JP2003054505A - 複数個のロールペーパーを包装した樹脂フィルム製袋該袋の製造方法該袋の製造装置 - Google Patents

複数個のロールペーパーを包装した樹脂フィルム製袋該袋の製造方法該袋の製造装置

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JP2003054505A
JP2003054505A JP2001272715A JP2001272715A JP2003054505A JP 2003054505 A JP2003054505 A JP 2003054505A JP 2001272715 A JP2001272715 A JP 2001272715A JP 2001272715 A JP2001272715 A JP 2001272715A JP 2003054505 A JP2003054505 A JP 2003054505A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 三角状耳部褄合わせ型のロールペーパーを入
れた樹脂フィルム製袋において、ロールペーパー端部の
中央で一対の三角状耳部の頂点を精確に重ね合わせ、そ
の重ね合わせ面を強固に溶着して手提げ部とし、手提げ
部の引張り強度を向上する。 【解決手段】複数個のロールペーパー2が少なくとも一
端側を開放した筒状に樹脂フィルムをもって包装され、
上記開放側一端1は、ロールペーパー端面に沿って左右
平行移動自在な一対の折込み板5a,5bを水平方向か
ら差し込むことによりその一部が折り込まれると共に折
込み板を離間させて左右方向に平行移動させることによ
り、既に折り込まれている折込み板差込側の辺と相対す
る辺が折り込まれて重なり合うと共に、一対の略三角形
状の表裏二枚重ねの耳部6a,6bが形成され、ロール
ペーパー端面に沿って押え板7を挿入し、一対の耳部6
a,6bにおける各表側はロールペーパー端面から、各
裏側は耳部の三角形一対の辺と底辺の交点を結ぶ線か
ら、夫々内方へ折り曲げ、各耳部の頂部を互いに褄合わ
せに折り重ねて固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、樹脂フィルムで
作成された袋の中に複数個のロールペーパーを入れた後
に、その樹脂フィルム製袋の端部を折り重ねてなるロー
ルペーパーを包装した樹脂フィルム製袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数個のロールペーパーを入れた
樹脂フィルム製袋の端部を溶着する場合には、フィルム
端部の一対の対向側面に押え板を差込み、その押え板で
フィルム端部が、前記ロールペーパー端部に密着するよ
うに押えた後に袋端を一纏めに摘んでロールペーパー端
部外方に引き絞りながら溶着し、余剰端部をカッターで
切断する引き絞り溶着型が多く用いられている。
【0003】さらに、ロールペーパーを入れた樹脂フィ
ルム製袋を持ち運ぶ際にその上面に簡単な手提げ部があ
ると便利であるので、引き絞り溶着部の余剰端部に手指
を入れる孔を設け、手提げとするが、ぶら下げて持ち運
ぶときに手指にくいこんで痛く、また、あらかじめ手提
げに相当する分だけ袋口を長く作成するので資材が無駄
であり、コスト高である。
【0004】ロールペーパーを入れた樹脂フィルム製袋
の端部を溶着し手提げ部を設ける他の従来例として、袋
口を互いに合掌合わせに溶着する合掌合わせ溶着型が周
知であり、合掌合わせの密封面に、樹脂フィルム製テー
プの両端部を袋口の対向側面にそれぞれ溶着して手提げ
とするが、ぶら下げて持ち運ぶときに溶着したフィルム
製テープが薄く延びて紐状になり、これもまた手指にく
いこむことが多く、さらに、荷重がかかるフィルム製テ
ープが切れやすかった。
【0005】本願出願人による特公平5−67506号
は、袋口の一側と他側をそれぞれ内方に折り曲げ溶着
し、更に、袋口の左右に形成された三角状の折りたたみ
耳部をそれぞれ内方に折り曲げて、互いに褄合わせに重
ねあった耳部頂点を溶着するとともに、前記耳部の底辺
中央部から頂部褄合わせ部を経由して他方の耳部底辺中
央部に至る部位に樹脂フィルム製テープを付着させ、耳
部とフィルム製テープ部を一体にし、且つ、袋口溶着部
とは分離させることで、ぶら下げてて持ち運んでも、強
度が十分であり手指にくいこむことのない、三角状耳部
褄合わせ型を開示している。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】前記三角状耳部褄合わせ型の褄合わせ部を
手提げとして利用するためには、一対の三角状耳部を折
り返した時に、褄合わせに重ねあった三角状耳部の頂点
が包装されるロールペーパー端部の中央で重なり合って
いることが必要である。
【0007】例えば、最初の折り込みで皺が発生したり
ロールペーパー端部から浮き上がっていた場合には、作
成された三角形の底辺から頂部までの長さは、対向する
一対の三角状耳部を折り返したときに互いの頂部が重な
るために必要な長さより短くなる場合がある。または、
三角状耳部が三角形の底辺からずれて角度がついて折り
返された場合には、対向する一対の三角形の頂部が横方
向にずれ、いずれの場合であっても一対の三角状耳部の
頂部のロールペーパー端部の中央での重なり合いを阻害
する。
【0008】このようなロールペーパー端部の中央で重
なり合わなかった三角状耳部に手提げテープを貼り付け
ると、樹脂フィルム製袋が重ならない手提げテープのみ
の部分が生じ、手提げをぶらさげて持った場合には、強
度の弱い手提げテープのみの部分が伸び、手指にくいこ
むばかりでなく、手提げがその部分から切れてしまうこ
とがある。
【0009】更に、皺が寄った状態で溶着されたフィル
ム端部は見栄えが悪く、皺による凹凸は、凹部が溶着さ
れ難く、全面で溶着された場合と較べて溶着後の貼り付
き強度が不十分になるうえに、手提げのための空間が塞
がれて手指の差し込みを妨害する。
【0010】この発明の目的は、三角状耳部褄合わせ型
のロールペーパーを入れた樹脂フィルム製袋において、
ロールペーパー端部の中央で一対の三角状耳部の頂点を
精確に重ね合わせ、その重ね合わせ面を強固に溶着して
手提げ部とし、ぶらさげて持ち運んだときの引張り強度
を向上することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願出願人は、ロールペ
ーパーを入れた樹脂フィルム端部の三角状耳部褄合わせ
型包装工程とフィルムの状態を詳細に観察したところ、
本願の目的を達成するには次の関係が存在することが判
った。
【0012】まず、三角状耳部を作成するための最初の
折り込み工程では、樹脂フィルム端部をロールペーパー
端部に沿って折り込む際に作成される三角状耳部の頂部
をそれぞれ外方へ押し広げるように折り込むと、フィム
ルの皺や浮き上がりのない綺麗な三角状耳部が作成され
る。
【0013】このとき、折り込まれた三角状耳部の一側
面即ち外側のフィルムは緊張しているが、三角状耳部の
他側面即ちロールペーパー端部側の面の三角形底辺部に
はたるみが生じており、三角形は、それぞれ一番外方に
配置されたロールペーパー外径の法線が三角形頂部で交
わるように形成される。
【0014】次に、三角状耳部の折り返し工程では、折
り込み工程で緊張させた三角状耳部の前記一側面のフィ
ルムを前記のそれぞれの法線がロールペーパー外径に接
する2点を結ぶ線に沿って折り返すと、一対の三角状耳
部は並行な折り返し線で折り返される。このとき、前記
他側面は外側に配置された一対のロールペーパーの法線
が最短距離で交わる線で折り返される。
【0015】前記一側面の折り返し線と前記他側面の折
り返し線には、包装されるロールペーパーの中央方向へ
の差は、折り込み工程で生じていた前記他側面のフィル
ムのたるみが張られることによって吸収される。
【0016】そこで、上記課題を達成するために、本発
明は、複数個のロールペーパーが、少なくとも一端側を
開放した筒状に樹脂フィルムをもって包装され、上記開
放側一端は、所望長さをもって延設状に立ち上げること
で折り込み部分を構成し、該折り込み部分は、開放側に
位置する上位のロールペーパー端面に沿って折込み板を
水平方向から差し込むことによりその一部が折り込まれ
ると共に、既に折り込まれている折込み板差込側の辺と
相対する辺が折り込まれて重なり合うと共に、一対の平
面視略三角形状の表裏二枚重ねの耳部が左右に形成さ
れ、上記折り重なり合っている折込み板差込側の辺と、
該辺と相対する辺とが固着され、さらに、各耳部の頂部
の表裏がそれぞれ固着されると共に、ロールペーパー端
面に沿って押え板を挿入し、該一対の耳部における各表
側は上位のロールペーパー端面から、各裏側は耳部の三
角形一対の辺と底辺の交点を結ぶ線から、それぞれ内方
へ折り曲げることにより、それぞれの耳部の頂部を互い
に褄合わせに折り重ねて固着して、複数個のロールペー
パーを包装した樹脂フィルム製袋を提供する。さらに、
上記に加えて、折り返された耳部の底辺中央部から前記
頂部の重ね合わせ部を経由して前記他方の耳部の底辺中
央部に至る部位に流れに垂直方向に樹脂フィルムテープ
を付着して、手提げテープを付着した複数個のロールペ
ーパーを包装した樹脂フィルム製袋を提供する。
【0017】また、複数個のロールペーパーが、少なく
とも一端側を開放した筒状に樹脂フィルムをもって包装
され、上記開放側一端は、所望長さをもって延設状に立
ち上げられることで折り込み部分が構成される第一行程
と、次に、開放側に位置する上位のロールペーパー端面
に沿って左右平行移動自在な折込み板を水平方向から差
し込むことにより上記折り込み部分の一部が折り込まれ
る第二行程と、その次に、既に折り込まれている折込み
板差込側の辺と相対する辺が折り込まれて重なり合うと
共に、一対の平面視略三角形状の表裏二枚重ねの耳部が
左右に形成される第三行程と、次に、上記折り重なり合
っている折込み板差込側の辺と、該辺と相対する辺とが
固着され、さらに、各耳部の頂部の表裏がそれぞれ固着
されると共に、ロールペーパー端面に沿って押え板を挿
入し、該一対の耳部における各表側は上位のロールペー
パー端面の縁から、各裏側は耳部の三角形の底辺から、
それぞれ内方へ折り曲げることにより、それぞれの耳部
の頂部を互いに褄合わせに折り重ねて固着される第四行
程とによって、複数個のロールペーパーを包装した樹脂
フィルム製袋を製造する方法を提供する。さらに、上記
方法に加えて、折り返された耳部の底辺中央部から前記
頂部の重ね合わせ部を経由して前記他方の耳部の底辺中
央部に至る部位に流れに垂直方向に樹脂フィルムテーブ
を付着してなる第五行程によって、樹脂フィルテープを
付着した複数個のロールペーパーを包装した樹脂フィル
ム製袋を製造する方法を提供する。
【0018】また、複数個のロールペーパーを、少なく
とも一端側を開放すると共に、該開放側一端を所望長さ
をもって延設状に立ち上げられた折り込み部分とした筒
状に樹脂フィルムをもって包装する包装手段と、上記状
態の樹脂フィルム製袋を、処理工程の上流側から下流側
へと水平移送する移送手段と、開放側に位置する上位の
ロールペーパー端面に沿って折込み板を水平方向から差
し込むことにより上記折り込み部分の一部が折り込まれ
ると共に、既に折り込まれている折込み板差込側の辺と
相対する辺が折り込まれて重なり合うと共に、一対の平
面視略三角形状の表裏二枚重ねの耳部が左右に形成され
る耳部形成手段と、上記折り重なり合っている折り込み
板差込側の辺と、該辺と相対する辺とを固着し、さら
に、各耳部の頂部の表裏をそれぞれ固着する固着手段
と、押え板をロールペーパー端面に沿って挿入する折り
込み部押え手段と、包装されたロールペーパーの端部を
上下方向から押さえる一対の押圧機構と、ロールペーパ
ー端面に沿って上下に伸縮移動可能な折り返し部材によ
り、耳部の底辺から夫々内方に折り曲げて双方の耳部に
おける頂部を互いに褄合わせに折り重ねて固着する耳部
折り返し手段と、を少なくとも備えてなるロールペーパ
ーを包装した樹脂フィルム製袋の製造装置を提供する。
さらに、上記装置に加えて、折り返された耳部の底辺中
央部から前記頂部の重ね合わせ部を経由して前記他方の
耳部の底辺中央部に至る部位に、流れに垂直方向に樹脂
フィルムテープを付着するテープ付着手段とを少なくと
も備えてなるロールペーパーを包装した樹脂フィルム製
袋の製造装置を提供する。
【0019】また、耳部折り返し手段における折り返し
部材が、ロールペーパー端面に沿って板状部材が接触状
に上下に伸縮移動可能な折り返し板であるロールペーパ
ーを包装した樹脂フィルム製袋の製造装置を提供する。
【0020】また、耳部折り返し手段における折り返し
部材が、ロールペーパー端面に沿ってローラが接触状に
上下に伸縮移動可能な折り返しローラであるロールペー
パーを包装した樹脂フィルム製袋の製造装置を提供す
る。
【0021】また、耳部折り返し手段における折り返し
部材が、ロールペーパー上下一対の端辺に並行に支点シ
ャフトを備え、耳部折り返し方向に回動可能に構成した
一対の折り返しフラップであるロールペーパーを包装し
た樹脂フィルム製袋の製造装置を提供する。
【0022】さらに、上記折り込み板は次の構成とする
ことが出来る。開放側に位置する上位のロールペーパー
端面に沿って左右平行移動自在な一対の折込み板から構
成されており、該一対の折り込み板を近接させた状態
で、上記ロールペーパー端面の水平方向から差し込むこ
とにより該ロールペーパー端面から立ち上げられた折り
込み部分の一部を折り込むと共に、該一対の折込み板を
離間させて左右方向に平行移動させることにより、既に
折り込まれている折込み板差込側の辺と相対する辺が折
り込まれて重なり合うと共に、一対の平面視略三角形状
の表裏二枚重ねの耳部が左右に形成される。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を以下に説
明する。図1は、本発明による、複数個のロールペーパ
ー(以下、本発明の実施の形態において、特に指定しな
い限りロールペーパーという)を包装した袋端部折り畳
み方法の手順を説明する流れ図であって、図2は、本発
明によるロールペーパーを包装した袋を説明する。図3
は、本発明によるロールペーパーを包装した袋で、
(a)〜(d)は本発明によるロールペーパーを包装し
た袋の作成工程を説明し、(e)は発明によるロールペ
ーパーを包装した袋の側面図、(f)は発明によるロー
ルペーパーを包装した袋の斜視図であり、図4は、本発
明によるロールペーパー包装装置の側面図であり、図5
は、包装袋端部折り込み板及び搬送装置を説明する図4
のI−I線矢視図であり、図6は、折り込まれた袋端端
部及び三角状耳部6a,6bを溶着する装置を説明する
図4のII−II線矢視図であり、図7は、包装袋端部
当て板挿入部及び押圧板押圧部と三角状耳部6a,6b
傾斜装置を説明する図4のIII−III線矢視図であ
り、図8は、第7図の平面図であり、図9は、三角状耳
部6a,6b折り返し装置を説明する図4のIV−IV
線矢視図であり、図10は、折り畳まれた袋端端部に手
提げテープを付着する装置を説明する図4のV−V線矢
視図である。また、図11は、折返しローラーによる三
角状耳部6a,6bの折り返し装置の説明図であって、
図12は、折返しフラップによる三角状耳部6a,6
bの折り返し装置の説明図である。
【0025】本発明による、複数個のロールペーパーを
包装した袋を図2によって説明する。図中、(a)〜
(d)は複数個のロールペーパーを包装した袋の製作工
程の説明図、(e)は完成したロールペーパーを包装し
た袋の側面図、(f)は完成したロールペーパーを包装
した袋の斜視図である。
【0026】まず、ロールペーパー2の胴部2aを包装
した袋の端部は、樹脂フィルム3で一端側3aを開放し
た筒状に包装されており、その端部3aの対向する一対
の辺4aが折込板5a,5bの差込み(図(b)の矢印
参照)と引き拡げ(図(c)の矢印参照)によって折り
重なり合い、図3の(a)で示すように、一対の耳部6
a,6bは、表裏二枚重ねの三角形状を形成する。図3
の(b)で示すように、その折り重なり合っている、折
込み板5a,5b差込側の辺4aと、その辺と相対する
辺4bとが固着10cされ、さらに、前記三角状の耳部
6a,6bの頂部6c,6dの表裏601,602,6
03,604がそれぞれ固着される。次に、前記一対の
耳部6a,6bにおける各表側(図3(a)では下側
面)601,603はロールペーパー2の端面2bの縁
部2baから、各裏側602,604(図3(a)では
上側面)は耳部6a,6bの三角形の一対の辺610,
620と底辺630の交点を結ぶ線からそれぞれ内方に
折り曲げられ、前記一対の三角状耳部6a,6bの頂部
6c,6dがロールペーパー端面2bの略中央4cで互
いに褄合わせに重ね合わされ、その三角状耳部6a,6
bの頂部6c,6d同士が溶着されて手提げ部15を形
成している。
【0027】ここで、褄合わせとは、着物の相対する裾
が互い違いに重なり合うように、本発明による三角状の
相対する耳部6a,6bが、途中で折れ曲がることな
く、互い違いに重なり合って折り返されることをいう。
【0028】その手提げ部15はロールペーパー端面2
bと分離して作成され、その分離した空間が手提げ孔1
5aとして利用される。
【0029】手提げ孔15aには図2(f)において矢
印で示されるように手指を差し込んで、持ち上げて運ぶ
ことができる。このとき、最初に折り込まれたフィルム
及び三角状耳部6a,6bの折り返し部15cは皺が無
く緊張させた状態で作成され、手提げ孔15aの空間を
確実に確保する。
【0030】図1によって、本発明による方法の手順を
説明する.まず、(a)で示すように、複数個、例えば
4列3段合計12個のロールペーパー2の胴部を包装し
た樹脂フィルム製の袋の開放側端部が、所望の長さをも
って突き出した状態で供給され、この開放側端部が折り
込み部分(フィルム端部ともいう)3aとなる。次い
で、(b)で示すように、折り込み部分3aの一辺4a
に、包装されたロールペーパー端面2bに沿って折込み
板5a,5bを差し込んで袋端部の一辺4aを折り込
み、さらに、(c)で示すように、前記折込み板5a,
5bを水平方向に2分割し、分割された各片5a及び5
bを垂直かつ反対方向にそれぞれ並行移動することによ
り、折り込み部分3aが引き拡げられ、引き拡げられた
フィルム端部3aは他辺のフィルム4bを引き寄せ、最
大に引き拡げられたときに一辺4aと他辺4bが折り込
まれて一対の三角状の耳部6a,6bが作成される。重
なり合った樹脂フィルム端部4a,4bは中央部4cが
溶着10cされる。
【0031】なお、上記折込み板5a,5bは、フィル
ム端部3aの一辺側4aから中央部4cを超えて、他辺
4bを超えない距離まで差し込まれ、かつ、上下に離間
してフィルム端部3aを最大に引き拡げたときに、作成
された三角状耳部6a,6bを引き破らない程度に引き
拡げられる限りにおいて、厚みや幅や長さが限定される
ものではない。ただし、折込み板5a,5bを引き拡げ
たときに、作成された三角状耳部6a,6bを引き破ら
ないためには、図3(c)に示すように、最大に引き広
げたときの三角状耳部6a,6bの斜辺610,620
に合わせて、折込み板5a,5bの差込み方向先端5d
の引き拡げ方向外側5d’(図3(c)点線部分)が切
り落とされていることが望ましい。
【0032】さらに、上記上下に離間する折込み板5
a,5bに代えて、図示しない一体の折込み板5a,5
bであっても良く、その場合には、折込み板5a,5b
は、フィルム端部3aの一辺側4aから中央部4cを超
えて、かつ、他辺4bを超えない距離まで差し込まれ、
折込み板5a,5bの差込み方向先端部5dの幅は、作
成された作成された一対の三角状耳部6a,6bの頂点
6c,6d間の距離と等しいか、或いは、若干短いこと
を要する。なお、折込み板5a,5bを引き拡げたとき
に、作成された三角状耳部6a,6bを引き破らないた
めには、作成された一対の三角状耳部6a,6bの差込
方向先端側の斜辺610,620に合わせて、折込み板
5a,5bの差込み方向先端5dの引き拡げ方向外側5
d’の角が切り落とされていることが望ましい。
【0033】(d)で示すように、三角状の耳部6a及
び6bが作成された後に、当て板7によってロールペー
パー端面2bに沿って押さえられる。
【0034】次に、フィルム端部3aは当て板7によっ
て押さえられた後、(e)で示すように、折込み板5
a,5bが後退し、一対の三角状耳部6a,6bの頂点
6c,6dがそれぞれ溶着10a,10bされる。
【0035】その次に、(f)に示すように、押圧板1
1によってロールペーパー2は上下方向に僅かに押しつ
ぶされて、(g)に示すように、まず、一側の三角状耳
部6aが折り返し部材9aによって折り返される。一側
の三角状耳部6aが折り返され後に、(h)に示すよう
に他側の三角状耳部6bが折り返し部材9bによって折
り返され、三角状耳部6a,6bの頂部6c,6dは、
ロールペーパー端面2bの略中央4cで、互いに褄合わ
せに重ね合わされ、重ね合わされた三角状耳部6a,6
bの頂部6c,6dは溶着10cされる。
【0036】手提げテープ12を貼り付けない場合に
は、当て板7は重ね合わされた三角状耳部6a,6bの
頂部6c,6dを溶着10cした後に引き抜かれる。
【0037】さらに、手提げテープ12を付着する場合
には、一方の三角状耳部6aの底辺中央部640から、
前記頂部6c,6dの重ね合わせ部4cを経由して、前
記他方の耳部6bの底辺中央部650に至る部位に、流
れに垂直方向に樹脂フィルム製テープ12を付着し、当
て板7が図1(j)中の矢印14で示すように引き抜か
れる。
【0038】次に本発明によるロールペーパー包装装置
を包装装置の側面図図4によって説明する。本発明装置
は、三角状耳部作成部(a)、三角状耳部折り返し部
(b)、手提げテープ取付け部(c)および、ロールペ
ーパー端部の折り畳みの各工程においてロールペーパー
2を支持するために延設上に設けられた基板17と、ロ
ールペーパー2を各装置に順次搬送するためのロールペ
ーパー搬送装置Bと、フィルム端部未折り畳み状態のロ
ールペーパー2を本装置に供給するためのロールペーパ
ー供給装置Aおよび、それらの各機構を支持するフレー
ム19によって構成される。さらに、図示を省略してい
るが、フレーム19は、本実施形態で説明する各機構の
全てを上下左右に囲むような箱状に構成されていて、必
要に応じて各機構を支持するための支持部が設けられて
いる。なお、本図では各部は連続して設けられている
が、各部はそれぞれ独立した装置として設けることも可
能である。また、各部に設けられた駆動手段は、図示し
ない制御手段によって制御される。
【0039】さらに、基板17上面には、ロールペーパ
ー2を包装したフィルム3が、搬送時に基板17と擦れ
て引っ掛かることを防止するための手段、例えば、図示
しない搬送方向に回動可能なローラー等が設けられてい
ることが好ましく、また、基板17に代えて、搬送方向
に水平に連なった、搬送方向に回動可能なローラー群を
設けることによって基台としても良い。
【0040】ロールペーパー搬送装置Bは、ロールペー
パー搬送アーム18aと搬送アーム支持部18および、
エアシリンダ18bとからなる。図4のI−I線矢視図
図5で示すように、搬送アーム支持部18はフレーム1
9に設けられたレール機構19によって懸架されてい
る。なお、レール機構19は、搬送アーム18aがロー
ルペーパーを耳部作成部Cから、耳部折り返し部H、手
提げテープ取付部Iを経て搬出位置Jに至るまで設けら
れている。
【0041】搬送アーム18aは搬送アーム支持部18
を介して基端部をフレーム19に設置したエアシリンダ
18bのロッドに接続され、エアシリンダ18bのロッ
ドの伸長収縮によってロールペーパー2を各作業位置に
間欠搬送する。なお、エアシリンダ18aは、上記ロー
ルペーパー2の間欠搬送を満たす限りにおいて、他の搬
送手段、例えば、リンク機構やモーター機構等を用いて
も良い。
【0042】さらに、本実施形態で示したロールペーパ
ー搬送装置Bに代えて、他のロールペーパー搬送装置と
して、本実施形態と同様の搬送装置を図43の奥方向に
90度転動させて設置して図4の奥側を基端として手前
方向伸びる搬送アームを設けたり、また、上記ロールペ
ーパー2の間欠搬送を満たす限りにおいて、ロールペー
パー2を支持する基板17にローラーやベルトによるコ
ンベヤ機構を設けても良い。
【0043】ロールペーパー供給装置Aは、ロールペー
パー支持板16およびエアシリンダ16aからなる。
【0044】供給リフト16は、ロールペーパー2を支
持する基板17の下方から、ロールペーパー搬送アーム
18aの下流側であって、ロールペーパーを基板17上
のロールペーパーの袋端部折込み装置Cの作業位置に供
給するように設置されている。図5に示すように、エア
シリンダ16aの一端はフレーム19の図示しない床面
に設置され、エアシリンダ16aのロッド161は供給
装置のロールペーパー支持板16に接続している。
【0045】なお、基板17には、ロールペーパー供給
装置Aのロールペーパー支持板16が基板17と同一平
面にせり上がるための、孔もしくは断続した空間163
が設けられている。まず、ロールペーパー支持板16
は、最下降位置で、折込み部分3aを所望高さ突出した
状態で搬送されてきたロールペーパー2が乗せられる。
次に、そのロールペーパー2が乗せられたロールペーパ
ー支持板16は、エアシリンダ16aのロッド161の
伸長によってロールペーパー2を乗せたまま上昇し、ロ
ールペーパー2が基板17の孔163を通ってロールペ
ーパー支持板16が基板17と同一平面に達したときを
最上昇位置(図4にて矢印163で示す位置)として停
止する。ロールペーパー2が袋端部折込み作業を完了し
てロールペーパー支持板16から次工程へと搬送された
ときに、ロールペーパー支持板16は下降して最下降位
置で停止し、次のロールペーパーの供給に備えて待機す
る。
【0046】また、エアシリンダ16aは、上記ロール
ペーパー供給のための上昇下降を満たす限りにおいて、
他の搬送手段、例えば、リンク機構やモーター機構等を
用いても良い。さらに、本実施例で示したロールペーパ
ー供給装置Aに代えて、他のロールペーパー供給装置と
して、上方からの落下方式による供給や作業工程上流側
からの供給等を用いても良い。
【0047】(a)三角状耳部作成部 三角状耳部作成部は、ロールペーパー袋端部折込み機構
Cと、さらに、折り込まれて重なり合った袋端部2bの
折込み板差込側の辺4aと相対する辺4b、及び、作成
された一対の三角状耳部6a,6bの各頂部6c,6d
をそれぞれ溶着する溶着機構Dとからなる。
【0048】ロールペーパー端部折込み機構Cは、図4
のI−I線矢視図図5で示すように、ロールペーパー袋
端部折込み板5a,5bと折込み板移動用のエアシリン
ダ5e,5f、及び、連結棒5iによって連結された折
込み板支持部5g,5hと、折込み板支持部搬送用のエ
アシリンダ5dと、折込み板支持部5g,5hを懸架す
るレール部5cとからなる。ロールペーパー袋端折込み
板5a,5bは、エアシリンダ5e,5fのロッド50
0,510の先端部501,511にそれぞれ設置され
ており、エアシリンダ5e,5fの基端部502,51
2は折込み板支持部5g,5hのロールペーパー側の端
部5g’,5h’に設置されている。さらに、ロールペ
ーパー袋端折込み板5a,5bは、ロールペーパー端面
2bに沿って、そのロールペーパー端面2bと平行移動
可能に設置される。この場合において、ロールペーパー
端面2bと摺接状に移動又は僅かな隙間を有して移動す
る場合もある。折込み板支持部5g,5hの他端部5
g”,5h”は、それぞれ、レール機構5cに懸架され
ると共に、連結棒5iによって折込み板支持部5gと5
hが接続され、折込み板支持部5gはエアシリンダ5d
のロッドの先端部5d’に接続する。さらに、エアシリ
ンダ5dの基端部5d”はレール機構5cに固着されて
いる。
【0049】固着機構Dは、図4に示すように、作成さ
れた三角状耳部6a,6bの頂部6c,6dの裏表60
1,602,603,604をそれぞれ固着する固着装
置D1,D2及びロールペーパー2のフィルム端部2b
が折り込まれて重なり合っている折込み板差込側の辺4
aと、その辺と相対する辺4bとロールペーパー端部2
bの中央部4cで固着する固着機構D3によって構成さ
れている。上記三角状耳部6a,6bの頂部6c,6d
の固着装置D1,D2は、図4のII−II線矢視図図
6に示すように、それぞれ、シーラー20a,20bと
当て板22a,22bとエアシリンダ21a,21bと
によって構成されている。当て板22a,22bの基端
部22a’,22b’はフレーム19や基板17に固着
されている。フィルム端部の、上記重なり合っている折
込み板差込側の辺4aと、その辺と相対する辺4bとを
ロールペーパー端面2bの中央部4cで固着する固着機
構D3は、シーラー20cと、エアシリンダ21cによ
って構成されている。固着機構D1,D2,D3は、基
板17のロールペーパー端面2d側の空間Sに設けら
れ、基板17に近い側(以下、内側という。)に各シー
ラー20a,20b,20cが、基板17から遠い側
(以下、外側という。)に各エアシリンダ21a,21
b,21cが配置され、シーラー20a,20b,20
cはエアシリンダ21a,21b,21cのロッド21
a’,21b’,21c’の先端部21a”,21
b”,21c”に設けられており、エアシリンダ21
a,21b,21cのロッド21a’,21b’,21
c’の伸長によって、図6中の右向き矢印で示すように
フィルム面3bに押し付けられ、エアシリンダ21a,
21b,21cのロッドロッド21a’,21b’,2
1c’の収縮によって、フィルム面3bから引き戻され
る。さらに、各エアシリンダ21a,21b,21c
は、フレーム19の床部に設置された支持柱21dによ
って支持されている。
【0050】先ず、前記ロールペーパー供給装置Aによ
って基板17上にロールペーパー2が供給されたときに
は、折込み板5a,5bは、供給されたロールペーパー
2の上流側に待機している。次に、折込み板5a,5b
がエアシリンダ5dのロッド5d’の伸長によって水平
に下流側に移動し、折り込み板5a,5bはロールペー
パー端面2bに沿って、フィルム端部3aの折込み板差
込側の辺4aからロールペーパー端部の中央部4cを経
て、前記差込側の辺4aに相対する辺4bを超えない距
離まで差し込まれて、ロールペーパー端部3aの上流側
の一辺4aのフィルムを折り込む。
【0051】次に、折込み板5a,5bが、エアシリン
ダ5e,5fのロッド500,510の収縮によって引
き拡げられ、フィルム端部3aを最大に引き拡げる位置
まで上下に離間すると共に、折込み板5a,5bによっ
て引き拡げられたフィルム端部3aの一辺4aと他辺4
bが互いに引き寄せられ、一対の三角状耳部6a,6b
が作成され、折込み板5a,5bの引き拡げが停止す
る。
【0052】折込み板5a,5bは三角状耳部6a,6
bの作成が完了後にエアシリンダ5dの収縮によって差
込みと反対方向に平行移動して、前記一対の三角状耳部
6a,6bから引き抜かれ、折り込み待機位置(図4の
矢印5WPで示す位置)へと復帰する。
【0053】さらに、折込み板5a,5bはエアシリン
ダ5e,5hの伸長によって再びロールペーパー端面2
bの略平行方向中心線へ引き寄せられて、次の引き拡げ
作動に備える。
【0054】なお、エアシリンダ5dは、上記に説明し
た折込み板5a,5bの差込みと引き抜きに係る移動制
御の条件を満たす限りにおいて、他の搬送手段、例え
ば、リンク機構やモーター機構等を用いても良い。さら
に、エアシリンダ5e,5fにおいても、上記に説明し
たフィルム端部3aの引き拡げ作動条件を満たす限りに
おいて、他の搬送手段、例えば、リンク機構やモーター
機構等を用いても良い。
【0055】前記三角状耳部6a,6bの作成が完了し
たロールペーパー2は、搬送アーム18aによって溶着
機構Dへと搬送され、図4において、ロールペーパー2
の中心が、シーラー20a,20b,20cの鉛直方向
中心と重なる位置で停止する。
【0056】溶着機構Dでは、図4II−II線矢視図
図6に示すように、まず、各シーラー21a,21b,
21cはロールペーパー2のフィルム面3bから充分に
離間した位置で待機しており、次に、エアシリンダ21
a,21bのロッド21a’,21b’の伸長によっ
て、シーラー20a,20bが、図6の矢印で示すよう
に、当て板22a,22bに向かって移動すると共に、
フィルム端部3aの前記三角状耳部6a,6bの頂部6
c,6dが当て板22a,22bとの間にそれぞれ挟ま
れる。シーラー20a,20bは、前記三角状耳部6
a,6bの頂部6c,6dが挟まれた当て板22a,2
2bに当接する位置で停止する。それと同時に、エアシ
リンダ21cのロッド21c’の伸長によって、シーラ
ー20cがロールペーパー端面2bに向かって移動し、
フィルム端部3bに当接する位置で停止する。さらに、
シーラー21a,21b,21cの熱によって、前記三
角状耳部6a,6bの頂部6c,6dと、フィルム端部
3aの、前記した折込み板差込側の辺4aと、その辺と
相対する辺4bが折り込まれ重なり合っている部分が、
シーラー20cによってロールペーパー端面2bに押し
付けられて、それぞれ溶着される。溶着が完了した後
に、各エアシリンダ21a,21b,21cのロッド2
1a’,21b’,21c’の収縮によって、各シーラ
ー20a,20b,20cが外側方向の待機位置へと引
き戻されて、次の溶着に備える。
【0057】なお、エアシリンダ21a,21b,21
cは、シーラー20a,20b,20cによる溶着が達
成される限りにおいて、他の搬送手段、例えば、リンク
機構やモーター機構等を用いても良い。
【0058】なお、折込み板5a,5b5a,5bを下
流側から差し込む構成に変更する場合には、折込み板5
a,5b5a,5bの搬送機構に図1の袋端折り畳み装
置側面図手前側へ移動可能な機構を付加すれば、フィル
ム端部3aの未折り込み部を避けて折り込み前の待機位
置へと復帰させることが可能である。
【0059】また、本実施形態では、ロールペーパー袋
端部折込み機構Cと溶着機構Dをロールペーパー搬送経
路上の異なる位置に設けたが、搬送経路上の同一位置に
設けることも可能であり、その場合には、搬送装置Bで
搬送することなく、フィルム端部3aの折り込みと固着
を完了することが可能である。
【0060】(b)三角状耳折り返し部 三角状耳折り返し部は、押圧板押圧部Eと当て板挿入部
F、耳部傾斜部G及び耳部折り返し装置Hとからなる。
【0061】押圧板押圧部Eは、図2のIII−II
I’線矢視図図7で示すように、押圧板11,11,1
1,11とエアシリンダ11a,11a,11a,11
aとからなる。エアシリンダ11a,11a,11a,
11aの各基端部はフレーム19に固着されており、エ
アシリンダ11a,11a,11a,11aのロッド1
1a’,11a’,11a’,11a’の先端部11
a”,11a”,11a”,11a”には押圧板11が
それぞれ設けられる。また、押圧板11,11,11,
11はロッド11a’,11a’,11a’,11a’
の先端部11a”,11a”,11a”,11a”に一
体成形されているものであってもよく、また別途形成さ
れた押圧板11,11,11,11をロッド11a’,
11a’,11a’,11a’の先端部11a”,11
a”,11a”,11a”に一体的に固着してもよい。
押圧板11,11,11,11は、ロールペーパー搬送
経路下流方向に水平に延設され、さらに、下面が平らな
板状部材であって、基板17上のロールペーパー2の上
方に配置され、押圧装置Eから後述するロールペーパー
端部折り返し装置Hまで延設されている。なお、図中、
押圧板11,11,11,11が4片の短冊状に分割さ
れているのは、搬送アーム18aの移動経路を確保する
ためであり、前述した他の搬送手段による場合には、押
圧板11,11,11,11は1枚の板として一体に形
成されていても良い。
【0062】押圧板11,11,11,11の下面、即
ち、ロールペーパー2に当接する面110,110,1
10,110には、ロールペーパー2を包装したフィル
ム3bが、搬送時に押圧板11,11,11,11と擦
れて引っ掛かることを防止するための手段、例えば、図
示しない搬送方向に回動可能なローラー等が設けられて
いることが好ましい。
【0063】搬送装置Bによって搬送されたロールペー
パー2は、押圧部Eで停止する。次に、押圧板11,1
1,11,11はエアシリンダ11a,11a,11
a,11aのロッド11a’,11a’,11a’,1
1a’の伸長によって、ロールペーパー上方の待機位置
から、図7の下向き矢印で示すように下降して、基板1
7上のロールペーパーの上面2cに当接し、ロールペー
パー2を僅かに押圧する位置で停止する。ロールペーパ
ー2は押圧板11,11,11,11の押圧によって僅
かに押し潰されて、上下方向の厚みが僅かに減少する。
押圧板11,11,11,11によるロールペーパー2
の押圧は、後述する三角状耳部折り返し装置Hによる折
り返し工程が完了して重なり合った三角状耳部6a,6
bの頂部6c,6dが溶着されるまで維持され、その
後、エアシリンダ11a,11a,11a,11aのロ
ッド11a’,11a’,11a’,11a’の収縮に
よって待機位置へと上昇して、次のロールペーパー2の
押圧に備える。
【0064】なお、エアシリンダ11a,11a,11
a,11aは、押圧板11,11,11,11の前記の
上下移動が達成される限りにおいて、他の搬送手段、例
えば、リンク機構やモーター機構等を用いても良い。
【0065】当て板挿入部Fは、当て板7と当て板支持
柱71で構成され、基板17の外側の空間Sに設置され
る。当て板7は、ロールペーパー端面2bに沿って、ロ
ールペーパー端面2bの外側に設けられたロールペーパ
ー端面2bと平行な板状の部材であって、搬送方向横長
に、後述する折り返し装置Hを経て手提げテープ取付け
装置Iに至るまで延設されている。当て板7の上下方向
の幅は、基板17上で押圧板8に僅かに押し潰されたロ
ールペーパー2の上側の耳部6aの三角形の底辺とと下
側の耳部6bの三角形の底辺との距離よりも僅かに短い
ことが望ましい。当て板7の厚みは、折り込まれたフィ
ルム端部3aを押えることが可能であって、フィルム端
部3aの一対の三角状耳部6a,6bを折り返した時に
相対する三角状耳部6a,6bの頂部6c,6dがロー
ルペーパー端面2bの中央部4cで重なり合うことが可
能である限りにおいて限定されるものではない。言い換
えれば、三角状耳部6a,6bの各底辺から頂部6c,
6dまでの高さから当て板7の厚みを差し引いた距離
が、三角状耳部6a,6bを折り返したときに頂部6
c,6dが折り重さなり合うために充分な距離を有する
ように設定することを要する。当て板7の厚さは、具体
的には、人間の手指の厚さ程度であることが適当であ
る。次に、当て板7は搬送経路上流側に設けられた支柱
71に固着されて片持ちに支持されている。搬送経路下
流側に支柱を設けると、下流側の支柱が、後述するロー
ルペーパーの三角状耳部折り返し装置Hによって、当て
板7を跨いで折り返された頂部6c,6dが溶着され
て、輪状となった三角状耳部6a,6bから当て板7を
引き抜くことを阻害するからである。支柱71の基端部
71aはフレーム19の床面に固着されており、支柱7
1によって片持ちに支持された当て板7は、折り込まれ
たフィルム端部3aに沿って、ロールペーパー端面2b
に対して平行に設置される。
【0066】なお、当て板7のフィルム端部3a側の面
には、ロールペーパー2を包装したフィルム3bが、搬
送時に当て板7と擦れて引っ掛かることを防止するため
の手段、例えば、図示しない搬送方向に回動可能なロー
ラー等が設けられていることが好ましい。また、当て板
7の上下の角は、ロールペーパー2を包装したフィルム
3bが、搬送時に擦れて切断されることを防止するため
に、面取りがされていることが望ましい。
【0067】耳部傾斜部、即ち耳部傾斜装置Gは、図4
の矢印G及び図4のIII−III’線矢視図図7中の
破線で示すように、上下方向縦長の板状部材13と、そ
の板状部材13の上下端13c,13dに一体に設けら
れた、それぞれ、コの字状の断面を有する一対の部材1
3a,13bとで構成され、基板17の外側の空間Sに
設置される。耳部傾斜装置Gは、板状部材13の中央部
13fが、前述した押圧板7垂直に固着されており、板
状部材13と一体に形成された一対のコの字状断面を有
する部材13a,13bは、それぞれ、コの字状の開放
端を板状部材中央部13fに向けて設けられ、さらに、
コの字状部材13a,13bの内側の空間13g,13
hがロールペーパー端面2b側に突出するように、コの
字状部材13a,13bの一片13i,13jが板状部
材13の上下端13c,13dに一体に延設されてい
る。コの字状部材13a,13b間の垂直方向の距離
は、一対の三角状耳部6a,6bの頂部6c,6d間の
距離よりも僅かに長く設定される。さらに、コの字状部
材13a,13bの内側の空間13g,13hは、三角
状耳部6a,6bの厚みよりも僅かに広く設定されてお
り、一対のコの字状部材の内側の空間13g,13hを
三角状耳部6a,6bが余裕を持って通過可能に構成さ
れる。また、コの字状断面を有する部材13a,13b
は、図8で示すように、搬送経路上流側が垂直であっ
て、搬送経路下流側に向かって従って徐々に外側に捩れ
ている。捩れた空間13g,13hを搬送された三角状
耳部6a,6bが通過すると、三角状耳部6a,6bが
捩れた空間13g,13hの内壁に当たって外側に倒さ
れて、ロールペーパー端面2bの外側に傾くように設置
されている。
【0068】ロールペーパー2は押圧板押圧部Eに搬送
されると共に、フィルム端部3aに当て板7があてがわ
れ、以降の工程、即ち、押圧板押圧工程と耳部傾斜工
程、耳部折返し工程、手提げテープ取付け工程におい
て、前記折込み工程で折り込まれたロールペーパー2の
折り込み済みフィルム端部3aがロールペーパー端面2
bから遊離することを防止し、さらに、三角状耳部6
a,6bの折り重なった頂部6c,6dの溶着工程と手
提げテープ取付け工程においても、押圧板7が遮蔽板し
て作用して、溶着が前記折込み工程で最初に折り込まれ
た折り込み板差込側の辺4aとその辺と相対する辺4b
に及ぶことを防止する。
【0069】ロールペーパーは搬送装置18によって搬
送され、押圧板押圧部Eで停止する。次に、図7で示す
ように、押圧板11,11,11,11はエアシリンダ
11a,11a,11a,11aによってロールペーパ
ー2の上方から下降して、基板17上のロールペーパー
2の上面2cに当接し、ロールペーパー2を僅かに押圧
する位置で停止する。ロールペーパー2は押圧板11,
11,11,11の押圧によって僅かに押し潰されて、
上下方向の厚みが僅かに減少する。前述したように、押
圧板11,11,11,11によるロールペーパー2の
押圧は、後述するロールペーパー2の三角状耳部折り返
し装置Hによる折り返し工程が完了して重なり合った三
角状耳部6a,6bの頂部6c,6dが溶着されるまで
維持される。
【0070】次に、ロールペーパー2は搬送装置Bによ
って、耳部傾斜装置Gへと搬送される。搬送によって、
フィルム端部3aの一対の三角状耳部6a,6bは、図
7の三角状耳部6a,6bと耳部傾斜装置Gの一対の傾
斜ガイド(コの字状部材)13a,13bの位置関係で
判るように、傾斜ガイド(コの字状部材)13a,13
bの垂直な入り口13kを経てコの字状空間13g,1
3hへと導かれる。フィルム端部3aの三角状耳部6
a,6bは、搬送方向下流側に向かって搬送されると共
に、傾斜ガイド(コの字状部材)13a,13bのコの
字状空間13g,13hを通過するに従って、図7に示
すように、外側への捩れて設置されたコの字状空間13
g,13hによって徐々に外側に向けた傾斜が与えられ
る。外側に向けた傾斜が与えられた一対の三角状耳部6
a,6bは、耳部傾斜装置Gの一対の傾斜ガイド(コの
字状部材)13a,13bの外側に傾斜した出口13L
から排出される。なお、耳部傾斜装置Gは、三角状耳部
6a,6bが通過可能であって上記傾斜が与えられる限
りにおいて、当て板7と一体に形成されていてもよく、
また、別途支持機構を設けることにより単独で設置して
よい。さらに、耳部傾斜装置Gの設置位置は、後述する
三角状耳部折り返し装置Hの手前側であれば良く、例え
ば、押圧板押圧装置Eの搬送方向上流側に設置しても良
い。
【0071】次に、ロールペーパー2は搬送装置Aによ
って、三角状耳部折り返し装置Hへと搬送され停止す
る。三角状耳部折り返し装置Hは、図4のIV−IV’
線矢視図9で示すように、三角状耳部折り返し機構Hと
折り返された三角状耳部6a,6bの頂部溶着機構H2
および前述した当て板7とからなる。それらの各機構
は、基板17の外側の空間Sに配置されている。三角状
耳部折り返し機構は、エアシリンダ23a,23bと三
角状耳部折返し部材とで構成されており、エアシリンダ
23a,23bの各基端部23a’,23b’は、互い
に同一の垂直線上に相対するようにフレーム19に固着
されている。当て板7は、前述したように、フィルム端
部3aに沿ってあてがわれている。
【0072】図4及び図9では、折返し部材として折返
し板9a,9bが用いられている。折返し板9aは、ロ
ールペーパー端面2bと平行かつロールペーパー2の上
方からロールペーパー端面2bに沿うようにロールペー
パー端面2bの中央4cに向けて、折り返し板9bは、
ロールペーパー端面2bと平行かつロールペーパー2の
下方からロールペーパー端面2bに沿うようにロールペ
ーパー端面2bの中央4cに向けてそれぞれ配置され
る。さらに、その折り返し板9a,9bの各基端部90
a,90bはエアシリンダ23a,23bの各ロッド2
30a,230bの先端230a’,230b’に固着
されて、図9の矢印で示すようにロッド230a,23
0bの伸縮によってロールペーパー端面2bに沿って上
下移動する。エアシリンダ23a,23bの基端部23
a’,23b’は、それぞれ、フレーム19に固着され
る。
【0073】折返し板9a,9bの幅は、少なくとも、
前述した三角状耳部6a,6b作成部の溶着装置Dで溶
着された三角状耳部6a,6bの頂部6c,6dと、折
り込み板差込側の辺4aとその辺と相対する辺4bの折
り重ねられた幅よりも広く構成することを要し、最も幅
広に構成した場合であっても、ロールペーパー端部2b
の横幅程度であることが適当である。折返し板9a,9
bの先端部9c,9dは、折り込み板9a,9bがロー
ルペーパー端面2bの中央部4cに向けて移動したとき
に、折り返される三角状耳部6a,6bを引っ掛けるこ
とを防止するために、外側に向けて滑らかに折り曲げら
れていることが望ましく、この折り曲げ部分(先端部)
9c,9dは、折り返し過程において、当て板7に当た
った折返し板9a,9bが折り返し途中の三角状耳部6
a,6bのフィルムを挟み込みながら当て板7に乗り上
げることを補助する観点からも有効である。折返し板9
a,9bの長さは、折返し板9a,9bが最もロールペ
ーパー端面2bの中央側4cに移動したときに、折返し
板9a,9bの先端部9c,9dが折り返されて重なり
合った三角状耳部6a,6bの頂部6c,6dを残して
向かい合っていることを要し、さらに、折返し板9a,
9bがロールペーパー2の上方と下方の待機位置にある
ときに、ロールペーパー端面2bの上下端2c,2dに
かからないことを要する。これらの位置関係は、前記エ
アシリンダ23a,23bのロッド230a,230b
の伸縮動作と密接な関係を有するので、折返し板9a,
9bの長さは前記エアシリンダ23a,23bのロッド
230a,230bの伸縮距離を考慮して設定すること
を要する。
【0074】折り返された三角状耳部6a,6bの頂部
6c,6dの溶着機構H2は、図4のIV−IV’線矢
視図図9で示すように、シーラー25と、シーラー25
を移動するためのエアシリンダ26によって構成されて
いる。フィルム端部3aに近い側にシーラー25が、外
側にエアシリンダ26が配置され、シーラー25はエア
シリンダ26のロッド260の先端部261に設けられ
ており、エアシリンダ26のロッド260の伸長によっ
て、シーラー25は、折り返されて重なり合った三角状
耳部6a,6bの頂部6c,6dに押し付けられ、エア
シリンダ26のロッド260の収縮によって、シーラー
25が、三角状耳部6a,6bの頂部6c,6dから引
き戻される。さらに、エアシリンダの基端部262は、
フレーム19に設置された図示しない支持柱によって支
持されている。
【0075】前記三角状耳部傾斜装置Gによって外側に
傾斜がつけられた三角状耳部6a,6bの各頂部6c,
6dは、待機位置24a(図9中の破線部分参照),2
4bにおいて、折返し板の先端部9c,9dよりも折り
返し方向側に傾いた状態で搬送される。
【0076】三角状耳部折り返し工程では、まず、一側
の三角状耳部6aを折り返し、一側の三角状耳部6aの
頂部6cが、当て板7を挟んでロールペーパー端面2b
の略中央部4cに折り返されてから、他側の三角状耳部
6bを折り返し、すでに折り返しが完了している一側の
三角状耳部6aの頂部6cに他側の三角状耳部6bの頂
部6dを互いに褄合わせに重ね合せるように折り返す。
【0077】折り返し工程を詳述すると、まず、折返し
板9aが、待機位置24aから、エアシリンダ23aの
ロッド230aの伸長によって、ロールペーパー端面2
bと平行かつロールペーパー端面2bに沿うように、ロ
ールペーパー端面2bの中央部4cに向けて下降する
と、折返し板の先端部9cが前記外側に傾斜がつけられ
た三角状耳部6aの内側(図中、ロールペーパー端面2
b側)に当接する。折返し板9aはさらに下降を続ける
と共に、三角状耳部6aが、耳部の表側601(図中、
ロールペーパー端面2b側)はロールペーパー端面2b
の縁から、耳部の裏側602(図中、シーラー25側)
は三角状耳部6b,6cの三角形の底辺から徐々に折り
返される。折返し板9aがさらに下降を続けると、折返
し板9aの先端部9cが当て板7にさしかかり、先端部
9cの折れ曲がりによって折返し板9aには当て板7に
乗り上げる力が作用する。折返し板9aは、エアシリン
ダ23aのロッド230aの撓りによって僅かに外側に
移動して、折り返し途中の三角状耳部6aを挟み込みな
がら当て板7に乗り上げて、折返し板9aが三角状耳部
6aを当て板7に押し付けることよってフィルムに緊張
状態を与えながら折り返しを続ける。折返し板9aの下
降が、ロールペーパー端面2bの中央部4cのやや上方
の、折り返し完了位置24cで停止したときに、三角状
耳部6aが完全に折り返され、三角状耳部6aの頂部6
cが、当て板7のロールペーパー端面2bの略中央4c
に該当する位置に接して三角状耳部6aの折り返しが完
了する。三角状耳部6aの折り返しが完了した後も、折
返し板9aは停止位置を維持して、折り返された三角所
耳部6aの浮き上がりを防止する。。次に、折返し板9
bが、待機位置24bから、エアシリンダ23bのロッ
ド230bの伸長によって、ロールペーパー端面2bと
平行かつロールペーパー端面2bに沿うように、ロール
ペーパー端面2bの中央部4cに向けて上昇すると、折
返し板9bの先端部9dが前記外側に傾斜がつけられた
三角状耳部6bの内側(図中、ロールペーパー端面2b
側)に当接する。折返し板9bはさらに上昇を続けると
共に、三角状耳部6bが、耳部の表側603(図中、ロ
ールペーパー端面2b側)はロールペーパー端面2bの
縁から、耳部の裏側604(図中、シーラー25側)は
三角状耳部6bの三角形の底辺から徐々に折り返され
る。折返し板9bがさらに上昇を続けると、折返し板9
bの先端部9dが当て板7にさしかかり、先端部9dの
折れ曲がりによって折返し板9bには当て板7に乗り上
げる力が作用する。折返し板9bは、エアシリンダ23
bのロッド230bの撓りによって僅かに外側に移動し
て、折り返し途中の三角状耳部6bを挟み込みながら当
て板7に乗り上げて、折返し板9bが三角状耳部6bを
当て板7に押し付けることによってフィルムに緊張状態
を与えながら折り返しを続ける。折返し板9bの上昇が
ロールペーパー端面2bの中央部4cのやや下方で停止
したときに、三角状耳部6bが完全に折り返され、三角
状耳部6bの頂部6dが、すでに折り返されている三角
状耳部6aの頂部6cの上に褄合わせに重なりあって、
三角状耳部6a,6bの折り返しが完了する。三角状耳
部6bの折り返しが完了した後も、折返し板9bは停止
位置を維持して、折り返された三角所耳部6bの浮き上
がりを防止する。
【0078】その次に、溶着機構H2において、シーラ
ー25が、待機位置から、エアシリンダ26のロッド2
60の伸長によって、一対の三角状耳部6a,6bの折
り返しが完了してロールペーパー端面2bの略中央4c
で互いに褄合わせに重ね合った一対の三角状耳部6a,
6bの頂部6c,6dに押し付けられて、当て板7とシ
ーラー25に挟まれた三角状耳部6a,6bの頂部6
c,6dが溶着される。このとき、折返し板9a,9b
は、ロールペーパー端面2dの中央部4cを空けて停止
しているので、シーラー25による溶着作業を阻害する
ことが無い。また、折り返し工程で折り返された三角状
耳部6a,6bと、前述した折り込み工程で最初に折り
込まれた折り込み板差込側の辺4a及びその辺と相対す
る辺4bとの間には当て板7が挿入されているので、三
角状耳部6a,6bの頂部6c,6dの溶着時には、最
初に折り込まれた一対の辺4a,4bにまで溶着が及ぶ
ことがない。
【0079】三角状耳部6a,6bの折り返しと溶着が
完了した後に、折返し板9a,9bは、エアシリンダ2
3a,23bのロッド230a,230bの収縮によっ
て、待機位置24a,24bに復帰し、シーラー25も
また、エアシリンダ26のロッド260の収縮によって
待機位置に復帰して、次の折返しと溶着工程に備える。
【0080】なお、エアシリンダ23a,23bおよび
シーラー移動用のエアシリンダ26は、上述の折返し板
9a,9bの上下移動及びシーラー25の移動が達成さ
れる限りにおいて、他の搬送手段、例えば、リンク機構
やモーター機構等を用いても良い。
【0081】図11では、前述の三角状耳部折り返し機
構Hの折返し部材である折返し板9a,9bに代えて、
折り返しローラー31a,31bが用いられている。三
角状耳部折り返し機構Hと折り返された三角状耳部6
a,6bの頂部6c,6dの溶着機構H2および前述し
た当て板7とからなる構成は前述した折返し板9a,9
bによる三角状耳部折り返し機構Hと同様である。折返
しローラー31a,31bによる三角状耳部6a,6b
折り返し機構は、エアシリンダ32a,32bと三角状
耳部折返し部材とで構成されており、エアシリンダ32
a,32bの各基端部32a’、32b,は、互いに同
一の垂直線上に相対するようにフレーム19に固着され
ている。それらの各機構は、基板17の外側の空間Sに
配置されている。当て板7は、前述したように、ロール
ペーパー端面2bに沿ってあてがわれている。
【0082】折返しローラー31aは、図10(a)及
び(b)で示すように、ロールペーパー端面2bと平行
かつロールペーパー2の上方からロールペーパー端面2
bに沿うようにロールペーパー端部2bの中央4cに向
けて、折り返しローラー31bは、ロールペーパー端面
2bと平行かつロールペーパー2bの下方からロールペ
ーパー端面2bに沿うようにロールペーパー端部2bの
中央4cに向けてそれぞれ配置される。折り返しローラ
ー31a,31bは、ローラー支持板31c,31dの
先端部に設置されており、それぞれ、軸をもって上下方
向回動自由に保持される。さらに、その折り返しローラ
ー支持板31c,31dの各基端部310a,310b
はエアシリンダ32a,32bの各ロッド320a,3
20bの先端320a’,320b’に固着されて、図
11の矢印で示すようにロッド320a,320bの伸
縮によってロールペーパー端面2bに沿って上下移動す
る。ローラーの径は、特に限定はされないが、少なくと
もローラー外径のロールペーパー端面側がロールペーパ
ー端面2bに沿って配置されることを要するので、選択
されたローラー径によって、折返しローラー31a,3
1bのロールペーパー端面2bからの設置位置を調整す
る必要がある。折返しローラー31a,31bの幅は、
少なくとも、前述した三角状耳部6a,6b作成部の溶
着装置で溶着されたロールペーパー端部の三角状耳部6
a,6b頂部6c,6dと、折り込み板差込側の辺4a
とその辺と相対する辺4bの折り重ねられた幅よりも広
く構成することを要し、最も幅広に構成した場合であっ
ても、ロールペーパー端面2bの横幅程度であることが
適当である。折返しローラー支持板31c,31dの幅
もまた、折返しローラー31a,31bの幅にあわせて
決定することを要する。折返しローラー支持板31c,
31dの長さは、折返しローラー31a,31bが最も
ロールペーパー端面2bの中央4c側に移動したとき
に、折返しローラー31a,31bが折り返されて重な
り合った三角状耳部6a,6bの頂部6c,6dを残し
て向かい合っていることを要し、さらに、折返しローラ
ー31a,31bがロールペーパー2の上方と下方の待
機位置にあるときに、ロールペーパー端面2bの上下端
2c,2dにかからないことを要する。これらの位置関
係は、前記エアシリンダ32a,32bのロッド320
a,320bの伸縮動作と密接な関係を有するので、折
返しローラー支持板31c,31dの長さは前記エアシ
リンダ32a,32bのロッド320a,320bの伸
縮距離を考慮して設定することを要する。エアシリンダ
32a,32bの基端部32a’,32b’は、それぞ
れ、フレーム19に固着される。
【0083】三角状耳部6a,6b折り返し工程の概要
は前述した折返し板による折り返し工程と同様である。
【0084】折返しローラー31a,31bによる折り
返し工程を詳述すると、まず、折返しローラー31a
が、待機位置33aから、エアシリンダ32aのロッド
320aの伸長によって、ロールペーパー端面2bと平
行かつロールペーパー端面2bに沿うように、ロールペ
ーパー端部2bの中央4cに向けて下降すると、折返し
ローラー31aが前記外側に傾斜がつけられた三角状耳
部6aの内側(図中、ロールペーパー端面2b側)に当
接する。折返しローラー31aはさらに下降を続けると
共に、三角状耳部b6aが、耳部の表側601(図中、
ロールペーパー端面2b側)はロールペーパー端面2b
の縁から、耳部の裏側(図中、シーラー25側)は三角
状耳部6aの三角形の底辺から徐々に折り返される。折
返しローラー31aがさらに下降を続けると、折返しロ
ーラー31aが当て板7にさしかかり、ローラー31a
の回転によって折返しローラー31aには当て板7に乗
り上げる力が作用する。折返しローラー31aは、エア
シリンダ32aのロッド320aの撓りによって僅かに
外側に移動して、折り返し途中の三角状耳部6aを挟み
込みながら当て板7に乗り上げて、折返しローラー31
aが三角状耳部6aを当て板7に押し付けることによっ
てフィルムに緊張状態を与えながら折り返しを続ける。
折返しローラー31aの下降が、ロールペーパー端部2
aの中央4cのやや上方の、折り返し完了位置33cで
停止したときに、三角状耳部6aが完全に折り返され、
三角状耳部6aの頂部6cが、当て板7のロールペーパ
ー端部の略中央に該当する位置に接して三角状耳部6a
の折り返しが完了する。三角状耳部6aの折り返しが完
了した後も、折返しローラー31aは停止位置を維持し
て、折り返された三角状耳部6aの浮き上がりを防止す
る。次に、折返しローラー31bが、待機位置33dか
ら、エアシリンダ32bのロッド320bの伸長によっ
て、ロールペーパー端面2bと平行かつロールペーパー
端面2bに沿うように、ロールペーパー端部2bの中央
4cに向けて上昇すると、折返しローラー31bが前記
外側に傾斜がつけられた三角状耳部6bの内側(図中ロ
ールペーパー端面2b側)に当接する。折返しローラー
31bはさらに上昇を続けると共に、三角状耳部6b
が、耳部の表側603(図中、ロールペーパー端面2b
側)はロールペーパー端面の縁から、耳部の裏側604
(図中、シーラー25側)は三角状耳部6bの三角形の
底辺から徐々に折り返される。折返しローラー31bが
さらに上昇を続けると、折返しローラー31bが当て板
7の下端にさしかかり、ローラー31bの回転によって
折返しローラー31bには当て板7に乗り上げる力が作
用する。折返しローラー31bは、エアシリンダ32b
のロッド320bの撓りによって僅かに外側に移動し
て、折り返し途中の三角状耳部6bを挟み込みながら当
て板7に乗り上げて、折返しローラー31bが三角状耳
部6bを当て板7に押し付けることによってフィルムに
緊張状態を与えながら折り返しを続ける。折返しローラ
ー31bの上昇がロールペーパー端部2bの中央4cの
やや下方で停止したときに、三角状耳部6bが完全に折
り返され、三角状耳部6bの頂部6dが、すでに折り返
されている三角状耳部6aの頂部6cの上に褄合わせに
重なりあって、三角状耳部6a,6bの折り返しが完了
する。三角状耳部6bの折り返しが完了した後も、折返
しローラー31bは停止位置を維持して、折り返された
三角状耳部6bの浮き上がりを防止する。
【0085】その次に、溶着機構H2において、シーラ
ー25が、待機位置から、エアシリンダ26のロッド2
60の伸長によって、一対の三角状耳部6a,6bの折
り返しが完了してロールペーパー端面2bの略中央4c
で互いに褄合わせに重ね合った一対の三角状耳部6a,
6bの頂部6c,6dに押し付けられて、当て板7とシ
ーラー25に挟まれた三角状耳部6a,6bの頂部6
c,6dが溶着される。このとき、折返しローラー31
a,31bは、ロールペーパー端部2bの中央部4cを
空けて停止しているので、シーラー25による溶着を阻
害することが無い。また、折り返し工程で折り返された
耳部6a,6bと、前述した折り込み工程で最初に折り
込まれた折り込み板差込側の辺4a及びその辺と相対す
る辺4bとの間には当て板7が挿入されているので、三
角状耳部6a,6bの頂部6c,6dの溶着時には、最
初に折り込まれた一対の辺4a,4bにまで溶着が及ぶ
ことがない。
【0086】三角状耳部6a,6bの折り返しと溶着が
完了した後に、折返しローラー31a,31bは、エア
シリンダ32a,32bのロッド320a,320bの
収縮によって、待機位置33a,33bに復帰し、シー
ラー25もまた、エアシリンダ26のロッド260の収
縮によって待機位置に復帰して、次の折返しと溶着工程
に備える。
【0087】また、上述した折り返しローラー31a,
31bの支持部材に代えて、L型のフレームの水平方向
に折れ曲がった一端に折り返しローラー31a,31b
を設け、垂直方向の他端をエアシリンダ32a,32b
のロッド320a,320bに固着する部材や、I型の
梯子状フレームの一端に折り返しローラー31a,31
bを設け、他端をエアシリンダ32a,32bのロッド
320a,320bに固着する部材としても、上述の折
り返しローラー31a,31bによる三角状耳部6a,
6bの折り返しを達成し得る。なお、エアシリンダ32
a,32bおよびシーラー移動用のエアシリンダ26
は、上述の折返しローラー31a,31bの上下移動及
びシーラー25の移動が達成される限りにおいて、他の
搬送手段、例えば、リンク機構やモーター機構等を用い
ても良い。
【0088】図12では、前述の三角状耳部折り返し機
構Hの折返し部材である折返し板9a,9bに代えて、
折り返しフラップ34a,34bが用いられている。三
角状耳部折り返し機構Hと折り返された三角状耳部6
a,6bの頂部6c,6dの溶着機構H2および前述し
た当て板7とからなる構成は前述と同様である。なお、
折返しフラップ34a,34bによる折り返し機構を用
いる場合には、あらかじめ三角状耳部6a,6bに傾斜
を与ても良いが、傾斜を与えずに、三角状耳部6a,6
bが垂直に形成されている場合であっても対応可能であ
るので、以下に三角状耳部6a,6bが垂直に形成され
ているものとして説明する。
【0089】折返しフラップ34a,34bによる三角
状耳部折り返し機構は、三角状耳部6a,6bの折返し
部材400とその折返し部材支持部401と折返し部材
駆動部402とで構成される。三角状耳部折り返し部材
400は、図11(a)及び(b)で示すように、上下
一対の折り返しフラップ34a,34bと各フラップの
支点となるシャフト35a,35bで構成される。折返
し部材支持部401は、一端401bに前記シャフト3
5a,35bが回動自由に貫通する孔部401aを有
し、他端401cはフレーム19に互いに同一の垂直線
上に上下に相対するようにフレーム19に固着され、折
り返し部材400を支持する。折返し部材駆動部402
は、前記シャフト35a,35bを回動する手段、例え
ば、図示しないモーターやリンク機構によって構成され
る。当て板7は、前述したように、ロールペーパー端部
2bに沿ってあてがわれている。
【0091】折り返しフラップ34a,34bは、四角
形状の板状部材400からなり、四角形の断面形状は、
前記四角形の水平方向の一辺に近い部分400aが、板
状部材400の厚さ方向に湾曲している。板状部材40
0の湾曲した辺400aには水平方向にシャフト35
a,35bが勘合している。シャフト35a,35bの
一端35a’は、前記板状部材400から長く延設され
ていて、その長く延設された一端35a’は、前記支持
部材401の孔部401aを貫通して前記駆動部402
の前記回動手段に固着されている。
【0092】折返し部材支持部402および折り返しフ
ラップ34a,34bの支点シャフト35a,35b
は、それぞれ、ロールペーパー端面2bの上方と下方に
設置されており、少なくとも、フィルム端部3aの垂直
に形成された一対の三角状耳部6a,6bよりも内側
(図中ロールペーパー2側)に設置されていることを要
する。図12(a)で示すように、折り返しフラップ3
4a,34bの湾曲部400aの突出距離は、前記支点
シャフト35a,35bをもって、図中の矢印で示すよ
うに回動する。折り返しフラップ34a,34bは、回
動して、ロールペーパー端面2bにあてがわれた当て板
7に当接したときに、フラップ34a,34bの回動角
度が垂直であって、フラップ34a,34bが当て板7
に沿って面で接するように設定されている。なお、図1
2(b)で示すように、フラップ34a,34bの長さ
は、フラップ34a,34bが折り返し完了位置まで回
動したときに、シーラー25が折り返された三角状耳部
6a,6bの頂部6c,6dを溶着するための空間を確
保可能であることを要し、その長さよりも長いフラップ
を設定する場合には、フラップ34a,34bの先端の
辺34c,34dに、シーラー25が通過するための切
り欠き34e,34fを設けることを要する。
【0093】次に、折返しフラップ34a,34bによ
る三角状耳部折り返し機構Hによる折り返し工程を説明
する。まず、一方の折り返しフラップ34aが待機角度
36aから三角状耳部6a,6b折り返し方向(図中シ
ーラー25側)に回動すると、フラップ34aが、三角
状耳部6aを押し倒すように折り返し、フラップ34a
の回動は三角状耳部6aと共に当て板7に沿った角度で
停止し、このとき、折り返された三角状耳部6aはフラ
ップ34aと当て板7に挟みこまれて、三角状耳部6a
の折り返しが完了する。折り返された三角状耳部6aの
頂部6cは、三角状耳部6aの三角形の高さからフラッ
プ34aの長さを差し引いた分だけ突出する。三角状耳
部6aの折り返し完了後もフラップ34aは折り返し完
了角度を維持して、折り込まれた三角状耳部6aの浮き
上がりを防止する。
【0094】次に、他方の折り返しフラップ34bが三
角状耳部折り返し方向(図中シーラー25側)に回動
し、前記一方の三角状耳部6aの折り返しと同様に、他
方の三角状耳部6bを折り返し、フラップ34bの回動
は三角状耳部6bと共に当て板7に沿った角度で停止
し、このとき、折り返された三角状耳部6bはフラップ
34aと当て板7に挟みこまれて、三角状耳部6aの折
り返しが完了する。折り返された三角状耳部6bの頂部
6dは、三角状耳部6bの三角形の高さからフラップ3
4bの長さを差し引いた分だけ突出しており、すでに折
り返されていた三角状耳部6aの頂部6cに褄合わせに
重ね合わされている。
【0095】その次に、シーラー25がエアシリンダ2
6のロッド260の伸長によって、待機位置から当て板
7の方向へ移動し、フラップ34a,34bの先端34
c,34dの間を通過して、シーラー25と当て板7に
挟まれた、上記互いに褄合わせに重ね合わされた一対の
三角状頂部6c,6dを溶着する。折り返し工程で折り
返された三角状耳部6a,6bと、前述した折り込み工
程で最初に折り込まれた折り込み板差込側の辺4a及び
その辺と相対する辺4bとの間には当て板7が挿入され
ているので、三角状耳部6a,6bの頂部6c,6d溶
着時には、最初に折り込まれた一対の辺4a,4bにま
で溶着が及ぶことがない。シーラー25は、重ね合わさ
れた一対の三角状耳部6a,6bの頂部6c,6dが溶
着された後に、エアシリンダ26のロッド260の収縮
によって待機位置に復帰して、次の溶着に備える。さら
に、折り返しフラップ34a,34bは待機角度に回動
して、次の折り返しに備える。シーラー移動用のエアシ
リンダ26は、シーラー25の移動が達成される限りに
おいて、他の搬送手段、例えば、リンク機構やモーター
機構等を用いても良い。
【0096】なお、あらかじめ傾斜を与えられた三角状
耳部6a,6bを折り返す場合には、各折り返しフラッ
プ34a,34bの支点35a,35bを、さらに外側
(図中シーラー25側)に寄せて設置することも可能で
あり、その場合には、各折り返しフラップ34a,34
bは直状の板で良く、湾曲部401aを設ける必要が無
い。
【0097】(c)手提げテープ取付け部 手提げテープ取付け部Iは、図4および図4のV−V’
線矢視図図10で示すように、手提げテープ26aと、
手提げテープ供給部500と、手提げテープ引出し装置
27と、手提げテープ溶着装置12および当て板7とか
らなる。当て板7は、前述したように、フィルム端部3
aの折り込み面(一対の辺4a,4b)と折り返し面
(三角状耳部6a,6b)の間に挿入されている。
【0098】手提げテープ26aの材質として、通常、
樹脂製フィルム製テープ12が用いられるが、補強の入
った薄いプラスチック製のテープでも良く、また、紙製
のテープを用いても良い。手提げテープ26aの幅は、
前述の工程C〜Hで作成された、頂部6c,6dを溶着
された一対の三角状耳部6a,6bを持ち手として、折
り込まれたフィルム4a,4bと三角状耳部6a,6b
との空間15aに手指を挿入してロールペーパー2を持
ち運ぶ場合の前記持ち手部分6a,6bの補強として取
り付けるものであるので、紐状のテープ幅でも良いが、
好ましくは、人間の手指の長さ程度のテープ幅であるこ
とが好ましく、具体的には、5〜10cm程度のテープ
幅が適当である。
【0099】手提げテープ供給部500は、手提げテー
プロール260と手提げテープロール保持部26bと手
提げテープ先端ガイド26cおよび手提げテープ切断部
29とで構成される。手提げテープロール260は、手
提げテープ26aがロール状に巻かれたものであり、手
提げテープロール保持部26bは、フレーム19に、図
示しない支持手段によって支持されており、前記テープ
ロール260の中心部260aを回動自由かつ、手提げ
テープ繰り出し可能に保持する。手提げテープ先端ガイ
ド26cは、前記テープロール260の手提げテープ繰
り出し位置261から、後述する手提げテープ引出し装
置27による手提げテープ26aの挟持位置262まで
延設された、手提げテープ26aが貫通可能な箱状部材
で構成され、ガイド26cの手提げテープ26aの挟持
位置262には、手提げテープ26aを挟持可能に手提
げテープ26aの先端26a’が突出している。手提げ
テープ切断部29は、繰り出された手提げテープ26a
を、所望の長さで切断するための手段30、例えば、熱
溶着手段或いは破線切り込み手段等と、その切断手段3
0を手提げテープ26aの繰り出しに合わせて所望の時
期に手提げテープ26aに接触させる図示しない駆動手
段、例えばアクチュエータとからなる。手提げテープ引
出し装置27は、一対の手提げテープ引出しアーム27
aとそのアーム27aを上下に移動するエアシリンダ2
8とで構成される。一対の手提げテープ引出しアーム2
7aの各先端部27a’には、左右一対の手提げテープ
挟持部27cが設けられ、手提げテープ挟持部27cに
は、図示しない手提げテープ挟持手段、例えばアクチュ
エータ等が設けられている。手提げテープ引出しアーム
27aの基端部27bはエアシリンダ28のロッド28
aの先端28a’に固着されており、エアシリンダ28
の基端部28bは、フレーム19に設置されている。
【0100】手提げテープ溶着装置12は、シーラー4
0と、シーラー40を移動するためのエアシリンダ41
によって構成されている。シーラー40は、エアシリン
ダ41のロッド41aの先端41a’に固着されてお
り、エアシリンダの基端部42は、図示しない支持手段
によってフレーム19に支持されている。シーラー40
の垂直方向の長さは、ロールペーパー端面2bの垂直方
向の長さに略等しいことを要する。
【0101】手提げテープ供給部500はロールペーパ
ー2の上方に設置され、手提げテープ供給部500に設
けられた手提げテープガイド26cの先端開放口262
a(手提げテープ26aの挟持位置262)は、手提げ
テープ26aを鉛直下方に引き出したときに、前述の三
角状耳部6a,6b折り返し工程が完了したロールペー
パーの端面2bに沿って引き出されるように、先端開放
口262aを下に向けられている。手提げテープ切断部
29のテープ切断手段30は繰り出された手提げテープ
26aの背面26a’に向けて設けられ、テープ切断手
段30は図示しないアクチュエータに固着され、アクチ
ュエータは前記手提げテープ保持部500の下面501
に固着され、アクチュエータの駆動によってテープ切断
手段30が手提げテープの背面26a’に当接して手提
げテープ26aを切断可能に配設されている。
【0102】手提げテープ引出し装置27は、ロールペ
ーパー端面の僅かに外側の空間、かつ、ロールペーパー
端面の垂直中心線と手提げテープ引出し装置の垂直中心
線を合わせて設置され、エアシリンダ28のロッドの伸
縮によって、ロッドの先端に固着された一対の手提げテ
ープ引出しアーム27aが垂直に移動して、手提げテー
プを、前述した折り返されたロールペーパーの耳部の底
辺中央部から重ね合った頂部6c,6dを経て他方の耳
部の底辺中央部に引き出し可能に設置される。
【0103】手提げテープ溶着装置I2は、前記手提げ
テープ引出し装置27よりもさらにロールペーパー端面
2bの外側の空間Sに配置され、エアシリンダ41のロ
ッド41aが図10中の矢印で示すように伸長して、シ
ーラー40がロールペーパー端面2bに向けて移動する
ように設置される。
【0104】次に、手提げテープ取付け装置Iによる手
提げテープ取付け工程を説明する。まず、ロールペーパ
ー2は、搬送装置Bによって、当て板7がロールペーパ
ー端部2bの折り込み面4a,4bと折り返し面6a,
6bの間に挿入されたままの状態で、手提げテープ取付
け装置Iへと搬送され停止する。次に、手提げテープ引
出し装置27のエアシリンダ28のロッド28aの伸長
によって、左右一対の手提げテープ引出しアーム27a
が待機位置から上昇し、手提げテープ引出しアーム27
aの先端に設けられた手提げテープ挟持手段27cが、
手提げテープ供給部500の手提げテープ先端ガイド2
6cの手提げテープ26aに接する位置で停止して、手
提げテープ挟持手段27cは、手提げテープ先端26
a’を図示しないアクチュエータの作動によって挟持す
る。その次に、手提げテープ挟持手段27cが手提げテ
ープ先端26a’の挟持を維持しつつ、一対の手提げテ
ープ引出しアーム27aがエアシリンダ28のロッド2
8aの収縮によって下降すると、手提げテープ26aは
手提げテープロール260から繰り出され引き出され
る。手提げテープ26aは、ロールペーパー端面2bに
沿って引き出されて、折り返されたロールペーパー端部
3aに沿ってセットされる。その次に、手提げテープ溶
着装置12のシーラー40が、エアシリンダ41のロッ
ド41aの伸長によって、待機位置からロールペーパー
端面2bに向けて移動し、シーラー40と当て板7に挟
まれた、フィルム端部3aの三角状耳部6aの底辺中央
部から重ね合った頂部6c,6dを経て他方の三角状耳
部6bの底辺中央部に至るまで手提げテープ26aが溶
着され、手提げテープ26aが溶着された後に、シーラ
ー40は、エアシリンダ41のロッド41aの収縮によ
って待機位置へと復帰する。手提げテープ26aが溶着
された後に、手提げテープ切断部29のアクチュエータ
の作動によって、手提げテープ切断手段30が手提げテ
ープの背面26a’に当接して手提げテープ26aを切
断する。なお、折り込み工程で最初に折り込まれた一対
の辺4a,4bと、折り返された三角状耳部6a,6b
との間には当て板7が挿入されているので、三角状耳部
6a,6bに手提げテープ26aを溶着しても、折り込
まれた一対の辺4a,4bにまで溶着が及ぶことがな
い。また、シーラー移動用のエアシリンダ41は、シー
ラー40の移動が達成される限りにおいて、他の搬送手
段、例えば、リンク機構やモーター機構等を用いても良
い。
【0105】最後に、本発明の実施形態では、シール機
構として熱溶着を用いているが、各シール機構に別途接
着材料塗布機構を設ければ、例えば粘着テープや接着剤
による接着によっても同様な効果が得られる。更に、昨
今の環境汚染の問題から、本発明においてロールペーパ
ーの包装に用いている樹脂フィルムに代えて、紙素材の
フィルムを用いても本発明の効果が得られるが、その場
合には、上記接着材料によるシールが適する。
【0106】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によるロ
ールペーパーを包装した樹脂フィルム製袋は、袋端部の
一辺を包装された被包装物の端部に沿って折り込み板を
差し込み、折込み板5a,5bで袋端部を引き拡げると
ともに一辺と他辺互いに褄合わせに折り込んで一対の皺
のない緊張状態を与えた三角状耳部6a,6bを作成
し、その作成された三角状耳部6a,6bを三角形の底
辺付近から精確に折り込んで、互いに褄合わせに重なり
合った三角状耳部6a,6bを手提げ状に溶着し、必要
であれば、手提げ状に溶着された三角状耳部6a,6b
に手提げテープを付着したので、手提げ部の強度が向上
し、作成されたロールペーパーを包装した袋の折り畳み
面には皺がなく、手提げ部に手指を挿入し易く、手提げ
部をぶらさげて持っても、手提げ部が破断することがな
く、手指に食い込む不都合も一掃された。さらに、本発
明によるロールペーパーを包装した樹脂フィル製袋の製
造方法によれば、上記特徴を有するロールペーパーを包
装した袋を、熟練を要さずに確実かつ迅速に製造するこ
とが可能になった。また、本発明によるロールペーパー
を包装した樹脂フィル製袋の製造装置によれば、上記特
徴を有するロールペーパーを包装した袋の製造自動化が
達成され、連続生産が可能になり、製造されたロールペ
ーパー端部の折り畳み品質の均等化が図られ、製造ミス
も減少したので、不適合な製品による損失も抑えられ、
コスト低廉かつ高品質な製品の大量生産が実現された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるロールペーパーを包装した袋端部
折り畳み方法の手順を説明する流れ図。
【図2】本発明によるロールペーパーを包装した袋で、
(a)〜(d)は本発明によるロールペーパーを包装し
た袋の作成工程を説明し、(e)は発明によるロールペ
ーパーを包装した袋の側面図、(f)は発明によるロー
ルペーパーを包装した袋の斜視図を示す。
【図3】本発明によるロールペーパーを包装した袋の要
部拡大図。
【図4】本発明によるロールペーパー包装装置の側面
図。
【図5】包装袋端部折り込み板及び搬送装置を説明する
図4のI−I線矢視図。
【図6】折り込まれた袋端端部及び三角状耳部を溶着す
る装置を説明する図4のII−II線矢視図。
【図7】包装袋端部当て板挿入部及び押圧板押圧部と三
角状耳部傾斜装置を説明する図4のIII−III線矢
視図。
【図8】第7図の平面図。
【図9】三角状耳部折り返し装置を説明する図4のIV
−IV線矢視図。
【図10】折り畳まれた袋端端部に手提げテープを付着
する装置を説明する図4のE−E線矢視図。
【図11】折返しローラーによる三角状耳部6a,6b
の折り返し装置の説明図。
【図12】折返しフラップによる三角状耳部6a,6b
の折り返し装置の説明図。
【符号の説明】
1 樹脂フィルム製袋 A ロールペーパー搬入装置 B ロールペーパー搬送装置 C フィルム端部折込装置 D 折込部固着装置 E ロールペーオア−押圧装置 F 当て板 G 三角状耳部傾斜部 H 三角状耳部折り返し装置 I 手提げテープ貼付装置 J 搬出位置 S 空間 2 ロールペーパー 2a ロールペーパーの胴部 2b ロールペーパーの端面 2ba ロールペーパーの端面の縁 3 樹脂フィルム 3a フィルム端部の一端側 3b フィルム面 4a,4b 対向する一対の辺 4a 折込板差込側の辺 4b 折込板差込側の辺の相対する辺 4c ロールペーパー端面の略中央 5a,5b 折込板 6a,6b 三角状耳部 6c,6d 三角状の耳部の頂部 601,603 三角状の耳部の頂部の表 602,604 三角状の耳部の頂部の裏 610,620 三角状耳部の1対の辺 640 三角状耳部の底辺 650 底辺の中央 7 当て板 71 押え板の支持柱 71a 支持柱の基端部 8 押圧板 9a,9b 折り返し部材(折り返し板) 9c,9d 折り返し板先端部 10c 溶着部 11,11,11,11 押圧板 11a,11a,11a,11a エアシリンダ 12,26a 手提げテープ 13a,13b 傾斜ガイド 13g,13h コの字状空間 14 手提げ部 15a 手指孔 16 リフト 17 基板 18 搬送装置 18a 搬送アーム 19 フレーム 20,20a,20b,20c,25,30, シーラ
ー 24a 待機位置 26a 手提げテープ 26c 手提げテープ先端ガイド 27 手提げテープ引き出し装置 29 アクチュエータ 30 手提げテープ切断装置 31a,31b 折り返し部材(折り返しローラー) 33a 待機位置 34a,34b 折り返し部材(折り返しフラップ) 35a,35b 折り返しフラップ支持シャフト 36a 待機位置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個のロールペーパーが、少なくとも一
    端側を開放した筒状に樹脂フィルムをもって包装され、
    上記開放側一端は、所望長さをもって延設状に立ち上げ
    ることで折り込み部分を構成し、 該折り込み部分は、開放側に位置する上位のロールペー
    パー端面に沿って折込み板を水平方向から差し込むこと
    によりその一部が折り込まれると共に、 既に折り込まれている折込み板差込側の辺と相対する辺
    が折り込まれて重なり合うと共に、一対の平面視略三角
    形状の表裏二枚重ねの耳部が左右に形成され、 上記折り重なり合っている折込み板差込側の辺と、該辺
    と相対する辺とが固着され、さらに、各耳部の頂部の表
    裏がそれぞれ固着されると共に、ロールペーパー端面に
    沿って押え板を挿入し、該一対の耳部における各表側は
    上位のロールペーパー端面の縁から、各裏側は耳部の三
    角形底辺から、それぞれ内方へ折り曲げることにより、
    それぞれの耳部の頂部を互いに褄合わせに折り重ねて固
    着されていることを特徴とする複数個のロールペーパー
    を包装した樹脂フィルム製袋。
  2. 【請求項2】複数個のロールペーパーが、少なくとも一
    端側を開放した筒状に樹脂フィルムをもって包装され、
    上記開放側一端は、所望長さをもって延設状に立ち上げ
    ることで折り込み部分を構成し、 該折り込み部分は、開放側に位置する上位のロールペー
    パー端面に沿って折込み板を水平方向から差し込むこと
    によりその一部が折り込まれると共に、 既に折り込まれている折込み板差込側の辺と相対する辺
    が折り込まれて重なり合うと共に、一対の平面視略三角
    形状の表裏二枚重ねの耳部が左右に形成され、 上記折り重なり合っている折込み板差込側の辺と、該辺
    と相対する辺とが固着され、さらに、各耳部の頂部の表
    裏がそれぞれ固着されると共に、ロールペーパー端面に
    沿って押え板を挿入し、該一対の耳部における各表側は
    上位のロールペーパー端面の縁から、各裏側は耳部の三
    角形の底辺から、それぞれ内方へ折り曲げることによ
    り、それぞれの耳部の頂部を互いに褄合わせに折り重ね
    て固着され、 折り返された耳部の底辺中央部から前記頂部の重ね合わ
    せ部を経由して前記他方の耳部の底辺中央部に至る部位
    に流れに垂直方向に樹脂フィルムテープを付着してなる
    ことを特徴とする複数個のロールペーパーを包装した樹
    脂フィルム製袋。
  3. 【請求項3】複数個のロールペーパーが、少なくとも一
    端側を開放した筒状に樹脂フィルムをもって包装され、
    上記開放側一端は、所望長さをもって延設状に立ち上げ
    られることで折り込み部分が構成される第一行程と、 次に、開放側に位置する上位のロールペーパー端面に沿
    って折込み板を水平方向から差し込むことにより上記折
    り込み部分の一部が折り込まれる第二行程と、 その次に、既に折り込まれている折込み板差込側の辺と
    相対する辺が折り込まれて重なり合うと共に、一対の平
    面視略三角形状の表裏二枚重ねの耳部が左右に形成され
    る第三行程と、 次に、上記折り重なり合っている折込み板差込側の辺
    と、該辺と相対する辺とが固着され、さらに、各耳部の
    頂部の表裏がそれぞれ固着されると共に、ロールペーパ
    ー端面に沿って押え板を挿入し、該一対の耳部における
    各表側は上位のロールペーパー端面の縁から、各裏側は
    耳部の三角形の底辺から、それぞれ内方へ折り曲げるこ
    とにより、それぞれの耳部の頂部を互いに褄合わせに折
    り重ねて固着される第四行程とを少なくとも有すること
    を特徴とする複数個のロールペーパーを包装した樹脂フ
    ィルム製袋の製造方法。
  4. 【請求項4】複数個のロールペーパーが、少なくとも一
    端側を開放した筒状に樹脂フィルムをもって包装され、
    上記開放側一端は、所望長さをもって延設状に立ち上げ
    ることで折り込み部分を構成する第一行程と、 次に、開放側に位置する上位のロールペーパー端面に沿
    って折込み板を水平方向から差し込むことにより上記折
    り込み部分の一部が折り込まれる第二行程と、 その次に、既に折り込まれている折込み板差込側の辺と
    相対する辺が折り込まれて重なり合うと共に、一対の平
    面視略三角形状の表裏二枚重ねの耳部が左右に形成され
    る第三行程と、 次に、上記折り重なり合っている折込み板差込側の辺
    と、該辺と相対する辺とが固着され、さらに、各耳部の
    頂部の表裏がそれぞれ固着されると共に、ロールペーパ
    ー端面に沿って押え板を挿入し、該一対の耳部における
    各表側は上位のロールペーパー端面の縁から、各裏側は
    耳部の三角形の底辺から、それぞれ内方へ折り曲げるこ
    とにより、それぞれの耳部の頂部を互いに褄合わせに折
    り重ねて固着される第四行程と、 そして、折り返された耳部の底辺中央部から前記頂部の
    重ね合わせ部を経由して前記他方の耳部の底辺中央部に
    至る部位に流れに垂直方向に樹脂フィルムテープを付着
    してなる第五行程とを少なくとも有することを特徴とす
    る複数個のロールペーパーを包装した樹脂フィルム製袋
    の製造方法。
  5. 【請求項5】複数個のロールペーパーを、少なくとも一
    端側を開放すると共に、該開放側一端を所望長さをもっ
    て延設状に立ち上げられた折り込み部分とした筒状に樹
    脂フィルムをもって包装する包装手段と、 上記状態の樹脂フィルム製袋を、処理工程の上流側から
    下流側へと水平移送する移送手段と、 開放側に位置する上位のロールペーパー端面に沿って折
    込み板を水平方向から差し込むことにより上記折り込み
    部分の一部が折り込まれると共に、既に折り込まれてい
    る折込み板差込側の辺と相対する辺が折り込まれて重な
    り合うと共に、一対の平面視略三角形状の表裏二枚重ね
    の耳部が左右に形成される耳部形成手段と、 上記折り重なり合っている折り込み板差込側の辺と、該
    辺と相対する辺とを固着し、さらに、各耳部の頂部の表
    裏をそれぞれ固着する固着手段と、 押え板をロールペーパー端面に沿って挿入する折り込み
    部押え手段と、 包装されたロールペーパーの端部を上下方向から押さえ
    る一対の押圧機構と、 ロールペーパー端面に沿って上下に伸縮移動可能な折り
    返し部材により、耳部の底辺から夫々内方に折り曲げて
    双方の耳部における頂部を互いに褄合わせに折り重ねて
    固着する耳部折り返し手段と、を少なくとも備えてなる
    ロールペーパーを包装した樹脂フィルム製袋の製造装
    置。
  6. 【請求項6】複数個のロールペーパーを、少なくとも一
    端側を開放すると共に、該開放側一端を所望長さをもっ
    て延設状に立ち上げられた折り込み部分とした筒状に樹
    脂フィルムをもって包装する包装手段と、 上記状態の樹脂フィルム製袋を、処理工程の上流側から
    下流側へと水平移送する移送手段と、 開放側に位置する上位のロールペーパー端面に沿って一
    対の折込み板を水平方向から差し込むことにより上記折
    り込み部分の一部が折り込まれると共に、既に折り込ま
    れている折込み板差込側の辺と相対する辺が折り込まれ
    て重なり合うと共に、一対の平面視略三角形状の表裏二
    枚重ねの耳部が左右に形成される耳部形成手段と、 上記折り重なり合っている折り込み板差込側の辺と、該
    辺と相対する辺とを固着し、さらに、各耳部の頂部の表
    裏をそれぞれ固着する固着手段と、 押え板をロールペーパー端面に沿って挿入する折り込み
    部押え手段と、 包装されたロールペーパーの端部を上下方向から押さえ
    る一対の押圧手段と、 ロールペーパー端面に沿って上下に伸縮移動可能な折り
    返し部材により、耳部の底辺から夫々内方に折り曲げて
    双方の耳部における頂部を互いに褄合わせに折り重ねて
    固着する耳部折り返し手段と、 折り返された耳部の底辺中央部から前記頂部の重ね合わ
    せ部を経由して前記他方の耳部の底辺中央部に至る部位
    に、流れに垂直方向に樹脂フィルムテープを付着するテ
    ープ付着手段とを少なくとも備えてなるロールペーパー
    を包装した樹脂フィルム製袋の製造装置。
  7. 【請求項7】耳部折り返し手段における折り返し部材
    が、ロールペーパー端面に沿って板状部材が接触状に上
    下に伸縮移動可能な折り返し板であることを特徴とする
    請求項5又は6のいずれかに記載のロールペーパーを包
    装した樹脂フィルム製袋の製造装置。
  8. 【請求項8】耳部折り返し手段における折り返し部材
    が、ロールペーパー端面に沿ってローラが接触状に上下
    に伸縮移動可能な折り返しローラであることを特徴とす
    る請求項5又は6のいずれかに記載のロールペーパーを
    包装した樹脂フィルム製袋の製造装置。
  9. 【請求項9】耳部折り返し手段における折り返し部材
    が、ロールペーパー上下一対の端辺に並行に支点シャフ
    トを備え、耳部折り返し方向に回動可能に構成した一対
    の折り返しフラップであることを特徴とする請求項5又
    は6のいずれかに記載のロールペーパーを包装した樹脂
    フィルム製袋の製造装置。
  10. 【請求項10】折り込み板は、開放側に位置する上位の
    ロールペーパー端面に沿って左右平行移動自在な一対の
    折込み板から構成されており、該一対の折り込み板を近
    接させた状態で、上記ロールペーパー端面の水平方向か
    ら差し込むことにより該ロールペーパー端面から立ち上
    げられた折り込み部分の一部を折り込むと共に、該一対
    の折込み板を離間させて左右方向に平行移動させること
    により、既に折り込まれている折込み板差込側の辺と相
    対する辺が折り込まれて重なり合うと共に、一対の平面
    視略三角形状の表裏二枚重ねの耳部が左右に形成される
    こととしたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか
    に記載のロールペーパーを包装した樹脂フィルム製袋の
    製造装置。
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