JP2003055240A - 医薬品 - Google Patents
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Abstract
の健康状態を修復できる医薬品を提供する。 【解決手段】 ロドシュードモナス属カプシュラタス種
FERMBP−7434菌株とラクトバチルス属等の乳
酸菌とを、上記光合成細菌から粘性物質を生成するよう
に培養する。上記培養液に含まれる代謝産物から医薬品
を調製する。
Description
医薬品に関するものである。
は、紅色光合成細菌は、汚水の浄化処理に利用できるこ
とが開示されている。このような紅色光合成細菌とは、
紅色無硫黄細菌(アシオロダーシェ、Athiorhodaceae)
や紅色硫黄細菌(シオロダーシェ、Thiorhodaceae)であ
る。
は、上記紅色光合成細菌を摂取すれば、健康修復に有効
であることについて何ら開示も示唆もされていない。そ
こで、本発明者は、種々の方法にて培養した上記紅色光
合成細菌について、検討した結果、特定の培養方法にて
培養した上記紅色光合成細菌からの代謝産物が健康修復
に有効であることを見出して、本発明を完成した。
修復に有効な医薬品を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するために、ロドシュードモナス(Rh
odopseudomonas) 属カプシュラタス(capsulatas)種FE
RMBP−7434菌株である光合成細菌と乳酸菌と
を、上記光合成細菌から粘性物質を生成するように培養
して、得られた代謝産物を有することを特徴としてい
る。
4菌株である光合成細菌と乳酸菌とを、上記光合成細菌
から粘性物質を生成するように培養して、得られた代謝
産物を有することにより、優れた健康修復機能を有する
医薬品を安定に得ることができる。
を、0.2〜3.0(重量%)の範囲にて含有すること
が好ましい。上記医薬品においては、カロチノイド類
を、0.5〜7.5(μmol/g)の範囲にて含有す
ることが望ましい。
グルコースの含有量(重量%)が2.4〜7.5、リボ
ースの含有量(重量%)が0.3〜1.1、ラムノース
の含有量(重量%)が1.0〜3.3、フコースの含有
量(重量%)が0.6〜2.6であることが好ましい。
解物における、グルコースの含有量(重量%)が0.8
〜3.3、リボースの含有量(重量%)が0.2〜1.
0、ラムノースの含有量(重量%)が0.4〜2.0、
フコースの含有量(重量%)が0.6以下であることが
望ましい。
すれば、以下の通りである。
シュードモナス(Rhodopseudomonas) 属カプシュラタス
(capsulatas)種FERMBP−7434菌株である光合
成細菌と乳酸菌とを含む菌体溶液を、上記光合成細菌か
ら粘性物質を多量に生成するように培養して、その培養
液から得られた光合成細菌の代謝産物を有するものであ
る。
心分離によってろ過し、ろ液を除いた、光合成細菌の代
謝産物を有する各菌体を含む残留物である濃縮菌体を、
そのまま、あるいは水にて希釈して、または乾燥、例え
ば凍結乾燥して用いられる。
ように、毒性がなく、常時、服用しても何ら副作用を示
さなかった。その上、医薬品を、1日当たり30mg〜
360mg、より好ましくは60mg〜240mgを1
回ないし4回の何れかの回数、より望ましくは4回に分
けて(朝、昼、夕、就寝前)、非健常者が常時、例えば
1週間から6ヵ月間服用することにより、上記非健常者
の健康状態の改善が観察された。上記服用は非健常者や
担当医師の承諾を得た上で行われた。
ンパ腫患者、重度の糖尿病患者、重度のうつ病患者、重
度の心臓病患者、重度の皮膚病患者(アトピー性皮膚炎
を含む)、インポテンツ、てんかん、高血圧症(低血圧
を含む)、慢性便秘、慢性下痢、不眠症、生理痛、急性
肺炎、自律神経失調症、脳梗塞、および大腸ポリープな
どが挙げられる。
用機序については不明であるが、患者の自己免疫機能を
向上させるものと想定され、服用した患者において、健
康状態の修復に有効性を有するものである可能性が示唆
された。また、上記医薬品は、健康人が摂取しても、健
康維持に有効であることが示唆された。
を以下の表1.に示す。表1.における、◎は100%
を、○は75%以上、100%未満を、△は50%以
上、75%未満を、□は10%以下を示す。1日の服用
量としては、A.の場合、60mg〜90mg、B.の
場合、90mg〜120mg、C.の場合、120mg
〜240mgであった。
品の濃縮菌体は、化粧品(養毛剤、美顔料、肌理修復
剤)や医薬部外品(例えばドリンク剤)としても有用で
あることが判った。特に、本発明の医薬品の濃縮菌体
は、虫刺されや、アトピー性皮膚炎のかゆみの発生箇所
に5〜20倍程度の希釈水溶液にて塗布することで、か
ゆみ止めの効果を有しており、かゆみ止め剤としても有
用なものであった。
4時間風呂に用いたところ、有害な大腸菌やレジオネラ
菌の増殖を抑制することが判り、入浴剤としても有用で
あることが判った。
る紅色無硫黄細菌−アシオロダーシェ(Athiorhodaceae)
科のロドシュードモナス属(Rhodopseudomonus) 、より
好ましくはロドシュードモナス属カプシュラタス種(Rho
dopseudomonas capsulatas)、特に好ましくは、微生物
の国際寄託当局に対し寄託した、ロドシュードモナス属
カプシュラタス種FERMBP−7434菌株が挙げら
れる。
総合研究所生命工学工業技術研究所であり、そのあて名
が日本国茨城県つくば市東1丁目1番3号(郵便番号3
05−8566)である。上記のFERMBP−743
4菌株は、1999年11月18日(原寄託日)に上記
国際寄託当局に国内寄託した微工研菌寄第P−1765
4号から、2001年1月18日に上記原寄託よりブダ
ペスト条約に基づく寄託への移管請求によって国際寄託
されたものである。寄託者の氏名はバイオケム工業株式
会社(代表取締役社長 戸田 順博)である。寄託者の
あて名は、日本国兵庫県神戸市兵庫区和田山通1丁目2
−25−D407である。
レプトコッカス属を挙げることができる。ラクトバチル
ス属としては、Lactobacillus bulgalicus、Lactobacil
lusacidophilus が挙げられる。ストレプトコッカス属
としてはStreptococcus lactis、Streptococcus thermo
philusが挙げられる。
まず、培養条件としては、主として低級脂肪酸(飽和脂
肪酸並びに不飽和脂肪酸)等の有機物を含む培養液(p
H7.0)を投入した透明培養槽に、光を3000〜1
0000ルクスにて照射しながら、温度を約30℃に
て、嫌気的に培養すれば、遅くとも約72時間にて培養
は定常期に達し、その培養液から濃縮菌体を採取する。
上記培養液には、バイオティン(Biotin) 、サイアミン
(Thiamin) 、ニコチン酸を成長因子として含んでいる。
すると以下の通りである。まず、栄養源混合槽におい
て、(NH4)2SO4 、KH2PO4、MgSO4 ・7H2O、NaCl、NaHC
O3、酵母エキス(上記成長因子を含む)等の培養基の混
合液よりなる基礎培地を調製し、紅色無硫黄細菌を培養
する場合には、この基礎培地にさらに酢酸、プロピオン
酸、乳酸等の低級脂肪酸をNa塩として加え、培養液
(pH7.0)とする。また、紅色硫黄細菌を培養する
場合には、前述の基礎培地に、さらにNa2S・9H2Oを加
え、KOH溶液で調節して培養液(pH8.2〜8.
5)とする。
照明式培養槽に移して、光合成細菌として、例えば紅色
無硫黄細菌−アシオロダーシェ(Athiorhodaceae)である
ロドシュードモナス属カプシュラタス種FERMBP−
7434菌株を密閉照明式培養槽に移植する。
せしめた、し尿、または焼酎廃液を直接密閉照明式培養
槽に入れてもよい。なお、この主の光合成細菌は、前記
培養液を形成する有機酸等の以外に、種々の従属栄養細
菌と共存すれば、澱粉、葡萄糖、蔗糖、アルコール、そ
の他の高分子の炭水化物も代謝してよく生育する。この
ことから、前記の培養液に、これら高分子の炭水化物を
付加すると共に、密閉照明式培養槽に光合成細菌と共に
種々の従属栄養細菌、例えば、前述の乳酸菌を移植すれ
ば、より一層効果的である。なおまた、密閉照明式培養
槽において、光合成細菌を培養するさいに発生する水素
ガスは、タンクに貯蔵して燃料として使用すればよい。
に培養せられた菌体溶液は、連続式遠心分離機にいれて
菌体を集めて濃縮菌体とし、しかる後、上記濃縮菌体を
凍結乾燥により菌体乾燥物を得る。上述の操作におい
て、培養後の菌体溶液を連続式遠心分離機に移す際、全
溶液の、例えば20%を培養槽中に常に残して、これに
栄養源混合槽で調整された培養液を追加していけば同一
の光合成細菌を連続的に採取することができる。
槽を用いるのは、光合成細菌が嫌気的雰囲気、照明条件
下(3000ルクス〜10000ルクス)において最も
よく増殖するからである。また、密閉照明式培養槽内に
対し、培養液を攪拌する攪拌装置を設けてもよい。攪拌
装置を設けることにより、菌体の生育速度を向上でき
る。
施例を以下に示す。まず、栄養源混合槽において、水1
リットルに対して、 (NH4)2SO4 0.3g KH2PO4 0.5g MgSO4 ・7H2O 0.2g NaCl 0.5g NaHCO3 0.2g 酵母エキス 0.01g となるように、以上の各栄養源を混合して基礎培地を調
製し、さらに、Na塩とした酢酸0.4重量%、蔗糖5重
量%を加えて、pH7.0に調整して培養液とし、それ
を密閉照明式培養槽に移した。
筒形に形成し、その外周に等間隔に設置せられた蛍光灯
により内部が均等に照明されるようになっていると共
に、培養槽内に培養槽の半径の大きさを有する攪拌機が
設置されており、よって、嫌気的雰囲気の下に光合成細
菌が大量、かつ容易に培養できるようになっている。
ス種FERMBP−7434菌株の溶液(菌濃度106
cell/ml)を、全培養槽の溶液当たり20%(v/
v)移植して、少量の乳酸菌(菌種Lactobacillus bulg
alicus、菌濃度106 cell/ml)を接種して、30
℃、10000ルクスの照明下で毎分13回の回転速度
で攪拌したところ、8時間後には光合成細菌の生育が最
高となった。このとき、培養槽では、光合成細菌の生育
と共に、大量の粘性物質が生成していた。
レス・タイプ)に入れて菌体を集め、この濃縮菌体を凍
結乾燥して、非常に活性を有する菌体を、培養液1リッ
トル当たり約5gの割合で培養・採取できた。
する。まず、得られた濃縮菌体(約1011cell/ml)
は、冷凍庫にて一旦冷凍保存している。凍結乾燥すると
きは、例えば、上記濃縮菌体4リットルを自然解凍(約
12時間)した後、1.2リットル用の吸引瓶9本に対
し、それぞれ、互いにほぼ均等となるように分注する
(1瓶当たり約440ml)。
たした予備凍結槽(−45℃)にて、プリフリーザーを
用いて、上記吸引瓶を回転させながら上記吸引瓶の底部
を不凍液に接触させ、上記吸引瓶内の濃縮菌体を、吸引
瓶の内壁に沿って薄膜を形成するように再度凍結させる
(吸引瓶内での凍結菌体の厚さ約8mmに設定、凍結時間
約20分)。凍結した濃縮菌体は、9本すべて凍結が完
了するまで、冷凍庫にて保存しておく。
(−45℃)、その1時間後(つまりトラップ内の冷却
完了後)に真空ポンプを作動させる。真空ポンプの真空
計が26Pa以下、好ましくは4〜6Paになるのを確認
後、上記各吸引瓶をトラップに連結し、続いて、各吸引
瓶と真空ポンプとをトラップを介して連通して、各吸引
瓶内の凍結菌体の乾燥を室温(20℃〜30℃)下にて
開始する。乾燥時間は、室温にもよるが、約40時間程
度である。なお、上記では、濃縮菌体の乾燥法として、
凍結乾燥法を用いた例を挙げたが、他の乾燥法として、
スプレイドライ法を用いることもできる。
粉砕機(サンプルミル)等を用いて、プロペラの回転数
15000rpm程度にて粉砕して粉末化する。他の粉
末化方法としては、例えばジェットミル法、またはボー
ルミル法が挙げられる。
まま医薬品として用いてもよいし、服用に便利なよう
に、液剤化または錠剤化してもよい。錠剤化の方法とし
ては、例えば、高速回転式錠剤機を用いることができ
る。
や、粘着剤や、ステアリン酸マグネシウム等の離型剤を
用いずとも錠剤化できる。なお、必要に応じて、服用量
の調節のために賦形剤を用いてもよい。
ラタス種FERMBP−7434菌株を用いた例を挙げ
たが、他の光合成細菌、例えば、紅色硫黄細菌(シオロ
ダーシェ、Thiorhodaceae)科のクロマチューム(Chroma
tium) 属ビノサム(vinosum)種や、紅色無硫黄細菌(ア
シオロダーシェ、Athiorhodaceae) 科のロドスピリラム
(Rhodospirillum)属ルブラム(Rubrum)種を用いること
もできる。
リオクロロフィルおよびカロチノイド類の各定量方法に
ついては、加藤栄らの「光合成研究法」(協立出版)
(1981)に基づいて行った。
に示す。まず、乾燥菌体である検体を約10mg採取し
て秤量し、生理食塩水100μlに懸濁し、さらに、ア
セトン:メタノール(7:2、v/v)4.9ml加え
て、バクテリオクロロフィルを抽出した後、その抽出液
を適宜希釈し、その希釈液の770nmにおける吸光度
を測定した。バクテリオクロロフィルの濃度は次式
(1)によって算出した。
法にてそれぞれ作製した、5ロットの各検体1.ないし
5.に関するバクテリオクロロフィルの定量をそれぞれ
行い、それらの結果を以下の表2に示した。
70nm)は、抽出原液(5ml)への換算値である。
この結果から、医薬品の乾燥菌体におけるバクテリオク
ロロフィルの含有量(重量%)は、0.2〜3.0、好
ましくは0.6〜1.9であることが判る。
いては、吸光度の測定を770nm(赤色領域)で行っ
ているので、上記希釈液にカロチノイド類が含まれてい
ても、バクテリオクロロフィルの測定結果には何ら影響
しないことが判る。
示す。まず、医薬品の乾燥菌体としての検体を約10m
g採取して秤量し、メタノール中に懸濁し、1分間、煮
沸抽出した後、氷で冷却し遠心分離により上清を回収し
た。沈殿は再びメタノール中に懸濁し、抽出液が無色に
なるまで抽出を、例えば3回繰り返した。
エーテルと、2倍量の水とを加えてエーテル抽出を行っ
た後、分取したエーテル溶液を脱水した。得られたエー
テル溶液を6mlにメスアップ後、そのエーテル溶液の
吸収スペクトルを測定し、その吸収スペクトルの400
nm〜550nmの範囲内での最大吸収極大波長を求
め、その最大吸収極大波長における吸光度を測定し、そ
の吸光度から次式(2)により、カロチノイド類の含有
量を算出した。
極大における吸光度、v:エーテル溶液の容量(l)、
1.4×105 :カロチノイドの平均分子吸光係数。上
記lは、1リットル(103cm3)である。
550nmの範囲内に存在することから、上記エーテル
抽出液の吸収スペクトル(図1参照)から、上記範囲内
での最大吸収極大波長を測定し、その最大吸収極大波長
での吸光度に基づいてカロチノイド類を定量した。前述
の各検体1.〜5.に関するカロチノイド類の各定量結
果を以下の表3に示した。また、検体1.の吸収スペク
トルを図1に示したが、他の検体2.〜5.の吸収スペ
クトルも同様のパターンを示していた。
カロチノイド類の含有量(μmol/g)は、0.5〜
7.5、好ましくは2.4〜4.0であることが判る。
nm以上においては、吸光度が測定されていないことか
ら、上記エーテル抽出液には、バクテリオクロロフィル
は、多くとも検出限界未満しか含まれていないことが判
る。よって、上記のカロチノイド類の定量方法において
は、バクテリオクロロフィルが医薬品の乾燥菌体に含ま
れていても、何ら影響しないことが判る。
5.およびそれらの各水洗後試料について、酸加水分解
した後、高速液体クロマトグラフ法により各中性単糖の
定量を行った。その定量方法を以下に示す。まず、水洗
後試料の調製は、各検体約0.5gを秤量して遠心管に
投入し、水25mlを加えて攪拌し、超音波抽出を3分
間行った後、遠心分離(12,000rpm、5分間)
して、上澄み液を除去した。遠心管中の残留物に水25
ml加え、同様に水洗処理をさらに2回繰り返した。
25mlを加えて、攪拌後、遠心分離(12,000r
pm、5分間)して、上澄み液を除去した。遠心管内に
残留したアセトンを窒素気流下で蒸散させた後、一晩風
乾したものを水洗後試料とした。
まず、各検体0.3〜0.6gまたは各水洗後試料0.
3〜0.6gを秤量した後、それらに72%硫酸4ml
を加えて、室温で1時間(水洗試料については2時間)
攪拌した。続いて、水112mlにて希釈し(硫酸濃
度:4%)、オートクレーブ中(121℃)で1時間加
水分解した。室温まで冷却し、30w/v%水酸化ナト
リウム水溶液で中和した後、水で200mlに定容し、
ろ過(No. 5B、アドバンテック東洋株式会社製)し、さ
らに孔径0.45μmのメンブランフィルターでろ過し
て得られたろ液を試験溶液とした。
ス、ラムノース、フコース)の含量を、液体クロマトグ
ラフ法により測定した。その結果を表4に示した。測定
結果は、医薬品の乾燥菌体100g中の含有量(g)を
示す。
出限界(0.2g/100g)未満であることを示す。
る、未水洗の検体の酸加水分解物では、グルコースの含
有量(重量%)が2.4〜7.5、より好ましくは3.
5〜6.5の範囲内、リボースの含有量(重量%)が
0.3〜1.1、より好ましくは0.4〜1.0の範囲
内、ラムノースの含有量(重量%)が1.0〜3.3、
より好ましくは1.2〜3.0の範囲内、フコースの含
有量(重量%)が0.6〜2.6、より好ましくは0.
8〜2.4の範囲内であることが判る。
燥菌体における、水洗後の検体の酸加水分解物では、グ
ルコースの含有量(重量%)が0.8〜3.3、より好
ましくは1.0〜3.0の範囲内、リボースの含有量
(重量%)が0.2〜1.0、より好ましくは0.3〜
0.9の範囲内、ラムノースの含有量(重量%)が0.
4〜2.0、より好ましくは0.5〜1.6の範囲内、
フコースの含有量(重量%)が0.6以下、より好まし
くは0.5以下であることが判る。
て、OECD化学物質試験指針(1987)に準拠し、
マウスを用いた急性経口毒性試験(限度試験)を行っ
た。
検体を、対照群には溶媒対照として精製水を雌雄マウス
に単回経口投与した。その結果、試験動物に異常および
死亡例は認められなかった。したがって、検体のマウス
における単回経口投与によるLD50値は、雌雄共に2,
000mg/kg以上であるものと考えられた。
医薬品の乾燥菌体である検体を精製水に懸濁し、100
mg/mlの試験液を調製した。
齢のICR系雌雄マウスを日本エスエルシー株式会社か
ら購入し、約1週間の予備飼育を行って一般状態に異常
がないことを確認した後、試験に使用した。試験動物は
ポリカーボネート製ケージに各5匹収容し、室温23±
2℃、照明時間12時間/日に設定した飼育室において
飼育した。飼料〔マウス,ラット用固型飼料;ラボMR
ストック、日本農産工業株式会社製〕および飲料水(水
道水)は自由に摂取させた。
群および対照群ともに雌雄それぞれ10匹を用いた。投
与前に約4時間試験動物を絶食させた。体重を測定した
後、試験群には雌雄ともに検体投与量として2,000
mg/kgの用量となる試験液を胃ゾンデを用いて強制
単回経口投与した。対照群においては雄に0.6ml、
雌に0.5mlの精製水を同様に投与した。
翌日から1日1回の観察を行った。投与後、7日後およ
び14日後に体重を測定し、t−検定により有意水準5
%で群間の比較を行った。観察期間終了時に試験動物す
べてを剖検した。
に観察期間中に死亡例は認められなかった。雌雄とも観
察期間中に異常は見られなかった。投与後、7日後、お
よび14日後の体重測定では、雌雄とも各群間で体重増
加に差は、表5に示すように見られなかった。観察期間
終了時の剖検では、雌雄とも全ての試験動物の主要臓器
に異常は見られなかった。
よれば、2000mg/kgの用量で死亡例が認められ
た場合は、LD50値を求める詳細な試験が必要であると
指示している。しかし、上記の試験結果では、この用量
で死亡例は見られず、剖検時にも異常は見られなかっ
た。したがって、検体のマウスにおける単回経口投与に
よるLD50値は、雌雄ともに2000mg/kg以上で
あるものと考えられた。
ても人体に悪影響を及ぼさないことも明らかになった。
タス種の形態的特徴、生育条件、および生理的性質につ
いて述べる。
状菌(幅0.5μ×長さ1.0μ)であるが、培養液の
種類、培養期間によっては長杆状菌(幅0.5μ〜0.
7μ×長さ6.0μ)のものがでてくる。すなわち多形
現象を示すことである。
(嫌気的照明条件下)を以下に示す。
黒条件〜照明条件 3)グラム染色性 陰性 4)抗酸性 有 5)インドールの生成 無 6)硫化水素の生成 無 7)窒素ガスを固定する能力 有 8)硝酸塩培地では硝酸を還元してN2 ↑ガス化するとい
う窒素固定とは全く逆の脱窒作用も行う 9)カタラーゼの生成 有 10)ゼラチンの液化 無 11)澱粉の加水分解 無 12)還元型メチレンブルー、還元型メチル(又はベンジ
ル)バイオロジエン色素の酸化能力 有 13)バイオティン(Biotin) 、サイアミン(Thiamin) 、
ニコチン酸を成長因子として要求する。
シュードモナス属カプシュラタス種FERMBP−74
34菌株である光合成細菌と乳酸菌とを、上記光合成細
菌から粘性物質を生成するように培養して、得られた代
謝産物を有する構成である。
7434菌株である光合成細菌と乳酸菌とを、上記光合
成細菌から粘性物質を生成するように培養して、得られ
た代謝産物を有することにより、優れた健康修復機能を
有する医薬品を安定に得ることができるという効果を奏
する。
ける、カロチノイド類の定量に用いるエーテル溶液の吸
収スペクトルを示すグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】ロドシュードモナス(Rhodopseudomonas)
属カプシュラタス(capsulatas)種FERMBP−743
4菌株である光合成細菌と乳酸菌とを、上記光合成細菌
から粘性物質を生成するように培養して、得られた代謝
産物を有することを特徴とする医薬品。 - 【請求項2】バクテリオクロロフィルを、0.2〜3.
0(重量%)の範囲にて含有することを特徴とする請求
項1記載の医薬品。 - 【請求項3】カロチノイド類を、0.5〜7.5(μm
ol/g)の範囲にて含有することを特徴とする請求項
1または2記載の医薬品。 - 【請求項4】酸加水分解物における、グルコースの含有
量(重量%)が2.4〜7.5、リボースの含有量(重
量%)が0.3〜1.1、ラムノースの含有量(重量
%)が1.0〜3.3、フコースの含有量(重量%)が
0.6〜2.6であることを特徴とする請求項1ないし
3の何れかに記載の医薬品。 - 【請求項5】水洗後の酸加水分解物における、グルコー
スの含有量(重量%)が0.8〜3.3、リボースの含
有量(重量%)が0.2〜1.0、ラムノースの含有量
(重量%)が0.4〜2.0、フコースの含有量(重量
%)が0.6以下であることを特徴とする請求項1ない
し4の何れかに記載の医薬品。
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003055240A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100870443B1 (ko) * | 2007-04-27 | 2008-12-05 | 최경용 | 모발 관리 조성물 |
CN102212491A (zh) * | 2011-03-29 | 2011-10-12 | 天津市农业生物技术研究中心 | 一种高细胞浓度光合细菌的简易培养方法 |
KR101320045B1 (ko) | 2013-01-09 | 2013-10-18 | 주식회사 두산에코비즈넷 | 박테리오클로로필 함유 균체 파쇄물을 유효성분으로 포함하는 화장료 조성물 |
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2001
- 2001-08-16 JP JP2001247263A patent/JP2003055240A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100870443B1 (ko) * | 2007-04-27 | 2008-12-05 | 최경용 | 모발 관리 조성물 |
CN102212491A (zh) * | 2011-03-29 | 2011-10-12 | 天津市农业生物技术研究中心 | 一种高细胞浓度光合细菌的简易培养方法 |
KR101320045B1 (ko) | 2013-01-09 | 2013-10-18 | 주식회사 두산에코비즈넷 | 박테리오클로로필 함유 균체 파쇄물을 유효성분으로 포함하는 화장료 조성물 |
WO2014109426A1 (ko) * | 2013-01-09 | 2014-07-17 | 주식회사 두산에코비즈넷 | 박테리오클로로필 함유 균체 파쇄물을 유효성분으로 포함하는 화장료 조성물 |
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