A JP 2002143388A JP 2002143388 A JP2002143388 A JP 2002143388A JP 2003057075 A JP2003057075 A JP 2003057075A
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JP2002143388A
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Takashi Kamei
隆 亀井
Seiji Imai
清司 今井
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサ装置の使用者の選択により、グラフ表
示もデジタル表示も行なうことができる視認性の良い表
示器を提供する。 【解決手段】 光電センサ11はレベル表示部(2
8)を有する。レベル表示部(28)は、複数個の7セ
グメント表示器(33)を並べて構成されている。7セ
グメント表示器(33)の一部のセグメントは赤色LE
Dセグメント(33b)で構成され、一部のセグメント
は赤色/緑色2色LEDセグメント(33a)で構成す
る。デジタル表示の場合には、すべてのセグメントを赤
色で発光させて数字を表示する。グラフ表示の場合に
は、赤色/緑色2色LEDセグメントを緑色に発光させ
てバーグラフで表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はセンサ装置に関
し、特にデジタル表示とグラフ表示の可能な小型のセン
サ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光電センサや近接センサ等のセンサ装置
は、外部の物理的状態を検出し、その物理的状態を表わ
す特徴量と設定されたしきい値とを比較する。この比較
結果に応じて、センサ装置はオン信号またはオフ信号を
出力する。したがって、センサ装置は出力状態(オンま
たはオフ)を表示するための出力表示灯を備え、出力状
態に応じて出力表示灯を点灯または消灯させるのが一般
的である。
【0003】出力状態のオン、オフを表示するだけでな
く、特徴量のレベルを認識できるようにしたセンサ装置
では、複数の表示セグメントからなるバーグラフ表示器
を備え、バーグラフ表示器で特徴量のレベルを表示して
いる。たとえば、図1に示すセンサ装置の表示部1で
は、複数の表示セグメント2を用いて特徴量をバーグラ
フ表示し、かつ出力表示灯3により出力状態を表示して
いる。また、図2に示すセンサ装置の表示部4では、数
字表示器5により特徴量レベルをデジタル表示し、かつ
出力状態を出力表示灯6により表示している。
【0004】しかしながら、バーグラフ表示方式のもの
は、直感的に表示内容を認識できてわかりやすいが、表
示段数に限りがあるため、表示分解能が低く、また表示
範囲も狭いという問題がある。逆に、デジタル表示方式
のものは、表示分解能が高く、また表示範囲も広いが、
直感的に数値内容の認識がしづらいという難点がある。
【0005】このようにバーグラフ表示方式のセンサ装
置とデジタル表示方式のセンサ装置とでは、互いに相反
する長所と欠点があり、使用されるアプリケーションに
よって求められる効果が異なるため、最適効果を得よう
とすれば2種類のセンサ装置を用いて使い分けなければ
ならなかった。
【0006】1つの表示部でデジタル表示とバーグラフ
表示との両表示を行うように構成した表示装置がたとえ
ば特開昭59−160168号公報に開示されている。
同公報によれば、1つの表示部でデジタル表示とアナロ
グ表示との両表示を行なわせるように表示装置が構成さ
れている。しかしながら、同公報に開示された表示装置
は大型の表示装置であって、これを小型のセンサ装置に
どのように適用するのかについては知られていなかっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の技術
的問題点を解消するためになされたものであり、その目
的は、センサ装置の使用者の選択により、グラフ表示も
デジタル表示も行なうことができる視認性の良い表示器
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るセンサ装
置は、第1の面と、第1の面に設けられた表示部および
表示部の表示を選択するためのセレクタとを含む。表示
部は、複数の数字とグラフとを選択的に表示可能であっ
て、数字を表示するときには複数の数字が第1の方向に
配列され、グラフを表示するときにはグラフの軸の方向
が前記第1の方向とされる。セレクタは、第1の面上
の、表示部と重ならない位置に設けられる。前記表示部
を通って前記第1の方向と直交する前記第1の面内の任
意の線上には、実質的に前記表示部のみが設けられる。
【0009】第1の面は代表的には略長方形である。そ
の場合、長方形の長辺の方向を前記第1の方向にすると
よい。そのときには、表示部が数字を表示するときは複
数の数字が第1の面の長辺の方向に配列される。第1の
方向と直交する方向すなわち第1の面の短辺の方向が数
字の高さ方向である。表示部からみた短辺方向には実質
的に表示部自身が配置されているだけであるから、最大
短辺の長さのほぼ全部を使って大きな表示を行うことが
できる。表示される数字の高さは、短辺の長さの1/2
以上が好ましい。
【0010】このように本発明によれば、センサ装置を
小型、薄型(表示部の設けられた面の短辺の寸法が小さ
いこと)の形状とするときに、大きな表示を行うことが
できるため、使用者の選択により、グラフ表示もデジタ
ル表示も行うことができ、かつ、視認性の良い小型のセ
ンサ装置を提供することができる。
【0011】複数密着させて使用できることを想定して
設計された略板状の薄型センサ装置においては、板状の
端面に相当する面の1つを表示面とせざるを得ず、その
ような場合にはこの発明のような表示部を備えることに
より数字表示とグラフ表示とを選択するものとしては考
え得る限り最も大きな表示を得ることができる。
【0012】ここで、表示部は複数の表示セグメントを
用いて構成することができる。表示部は通常の7セグメ
ント表示部だけでなくドットマトリックス表示部も含
む。各表示セグメントは複数の表示状態をとることがで
きるものである。複数の表示状態には、LEDの点灯/
消灯、LEDの異なる発光色、液晶の遮光/透光等によ
ってもたらされる表示状態を含む。
【0013】さらに好ましくは、センサ装置は相互に交
わる複数の面で構成され、これらの面の1つに表示部が
設けられ、表示部の設けられた面は第1の方向(表示さ
れる数字の配列方向およびグラフの軸の方向)と直交す
る第2の方向に第1の寸法を有し、第1の寸法はセンサ
装置を構成する複数の面の寸法の中で最小の寸法であ
る。ここでいう面の寸法は、面の全体形状を表す寸法、
たとえば長方形の辺の長さであって、面の細部構造の寸
法は含まない。
【0014】センサ装置の表示部の設けられた面のたと
えば短辺方向の寸法はセンサ装置を構成する面の寸法中
最小である。最小寸法を有する面上に表示部を設けたた
め、複数のセンサ装置を用いる場合に、表示部をそろえ
てセンサ装置を重ねても全体としてコンパクトにでき
る。
【0015】さらに好ましくは、表示部に表示される複
数の数字の表示とグラフ表示とでは表示色が異なる。
【0016】数字のデジタル表示とグラフ表示とで表示
色を変えることができるため、デジタル表示部とグラフ
表示部とを共用したにもかかわらずそれぞれの表示を明
瞭にできる。
【0017】「表示色」は積極的に表示として用いてい
る色のことである。LEDの場合は発光色が表示色であ
り、消灯状態のときは表示色がないものとする。液晶表
示の場合は表示されている数字やグラフの周囲の地色と
異なる色が表示色である。地色が黒でなく、数字やグラ
フが黒で表示されている場合の黒は表示色である。
【0018】数字を表示するときとグラフを表示すると
きとで表示色が異なるようにするために、表示色を変更
することができる表示セグメントを設けてもよいし、異
なる表示色の表示セグメントを混在させてもよい。
【0019】さらに好ましくは、表示部は数字の表示に
用いられる表示セグメントとグラフを表示するセグメン
トとを含み、グラフの表示に用いられる表示セグメント
は数字の表示に用いられる表示セグメントから選ばれ、
かつ表示色を変更することができ、表示セグメントの表
示色を選択することにより数字を表示するときとグラフ
を表示するときとで表示色が異なる。
【0020】数字の表示セグメントとグラフの表示セグ
メントとが共用されるため、センサ装置のコストを下げ
ることができるとともに、表示色によって現在表示され
ている内容を明確に知ることができる。
【0021】さらに好ましくは、検出対象の物理的状態
を表わす特徴量を取得する特徴量取得手段と、特徴量を
判別するためのしきい値を設定する設定しきい値手段
と、表示モード選択手段とをさらに備え、表示モードと
して、特徴量を数字によって表示するモードおよび/ま
たはしきい値を数字によって表示するモードならびに特
徴量をグラフによって表示するモードを有する。表示モ
ード選択手段は表示部の設けられた面に設けられたセレ
クタであってもよいし、それ以外の面に設けられたスイ
ッチであってもよいし、センサ装置の外部からの信号入
力により表示モードを選択するものであってもよい。
【0022】さらに好ましくは、表示部は、表示色を変
更することができる複数の表示セグメントを含み、特徴
量をグラフによって表示するときに、表示セグメントの
一部をグラフの表示色とは異なる表示色で表示させるこ
とにより、その表示セグメントの位置をもってグラフに
おけるしきい値の位置を表わす。
【0023】さらに好ましくは、特徴量またはしきい値
の値の数字によって表示される範囲と特徴量の値のグラ
フによって表示される範囲とが異なっている。
【0024】数字による表示とグラフによる表示とにお
いて、特徴量の表示範囲を変えることができるので、各
表示の特徴を生かした表示ができる。
【0025】この発明の他の局面においては、表示器は
複数の数字を表示するための複数の表示セグメントを含
み、数字を表示するための表示セグメントから選ばれた
表示セグメントを用いてグラフの表示を行う。グラフの
表示に用いられる表示セグメントは表示色を変更するこ
とができるものであり、表示セグメントの表示色が選択
されることにより数字を表示するときとグラフを表示す
るときとで表示色を異ならせることができる。
【0026】所望の表示態様が選択できるとともに、い
ずれの表示が行われているのかを明確に知ることができ
るため、この発明の表示器は、センサ装置に限らず、小
さな表示スペースで視認性よく数字とグラフの切替表示
を行なう用途に広く適用できる。
【0027】この発明のさらに他の局面においては、表
示器は、1桁の数字につき4つの縦線表示セグメントと
3つの横線表示セグメントとからなる7つの表示セグメ
ントを用いて、複数桁の数字を表示することができ、数
字を表示するための表示セグメントから選ばれた表示セ
グメントを用いてグラフの表示を行なう表示器であっ
て、数字を表示するときは、与えられた特徴量またはし
きい値を数字によって表示し、グラフを表示するとき
は、与えられた特徴量を、数字の表示に用いられる縦線
表示セグメントを用いて表示器の数字1桁につき2の表
示分解能のグラフによって表示することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0029】(1) 第1実施例 この発明の一実施例を図面を参照して説明する。図3を
参照して、この発明の一実施例が適用された反射型光電
センサ11は、投光部12、受光部13、制御部14、
入力部15、表示部16および出力部17により構成さ
れている。
【0030】投光部12は、発光ダイオード(LED)
や半導体レーザ(LD)等の発光素子、その素子駆動回
路、投光レンズ系等を含み、制御部14からの信号によ
ってパルス状の光を周期的に(または連続的)物体検知
領域へ向けて投射する。
【0031】受光部13は、受光レンズ系18、フォト
トランジスタやフォトダイオード等の受光素子19、ア
ンプ部20、A/D変換回路(アナログ/デジタル変換
回路)21からなる。検知領域に物体が存在すれば、投
光部12から投射された光が物体で反射し、受光レンズ
系18を通って受光素子19で受光される。受光素子1
9は受光量に応じた受光信号(アナログ信号)を出力
し、アンプ部20は受光素子19から出力される受光信
号を増幅し、A/D変換回路21は受光信号をデジタル
信号に変換する。
【0032】制御部14は、メモリ22を含むマイクロ
コンピュータによって実現される。マイクロコンピュー
タによって実現される機能は4つのブロックで表現さ
れ、それは特徴量取得部23、判定部24、判定結果出
力部25およびしきい値変更処理部26である。
【0033】メモリ22には、センサによるオン、オフ
判定のためのしきい値レベルVth、しきい値レベルV
thを調整するための分解能、その他のデータが記憶さ
れる。
【0034】特徴量取得部23は、センサによって検出
される外部状態の特定の物理量(特徴量)を獲得してそ
の特徴量を後述のレベル表示部28に表示させるもので
あり、この特徴量はセンサの種類に応じて異なる。反射
型光電センサ11の場合には、特徴量は物体からの反射
光の受光レベルVsであって、受光部13の受光信号に
基づいて生成される。
【0035】判定部24は、特徴量取得部23から得ら
れる受光レベルVsとメモリ22に記憶されているしき
い値レベルVthとを比較して取得した特徴量を判定す
る。判定部24は、受光レベルVsとしきい値レベルV
thとの大小に応じて、判定結果出力部25から表示部
16および出力部17へオン信号またはオフ信号を出力
する。
【0036】表示部16は、オン/オフ出力を表示する
ための出力表示灯27と、受光レベルVsおよびしきい
値レベルVthを表示するためのレベル表示部28とを
備えている。図4に示すように、出力表示灯27は、1
個のLEDまたはランプによって構成されており、判定
結果出力部25のオン、オフ信号に応じて点灯または消
灯する。また、制御部14は特徴量取得部23から得ら
れる受光レベルVsとメモリ22に記憶されているしき
い値レベルVthとを選択的にレベル表示部28に与
え、表示モードに応じて受光レベルVsまたはしきい値
レベルVthを表示させる。
【0037】レベル表示部28は、図4に示すように、
4つの7セグメント表示器33を一列に配列して構成さ
れている。1つの7セグメント表示器33は、図5に示
すように、5つの赤色LEDセグメント33bと2つの
赤色/緑色2色LEDセグメント33aを「8」の字形
に配列して構成されている。赤色LEDセグメント33
b(図5で太い斜線を施したセグメント)は赤色点灯と
消灯の2つの状態に切替わるのに対し、赤色/緑色2色
LEDセグメント33a(図5で細い斜線を施したセグ
メント)は赤色点灯、緑色点灯および消灯の3つの状態
に切替わる。したがって、赤色LEDセグメント33b
および赤色/緑色2色LEDセグメント33aを選択的
に赤色で点灯させることにより、通常の7セグメント表
示器と同様にして0〜9までの数字を表示することがで
きる。また、赤色/緑色2色LEDセグメント33aを
選択的に緑色発光させことにより、セグメントの並んで
いる方向に緑色のバーグラフ表示を行なうことができ
る。このとき同時に赤色/緑色2色LEDセグメント3
3aの長手方向の延長線上に配置されている(図5でL
EDセグメント33aの右側に隣接している)赤色LE
Dセグメント33bのうちの1個または隣接した2個を
点灯させることによりしきい値レベルVthを表示する
ことができる。LDEセグメント33bの隣接した2個
を点灯した場合は、点灯した2個の中間の位置にしきい
値があることを意味する。
【0038】出力部17は、判定結果出力部25から得
られるオン/オフ信号を、制御その他の目的のために外
部装置に与えるのに適した信号に変換する。
【0039】入力部15は、しきい値レベルVthを入
力するためのしきい値設定スイッチ29、表示部16の
表示モードを選択するための表示モード選択スイッチ3
1、出力モード選択スイッチ30からなり、各スイッチ
による設定内容は入力処理部32を通じてしきい値処理
部26に送られる。すなわち、表示モード選択スイッチ
31は、受光レベルVsおよびしきい値レベルVthを
バーグラフ表示するモード、しきい値レベルVthを数
字でデジタル表示するモード、受光レベルVsを数字で
デジタル表示するモードのいずれかを選択する。表示モ
ード選択スイッチ31がしきい値レベルVthのデジタ
ル表示モードに設定されている場合には、しきい値設定
スイッチ29が入力可能となり、しきい値設定スイッチ
29を操作してしきい値レベルVthを入力すると、し
きい値変更処理部26がメモリ22内のしきい値レベル
Vthを上書きしてしきい値レベルVthを変更する。
このとき、レベル表示部28には、設定中のしきい値レ
ベルVthがデジタル表示される。
【0040】なお、出力モード選択スイッチ30は、受
光レベルVsが高い(反射光が受光装置に入射してい
る)ときにセンサ出力をオンするモード(出力表示灯2
7が点灯する)と、受光レベルVsが低い(反射光が入
射しない)ときにセンサ出力をオンとするモード(出力
表示灯27が点灯する)のうち一方を選択するためのも
のである。
【0041】図4には、この入力部15の構成の一例が
表わされている。しきい値設定スイッチ29は、タッチ
スイッチ型のアップ(UP)スイッチ29aとダウン
(DOWN)スイッチ29bからなり、アップスイッチ
29aを押すとしきい値レベルVthが増加し、ダウン
スイッチ29bを押すとしきい値レベルVthが減少す
る。表示モード選択スイッチ31はスライドスイッチで
構成されており、BAR位置にセットすると、レベル表
示部28には受光レベルVsとしきい値レベルVthが
バーグラフ表示され、D−LV位置にセットすると、レ
ベル表示部28には受光レベルVs(特徴量)が数字で
デジタル表示される。また、表示モード切替スイッチ3
1をD−TH値にセットすると、レベル表示部28には
しきい値レベルVthがデジタル表示され、同時にしき
い値設定スイッチ29によってしきい値レベルVthの
入力が可能になる。
【0042】また、出力モード選択スイッチ30もスラ
イドスイッチによって構成されており、L.ON(ライ
ト・オン)位置にセットすると受光レベルVsがしきい
値レベルVthよりも高いときにオン出力されるモード
となり、D.ON(ダーク・オン)位置にセットすると
受光レベルVsがしきい値レベルVthよりも低いとき
にオン出力されるモードとなる。
【0043】なお、しきい値レベルVthを設定するた
めの信号や表示部16の表示モードを選択するための信
号は外部信号として入力処理部32に入力できるように
なっていてもよい。
【0044】次にこの光電センサ11の使用状態を図6
(A),図6(B),図6(C)により具体的に説明す
る。図6(A)〜図6(C)はいずれも出力モード選択
スイッチ30をD.ON位置にセットした状態を示して
いる。図6(A)は表示モード選択スイッチ31をBA
R位置にセットした状態を表わしており、受光レベルV
sは赤色/緑色2色LEDセグメント33a(図の右側
から順に点灯するようになっている)を緑色に発光させ
る(図6(A)では、緑色に点灯しているセグメントに
は細い斜線を施している)ことによってバーグラフ表示
され、赤色/緑色2色LEDセグメント33aの点灯本
数は受光レベルVsによって刻々と変化している。一
方、設定されているしきい値レベルVthは、赤色LE
Dセグメント33bを点灯させることにより(点灯して
いる赤色セグメントには太い斜線を施している)表示さ
せてあり、このしきい値レベルVthのスケールは受光
レベルVsのスケールと一致している。よって、バーグ
ラフによる表示モードに設定することにより、受光レベ
ルVsとしきい値レベルVthとの関係を直感的に認識
できるように表示できる。
【0045】図6(C)は表示モード切替スイッチ31
をD−LV位置にセットした状態を表わしており、レベ
ル表示部28には計測中の受光レベルVsの値が数字で
デジタル表示されている。この場合には、赤色/緑色2
色LEDセグメント33aも赤色に発光させられる(赤
色に点灯しているセグメントには太い斜線を施してい
る)。このモードによれば、受光レベルVsをデジタル
表示することができるので、広い範囲にわたって、しか
も高い分解能で受光レベルVsを表示することができ
る。
【0046】図6(B)は表示モード切替スイッチ31
をD−TH位置にセットした状態を表わしている。この
モードでは、しきい値設定スイッチ29のアップスイッ
チ29aおよびダウンスイッチ29bを操作してしきい
値レベルVthを設定もしくは変更することができる。
一方、レベル表示部28には、設定されたしきい値レベ
ルVthの値が数字でデジタル表示される。したがっ
て、表示を見ながら詳細にしきい値レベルVthをセッ
トすることができる。
【0047】こうしてしきい値レベルVthを設定し終
えた後、表示モード選択スイッチ31をD−LV位置ま
たはBAR位置に戻すと、その位置に応じて受光レベル
Vsが数字またはバーグラフで表示される。このとき、
デジタル表示によるしきい値レベルVthの表示範囲に
比べてバーグラフ表示によるしきい値レベルVthの表
示範囲は狭く設定されており、バーグラフ表示のモード
(BAR)にセットした場合には、設定されたしきい値
レベルVthがバーグラフによる表示範囲のほぼ中央に
表示される。受光レベルVsの表示範囲は、しきい値レ
ベルVthを中心とする所定範囲(たとえば、しきい値
レベルVthを中心として上下にしきい値レベルの数1
0%の範囲、あるいは予めメモリに格納されている表示
分解能で表示できる範囲)とする。
【0048】また、図6(A)、図6(C)のいずれの
場合も、受光レベルVsがしきい値レベルVthよりも
低いときに出力表示灯27が点灯する。
【0049】このように、本実施例の光電センサ11に
よれば、光電センサ11を構成する一つの矩形面上に1
組の7セグメント表示器33からなる1つのレベル表示
部28が設けられ、それを用いて受光レベルVs(特徴
量)をデジタル表示とバーグラフ表示とに切替えること
ができる。しかもバーグラフ表示する場合には、しきい
値レベルVthも同時に表示することができるようにな
っている。よって、センサ装置表面の限られたスペース
において大きな数字やバーグラフを表示できるから表示
の視認性がよい。また、使用者の要求に応じた表示モー
ドを選択することができ、コストも安価にできる。さら
に、受光レベルVsをバーグラフ表示する部分としきい
値レベルVthを表示する部分とを異なる発光色として
あり、また受光レベルVsをバーグラフ表示するときの
発光色とデジタル表示するときの発光色も異なっている
ので、表示を明瞭にすることができる。
【0050】また、この実施例においては、図6(A)
のような受光レベルVsのバーグラフ表示と図6(C)
のような受光レベルVsのデジタル表示とが自動的に切
替わるようにしてもよい。すなわち、図6(A)に示す
ように受光レベルVsをバーグラフで表示していて、受
光レベルVsの変化がバーグラフの範囲を超えるほど大
きく変化するようになった場合には、自動的にデジタル
表示に変化するようにし、逆に広い範囲の受光レベルV
sを表示できるようデジタル表示しても、受光レベルV
sの変化の範囲がバーグラフ内に収まる場合には、バー
グラフ表示に変化するようにできる。また、図6(A)
に示すように受光レベルVsをバーグラフで表示してい
て、受光レベルVsの変化が微小でバーグラフが変化し
なくなった場合には、自動的にデジタル表示に変化する
ようにし、逆に、微小な受光レベルVsの変化をデジタ
ル表示するように設定していても、受光レベルVsの変
化がバーグラフの変化として現われるほど大きくなった
場合には、バーグラフ表示に変化するようにしてもよ
い。
【0051】(2) 第2実施例 図7(A),図7(B)を参照してこの発明の第2実施
例について説明する。第2実施例では、第1実施例の場
合の表示モード選択スイッチ31に代えて動作モード選
択スイッチ42を設けている。その他の構成、特に表示
部16は第1実施例と同じである。動作モード選択スイ
ッチ42は、ティーチ・モード(TEACH位置)、マ
ニュアル・モード(MANUAL位置)、ロック・モー
ド(LOCK位置)に切替えられるようになっている。
ここで、ティーチ・モードは初期しきい値レベルVth
を設定するモード、マニュアル・モードは既に設定され
ているしきい値レベルVthを調整するためのモードで
あり、ロック・モードは通常のセンシング動作を行なう
モードである。
【0052】このセンサ装置にあっては、投受光部1
2、13の前方に基準となる対象物を置き、動作モード
選択スイッチをTEACH位置にセットすると、自動的
にしきい値レベルVthが取込まれ、しきい値レベルV
thがメモリ22に格納される。
【0053】次いで、図7(B)に示すように、動作モ
ード選択スイッチをMANUAL位置にスライドさせる
と、しきい値レベルVthがレベル表示部28にデジタ
ル表示される。この状態では、しきい値設定スイッチ2
9を操作することにより、レベル表示部28の値を確認
しながら自動設定されたしきい値レベルVthを広い範
囲でしかも微調整することができる。
【0054】こうしてしきい値レベルVthを設定し終
えると、動作モード選択スイッチをLOCK位置にす
る。動作モード選択スイッチLOCK位置にすると、し
きい値レベルVthはバーグラフ表示のほぼ中央部に設
定される。そして、そのしきい値レベルVthを中心と
してメモリに格納されている表示分解能での表示となる
ように受光レベルVsが表示される。このロック・モー
ドでは、レベル表示部28はバーグラフ表示となり、計
測されている受光レベルVsと設定されているしきい値
レベルVthがバーグラフ表示される。
【0055】この実施例では、しきい値レベルVthを
設定する段階では、しきい値レベルVthを詳細に設定
できるようにデジタル表示となるが、設定後には直感的
に認識可能なバーグラフ表示に設定され、簡易に使用す
ることができる。
【0056】(3) その他の実施例 7セグメント表示器33を用いてバーグラフ表示する形
態は種々のものが考えられる。図6(A)〜図6(C)
の7セグメント表示器33では、縦長のセグメントを赤
色/緑色2色LED33aで形成し、縦長のセグメント
を横方向に配列してバーグラフ表示をするようにした
が、図8に示すように、横長のセグメント(細い斜線の
もの)を赤色/緑色2色LED33aで形成し、横方向
に配列された横長のセグメントを用いてバーグラフ表示
するようにしてもよい。この場合、しきい値の表示に
は、横長または縦長の赤色LEDセグメント33b(太
い斜線のもの)を用いればよい。
【0057】さらに、受光レベルの表示分解能を高くす
るためには、図9に示すように、赤色/緑色2色LED
セグメントを複数個に分割してもよい。
【0058】また、上記実施例においては、数字による
デジタル表示とグラフ表示との切替えができる場合、デ
ジタル表示では特徴量をフルレンジ(全範囲)で表示
し、バーグラフ表示ではそれよりも狭い範囲(局所レン
ジ)で特徴量を表示するようにしたが、デジタル表示と
グラフ表示の表示範囲が同じになるようにしてもよい。
【0059】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の光電センサにおける受光レベルの表示
態様を示す図である。
【図2】 従来の別な光電センサにおける受光レベルの
表示態様を示す図である。
【図3】 本発明の一実施例における反射型光電センサ
の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の一実施例に係る光電センサの外観
を示す正面図である。
【図5】 レベル表示部に用いられる7セグメント表示
器を示す図である。
【図6】 この発明の一実施例に係る光電センサの表示
状態の変化を示す図である。
【図7】 この発明の他の実施例に係る光電センサの表
示状態の変化を示す図である。
【図8】 他の7セグメント表示器を示す図である。
【図9】 さらに他の7セグメント表示器を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 光電センサ、12 投光部、13 受光部、14
制御部、15 入力部、16 表示部、17 出力
部、27 出力表示部、28 レベル表示部、33 7
セグメント表示器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F041 FA02 FA05 5C094 AA01 BA23 CA11 CA16 CA24 CA30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の面と、 前記第1の面に設けられ、複数の数字とグラフとを選択
    的に表示可能であって、数字を表示するときには複数の
    数字が第1の方向に配列され、グラフを表示するときに
    はグラフの軸の方向が前記第1の方向とされる表示部
    (28)と、 前記表示を選択するための、前記第1の面上の前記表示
    部(28)と重ならない位置に設けられたセレクタ(3
    0,31)とを含み、 前記表示部を通って前記第1の方向と直交する前記第1
    の面内の任意の線上には、実質的に前記表示部(28)
    のみが設けられる、センサ装置。
  2. 【請求項2】 前記センサ装置は相互に交わる、前記第
    1の面を含む複数の面で構成され、 前記第1の面は前記第1の方向と直交する第2の方向に
    第1の寸法を有し、 前記第1の寸法は前記センサ装置を構成する複数の面の
    寸法の中で最小の寸法である、請求項1に記載のセンサ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記表示部(28)に表示される前記複
    数の数字の表示とグラフ表示とでは表示色が異なる、請
    求項1に記載のセンサ装置。
  4. 【請求項4】 前記表示部(28)は数字の表示に用い
    られる表示セグメント(33)とグラフを表示するセグ
    メント(33)とを含み、 前記グラフの表示に用いられる表示セグメント(33)
    は前記数字の表示に用いられる表示セグメント(33)
    から選ばれ、かつ表示色を変更することができ、 前記表示セグメント(33)の表示色を選択することに
    より数字を表示するときとグラフを表示するときとで表
    示色が異なる、請求項3に記載のセンサ装置。
  5. 【請求項5】 検出対象の物理的状態を表わす特徴量を
    取得する特徴量取得手段(13、23)と、 特徴量を判別するためのしきい値を設定するしきい値設
    定手段(29)と、 表示モード選択手段(31)とをさらに備え、 前記表示モードとして、特徴量を数字によって表示する
    モードおよび/またはしきい値を数字によって表示する
    モードならびに特徴量をグラフによって表示するモード
    を有する、請求項1ないし4のいずれかに記載のセンサ
    装置。
  6. 【請求項6】 前記表示部(28)は、表示色を変更す
    ることができる複数の表示セグメント(33)を含み、 前記特徴量をグラフによって表示するときに、前記表示
    セグメント(33)の一部をグラフの表示色とは異なる
    表示色で表示させることにより、その表示セグメント
    (33)の位置をもってグラフにおけるしきい値の位置
    を表わす、請求項5に記載のセンサ装置。
  7. 【請求項7】 前記特徴量またはしきい値の値の数字に
    よって表示される範囲と前記特徴量の値のグラフによっ
    て表示される範囲とが異なっている、請求項5に記載の
    センサ装置。
  8. 【請求項8】 複数の数字を表示するための複数の表示
    セグメント(33)を含み、数字を表示するための表示
    セグメント(33)から選ばれた表示セグメント(3
    3)を用いてグラフの表示を行う表示器(28)であっ
    て、 前記グラフの表示に用いられる表示セグメント(33)
    は表示色を変更することができるものであり、 前記表示セグメント(33)の表示色が選択されること
    により数字を表示するときとグラフを表示するときとで
    表示色を異ならせることができる、表示器。
  9. 【請求項9】 1桁の数字につき4つの縦線表示セグメ
    ントと3つの横線表示セグメントとからなる7つの表示
    セグメント(33)を用いて、複数桁の数字を表示する
    ことができ、数字を表示するための表示セグメント(3
    3)から選ばれた表示セグメント(33)を用いてグラ
    フの表示を行なう表示器(28)であって、 数字を表示するときは、与えられた特徴量またはしきい
    値を数字によって表示し、 グラフを表示するときは、与えられた特徴量を、数字の
    表示に用いられる縦線表示セグメント(33)を用いて
    表示器の数字1桁につき2の表示分解能のグラフによっ
    て表示することができる、表示器。
  10. 【請求項10】 グラフ表示と共用される数字の表示桁
    数が4桁である請求項9に記載の表示器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014032195A (ja) * 2012-07-31 2014-02-20 Mitsutoyo Corp ユーザ定義された表示を有するハンドヘルド測定機器
JP2016111701A (ja) * 2014-12-02 2016-06-20 日本放送協会 表示装置及び表示方法
JP2019205710A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

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