JP2003053914A - 農業用熱可塑性樹脂多層フィルム - Google Patents

農業用熱可塑性樹脂多層フィルム

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JP2003053914A
JP2003053914A JP2001242417A JP2001242417A JP2003053914A JP 2003053914 A JP2003053914 A JP 2003053914A JP 2001242417 A JP2001242417 A JP 2001242417A JP 2001242417 A JP2001242417 A JP 2001242417A JP 2003053914 A JP2003053914 A JP 2003053914A
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JP
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propylene
layer
olefin
thermoplastic resin
copolymer
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JP2001242417A
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Yuichi Sekiguchi
雄一 関口
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JNC Petrochemical Corp
Original Assignee
Chisso Petrochemical Corp
Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた透明性、柔軟性、耐熱融着性を保持し
つつ、更に強靭性に優れ、伸張白化やヒートシール後の
層間剥離の発生がない農業用熱可塑性樹脂多層フィルム
を提供する。 【解決手段】 少なくとも内層A、中間層B及び外層C
で構成された農業用熱可塑性樹脂多層フィルムであっ
て、内層A、中間層B及び外層Cの少なくとも1層が特
定のプロピレン系共重合体組成物の配合物からなり、こ
のプロピレン系共重合体組成物の配合物からなる層及び
/またはこれに接触する層に、特定のエチレン−α−オ
レフィン共重合体が添加された農業用熱可塑性樹脂多層
フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハウスやトンネルの
被覆資材として用いられる農業用熱可塑性樹脂多層フィ
ルムに関する。詳しくは、透明性、柔軟性、強靭性に優
れ、伸張白化やヒートシール後の層間剥離の発生が抑制
された農業用熱可塑性樹脂多層フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】農業用ハウスやトンネル等の被覆資材と
して様々のプラスチックフィルムが使用されている。そ
れらの代表的なものとして、ポリ塩化ビニルフィルム
(以下、農ビという)、ポリエチレンフィルム(以下、
農ポリという)、エチレン酢酸ビニル共重合体フィルム
(以下、農酢ビという)等を挙げることができる。
【0003】中でも、農ビは保温性、透明性、強靱性、
防曇性、ハウス密着性及び経済性等に優れているため、
最も多く使用されているが、農ビは比重が大きいため、
ハウスに展張する際フィルムの重量が重く、展張作業が
困難であった。また、使用後の廃棄処理のために焼却す
ると有害ガスを発生する等の問題もあり、有害ガスの発
生しない農ビ代替品が望まれている。
【0004】一方、農ポリや農酢ビは、防塵性及び廃棄
処理のしやすさという点においては農ビより優れている
が、保温性、強靱性や防曇性が農ビより劣り、夏場の屋
外放置におけるフィルム同士の熱融着等の問題もあるた
め改良が望まれてきた。
【0005】近年、従来のマルチサイト触媒に代わって
シングルサイト触媒を用いるエチレン−α−オレフィン
共重合体である線状低密度ポリエチレンの開発が進み、
特開平09−052332号公報には密度が0.925
〜0.940g/cm3のエチレン−α−オレフィン共
重合体からなる外層(ハウスやトンネルの外側の大気に
接する層)、密度が0.880〜0.910g/cm3
のエチレン−α−オレフィン共重合体からなる中間層及
び密度が0.905〜0.930g/cm3からなるエ
チレン−α−オレフィン共重合体からなる内層(ハウス
やトンネル内側の大気が接する層)が積層された農業用
積層フィルムが、また、特開平08−276542号公
報にはエチレン−酢酸ビニル共重合体を中間層とし、内
層及び外層にシングルサイト触媒によるエチレン−α−
オレフィン共重合体を使用した農業用多層フィルムが提
案されている。
【0006】これらの農業用多層フィルムは、強靱性は
改良されているものの必ずしも十分とはいえず、防曇性
が不十分であり、さらに添加されているフィラーの影響
により展張時等の張力によってフィルムが白化する等の
問題があった。
【0007】また、更に強靱性を改善するため農業用多
層フィルムの何れかの層にプロピレン系重合体を使用す
る場合、フィルムが硬く、柔軟性が悪く、ヒートシール
後にプロピレン系重合体層と他の熱可塑性樹脂層との界
面で剥離が発生したり、耐候性が不十分だったりして実
用化には至らなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた透明
性、柔軟性、耐熱融着性を保持しつつ、更に強靭性に優
れ、伸張白化やヒートシール後の層間剥離の発生が抑制
された農業用熱可塑性樹脂多層フィルムを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記従来技
術の問題点を改善するべく鋭意検討した結果、少なくと
も内層A、中間層B及び外層Cで構成された農業用熱可
塑性樹脂多層フィルムであって、内層A、中間層B及び
外層Cの少なくとも1層が特定のプロピレン系共重合体
組成物の配合物からなり、このプロピレン系共重合体組
成物の配合物からなる層及び/またはこれに接触する層
に、特定のエチレン−α−オレフィン共重合体が添加さ
れた農業用熱可塑性樹脂多層フィルムが上記問題点を改
善できることを見出し、この知見に基づき本発明を完成
するに至った。
【0010】本発明は、以下から構成される。 (1)少なくとも内層A、中間層B及び外層Cで構成さ
れた農業用熱可塑性樹脂多層フィルムであって、内層
A、中間層B及び外層Cの少なくとも1層が下記プロピ
レン系共重合体組成物(X)の配合物からなり、プロピ
レン系共重合体組成物(X)の配合物からなる層及び/
またはこれに接触する層に、炭素数3〜18のα−オレ
フィンを10〜30重量%含有し、密度が0.850〜
0.920g/cm3であるエチレン−α−オレフィン
共重合体(D)が添加されることを特徴とする農業用熱
可塑性樹脂多層フィルム。 プロピレン系共重合体組成物(X):プロピレン含有量
が90重量%以上であるプロピレン−α−オレフィンラ
ンダム共重合体(E)とプロピレン含有量が55%〜9
0重量%であるプロピレン−α−オレフィンランダム共
重合体(F)とからなり、プロピレン−α−オレフィン
ランダム共重合体(F)の極限粘度[η]Fが1.3〜
3.5dl/gであり、プロピレン−α−オレフィン共
重合体(E)の極限粘度を[η]Eとしたときの極限粘
度比[η]F/[η]Eが0.5〜1.3であり、かつプ
ロピレン−α−オレフィン共重合体(E)の重量をWE
とし、プロピレン−α−オレフィン共重合体(F)の重
量をWFとしたとき、これらの重量比WE/WFと極限粘
度比[η]F/[η]Eとの積([η]F/[η]E)×
(WE/WF)が0.7〜4.5の範囲にあるプロピレン
系共重合体組成物。
【0011】(2)プロピレン系共重合体組成物(X)
の配合物からなる層及び/またはこれに接触する層に対
するエチレン−α−オレフィン共重合体(D)の添加量
が、添加される層基準で1〜50重量%であることを特
徴とする前記(1)項記載の農業用熱可塑性樹脂多層フ
ィルム。
【0012】(3)エチレン−α−オレフィン共重合体
(D)がシングルサイト触媒を用いて得られたことを特
徴とする前記(1)項もしくは(2)項記載の農業用熱
可塑性樹脂多層フィルム。
【0013】(4)エチレン−α−オレフィン共重合体
のα−オレフィンが1−オクテンである前記(1)〜
(3)項のいずれか1項記載の農業用熱可塑性樹脂多層
フィルム。
【0014】(5)内層A、中間層B及び外層Cの少な
くとも1層を構成する配合物が、BET比表面積が5〜
50m2/gである無機フィラーを1〜20重量%含有
することを特徴とする前記(1)〜(4)項のいずれか
1項記載の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム。
【0015】(6)無機フィラーがタルク、ハイドロタ
ルサイト類系化合物及びリチウム・アルミニウム複合水
酸化物塩系化合物から選ばれる少なくとも1種であるこ
とを特徴とする前記(5)項記載の農業用熱可塑性樹脂
多層フィルム。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる農業用熱可
塑性樹脂多層フィルムについて詳細に説明する。
【0017】本発明で用いられるプロピレン系共重合体
組成物(X)を構成する成分であるプロピレン−α−オ
レフィンランダム共重合体(E)は、プロピレン含有量
が90重量%以上98重量%以下、より好ましくは94
重量%以上98重量%以下のランダム共重合体である。
プロピレン含有量が90重量%未満では製膜時の耐熱性
や得られる農業用熱可塑性樹脂多層フィルムの耐熱融着
性が低下する恐れがある。
【0018】前記プロピレン−α−オレフィンランダム
共重合体(E)において、プロピレンと共重合されるα
−オレフィンとしては、特に限定されないが、具体的に
はエチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、4−メ
チル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン等を挙
げることができる。これらのα−オレフィンは1種のみ
ならず2種以上を併用してもよい。このうちエチレンを
用いるのが製造コストの点から好ましい。
【0019】前記プロピレン系共重合体組成物(X)を
構成する成分であるプロピレン−α−オレフィンランダ
ム共重合体(F)は、プロピレン含有量が55〜90重
量%、好ましくは55〜85重量%のランダム共重合体
である。プロピレンの含有量が90%以上では低温での
耐衝撃性と柔軟性が不十分であり、プロピレン含有量が
55重量%以下では得られる農業用熱可塑性樹脂多層フ
ィルムの透明性が低下する恐れがある。
【0020】前記プロピレン−α−ランダム共重合体
(F)において、プロピレンと共重合されるα−オレフ
ィンとしては、特に限定されないが、具体的にはエチレ
ン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オ
クテン、1−デセン、1−ドデセン、4−メチル−1−
ペンテン、3−メチル−1−ペンテン等を挙げることが
できる。これらのα−オレフィンは1種のみならず2種
以上を併用してもよい。このうちエチレンを用いるのが
製造コストの点から好ましい。
【0021】前記プロピレン−α−オレフィンランダム
共重合体(F)は、135℃のテトラリン中で測定した
極限粘度[η]Fが1.3〜3.5dl/g、より好ま
しくは1.5〜3.0dl/gであり、かつプロピレン
−α−オレフィンランダム共重合体(E)の135℃の
テトラリン中で測定した極限粘度[η]Eとの極限粘度
比[η]F/[η]Eが0.5〜1.3、好ましくは0.
6〜1.2である。
【0022】前記極限粘度[η]Fは、プロピレン系共
重合体組成物(X)の透明性に影響し、前記極限粘度比
[η]F/[η]Eは、プロピレン−α−オレフィンラン
ダム共重合体(F)のプロピレン−α−オレフィンラン
ダム共重合体(E)への分散性に影響する。プロピレン
−α−オレフィンランダム共重合体(F)の極限粘度
[η]Fが小さいほど農業用熱可塑性樹脂多層フィルム
の生産性が向上し、前記極限粘度比[η]F/[η]E
前記範囲内であれば透明性に優れる。
【0023】本発明で使用されるプロピレン系共重合体
組成物(X)において、プロピレン−α−オレフィンラ
ンダム共重合体(E)とプロピレン−α−オレフィンラ
ンダム共重合体(F)との重量比WE/WFは、前記極限
粘度比[η]F/[η]Eとの積([η]F/[η]E)×
(WE/WF)が0.7〜4.5である。前記極限粘度比
と重量比の積が0.7未満であるとプロピレン系共重合
体組成物(X)の製膜性が低下し、4.5を超えると得
られる農業用熱可塑性樹脂多層フィルムの耐衝撃性が低
下する恐れがある。
【0024】本発明で使用されるプロピレン系共重合体
組成物(X)の具体的な組成は、前記組成物基準でプロ
ピレン−α−オレフィンランダム共重合体(F)が10
〜50重量%である。プロピレン−α−オレフィンラン
ダム共重合体(F)がこの範囲であればプロピレン系共
重合体組成物(X)及び得られる農業用熱可塑性多層フ
ィルムの透明性、強靱性が優れる。
【0025】プロピレン系共重合体組成物(X)のメル
トフローレート(230℃、荷重21.18N、以下M
FRという)は、プロピレン系共重合体組成物(X)の
成形性、及び得られる農業用熱可塑性樹脂多層フィルム
の外観の点から0.1〜50g/10分が好ましく、
0.2〜20g/10分が更に好ましい。MFRが前記
の範囲であれば、得られる農業用熱可塑性多層フィルム
の表面平滑性が良好で、透明性及び強靱性も十分であ
る。
【0026】本発明に用いられるプロピレン系共重合体
組成物(X)は、上記の諸特性を満足すればいかなる方
法で製造してもよい。勿論、別々に製造された本発明に
用いるプロピレン−α−オレフィンランダム共重合体
(E)とプロピレン−α−オレフィン共重合体(F)と
を混合装置を用いて混合し、プロピレン系共重合体組成
物(X)を製造してもよいが、好ましくは、国際公開W
O97/19135号公報、特開平10−316810
号公報に開示された方法、すなわち担持型チタン含有固
体触媒と有機アルミニウム化合物とをオレフィン重合用
触媒を用いて、プロピレン−α−オレフィンランダム共
重合体(E)を製造し、引続きプロピレン−α−オレフ
ィンランダム共重合体(E)の存在下にプロピレン−α
−オレフィンランダム共重合体(F)を製造し、プロピ
レン系共重合体組成物(X)を連続的に製造することで
ある。プロピレン系共重合体組成物(X)は前記の方法
で製造することができる他に、市販品の中から所望の仕
様のものを選択して用いる事ができる。
【0027】尚、プロピレン−α−オレフィンランダム
共重合体(E)及びプロピレン−α−オレフィンランダ
ム共重合体(F)を連続的に製造してプロピレン系共重
合体組成物(X)を得る場合、プロピレン系共重合体組
成物(X)中のプロピレン−α−オレフィンランダム共
重合体(F)の極限粘度[η]Fは直接測定できないの
で、直接測定可能なプロピレン−α−オレフィンランダ
ム共重合体(E)の極限粘度[η]E及びプロピレン系
共重合体組成物(X)全体の極限粘度[η]WHO LEなら
びに共重合体の重量%WFから、下記式(1)により求
められる。 [η]F={[η]WHOLE−(1−WF/100)[η]E}/(WF/100) (1)
【0028】本発明において、前記プロピレン系共重合
体組成物(X)を用いない場合の内層A、中間層Bもし
くは外層C層を構成する配合物に使用される熱可塑性樹
脂としては、特に限定されないが、塩化ビニル、エチレ
ン、プロピレン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エ
ステル等の単量体の単独重合体、もしくはこれらの単量
体と共重合し得る単量体との二元以上の共重合体等が例
示される。中でも、リサイクル性や軽量性等の点でポリ
オレフィン系樹脂が好適に使用される。
【0029】前記ポリオレフィン系樹脂としては、密度
0.88〜0.92g/cm3の低密度ポリエチレン、
線状低密度ポリエチレン、密度0.94〜0.97g/
cm 3の高密度ポリエチレン、酢酸ビニル含有量が1〜
10重量%以下のエチレン−酢酸ビニル共重合体、及び
シングルサイト触媒を用いて重合された密度が0.88
〜0.94g/cm3のエチレン−α−オレフィン共重
合体が透明性や価格の面で好適に用いられる。
【0030】本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム
においては、プロピレン系共重合体組成物(X)の配合
物からなる層及び/またはこれに接触する層に、炭素数
3〜18、好ましくは3〜10のα−オレフィンを10
〜30重量%、好ましくは20〜30重量%含有し、密
度が0.850〜0.920g/cm3であるエチレン
−α−オレフィン共重合体(D)が添加されることによ
り、得られる農業用多層フィルムにおけるプロピレン系
共重合体組成物(X)の配合物からなる層と他の熱可塑
性樹脂層との界面で生じる層間剥離の防止及び耐伸張白
化性の改良が図られ、ベタツキの発生もない。
【0031】前記エチレン−α−オレフィン共重合体
(D)としては、上記の要求を満たすものであれば特に
限定はしないが、例えば、エチレンと炭素原子数が3〜
18のα−オレフィンとを、パラジウムやニッケル等の
遷移金属の錯体触媒を用いて重合した低密度のエチレン
−α−オレフィン共重合体や、シングルサイト触媒を用
いたエチレン−α−オレフィン共重合体が用いられる
が、中でも特に好適なのはシングルサイト触媒を用いて
重合されたエチレン−α−オレフィン共重合体が透明
性、強靱性、柔軟性の面で望ましい。
【0032】エチレン−α−オレフィン共重合体(D)
に用いられるα−オレフィンの具体的として、エチレ
ン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オ
クテン、1−デセン、1−ドデセン、4−メチル−1−
ペンテン、3−メチル−1−ペンテン等を挙げることが
できる。これらのα−オレフィンは1種のみならず2種
以上を併用してもよい。中でも、1−オクテンが柔軟性
や伸張白化改良の点から好ましい。
【0033】本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム
において、エチレン−α−オレフィン共重合体(D)
は、プロピレン系共重合体組成物(X)を用いない場合
の内層A、中間層Bもしくは外層C層を構成する配合物
に使用される熱可塑性樹脂としても用いることができ
る。その場合、エチレン−α−オレフィン共重合体
(D)の配合物から構成される内層A、中間層Bもしく
は外層C層が、プロピレン系共重合体組成物(X)の配
合物からなる層と接触する時には、プロピレン系共重合
体組成物(X)の配合物に、エチレン−α−オレフィン
共重合体(D)を添加することによって、層間剥離の防
止及び耐伸張白化性の改良が達成される。
【0034】プロピレン系共重合体組成物(X)の配合
物からなる層及び/またはこれに接触する層に対するエ
チレン−α−オレフィン共重合体(D)の添加量は、1
〜50重量%、より好ましくは5〜30重量%、である
ことが望ましく、添加量がこの範囲であれば得られる農
業用多層フィルムに層間剥離が発生しにくく、強靭性も
十分である。
【0035】本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム
においては、中間層Bを構成する配合物にプロピレン系
共重合体組成物(X)を用い、内層A及び外層C層を構
成する配合物にシングルサイト触媒を用いて重合された
エチレン−α−オレフィン共重合体を用い、中間層Bを
構成する配合物にエチレン−α−オレフィン共重合体
(D)を添加するのが、本発明の目的を達成するための
層構成の特に好ましい例である。
【0036】本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム
の内層A、中間層B及び外層Cの少なくとも1層を構成
する配合物には、前記多層フィルムの保温性向上を目的
として、無機フィラーを添加することができる。前記無
機フィラーとしては、酸化珪素、珪酸マグネシウム、珪
酸アルミニウム、珪酸カルシウム等の珪酸化合物、アル
ミノ珪酸カルシウム、アルミノ珪酸ナトリウム、アルミ
ノ珪酸カリウム等のアルミノ珪酸化合物、アルミナ、ア
ルミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウム、アルミン酸
カルシウム等のアルミン酸化合物、炭酸カルシウム、下
記式(2)、下記式(3)、下記式(4)及び下記式
(5)で示されるリチウム・アルミニウム複合水酸化物
塩系化合物や下記式(6)で示されるハイドロタルサイ
ト類系化合物等の群から選ばれる1種以上の無機フィラ
ーが挙げられる。
【0037】 Li+(Al3+2(OH-6・(A2 n-1/n・mH2O (2) (式中、A2 n-はn価のアニオン、mは0≦m≦3の範
囲にある数、nは1≦n≦3の範囲にある数を示す。)
【0038】 [Al2Li(OH)62(An-)・mH2O (3) (式中、An-はn価のアニオン、mは3以下の数を示
す。)
【0039】 [(Al3+2(Li+ (1-x)・M2+ x)(OH-62 ・(Siy(2y+1) 2-(1+x)・mH2O (4) (式中、M2+は2価の金属イオン、mは0≦m<5の範
囲にある数、xは0≦x<1の範囲にある数、yは2≦
y≦4の範囲にある数を示す。)
【0040】 [(Al3+2(Li+ (1-x)・M2+ x)(OH-62 ・(An 2(1+x) / n・mH2O (5) (式中、M2+は2価の金属イオン、An はn価の陰イ
オンであり、mは0≦m<5の範囲にある数、xは0.
01≦x<1の範囲にある数、nは1≦n≦3の範囲に
ある数を示す。)
【0041】 M2+ 1-xAl3+ x(OH2(A1 n-x/n・mH2O (6) (式中、M2+はMg2+、Ca2+、及びZn2+の中から選
ばれた少なくとも1種の2価金属イオンを示し、A1 n-
はn価のアニオン、xは0<x<0.5の範囲にある
数、mは0≦m≦2の範囲にある数、nは1≦n≦3の
範囲にある数を示す。)
【0042】前記無機フィラーとしては、JIS Z
8830に従って測定されるBET比表面積が5〜50
2/g、好ましくは5〜20m2/gのものが好適に用
いられる。BET比表面積がこの範囲であれば、防曇剤
や防霧剤のフィルム表面への移行による防曇性能や防霧
性能の発現が十分であり、かつそれらの持続性が十分で
あり、フィルム表面のべたつきも少ない。
【0043】内層A、中間層B及び外層Cの少なくとも
1層を構成する配合物に対する前記無機フィラーの添加
量は1〜20重量%が好ましいが、内層Aもしくは外層
Cを構成する配合物に対する添加量は1〜10重量%で
あることが望ましく、添加量がこの範囲であれば保温性
が十分であり、透明性、防曇性、防霧性、耐伸張白化性
及び機械的特性の低下も少ない。
【0044】本発明においては、内層A、中間層B及び
外層Cを構成する配合物に本発明の目的を損なわない範
囲で、通常農業用フィルムに用いられている改質用樹脂
や添加剤を配合することができる。前記添加剤として
は、防曇剤、耐候剤、防霧剤、紫外線吸収剤、帯電防止
剤、滑剤、酸化防止剤、熱安定剤、抗菌剤、色素・着色
剤等を挙げることができる。
【0045】内層A、中間層B及び外層Cを構成する配
合物を得る方法としては、それぞれの層に用いられる熱
可塑性樹脂に所望の前記添加剤を加え、ヘンシェルミキ
サー(商品名)等の高速撹拌機付混合機及びリボンブレ
ンダー並びにタンブラーミキサー等の通常の配合装置に
より混合する方法が例示でき、更に通常の単軸押出機又
は二軸押出機等を用いてペレット化する方法が例示でき
る。
【0046】本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム
の厚みは、使用する場所や耐用年数等により異なるが、
一般的に0.05〜0.3mm程度のものが好適に用い
られる。内層Aの厚みTa、中間層Bの厚みTb及び外層
Cの厚みTcは特に限定されるものではないが、Ta:T
b:Tc=1〜5:1〜5:1〜5の範囲が好ましい。
【0047】本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム
は、前記の配合物を用いインフレーション法もしくはT
ダイ法等の公知の技術により製造することができ、ま
た、中間層Bの他に、保温性を付与した中間層D、防曇
性を向上させるための中間層G、再生原料を入れた中間
層H等を積層した4層以上の多層フィルムであっても構
わない。更に、防塵塗布剤や防曇塗布剤等を塗布・乾燥
し、表面に塗布膜を形成させても構わない。
【0048】本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム
は、透明でも、梨地でも良く、農業用ハウス(温室)、
トンネル等の被覆用以外のマルチング用、袋掛け用等の
用途に使用しても良い。
【0049】
【実施例】以下、実施各例及び比較各例によって本発明
を具体的に説明するが、本発明はこれらにより限定され
るものではない。尚、実施例及び比較例における農業用
熱可塑性樹脂多層フィルムの評価は、下記の方法によっ
て実施した。
【0050】1)全光線透過率及びヘーズ;JIS K
7105に従って、カラーコンピューター「HGM−
2K」(商品名、スガ試験機(株)製)を用いてフィル
ム製造後2週間の製品を測定した。ヘーズは、数値が小
さいほど透明性が良好である。
【0051】2)引張弾性率(柔軟性:ヤング率);A
STM D 882に従って、フィルムのサンプルの縦
(MD)と横(TD)の引張弾性率を測定した。
【0052】3)引張荷重;JIS K 6732に従
って縦(MD)方向と横(TD)方向の引張切断荷重を
求めた。引張切断荷重と引張弾性率が大きいと強靭であ
る。
【0053】4)層間剥離性;縦(MD)100×横
(TD)150cmの多層フィルム2枚を、内層同士を
合わせて同方向にして重ね、横(TD)に沿って端部の
幅10mmをヒートシール温度150℃、荷重1kg、2
秒間の条件にてヒートシールを行い、ヒートシール部分
を端にして、縦6.5cm、横1.5cmの大きさにサ
ンプリングし、このサンプルを引張試験機にて300mm
/分の引張り速度でT型剥離させ、剥離サンプルの層間
剥離を下記評価基準に従って評価した。 ○:層間剥離が全くみられない。 △:層間剥離が一部見られる。 ×:層間剥離が全面に見られる。
【0054】5)耐伸張白化性;縦(MD)12×横
(TD)5cmにカットした多層フィルムを、チャック
間5cm、引張り速度500mm/分にて、伸張率40
0%まで伸張させ、伸張後のサンプルのヘーズを測定
し、伸張後のヘーズより伸張前のヘーズを差し引いてΔ
Hとした。ΔHの数値が小さいほど耐伸張白化性に優れ
る。
【0055】6)密度;JIS K 7112に従って
測定した。
【0056】7)メルトフローレート;JIS K 7
210に従って190℃、21.18Nの条件(ポリエ
チレン系樹脂)もしくは230℃、21.18Nの条件
(ポリプロピレン系樹脂)で測定した。
【0057】8)極限粘度;溶媒としてテトラリン(テ
トラヒドロナフタレン)を用い135℃の温度環境下、
自動粘度測定装置(AVS2型、三井東圧化学(株)
製)を使用して、重合過程途中から抜き出したプロピレ
ン−α−オレフィンランダム共重合体(E)の極限粘度
[η]E、次いでプロピレン系共重合体組成物「X」の
極限粘度[η]WHOLEを直接測定した。プロピレン−α
−オレフィンランダム共重合体(F)の極限粘度[η]
Fは、[η]E及び[η]WHOLEの値を用いて次式から計
算した。 [η]F={[η]WHOLE−(1−WF/100)[η]E}/
(WF/100) WF:プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体
(F)の生成量 [η]WHOLE:プロピレン系共重合体組成物(X)の極
限粘度
【0058】9)プロピレン含有量;赤外線吸収スペク
トル法により、パーキン・エルマー社製、1760X
FT−IR装置にて測定した。
【0059】10)プロピレン−α−オレフィンランダ
ム共重合体(E)及び(F)の重量;重合工程で得られ
た重合体中のMg分を高周波誘導結合プラズマ発光分光
分析法(ICP法)により測定し、触媒単位重量当たり
の重合体収量からランダム共重合体(E)及び(F)の
重量を算出した。
【0060】実施例1〜15、比較例1〜7 表1と表2に記載された熱可塑性樹脂多層フィルムの各
層別の配合と後述の共通配合の処方に従い、各層用の配
合物を用意した。得られた配合物を用い、65mmφ押
出機1台と45mmφ押出機2台を有する3種3層イン
フレ多層押出装置を使用して、成形温度180℃にて、
厚さ0.1mmの多層フィルムを製膜した。多層フィル
ムの各層の厚さ比は、外層:中間層:内層=1:3:1
である。得られた多層フィルムの評価結果を表1と表2
に示した。
【0061】尚、表1と表2に記載された多層フィルム
の各層を構成する配合物に用いられた樹脂の記号と内容
は以下の通りである。 LDPE:低密度ポリエチレン、NUC8505(商
品名、日本ユニカー(株)製)、MFR(190℃)=
0.8g/10分、密度=0.92g/cm3
【0062】LLDPE:線状低密度ポリエチレン
(エチレン−α−オレフィン共重合体)、TUF206
0(商品名、日本ユニカー(株)製)、MFR(190
℃)=1.0g/10分、密度=0.916g/cm3
α−オレフィン(ヘキセン)含有量<20wt%
【0063】EVA(5%):酢酸ビニル含有量5重量
%のエチレン−酢酸ビニル共重合体、NUC3250
(商品名、日本ユニカー(株)製)、MFR(190℃)
=1.5g/10分、密度=0.93g/cm3
【0064】M−PE:シングルサイト触媒系エチレ
ン−α−オレフィン共重合体、エリート5400(商品
名、ダウ・ケミカル(株)製)、MFR(190℃)=
1.0g/10分、密度=0.916g/cm3、α−
オレフィン(オクテン)含有量<20wt%
【0065】PP共重合体X:プロピレン系共重合体
組成物(X)、NHF5015(商品名、チッソ(株)
製)、WE/WF=2.0、極限粘度[η]WHOLE=1.
9dl/g、極限粘度比[η]F/[η]E=0.5、
([η]F/[η]E)×(WE/WF)=1.04、MF
R(230℃)=2.5g/10分
【0066】M−PE2:シングルサイト触媒系エチ
レン−α−オレフィン共重合体、エンゲージ8100
(商品名、ダウ・ケミカル(株)製)、MFR(190
℃)=1.0g/10分、密度=0.870g/cm3
α−オレフィン(オクテン)含有量=24.0wt%
【0067】無機フィラー1:合成ハイドロタルサイ
ト、DHT−4A(商品名、協和化学工業(株)社製)
【0068】また、表1と表2に記載された各多層フィ
ルムの前記樹脂を除く、共通配合組成は、配合物基準
で、外層Aにおいて、紫外線吸収剤0.1重量%、フェ
ノール系安定剤0.1重量%、リン系安定剤0.1重量
%、ステアリン酸カルシウム0.2重量%、アンチブロ
ッキング剤0.1重量%、帯電防止剤0.2重量%を、
中間層Bにおいて紫外線吸収剤0.1重量%、非イオン
系防曇剤2重量%、フェノール系安定剤0.1重量%、
リン系安定剤0.1重量%、ステアリン酸カルシウム
0.3重量%を、また、内層Cにおいて紫外線吸収剤
0.1重量%、フェノール系安定剤0.1重量%、リン
系安定剤0.1重量%、ステアリン酸カルシウム0.2
重量%、アンチブロッキング剤0.1%、帯電防止剤
0.2重量%である。
【0069】
【表1】
【0070】
【表2】
【0071】
【発明の効果】本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィル
ムは、表1と表2からわかるように透明性、柔軟性、保
温性、強靭性及び耐伸張白化性に優れ、ヒートシール後
の層間剥離の発生がない農業用熱可塑性樹脂多層フィル
ムである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/14 ZAB C08L 23/14 ZAB Fターム(参考) 2B024 DB01 DB07 2B029 EB03 EC02 EC20 4F100 AA01A AA01B AK07A AK07C AK62B AK66A AK66C AL01A AL01C AL03A AL03C AL05A AL05B AL05C BA03 BA10A BA10B BA10C CA23A CA23B GB01 JA06A JA06C JB16 JK01 JK06 JN01 YY00A 4J002 BB053 BB14W BB14X DE056 DE146 DE286 DJ046 FD016 GA01 GF00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも内層A、中間層B及び外層Cで
    構成された農業用熱可塑性樹脂多層フィルムであって、
    内層A、中間層B及び外層Cの少なくとも1層が下記プ
    ロピレン系共重合体組成物(X)の配合物からなり、プ
    ロピレン系共重合体組成物(X)の配合物からなる層及
    び/またはこれに接触する層に、炭素数3〜18のα−
    オレフィンを10〜30重量%含有し、密度が0.85
    0〜0.920g/cm3であるエチレン−α−オレフ
    ィン共重合体(D)が添加されることを特徴とする農業
    用熱可塑性樹脂多層フィルム。 プロピレン系共重合体組成物(X):プロピレン含有量
    が90重量%以上であるプロピレン−α−オレフィンラ
    ンダム共重合体(E)とプロピレン含有量が55%〜9
    0重量%であるプロピレン−α−オレフィンランダム共
    重合体(F)とからなり、プロピレン−α−オレフィン
    ランダム共重合体(F)の極限粘度[η]Fが1.3〜
    3.5dl/gであり、プロピレン−α−オレフィン共
    重合体(E)の極限粘度を[η]Eとしたときの極限粘
    度比[η]F/[η]Eが0.5〜1.3であり、かつプ
    ロピレン−α−オレフィン共重合体(E)の重量をWE
    とし、プロピレン−α−オレフィン共重合体(F)の重
    量をWFとしたとき、これらの重量比WE/WFと極限粘
    度比[η]F/[η]Eとの積([η]F/[η]E)×
    (WE/WF)が0.7〜4.5の範囲にあるプロピレン
    系共重合体組成物。
  2. 【請求項2】プロピレン系共重合体組成物(X)の配合
    物からなる層及び/またはこれに接触する層に対するエ
    チレン−α−オレフィン共重合体(D)の添加量が、添
    加される層基準で1〜50重量%であることを特徴とす
    る請求項1記載の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム。
  3. 【請求項3】エチレン−α−オレフィン共重合体(D)
    がシングルサイト触媒を用いて得られたことを特徴とす
    る請求項1もしくは2記載の農業用熱可塑性樹脂多層フ
    ィルム。
  4. 【請求項4】エチレン−α−オレフィン共重合体のα−
    オレフィンが1−オクテンである請求項1〜3のいずれ
    か1項記載の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム。
  5. 【請求項5】内層A、中間層B及び外層Cの少なくとも
    1層を構成する配合物が、BET比表面積が5〜50m
    2/gである無機フィラーを1〜20重量%含有するこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の農業
    用熱可塑性樹脂多層フィルム。
  6. 【請求項6】無機フィラーがタルク、ハイドロタルサイ
    ト類系化合物及びリチウム・アルミニウム複合水酸化物
    塩系化合物から選ばれる少なくとも1種であることを特
    徴とする請求項5記載の農業用熱可塑性樹脂多層フィル
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009095296A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Mkv Platech Co Ltd 農業用空気膜構造ハウス

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