JP2003056982A - 傘脱水装置 - Google Patents

傘脱水装置

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JP2003056982A
JP2003056982A JP2001245440A JP2001245440A JP2003056982A JP 2003056982 A JP2003056982 A JP 2003056982A JP 2001245440 A JP2001245440 A JP 2001245440A JP 2001245440 A JP2001245440 A JP 2001245440A JP 2003056982 A JP2003056982 A JP 2003056982A
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pipe
water
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Akinobu Fujiwara
原 昭 信 藤
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RE TEC KK
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    • F26B9/003Small self-contained devices, e.g. portable
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B5/00Drying solid materials or objects by processes not involving the application of heat
    • F26B5/12Drying solid materials or objects by processes not involving the application of heat by suction
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B5/00Drying solid materials or objects by processes not involving the application of heat
    • F26B5/16Drying solid materials or objects by processes not involving the application of heat by contact with sorbent bodies, e.g. absorbent mould; by admixture with sorbent materials
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸水素材として方向性のある繊維素材を使用
し、減圧により吸水素材から水分を除去し、タービンポ
ンプも併用することにより脱水能力の向上を図った傘脱
水装置を提供する。 【解決手段】 傘脱水装置は、中心側に濡れた傘を挿入
する挿入空間が形成され内部を減圧可能な二重筒体(3
a)と、二重筒体の内側壁(32)に一端を中心側に突
出し他端を二重筒体内に開口して突出するように取り付
けられた弾性材からなる複数のパイプ材(3c)と、先
端部(42)がパイプ材の一端側に突出し反対部がパイ
プ材内に挿入して装着され、接触する傘の水分を先端部
から反対部の方へ毛細管現象により伝達可能な繊維体
(3d)と、二重筒体内を吸引排気する減圧手段(1
2)と、を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、濡れた傘の水分を
脱水する傘脱水装置に係り、特に、傘の水分を毛細管現
象により繊維体に吸水し、吸引して排出する傘脱水装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】公共施設や大規模建造物などにおいて
は、降雨時に入場者が所持する濡れた傘から滴る水滴で
施設内等の床が濡れるのを防止するために、例えば入口
に傘を入れるためのビニール製の袋を用意して、傘から
の滴による床濡れの防止を図っている。
【0003】しかし、濡れた傘をいちいち袋に入れる作
業には時間がかかり、建物入口等が混雑するという不都
合があるほか、その作業はきわめて面倒であるため用意
した袋を使用しない入場者がいて、ビニール製の袋が有
効に活用されないという問題がある。さらに、使用済み
のビニール製の袋は散乱し易く、廃棄物として処理する
上でも容易でないことから、回収及び処理に手間と費用
がかかるという問題がある。
【0004】上記の問題点を考慮して、ファン装置を用
いて濡れた傘から水滴を吸引し脱水する装置が特開昭5
8−158483号公報において提案されている。ま
た、脱水効率を高めることを目的として、特開平6−4
2864号公報にはヒータで熱した熱風を傘体に吹き付
けるようにした脱水装置が提案されている。
【0005】上記の公報記載の脱水装置は、ロート状に
形成された傘受器に傘を置き、ファン装置で水滴を吸引
することにより傘に付着した水滴を排除するように構成
したものであり、ビニール製の袋を用意する必要がな
く、従ってビニール製の袋の回収及び廃棄に要する手間
等を省くことができるという利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の脱水装
置においては、ロート状の傘受け器につぼめた傘を置い
た状態で傘に付着した水滴の吸引を行うものであるた
め、つぼめた傘の布地に形成されたひだの重なる面に付
着している水滴についてはファン装置によっては充分に
は吸引されないという問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記の課題を解
決するものであり、傘に付着している水分を確実に簡易
に脱水可能な傘脱水装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の傘脱水装置は、中心側に濡れた傘を挿入す
る挿入空間が形成され内部を減圧可能な二重筒体と、前
記二重筒体の内側壁に一端を前記中心側に突出し他端を
前記二重筒体内に開口して突出するように取り付けられ
た弾性材からなる複数のパイプ材と、先端部が前記パイ
プ材の前記一端側に突出し反対部が前記パイプ材内に挿
入して装着され、接触する傘の水分を前記先端部から前
記反対部の方へ毛細管現象により伝達可能な繊維体と、
前記二重筒体内を吸引排気する減圧手段と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0009】本発明において、挿入空間へ濡れた傘を挿
入すると、繊維体が傘の布地に接触して挿入される傘の
挿入方向にパイプ材が変形するとともにパイプ材の弾性
によって繊維体が布地に押し付けられ、繊維体の先端部
で接触した傘の布地の水分は、繊維体による毛細管現象
により、繊維体の先端部からその反対部へ伝達移動さ
れ、伝達された水分は二重筒体内を吸引排気する減圧手
段によって二重筒体外へ排出される。繊維体の毛細管現
象とパイプ材の弾性作用と減圧手段による吸引排気作用
によって、傘の水分を効率的に脱水することができる。
【0010】また、前記繊維体は、前記パイプ材の前記
一端側から前記他端側に向かって毛細管現象が作用する
ように方向性を有することを特徴とする。これにより、
繊維体の繊維糸をパイプ材の一端側から他端側に向かっ
て長手状に配設することにより繊維体の毛細管現象に方
向性を持たせることができる。
【0011】また、前記パイプ材は、前記パイプ材の前
記一端側から前記他端側向かって下降するように傾斜し
ていることを特徴とする。これにより、繊維体で伝達さ
れた水分はパイプ材内の壁面に沿って下降し排気側へ効
率的に伝達される。
【0012】また、前記パイプ材の前記内側壁に突出す
る長さは、前記挿入空間の入口側に位置する前記パイプ
材に比べてより奥側に位置するパイプ材の方がより長い
ことを特徴とする。これによって、パイプ材の内側壁に
突出する長さの分布を傘の円錐状の外形に合わせるよう
にでき、傘の布地面とパイプ材及び繊維体の先端部との
接触を効率的に行うことができる。
【0013】また、前記パイプ材の前記一端側に突出す
る前記繊維体の前記先端部は、ブラシ状に形成されてい
ることを特徴とする。これによって、布地面に対して繊
維体を密接して接触させることが可能になる。
【0014】また、前記パイプ材内に挿入された前記繊
維体の反対部は、長手の繊維糸を二つに折った折り部を
形成していることを特徴とする。これによって、繊維体
をパイプ材内に簡易に挿入させることができる。
【0015】また、 前記繊維体の内部に芯材が設けら
れていることを特徴とする。これによって、繊維体を適
度な強さ接触させることができる。
【0016】また、前記二重筒体内から吸引排気される
水分及び気体を分離する気水分離器が前記減圧手段に接
続されていることを特徴とする。これにより、減圧手段
による吸引作用を効率的に行うことができ、濡れた傘の
水分を効率的に除去することができる。
【0017】また、前記挿入空間を下方に延長するよう
に前記二重筒体の前記内側壁に延設された挿入ガイド
と、前記減圧手段と前記挿入ガイドとを連結する連結管
と、を備え、前記減圧手段による排気及び排熱が前記連
結管を介して前記挿入ガイド内に排出されることを特徴
とする。これにより、減圧手段による排気及び排熱を有
効活用し傘を乾燥させることができる。
【0018】また、前記連結管に、前記減圧手段による
排気を加熱するヒータが取り付けられていることを特徴
とする。これによって、減圧手段による排気を加熱する
ことにより傘をさらに効率的に乾燥させることができ
る。
【0019】また、前記挿入空間を下方に延長するよう
に前記二重筒体の前記内側壁に延設された挿入ガイド
と、前記挿入ガイドの下部に傘の挿入の有無を検知する
検出スイッチと、を備え、前記減圧手段は、前記検出ス
イッチの連動して駆動されることを特徴とする。これに
より、傘の出し入れ動作に連動して減圧手段を駆動する
ことができる。
【0020】また、前記検出スイッチに応答し、所定時
間に渡って前記減圧手段を連続的に駆動するように作用
するタイマーを備えることを特徴とする。これにより、
タイマーで減圧手段の駆動時間を設定することにより、
傘を手に持ったまま、挿入空間内を上下に複数回、例え
ば3回程度、出し入れする時間範囲に渡っては、減圧手
段がON/OFすることなく連続的に駆動することが可
能になる。
【0021】また、前記挿入空間に挿入される傘の隣接
する布地ひだの間に入り込むように変形する複数の割れ
部を有し、前記二重筒体の上端に前記挿入空間を被冠す
るように取り付けられた弾性シートを備えることを特徴
とする。これによって、挿入空間に傘が挿入されると、
弾性シートの各々の割れ部が傘の隣接する布地ひだの間
に入り込み、布地に付着した水分を払拭することができ
る。この結果、繊維体は弾性シートによって払拭された
後に残存する水分を除去することに専用化でき、傘に付
着する水分の除去の完全化を図ることができる。
【0022】また、前記弾性シートは、挿入される傘の
布地ひだの個数と等しい個数の前記割れ部を有すること
を特徴とする。これによって、割れ部の個数を布地ひだ
の個数に一致させたので、各々の割れ部は挿入空間に挿
入される傘の隣接する布地ひだの間に確実に入り込み、
布地ひだが開かれ、この開かれた布地ひだの間に繊維体
が容易に入むことができ、布地面の水分の吸収を確実に
行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。
【0024】図1は本発明にかかる雨傘の脱水装置の斜
視図(一部が透視図)を示すもので、本体ケース1は外
観縦長で平面の断面が略矩形状をなす箱形に形成され、
上面は上部カバー2により外部と遮断されている。上部
カバー2の一側は上部カバー2面よりも所定高さ分が突
出した円環状の筒体等からなる脱水ユニット3が形成さ
れていて,脱水ユニット3の外側にはステンレス製のカ
バー4が脱水ユニット3の保護用として被冠されてい
る。カバー4の中心には雨傘の挿入口5となる円形の孔
が設けられている。本体ケース1の下部内の底部には適
宜高さを有する平面視矩形状に形成された排水タンク6
が設けられている。排水タンク6の一側壁6aには取手
6bが取り付けられており、この取手6bを引き出すこ
とにより排水タンク6は本体ケース1から外へ引き出す
ことができる。本体ケース1の下端には4隅に脚7が固
着されており、本体ケース1はこの脚7により設置され
る床面に本体ケース1の下端が直接接触しないで適宜隙
間を保つようにしてある。
【0025】脱水ユニット3の下方は図1または図2に
点線で示すように先細りとなる雨傘の挿入ガイド8が垂
下した状態に取り付けられ、挿入ガイド8の下部には挿
入される雨傘の長さ自動調整室9aが連結されている。
長さ自動調整室9aの周囲には雨傘の長さの検出スイッ
チ10が取り付けられている。挿入ガイド8の下端には
副排水口11が形成されている。
【0026】また本体ケース1内には雨傘の挿入ガイド
8に隣り合うように点線で示す吸引タービンポンプ12
が設けられている。吸引タービンポンプ12は遠心式で
あり、能力が1KW程度の汎用の電気掃除機用のモータ
で代用できる。
【0027】吸引タービンポンプ12は上部と側周囲に
それぞれ連結口12a,12bが設けられていて、連結
口12bは雨傘の挿入ガイド8に接続されるようになっ
ている。
【0028】さらに吸引タービンポンプ12と排水タン
ク6の間には点線で示す気水分離器13が設けられてい
る。気水分離器13の上部には脱水ユニット3の排水口
3bからの排水を受ける吸入口13aが設けられ、側壁
には吸引タービンポンプ12との連結口13bが設けら
れ、下部には主排水口13cがそれぞれ設けられてい
る。
【0029】本体ケース1の側壁の外側には電源スイッ
チ14および漏電ブレーカー15が設けられ、その下部
に電源コード16の取り出し孔1bが穿設されている。
電源コード16は点線で示した位置に設けた巻取ドラム
17により引き出しや巻き戻し自在となっている。
【0030】図2は図1の気水分離器13の吸入口13
aと脱水ユニット3とをホース18により連結した状態
を示し、また連結口13bと吸引タービンポンプ12の
連結口12aをホース19により連結した状態を示すも
のある。さらに図2には吸引タービンポンプ12の連結
口12bにヒータ20を取り付けた例を示したものであ
る。なお、これらホース18,19の取り付け・取り外
しは本体ケース1に予め窓1cを設けて常時は蓋板21
により閉鎖して置き、必要時この蓋板21を取り外すこ
とにより行えるようにすればよい。
【0031】図3は図1の雨傘の挿入口5中心周りの縦
方向の断面図を示すもので、脱水ユニット3を構成する
減圧室3aは所要高さを有する環状体に形成され、上面
には図1にも示したステンレス製のカバー4が脱水ユニ
ット3の保護用として被冠されている。減圧室3aは円
筒状の二重筒体で構成されており、この二重筒体の中心
には傘が挿入される挿入空間35が形成されている。
【0032】カバー4の上部中心には減圧室3aの内径
よりも小径の孔が設けられ、この孔の周りに挿入ガイド
ゴム5aが取り付けられている。挿入ガイドゴム(弾性
シート)5aには図4にその平面図を示すように挿入口
5と一致する小孔が明けられ、この孔の中心からカバー
4の取り付け部周辺に向かって放射状に多数の切り込み
5bが設けられている。これにより挿入ガイドゴム5a
は雨傘の挿入を容易にして雨傘を挿入口5の中心に誘導
し、また変形した雨傘の布地を整形し、さらに過剰の雨
水を除去する作用を行うことができるのである。
【0033】なお、挿入ガイドゴム5aとして、図13
または図14に示すように、構成してもよい。図13ま
たは図14に示す挿入ガイドゴム5aは、割れ部60の
個数を典型的な傘の布地溝(布地ひだ)の個数に一致さ
せたものであり、切り込み5bを8個形成し、割れ部6
0の個数を8個にしたものである。この挿入ガイドゴム
5aにより、各々の割れ部60は挿入空間35に挿入さ
れる傘の隣接する布地ひだの間に入り込み、布地溝が開
かれ、この開かれた布地溝の間に脱水ユニット3が容易
に入むことができ、脱水ユニット3によって水分の吸収
を確実に行うことができる。
【0034】図5は図3の脱水ユニット3の減圧室3a
のA−A断面図である。減圧室3aの材質は金属製でも
よいが、外周をPMMA、内周をアクリル樹脂、PC
(ポリカーボ),PVC(硬質塩化ビニール)などの透
明な素材で製作した方が吸水状況が監視できるのでメン
テナンスの点で有利である。減圧室3aの上面と下面は
図3に示すように蓋板により密閉されており、円環状の
筒体となっている。その下面の蓋板には排水口3bが設
けられている。
【0035】減圧室3aは、同心円柱状に配設された外
環壁31と内環壁32と上面及び下面の蓋板とによって
区画されている。
【0036】次に、脱水ユニット3に設けられた脱水素
子(パイプ材)3cについて説明する。図3および図5
に示すように、内環壁(内側壁)32には多数の脱水素
子3cが取り付けられている。脱水素子3cは、その一
部の長さ分が減圧室3a内に突出しており、その大部分
の長さ分が減圧室3aの内環壁32から脱水ユニット3
の中心に向かって突出している。脱水素子3cは弾性材
からなる弾性パイプから構成されている。多数の脱水素
子3cは、放射状でかつ所定の角度で上向きに傾斜して
配設され、複数段に渡って内環壁32に取り付けられて
いる。内環壁32から中心に向かって突出している脱水
素子3cの突出長さは、上段から下段に移るにつれて長
く形成されている。この結果、上部に位置する脱水素子
3cの先端部の群が形成する口径は大きく、下部に行く
につれて各脱水素子3cの先端部の群がなす口径は小さ
くなる。この上部から下部に至る口径の減り方は、折畳
んだ状態で挿入される雨傘のテーパーに合わせるように
してあり、これにより雨傘の布地内部まで脱水素子3c
が入って吸水できるようにしたものである。
【0037】脱水素子3cの減圧室3a内に位置する端
部は減圧室3a内に解放されており、脱水素子3cの脱
水ユニット3の中心に向かって突出した端部には高吸水
繊維3dが取り付けられている。
【0038】図6は、脱水素子3c内に高吸水繊維3d
をブラシ状として取り付けた状態を示している。高吸水
繊維3dは、毛細管現象によって水分を伝達し易いよう
に工夫して脱水素子3cに取り付けられている。減圧室
3aに取り付けられる脱水素子3cと高吸水繊維3dと
の関係は図7の断面図に示すようになっている。すなわ
ち脱水素子3cは減圧室3aを区画する内環壁32の壁
面に対して上向きの10°〜15°の傾斜を付けた弾性
パイプであり、例えば、イソプレンゴム、クロロプレン
ゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴム、補強繊維入りのビ
ニール、天然ゴム等の材質のもので作られている。また
減圧室3aの内筒の材質は実施例では透明なPMMAプ
ラスチックとした。そして脱水素子3cは減圧室3aに
対しては図示のようなフランジ3eにより位置決めさ
れ、この位置に接着されている。
【0039】高吸水繊維3dは繊維糸を多数束ねたもの
からなり、この多数束ねたものを中央の折り部41で二
つ折りにされている。先端部42は、脱水素子3cの外
に位置し各々の繊維糸が互いに微細な隙間を形成するよ
うに隣接して接触しており、ブラシ状あるいは放射状に
自由端を形成している。折り部41は脱水素子3c内へ
挿入され、高吸水繊維3dは、予め脱水素子3cの内径
側に形成された抜け止め用突起で抜け止めするか、ある
いは接着剤や固定用ピンを用いて抜け止めされている。
【0040】先端部42は脱水ユニット3に挿入される
傘の塗れた布地面に接触する部分である。塗れた傘が脱
水ユニット3に挿入されると、脱水素子3cは傘の側部
に押されて傘の挿入方向に追従して弾性変形し、弾性変
形した脱水素子3cは先端部42を布地面に押し付ける
ように作用し、先端部42は布地面に密着して接触す
る。
【0041】先端部42は減圧室3aの外の大気圧の圧
力下にあり、折り部41は減圧室3a内の減圧下にあ
る。先端部42から折り部41に向かって吸引される。
高吸水繊維3dは繊維糸の長手方向は、この吸引方向と
ほぼ一致しており、高吸水繊維3dの繊維糸の間に形成
された隙間も吸引方向に長手状に形成される。
【0042】先端部42で吸水された水分は、高吸水繊
維3dの繊維糸の間に形成された隙間あるいは繊維糸自
身に形成された微細な隙間等を介して毛細管現象の作用
により、先端部42から折り部41に向かって移動す
る。この毛細管現象の作用による水分の移動は、脱水素
子3c内が先端部42から折り部41に向かって吸引さ
れていることによって、さらに助長される。
【0043】高吸水繊維3dによって吸収伝達された水
分は、減圧室3a側に向かって下降するように形成され
た脱水素子3c内の傾斜面を伝って減圧室3a内に集め
られ、排水口3bからホース18を介して気水分離器1
3内へ排出される。
【0044】図8は、本発明のように弾性パイプからな
る脱水素子3cに取り付けられた高吸水繊維3dを取り
付けた場合(a)と、高吸水繊維3dに換えてスポンジ
体50を取り付けた場合(b)とを比較説明するための
図である。
【0045】高吸水繊維3dを取り付けた場合(a)に
は、吸引方向を示す矢印Kの方向に水分の移動経路の強
い方向性を形成することができ、高吸水繊維3dによっ
て毛細管現象によって吸収伝達される水分は、矢印Kの
方向のほぼ一方向に移動する。また、高吸水繊維3dと
脱水素子3cの端部43との間には、隙間がないように
に高吸水繊維3dが押し込められているので、端部43
から空気が脱水素子3cから入ることがなく、吸引効率
を損なわないようにすることができる。また、先端部4
2に吸収された水分は、迂回することなく折れ部41側
へ移動伝達されるので、先端部42において効率的に水
分を吸収取得することができる。
【0046】これに対し、スポンジ体60を取り付けた
場合(b)には、スポンジ体60に吸着された水分は一
方向ではなく全方位に移動伝達可能であり、また、先端
部62にはスポンジ体60に吸着された水分が残留する
ことがあるため先端部の吸水取得を効率的に行うことが
できず、また、端部63等において途中から空気が侵入
し得、吸引効率がよくない。このように、スポンジ体6
0を取り付けた場合(b)には、水分が迂回して移動伝
達したりし、また吸引効率に損失を生じる。
【0047】なお、本発明において、高吸水繊維3dと
して図11または図12に示すように形成することも可
能である。図11に示す例では、高吸水繊維3dは編目
紐50で構成され、編目紐50の内部にスプリングワイ
ヤ51を通して編目紐50の変形を防止するようにした
ものである。図11に示す例では、一本の紐の二つ折り
の折れ部53が脱水素子3cの外部にあり、一本の両端
部を合わせた部分52が脱水素子3cの内部にある。
【0048】図12に示す例では、高吸水繊維3dは扁
平な芯材55の外側にメッシュ状の吸水性繊維56を被
せて端部57を熱シールして構成されている。芯材55
は、ポリエチレンやポリプロピレン等の板材からなり、
吸水性繊維56の変形を防止するようにしている。
【0049】図11または図12に示す高吸水繊維3d
によれば、スプリングワイヤ51あるいは芯材55を備
えるので、適度な強さで高吸水繊維3dを傘の布地面に
接触させることができるので、水分を効率的に吸収する
ことができる。
【0050】図9は図1に点線で示した脱水ユニット3
の下方に取り付けられた雨傘の挿入ガイド8の詳細を示
す断面図である。挿入ガイド8は、ステンレスまたはプ
ラスチック製のもので上部から下部に向かって先細りと
なるような円錐状に形成されている。挿入ガイド8の下
部で垂直の筒状となった調整室9aは挿入ガイド8との
境界部に設けられたストッパ9bと底蓋9cとの間に形
成されている。
【0051】この調整室9a内には、T字形のピストン
9dとこのピストン9dの軸部に外嵌固着される磁石9
e、およびバネ9fを備えた長さ自動調整器9が内蔵さ
れている。T字形のピストン9dは、上面はストッパ9
bに接触し下面がバネ座となる大径部を有し軸部が中空
となっている。したがって、常時、バネ9fの上面はピ
ストン9dの大径部の下面に位置しバネ9fの下面は調
整室9aの底蓋で接触するように付勢されており、ピス
トン9dは外圧がかからない限りストッパ9bに接触し
た状態にある。またピストン9dの大径部の上側中心に
は雨傘の先端が接触し易いように内側を窪ませた突起9
gが設けられている。
【0052】調整室9aの外周面には雨傘の長さの検出
スイッチ(磁気近接スイッチ、例えばリードスイッチ)
10が取り付けられ、調整室9aの底面には副排水口1
1に形成されている。
【0053】長さ自動調整器9は上記のような構造であ
るから突起9gに雨傘の先端が当たるとその重みでピス
トン9dがバネ9gに抗して降下する。その時、ピスト
ン9dに固着されている磁石9eも追従して降下すると
検出スイッチ10がこれを検知し、この検出スイッチ1
0がトリガーとなりタイマーによって設定された時間、
例えば10秒乃至30秒の時間、吸引タービンポンプ1
2を作動させることになる。
【0054】なお、雨傘の長さの長い・短いにより磁石
9eの下降位置は異なるが、一番長い雨傘の場合は磁石
9eが最下部まで下がることにより吸引タービンポンプ
12を作動させることになる。
【0055】また、雨傘の挿入ガイド8には調整室9a
に至る途中に吸引タービンポンプ12の排気を導入する
ための連結口8aが設けられている。この連結口8aは
吸引タービンポンプ12の連結口12bとは連結管25
により連結される。連結管25の外周にはヒータ20が
設けられている。
【0056】図10は図1に示した気水分離器13の詳
細の断面図である。気水分離器13の上部には脱水ユニ
ット3の排水口3bからの排水を受けるパイプ状の吸入
口13aの一端が本体面から適宜高さ突出して設けら
れ、他端は本体内に適宜深さ突出した状態に固着されて
いる。そして側壁面の上部には吸引タービンポンプ12
との連結口13bが、下部には主排水口13cがそれぞ
れ本体面から突出するように設けられている。気水分離
器13の連結口13bはホース19によって吸引タービ
ンポンプ12の吸引側である連結口12aに接続されて
いる。気水分離器13の吸入口13aはホース18によ
って脱水ユニット3の排水口3bに接続されている。
【0057】また、主排水口13cは外側と内側とから
なる二重構造になっていて内側は外側よりも凹部となる
ように形成され、この部分が上側にゴム製の開閉弁13
d、その下側に開閉弁13dと一体化したプラスチック
円盤が嵌め込まれて開閉弁13dが上昇したときのスト
ッパ13eとなるようになっている。
【0058】雨傘の先端が挿入口5から脱水ユニット3
を経て挿入ガイド8から調整室9aに達するとピストン
9dの動き量に応じてリードスイッチ(磁気近接スイッ
チ)10からの信号でタイマーにより吸引タービンポン
プ12が一定時間作動し、気水分離器13は連結口13
bに接続されたホース19を介して吸引タービンポンプ
12によって吸引される。ここで、リードスイッチ10
に応答してタイマーが作動し、タイマーは所定の一定時
間に渡って吸引タービンポンプ12を駆動するようにす
る。これによって、傘を挿入空間35内を上下に出し入
れする場合に、出し入れの度に吸引タービンポンプ12
がON/OFすることなく、傘を挿入空間35内を上下
に出し入れする20乃至30秒間に渡って連続的に駆動
することができる。気水分離器13内の圧力低下により
開閉弁13dが上昇したときこのストッパ13eに接触
して気水分離器13内が密封されるので内部は減圧され
る(最大、例えば200mmHg)。脱水ユニット3内
の圧力も同様に低下し、脱水素子3cによって傘から吸
収した水はホース18を介して空気と共に吸入口13a
から気水分離器13内へ吸引される。
【0059】そして吸引タービンポンプ12が停止する
と気水分離器13の圧力は上昇するので開閉弁13dは
下降し、水は主排水口13cから排水タンク6へ排出さ
れることになる。
【0060】図2に示すように、連結管25の外周に設
けられたヒータ20は100V、1kWの電気ヒータで
あり、ヒータ20によって吸引タービンポンプ12によ
る排気流をさらに加熱することができる。
【0061】次に作用について説明する。図1において
雨傘をケース本体1の挿入口5から挿入すると、雨傘は
まず脱水ユニット3のカバー4に取り付けられた挿入ガ
イドゴム5aを通過する。このとき挿入ガイドゴム5a
は雨傘を挿入口5の中心に誘導し、過剰の雨水を挿入ガ
イド8から副排水口11およびパイプ状のピストン9d
から排水タンク6へ落とされる。
【0062】挿入ガイド8を経て長さ自動調整器9へ達
した雨傘の先端は、調整室9a内でストッパ9bに接触
していたピストン9の突起9gに当接してピストン9d
をバネ9fに抗して押し下げる。ピストン9dに設けた
磁石9eの下降によりこれを磁気近接スイッチ10が検
知すると、このスイッチ10がトリガーとなりタイマー
によって設定された時間、例えば10〜30秒の時間、
吸引タービンポンプ12が作動する。タイマーで設定さ
れた時間に渡って、傘を挿入空間35内を上下に出し入
れし、高吸水繊維3d及び脱水素子3cを繰り返して傘
の布地面の水分の吸収の完全化を図る。
【0063】図1にA→B→C→Dと示すように、吸引
タービンポンプ12によって、脱水ユニット3の排水口
3bからホース18を介して気水分離器13の吸入口1
3aへ向かって吸引され、さらに気水分離器13の連結
口13bからホース19を介して吸引タービンポンプ1
2の連結口12aに向かって吸引される。
【0064】脱水ユニット3の脱水素子3cの高吸水繊
維3dに接触した雨傘の水分は、毛細管現象及び吸引タ
ービンポンプ12による吸引作用により高吸水繊維3d
の先端部42から折り部41に向かって吸い込まれ、さ
らに下降して傾斜した脱水素子3c内を伝わって減圧室
3a内に集められ、排水口3bからホース18を介して
気水分離器13へと流れる。
【0065】吸引タービンポンプ12の排気は連結管2
5を通って挿入ガイド8内へ導かれ、挿入ガイド8内に
挿入された雨傘の乾燥に供せられる。
【0066】吸引タービンポンプ12の排気は、吸引タ
ービンポンプ12自体に発生する熱で加熱されている。
吸引タービンポンプ12によるモータ排熱と排気流を挿
入ガイド8内に導くことによって、雨傘の水分除去(乾
燥効果)を効率的にできる。吸引タービンポンプ12に
よるモータ排熱と排気流を挿入ガイド8内に導かない場
合に比べて、脱水効率は約5%位向上することが認めら
れた。
【0067】また、吸引タービンポンプ12による排気
流を連結管25の外周に設けられたヒータ20によって
加熱する場合には、挿入ガイド8内の雨傘をさらに効果
的に乾燥させることができる。
【0068】本発明に係る装置を用いて試験したところ
つぎのような結果が得られた。すなわち実験に使用した
雨傘は閉じた状態で、布地長さ約640mmのもの、気
温21℃、湿度65%、吸引による減圧力は150〜2
00mmHgである。
【0069】上記の雨傘を開いて30gの水を霧吹きで
スプレーし、雨傘を閉じてから試験装置に上部から挿
入、引出しを1回から3回まで繰り返して残留する水分
を計量し、水の除去率を%で示した。以下は同じ試験を
10回繰り返した平均値である。
【0070】実施例1 1回目 42% 2回目 63% 3回目 85% 3回目までに要した時間は4〜5秒、3回目で数グラム
の水が雨傘に残留するが、布地全体に均一分布された量
であり、そのまま持ち歩いても水滴が床に落ちることは
ない。なおこの程度で残留した水分は10分位で自然に
蒸発することが確認された。
【0071】また、吸引タービンポンプ12の作動によ
るモータの排熱と排気流によって雨傘の水分除去(乾燥
効果)に顕著な貢献が見られた。すなわちこの方式の追
加荷より雨傘の脱水効率は約5%位向上した。
【0072】 実施例2(1KWの電気ヒーターを追加した場合) 1回目 51% 2回目 75% 3回目 94% つまり10〜30%の脱水率が向上し、脱水ユニットの
脱水と合わせ、85〜95%の水が除去され、雨傘の水
分は殆どなくなり乾燥状態となった。水分の除去率が9
0%以上になると、外観では濡れた雨傘には見えない。
【0073】なお、脱水素子3cについては、チューブ
(パイプ)の端末に毛細管現象を利用する最良の素材と
してはアクリル系吸水繊維が良い結果を示した。
【0074】この繊維をパイプの一端にブラシ状にとし
て挿入、他端を減圧する構造であるから、例え減圧しな
くても吸水繊維は毛細管現象で水分を吸収するが、他端
が減圧されているため毛細管現象は大きく加速されるこ
とが確認された。さらに減圧により過剰に含まれた水分
は分離され排出されるので脱水能力はより向上できる。
【0075】なお、本発明に係る傘防水装置は電源のあ
る場所では電源コードの差し込みにより自由に設置が可
能である。また、適当なバッテリを抱くことによって、
電源の無い場所でも使用することが可能である。
【0076】また、上述の説明において、繊維体はその
毛細管現象によって傘の水分を伝達するとしたが、水分
の伝達において毛細管現象が部分的あるいは間接的に介
在していればよいのであり、毛細管現象の他の現象、例
えば単なる吸収作用と見なされる現象が毛細管現象に混
在していても構わない。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、傘に付着している水分を確実に簡易に脱水するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる傘脱水装置を示す外観斜視図。
【図2】図1においてホースによる接続およびヒータを
加えたことを示す外観斜視図。
【図3】傘の挿入口の周りの部分を示す縦断面図。
【図4】挿入ガイドゴム(弾性シート)を示す平面図。
【図5】図3のA−A断面図。
【図6】図3の詳細図。
【図7】図6の高吸水繊維(繊維体)を取り付けた脱水
素子と減圧室との関係を示す拡大断面図。
【図8】脱水素子(パイプ材)に高吸水繊維を取り付け
られた本発明の場合(a)とスポンジを取り付けた場合
(b)とを比較して説明する図。
【図9】脱水ユニットの下方に取り付けられた傘の挿入
ガイドを示す詳細断面図。
【図10】気水分離器を示す断面図。
【図11】高吸水繊維(繊維体)の他の例を示す断面図
(a)と、(a)におけるF−Fにおける断面図。
【図12】高吸水繊維(繊維体)の他の例を示す断面図
(a)と、(a)におけるG−Gにおける断面図。
【図13】挿入ガイドゴム(弾性シート)の他の例を示
す平面図。
【図14】挿入ガイドゴム(弾性シート)の他の例を示
す平面図。
【符号の説明】
3 脱水ユニット 3a 減圧室(二重筒体) 3b 排水口 3c 脱水素子(パイプ材) 3d 高吸水繊維(繊維体) 4 カバー 5 挿入口 5a 挿入ガイドゴム(弾性シート) 6 排水タンク 8 挿入ガイド 9 長さ自動調整器 9a 調整室 9b ストッパー 9d ピストン 9e 磁石 9f バネ 9g 突起 10 検出スイッチ 11 副排水口 12 吸引タービンポンプ 13 気水分離器 13d 開閉弁 13e ストッパー 18,19 ホース 20 ヒーター 31 外環壁(外側壁) 32 内環壁(内側壁) 35 挿入空間 41 折り部 42 先端部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心側に濡れた傘を挿入する挿入空間が形
    成され内部を減圧可能な二重筒体と、 前記二重筒体の内側壁に一端を前記中心側に突出し他端
    を前記二重筒体内に開口して突出するように取り付けら
    れた弾性材からなる複数のパイプ材と、 先端部が前記パイプ材の前記一端側に突出し反対部が前
    記パイプ材内に挿入して装着され、接触する傘の水分を
    前記先端部から前記反対部の方へ毛細管現象により伝達
    可能な繊維体と、 前記二重筒体内を吸引排気する減圧手段と、を備えるこ
    とを特徴とする傘脱水装置。
  2. 【請求項2】前記繊維体は、前記パイプ材の前記一端側
    から前記他端側に向かって毛細管現象が作用するように
    方向性を有することを特徴とする請求項1に記載の傘脱
    水装置。
  3. 【請求項3】前記パイプ材は、前記パイプ材の前記一端
    側から前記他端側向かって下降するように傾斜している
    ことを特徴とする請求項1に記載の傘脱水装置。
  4. 【請求項4】前記パイプ材の前記内側壁に突出する長さ
    は、前記挿入空間の入口側に位置する前記パイプ材に比
    べてより奥側に位置するパイプ材の方がより長いことを
    特徴とする請求項1に記載の傘脱水装置。
  5. 【請求項5】前記パイプ材の前記一端側に突出する前記
    繊維体の前記先端部は、ブラシ状に形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の傘脱水装置。
  6. 【請求項6】前記パイプ材内に挿入された前記繊維体の
    反対部は、長手の繊維糸を二つに折った折り部を形成し
    ていることを特徴とする請求項1に記載の傘脱水装置。
  7. 【請求項7】前記繊維体の内部に芯材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の傘脱水装置。
  8. 【請求項8】前記二重筒体内から吸引排気される水分及
    び気体を分離する気水分離器が前記減圧手段に接続され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の傘脱水装置。
  9. 【請求項9】前記挿入空間を下方に延長するように前記
    二重筒体の前記内側壁に延設された挿入ガイドと、 前記減圧手段と前記挿入ガイドとを連結する連結管と、
    を備え、 前記減圧手段による排気及び排熱が前記連結管を介して
    前記挿入ガイド内に排出されることを特徴とする請求項
    1に記載の傘脱水装置。
  10. 【請求項10】前記連結管に、前記減圧手段による排気
    を加熱するヒータが取り付けられていることを特徴とす
    る請求項9に記載の傘脱水装置。
  11. 【請求項11】前記挿入空間を下方に延長するように前
    記二重筒体の前記内側壁に延設された挿入ガイドと、 前記挿入ガイドの下部に傘の挿入の有無を検知する検出
    スイッチと、を備え、 前記減圧手段は、前記検出スイッチの連動して駆動され
    ることを特徴とする請求項1に記載の傘脱水装置。
  12. 【請求項12】前記検出スイッチに応答し、所定時間に
    渡って前記減圧手段を連続的に駆動するように作用する
    タイマーを備えることを特徴とする請求項11に記載の
    傘脱水装置。
  13. 【請求項13】前記挿入空間に挿入される傘の隣接する
    布地ひだの間に入り込むように変形する複数の割れ部を
    有し、前記二重筒体の上端に前記挿入空間を被冠するよ
    うに取り付けられた弾性シートを備えることを特徴とす
    る請求項1に記載の傘脱水装置。
  14. 【請求項14】前記弾性シートは、挿入される傘の布地
    ひだの個数と等しい個数の前記割れ部を有することを特
    徴とする請求項13に記載の傘脱水装置。
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