JP2003054630A - 写真フィルム集合包装体 - Google Patents
写真フィルム集合包装体Info
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- JP2003054630A JP2003054630A JP2001248897A JP2001248897A JP2003054630A JP 2003054630 A JP2003054630 A JP 2003054630A JP 2001248897 A JP2001248897 A JP 2001248897A JP 2001248897 A JP2001248897 A JP 2001248897A JP 2003054630 A JP2003054630 A JP 2003054630A
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- photographic film
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 販売状況に合わせ、販売店で個別包装体の個
数を素早く組み替えることが出来る集合包装体の提供。 【解決手段】 軸に巻き取られた未露光の写真フィルム
を光密状態で内蔵した写真フィルムカートリッジを、個
別の収納手段で収納された個別写真フィルム包装体が、
吊り下げ可能な支持台紙に複数個取り付けられているこ
とを特徴とする写真フィルム集合包装体。
数を素早く組み替えることが出来る集合包装体の提供。 【解決手段】 軸に巻き取られた未露光の写真フィルム
を光密状態で内蔵した写真フィルムカートリッジを、個
別の収納手段で収納された個別写真フィルム包装体が、
吊り下げ可能な支持台紙に複数個取り付けられているこ
とを特徴とする写真フィルム集合包装体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸に巻き取られた
未露光の写真フィルムが光密状態で内蔵された写真フィ
ルムカートリッジ(以下、パトローネともいう)を、個
別の収納手段で収納された個別写真フィルム包装体(以
下、個別包装体ともいう)を複数個有する写真フィルム
集合包装体(以下、集合包装体ともいう)に関するもの
である。
未露光の写真フィルムが光密状態で内蔵された写真フィ
ルムカートリッジ(以下、パトローネともいう)を、個
別の収納手段で収納された個別写真フィルム包装体(以
下、個別包装体ともいう)を複数個有する写真フィルム
集合包装体(以下、集合包装体ともいう)に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】現在、店頭での写真フィルム販売形式と
しては、ワゴンに積まれて販売する形式又は陳列台に吊
り下げられて販売する形式が知られている。陳列台に吊
り下げられて販売されている135サイズフィルムの代
表的な形態としては、樹脂製のパトローネや金属製のパ
トローネを、防湿性の樹脂製容器(樹脂缶ともいう)に
入れ防湿包装し、識別意匠印刷が施された熱可塑性フィ
ルムの袋に複数本をまとめ密封包装した形態及び識別意
匠印刷された外箱に複数本を入れシュリンクフィルムで
包装した形態が知られている。
しては、ワゴンに積まれて販売する形式又は陳列台に吊
り下げられて販売する形式が知られている。陳列台に吊
り下げられて販売されている135サイズフィルムの代
表的な形態としては、樹脂製のパトローネや金属製のパ
トローネを、防湿性の樹脂製容器(樹脂缶ともいう)に
入れ防湿包装し、識別意匠印刷が施された熱可塑性フィ
ルムの袋に複数本をまとめ密封包装した形態及び識別意
匠印刷された外箱に複数本を入れシュリンクフィルムで
包装した形態が知られている。
【0003】アドバンストフォトシステムフィルム(以
下APSフィルムという)の場合も、135サイズフィ
ルムの場合と同様な形態が知られている。最近ではフィ
ルム1本毎を購入するよりも割安なこのような複数本を
購入する割合が増加している傾向にある。
下APSフィルムという)の場合も、135サイズフィ
ルムの場合と同様な形態が知られている。最近ではフィ
ルム1本毎を購入するよりも割安なこのような複数本を
購入する割合が増加している傾向にある。
【0004】更に、店頭での陳列空間を有効に使用する
ため、様々な陳列用の包装体が提案されている。例え
ば、特開平9−58628号には懸吊するためのハンガ
ー用シート付きカートンにパトローネを収納した個別包
装体を複数個集積した包装体が、特開平9−90569
号にはパトローネを収納した容器を縦姿勢で横並びに収
納する横長のハンガー用シート付きカートンに収納した
包装体が、特開平11−258737号にはパトローネ
の意匠を識別可能にするため、透明のプラスチックカバ
ー、及び基材からなる吊り下げ部を有するブリスタ包装
体が、特開2000−047353には吊り下げ部を設
けたハンガー付きプラスチック製の小箱に写真フィルム
を3個収納し密封した包装体が、同2000−0564
33には個別包装体を吊り下げ部を設けたハンガーシー
トと共にシュリンクフィルムで集積包装した包装体が開
示されている。
ため、様々な陳列用の包装体が提案されている。例え
ば、特開平9−58628号には懸吊するためのハンガ
ー用シート付きカートンにパトローネを収納した個別包
装体を複数個集積した包装体が、特開平9−90569
号にはパトローネを収納した容器を縦姿勢で横並びに収
納する横長のハンガー用シート付きカートンに収納した
包装体が、特開平11−258737号にはパトローネ
の意匠を識別可能にするため、透明のプラスチックカバ
ー、及び基材からなる吊り下げ部を有するブリスタ包装
体が、特開2000−047353には吊り下げ部を設
けたハンガー付きプラスチック製の小箱に写真フィルム
を3個収納し密封した包装体が、同2000−0564
33には個別包装体を吊り下げ部を設けたハンガーシー
トと共にシュリンクフィルムで集積包装した包装体が開
示されている。
【0005】これらの陳列用の包装体の特別用途として
は、特に観光地、遊園地、地域限定の行事、万国博覧
会、国民体育大会、サッカーワールドカップ等で限定意
匠を施し販売に利用されている。
は、特に観光地、遊園地、地域限定の行事、万国博覧
会、国民体育大会、サッカーワールドカップ等で限定意
匠を施し販売に利用されている。
【0006】従来、これら陳列販売用の包装体のパトロ
ーネの本数はユーザの要望に対応するため、2本、3
本、5本、10本の様に複数本が包装された状態で販売
されている。
ーネの本数はユーザの要望に対応するため、2本、3
本、5本、10本の様に複数本が包装された状態で販売
されている。
【0007】これら、通常の陳列用の包装体の製造は、
販売残りに偏りがない様に、販売状況に合わせた生産が
行われているのであるが、特別用途の場合は期間限定と
なるため販売量を推定した見込み生産が行われる。この
ため、不足する包装体又は余ってしまう包装体が出来て
しまうのが現状である。不足した場合は販売チャンスを
逃し売り上げが減少するし、余った場合は返品しなけれ
ばならない。
販売残りに偏りがない様に、販売状況に合わせた生産が
行われているのであるが、特別用途の場合は期間限定と
なるため販売量を推定した見込み生産が行われる。この
ため、不足する包装体又は余ってしまう包装体が出来て
しまうのが現状である。不足した場合は販売チャンスを
逃し売り上げが減少するし、余った場合は返品しなけれ
ばならない。
【0008】特に観光地、期間限定の行事は意匠も限定
されているため余った場合は再利用は出来ず廃棄処理と
なりコストが掛かる。これらの事態が生じるのは、陳列
用の包装体を販売店で作製せず、製造元で作製し販売店
に納入していることに由来している。例えば、パトロー
ネが2本入りの包装体が不足した場合は、パトローネが
10本入りの包装体を解体し、パトローネが2本入りの
包装体を販売店で作製することが出来れば解消すること
である。市場からは、販売状況に合わせ、販売店で個別
包装体の個数を素早く組み替えることが出来る集合包装
体の開発が望まれている。
されているため余った場合は再利用は出来ず廃棄処理と
なりコストが掛かる。これらの事態が生じるのは、陳列
用の包装体を販売店で作製せず、製造元で作製し販売店
に納入していることに由来している。例えば、パトロー
ネが2本入りの包装体が不足した場合は、パトローネが
10本入りの包装体を解体し、パトローネが2本入りの
包装体を販売店で作製することが出来れば解消すること
である。市場からは、販売状況に合わせ、販売店で個別
包装体の個数を素早く組み替えることが出来る集合包装
体の開発が望まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記状況を
鑑み成されたもので、その目的は、販売状況に合わせ、
販売店で個別包装体の個数を素早く組み替えることが出
来る集合包装体を提供することである。
鑑み成されたもので、その目的は、販売状況に合わせ、
販売店で個別包装体の個数を素早く組み替えることが出
来る集合包装体を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成により達成された。
下の構成により達成された。
【0011】1)軸に巻き取られた未露光の写真フィル
ムを光密状態で内蔵した写真フィルムカートリッジを、
個別の収納手段で収納された個別写真フィルム包装体
が、吊り下げ可能な支持台紙に複数個取り付けられてい
ることを特徴とする写真フィルム集合包装体。
ムを光密状態で内蔵した写真フィルムカートリッジを、
個別の収納手段で収納された個別写真フィルム包装体
が、吊り下げ可能な支持台紙に複数個取り付けられてい
ることを特徴とする写真フィルム集合包装体。
【0012】2)前記個別写真フィルム包装体が吊り下
げ可能なブリスタ包装形態であることを特徴とする1)
に記載の写真フィルム集合包装体。
げ可能なブリスタ包装形態であることを特徴とする1)
に記載の写真フィルム集合包装体。
【0013】3)前記個別写真フィルム包装体が吊り下
げ可能なハンガー用シート付きカートン(包装箱)であ
ることを特徴とする1)に記載の写真フィルム集合包装
体。
げ可能なハンガー用シート付きカートン(包装箱)であ
ることを特徴とする1)に記載の写真フィルム集合包装
体。
【0014】4)前記個別写真フィルム包装体が吊り下
げ可能なバリヤ袋包装形態であることを特徴とする1)
に記載の写真フィルム集合包装体。
げ可能なバリヤ袋包装形態であることを特徴とする1)
に記載の写真フィルム集合包装体。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照しなが
ら、本発明の写真フィルム集合包装体について説明す
る。
ら、本発明の写真フィルム集合包装体について説明す
る。
【0016】図1は、ブリスタ包装形態の個別包装体を
使用した集合包装体の概略斜視図である。図1の(a)
はブリスタ包装形態の個別包装体の概略斜視図である。
図1の(b)は図1の(a)に示されるブリスタ包装形
態の個別包装体を使用し、集合包装体を作製するための
支持台紙の概略斜視図である。図1の(c)は図1の
(a)に示されるブリスタ包装形態の個別包装体を図1
の(b)に示される支持台紙を使用して作製した集合包
装体の概略斜視図である。
使用した集合包装体の概略斜視図である。図1の(a)
はブリスタ包装形態の個別包装体の概略斜視図である。
図1の(b)は図1の(a)に示されるブリスタ包装形
態の個別包装体を使用し、集合包装体を作製するための
支持台紙の概略斜視図である。図1の(c)は図1の
(a)に示されるブリスタ包装形態の個別包装体を図1
の(b)に示される支持台紙を使用して作製した集合包
装体の概略斜視図である。
【0017】図中1はブリスタ包装形態の個別包装体示
し、101はパトローネを収納する収納部を示し、10
2は収納部101を貼着する基材を示し、103は基材
102に設けられた吊り下げ用の穴を示し、2は軸に巻
き取られた未露光の写真フィルムが光密状態で内蔵され
たパトローネを示す。102aは基材102の余白部を
示す。本図で示される個別包装体1は、個別包装体とし
ても店頭で陳列販売が出来る形態となっている。
し、101はパトローネを収納する収納部を示し、10
2は収納部101を貼着する基材を示し、103は基材
102に設けられた吊り下げ用の穴を示し、2は軸に巻
き取られた未露光の写真フィルムが光密状態で内蔵され
たパトローネを示す。102aは基材102の余白部を
示す。本図で示される個別包装体1は、個別包装体とし
ても店頭で陳列販売が出来る形態となっている。
【0018】3は集合包装体を作製するのに使用する支
持台紙を示し、支持台紙3は、吊り下げ用の穴303a
が配設された載置用支持台紙301と、吊り下げ用の穴
303bと、複数の開口部4が配設された押さえ用支持
台紙302を有している。押さえ用支持台紙302の余
白部302a及び基材102の余白部102aは販売促
進情報、例えば、メーカ名、商品名、感度、撮影枚数、
有効期限、バーコード等の写真フィルムの情報、地域の
催し、観光地案内等販売目的に合わせた意匠を記載する
ことが可能である。又、結婚式、祝賀会用として写真を
貼付して利用することもできる。
持台紙を示し、支持台紙3は、吊り下げ用の穴303a
が配設された載置用支持台紙301と、吊り下げ用の穴
303bと、複数の開口部4が配設された押さえ用支持
台紙302を有している。押さえ用支持台紙302の余
白部302a及び基材102の余白部102aは販売促
進情報、例えば、メーカ名、商品名、感度、撮影枚数、
有効期限、バーコード等の写真フィルムの情報、地域の
催し、観光地案内等販売目的に合わせた意匠を記載する
ことが可能である。又、結婚式、祝賀会用として写真を
貼付して利用することもできる。
【0019】5は支持台紙3を使用して作製された集合
包装体を示す。集合包装体5は、載置用支持台紙301
上に個別包装体1を、押さえ用支持台紙302に設けら
れた開口部に該当する位置に基材102を下側にして4
個を載置した後、開口部4から収納部101が出る様
に、押さえ用支持台紙302を被せ、周囲をホッキチ
ス、テープ、接着剤、溶着等で固定することで作製する
ことが出来る。本図では個別包装体が4個の場合を示し
たが、勿論、2個、5個等であってもかまわない。本発
明でいう複数とは、その数は特に制限はないが個別包装
体が好ましくは2〜5個の範囲である。
包装体を示す。集合包装体5は、載置用支持台紙301
上に個別包装体1を、押さえ用支持台紙302に設けら
れた開口部に該当する位置に基材102を下側にして4
個を載置した後、開口部4から収納部101が出る様
に、押さえ用支持台紙302を被せ、周囲をホッキチ
ス、テープ、接着剤、溶着等で固定することで作製する
ことが出来る。本図では個別包装体が4個の場合を示し
たが、勿論、2個、5個等であってもかまわない。本発
明でいう複数とは、その数は特に制限はないが個別包装
体が好ましくは2〜5個の範囲である。
【0020】販売店では各種形態の支持台紙3を保管し
ておき、販売状況に合わせ個別包装体1を組み替えるこ
とで集合包装体を簡単に作製することが可能である。例
えば、感度100、200、400、800の包装体1
をセットとして集合包装体を作ることも出来る。勿論、
同一感度にしてもかまわない。
ておき、販売状況に合わせ個別包装体1を組み替えるこ
とで集合包装体を簡単に作製することが可能である。例
えば、感度100、200、400、800の包装体1
をセットとして集合包装体を作ることも出来る。勿論、
同一感度にしてもかまわない。
【0021】個別包装体1の収納部101は、プラスチ
ック加工技術ハンドブック 高分子学会編945〜96
6ページに記載されている熱成形で作製することが出
来、使用する熱可塑性樹脂は熱成形が出来る物の中から
曲げ強さが40〜160MPaの熱可塑性樹脂が好まし
く、例えばポリメチルメタアクリレート(PMMA)、
ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリカーボネート(PC)、アクリロニト
リルブタジエンスチレン共重合体(ABS)、ポリプロ
ピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)等汎用性の
熱可塑性樹脂が挙げられる。
ック加工技術ハンドブック 高分子学会編945〜96
6ページに記載されている熱成形で作製することが出
来、使用する熱可塑性樹脂は熱成形が出来る物の中から
曲げ強さが40〜160MPaの熱可塑性樹脂が好まし
く、例えばポリメチルメタアクリレート(PMMA)、
ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリカーボネート(PC)、アクリロニト
リルブタジエンスチレン共重合体(ABS)、ポリプロ
ピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)等汎用性の
熱可塑性樹脂が挙げられる。
【0022】曲げ強さとしては好ましくは40〜160
MPaであり、40MPa未満では輸送中の振動や、取
り扱い中の落下等で収納部が変形する危険があり好まし
くなく、160MPaを越えた場合は熱成形が出来なく
なり好ましくない。尚、曲げ強さはASTM D790
に準じて測定した値である。
MPaであり、40MPa未満では輸送中の振動や、取
り扱い中の落下等で収納部が変形する危険があり好まし
くなく、160MPaを越えた場合は熱成形が出来なく
なり好ましくない。尚、曲げ強さはASTM D790
に準じて測定した値である。
【0023】厚さは0.2〜0.5mmであり、より好
ましくは0.2〜0.3mmである。0.2mm未満で
は輸送中で潰れ、収納してあるパトローネが損傷する危
険があり、0.5mmを越えた場合は、廃棄物の樹脂量
が増えて好ましくない。
ましくは0.2〜0.3mmである。0.2mm未満で
は輸送中で潰れ、収納してあるパトローネが損傷する危
険があり、0.5mmを越えた場合は、廃棄物の樹脂量
が増えて好ましくない。
【0024】尚、収納容器には、販売促進情報、例え
ば、メーカ名、商品名、感度、撮影枚数等の写真フィル
ムの情報を印刷することが可能である。
ば、メーカ名、商品名、感度、撮影枚数等の写真フィル
ムの情報を印刷することが可能である。
【0025】基材102に使用する材料としては、特に
限定はなく、収納部101と同じ材料でも良いし、板紙
をポリエチレン、PP、PVC、ポリエステル等で被覆
した加工紙を使用してもかまわない。基材の厚さとして
は0.1〜1mmが好ましい。0.1mm未満では使用
する材質によっては変形して店頭で陳列ができなくなる
場合があり、1mmを越えた場合は、廃棄物の量が増加
する。
限定はなく、収納部101と同じ材料でも良いし、板紙
をポリエチレン、PP、PVC、ポリエステル等で被覆
した加工紙を使用してもかまわない。基材の厚さとして
は0.1〜1mmが好ましい。0.1mm未満では使用
する材質によっては変形して店頭で陳列ができなくなる
場合があり、1mmを越えた場合は、廃棄物の量が増加
する。
【0026】支持台紙3に使用する材料は、個別包装体
1の基材102と同じでかまわない。大きさ、形状は特
に限定は無く、個別包装体1の個数と収納の仕方により
長方形、正方形等であっても良いし、販売する場所の特
徴を表した形状であっても良い。支持台紙3は、所定寸
法のシート材料を打ち抜くことで作製することが可能で
ある。
1の基材102と同じでかまわない。大きさ、形状は特
に限定は無く、個別包装体1の個数と収納の仕方により
長方形、正方形等であっても良いし、販売する場所の特
徴を表した形状であっても良い。支持台紙3は、所定寸
法のシート材料を打ち抜くことで作製することが可能で
ある。
【0027】図2は図1の(a)で示されるブリスタ包
装形態の個別包装体を使用した他の一例の集合包装体の
概略斜視図である。図2の(a)は、図1の(a)で示
される個別包装体1を使用した集合包装体を作製するの
に使用する支持台紙の概略斜視図である。図2の(b)
は図2の(a)に示される支持台紙を使用して作製した
集合包装体の概略斜視図である。
装形態の個別包装体を使用した他の一例の集合包装体の
概略斜視図である。図2の(a)は、図1の(a)で示
される個別包装体1を使用した集合包装体を作製するの
に使用する支持台紙の概略斜視図である。図2の(b)
は図2の(a)に示される支持台紙を使用して作製した
集合包装体の概略斜視図である。
【0028】図中6は支持台紙を示す。601は基材を
示し、602は個別包装体を取り付けるための切り込み
部を示す。603は吊り下げ用の穴を示す。601aは
基材601の余白部を示す。7は支持台紙6を使用して
作製された集合包装体を示す。集合包装体7は、支持台
紙6の基材601上に配設された切り込み部602に個
別包装体1の四隅を差し込むことで作製することが出来
る。本図では、差し込み方法による例を示したが、支持
台紙に直接貼着する方式であっても良い。
示し、602は個別包装体を取り付けるための切り込み
部を示す。603は吊り下げ用の穴を示す。601aは
基材601の余白部を示す。7は支持台紙6を使用して
作製された集合包装体を示す。集合包装体7は、支持台
紙6の基材601上に配設された切り込み部602に個
別包装体1の四隅を差し込むことで作製することが出来
る。本図では、差し込み方法による例を示したが、支持
台紙に直接貼着する方式であっても良い。
【0029】本図では2個の場合を示したが、勿論、3
個、4個等であってもかまわない。販売店では各種形態
の支持台紙6を保管しておき、販売状況に合わせ個別包
装体1を組み替えて集合包装体を簡単に作製することが
可能である。例えば、感度100、200、400、8
00の各個別包装体1をセットとして写真フィルム集合
包装体を作ることも出来る。勿論、同一感度にしてもか
まわない。
個、4個等であってもかまわない。販売店では各種形態
の支持台紙6を保管しておき、販売状況に合わせ個別包
装体1を組み替えて集合包装体を簡単に作製することが
可能である。例えば、感度100、200、400、8
00の各個別包装体1をセットとして写真フィルム集合
包装体を作ることも出来る。勿論、同一感度にしてもか
まわない。
【0030】支持台紙6の余白部601aは図1の押さ
え用支持台紙302の余白部302aと同じ様に使用す
ることが出来る。支持台紙6に使用する材料は、包装体
1の基材102と同じでかまわない。大きさ、形状は特
に限定は無く、個別包装体1の個数と収納の仕方により
長方形、正方形等であっても良いし、販売する場所の特
徴を表した形状であっても良い。支持台紙6は、所定寸
法のシート材料を打ち抜くことで作製することが可能で
ある。
え用支持台紙302の余白部302aと同じ様に使用す
ることが出来る。支持台紙6に使用する材料は、包装体
1の基材102と同じでかまわない。大きさ、形状は特
に限定は無く、個別包装体1の個数と収納の仕方により
長方形、正方形等であっても良いし、販売する場所の特
徴を表した形状であっても良い。支持台紙6は、所定寸
法のシート材料を打ち抜くことで作製することが可能で
ある。
【0031】図3は、ハンガー用シート付きカートン包
装形態の個別包装体を使用した集合包装体の概略斜視図
である。図3の(a)はハンガー用シート付きカートン
包装形態の個別包装体の概略斜視図である。図3(b)
は図3の(a)に示されるハンガー用シート付きカート
ン包装形態の個別包装体を使用し、集合包装体を作製す
るのに使用する支持台紙の概略斜視図である。図3の
(c)は図3の(a)に示されるハンガー用シート付き
カートン包装形態の個別包装体を図3の(b)に示され
る支持台紙を使用して作製した集合包装体の概略斜視図
である。
装形態の個別包装体を使用した集合包装体の概略斜視図
である。図3の(a)はハンガー用シート付きカートン
包装形態の個別包装体の概略斜視図である。図3(b)
は図3の(a)に示されるハンガー用シート付きカート
ン包装形態の個別包装体を使用し、集合包装体を作製す
るのに使用する支持台紙の概略斜視図である。図3の
(c)は図3の(a)に示されるハンガー用シート付き
カートン包装形態の個別包装体を図3の(b)に示され
る支持台紙を使用して作製した集合包装体の概略斜視図
である。
【0032】図中8はハンガー用シート付きカートン包
装形態の個別包装体を示す。個別包装体8は、パトロー
ネを収納する収納部801と、収納部801に設けられ
たハンガー用シート802を有している。ハンガー用シ
ート802の上部には吊り下げ用の穴803が空けられ
ている。収納部801に収納されているパトローネは特
開2000−10245、実開平4−75341号に記
載されている如き防湿性のバリヤ袋に密封包装した状態
でも良いし、特開平5−210217号に記載されてい
る如き防湿性の収納容器に収納された状態でも良い。
装形態の個別包装体を示す。個別包装体8は、パトロー
ネを収納する収納部801と、収納部801に設けられ
たハンガー用シート802を有している。ハンガー用シ
ート802の上部には吊り下げ用の穴803が空けられ
ている。収納部801に収納されているパトローネは特
開2000−10245、実開平4−75341号に記
載されている如き防湿性のバリヤ袋に密封包装した状態
でも良いし、特開平5−210217号に記載されてい
る如き防湿性の収納容器に収納された状態でも良い。
【0033】収納部801は、紙、熱可塑性樹脂等で出
来た箱体であり、ハンガー用のシート802の材料は収
納部801と同じであることが好ましい。収納部801
を熱可塑性樹脂で作製する場合は、透明であっても、ヘ
イズ度40%以上としてもかまわない。ヘイズ度40%
以上とする方法は後述する。尚、本発明でいうヘイズ度
とは、日本電色工業(株)製ヘイズ計(VGS−101
DP)を用いて測定した値であり、数値が小さい程透明
性が高いことを示している。
来た箱体であり、ハンガー用のシート802の材料は収
納部801と同じであることが好ましい。収納部801
を熱可塑性樹脂で作製する場合は、透明であっても、ヘ
イズ度40%以上としてもかまわない。ヘイズ度40%
以上とする方法は後述する。尚、本発明でいうヘイズ度
とは、日本電色工業(株)製ヘイズ計(VGS−101
DP)を用いて測定した値であり、数値が小さい程透明
性が高いことを示している。
【0034】収納部801が紙、又は遮光性を付与した
熱可塑性樹脂の場合は、収納部に写真フィルムカートリ
ッジが収納されているかを確認出来るように一部に透明
な箇所を設けて確認出来る様にすることが好ましい。本
図で示される個別包装体8は、個別包装体としても店頭
で陳列販売が出来る形態となっている。
熱可塑性樹脂の場合は、収納部に写真フィルムカートリ
ッジが収納されているかを確認出来るように一部に透明
な箇所を設けて確認出来る様にすることが好ましい。本
図で示される個別包装体8は、個別包装体としても店頭
で陳列販売が出来る形態となっている。
【0035】9は写真フィルム集合包装体を作製するの
に使用する支持台紙を示し、支持台紙9は、吊り下げ用
の穴903aが配設された載置用支持台紙901と、吊
り下げ用の穴903bが配設された押さえ用支持台紙9
02を有している。902aは押さえ用支持台紙902
の余白部を示す。余白部902aは図1で示した押さえ
用支持台紙302の余白部302aと同じように使用す
ることが出来る。
に使用する支持台紙を示し、支持台紙9は、吊り下げ用
の穴903aが配設された載置用支持台紙901と、吊
り下げ用の穴903bが配設された押さえ用支持台紙9
02を有している。902aは押さえ用支持台紙902
の余白部を示す。余白部902aは図1で示した押さえ
用支持台紙302の余白部302aと同じように使用す
ることが出来る。
【0036】10は支持台紙9を使用して作製された集
合包装体を示す。集合包装体10は、載置用支持台紙9
01上の所定の位置に個別包装体8をハンガー用シート
802を下側にして2個を載置し、押さえ用支持台紙を
ハンガー用シート802の上に置き、周囲をホッキチ
ス、テープ、接着剤等で固定することで作製することが
出来る。
合包装体を示す。集合包装体10は、載置用支持台紙9
01上の所定の位置に個別包装体8をハンガー用シート
802を下側にして2個を載置し、押さえ用支持台紙を
ハンガー用シート802の上に置き、周囲をホッキチ
ス、テープ、接着剤等で固定することで作製することが
出来る。
【0037】本図では個別包装体として2個の横置きの
場合を示したが、勿論、3個、5個等であってもかまわ
ないし、縦置きでもかまわない。
場合を示したが、勿論、3個、5個等であってもかまわ
ないし、縦置きでもかまわない。
【0038】販売店では各種形態の支持台紙9を保管し
ておき、販売状況に合わせ個別包装体8を組み替えて集
合包装体を簡単に作製することが可能である。例えば、
感度100、200、400、800の各個別包装体1
をセットとして集合包装体を作ることも出来る。勿論、
同一感度にしてもかまわない。
ておき、販売状況に合わせ個別包装体8を組み替えて集
合包装体を簡単に作製することが可能である。例えば、
感度100、200、400、800の各個別包装体1
をセットとして集合包装体を作ることも出来る。勿論、
同一感度にしてもかまわない。
【0039】支持台紙9の大きさ、形状は特に限定は無
く、個別包装体8の個数と載置の仕方により長方形、正
方形等であっても良いし、販売する場所の特徴を表した
形状であっても良い。支持台紙9は、所定寸法のシート
材料を打ち抜くことで作製することが可能である。
く、個別包装体8の個数と載置の仕方により長方形、正
方形等であっても良いし、販売する場所の特徴を表した
形状であっても良い。支持台紙9は、所定寸法のシート
材料を打ち抜くことで作製することが可能である。
【0040】図4は、バリヤ袋包装形態の個別包装体を
使用した集合包装体の概略斜視図である。図4の(a)
はバリヤ袋包装形態の個別包装体の概略斜視図である。
図4の(b)は図4の(a)に示されるバリヤ袋包装形
態の個別包装体を使用し、写真フィルム集合包装体を作
製するのに使用する支持台紙の概略斜視図である。図4
の(c)は図4の(a)に示されるバリヤ袋包装形態の
個別包装体を図4の(b)に示される支持台紙を使用し
て作製した写真フィルム集合包装体の概略斜視図であ
る。
使用した集合包装体の概略斜視図である。図4の(a)
はバリヤ袋包装形態の個別包装体の概略斜視図である。
図4の(b)は図4の(a)に示されるバリヤ袋包装形
態の個別包装体を使用し、写真フィルム集合包装体を作
製するのに使用する支持台紙の概略斜視図である。図4
の(c)は図4の(a)に示されるバリヤ袋包装形態の
個別包装体を図4の(b)に示される支持台紙を使用し
て作製した写真フィルム集合包装体の概略斜視図であ
る。
【0041】図中11はバリヤ袋包装形態の個別包装体
示し、111はバリヤ袋を示し、112はバリヤ袋11
1に設けられた吊り下げ用の穴を示す。符号2は図1と
同義である。本図で示される個別包装体11は、個別包
装体としても店頭で陳列販売が出来る形態となってい
る。
示し、111はバリヤ袋を示し、112はバリヤ袋11
1に設けられた吊り下げ用の穴を示す。符号2は図1と
同義である。本図で示される個別包装体11は、個別包
装体としても店頭で陳列販売が出来る形態となってい
る。
【0042】12は支持台紙を示す。121は基材を示
し、122は個別包装体11を取り付けるための取り付
け位置を示す。121aは基材121の余白部を示す。
123は吊り下げ用の穴を示す。
し、122は個別包装体11を取り付けるための取り付
け位置を示す。121aは基材121の余白部を示す。
123は吊り下げ用の穴を示す。
【0043】13は支持台紙12を使用して作製された
集合包装体を示す。集合包装体13は、支持台紙12の
基材121上の取り付け位置122に個別包装体11を
載置した後、個別包装体11の上部を、テープ、粘着剤
等で取り付け位置122に固定することで作製すること
が出来る。粘着剤としては、例えば接着便覧(株)高分
子刊行会29〜71頁に記載されている如き一般的粘着
剤を使用しても良いし、市販されている両面テープ、例
えば、ニチバン(株)製 紙両面テープ(商品名ナイス
タック)を使用してもかまわない。尚、予め取り付け位
置122に両面テープを貼着しておくことが好ましい。
集合包装体を示す。集合包装体13は、支持台紙12の
基材121上の取り付け位置122に個別包装体11を
載置した後、個別包装体11の上部を、テープ、粘着剤
等で取り付け位置122に固定することで作製すること
が出来る。粘着剤としては、例えば接着便覧(株)高分
子刊行会29〜71頁に記載されている如き一般的粘着
剤を使用しても良いし、市販されている両面テープ、例
えば、ニチバン(株)製 紙両面テープ(商品名ナイス
タック)を使用してもかまわない。尚、予め取り付け位
置122に両面テープを貼着しておくことが好ましい。
【0044】支持台紙12の余白部121aは図1で示
した押さえ用支持台紙302の余白部302aと同じよ
うに使用することが出来る。
した押さえ用支持台紙302の余白部302aと同じよ
うに使用することが出来る。
【0045】本図では個別包装体が3個の横置きの場合
を示したが、勿論、2個、4個等であってもかまわない
し、縦置きでもかまわない。販売店では支持台紙12を
保管しておき、販売状況に合わせ個別包装体11を組み
替えて写真フィルム集合包装体を簡単に作製することが
可能である。例えば、感度100、200、400、8
00の各バリヤ包装形態の個別包装体11をセットとし
て写真フィルム集合包装体を作ることも出来る。勿論、
同一感度にしてもかまわない。
を示したが、勿論、2個、4個等であってもかまわない
し、縦置きでもかまわない。販売店では支持台紙12を
保管しておき、販売状況に合わせ個別包装体11を組み
替えて写真フィルム集合包装体を簡単に作製することが
可能である。例えば、感度100、200、400、8
00の各バリヤ包装形態の個別包装体11をセットとし
て写真フィルム集合包装体を作ることも出来る。勿論、
同一感度にしてもかまわない。
【0046】支持台紙12の大きさ、形状は特に限定は
無く、個別包装体11の個数と載置の仕方により長方
形、正方形等であっても良いし、販売する場所の特徴を
表した形状であっても良い。支持台紙12は、所定寸法
のシート材料を打ち抜くことで作製することが可能であ
る。
無く、個別包装体11の個数と載置の仕方により長方
形、正方形等であっても良いし、販売する場所の特徴を
表した形状であっても良い。支持台紙12は、所定寸法
のシート材料を打ち抜くことで作製することが可能であ
る。
【0047】本発明の図1〜図4に示される集合包装体
を作製するのに使用する各個別包装体の各収納部及びバ
リヤ袋は、写真フィルムが高感度の場合、例えばISO
800、1600では安全のため、ヘイズ度40%以上
とすることが好ましい。ヘイズ度40%未満では収納さ
れている写真フィルムが店頭で陳列している時に光でカ
ブリを生じる危険がある。
を作製するのに使用する各個別包装体の各収納部及びバ
リヤ袋は、写真フィルムが高感度の場合、例えばISO
800、1600では安全のため、ヘイズ度40%以上
とすることが好ましい。ヘイズ度40%未満では収納さ
れている写真フィルムが店頭で陳列している時に光でカ
ブリを生じる危険がある。
【0048】勿論、他の感度例えばISO50、10
0、200、400の場合でも遮光性を付与させてもか
まわない。尚、図1及び図2に示される個別包装体の収
納部をヘイズ度40%以下にする場合は、パトローネの
フィルム出し入れ口からの漏光を更に防止するため、フ
ィルム出し入れ口を下向きとし、フィルム出し入れ口と
対向する基材の面の反射率を印刷、塗工等で200〜7
00nmの範囲で10%以下にしておくことが望まし
い。図4で示されるバリヤ袋をヘイズ度40%以下にす
る場合は、パトローネのフィルム出し入れ口からの漏光
を更に防止するため、フィルム出し入れ口を下向きとす
るのが望ましい。
0、200、400の場合でも遮光性を付与させてもか
まわない。尚、図1及び図2に示される個別包装体の収
納部をヘイズ度40%以下にする場合は、パトローネの
フィルム出し入れ口からの漏光を更に防止するため、フ
ィルム出し入れ口を下向きとし、フィルム出し入れ口と
対向する基材の面の反射率を印刷、塗工等で200〜7
00nmの範囲で10%以下にしておくことが望まし
い。図4で示されるバリヤ袋をヘイズ度40%以下にす
る場合は、パトローネのフィルム出し入れ口からの漏光
を更に防止するため、フィルム出し入れ口を下向きとす
るのが望ましい。
【0049】図1〜3に示される個別包装体の収納部及
び図4に示されるバリヤ袋が熱可塑性樹脂材料で出来て
いる場合、ヘイズ度40%以上とするには、1)収納部
を構成している熱可塑性樹脂材料へ遮光物質を添加、
2)収納部の表面を印刷する方法が知られている。又、
図3に示される個別包装体の収納部が紙の場合1)中間
層に古紙を有した板紙を使用する。2)収納部の表面を
印刷する方法が知られている。
び図4に示されるバリヤ袋が熱可塑性樹脂材料で出来て
いる場合、ヘイズ度40%以上とするには、1)収納部
を構成している熱可塑性樹脂材料へ遮光物質を添加、
2)収納部の表面を印刷する方法が知られている。又、
図3に示される個別包装体の収納部が紙の場合1)中間
層に古紙を有した板紙を使用する。2)収納部の表面を
印刷する方法が知られている。
【0050】熱可塑性樹脂材料へ添加する遮光物質とし
ては、一般的に使用されているカーボンブラック、無機
化合物、着色剤等が知られている。以下、遮光物質に付
き説明する。
ては、一般的に使用されているカーボンブラック、無機
化合物、着色剤等が知られている。以下、遮光物質に付
き説明する。
【0051】カーボンブラックとしては、遊離イオウ含
有量が200ppm以下、平均粒子径が10〜120μ
m、pHが6.0〜9.0、平均粒子径10〜100μ
m、吸油量が60ml/100g以上、揮発成分が3.
0%以下のファーネスカーボンブラックが特に好まし
い。
有量が200ppm以下、平均粒子径が10〜120μ
m、pHが6.0〜9.0、平均粒子径10〜100μ
m、吸油量が60ml/100g以上、揮発成分が3.
0%以下のファーネスカーボンブラックが特に好まし
い。
【0052】無機化合物としては、
A.水酸化物
水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、塩基性炭酸
マグネシウム等 B.酸化物 シリカ、ケイ藻土、アルミナ、酸化チタン、酸化鉄、酸
化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化アンチモン、バリウム
フェライト、ストロンチウムフェライト、酸化ベリリウ
ム、軽石、軽石バルーン、アルミナ繊維等 C.炭酸塩 炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイト、ドー
ソナイト等 D.ケイ酸塩 タルク、クレー、マイカ、アスペスト、ガラス繊維、ガ
ラスバルーン、ガラスビーズ、ケイ酸カルシウム、モン
モリロナイト、ペントナイト等 E.(亜)硫酸塩 硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸アンモニウム、亜
硫酸カルシウム等 F.炭素 グラファイト、炭素繊維、炭素中空球等 G.その他 鉄粉、銅粉、鉛粉、錫粉、ステンレス粉、パール顔料、
アルミニウム粉、硫化モリブデン、ポロン繊維、炭化ケ
イ素繊維、黄銅繊維、チタン酸カリウム、チタン酸ジル
コン酸鉛、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、ホウ酸カ
ルシウム、ホウ酸ナトリウム、アルミニウムペースト等 上記遮光物質の添加量は使用する遮光物質により異なる
が概略1.0〜20質量%が好ましい。1.0質量%未
満では、遮光性が不十分で販売条件によっては光による
カブリが発生する危険がある。20質量%を越えると、
物理強度を低下させ、成形性を悪化させ、発塵が多くな
り、写真フィルムを汚染する。さらに吸湿量が多くな
り、成形時に発泡したり、外観を悪化させるだけでな
く、カーボンブラックの場合は遊離イオウの発生が多く
なり写真フィルムの保存性を悪化させるため好ましくな
い。
マグネシウム等 B.酸化物 シリカ、ケイ藻土、アルミナ、酸化チタン、酸化鉄、酸
化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化アンチモン、バリウム
フェライト、ストロンチウムフェライト、酸化ベリリウ
ム、軽石、軽石バルーン、アルミナ繊維等 C.炭酸塩 炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイト、ドー
ソナイト等 D.ケイ酸塩 タルク、クレー、マイカ、アスペスト、ガラス繊維、ガ
ラスバルーン、ガラスビーズ、ケイ酸カルシウム、モン
モリロナイト、ペントナイト等 E.(亜)硫酸塩 硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸アンモニウム、亜
硫酸カルシウム等 F.炭素 グラファイト、炭素繊維、炭素中空球等 G.その他 鉄粉、銅粉、鉛粉、錫粉、ステンレス粉、パール顔料、
アルミニウム粉、硫化モリブデン、ポロン繊維、炭化ケ
イ素繊維、黄銅繊維、チタン酸カリウム、チタン酸ジル
コン酸鉛、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、ホウ酸カ
ルシウム、ホウ酸ナトリウム、アルミニウムペースト等 上記遮光物質の添加量は使用する遮光物質により異なる
が概略1.0〜20質量%が好ましい。1.0質量%未
満では、遮光性が不十分で販売条件によっては光による
カブリが発生する危険がある。20質量%を越えると、
物理強度を低下させ、成形性を悪化させ、発塵が多くな
り、写真フィルムを汚染する。さらに吸湿量が多くな
り、成形時に発泡したり、外観を悪化させるだけでな
く、カーボンブラックの場合は遊離イオウの発生が多く
なり写真フィルムの保存性を悪化させるため好ましくな
い。
【0053】着色剤としては、一般にプラスチック材料
に使用されている着色剤ならば特に限定は無い。使用さ
れる着色剤としては、株式会社朝倉書店発行 プラスチ
ック事典736〜744頁に記載されている如き着色剤
が挙げられる。代表的顔料をカラーインデックスナンバ
ー(C.I.ナンバー)で示すと、例えばアゾ系顔料と
してはPigment Red48(15865)、P
igment Red4(12085)、Pigmen
t Red208(12514)、Pigment Y
ellow83(21108)、多環系顔料としては、
PigmentBlue15(74160)、Pigm
ent Violet19(73900)、Pigme
nt Yellow110(56280)、Pigme
ntRed149(71137)、Pigment R
ed177(65300)、無機顔料としてPigme
nt Yellow53(77788)、Pigmen
t Yellow42(77492)、Pigment
Brown6(77491)、Pigment Bl
ue29(77007)、Pigment Blue2
8(77346)、Pigment Green50
(77377)、Pigment Green17(7
7288)、Pigment White4(7794
7)、Pigment White7(77975)、
Pigment White6(77891)、Pig
ment White18(77220)、Pigme
nt White19(77004)、Pigment
White26(77718)、Pigment W
hite27(77811)、Pigment Bla
ck7(77266)、Pigment Black1
1(77499)、Pigment Metal1(7
7000)、Pigment Metal2(7740
0)が挙げられ、この他に昼光蛍光顔料、チタン皮膜雲
母なども知られている。
に使用されている着色剤ならば特に限定は無い。使用さ
れる着色剤としては、株式会社朝倉書店発行 プラスチ
ック事典736〜744頁に記載されている如き着色剤
が挙げられる。代表的顔料をカラーインデックスナンバ
ー(C.I.ナンバー)で示すと、例えばアゾ系顔料と
してはPigment Red48(15865)、P
igment Red4(12085)、Pigmen
t Red208(12514)、Pigment Y
ellow83(21108)、多環系顔料としては、
PigmentBlue15(74160)、Pigm
ent Violet19(73900)、Pigme
nt Yellow110(56280)、Pigme
ntRed149(71137)、Pigment R
ed177(65300)、無機顔料としてPigme
nt Yellow53(77788)、Pigmen
t Yellow42(77492)、Pigment
Brown6(77491)、Pigment Bl
ue29(77007)、Pigment Blue2
8(77346)、Pigment Green50
(77377)、Pigment Green17(7
7288)、Pigment White4(7794
7)、Pigment White7(77975)、
Pigment White6(77891)、Pig
ment White18(77220)、Pigme
nt White19(77004)、Pigment
White26(77718)、Pigment W
hite27(77811)、Pigment Bla
ck7(77266)、Pigment Black1
1(77499)、Pigment Metal1(7
7000)、Pigment Metal2(7740
0)が挙げられ、この他に昼光蛍光顔料、チタン皮膜雲
母なども知られている。
【0054】本発明に使用する熱可塑性樹脂への遮光物
質の添加方法は日刊工業新聞社発行プラスチック加工技
術ハンドブック330〜335頁に記載されている添加
方法に従い行うことが可能であり、使用量は必要とする
ヘイズ度を得るのに合わせ適宜調整をして決めることは
可能であるし、互いの顔料を混ぜて好みの色に調色する
ことも可能である。
質の添加方法は日刊工業新聞社発行プラスチック加工技
術ハンドブック330〜335頁に記載されている添加
方法に従い行うことが可能であり、使用量は必要とする
ヘイズ度を得るのに合わせ適宜調整をして決めることは
可能であるし、互いの顔料を混ぜて好みの色に調色する
ことも可能である。
【0055】熱可塑性の収納部の表面を印刷する方法と
しては、一般的な印刷方法で印刷することが可能であ
り、意匠印刷の印刷に使用するインキとしては一般のプ
ラスチックフィルム用インキならば特に限定はない。例
えば、フィルム用インクとしては、ハイドリックFT、
RS、アルミラー、NT−ハイラミック、NT−HRカ
ラー(大日精化工業株式会社製);エコプラスPL型イ
ンキ、エコファイン、ディックセーフBAG−C型イン
キ、ユニビアNT、アルティマNT、ディックセーフG
F、ファインラップWPV、マリンプラスHR、マリン
プラスSK(大日本インキ化学工業株式会社製);スー
パーラミメート、スーパーラミピュア、NT−200
0、スーパーエコピュア(サカタインクス株式会社
製);GFP、NT−POC、NT−LB−5(大阪印
刷インキ製造株式会社製);ラミパックファイン(LP
ファイン)(東洋インキ製造株式会社製);アクアPA
Wインキ(帝国インキ製造株式会社製)などがある。こ
れらのインキを使用してコンバーテック1992.10
月号49〜52頁、同11月号8〜12頁、同12月号
1〜6頁に記載されている如き印刷方法により印刷する
ことが出来る。
しては、一般的な印刷方法で印刷することが可能であ
り、意匠印刷の印刷に使用するインキとしては一般のプ
ラスチックフィルム用インキならば特に限定はない。例
えば、フィルム用インクとしては、ハイドリックFT、
RS、アルミラー、NT−ハイラミック、NT−HRカ
ラー(大日精化工業株式会社製);エコプラスPL型イ
ンキ、エコファイン、ディックセーフBAG−C型イン
キ、ユニビアNT、アルティマNT、ディックセーフG
F、ファインラップWPV、マリンプラスHR、マリン
プラスSK(大日本インキ化学工業株式会社製);スー
パーラミメート、スーパーラミピュア、NT−200
0、スーパーエコピュア(サカタインクス株式会社
製);GFP、NT−POC、NT−LB−5(大阪印
刷インキ製造株式会社製);ラミパックファイン(LP
ファイン)(東洋インキ製造株式会社製);アクアPA
Wインキ(帝国インキ製造株式会社製)などがある。こ
れらのインキを使用してコンバーテック1992.10
月号49〜52頁、同11月号8〜12頁、同12月号
1〜6頁に記載されている如き印刷方法により印刷する
ことが出来る。
【0056】紙製収納部の表面を印刷する方法として
は、一般的な印刷方法で印刷することが可能であり、使
用するインキも一般的な紙用のインキを使用することが
可能である。
は、一般的な印刷方法で印刷することが可能であり、使
用するインキも一般的な紙用のインキを使用することが
可能である。
【0057】又、感度ISO50、100、200、4
00のパトローネを収納する場合、収納部に収納された
パトローネの有無が目視で確認できる様に着色すること
が望ましく、使用する着色剤も可視領域の光の内550
nm以上の光を吸収する着色剤が好ましい。
00のパトローネを収納する場合、収納部に収納された
パトローネの有無が目視で確認できる様に着色すること
が望ましく、使用する着色剤も可視領域の光の内550
nm以上の光を吸収する着色剤が好ましい。
【0058】収納部に遮光性を付与した場合は、収納部
にパトローネが収納されていることを確認出来るように
一部に透明な箇所を設けて確認出来る様にすることが好
ましい。一部に透明な箇所を設ける方法として、例えば
図3で示されるハンガー用シート付きカートンが紙製の
場合は、ハンガー付きカートンに切り抜きで小窓を設け
る方法、図1〜3で示される熱可塑性樹脂製の収納部及
び図4で示されるバリヤ袋を印刷するとき、印刷しない
部分を有する意匠で印刷する方法等が挙げられる。
にパトローネが収納されていることを確認出来るように
一部に透明な箇所を設けて確認出来る様にすることが好
ましい。一部に透明な箇所を設ける方法として、例えば
図3で示されるハンガー用シート付きカートンが紙製の
場合は、ハンガー付きカートンに切り抜きで小窓を設け
る方法、図1〜3で示される熱可塑性樹脂製の収納部及
び図4で示されるバリヤ袋を印刷するとき、印刷しない
部分を有する意匠で印刷する方法等が挙げられる。
【0059】収納部に収納されているパトローネを確認
出来ることで、135サイズフィルムとAPSフィルム
の判別が可能となり、間違って買うのを防止することが
可能となる。
出来ることで、135サイズフィルムとAPSフィルム
の判別が可能となり、間違って買うのを防止することが
可能となる。
【0060】バリヤ袋に使用する材料は、透湿度4.0
g/m2・24h(40℃・90%RH)以下及び酸素
透過率2000ml/m2・24h(大気圧)以下の条
件を満たしている熱可塑性フィルム材料でならば特に制
限は無い。透湿度4.0g/m2・24h(40℃・9
0%RH)以上及び酸素透過率2000ml/m2・2
4h(大気圧)以上では、写真フィルムの保存での性能
を維持することが困難になってしまう。
g/m2・24h(40℃・90%RH)以下及び酸素
透過率2000ml/m2・24h(大気圧)以下の条
件を満たしている熱可塑性フィルム材料でならば特に制
限は無い。透湿度4.0g/m2・24h(40℃・9
0%RH)以上及び酸素透過率2000ml/m2・2
4h(大気圧)以上では、写真フィルムの保存での性能
を維持することが困難になってしまう。
【0061】バリヤ袋に使用される熱可塑性フィルム材
料としては、例えば機能性包装材料の新展開 株式会社
東レリサーチセンター記載の熱可塑性フィルム、特開平
6−95302号に記載されている如き、無機物蒸着層
を少なくとも一層含んだ材料が挙げられる。好ましい態
様としては、これら無機物蒸着層を介して上方又は片側
に熱可塑性フィルムを積層すること、又少なくとも一方
の最内層が熱可塑性樹脂で形成されていることである。
料としては、例えば機能性包装材料の新展開 株式会社
東レリサーチセンター記載の熱可塑性フィルム、特開平
6−95302号に記載されている如き、無機物蒸着層
を少なくとも一層含んだ材料が挙げられる。好ましい態
様としては、これら無機物蒸着層を介して上方又は片側
に熱可塑性フィルムを積層すること、又少なくとも一方
の最内層が熱可塑性樹脂で形成されていることである。
【0062】無機蒸着層を蒸着させる基材として使用す
る熱可塑性フィルムとしてはエチレンテトラフルオロエ
チル共重合体(ETFE)、高密度ポリエチレン(HD
PE)、2軸延伸ポリプロピレン(0PP)、ポリスチ
レン(PS)、ポリメチルメタクリエート(PMM
A)、2軸延伸ナイロン6、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリイミ
ド、ポリエーテルスチレン(PES)など一般の包装用
フィルムに使用されているフィルム材料を使用すること
が出来る。
る熱可塑性フィルムとしてはエチレンテトラフルオロエ
チル共重合体(ETFE)、高密度ポリエチレン(HD
PE)、2軸延伸ポリプロピレン(0PP)、ポリスチ
レン(PS)、ポリメチルメタクリエート(PMM
A)、2軸延伸ナイロン6、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリイミ
ド、ポリエーテルスチレン(PES)など一般の包装用
フィルムに使用されているフィルム材料を使用すること
が出来る。
【0063】蒸着フィルムシートを介して用いられる熱
可塑性フィルムとしては一般の包装材料として使用され
ている高分子フィルム(例えば機能性包装材料の新展開
株式会社東レリサーチセンター記載の高分子フィルム)
である低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエ
チレン(HDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLD
PE)、中密度ポリエチレン、未延伸ポリプロピレン
(CPP)、延伸ポリプロピレン(OPP)、延伸ナイ
ロン(ONy)、ポリエステル(PET)、セロハン、
ポリビニルアルコール(PVA)、延伸ビニロン(O
V)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVOH)、塩
化ビニリデン(PVDC)等が使用できる。
可塑性フィルムとしては一般の包装材料として使用され
ている高分子フィルム(例えば機能性包装材料の新展開
株式会社東レリサーチセンター記載の高分子フィルム)
である低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエ
チレン(HDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLD
PE)、中密度ポリエチレン、未延伸ポリプロピレン
(CPP)、延伸ポリプロピレン(OPP)、延伸ナイ
ロン(ONy)、ポリエステル(PET)、セロハン、
ポリビニルアルコール(PVA)、延伸ビニロン(O
V)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVOH)、塩
化ビニリデン(PVDC)等が使用できる。
【0064】又、これら熱可塑性フィルムは前述の特許
に記載されている如く、必要に応じて異種フィルムと共
押し出しで作った多層フィルム、延伸角度を変えて張り
合わせて作った多層フィルム等も当然使用出来る。更に
必要とする包装材料の物性を得るために使用するフィル
ムの密度、分子量分布を組み合わせて作ることも当然可
能である。最内層の熱可塑性フィルムとしては低密度ポ
リエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(L
LDPE)及びメタロセン触媒を使用して製造した低密
度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)、また、これらフィルムと高密度ポリエ
チレン(HDPE)フィルムの混合使用したフィルムが
使用されている。特にこれらの中でも溶融温度、強度の
点からメタロセン触媒を使用して製造したLLDPEが
好ましく一般に市販されているものであれば充分に使用
出来る。例えば宇部興産(株)製のユメリット、ダウ・
ケミカル日本製のAFFINITY、エリート、日本ポ
リオレフィン(株)製のハーモレックスLL、日本ポリ
ケム(株)製のカーネル57L、三井化学(株)製エボ
リュー、積水フィルム西日本(株)製ラミロンスーパ
ー、タマポリ(株)製SEシリーズ、東セロ(株)製ト
ーセロT.U.X−FCS、T.U.X−TCS、二村
化学工業(株)製太閤FL、三菱化学興人パックス
(株)製メタロエース、和田化学工業(株)製WMX、
住友化学(株)製FV202等が挙げられる。
に記載されている如く、必要に応じて異種フィルムと共
押し出しで作った多層フィルム、延伸角度を変えて張り
合わせて作った多層フィルム等も当然使用出来る。更に
必要とする包装材料の物性を得るために使用するフィル
ムの密度、分子量分布を組み合わせて作ることも当然可
能である。最内層の熱可塑性フィルムとしては低密度ポ
リエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(L
LDPE)及びメタロセン触媒を使用して製造した低密
度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)、また、これらフィルムと高密度ポリエ
チレン(HDPE)フィルムの混合使用したフィルムが
使用されている。特にこれらの中でも溶融温度、強度の
点からメタロセン触媒を使用して製造したLLDPEが
好ましく一般に市販されているものであれば充分に使用
出来る。例えば宇部興産(株)製のユメリット、ダウ・
ケミカル日本製のAFFINITY、エリート、日本ポ
リオレフィン(株)製のハーモレックスLL、日本ポリ
ケム(株)製のカーネル57L、三井化学(株)製エボ
リュー、積水フィルム西日本(株)製ラミロンスーパ
ー、タマポリ(株)製SEシリーズ、東セロ(株)製ト
ーセロT.U.X−FCS、T.U.X−TCS、二村
化学工業(株)製太閤FL、三菱化学興人パックス
(株)製メタロエース、和田化学工業(株)製WMX、
住友化学(株)製FV202等が挙げられる。
【0065】無機物蒸着層を使用しない場合は、上述の
熱可塑性フィルムの中から適宜選択し必要に応じて単体
でも良いし又は、2種以上のフィルムを積層させて用い
ることが出来る。例えばCPP/OPP、PET/OP
P/LDPE、Ny/OPP/LDPE、CPP/OP
P/EVOH、サランUB/LLDPE(ここでサラン
UBとは旭化成工業株式会社製の塩化ビニリデン/アク
リル酸エステル系共重合樹脂を原料とした2軸延伸フィ
ルムを示す。)K−OP/PP、K−PET/LLDP
E、K−Ny/EVA(ここでKは塩化ビニリデン樹脂
をコートしたフィルムを示す)等が使用されている。
熱可塑性フィルムの中から適宜選択し必要に応じて単体
でも良いし又は、2種以上のフィルムを積層させて用い
ることが出来る。例えばCPP/OPP、PET/OP
P/LDPE、Ny/OPP/LDPE、CPP/OP
P/EVOH、サランUB/LLDPE(ここでサラン
UBとは旭化成工業株式会社製の塩化ビニリデン/アク
リル酸エステル系共重合樹脂を原料とした2軸延伸フィ
ルムを示す。)K−OP/PP、K−PET/LLDP
E、K−Ny/EVA(ここでKは塩化ビニリデン樹脂
をコートしたフィルムを示す)等が使用されている。
【0066】上記積層フィルムの製造方法としては、コ
ンバーテック1990.5月号40〜48頁に記載され
ている如き一般的に知られている各種の方法が用いら
れ、例えばウェットラミネート法、ドライラミネート
法、ホットメルトラミネート法、押出しラミネート法、
熱ラミネート法を利用して作ることが可能である。使用
材料によっては多層インフレーション方式により作るこ
とが出来る。
ンバーテック1990.5月号40〜48頁に記載され
ている如き一般的に知られている各種の方法が用いら
れ、例えばウェットラミネート法、ドライラミネート
法、ホットメルトラミネート法、押出しラミネート法、
熱ラミネート法を利用して作ることが可能である。使用
材料によっては多層インフレーション方式により作るこ
とが出来る。
【0067】積層する際に使用される接着剤としてはコ
ンバーテック1996.1月号18〜22頁、199
7.10月号13〜17頁、21〜25頁に記載されて
いる如き一般的に知られている接着剤が使用出来る。上
記接着剤を用いて各層を接着する時、接着強度は3.4
N/15mm巾以下になる様に積層することが好まし
い。
ンバーテック1996.1月号18〜22頁、199
7.10月号13〜17頁、21〜25頁に記載されて
いる如き一般的に知られている接着剤が使用出来る。上
記接着剤を用いて各層を接着する時、接着強度は3.4
N/15mm巾以下になる様に積層することが好まし
い。
【0068】本発明の各個別包装体を必要に合わせて集
合包装体を作製するときに使用する支持台紙は図1〜図
4に示される支持台紙を必要に合わせて選択し、使用す
ることが出来る。例えば図3で示されるハンガー用シー
ト付きカートン包装形態の個別包装体の場合は、図1の
(b)、図2の(a)に示される支持台紙を使用して集
合包装体を作製してもかまわない。又、一つの集合包装
体を作製するのに使用する個別包装体の数は2〜5個の
範囲であれば限定はなく、販売状況に合わせ随時変える
ことが出来る。
合包装体を作製するときに使用する支持台紙は図1〜図
4に示される支持台紙を必要に合わせて選択し、使用す
ることが出来る。例えば図3で示されるハンガー用シー
ト付きカートン包装形態の個別包装体の場合は、図1の
(b)、図2の(a)に示される支持台紙を使用して集
合包装体を作製してもかまわない。又、一つの集合包装
体を作製するのに使用する個別包装体の数は2〜5個の
範囲であれば限定はなく、販売状況に合わせ随時変える
ことが出来る。
【0069】この様に、各販売店で販売状況に合わせ、
個別包装体を組み合わせて、集合包装体を作製し販売す
ることが容易になったため、販売の機会を失うこと無く
対応が取れる様になった。又、各販売店のオリジナル意
匠、各地域の行事、結婚式、卒業式等の限定意匠も各販
売店で作製し対応が取れるので販売促進の機会を広げる
ことが可能となった。
個別包装体を組み合わせて、集合包装体を作製し販売す
ることが容易になったため、販売の機会を失うこと無く
対応が取れる様になった。又、各販売店のオリジナル意
匠、各地域の行事、結婚式、卒業式等の限定意匠も各販
売店で作製し対応が取れるので販売促進の機会を広げる
ことが可能となった。
【0070】
【発明の効果】販売状況に合わせ、販売店で個別包装体
の個数を素早く組み替えることが出来る集合包装体を提
供することができ、販売の機会を失うこと無く対応が取
れる様になった。又、各販売店のオリジナル意匠、各地
域の行事、結婚式、卒業式等の限定意匠も各販売店で作
製し対応が取れるので販売促進の機会を広げることが可
能となった。
の個数を素早く組み替えることが出来る集合包装体を提
供することができ、販売の機会を失うこと無く対応が取
れる様になった。又、各販売店のオリジナル意匠、各地
域の行事、結婚式、卒業式等の限定意匠も各販売店で作
製し対応が取れるので販売促進の機会を広げることが可
能となった。
【図1】ブリスタ包装形態の個別包装体を使用した集合
包装体の概略斜視図である。
包装体の概略斜視図である。
【図2】図1の(a)で示されるブリスタ包装形態の個
別包装体を使用した他の一例の集合包装体の概略斜視図
である。
別包装体を使用した他の一例の集合包装体の概略斜視図
である。
【図3】ハンガー用シート付きカートン包装形態の個別
包装体を使用した集合包装体の概略斜視図である。
包装体を使用した集合包装体の概略斜視図である。
【図4】バリヤ袋包装形態の個別包装体を使用した集合
包装体の概略斜視図である。
包装体の概略斜視図である。
1、8、11 個別包装体
101、801 収納部
102、121、601 基材
122 取り付け位置
2 パトローネ
3、6、9、12 支持台紙
301、901 載置用支持台紙
302、902 押さえ用支持台紙
4 開口部
5、7、10、13 集合包装体
802 ハンガー用シート
Claims (4)
- 【請求項1】 軸に巻き取られた未露光の写真フィルム
を光密状態で内蔵した写真フィルムカートリッジを、個
別の収納手段で収納された個別写真フィルム包装体が、
吊り下げ可能な支持台紙に複数個取り付けられているこ
とを特徴とする写真フィルム集合包装体。 - 【請求項2】 前記個別写真フィルム包装体が吊り下げ
可能なブリスタ包装形態であることを特徴とする請求項
1に記載の写真フィルム集合包装体。 - 【請求項3】 前記個別写真フィルム包装体が吊り下げ
可能なハンガー用シート付きカートン(包装箱)である
ことを特徴とする請求項1に記載の写真フィルム集合包
装体。 - 【請求項4】 前記個別写真フィルム包装体が吊り下げ
可能なバリヤ袋包装形態であることを特徴とする請求項
1に記載の写真フィルム集合包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001248897A JP2003054630A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | 写真フィルム集合包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001248897A JP2003054630A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | 写真フィルム集合包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003054630A true JP2003054630A (ja) | 2003-02-26 |
Family
ID=19077979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001248897A Pending JP2003054630A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | 写真フィルム集合包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003054630A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022031018A (ja) * | 2020-08-07 | 2022-02-18 | 大王製紙株式会社 | 紙製包装体 |
-
2001
- 2001-08-20 JP JP2001248897A patent/JP2003054630A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022031018A (ja) * | 2020-08-07 | 2022-02-18 | 大王製紙株式会社 | 紙製包装体 |
JP7479989B2 (ja) | 2020-08-07 | 2024-05-09 | 大王製紙株式会社 | 紙製包装体 |
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